Vビームプリマで赤ら顔や血管腫を改善|新宿で受ける最新レーザー治療の全て

はじめに

顔の赤みや血管の浮き出しにお悩みの方は少なくありません。赤ら顔、酒さ、血管腫、ニキビ跡の赤み、赤あざなど、顔の赤みに関する悩みは見た目のコンプレックスにつながりやすく、多くの方が改善を望んでいます。

近年、こうした血管性の皮膚トラブルに対して高い効果を発揮する医療レーザー機器として注目されているのが「Vビームプリマ(V-beam Prima)」です。従来のVビームシリーズの進化版として登場したこの最新機器は、新宿をはじめとした都心部の美容皮膚科クリニックで導入が進んでいます。

本記事では、Vビームプリマとはどのような治療機器なのか、どんな症状に効果があるのか、治療の流れや料金相場、そして新宿でVビームプリマ治療を受ける際のクリニック選びのポイントまで、詳しく解説していきます。

Vビームプリマとは

Vビームプリマの基本情報

Vビームプリマは、アメリカのシネロン・キャンデラ社(Syneron Candela)が開発した色素レーザー(パルスダイレーザー)の最新機種です。2017年にFDA(アメリカ食品医薬品局)の承認を受け、日本でも厚生労働省の医療機器承認を取得している信頼性の高い医療機器です。

従来から血管性病変の治療に使用されてきたVビームシリーズの進化版として、より幅広い症状への対応と、患者さんの負担軽減を実現した機器として位置づけられています。

従来のVビームとの違い

Vビームプリマは、従来のVビームレーザーと比較して以下のような進化を遂げています。

まず、照射スポットサイズの選択肢が増えたことが挙げられます。従来機では限られたサイズでの照射でしたが、プリマでは3mmから最大15mmまでの幅広いスポットサイズが選択可能になりました。これにより、治療部位の大きさや症状に応じて、より効率的で効果的な治療が可能になっています。

次に、照射時間(パルス幅)の調整範囲が拡大しました。これにより、血管の太さや深さ、皮膚の状態に合わせた細かな設定が可能となり、治療効果の向上と副作用リスクの低減が実現されています。

さらに、冷却システムの改良により、治療中の痛みや熱感が軽減されました。ダイナミッククーリングデバイス(DCD)という冷却システムが、レーザー照射の直前と直後に冷却ガスを噴射することで、表皮を保護しながら痛みを和らげます。

Vビームプリマの治療原理

選択的光熱分解理論

Vビームプリマは、選択的光熱分解(Selective Photothermolysis)という理論に基づいて作用します。これは、特定の波長の光が特定の色素に選択的に吸収される性質を利用した治療法です。

Vビームプリマが照射する595nmの波長のレーザー光は、血液中のヘモグロビンに強く吸収されます。ヘモグロビンは酸素を運ぶ赤血球中のタンパク質で、赤い色をしているため、この波長の光を特に吸収しやすい性質があります。

レーザー光がヘモグロビンに吸収されると、その部分が熱を持ち、血管壁が凝固します。この熱エネルギーによって、拡張した毛細血管や異常な血管が収縮・閉塞し、時間の経過とともに体内に吸収されていきます。重要なのは、周囲の正常な組織にはダメージを与えず、ターゲットとなる血管のみに作用する点です。

皮膚への作用メカニズム

Vビームプリマのレーザー光が皮膚に照射されると、まず表皮を通過して真皮層に到達します。真皮層には無数の毛細血管が網目状に存在しており、赤ら顔などの症状がある場合、これらの血管が拡張していたり、数が増えていたりします。

レーザー光は拡張した血管内のヘモグロビンに吸収され、瞬間的に熱エネルギーに変換されます。この熱により血管壁が損傷を受け、最終的には閉塞します。閉塞した血管は徐々に体内に吸収され、皮膚表面の赤みが軽減されていきます。

また、Vビームプリマの治療は血管への直接的な作用だけでなく、真皮層のコラーゲン産生を促進する効果もあるとされています。これにより、肌のハリや質感の改善も期待できます。

Vビームプリマの適応症状

赤ら顔(毛細血管拡張症)

赤ら顔は、頬や鼻、顎などの顔面に慢性的な赤みが現れる状態で、医学的には毛細血管拡張症と呼ばれます。顔面の毛細血管が拡張し、血流が増加することで皮膚が赤く見える症状です。

