
「春になると肌荒れがひどくなる」「毎年この季節になるとニキビが増えてしまう」と悩んでいる方は、決して少なくありません。春は新生活のスタートや環境の変化が重なる季節であると同時に、肌にとっても大きなストレスがかかりやすい時期です。大人ニキビと春の関係には、ホルモンバランスや自律神経、皮脂分泌、乾燥など複数の要因が絡み合っており、それぞれのメカニズムを正しく理解することが、効果的なケアへの第一歩となります。この記事では、春に大人ニキビが増えやすい原因を詳しく解説し、日常生活で取り組めるセルフケアから医療機関でのアプローチまでを幅広くご紹介します。
目次
- 大人ニキビとは?思春期ニキビとの違い
- 春に大人ニキビが増える主な原因
- ホルモンバランスの乱れと春のニキビの関係
- 自律神経と皮脂分泌の関係
- 春特有の乾燥と肌バリア機能の低下
- 花粉・紫外線・PM2.5など外的刺激の影響
- 生活リズムの乱れが肌に与えるダメージ
- 春のニキビを悪化させるNG行動
- 春の大人ニキビに効果的なスキンケア
- 食事・生活習慣で内側からケアする方法
- 医療機関でのニキビ治療について
- まとめ
この記事のポイント
春の大人ニキビはホルモン・自律神経の乱れ、乾燥による肌バリア低下、花粉・紫外線などの外的刺激が複合的に重なり悪化しやすい。正しい洗顔・保湿・紫外線対策と生活習慣改善が基本で、改善しない場合はアイシークリニック新宿院など医療機関への早期受診が有効。
🎯 大人ニキビとは?思春期ニキビとの違い
ニキビは年齢を問わず発症しますが、20代以降に現れるニキビは「大人ニキビ(成人ニキビ)」と呼ばれ、思春期のニキビとは発症のメカニズムや好発部位、原因が大きく異なります。
思春期ニキビは、ホルモン分泌の急激な増加によって皮脂が過剰に分泌されることが主な原因です。脂性肌になりやすく、おでこや鼻など「Tゾーン」と呼ばれる皮脂分泌が多い部位を中心に広範囲に発生することが特徴です。一方、大人ニキビは頬・あご・口周り・フェイスラインなど「Uゾーン」と呼ばれる部位に集中しやすく、慢性化・繰り返しやすいという特徴があります。
大人ニキビの原因は多岐にわたります。ホルモンバランスの乱れ、ストレス、睡眠不足、食生活の乱れ、過剰なスキンケア、乾燥による肌バリア機能の低下などが複合的に絡み合っています。また、大人ニキビは炎症が深部に起こりやすく、ニキビ跡(色素沈着やクレーター状の瘢痕)が残りやすいという問題もあります。
思春期ニキビは年齢とともに自然に治まることが多いのに対し、大人ニキビは根本的な原因を取り除かないかぎり繰り返しやすいため、適切なケアと場合によっては医療的なアプローチが必要になることもあります。
