耳たぶの下にしこりができた原因と対処法|放置するリスクも解説

耳たぶの下にコリコリとしたしこりを触れて、「これ大丈夫…?😰」と不安になっていませんか?

「痛くないから放置でいいか」——その判断が手遅れにつながることがあります。

この記事を読めば、あなたのしこりが「様子見OK」か「すぐ受診が必要」かが分かります。読まずに放置すると、悪性腫瘍の発見が遅れるリスクも。まず1分だけ読んでみてください。

💬 こんな方に読んでほしい記事です
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「耳たぶの下にしこりがあるけど、痛くないから放っておいていい?」
「これって粉瘤?それともリンパ節?悪いものじゃないか不安…」
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その不安、放置は禁物です!
原因と「危険なサイン」を正しく知って、必要なら早めに受診しましょう。この記事で全部わかります✅
🚨 放置するとこうなるかも…
  • 悪性リンパ腫・がんの発見が遅れる可能性
  • ⚡ 粉瘤が炎症・感染を起こし激しい痛みや腫れに発展
  • ⚡ 小さいうちに取れば日帰り手術で済むのに大きくなると手術が複雑になる

目次

  1. 耳たぶの下のしこりとは?基本的な特徴を整理する
  2. 耳たぶの下にしこりができる主な原因
  3. 粉瘤(アテローム)について詳しく解説
  4. リンパ節の腫れについて詳しく解説
  5. その他に考えられる疾患・状態
  6. 耳たぶの下のしこりで「注意が必要なサイン」とは
  7. 受診すべきタイミングと診療科の選び方
  8. 医療機関での診断と検査の流れ
  9. 治療法の種類と選択肢
  10. 自宅でできるセルフケアと日常生活での注意点
  11. まとめ

この記事のポイント

耳たぶの下のしこりは粉瘤・脂肪腫・リンパ節腫脹などが主な原因で多くは良性だが、急速増大・固定性・発熱・体重減少を伴う場合は悪性腫瘍の疑いがあり早期受診が必要。自己処置は禁忌で、アイシークリニック新宿院では日帰り手術による摘出治療に対応している。

💡 1. 耳たぶの下のしこりとは?基本的な特徴を整理する

耳たぶの下にできるしこりは、皮膚の表面や皮膚の内側、あるいはもう少し深い組織に生じるしこり状の膨らみのことを指します。見た目にわかる場合もあれば、触って初めて気づく場合もあります。

しこりの大きさは数ミリから数センチとさまざまで、痛みがあるものとないものがあります。また、皮膚と一体化して動かないものや、指で触れると動く感触があるものなど、その性状によって原因がある程度推定できます。

耳たぶのすぐ下は、耳下腺(じかせん)と呼ばれる唾液腺組織が位置するエリアに近く、また頸部(首)のリンパ節も多く存在する領域です。このため、耳の周囲にできるしこりは多様な原因によって引き起こされる可能性があります。

しこりの硬さにも注目することが重要です。柔らかくてブヨブヨしているもの、ゴムのようにやや弾力があるもの、石のように硬く固定されているもの——これらは原因が異なる可能性を示しています。自己判断は難しいですが、しこりの特徴を観察しておくことで、医師への説明がスムーズになります。

Q. 耳たぶの下のしこりはどんな原因が多い?

耳たぶの下のしこりは、皮膚の下に袋ができる粉瘤(アテローム)や脂肪腫、リンパ節の腫れ(リンパ節腫脹)が主な原因です。耳下腺腫瘤やピアスによるケロイド・肉芽腫も考えられます。多くは良性ですが、原因によって対処法が異なるため、医療機関での診察が推奨されます。

📌 2. 耳たぶの下にしこりができる主な原因

耳たぶの下にしこりができる原因は複数あります。代表的なものをここで整理しておきましょう。

まず最も頻度が高いのが、粉瘤(ふんりゅう)または脂肪腫(しぼうしゅ)などの皮膚・皮下組織由来の良性腫瘤です。次に多いのが、リンパ節の腫れ(リンパ節腫脹)で、風邪や口腔内の炎症などが引き金になることがあります。

また、耳下腺(唾液腺)自体に生じる腫瘤や炎症、ピアスホールの炎症やケロイド、皮膚感染症(毛包炎・せつなど)も原因となりえます。さらにまれですが、悪性腫瘍(がん)の可能性も完全には除外できません

