年末年始は美味しいおせち料理やお餅、お酒を楽しむ機会が増える一方で、外出の機会が減り運動不足になりがちです。寒さや天候を理由に「今日は外に出たくない」と思う方も多いのではないでしょうか。しかし、正月太りや体力低下を防ぐためには、室内でも体を動かす習慣をつけることが大切です。本記事では、正月の運動不足を室内で効果的に解消するための方法や、自宅で手軽にできるエクササイズを詳しくご紹介します。年齢や体力に関係なく取り組める内容ですので、ぜひ新年のスタートに役立ててください。

目次
- 正月に運動不足になりやすい理由
- 運動不足が体に与える影響
- 室内運動のメリット
- 運動を始める前の準備と注意点
- 室内でできるストレッチ3選
- 室内でできる筋力トレーニング4選
- 室内でできる有酸素運動3選
- 効果的な運動習慣を続けるコツ
- 年代別おすすめの運動プラン
- 運動と合わせて意識したい生活習慣
- よくある質問
🎯 正月に運動不足になりやすい理由
💡 このセクションでは、なぜ正月期間中に運動量が減ってしまうのか、その主な原因を解説します。原因を知ることで、対策も立てやすくなります。
正月期間は、普段の生活リズムとは大きく異なる過ごし方になることが多く、意識しないと運動量が極端に減少してしまいます。まずは、なぜ正月に運動不足になりやすいのか、その主な理由を理解しておきましょう。
📌 長期休暇による生活リズムの乱れ
年末年始は多くの方が仕事や学校から離れ、長期休暇を過ごします。通勤や通学といった日常的な移動がなくなることで、気づかないうちに歩数が大幅に減少します。厚生労働省の調査によると、日本人の1日の平均歩数は男性で約6,800歩、女性で約5,900歩ですが、正月期間はこれが半分以下になることも珍しくありません。また、夜更かしや朝寝坊といった不規則な生活が続くことで、体を動かすタイミングを逃してしまうことも多くなります。
🔸 寒さによる外出意欲の低下
1月は1年で最も寒い時期にあたり、外に出ること自体が億劫に感じられます。特に早朝や夜間は気温が氷点下になることもあり、ウォーキングやジョギングなどの屋外運動を控える方が増えます。寒冷刺激は血管を収縮させ、心臓への負担を増加させる可能性もあるため、高血圧や心疾患のある方は特に注意が必要です。そのため、室内で安全に体を動かす方法を知っておくことが重要になります。
⚡ 食事量の増加とカロリー過多
おせち料理、お雑煮、お餅、お酒など、正月は美味しい食事を楽しむ機会が豊富です。これらの食品は糖質や塩分が多く含まれており、普段より高カロリーな食事になりがちです。お餅1個(約50g)のカロリーは約120kcalで、白米ご飯茶碗半分程度に相当します。複数個食べることで摂取カロリーが大幅に増加し、運動不足と相まって体重増加につながりやすくなります。 関連記事:正月太りは何キロまで正常?平均体重増加と元に戻す期間・対策を医師が解説
📱 テレビやスマートフォンの視聴時間増加
正月は特別番組や映画の放送が多く、テレビの前で長時間過ごす方も多いでしょう。また、SNSや動画配信サービスの利用時間も増える傾向にあります。座位や横になった姿勢で長時間過ごすことは、筋肉の衰えや血行不良を招きます。特に下半身の血流が滞ると、エコノミークラス症候群のリスクも高まるため注意が必要です。
⚠️ 運動不足が体に与える影響
🚨 緊急度高! たった数日の運動不足でも体には深刻な変化が起こります。軽視せずに、どのような影響があるかを知っておきましょう。
短期間の運動不足でも、体にはさまざまな影響が現れます。正月の数日間だけと軽視せず、運動不足がもたらすリスクを正しく理解しておきましょう。
🦴 筋力の低下
筋肉は使わないと急速に衰えていきます。研究によると、完全に体を動かさない状態が続くと、1週間で筋力が約10〜15%低下するとされています。特に下半身の筋肉は日常生活で常に使われているため、活動量が減ると真っ先に影響を受けます。正月明けに「体が重い」「階段がきつい」と感じるのは、この筋力低下が原因のひとつです。
📉 代謝機能の低下
運動不足は基礎代謝の低下を招きます。基礎代謝とは、呼吸や体温維持など生命活動に必要な最低限のエネルギー消費のことで、これが低下すると同じ食事量でも太りやすくなります。また、糖質や脂質の代謝も悪化し、血糖値や中性脂肪値が上昇しやすくなります。正月の食事内容と相まって、生活習慣病のリスクが高まる可能性があります。
💧 血行不良とむくみ
体を動かさないと血液やリンパ液の循環が悪くなり、特に下半身にむくみが生じやすくなります。長時間座ったまま過ごすことで、ふくらはぎの筋肉によるポンプ作用が働かず、血液が心臓に戻りにくくなります。むくみだけでなく、冷え性の悪化や疲労感の増加にもつながります。