Q. 大人ニキビと思春期ニキビの違いは何ですか?
思春期ニキビはホルモン急増による皮脂過剰が主因で、おでこや鼻などTゾーンに広範囲に発生します。大人ニキビは頬・あご・口周りなどUゾーンに集中しやすく、ストレス・乾燥・睡眠不足など複合的な原因で生じます。炎症が皮膚深部に起きやすく、ニキビ跡が残りやすい点も特徴です。
📋 春に大人ニキビが増える主な原因
春は気候的にも社会的にも変化が大きい季節です。気温や湿度の変化、花粉や紫外線などの外的刺激、新生活による精神的ストレス、生活リズムの変化など、肌にとって多くの負荷がかかります。これらの要因が重なることで、大人ニキビが悪化・増加しやすい環境が整ってしまうのです。
特に以下のような要因が春のニキビに深く関わっています。
- 寒暖差による自律神経の乱れ
- 新生活・環境変化によるストレスとホルモンバランスの変動
- 春の乾燥と皮脂バランスの崩れ
- 花粉・PM2.5・紫外線などの外的刺激
- 睡眠リズムの変化や夜更かしによる肌再生の低下
- 食生活の変化による栄養バランスの乱れ
これらの要因はそれぞれが独立して影響するだけでなく、互いに連鎖して悪化を招くことがあります。たとえば、ストレスがかかると自律神経が乱れ、その影響で皮脂分泌が過剰になり、さらにそこへ花粉による刺激が加わることでニキビが悪化する、というような複合的な連鎖が起こりやすいのが春という季節の特徴です。
💊 ホルモンバランスの乱れと春のニキビの関係
大人ニキビの発症に深く関わる要因のひとつが、ホルモンバランスの乱れです。特に女性においては、月経周期に伴う女性ホルモンの変動がニキビの発生に大きく影響することが知られています。
春は多くの方にとって、新年度のスタートや環境の変化を迎える時期です。職場や学校の変化、人間関係の変化などによるストレスは、副腎からのコルチゾール(ストレスホルモン)の分泌を増加させます。コルチゾールが増加すると、皮脂の分泌を促すアンドロゲン(男性ホルモン)の分泌も影響を受け、皮脂腺が刺激されて過剰な皮脂分泌が起こりやすくなります。
また、女性ホルモンのエストロゲンには肌を整える働きがある一方、黄体ホルモン(プロゲステロン)には皮脂分泌を促進する作用があります。ストレスや睡眠不足によってこれらのホルモンバランスが崩れると、肌荒れやニキビが生じやすくなります。春は気温の変化や日照時間の変化も相まって、ホルモンバランスが乱れやすい条件がそろいやすい季節です。
さらに、春は日照時間が長くなり始める季節でもあります。日照時間の変化はメラトニン(睡眠ホルモン)の分泌リズムに影響し、睡眠の質が変わることでホルモンバランスにさらなる変動をもたらすことがあります。このような複数のホルモン変動が重なることで、春のニキビ悪化につながると考えられています。
Q. 春に大人ニキビが増えやすい理由を教えてください。
春のニキビ悪化には複数の要因が重なります。新生活のストレスによるコルチゾール増加が皮脂分泌を促し、朝晩の寒暖差が自律神経を乱します。さらに花粉が肌バリアを低下させ、増加する紫外線がニキビの炎症を悪化させます。これらの要因が連鎖して肌コンディションを下げます。
🏥 自律神経と皮脂分泌の関係
春の寒暖差や環境変化は、自律神経のバランスにも大きく影響します。自律神経は体温調節や血流、消化機能など多くの生理機能を司っており、皮脂の分泌とも密接に関わっています。
春の時期は朝晩と日中の気温差が激しく、体が体温調節に追われることで自律神経に負担がかかります。自律神経が乱れると交感神経が優位になりやすく、その状態が続くとストレスホルモンの分泌が増加し、皮脂腺が刺激されます。その結果として、毛穴が詰まりやすくなり、アクネ菌が繁殖しやすい環境が整ってしまいます。
自律神経の乱れは腸内環境にも影響を与えます。腸と肌の関係(腸皮膚軸)は近年注目されており、腸内環境が悪化すると免疫機能が低下し、炎症を起こしやすい状態になることがわかっています。便秘や消化不良が増えると、体内の老廃物が排出されにくくなり、これが肌荒れやニキビの悪化につながることがあります。
