
👂 耳の後ろにしこりを発見…押すと痛い。これって大丈夫?
その不安、放置すると取り返しのつかないことになるかもしれません。
💬 「触ったらなんかある…なんだろこれ」
💬 「押すと痛いけど、病院行くほどじゃないかな?」
こんな経験、ありませんか?
耳の後ろのしこりの原因は、リンパ節炎・粉瘤・おたふく風邪・悪性腫瘍まで実に多様。この記事を読めば、「受診すべきか・様子見でいいか」が今すぐわかります。
⚠️ 2週間以上しこりが続いている・急に大きくなっている方は今すぐ下のボタンへ。
目次
- 耳の後ろのしこりとはどんな状態か
- 押すと痛いしこりの主な原因
- リンパ節の腫れが原因の場合
- 粉瘤(アテローム)が原因の場合
- おたふく風邪・耳下腺炎が原因の場合
- 脂肪腫が原因の場合
- 皮膚のトラブル(毛嚢炎・ニキビ)が原因の場合
- 悪性腫瘍の可能性はあるのか
- 受診すべき診療科と受診の目安
- 自宅でできるセルフチェックのポイント
- まとめ
💡 この記事のポイント
📌 耳の後ろの押すと痛いしこりは、リンパ節炎・粉瘤・おたふく風邪・毛嚢炎などが主な原因。
🔸 2週間以上続く・急速に大きくなる・発熱を伴う場合は早期受診が必要で、自己処置は禁物。
✅ アイシークリニック新宿院では粉瘤をはじめとする診察・治療に対応している。
💡 耳の後ろのしこりとはどんな状態か
「しこり」とは、皮膚の表面や皮下組織に生じた、周囲と比べて硬さや形が異なる塊のことを指します。耳の後ろにしこりができやすい理由としては、この部位にリンパ節が集中していること、皮脂腺が多く粉瘤ができやすいこと、そして耳下腺(じかせん)という唾液を分泌する組織が近くに位置していることなどが挙げられます。
耳の後ろのしこりには、大きく分けて「痛みのあるもの」と「痛みのないもの」があります。今回テーマにしている「押すと痛い」タイプのしこりは、炎症や感染症を伴っているケースが多く、体が何らかのトラブルに反応しているサインであることが少なくありません。一方で、痛みがないしこりは良性腫瘍や悪性腫瘍の場合もあり、一概に「痛くないから安心」とはいえません。
しこりの大きさはさまざまで、米粒程度の小さなものから鶏卵大以上になるものまであります。また、触ったときの感触も重要で、柔らかくて動くもの、硬くて動かないもの、表面が凸凹しているものなど、原因によって大きく異なります。これらの特徴が、診断の大きな手がかりになります。
Q. 耳の後ろのしこりが押すと痛い主な原因は?
耳の後ろのしこりを押すと痛い主な原因は、リンパ節炎、粉瘤(アテローム)の炎症、おたふく風邪・耳下腺炎、毛嚢炎・ニキビなどです。押すと痛みを感じる場合は炎症や感染症を伴うケースが多く、体が何らかのトラブルに反応しているサインと考えられます。
📌 押すと痛いしこりの主な原因
耳の後ろのしこりを押すと痛い場合に考えられる原因は複数あります。以下に主なものを挙げます。
- リンパ節の腫れ(リンパ節炎)
- 粉瘤(アテローム)の炎症
- おたふく風邪・耳下腺炎
- 脂肪腫
- 毛嚢炎・ニキビ
- 耳介後部リンパ節炎
- 悪性腫瘍(まれ)
これらの中には、風邪が治れば自然に消えるものもあれば、医療機関での処置や手術が必要なものもあります。それぞれについて詳しく見ていきましょう。
✨ リンパ節の腫れが原因の場合
耳の後ろのしこりの中でもっとも多い原因のひとつが、リンパ節の腫れです。耳の後ろには「耳介後リンパ節」と呼ばれるリンパ節が集まっており、頭部や顔面の免疫を担っています。風邪やインフルエンザなどのウイルス感染、中耳炎や外耳炎、頭皮の湿疹や傷、歯のトラブルなど、さまざまな原因でこのリンパ節が反応して腫れることがあります。
リンパ節が腫れたしこりの特徴としては、押すと痛みを感じることが多く、触ると少し動くような感覚があります。また、発熱や喉の痛み、倦怠感などの全身症状を伴うことも珍しくありません。多くの場合、原因となっている感染症が改善されると、リンパ節の腫れも1〜2週間程度で自然に引いていきます。
ただし、リンパ節の腫れが2週間以上続く場合や、しこりが急速に大きくなる場合、発熱が長引く場合などは、単純な感染症以外の可能性も考える必要があります。伝染性単核球症(EBウイルス感染症)や川崎病、結核性リンパ節炎なども、耳の後ろのリンパ節を腫らす原因として知られています。
特に注意が必要なのが、リンパ節が複数の箇所で腫れている場合(全身性のリンパ節腫脹)や、首や脇の下など他の部位でも同時に腫れが見られる場合です。このような状況では、血液疾患などの可能性もあるため、早めに医療機関を受診することが大切です。