それぞれの原因について、以下のセクションで詳しく解説します。

✨ 3. 粉瘤(アテローム)について詳しく解説

粉瘤(ふんりゅう)は、医学的には「表皮嚢腫(ひょうひのうしゅ)」とも呼ばれ、皮膚の下に袋状の構造物が形成され、その中に皮脂や角質が溜まった状態のことです。別名アテロームとも呼ばれています。

粉瘤は全身のどこにでもできますが、耳の周囲は特にできやすい部位のひとつとして知られています。耳たぶの下、耳の後ろ、耳介周辺などに生じることが多く、触れると弾力のある丸みを帯びたしこりとして感じられることがほとんどです。

粉瘤の特徴としては、以下が挙げられます。

  • 皮膚の下に丸くて弾力のあるしこりがある
  • しこりの中心(頂点)に黒い点(毛包の開口部)が見えることがある
  • 強く押すと白~黄色のドロッとした内容物が出ることがある(ただし、無理に押し出すのは禁物)
  • 感染を起こしていなければ、基本的に痛みはない
  • ゆっくりと大きくなることがある
  • 皮膚とともに動くことが多い

粉瘤は良性の腫瘤ですが、放置すると徐々に大きくなることがあります。また、細菌感染を起こすと「炎症性粉瘤」となり、急に赤く腫れあがり、強い痛みが出ることがあります。この状態になると、抗生物質の投与や切開による排膿処置が必要になることがあります。

粉瘤は自然に消えることはほとんどなく、根本的な治療は手術による摘出になります。袋(嚢腫壁)を完全に取り除かないと再発する性質があるため、経験のある医師による丁寧な摘出手術が重要です。

手術は比較的シンプルな日帰り手術で行われることが多く、局所麻酔を使用して切除します。傷口は縫合され、数日から一週間程度で抜糸となることがほとんどです。

Q. 粉瘤を自分で押しつぶしても大丈夫?

粉瘤を自分で強く押したりつぶす行為は絶対に避けてください。無理に圧迫すると内容物が皮膚の内側に漏れ出し、強い炎症や細菌感染を引き起こすリスクがあります。粉瘤の根本的な治療は手術による袋ごとの完全摘出が必要で、アイシークリニック新宿院では日帰り手術で対応しています。

🔍 4. リンパ節の腫れについて詳しく解説

耳たぶの下付近には、耳介後リンパ節(じかいごリンパせつ)や頸部リンパ節(けいぶリンパせつ)と呼ばれるリンパ節が存在します。リンパ節は体内の免疫を担う重要な組織で、感染や炎症に反応して腫れることがあります。これをリンパ節腫脹(リンパせつしゅちょう)と呼びます。

リンパ節の腫れの特徴としては、以下のような点があります。

  • 触れると少し動く感触がある(可動性がある)
  • 腫れている部分を押すと痛みを感じることが多い
  • 発熱や喉の痛みなど、感染症の症状を伴うことが多い
  • 感染が治まると数週間以内に縮小することが多い

リンパ節が腫れる主な原因としては、以下のようなものがあります。

まずは一般的な風邪やインフルエンザなどのウイルス感染症です。のどや鼻、耳の感染が引き金となって、近くのリンパ節が腫れることがよくあります。また、虫歯や歯肉炎など口腔内の感染症が原因になることも少なくありません

伝染性単核球症(キス病)という疾患でも頸部リンパ節が著明に腫れることがあります。EBウイルス(エプスタイン・バールウイルス)への初感染によって起こることが多く、若い世代に比較的多くみられます。

さらに、猫ひっかき病(バルトネラ感染症)も耳や頸部のリンパ節腫脹の原因となりえます。猫と接触した後に発症することが特徴で、感染した猫に引っかかれたり噛まれたりすることで起こります。

感染によるリンパ節の腫れは多くの場合、原因となる感染症が治癒すれば自然に縮小します。ただし、1か月以上経っても改善しない場合や、発熱・体重減少・寝汗などの全身症状を伴う場合は、悪性リンパ腫などの可能性も視野に入れて医療機関を受診する必要があります

💪 5. その他に考えられる疾患・状態

✅ 脂肪腫(リポーマ)