また、自律神経の乱れは血行不良を招き、肌への栄養供給や老廃物の排出が滞る原因にもなります。毛細血管の血流が悪くなると、肌細胞のターンオーバー(新陳代謝)が遅れ、古い角質が毛穴に詰まりやすくなります。このように、自律神経の乱れは皮脂分泌の増加だけでなく、肌全体のコンディションを低下させる要因となります。
⚠️ 春特有の乾燥と肌バリア機能の低下
春というと湿度が上がって肌の乾燥が和らぐイメージを持つ方もいるかもしれませんが、実際には春の初めはまだ空気が乾燥していることが多く、冬のダメージを受けた肌バリア機能が十分に回復していない状態で春を迎えるケースが多いです。
肌バリア機能とは、外部からの刺激や異物を防ぎ、内部の水分を保持する皮膚の防御機能のことです。この機能が低下すると、外からの刺激に対して肌が過剰反応しやすくなり、炎症が起きやすい状態になります。乾燥が続くと角質が硬くなり、毛穴の入り口が詰まりやすくなることで、コメド(毛穴に皮脂が詰まった状態)の形成が促進されます。
特に問題となるのが、「インナードライ(乾燥性脂性肌)」と呼ばれる状態です。これは、肌の内部は水分不足で乾燥しているにもかかわらず、表面では過剰な皮脂が分泌されている状態を指します。乾燥によって肌が「皮脂を出さなければ」と過剰反応し、必要以上に皮脂を分泌してしまうことで起こります。この状態は大人ニキビと深く関連しており、春の乾燥がこの状態を引き起こしやすいことが知られています。
保湿を怠ったり、洗顔のしすぎで皮脂を必要以上に除去したりすることも、バリア機能低下とインナードライを悪化させる原因になります。春は「暖かくなってきたから保湿はしなくていい」と考えがちですが、適切な保湿ケアは春こそ大切です。
🔍 花粉・紫外線・PM2.5など外的刺激の影響
春は花粉・紫外線・PM2.5など、肌に影響を与える外的刺激が一気に増加する季節です。これらの刺激が大人ニキビの悪化に関わっていることが近年明らかになっています。
まず、花粉による影響です。花粉が肌に付着すると、皮膚の免疫細胞が異物と認識して炎症反応を起こすことがあります。この炎症反応は肌荒れやかゆみを引き起こすだけでなく、バリア機能の低下にもつながります。バリア機能が低下した肌はアクネ菌が繁殖しやすい環境になるため、花粉シーズンにニキビが悪化しやすいのです。花粉症がある方は特にこの影響を受けやすく、花粉症の症状を抑えることが間接的に肌荒れ対策にもなります。
次に、紫外線の影響です。春になると日差しが徐々に強くなり、紫外線量も増加します。紫外線は肌にとって大きなダメージ源であり、活性酸素を生成して炎症を引き起こします。ニキビがある状態で紫外線を浴びると、炎症が悪化しやすく、ニキビ跡の色素沈着も促進されてしまいます。春は油断しやすい季節ですが、実は紫外線対策が非常に重要な時期です。
PM2.5などの大気汚染物質も肌への影響が研究されています。これらの微細な粒子は毛穴に入り込み、酸化ストレスを引き起こすことで皮脂腺の機能を乱し、ニキビの原因になるとされています。春は黄砂の飛来も増えるため、これらの外的刺激への対策も必要です。
Q. 春の大人ニキビに効果的なスキンケア方法は?
春の大人ニキビには「正しい洗顔」「適切な保湿」「紫外線対策」の3つが基本です。洗顔はぬるま湯(32〜35度)で泡を転がすように優しく1日2回行います。「春は保湿不要」は誤りで、インナードライ予防にヒアルロン酸やセラミド配合の保湿ケアを継続することが重要です。
📝 生活リズムの乱れが肌に与えるダメージ
春は進学・就職・異動・引越しなど、生活環境が大きく変わる季節です。これらの変化は生活リズムの乱れを招きやすく、睡眠不足や不規則な食生活、運動不足などが積み重なることで肌のコンディションが低下します。
特に睡眠との関係は重要です。肌細胞の修復・再生は主に睡眠中に行われており、「成長ホルモン」が深い眠りの時間帯に分泌されることで、日中に受けたダメージが修復されます。睡眠が不足したり質が低下したりすると、この修復機能が十分に働かず、ターンオーバーが乱れてニキビが治りにくくなります。また、睡眠不足はコルチゾールの分泌を増加させるため、皮脂分泌が過剰になりやすくなります。
食生活の乱れも大きな要因です。新生活に伴って外食やコンビニ食が増えると、糖質・脂質の過剰摂取、ビタミン・ミネラルの不足が生じやすくなります。特に糖質の過剰摂取はインスリン様成長因子(IGF-1)の分泌を促進し、皮脂腺を刺激してニキビを悪化させることが研究でも示されています。また、乳製品の過剰摂取もニキビとの関連が指摘されています。