体質的な要因や、気温の変化、飲酒、辛い食べ物の摂取、ストレスなどによって症状が悪化することがあります。また、ステロイド外用薬の長期使用によって引き起こされる場合もあります。

Vビームプリマは、拡張した毛細血管を選択的に収縮させることで、赤ら顔の改善に高い効果を発揮します。多くの場合、複数回の治療を重ねることで、徐々に赤みが薄くなっていきます。

酒さ(しゅさ)

酒さは、主に顔面の中央部(鼻、頬、額、顎)に慢性的な赤みや毛細血管の拡張、時には丘疹や膿疱が現れる炎症性の皮膚疾患です。日本皮膚科学会によれば、中年以降の女性に多く見られますが、男性でも発症します。

酒さの原因は完全には解明されていませんが、血管の異常な拡張反応が関与していると考えられています。温度変化、紫外線、アルコール、辛い食べ物などが悪化因子となります。

Vビームプリマは酒さの治療において有効な選択肢の一つとされています。拡張した血管を減少させることで、顔面の赤みや火照り感を軽減する効果が期待できます。ただし、酒さは再発しやすい疾患のため、定期的なメンテナンス治療が必要になる場合があります。

単純性血管腫(ポートワイン母斑)

単純性血管腫は、生まれつきまたは乳幼児期に現れる平坦な赤あざで、ポートワイン母斑とも呼ばれます。真皮層の毛細血管の異常増殖によって生じ、自然に消えることはありません。

従来、単純性血管腫の治療には従来型のVビームレーザーが広く使用されてきましたが、Vビームプリマはより広範囲の照射や深部への到達が可能になったことで、治療効果の向上が期待されています。

特に顔面の血管腫は見た目のコンプレックスにつながりやすく、早期からの治療が推奨されています。Vビームプリマによる治療は、乳幼児期から開始することも可能です。

いちご状血管腫

いちご状血管腫は、生後数週間から数ヶ月の間に急速に増大する赤い隆起性の血管腫です。多くの場合、5〜7歳頃までに自然退縮しますが、跡が残ったり、視野や呼吸を妨げる位置に発生した場合は早期治療が必要になります。

Vビームプリマは、いちご状血管腫の増殖期における治療や、退縮後に残った赤みの改善に使用されます。早期に治療を開始することで、血管腫の増大を抑制し、最終的な跡を最小限に抑えることが期待できます。

老人性血管腫(チェリースポット)

老人性血管腫は、加齢とともに体幹部を中心に現れる小さな赤い斑点状の血管腫です。チェリースポットやチェリーアンジオーマとも呼ばれ、ほとんどの場合、健康上の問題はありませんが、美容的な理由から除去を希望される方が多い病変です。

Vビームプリマは、こうした小さな血管腫に対しても効果的です。1〜2回の治療で除去できることが多く、比較的手軽に受けられる治療といえます。

ニキビ跡の赤み

炎症性のニキビが治った後に残る赤みも、Vビームプリマの適応症状の一つです。ニキビの炎症によって毛細血管が拡張し、炎症が治まった後も赤みだけが残ってしまうことがあります。

この赤みは時間の経過とともに自然に消えていくこともありますが、数ヶ月から数年かかる場合もあります。Vビームプリマ治療によって、この期間を大幅に短縮し、早期に赤みを改善することが可能です。

傷跡やケロイドの赤み

手術跡や外傷後の傷跡、ケロイドなどの赤みの改善にもVビームプリマは使用されます。傷跡の赤みは、治癒過程で形成された新生血管によるものです。

Vビームプリマによる治療は、これらの血管を減少させることで傷跡の赤みを薄くする効果があります。また、コラーゲンの再構築を促進することで、傷跡の質感も改善される可能性があります。

その他の適応症状

上記以外にも、以下のような症状に対してVビームプリマは使用されることがあります。

  • 毛細血管拡張性運動失調症
  • クモ状血管腫
  • 静脈湖
  • 顔面の細かい血管の透け
  • 肌の赤みや炎症後の色素沈着

Vビームプリマ治療の流れ

カウンセリング

治療を始める前に、まず医師によるカウンセリングが行われます。カウンセリングでは、以下のような内容が確認されます。

現在の症状や悩みの詳細をヒアリングし、治療の目的を明確にします。また、これまでの治療歴や現在使用している薬剤、アレルギーの有無、既往歴などの医療情報も確認されます。