Q. 粉瘤を自分で潰してはいけない理由は?
粉瘤を自己処置で潰すと、細菌感染が周囲に広がったり、内容物が組織に漏れ出してさらなる炎症を引き起こす危険があります。また粉瘤は嚢腫(袋)ごと摘出しなければ再発するため、アイシークリニック新宿院など皮膚科・形成外科で適切な治療を受けることが重要です。
🔍 粉瘤(アテローム)が原因の場合
粉瘤(アテローム)は、皮膚の下に皮脂や角質などが溜まってできる良性の嚢腫(のうしゅ)です。耳の後ろは皮脂腺が多い部位であるため、粉瘤が発生しやすい場所のひとつです。粉瘤は体中のどこにでもできる可能性がありますが、特に顔や耳まわり、背中、頭部などに多く見られます。
粉瘤の特徴として、しこりの中心に小さな黒い点(毛孔)が見えることがあります。触ると少し弾力があり、動く感じがするのも特徴です。炎症を起こしていない粉瘤は痛みが少ないか、まったくありませんが、細菌感染などで炎症を起こすと、赤く腫れて強い痛みが出ることがあります。これが「押すと痛い」と感じる主な理由のひとつです。
炎症性粉瘤になると、しこりが熱を持ち、周囲の皮膚も赤くなります。さらに進行すると膿がたまり、自然に破れて膿が出ることもあります。この状態を放置すると、皮膚の深部に感染が広がるリスクがあるため、早めの受診が必要です。
粉瘤の治療は、基本的に手術による摘出です。炎症がある状態では一般的に手術は行わず、まず抗生物質の投与や切開して膿を排出する処置が行われます。炎症が落ち着いてから、嚢腫ごと完全に摘出する手術を行います。粉瘤は袋ごと取り除かなければ再発するため、自己判断で潰したりせず、医療機関で適切な処置を受けることが重要です。
粉瘤の摘出は、皮膚科や形成外科で対応しています。アイシークリニック新宿院でも、粉瘤の診察・治療を行っておりますので、気になる症状がある場合はお気軽にご相談ください。
💪 おたふく風邪・耳下腺炎が原因の場合
おたふく風邪(流行性耳下腺炎)は、ムンプスウイルスによる感染症で、耳下腺(耳の前から下にかけての唾液腺)が腫れることで知られています。しかし腫れの程度によっては、耳の後ろ側にも腫れを感じることがあり、しこりのように触れることがあります。子どもに多い病気ですが、大人でもかかることがあり、大人のほうが症状が重くなりやすい傾向があります。
おたふく風邪の特徴としては、両側または片側の耳の前後が腫れ、押すと強い痛みがあること、発熱、食べ物を噛んだり飲み込んだりするときの痛みなどが挙げられます。ウイルス感染が原因であるため、特効薬はなく、症状を和らげる対症療法が中心となります。また感染力が強く、唾液を介して広がるため、症状が出ている間は学校や職場への登校・出勤を控える必要があります。
おたふく風邪は合併症のリスクも念頭に置く必要があります。合併症として、難聴(特に片側性の突発性難聴)、無菌性髄膜炎、精巣炎(成人男性)、卵巣炎(成人女性)などが知られています。特に難聴は永続的な障害を残す可能性があるため、おたふく風邪の疑いがある場合はすぐに医療機関を受診してください。
なお、おたふく風邪以外にも、細菌感染による化膿性耳下腺炎や、唾液腺結石(唾石症)によって耳下腺が腫れることがあります。これらも押すと痛みを感じることがあり、見た目や触感だけでは区別が難しいため、医師による診断が必要です。
🎯 脂肪腫が原因の場合
脂肪腫は、皮下脂肪組織が過剰に増殖してできる良性腫瘍です。体のどこにでもできますが、耳の後ろや首、背中などに多く見られます。脂肪腫の特徴は、触るとやわらかく、ゆっくりと動く感覚があることです。通常は痛みがないことが多いですが、サイズが大きくなったり、位置によっては神経や筋肉を圧迫することで痛みを感じることがあります。