😔 メンタルヘルスへの影響
運動不足は精神面にも影響を与えます。体を動かすことで分泌されるセロトニンやエンドルフィンは、気分を安定させストレスを軽減する働きがあります。運動量が減ると、これらのホルモン分泌も減少し、気分の落ち込みやイライラを感じやすくなります。正月明けの「気分が乗らない」「やる気が出ない」という状態は、運動不足が一因かもしれません。 関連記事:正月休み明けのだるさを解消する対策とは?原因と改善方法を医師が解説
😴 睡眠の質の低下
適度な運動は良質な睡眠に欠かせない要素です。日中に体を動かすことで適度な疲労が生まれ、夜には自然と眠気が訪れます。運動不足の状態が続くと、寝つきが悪くなったり、睡眠が浅くなったりすることがあります。正月期間の不規則な生活と相まって、睡眠リズムが大きく乱れる原因にもなります。
✨ 室内運動のメリット
💡 ポイント:室内運動は外での運動に劣ると思われがちですが、実は多くのメリットがあります。正月の運動不足解消には最適な選択肢です!
運動不足を解消するには屋外での運動が効果的と思われがちですが、室内運動にも多くのメリットがあります。特に正月の時期には、室内運動ならではの利点を活かしましょう。
🌤️ 天候や気温に左右されない
室内であれば、寒さや雨、雪などの天候を気にせず運動できます。「今日は寒いから」「天気が悪いから」という言い訳をせずに済むため、運動習慣を継続しやすくなります。エアコンで快適な室温に調整すれば、体への負担も最小限に抑えられます。
⏰ 時間を選ばず取り組める
室内運動は朝でも夜でも、自分の都合の良い時間に行えます。テレビを見ながら、家事の合間に、就寝前のリラックスタイムになど、生活の中に自然と組み込むことができます。ジムに通う必要もないため、移動時間や準備時間を節約できるのも大きなメリットです。
👁️ 周囲の目を気にしなくてよい
運動初心者や体型にコンプレックスのある方にとって、人目を気にせず運動できる環境は重要です。自宅なら誰にも見られることなく、自分のペースで体を動かせます。うまくできなくても恥ずかしくないため、新しいエクササイズにも挑戦しやすくなります。
🦠 感染症リスクの軽減
インフルエンザや風邪が流行しやすい冬の時期、人混みを避けることは感染症予防の観点からも重要です。室内で運動すれば、不特定多数の人との接触を避けながら健康維持に取り組めます。家族と一緒に行えば、コミュニケーションの機会にもなります。
💰 道具や費用が最小限で済む
自重を使ったエクササイズなら、特別な道具を購入する必要はありません。ヨガマットや軽いダンベルがあれば運動の幅は広がりますが、なくても十分に効果的な運動が可能です。ジムの会費もかからないため、経済的にも続けやすいといえます。

📋 運動を始める前の準備と注意点
⚠️ 注意! 運動不足の状態からいきなり激しい運動を始めるとケガの原因になります。安全に運動を再開するための準備が重要です。
運動不足の状態からいきなり激しい運動を始めると、ケガや体調不良の原因になります。安全に運動を再開するために、以下の準備と注意点を確認しておきましょう。
👕 運動に適した服装と環境を整える
動きやすい服装に着替え、靴下を履くか裸足で滑りにくい状態を作りましょう。室内の温度は20〜24度程度が運動に適しています。寒すぎると筋肉が硬くなりケガをしやすく、暑すぎると熱中症のリスクがあります。また、十分なスペースを確保し、周囲に障害物がないことを確認してください。
🔥 ウォーミングアップを必ず行う
本格的な運動の前には、5〜10分程度のウォーミングアップが欠かせません。軽い足踏みや腕回し、首や肩のストレッチなどで体を温めましょう。筋肉や関節を運動に備えた状態にすることで、ケガの予防と運動効果の向上が期待できます。
💧 水分補給を忘れずに
室内でも運動をすれば汗をかき、水分が失われます。運動前、運動中、運動後にこまめに水分を摂取しましょう。冷たい水よりも常温の水のほうが体への吸収が良いとされています。正月は暖房で室内が乾燥しがちなので、普段以上に水分補給を意識することが大切です。
⚡ 無理をしない・段階的に強度を上げる
運動不足の状態から急に激しい運動をすると、筋肉痛だけでなく肉離れや関節痛などのケガにつながります。最初は軽い運動から始め、体が慣れてきたら徐々に強度や時間を増やしていきましょう。「もう少しできそう」と思うところでやめるくらいが、継続のコツでもあります。
🏥 持病がある方は医師に相談を
高血圧、心臓病、糖尿病などの持病がある方は、運動を始める前に主治医に相談することをおすすめします。運動の種類や強度について適切なアドバイスを受けることで、安全に運動不足を解消できます。また、運動中に胸の痛み、息切れ、めまいなどの症状が現れた場合は、すぐに運動を中止してください。