医師は実際に患部を診察し、症状の種類や程度を評価します。この診察結果に基づいて、Vビームプリマが適切な治療法かどうか、何回程度の治療が必要か、どの程度の改善が期待できるかなどを説明します。

治療のメリットだけでなく、起こりうる副作用やリスク、ダウンタイム、費用などについても詳しく説明を受けます。疑問点や不安なことがあれば、この段階で遠慮なく質問することが大切です。

治療前の準備

治療当日は、メイクを落とした状態で施術を受けます。クリニックでメイク落としが用意されている場合もありますが、事前に確認しておくとよいでしょう。

治療部位によっては、医療用の保護ゴーグルやアイシールドを装着します。特に顔面の治療では、レーザー光から目を保護するために必ず着用します。

痛みに敏感な方や、治療範囲が広い場合には、麻酔クリームを塗布することがあります。麻酔クリームは塗布後30分程度で効果が現れるため、治療開始の30分〜1時間前に塗布します。

照射

実際の照射時間は、治療範囲によって異なりますが、顔全体でも15〜30分程度です。局所的な治療であれば、数分で終わることもあります。

医師または看護師が、Vビームプリマのハンドピースを治療部位に当て、レーザーを照射していきます。照射直前に冷却ガスが噴射され、その直後にレーザー光が照射されます。この冷却ガスによって、痛みや熱感が軽減されます。

照射時の感覚は、輪ゴムで弾かれるようなパチンとした刺激と表現されることが多いですが、個人差があります。また、冷却ガスのひんやりした感覚も同時に感じます。

治療部位全体に均一に照射するため、少しずつハンドピースの位置を変えながら照射を続けます。重複照射を避けるため、医師は慎重に位置を確認しながら進めていきます。

治療後のケア

照射直後は、治療部位が赤くなったり、軽い腫れが出たりすることがあります。これは正常な反応で、通常は数時間から数日で落ち着きます。

クリニックによっては、照射後にクーリング(冷却)を行ったり、鎮静効果のある軟膏やクリームを塗布したりします。また、保護テープを貼ることもあります。

治療当日から洗顔や入浴は可能ですが、治療部位を強くこすったり、熱いお湯をかけたりするのは避けるようアドバイスされます。また、当日の激しい運動やサウナ、飲酒なども控えるよう指示されることがあります。

メイクについては、治療当日から可能な場合と、翌日以降とされる場合があります。クリニックの指示に従ってください。

アフターケアと注意事項

治療後の紫外線対策は非常に重要です。レーザー治療後の肌は敏感になっているため、日焼けすると色素沈着のリスクが高まります。外出時には必ず日焼け止めを使用し、帽子や日傘も活用しましょう。

保湿ケアも大切です。治療後の肌は乾燥しやすくなっているため、普段以上に丁寧な保湿を心がけます。刺激の少ない保湿剤を使用し、肌のバリア機能を維持することが重要です。

治療部位に内出血(紫斑)が出ることがあります。これは血管内のヘモグロビンが破壊されて漏れ出たもので、治療効果の証でもあります。通常は1〜2週間で自然に消えていきます。