脂肪腫は脂肪細胞が増殖してできた良性の腫瘤で、皮下のやわらかい膨らみとして感じられます。粉瘤と似た外見ですが、表面に黒い点がなく、より柔らかくてブヨブヨとした感触が特徴です。痛みがなく、ゆっくり大きくなることがあります。治療は手術による摘出ですが、悪性化することはほとんどないため、大きさや場所によっては経過観察することもあります。

📝 耳下腺腫瘤(じかせんしゅりゅう)

耳下腺は耳たぶのすぐ前から下にかけて広がる唾液腺で、この部位に腫瘤(腫瘍や嚢腫)が生じることがあります。耳下腺腫瘤は良性のものが多く(多形腺腫やワルチン腫瘍など)、ゆっくりと大きくなることが多いですが、まれに悪性(唾液腺がん)であることもあります。耳たぶのすぐ下や耳のすぐ前に硬いしこりが感じられる場合は、耳下腺腫瘤の可能性を考える必要があります。

🔸 毛包炎・せつ(皮膚の感染症)

毛包(毛穴)に細菌が感染することで起こる毛包炎や、より深部まで感染が及んだせつは、赤く痛みのある小さなしこりとして現れることがあります。これらは耳の後ろや耳たぶ周辺にも生じることがあります。抗生物質の投与や、膿が溜まっている場合は切開・排膿が行われます。

⚡ ピアスによるしこり(ケロイド・肉芽腫)

耳たぶにピアスをしている方の場合、ピアスホール周辺にしこりができることがあります。これはケロイド(傷が過剰に盛り上がった状態)や、異物に対する体の反応として生じる肉芽腫(にくがしゅ)の場合があります。ケロイドは体質的な要素が強く、ピアス穴を閉じても再発することがあります。治療はステロイド注射や手術、圧迫療法などが用いられます。

🌟 悪性リンパ腫

悪性リンパ腫はリンパ球が悪性化する血液のがんで、頸部リンパ節の腫れとして初めて気づかれることが少なくありません。特徴として、痛みのない硬いリンパ節の腫大、発熱、体重減少、寝汗(盗汗)などの全身症状を伴うことがあります。早期発見・早期治療が予後を大きく左右するため、疑いがある場合は速やかに医療機関を受診することが重要です。

💬 転移性リンパ節腫脹

頭頸部がん(咽頭がん、喉頭がん、甲状腺がんなど)が頸部のリンパ節に転移すると、耳周辺や首のリンパ節が腫れることがあります。硬く、触れても動かない(固定性のある)リンパ節の腫れが特徴で、長期間縮小しない場合は特に注意が必要です。

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🎯 6. 耳たぶの下のしこりで「注意が必要なサイン」とは

耳たぶの下のしこりのほとんどは良性のものですが、以下のような特徴がある場合は早めに医療機関を受診することが大切です。

まず、しこりが急速に大きくなっている場合です。良性のしこり(粉瘤や脂肪腫など)はゆっくりと大きくなることが多いですが、短期間で急激に増大する場合は悪性の可能性が高まります。

次に、しこりが硬くて、触れても動かない(固定性がある)場合です。リンパ節や良性腫瘤は触れると動く感触があることが多いですが、周囲の組織と癒着して動かないしこりは、悪性腫瘍の可能性を示唆することがあります。

また、1か月以上経過してもしこりが縮小しない場合も受診の目安となります。感染によるリンパ節の腫れは、感染が治まれば数週間以内に縮小することが多いですが、長期間持続する場合は別の原因を考える必要があります。

さらに、以下のような症状を伴う場合は要注意です。

  • 説明のつかない体重減少
  • 夜間の寝汗(盗汗)
  • 2週間以上続く発熱
  • 顔面の感覚や動きに異常が生じている(顔面神経に関わる病変の可能性)
  • 嚥下(飲み込み)の障害
  • 耳鳴りや難聴が同時に起きている

喫煙や飲酒の習慣がある方で頭頸部に痛みのないしこりが生じた場合は、頭頸部がんの可能性を念頭に置き、早期の受診をお勧めします

Q. 耳たぶ下のしこりで悪性が疑われるサインは?

耳たぶの下のしこりで注意が必要なサインは、短期間での急速な増大、硬くて触れても動かない固定性のあるしこり、1か月以上縮小しない状態です。さらに、説明のつかない体重減少・夜間の寝汗・2週間以上続く発熱を伴う場合は、悪性リンパ腫や転移性腫瘍の可能性があるため速やかに受診してください。