飲酒の機会が増える方も多い季節です。お花見や歓送迎会など、アルコールを摂取する機会が重なると、肝臓への負担が増し、体内の老廃物処理が追いつかなくなります。また、アルコールは利尿作用があるため脱水を引き起こしやすく、これも肌の乾燥やバリア機能低下につながります。
💡 春のニキビを悪化させるNG行動
春の大人ニキビに悩む方が無意識のうちにやってしまいがちな、ニキビを悪化させるNG行動をまとめます。
まず、ニキビを触ったり潰したりする行為です。手には多くの雑菌が付着しており、無意識に顔を触ることでニキビへの二次感染リスクが高まります。また、ニキビを無理に潰すと炎症が深部に広がり、ニキビ跡(瘢痕)が残りやすくなります。これは非常によくある失敗ですが、肌にとっては大きなダメージになります。
次に、過剰な洗顔です。「ニキビには清潔が大事」という認識から、1日に何度も洗顔してしまう方がいますが、洗いすぎは皮脂を過剰に除去し、肌バリア機能を破壊します。洗顔は朝晩の2回が基本で、汚れが気になる場合は水だけで洗い流す程度にとどめるのが理想的です。
自分でニキビを判断してスキンケアを変えることも問題になることがあります。「ニキビがあるからさっぱり系の化粧水に変えよう」「保湿は脂っぽくなるからやめよう」という判断は、インナードライを悪化させる可能性があります。大人ニキビのある肌こそ、適切な保湿ケアが必要です。
また、市販のニキビ薬を長期間自己判断で使い続けることも注意が必要です。市販薬の中には一時的な効果はあっても、成分によっては長期使用で肌への刺激になるものもあります。なかなか改善しない場合や、悪化する場合は早めに医療機関を受診することをおすすめします。
紫外線対策を怠ることも春の大きなNGです。日焼け止めを塗らずに過ごすと、ニキビの炎症が悪化しやすくなり、ニキビ跡が黒く残りやすくなります。ただし、油分の多い日焼け止めはニキビを悪化させることがあるため、肌に合ったノンコメドジェニック(毛穴を詰まらせにくい)タイプを選ぶことが重要です。
✨ 春の大人ニキビに効果的なスキンケア
春の大人ニキビを防ぐためには、季節に合ったスキンケアを取り入れることが大切です。基本となるのは「正しい洗顔」「適切な保湿」「紫外線対策」の3つです。
洗顔については、泡立てが重要です。洗顔料をしっかりと泡立て、泡を転がすように優しく洗うことで、摩擦ダメージを最小限にしながら汚れを落とすことができます。お湯が熱すぎると皮脂を取りすぎてしまうため、ぬるま湯(32〜35度程度)での洗顔が理想的です。すすぎ残しもニキビの原因になるため、丁寧にすすぐことも大切です。
保湿については、油分よりも水分を補給することを意識しましょう。大人ニキビのある肌には、ヒアルロン酸やセラミド、アミノ酸系の保湿成分を含んだ化粧水・美容液がおすすめです。乳液やクリームは薄く伸ばして使用し、肌にとって必要な油分は補いつつも過剰になりすぎないように工夫します。ノンコメドジェニックと表示されている製品を選ぶと、毛穴詰まりのリスクを減らすことができます。
紫外線対策として、SPF・PA値が高すぎる製品は肌への負担が大きくなることもあります。日常使いにはSPF30・PA+++程度の製品で十分な場合が多く、肌への刺激が少ないものを選ぶことが重要です。また、日焼け止めのクレンジングを丁寧に行うことも忘れずに。落とし残しがニキビの原因になることがあります。
花粉の季節には、帰宅後すぐに洗顔して花粉を洗い流すことも大切なルーティンのひとつです。また、花粉が多い日はできるだけ室内にいる時間を増やしたり、マスクを着用するなど、物理的に肌への花粉の付着を減らす工夫も効果的です。
スキンケアの成分として、ニキビに有効とされているものには以下のようなものがあります。ビタミンC誘導体は皮脂分泌の抑制と美白効果があり、ニキビ跡のケアにも有効です。ナイアシンアミドは炎症を抑え、毛穴を目立ちにくくする効果があります。グリコール酸などのAHA(アルファヒドロキシ酸)は古い角質を除去し、毛穴詰まりを防ぐ効果がありますが、刺激が強い成分でもあるため使用頻度には注意が必要です。