もし異常な痛みや腫れ、水ぶくれ、感染の兆候などが現れた場合は、すぐにクリニックに連絡してください。

Vビームプリマの効果と治療回数

期待できる効果

Vビームプリマ治療によって期待できる主な効果は、血管性病変による赤みの軽減です。拡張した毛細血管が収縮・閉塞することで、肌の赤みが目立たなくなります。

治療効果は症状の種類や程度によって異なりますが、適切な治療を受けることで以下のような改善が期待できます。

赤ら顔や酒さの場合、顔面の慢性的な赤みや火照り感が軽減されます。完全に赤みがなくなるわけではありませんが、明らかに目立たなくなることが多いです。

単純性血管腫では、個人差はありますが、多くの場合で赤あざの色が薄くなります。特に幼少期から治療を始めた場合、より高い効果が期待できます。

ニキビ跡の赤みについては、比較的早期に効果が現れることが多く、数回の治療で大幅に改善することも少なくありません。

また、血管への直接的な効果以外にも、肌質の改善効果も報告されています。コラーゲン産生の促進により、肌のハリや質感が向上することがあります。

必要な治療回数

Vビームプリマの治療回数は、症状の種類、程度、範囲、個人の肌質などによって大きく異なります。一般的な目安として、以下のような治療回数が推奨されています。

赤ら顔や毛細血管拡張症の場合、軽度であれば3〜5回、中等度から重度の場合は5〜10回程度の治療が必要になることが多いです。

単純性血管腫では、色の濃さや範囲によって必要な回数が大きく変わりますが、一般的には10回以上の治療が必要になることが多いです。幼少期から治療を開始した場合、成長に伴って数年にわたって治療を継続することもあります。

ニキビ跡の赤みや老人性血管腫など、比較的軽度の血管性病変であれば、1〜3回程度の治療で満足できる結果が得られることもあります。

治療の間隔は、通常4〜8週間程度です。これは、前回の治療効果が現れ、肌の状態が安定するまでの期間を考慮したものです。

効果の持続性

Vビームプリマによって改善された血管性病変は、基本的には再発しにくいとされています。治療によって閉塞した血管は体内に吸収され、再び開通することはほとんどありません。

ただし、赤ら顔や酒さなどの場合、体質的な要因や生活習慣によって新たな毛細血管拡張が起こる可能性があります。そのため、治療後も紫外線対策や適切なスキンケア、生活習慣の管理が重要です。

また、定期的なメンテナンス治療を受けることで、良好な状態を維持できることが多いです。メンテナンス治療の頻度は個人差がありますが、半年〜1年に1回程度を目安とすることが一般的です。

ダウンタイムと副作用

ダウンタイムの程度

Vビームプリマは、従来のVビームレーザーと比較してダウンタイムが軽減されているとされていますが、それでも一定のダウンタイムは存在します。

治療直後から数時間は、治療部位の赤みや軽い腫れが現れます。これは正常な反応で、多くの場合、当日中から翌日には落ち着きます。

最も一般的な副作用として、内出血(紫斑)があります。これは治療部位に紫色のあざのような変色が現れるもので、レーザーによって破壊された血管からヘモグロビンが漏れ出たことによるものです。

内出血の程度や持続期間は、治療設定や個人の肌質によって異なりますが、一般的には1〜2週間程度で自然に消えていきます。顔面の治療では、コンシーラーやファンデーションである程度カバーすることも可能です。

一部の患者さんでは、治療後に軽いかさぶたが形成されることがあります。これも正常な治癒過程の一部で、通常は1週間程度で自然に剥がれ落ちます。無理に剥がそうとすると跡が残る可能性があるため、自然に剥がれるのを待つことが大切です。

起こりうる副作用

一般的な副作用として、治療部位の一時的な色素沈着があります。これは炎症後色素沈着(PIH)と呼ばれ、特に肌の色が濃い方や紫外線ケアが不十分だった場合に起こりやすくなります。

多くの場合、数ヶ月で自然に薄くなっていきますが、完全に消えるまでには半年から1年程度かかることもあります。美白剤の使用や、紫外線対策の徹底によって改善を早めることができます。

まれに、治療部位が一時的に白く抜けてしまう色素脱失が起こることがあります。これは過度のレーザーエネルギーによってメラニン細胞がダメージを受けた場合に生じます。多くは一時的なものですが、永続的な色素脱失となる可能性もゼロではありません。

その他の副作用として、治療部位の一時的な感覚異常(しびれや違和感)、水疱形成、瘢痕形成などが報告されていますが、適切な治療設定と術後ケアによってこれらのリスクは最小限に抑えられます。