脂肪腫は基本的に悪性ではなく、自然消滅することはほとんどありませんが、急速に大きくなったり、痛みが強くなる場合は受診が必要です。サイズが小さく症状がなければ経過観察となることも多いですが、大きくなってきた場合や美容的に気になる場合は手術による摘出を行います。
脂肪腫と粉瘤は混同されやすいですが、粉瘤は中心に黒い点があることが多く、脂肪腫はそれがないことで区別できます。ただし、見た目だけでの判断は難しいため、医師による診察と必要に応じた画像検査(超音波検査など)によって正確に診断されます。
Q. 耳の後ろのしこりで早急に受診すべき症状は?
耳の後ろのしこりで、急激に大きくなる・38度以上の発熱が続く・痛みが日に日に増す・赤く腫れて熱を持つ・首や脇など複数部位にもしこりがある・嚥下困難がある場合は、2週間を待たず速やかに医療機関を受診してください。体重減少が伴う場合も要注意です。
💡 皮膚のトラブル(毛嚢炎・ニキビ)が原因の場合
耳の後ろは比較的汗や皮脂が溜まりやすい部位であり、ニキビや毛嚢炎(もうのうえん)ができやすい場所でもあります。毛嚢炎とは、毛穴(毛包)に細菌が感染して起こる炎症のことで、赤みのある小さなしこりができ、押すと痛みを感じます。
ニキビも同様に、毛穴が詰まって炎症を起こした状態であり、しこり状になることがあります。特に炎症が強い「炎症性ニキビ」では、赤く腫れて押すと強い痛みを感じることがあります。
毛嚢炎やニキビは、多くの場合は軽症であれば自然に治ることもありますが、範囲が広がったり膿が多くなってきた場合は、抗生物質の塗り薬や内服薬による治療が必要です。また、繰り返す場合には皮膚科を受診して適切な治療を受けることをおすすめします。
なお、毛嚢炎が深部まで及んだ状態を「せつ(癤)」といい、さらに複数のせつが融合したものを「よう(癰)」といいます。これらは強い痛みと腫れを伴い、発熱することもあります。このような場合は、自己処置は避けて医療機関を受診してください。
📌 悪性腫瘍の可能性はあるのか
耳の後ろのしこりが悪性腫瘍であるケースは比較的まれですが、可能性がゼロとはいえません。特に注意が必要なのは、以下のような場合です。
- しこりが2〜4週間以上消えない、または大きくなり続けている
- しこりが硬く、触っても動かない
- 押しても痛みがない(痛みがないからといって安心はできない)
- 原因不明の体重減少、発熱、寝汗が続いている
- 首など他の部位にも同時にしこりが複数できている
- 喉や口の中に異常がある(口腔がん・咽頭がんのリンパ節転移の可能性)
耳の後ろにできる悪性腫瘍としては、悪性リンパ腫、皮膚がん(基底細胞がん、扁平上皮がんなど)、転移性リンパ節腫大(他の部位のがんがリンパ節に転移したもの)などが挙げられます。
悪性リンパ腫は、リンパ系の細胞ががん化する病気で、耳の後ろを含むリンパ節が腫れる症状が現れることがあります。悪性リンパ腫のリンパ節腫大は、一般に痛みが少ないとされることが多いですが、炎症を伴う場合は押すと痛みを感じることもあります。発熱、体重減少、寝汗の3つ(「B症状」と呼ばれます)が伴う場合は、悪性リンパ腫を疑って精密検査を受けることが勧められます。
悪性腫瘍の可能性が疑われる場合、医師は視触診だけでなく、血液検査、超音波検査、CT検査、MRI検査、さらには生検(細胞や組織を採取して顕微鏡で調べる検査)を行って診断を確定します。早期発見・早期治療がいかに重要かは、がん治療において広く知られていることです。気になる症状が続く場合は、「まだ大丈夫だろう」と自己判断せず、早めに受診することを強くおすすめします。
✨ 受診すべき診療科と受診の目安
耳の後ろのしこりを押すと痛い場合、どの診療科を受診すればよいか迷う方も多いと思います。症状や疑われる原因によって適切な診療科が異なりますので、以下を参考にしてください。