Q. ニキビが改善しない場合、医療機関でどんな治療を受けられますか?
セルフケアで改善しない場合、皮膚科ではアダパレンや過酸化ベンゾイルなどの外用薬、抗菌薬の内服が処方されます。アイシークリニック新宿院のような美容クリニックでは、ケミカルピーリング・レーザー治療・光治療・ダーマペンなど、ニキビ自体の改善からニキビ跡のケアまで幅広い治療が受けられます。
📌 食事・生活習慣で内側からケアする方法

スキンケアだけでなく、食事や生活習慣を整えることで内側から肌環境を改善することも、春のニキビ対策において非常に重要です。
食事面では、まず糖質の過剰摂取を避けることが大切です。白米・パン・甘いお菓子・ジュースなどの血糖値を急上昇させる食品を過剰に摂取すると、インスリンの大量分泌が起こり、皮脂腺が刺激されてニキビが悪化しやすくなります。精製された糖質を全粒穀物などに置き換えたり、食べる順番を野菜→たんぱく質→炭水化物の順にするなどの工夫が効果的です。
積極的に取りたい栄養素としては、ビタミンA・C・Eがあります。ビタミンAは皮膚の正常な代謝を促し、角化異常を防ぐ効果があります。緑黄色野菜・レバー・卵などに多く含まれています。ビタミンCはコラーゲン合成と抗酸化作用があり、ニキビ跡の回復を助けます。ビタミンEは抗酸化作用が高く、アーモンドやアボカドなどに豊富です。亜鉛は皮膚の再生に必要なミネラルであり、牡蠣・牛肉・豆類などに含まれています。
腸内環境を整えることも肌改善につながります。発酵食品(ヨーグルト・キムチ・味噌など)や食物繊維(野菜・豆類・海藻など)を積極的に取り入れることで、腸内の善玉菌を増やし、免疫機能を整えることができます。
生活習慣においては、睡眠の質を高めることが最も重要です。就寝前のスマートフォン使用を減らし、寝室を暗くして就寝時間を一定に保つことで、成長ホルモンの分泌が促進され、肌の修復機能が高まります。目安として、7〜8時間の睡眠が肌の再生には適切とされています。
適度な運動は血行を改善し、自律神経のバランスを整える効果があります。ウォーキングやストレッチなど、過度に負担のかからない有酸素運動を毎日の習慣にすることで、肌への栄養供給と老廃物の排出が改善されます。ただし、運動後は汗をそのままにせず、シャワーや洗顔で清潔にすることが大切です。
ストレス管理も重要なケアのひとつです。ヨガ・瞑想・趣味など、自分なりのリラックス方法を持つことで、コルチゾールの過剰分泌を抑え、ホルモンバランスの乱れを軽減することができます。春の忙しい時期だからこそ、意識的にリフレッシュの時間を確保することが大切です。
🎯 医療機関でのニキビ治療について
セルフケアを続けても改善しない場合や、炎症が強いニキビが繰り返す場合は、医療機関(皮膚科や美容皮膚科・美容クリニック)を受診することをおすすめします。医療機関では、自己判断のケアでは限界のある治療を受けることができます。
保険診療の皮膚科では、アダパレン(ディフェリン)や過酸化ベンゾイル(BPO)などの外用薬が処方されることが多く、これらはコメドの形成を抑えたりアクネ菌を殺菌したりする効果があります。また、炎症が強いニキビには抗菌薬の内服が行われることもあります。
美容皮膚科・美容クリニックでは、より高度な治療が可能です。アイシークリニック新宿院のような美容クリニックでは、ケミカルピーリングやレーザー治療、光治療(フォトフェイシャルなど)、ダーマペン、イオン導入など、ニキビそのものへのアプローチからニキビ跡のケアまで、幅広い治療メニューが用意されています。
ケミカルピーリングは、グリコール酸やサリチル酸などの酸を使って古い角質を除去し、毛穴詰まりを解消する治療法です。皮脂の分泌を抑制する効果もあり、繰り返しのニキビや毛穴の開きにも効果的です。施術後は肌が新しい状態に生まれ変わるため、肌のトーンアップやキメの改善も期待できます。