治療を受けられない人

以下のような方は、Vビームプリマ治療を受けることができない、または慎重な判断が必要になります。

妊娠中または妊娠の可能性がある方は、安全性が確立されていないため、治療を控えるべきとされています。授乳中の方も、医師と相談の上、慎重に判断する必要があります。

光過敏症や、光感作性のある薬剤を服用中の方は、レーザー治療によって予期しない反応が起こる可能性があるため、事前に医師に申告する必要があります。

活動性の皮膚感染症(ヘルペス、細菌感染など)がある部位への治療は避けるべきです。感染が治癒してから治療を行います。

ケロイド体質の方は、レーザー治療後に瘢痕が形成されるリスクが高いため、慎重な判断が必要です。

日焼け直後の肌や、治療前2週間以内に強い日焼けをした場合は、色素沈着のリスクが高まるため、日焼けが落ち着くまで治療を延期することが推奨されます。

Vビームプリマ治療の費用

保険適用について

Vビームプリマを含むパルスダイレーザー治療は、一部の疾患に対しては保険適用が認められています。厚生労働省の定める施設基準を満たした医療機関において、以下の疾患に対する治療は保険診療として受けることができます。

保険適用となる主な疾患は、単純性血管腫、いちご状血管腫、毛細血管拡張症などです。ただし、保険適用となるかどうかは、疾患の種類、治療の必要性、医療機関の施設基準などによって判断されます。

一方、美容目的での赤ら顔治療や、ニキビ跡の赤み改善などは、基本的に自由診療となります。酒さの治療については、医療的な必要性が認められる場合は保険適用となることもありますが、ケースバイケースで判断されます。

保険適用の場合、3割負担で1回あたり数千円から1万円程度の自己負担となることが一般的です。ただし、診察料や処方料などが別途必要になります。

自由診療の料金相場

自由診療でVビームプリマ治療を受ける場合、料金はクリニックによって大きく異なります。新宿エリアの美容皮膚科クリニックにおける一般的な料金相場は以下の通りです。

顔全体の照射の場合、1回あたり3万円〜5万円程度が相場となっています。範囲が広い場合や、高い出力での治療が必要な場合は、より高額になることもあります。

部分照射(頬のみ、鼻のみなど)の場合、1回あたり1万円〜3万円程度です。老人性血管腫など、小さな範囲の治療であれば、数千円から受けられることもあります。

多くのクリニックでは、複数回の治療をセットにしたコース料金を設定しており、単発で受けるよりも割安になることが一般的です。例えば、5回コースで10〜20万円程度というケースが多く見られます。

初診料やカウンセリング料、麻酔代(使用する場合)、アフターケア用の外用薬などが別途必要になることもあるため、総額を事前に確認することが大切です。

料金に影響する要因

Vビームプリマ治療の料金は、以下のような要因によって変動します。

治療範囲の広さは最も大きな要因です。顔全体と部分照射では料金が大きく異なります。また、体幹部など広範囲の治療が必要な場合は、さらに高額になります。

照射の出力設定や回数も料金に影響します。より強い出力での治療や、同じ部位への重ね打ちが必要な場合は、料金が高くなることがあります。

クリニックの立地やブランド、医師の経験なども料金に反映されます。新宿などの都心部のクリニックは、地方と比較すると料金が高めに設定されていることが多いです。

使用する機器がVビームプリマの最新モデルか、従来型かによっても料金が異なる場合があります。

新宿でVビームプリマ治療を受けるメリット

アクセスの良さ

新宿は、JR、私鉄、地下鉄が乗り入れる日本最大級のターミナル駅です。都内はもちろん、神奈川、埼玉、千葉など近隣県からのアクセスも抜群で、通院の負担が少ないというメリットがあります。

複数回の治療が必要なVビームプリマにとって、アクセスの良さは重要なポイントです。仕事帰りや休日に気軽に通院できる立地は、治療を継続する上で大きなメリットとなります。

クリニックの選択肢が豊富

新宿エリアには、美容皮膚科や美容外科クリニックが数多く集まっています。Vビームプリマを導入しているクリニックも複数あり、複数のクリニックを比較検討できるというメリットがあります。

料金やサービス内容、医師の経験、クリニックの雰囲気など、自分に合ったクリニックを選べる選択肢の広さは、新宿エリアの大きな魅力です。

最新機器と高度な技術

都心部のクリニックは、最新の医療機器をいち早く導入する傾向があります。Vビームプリマのような最新型レーザー機器も、新宿のクリニックでは比較的早期に導入されています。

また、症例数が多いため、医師や看護師の技術レベルも高い傾向にあります。豊富な経験に基づいた、効果的で安全な治療を受けられる可能性が高いといえます。

包括的な美容医療サービス

新宿の美容皮膚科クリニックの多くは、Vビームプリマ以外にも様々な美容医療メニューを提供しています。肌の悩みに対して、複数の治療法を組み合わせた総合的なアプローチが可能です。