まず、迷ったときはかかりつけ医(内科や総合診療科)を受診するのがよいでしょう。症状を総合的に判断したうえで、必要に応じて専門の診療科に紹介してもらえます。
しこりの原因として皮膚的なものが疑われる場合(粉瘤、毛嚢炎、ニキビ、脂肪腫など)は、皮膚科または形成外科が適しています。耳・鼻・喉に関連した症状(中耳炎、外耳炎、咽頭炎など)や、おたふく風邪が疑われる場合は耳鼻咽喉科を受診してください。子どもの場合は小児科でも対応できます。
悪性腫瘍が疑われる場合や、リンパ節の腫れが長引いている場合は、内科または血液内科、あるいは耳鼻咽喉科・頭頸部外科での診察が必要になることがあります。
以下のような場合は、できるだけ早く医療機関を受診してください。
- しこりが急激に大きくなっている
- 痛みが非常に強い、または痛みが日に日に増している
- しこりの部位が赤く腫れて熱を持っている
- 38度以上の発熱が続いている
- しこりが2週間以上消えない
- 嚥下困難(ものを飲み込みにくい)や開口障害(口が開きにくい)がある
- 体重が急激に減少している
- 首・脇・股など複数の部位でリンパ節が腫れている
逆に、風邪などの感染症を伴っていて、しこりが小さく、1〜2週間程度で自然に縮小してくる場合は、経過観察で問題ないことが多いです。ただし、2週間以上経っても変化がない場合は受診を検討してください。
Q. おたふく風邪で怖い合併症にはどんなものがある?
おたふく風邪(流行性耳下腺炎)の主な合併症には、永続的な障害を残す可能性がある片側性難聴、無菌性髄膜炎、成人男性の精巣炎、成人女性の卵巣炎などがあります。特に難聴は回復が難しい場合があるため、おたふく風邪が疑われる際は早めに耳鼻咽喉科を受診することが大切です。
🔍 自宅でできるセルフチェックのポイント
医療機関を受診する前に、自分でできるセルフチェックのポイントをご紹介します。ただし、これはあくまで情報収集のためのものであり、医師の診察に代わるものではありません。
まず、しこりの大きさを確認してみましょう。目安として、1cm以上のしこりが2週間以上続く場合は受診を検討する必要があります。次に、しこりを優しく触れてみて、柔らかいか硬いか、動くか動かないかを確認します。柔らかくて動くものは脂肪腫や粉瘤の可能性が高く、硬くて動かないものは注意が必要です。
しこりの表面の皮膚の状態もチェックしてください。赤みがある、熱を持っている、中心に黒い点がある、膿が出てきたなどの場合は、炎症や感染を起こしている可能性があります。
また、しこり以外の全身症状にも注意を払いましょう。発熱、倦怠感、食欲不振、体重減少、夜間の寝汗、のどの痛みなど、体全体の変化を観察することが重要です。これらの情報を医師に伝えることで、より正確な診断につながります。
セルフチェックの際に絶対に避けていただきたいのは、しこりを強く押したり、針などで刺して中の液体を出そうとすることです。特に粉瘤を自分で潰そうとすると、細菌感染が広がったり、内容物が周囲の組織に漏れ出してさらなる炎症を引き起こしたりする危険があります。毛嚢炎やニキビも、自分で潰すと悪化するリスクがありますので、清潔に保ちながら医療機関を受診することをおすすめします。
また、耳の後ろは普段目で確認しにくい部位です。スマートフォンのカメラを使って写真を撮っておくと、しこりの大きさや見た目の変化を記録でき、受診時に医師へ見せる参考資料になります。鏡を使ったり、家族に見てもらうなどして、しこりの位置や皮膚の状態を確認するのもよいでしょう。
💪 耳の後ろのしこりに関連するよくある疑問
✅ 子どもの耳の後ろのしこりは大丈夫?