🧘 室内でできるストレッチ3選
💡 ポイント:ストレッチは運動の基本であり、筋肉の柔軟性を高め、血行を促進する効果があります。運動初心者でも安全に始められます。
ストレッチは運動の基本であり、筋肉の柔軟性を高め、血行を促進する効果があります。ここでは、正月の運動不足解消に効果的な室内ストレッチを3つご紹介します。
🐱 全身を伸ばすキャットストレッチ
キャットストレッチは、背骨の柔軟性を高め、背中や腰の緊張をほぐす効果があります。四つん這いの姿勢から始め、息を吐きながら背中を丸めて天井に向かって持ち上げます。このとき、おへそを覗き込むように頭を下げます。次に息を吸いながら背中を反らせ、顔を上げて天井を見ます。この動きを10回程度、ゆっくりと繰り返します。長時間座っていた後や朝起きた直後に行うと、体が目覚めてスッキリします。 関連記事:肩こりからくる頭痛の原因と解消法|ストレッチ・ツボ押しで改善する方法
🦵 下半身の血行を促す足首回しとふくらはぎストレッチ
正月に座りっぱなしで過ごすと、下半身の血行が悪くなりがちです。椅子に座った状態で片足を床から浮かせ、足首をゆっくりと大きく回します。右回りと左回りを各10回ずつ、両足とも行います。次に、壁に手をついて立ち、片足を後ろに引いてアキレス腱とふくらはぎを伸ばします。かかとを床につけたまま、前の膝を曲げていくとより効果的です。各足20〜30秒ずつ伸ばしましょう。むくみの解消や冷え性の改善にも役立ちます。
🤲 肩こり解消の首・肩ストレッチ
テレビやスマートフォンを長時間見ていると、首や肩が凝り固まります。まず、首を左右にゆっくり倒し、各方向で15〜20秒キープします。次に、両肩を耳に近づけるように上げ、力を抜いてストンと落とします。これを5〜10回繰り返すと、肩周りの緊張がほぐれます。さらに、片腕を胸の前で横に伸ばし、反対の手で肘を押さえて肩の後ろ側を伸ばします。各腕20秒程度行いましょう。デスクワークの合間にも取り入れられる手軽なストレッチです。
💪 室内でできる筋力トレーニング4選
🔥 筋力トレーニングは基礎代謝を高め、太りにくい体を作るために効果的です。道具不要で自宅で簡単にできるメニューをご紹介します!
筋力トレーニングは基礎代謝を高め、太りにくい体を作るために効果的です。道具を使わず自分の体重を利用した、自宅で簡単にできる筋トレを4つご紹介します。
🏋️ スクワット
スクワットは下半身の大きな筋肉を効率よく鍛えられる、筋トレの王道メニューです。足を肩幅程度に開いて立ち、つま先はやや外側に向けます。背筋を伸ばしたまま、お尻を後ろに引くようにしてゆっくりと腰を落とします。太ももが床と平行になる程度まで下げたら、元の姿勢に戻ります。膝がつま先より前に出すぎないよう注意しましょう。最初は10回を2〜3セットから始め、慣れてきたら回数を増やしていきます。太もも、お尻、体幹を同時に鍛えることができ、日常生活での動作も楽になります。
📏 プランク
プランクは体幹を強化し、姿勢改善にも効果的なトレーニングです。うつ伏せの状態から、肘とつま先で体を支えます。頭からかかとまでが一直線になるように意識し、お腹に力を入れてこの姿勢をキープします。最初は20〜30秒から始め、徐々に時間を延ばしていきましょう。正しいフォームを維持することが重要で、お尻が上がりすぎたり下がりすぎたりしないよう注意します。腹筋だけでなく、背中や肩の筋肉も同時に鍛えられます。
💥 腕立て伏せ(プッシュアップ)
腕立て伏せは上半身を中心に鍛えるトレーニングです。通常の腕立て伏せが難しい場合は、膝をついた状態で行う膝つき腕立て伏せから始めましょう。手は肩幅より少し広めに置き、体を一直線に保ちながら胸を床に近づけ、押し上げます。胸、腕、肩の筋肉を効果的に鍛えることができます。10回を目標に、2〜3セット行います。壁に手をついて行う壁腕立て伏せは、さらに負荷が軽く、運動初心者や高齢者にもおすすめです。
🍑 ヒップリフト
ヒップリフトはお尻と太もも裏を鍛えるトレーニングで、腰痛予防にも効果があります。仰向けに寝て膝を立て、足は腰幅程度に開きます。腕は体の横に置き、手のひらを床につけます。息を吐きながらお尻を持ち上げ、膝から肩までが一直線になる位置で2〜3秒キープします。息を吸いながらゆっくりとお尻を下ろします。15〜20回を2〜3セット行いましょう。座りっぱなしで衰えがちなお尻の筋肉を活性化させ、ヒップアップ効果も期待できます。
🏃 室内でできる有酸素運動3選
💡 ポイント:有酸素運動は脂肪燃焼効果が高く、心肺機能の向上にも役立ちます。室内でも十分な効果が得られます!