例えば、赤みの治療と同時に、シミやくすみに対するレーザー治療、ニキビ治療、肌質改善のための施術などを受けることもできます。一つのクリニックで複数の悩みに対応してもらえるのは、大きなメリットです。

クリニック選びのポイント

医師の経験と専門性

Vビームプリマ治療の効果と安全性は、医師の技術と経験に大きく左右されます。クリニックを選ぶ際は、以下の点を確認しましょう。

医師が皮膚科専門医や形成外科専門医などの資格を持っているかどうかは、一つの目安になります。日本皮膚科学会などの専門学会に所属しているかも確認できるとよいでしょう。

Vビームプリマの治療経験が豊富かどうかも重要です。これまでの症例数や、どのような症状の治療を得意としているかなど、可能であればホームページや口コミで確認してみましょう。

カウンセリングの丁寧さも重要なポイントです。症状をしっかり診察し、治療計画を明確に説明してくれる医師を選びましょう。リスクやデメリットについても率直に説明してくれるかどうかも、信頼できる医師かどうかを判断する材料になります。

設備と衛生管理

使用している機器が、正規品のVビームプリマであるかを確認しましょう。類似の名称の機器や旧型機種を使用しているクリニックもあるため、事前の確認が大切です。

クリニック内の清潔さや、感染対策がしっかり行われているかも重要です。特に、施術室やレーザー機器周辺の衛生管理は、安全な治療のために欠かせません。

料金の透明性

料金が明確に提示されているかどうかは、クリニック選びの重要なポイントです。ホームページに料金表が掲載されていることが望ましいですが、掲載されていない場合でも、カウンセリング時に詳細な見積もりを出してもらえるかを確認しましょう。

追加料金の有無も確認が必要です。初診料、再診料、麻酔代、アフターケア用の薬剤費用などが、提示された料金に含まれているのか、別途必要なのかを明確にしておきましょう。

また、治療後にトラブルが発生した場合の対応や、再照射が必要になった場合の料金なども、事前に確認しておくと安心です。

アフターフォロー体制

治療後に何らかのトラブルが生じた場合、迅速に対応してもらえる体制が整っているかは重要です。営業時間外でも緊急連絡先があるか、治療後の経過観察をしっかり行ってくれるかなどを確認しましょう。

定期的なフォローアップの予定を立ててくれるクリニックは、より安心感があります。治療効果の確認や、必要に応じた追加治療の提案など、長期的な視点でサポートしてくれるクリニックを選びたいものです。

口コミと評判

実際に治療を受けた人の口コミや評判も、参考になります。ただし、口コミには個人差があり、すべてが正確な情報とは限らないため、あくまで参考程度にとどめましょう。

複数の口コミサイトを確認し、共通して指摘されている点に注目するのが賢明です。極端に良い評価や悪い評価だけでなく、具体的で客観的な情報が含まれている口コミを重視しましょう。

カウンセリングでの確認事項

実際にクリニックでカウンセリングを受ける際には、以下のような点を確認しましょう。

自分の症状に対して、Vビームプリマが最適な治療法なのか、他の選択肢はあるのかを聞いてみましょう。一つの治療法だけを強く勧めるのではなく、複数の選択肢を提示してくれるクリニックは信頼性が高いといえます。

予想される治療回数と総額費用を確認します。あまりにも少ない回数で完治すると約束するような説明には注意が必要です。

起こりうる副作用やリスクについて、きちんと説明があるかも重要です。リスクを軽視したり、隠したりするような態度は、信頼できないサインです。

治療のスケジュールや、各回の間隔についても確認しましょう。自分のライフスタイルに合った治療計画を立てられるかどうかも大切なポイントです。

よくある質問

治療は痛いですか?

Vビームプリマ治療の痛みは、輪ゴムで軽く弾かれるような感覚と表現されることが多いです。ただし、痛みの感じ方には個人差があり、治療部位や設定によっても異なります。
照射前に冷却ガスが噴射されるため、従来のレーザー治療と比べると痛みは軽減されています。それでも痛みが心配な方は、麻酔クリームの使用を希望することができます。
麻酔クリームを使用すれば、ほとんど痛みを感じずに治療を受けられることが多いです。ただし、麻酔クリームは塗布後30分程度待つ必要があり、別途費用がかかる場合もあります。

1回の治療でどのくらい改善しますか?