子どもは免疫が発達途上であるため、風邪などの感染症にかかるとリンパ節が腫れやすく、耳の後ろにしこりができることはよくあります。多くの場合は感染症の回復とともに自然に消えていきますが、2週間以上続く場合や、痛みが強い場合、発熱が続く場合は小児科か耳鼻咽喉科を受診してください。
また、子どもでは川崎病(主に5歳以下の子どもに多い疾患)でリンパ節が腫れることがあります。川崎病は5日以上続く発熱、発疹、目の充血、口唇の発赤・亀裂、手足のむくみなどを伴い、心臓への合併症を引き起こす可能性があるため、これらの症状が見られる場合は早急に受診が必要です。
📝 痛みがなくなってもしこりが残っている場合は?

痛みが消えたからといって、しこり自体が完全に解決したとは限りません。リンパ節の腫れは、炎症が収まった後も数週間〜数か月にわたって残ることがあります。しかし、しこりがなかなか消えない場合は、慢性的な炎症や他の病気が隠れている可能性も否定できません。
特に粉瘤の場合、炎症による痛みが治まっても、嚢腫(袋)自体はそのまま残ります。放置すれば再び炎症を起こす可能性があるため、痛みが落ち着いた後に皮膚科や形成外科で相談することをおすすめします。
🔸 しこりが複数できている場合はどう考えればよいか
耳の後ろだけでなく、首の前後、脇の下、足の付け根(鼠径部)など複数の部位でリンパ節が腫れている場合は、全身性の疾患(悪性リンパ腫、ウイルス感染症など)が疑われます。このような場合は自己判断せず、できるだけ早く医療機関を受診することが重要です。
一方、耳の後ろに小さなしこりが複数ある場合でも、それぞれが毛嚢炎やニキビであることもよくあります。状況によって大きく異なるため、医師に正確に症状を伝えて診断を受けることが大切です。
⚡ しこりが気になって眠れないほどの痛みがある場合は?
眠れないほどの強い痛みを伴うしこりは、炎症が強く進行している可能性があります。炎症性粉瘤、急性リンパ節炎、帯状疱疹(ヘルペスウイルスによる感染症)などが考えられます。特に帯状疱疹は耳の周囲に発症することがあり(ラムゼイ・ハント症候群)、強い耳の痛みや耳介周囲の水疱、顔面神経麻痺などの症状を伴います。早期治療が予後に大きく影響するため、このような場合はためらわず医療機関を受診してください。
👨⚕️ 当院での診療傾向【医師コメント】
高桑康太 医師(当院治療責任者)より
「耳の後ろのしこりは「様子を見ているうちに大きくなってしまった」というお声とともに来院される患者さんが多く、当院では粉瘤をはじめとするさまざまな原因に対応しております。押すと痛みを伴う場合は炎症が起きているサインであることが多く、自己判断で潰したりせず、早めにご相談いただくことで適切な治療へスムーズにつなげることができます。最近の傾向として、症状が軽いうちに受診される方ほど治療期間も短く済むケースが多いため、「これくらいなら大丈夫」と思わず、気になった時点でお気軽にご来院ください。」
🎯 よくある質問
主な原因として、リンパ節の腫れ(リンパ節炎)、粉瘤(アテローム)の炎症、おたふく風邪・耳下腺炎、毛嚢炎・ニキビなどが挙げられます。押すと痛みを感じる場合は炎症や感染症を伴っているケースが多く、体が何らかのトラブルに反応しているサインであることが少なくありません。
しこりが2週間以上消えない場合は医療機関の受診を検討してください。また、急激に大きくなっている、痛みが日に日に増している、38度以上の発熱が続いている、赤く腫れて熱を持っているといった症状がある場合は、2週間を待たずにできるだけ早く受診することをおすすめします。
自分で潰すのは絶対に避けてください。粉瘤を無理に潰すと、細菌感染が広がったり、内容物が周囲の組織に漏れ出してさらなる炎症を引き起こす危険があります。粉瘤は袋ごと取り除かなければ再発するため、当院(アイシークリニック新宿院)など皮膚科・形成外科で適切な処置を受けることが重要です。