レーザー治療では、ニキビの炎症を抑えるものや、皮脂腺を縮小させるものなど、目的に合わせた治療が選択できます。ニキビ跡のクレーターに対してはフラクショナルレーザーが有効で、肌の表面をリモデリングすることで凹凸を改善します。
光治療(IPLやLED治療)は、特定の波長の光をあてることでアクネ菌を殺菌したり、炎症を抑えたりする効果があります。ダウンタイムが少なく、通いやすい治療法として人気があります。
ダーマペンは、微細な針で肌に小さな穴を開けることで肌の自然治癒力を活性化させる治療法です。コラーゲンの生成を促すため、ニキビ跡の凹凸改善に特に効果的です。さらに、薬剤の肌内部への導入と組み合わせることで、より高い効果が期待できます。
いずれの治療も、肌の状態や目的に合わせて医師が判断するため、まずはカウンセリングで自分の肌悩みをしっかり相談することが大切です。ニキビの状態・原因・生活習慣などを総合的に判断したうえで、最も適した治療プランを提案してもらうことができます。
また、春のニキビは一時的に悪化しても、適切なケアを続けることで改善することがほとんどです。しかし、繰り返すニキビや、ニキビ跡が残ってしまった場合は、早めに専門機関に相談することでより早くきれいな肌を取り戻すことができます。
👨⚕️ 当院での診療傾向【医師コメント】
高桑康太 医師(当院治療責任者)より
「当院では、春になると「毎年この時期だけニキビが増える」とお悩みになって来院される方が多く、季節の変わり目が肌に与える影響の大きさを日々実感しています。ホルモンバランスの乱れや自律神経の乱れ、花粉・紫外線などの外的刺激が複合的に重なる春は、セルフケアだけではコントロールが難しいケースも少なくありませんので、なかなか改善しないと感じたら一人で悩まずにお気軽にご相談ください。最近の傾向として、適切な治療とスキンケア指導を組み合わせることで、繰り返すニキビのサイクルを断ち切り、ニキビ跡まで改善されていく方が多く、早めのご受診が根本的な改善への近道だと感じています。」
📋 よくある質問
春のニキビ増加には複数の要因が絡み合っています。新生活のストレスによるホルモンバランスの乱れ、寒暖差による自律神経の乱れ、乾燥による肌バリア機能の低下、花粉・紫外線・PM2.5などの外的刺激が重なることで、皮脂分泌が過剰になりニキビが悪化しやすい環境が整ってしまいます。
思春期ニキビはホルモン急増による皮脂過剰が原因で、おでこや鼻などTゾーンに広範囲に発生します。一方、大人ニキビは頬・あご・口周りなどUゾーンに集中しやすく、ストレスや乾燥・睡眠不足など複合的な原因で生じます。炎症が深部に起きやすく、ニキビ跡が残りやすい点も特徴です。
「正しい洗顔」「適切な保湿」「紫外線対策」の3つが基本です。洗顔はぬるま湯で泡を転がすように優しく行い、1日2回が目安です。「春は保湿不要」と思いがちですが、乾燥による皮脂過剰を防ぐためヒアルロン酸やセラミド配合の保湿ケアは継続することが重要です。
手には多くの雑菌が付着しており、ニキビを触ることで二次感染リスクが高まります。また、無理に潰すと炎症が皮膚深部に広がり、色素沈着やクレーター状のニキビ跡が残りやすくなります。触りたくなる気持ちは理解できますが、肌への大きなダメージにつながるため注意が必要です。
皮膚科ではアダパレンや過酸化ベンゾイルなどの外用薬、抗菌薬の内服などが処方されます。アイシークリニック新宿院のような美容クリニックでは、ケミカルピーリング・レーザー治療・光治療・ダーマペンなど、ニキビ自体の改善からニキビ跡のケアまで幅広い治療が受けられます。なかなか改善しない場合は早めの受診をおすすめします。