💡 7. 受診すべきタイミングと診療科の選び方

耳たぶの下のしこりに気づいたとき、どのタイミングで、どの診療科を受診すれば良いか迷う方も多いと思います。

まず受診のタイミングについてですが、しこりに気づいてから2〜4週間で自然に縮小しない場合、あるいは前の章で述べた「注意が必要なサイン」に当てはまる場合はなるべく早めに受診しましょう。痛みや発熱を伴う場合は、数日以内に受診することを検討してください。

診療科の選び方については、しこりの性状や伴う症状によって異なります。

耳鳴り・難聴・耳の痛みなど耳の症状を伴う場合は、耳鼻咽喉科(耳鼻科)への受診が適切です。耳鼻咽喉科では耳周辺のリンパ節腫脹や耳下腺疾患、頭頸部腫瘍も専門的に診察しています。

皮膚のしこりや粉瘤・脂肪腫が疑われる場合は、皮膚科や形成外科が専門です。特に手術が必要な場合、形成外科や皮膚科が担当することが多くなります。

どの診療科を受診すべきか判断がつかない場合は、まずかかりつけの内科や家庭医(総合診療科)に相談し、適切な専門科に紹介してもらうのも一つの方法です。

粉瘤や脂肪腫などの皮膚のしこりについては、美容外科・形成外科クリニックでも対応しているところが多く、日帰り手術として対応可能な場合がほとんどです。

📌 8. 医療機関での診断と検査の流れ

医療機関を受診した際には、問診(症状の経過、全身症状の有無など)と視診・触診(しこりの大きさ・硬さ・可動性などの確認)が最初に行われます。

その後、診断のために必要に応じて以下のような検査が行われることがあります。

超音波検査(エコー検査)は、しこりの性状(液体か固形か、血流の有無など)を確認するために広く行われています。痛みもなく、放射線被曝もないため、最初に行われることの多い検査です。粉瘤・脂肪腫・リンパ節腫脹・耳下腺腫瘤などの鑑別に役立ちます。

CT検査(コンピュータ断層撮影)は、しこりの深さや周囲への広がり、リンパ節の状態を詳しく確認するために使用されます。悪性腫瘍が疑われる場合や、耳下腺・咽頭などの深部の評価に有効です。

MRI検査は、軟部組織の評価に優れており、特に耳下腺腫瘍や神経への関与を評価する際に用いられます。

細胞診・組織検査は、しこりに細い針を刺して細胞を採取する「穿刺吸引細胞診(FNA)」や、組織の一部を採取する「生検(バイオプシー)」が行われることがあります。悪性腫瘍や悪性リンパ腫の診断に必要な場合に実施されます。

血液検査は、炎症の程度を確認するためのCRPや白血球数、感染症の原因ウイルス・細菌を確認するための抗体検査、腫瘍マーカーなどが行われることがあります。

Q. 耳たぶ下のしこりは何科を受診すべき?

耳たぶの下のしこりは、症状によって受診科が異なります。耳鳴りや難聴など耳の症状を伴う場合は耳鼻咽喉科、粉瘤・脂肪腫が疑われる場合は皮膚科または形成外科が適切です。判断がつかない場合はかかりつけの内科や総合診療科に相談し、適切な専門科を紹介してもらう方法も有効です。

✨ 9. 治療法の種類と選択肢

耳たぶの下のしこりの治療法は、その原因によって異なります。それぞれについて解説します。

✅ 粉瘤の治療

粉瘤の根本的な治療は手術による完全摘出です。日帰り手術として行われることが多く、局所麻酔を使用した後、切開してしこり(袋ごと)を取り除きます。炎症が起きていない状態での手術(待機的手術)が理想的で、袋を破らずに完全に取り除くことで再発を防ぐことができます

炎症性粉瘤(感染を起こした粉瘤)の場合は、まず抗生物質の投与や切開排膿を行い、炎症が落ち着いてから改めて根治的な摘出術を行うことが多いです。

近年はくり抜き法(トレフィン法)と呼ばれる、小さな孔から内容物を排出した後に袋を取り出す方法も行われており、傷跡を最小限に抑えることができます。

📝 脂肪腫の治療

脂肪腫の治療も外科的切除が基本です。大きさや場所によっては経過観察することもあります。切除は局所麻酔下に行われ、日帰り手術として対応可能なことがほとんどです。

🔸 リンパ節腫脹の治療

感染症によるリンパ節の腫れは、基本的に原因となる感染症の治療が優先されます。細菌感染の場合は抗生物質が投与され、ウイルス感染の場合は対症療法が中心になります。多くは数週間以内に自然に縮小します。