比較的まれですが、可能性はゼロではありません。しこりが硬くて動かない、2〜4週間以上消えない・大きくなり続ける、原因不明の体重減少や発熱・寝汗が続く、複数の部位にもしこりがあるといった場合は、悪性リンパ腫や転移性リンパ節腫大なども疑われるため、早めに医療機関を受診してください。
迷った場合はまずかかりつけ医(内科・総合診療科)への相談が安心です。粉瘤・毛嚢炎・脂肪腫などが疑われる場合は皮膚科または形成外科、おたふく風邪や中耳炎が疑われる場合は耳鼻咽喉科が適しています。当院(アイシークリニック新宿院)でも粉瘤をはじめとする耳の後ろのしこりの診察・治療に対応しております。
💡 まとめ
耳の後ろにしこりができて押すと痛い場合、その原因はリンパ節の腫れ、粉瘤の炎症、おたふく風邪・耳下腺炎、脂肪腫、毛嚢炎・ニキビなど、さまざまなことが考えられます。多くの場合は感染症に伴うものであり、原因が解決すれば自然に改善することも多いですが、2週間以上しこりが続く、急速に大きくなる、強い痛みや発熱が伴う、複数の部位にしこりがあるといった場合は、速やかに医療機関を受診することが重要です。
しこりは外見や触感だけで自己診断することが難しく、特に悪性疾患の早期発見という観点からも、気になる症状が続く場合は医師の診察を受けることをおすすめします。自分でしこりを押し潰したり、針で刺したりする行為は感染を悪化させる危険があるため、絶対に避けてください。
耳の後ろのしこりや粉瘤でお悩みの方は、アイシークリニック新宿院にご相談ください。皮膚科・形成外科領域の専門的な診察・治療を行っており、患者さんの症状に合わせた適切な対応をご提案いたします。「様子を見ているうちにどんどん大きくなってしまった」「何年も前からあるしこりが最近痛くなってきた」など、些細な症状でも遠慮なくご来院ください。早めの受診が、安心につながります。
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📚 参考文献
- 日本皮膚科学会 – 粉瘤(表皮嚢腫)の診断基準・治療ガイドラインに関する情報。粉瘤の特徴、炎症性粉瘤の対処法、手術による摘出方法についての根拠として参照。
- 国立感染症研究所 – おたふく風邪(流行性耳下腺炎)の病原体・感染経路・症状・合併症(難聴・髄膜炎・精巣炎など)に関する公式情報。記事中のムンプスウイルス感染症の説明根拠として参照。
- 厚生労働省 – 悪性リンパ腫をはじめとするがん・悪性腫瘍に関する情報。リンパ節腫脹が悪性腫瘍に関連する場合の早期受診の重要性や、がんの早期発見・早期治療の根拠として参照。
監修者医師
高桑 康太 医師
保有資格
ミラドライ認定医
略歴
- 2009年 東京大学医学部医学科卒業
- 2009年 東京逓信病院勤務
- 2012年 東京警察病院勤務
- 2012年 東京大学医学部附属病院勤務
- 2019年 当院治療責任者就任
- 皮膚腫瘍・皮膚外科領域で15年以上の臨床経験と30,000件超の手術実績を持ち、医学的根拠に基づき監修を担当
- 専門分野:皮膚腫瘍、皮膚外科、皮膚科、形成外科
- 臨床実績(2024年時点) 皮膚腫瘍・皮膚外科手術:30,000件以上、腋臭症治療:2,000件以上、酒さ・赤ら顔治療:1,000件以上
- 監修領域 皮膚腫瘍(ほくろ・粉瘤・脂肪腫など)、皮膚外科手術、皮膚がん、一般医療コラムに関する医療情報
佐藤 昌樹 医師
保有資格
日本整形外科学会整形外科専門医
略歴
- 2010年 筑波大学医学専門学群医学類卒業
- 2012年 東京大学医学部付属病院勤務
- 2012年 東京逓信病院勤務
- 2013年 独立行政法人労働者健康安全機構 横浜労災病院勤務
- 2015年 国立研究開発法人 国立国際医療研究センター病院勤務を経て当院勤務