💊 まとめ
春に大人ニキビが増える原因は、ホルモンバランスの乱れ・自律神経の乱れ・乾燥と肌バリア機能の低下・花粉や紫外線などの外的刺激・生活リズムの変化など、複数の要因が複雑に絡み合っています。春は新生活のスタートとともに肌にとっても大きな変化の季節であり、この時期に適切なケアを行うことが大人ニキビの予防と改善に直結します。
スキンケアの基本は「正しい洗顔」「適切な保湿」「紫外線対策」の3つです。洗いすぎず、乾燥を防ぎ、肌バリア機能を守ることが春のニキビ対策の基本となります。内側からのケアとして、糖質の過剰摂取を避け、ビタミン・ミネラルを積極的に摂取し、腸内環境を整えることも非常に重要です。また、睡眠の質を高め、適度な運動とストレス管理を意識することで、ホルモンバランスや自律神経を整え、肌の回復力を高めることができます。
セルフケアだけでは改善が難しい場合は、早めに医療機関を受診することをおすすめします。アイシークリニック新宿院では、患者様一人ひとりの肌状態に合わせたニキビ治療・ニキビ跡治療を提供しています。春のニキビに悩まれている方は、ぜひ専門家に相談し、自分の肌に合ったケアプランを見つけてください。季節の変わり目に肌の変化を感じたら、それは早めのケアをはじめるサインです。丁寧なケアを積み重ねることで、春も揺らがない、健やかな肌を保ちましょう。
📚 関連記事
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- 花粉アレルギーによる肌症状の原因・特徴と対処法を解説
- 卒業・就職のストレスが肌荒れを引き起こす?原因と対策を徹底解説
- ダーマペンの効果を新宿で体験|気になる施術内容・効果・経過を徹底解説
📚 参考文献
- 日本皮膚科学会 – 尋常性ざ瘡(ニキビ)の定義・分類・発症メカニズム・治療方針に関する公式見解。思春期ニキビと大人ニキビの違い、アダパレンや過酸化ベンゾイルなどの外用薬の適応についての根拠として参照。
- 厚生労働省 – 睡眠と健康に関する公式情報。成長ホルモンの分泌と睡眠の質の関係、睡眠不足がコルチゾール分泌に与える影響、推奨睡眠時間(7〜8時間)の根拠として参照。
- PubMed – 食事とニキビの関連性に関する査読済み研究論文群。糖質過剰摂取によるインスリン様成長因子(IGF-1)の分泌促進と皮脂腺刺激のメカニズム、乳製品摂取とニキビの関連性、腸皮膚軸(gut-skin axis)に関する科学的根拠として参照。
監修者医師
高桑 康太 医師
保有資格
ミラドライ認定医
略歴
- 2009年 東京大学医学部医学科卒業
- 2009年 東京逓信病院勤務
- 2012年 東京警察病院勤務
- 2012年 東京大学医学部附属病院勤務
- 2019年 当院治療責任者就任
- 皮膚腫瘍・皮膚外科領域で15年以上の臨床経験と30,000件超の手術実績を持ち、医学的根拠に基づき監修を担当
- 専門分野:皮膚腫瘍、皮膚外科、皮膚科、形成外科
- 臨床実績(2024年時点) 皮膚腫瘍・皮膚外科手術:30,000件以上、腋臭症治療:2,000件以上、酒さ・赤ら顔治療:1,000件以上
- 監修領域 皮膚腫瘍(ほくろ・粉瘤・脂肪腫など)、皮膚外科手術、皮膚がん、一般医療コラムに関する医療情報
佐藤 昌樹 医師
保有資格
日本整形外科学会整形外科専門医
略歴
- 2010年 筑波大学医学専門学群医学類卒業
- 2012年 東京大学医学部付属病院勤務
- 2012年 東京逓信病院勤務
- 2013年 独立行政法人労働者健康安全機構 横浜労災病院勤務
- 2015年 国立研究開発法人 国立国際医療研究センター病院勤務を経て当院勤務