治療効果は症状の種類や程度によって大きく異なります。老人性血管腫などの小さな病変であれば、1回の治療で大幅に改善することもあります。

赤ら顔や酒さのような広範囲の症状の場合、1回の治療での劇的な変化は期待しにくいです。通常、3〜5回程度の治療を重ねることで、徐々に改善を実感できるようになります。

単純性血管腫の場合は、さらに多くの治療回数が必要になることが一般的です。根気強く治療を継続することが大切です。

治療後、すぐにメイクできますか?

治療直後のメイクについては、クリニックによって方針が異なります。多くの場合、翌日からメイクが可能とされていますが、当日から可能としているクリニックもあります。

ただし、治療直後は肌が敏感になっているため、できるだけ刺激の少ない化粧品を使用することが推奨されます。また、強くこすったりせず、優しく肌に乗せるように使用しましょう。

内出血が出ている場合、コンシーラーやファンデーションである程度カバーすることができます。ただし、カバー力の高い製品は肌への負担も大きい傾向があるため、バランスを考えて選ぶことが大切です。

治療後の日焼けはどのくらい避けるべきですか?

治療後の紫外線対策は非常に重要です。少なくとも治療後1ヶ月間は、特に厳重な紫外線対策が必要とされています。

外出時には必ずSPF30以上、PA+++以上の日焼け止めを使用し、2〜3時間おきに塗り直すことが推奨されます。また、帽子や日傘、サングラスなども活用して、物理的に紫外線をブロックすることも大切です。

もし日焼けしてしまった場合、色素沈着のリスクが高まります。万が一日焼けしてしまったら、すぐにクリニックに相談しましょう。

他の美容治療と併用できますか?

Vビームプリマは、他の美容治療と併用できることも多いですが、治療内容やタイミングによっては避けるべき場合もあります。

例えば、ケミカルピーリングやフォトフェイシャルなどは、Vビームプリマと相性が良いとされ、併用することでより高い美肌効果が期待できます。ただし、同日に行うのではなく、2〜4週間程度の間隔を空けることが推奨されます。

一方、アブレイティブ(研削型)のレーザー治療や、強力なピーリングなどは、Vビームプリマ治療の前後にある程度の期間を空ける必要があります。

他の治療を受けている、または受ける予定がある場合は、必ず医師に相談してください。適切なタイミングや順序をアドバイスしてもらえます。

効果はどのくらい持続しますか?

Vビームプリマによって改善された血管性病変は、基本的には長期的に効果が持続します。治療によって閉塞した血管は体内に吸収され、再び開通することはほとんどありません。

ただし、赤ら顔や酒さなどの場合、体質的な要因によって新たな毛細血管拡張が生じる可能性があります。そのため、治療効果を長く維持するためには、紫外線対策や適切なスキンケア、生活習慣の管理が重要です。

また、半年〜1年に1回程度のメンテナンス治療を受けることで、良好な状態を維持しやすくなります。

男性でも受けられますか?

Vビームプリマ治療は、性別に関係なく受けることができます。実際、赤ら顔や酒さの改善を目的に治療を受ける男性患者さんも多くいらっしゃいます。

男性の場合、日常的にメイクをしないため、治療後の内出血が気になることがあるかもしれません。治療のタイミングを週末や休暇前に設定するなど、ダウンタイムを考慮したスケジューリングをお勧めします。

また、髭の濃い部位への照射については、事前に医師と相談しておくとよいでしょう。

日常生活でできる赤ら顔ケア

Vビームプリマ治療と並行して、日常生活でのケアも大切です。以下のような点に気をつけることで、赤ら顔の予防や症状の軽減、治療効果の維持に役立ちます。

紫外線対策の徹底

紫外線は毛細血管を拡張させ、赤ら顔を悪化させる大きな要因です。日中の外出時には必ず日焼け止めを使用し、帽子や日傘も活用しましょう。

曇りの日や冬でも紫外線は降り注いでいるため、一年を通じて紫外線対策を怠らないことが大切です。室内にいても窓から紫外線が入ってくるため、室内でも日焼け止めを使用することが推奨されます。