悪性リンパ腫が原因の場合は、化学療法(抗がん剤)や放射線療法、場合によっては造血幹細胞移植などが行われます。

⚡ 耳下腺腫瘤の治療

耳下腺腫瘍の治療は基本的に外科的切除(耳下腺摘出術または部分切除)です。耳下腺には顔面神経が通っているため、手術は顔面神経を温存しながら慎重に行われます。耳鼻咽喉科または頭頸部外科が担当することが多いです。

🌟 ピアス関連のしこりの治療

ケロイドに対しては、ステロイド薬の局所注射が効果的なことが多く、圧迫療法と組み合わせて行われることがあります。大きいものや薬物療法で改善しない場合は外科的切除が検討されますが、切除後の再発予防のためにステロイド注射や放射線療法を行うこともあります。肉芽腫の場合はステロイドの塗り薬や注射で改善することがあります。

🔍 10. 自宅でできるセルフケアと日常生活での注意点

耳たぶの下にしこりができたとき、自宅でできることとできないことを正しく理解しておくことが大切です。

まず、しこりを強く押したり、つぶそうとしたりすることは避けてください。粉瘤を無理に圧迫すると内容物が皮膚の内側で漏れ出し、強い炎症や感染を引き起こすリスクがあります。自己処置で内容物を排出しようとすることは、かえって状態を悪化させる可能性があります。

清潔を保つことは重要です。しこりの周囲の皮膚を清潔に保ち、余計な刺激を与えないようにしましょう。耳たぶのしこりが炎症を起こしている場合、患部を過度に触らないことが大切です。

しこりの変化を記録しておくことも役立ちます。気づいたときの大きさ(目安)、色、痛みの有無などをメモしておくと、受診の際に医師に正確な情報を伝えることができます。スマートフォンなどで写真を撮っておくのも有用です。

ピアスをしている方は、しこりの周辺が炎症を起こしている場合はピアスを一時的に外すことを検討してください。ただし、ピアス孔が新しい場合は逆に孔が閉じてしまう可能性もあるため、状況に応じて医師に相談するのが良いでしょう。

感染症によるリンパ節の腫れが疑われる場合は、十分な休息・水分補給・バランスのとれた食事を心がけることが回復を助けます。免疫力が低下していると感染症が長引くことがあるため、睡眠不足や過度のストレスには注意しましょう。

喫煙は頭頸部がんのリスクを高めることが知られています。耳周辺にしこりが生じている場合、喫煙者は特に早めの受診を心がけてください。

なお、市販の薬やサプリメントでしこりを治すことは期待できません。しこりが気になる場合は、自己判断で様子を見続けるよりも、医療機関での診察を受けることをお勧めします。

👨‍⚕️ 当院での診療傾向【医師コメント】

高桑康太 医師(当院治療責任者)より

「耳たぶの下のしこりは「痛くないから大丈夫」と長期間放置されてから来院される患者さんが多く、当院ではそのまま炎症を起こした粉瘤として受診されるケースも少なくありません。粉瘤は炎症が落ち着いた状態での手術のほうが、傷跡を小さく抑えた丁寧な治療が可能ですので、しこりに気づいた段階でお早めにご相談いただくことをお勧めします。最近の傾向として、しこりの原因を自己判断せず受診される方が増えており、早期に適切な診断・治療につながるケースが増えていることは、担当医として大変心強く感じています。」

💪 よくある質問

耳たぶの下のしこりはすぐに病院へ行くべきですか?

しこりに気づいてから2〜4週間で自然に縮小しない場合や、急速に大きくなる・硬くて動かない・発熱や体重減少を伴う場合は早めの受診が必要です。痛みや発熱を伴う場合は数日以内に受診することをお勧めします。

耳たぶの下のしこりは何科を受診すればよいですか?

耳の症状を伴う場合は耳鼻咽喉科、粉瘤・脂肪腫が疑われる場合は皮膚科や形成外科が適しています。判断がつかない場合はかかりつけの内科や総合診療科に相談し、適切な専門科を紹介してもらう方法もあります。

粉瘤を自分で押してつぶしても大丈夫ですか?