適切なスキンケア

肌のバリア機能を維持するために、適切な保湿が重要です。乾燥は肌を敏感にし、赤みを増強させる要因となります。

ただし、過度なスキンケアは逆効果です。強い摩擦や刺激の強い化粧品は避け、肌に優しい製品を選びましょう。特に、アルコールや香料が多く含まれている製品は、赤ら顔の方には刺激となることがあります。

洗顔時も、熱いお湯は避け、ぬるま湯を使用しましょう。熱いお湯は毛細血管を拡張させ、赤みを悪化させる可能性があります。

生活習慣の改善

アルコールや辛い食べ物は、血管を拡張させ、一時的に赤みを強くする可能性があります。赤ら顔が気になる方は、これらの摂取を控えめにすることを検討してもよいでしょう。

急激な温度変化も血管に影響を与えます。サウナや熱い風呂に長時間入ることは避け、また冷暖房の効いた室内から外に出る際も、急激な温度変化に注意しましょう。

ストレス管理も大切です。ストレスは自律神経に影響を与え、血管の拡張や収縮に関与します。十分な睡眠、適度な運動、リラクゼーションなど、自分に合ったストレス対処法を見つけましょう。

食生活の工夫

ビタミンCやビタミンKは、毛細血管の健康維持に役立つとされています。野菜や果物を積極的に摂取し、バランスの良い食事を心がけましょう。

また、オメガ3脂肪酸には抗炎症作用があるとされており、青魚などから摂取することが推奨されます。

一方、カフェインの過剰摂取は血管に影響を与える可能性があるため、適度な量にとどめることが望ましいとされています。

まとめ

Vビームプリマは、赤ら顔、酒さ、血管腫、ニキビ跡の赤みなど、様々な血管性皮膚トラブルに対して高い効果を発揮する最新のレーザー治療機器です。従来のVビームレーザーと比較して、より幅広い症状への対応と、患者さんの負担軽減を実現しています。

治療の効果は症状の種類や程度によって異なりますが、適切な治療計画に基づいて複数回の治療を受けることで、多くの方が満足できる改善を得られています。ダウンタイムは比較的軽度で、日常生活への影響も最小限に抑えられることが特徴です。

新宿エリアには、Vビームプリマを導入している美容皮膚科クリニックが複数あり、アクセスの良さと選択肢の豊富さが魅力です。クリニックを選ぶ際は、医師の経験と専門性、設備と衛生管理、料金の透明性、アフターフォロー体制などを総合的に判断することが大切です。

赤みのある肌の悩みは、見た目のコンプレックスにつながりやすく、QOL(生活の質)にも影響を与えることがあります。Vビームプリマは、そうした悩みの改善に役立つ有効な選択肢の一つといえるでしょう。

治療を検討されている方は、まず信頼できるクリニックでカウンセリングを受け、自分の症状に最適な治療法について医師と相談することをお勧めします。疑問点や不安なことは遠慮なく質問し、納得した上で治療を開始しましょう。

また、治療と並行して、日常生活でのスキンケアや紫外線対策、生活習慣の改善にも取り組むことで、より良い結果が期待できます。赤みのない健やかな肌を目指して、適切なケアを続けていきましょう。

参考文献

  1. 日本皮膚科学会「皮膚科Q&A
  2. 日本レーザー医学会「レーザー治療ガイドライン
  3. 厚生労働省「医療機器情報検索
  4. 日本形成外科学会「レーザー治療について
  5. 日本美容皮膚科学会「美容医療情報

監修者医師

高桑 康太 医師

略歴

  • 2009年 東京大学医学部医学科卒業
  • 2009年 東京逓信病院勤務
  • 2012年 東京警察病院勤務
  • 2012年 東京大学医学部附属病院勤務
  • 2019年 当院治療責任者就任

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佐藤 昌樹 医師

保有資格

日本整形外科学会整形外科専門医

略歴

  • 2010年 筑波大学医学専門学群医学類卒業
  • 2012年 東京大学医学部付属病院勤務
  • 2012年 東京逓信病院勤務
  • 2013年 独立行政法人労働者健康安全機構 横浜労災病院勤務
  • 2015年 国立研究開発法人 国立国際医療研究センター病院勤務を経て当院勤務

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