絶対に避けてください。無理に圧迫すると内容物が皮膚の内側で漏れ出し、強い炎症や感染を引き起こすリスクがあります。粉瘤の根本的な治療は医療機関での手術による摘出が必要です。当院でも日帰り手術での対応が可能です。

リンパ節の腫れと粉瘤はどう見分けられますか?

リンパ節の腫れは触れると動く感触があり、押すと痛みを伴うことが多く、発熱など感染症の症状を伴いやすい特徴があります。一方、粉瘤は弾力のある丸いしこりで、中心に黒い点が見られることがあります。ただし自己判断は難しいため、医療機関での診察をお勧めします。

耳たぶの下のしこりが悪性腫瘍である可能性はありますか?

多くの場合は良性ですが、完全には否定できません。硬くて動かないしこり・急速な増大・痛みのないリンパ節の腫れに加え、発熱・体重減少・寝汗などの全身症状を伴う場合は、悪性リンパ腫や転移性リンパ節腫脹の可能性もあるため、速やかに医療機関を受診してください。

🎯 まとめ

耳たぶの下にできるしこりは、粉瘤・脂肪腫・リンパ節腫脹・耳下腺腫瘤・ピアス関連のしこりなど、さまざまな原因が考えられます。多くの場合は良性のものですが、急速な増大・硬く固定されたしこり・発熱や体重減少などの全身症状を伴う場合は、悪性腫瘍の可能性を念頭に置いた早期受診が必要です。

しこりを自分で強く押したりつぶしたりする行為は避け、気になる場合は皮膚科・形成外科・耳鼻咽喉科などを受診しましょう。特に粉瘤は放置すると炎症を起こすリスクがあり、炎症が起きてから治療するよりも、落ち着いた状態のうちに適切な手術を受けるほうが、より傷跡の少ない治療が可能です。

アイシークリニック新宿院では、耳たぶの下や耳周辺にできた粉瘤・脂肪腫などの皮膚のしこりに対して、日帰り手術による摘出治療を行っています。「しこりが気になっているけれど、どこに行けば良いかわからない」「手術は怖い」といった不安をお持ちの方も、まずはお気軽にご相談ください。患者さんの状態に合わせて、最適な治療方法をわかりやすくご説明いたします。

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📚 参考文献

  • 日本皮膚科学会 – 粉瘤(表皮嚢腫)や脂肪腫などの皮膚腫瘤の診断基準・治療指針に関する学会公式ガイドライン
  • 日本形成外科学会 – 粉瘤(アテローム)の手術的摘出・くり抜き法・炎症性粉瘤への対処法に関する形成外科専門的解説
  • 国立感染症研究所 – リンパ節腫脹の原因となる伝染性単核球症(EBウイルス感染)・猫ひっかき病(バルトネラ感染症)などの感染症情報

監修者医師

高桑 康太 医師

保有資格

ミラドライ認定医

略歴

  • 2009年 東京大学医学部医学科卒業
  • 2009年 東京逓信病院勤務
  • 2012年 東京警察病院勤務
  • 2012年 東京大学医学部附属病院勤務
  • 2019年 当院治療責任者就任
  • 皮膚腫瘍・皮膚外科領域で15年以上の臨床経験と30,000件超の手術実績を持ち、医学的根拠に基づき監修を担当
  • 専門分野:皮膚腫瘍、皮膚外科、皮膚科、形成外科
  • 臨床実績(2024年時点) 皮膚腫瘍・皮膚外科手術:30,000件以上、腋臭症治療:2,000件以上、酒さ・赤ら顔治療:1,000件以上
  • 監修領域 皮膚腫瘍(ほくろ・粉瘤・脂肪腫など)、皮膚外科手術、皮膚がん、一般医療コラムに関する医療情報

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佐藤 昌樹 医師

保有資格

日本整形外科学会整形外科専門医

略歴

  • 2010年 筑波大学医学専門学群医学類卒業
  • 2012年 東京大学医学部付属病院勤務
  • 2012年 東京逓信病院勤務
  • 2013年 独立行政法人労働者健康安全機構 横浜労災病院勤務
  • 2015年 国立研究開発法人 国立国際医療研究センター病院勤務を経て当院勤務

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