有酸素運動は脂肪燃焼効果が高く、心肺機能の向上にも役立ちます。室内でも十分な効果が得られる有酸素運動を3つご紹介します。
🚶 その場足踏み・もも上げ
最も手軽に始められる有酸素運動が、その場での足踏みです。背筋を伸ばして立ち、腕を大きく振りながらその場で足踏みをします。慣れてきたら膝を高く上げる「もも上げ」に発展させましょう。太ももが床と平行になるくらいまで膝を上げると、より効果的です。テレビを見ながらでも行えるため、正月番組を楽しみながら運動不足を解消できます。最初は5分程度から始め、徐々に時間を延ばして15〜20分程度を目標にしましょう。
📈 踏み台昇降
踏み台昇降は、階段の一段や専用の踏み台を使って行う有酸素運動です。安定した台(高さ10〜20cm程度)を用意し、右足で上がり、左足で上がり、右足で降り、左足で降りる動作を繰り返します。一定のリズムで続けることがポイントです。階段がある家庭では、階段の一段目を使っても構いません。10〜15分程度継続して行うと、ウォーキングと同等のカロリー消費が期待できます。膝への負担が気になる方は、低めの台から始めてください。
✨ エア縄跳び・ジャンピングジャック
実際の縄跳びがなくても、縄跳びの動きを模したエア縄跳びは効果的な有酸素運動になります。軽くジャンプしながら手首を回す動作を続けます。集合住宅など下階への配慮が必要な場合は、かかとを床につけないようにつま先立ちで小さくバウンドする方法もあります。ジャンピングジャックは、両足を開きながら両手を頭上で合わせ、次に両足を閉じながら両手を体側に下ろす動作を繰り返す運動です。どちらも全身を使う運動で、短時間で心拍数を上げることができます。30秒〜1分程度を数セット行いましょう。
📝 効果的な運動習慣を続けるコツ
💡 ポイント:運動は継続することで効果を発揮します。正月の運動不足解消をきっかけに、長期的な運動習慣を身につけましょう!
運動は継続することで効果を発揮します。正月の運動不足解消をきっかけに、長期的な運動習慣を身につけるためのコツをご紹介します。
🎯 具体的な目標を設定する
漠然と「運動する」と決めるよりも、「毎日10分ストレッチをする」「週3回筋トレをする」など、具体的な目標を立てましょう。達成可能な小さな目標から始め、クリアできたら次の目標に進むことで、モチベーションを維持しやすくなります。カレンダーやアプリに記録をつけると、達成感が視覚化されて効果的です。
⏰ 毎日同じ時間に行う
運動を習慣化するには、決まった時間に行うことが効果的です。「朝食前に10分」「お風呂の前に15分」など、既存の生活習慣と紐づけると忘れにくくなります。毎日同じタイミングで体を動かすことで、体が運動を自然な日課として認識するようになります。
👨👩👧👦 家族や友人と一緒に行う
一人で続けるのが難しい場合は、家族や友人を誘って一緒に運動しましょう。正月に家族が集まる機会を利用して、みんなでストレッチや軽い体操を行うのもおすすめです。お互いに声をかけ合うことで、サボりにくくなりますし、運動自体が楽しい時間になります。
📱 動画やアプリを活用する
インターネット上には、室内でできるエクササイズ動画が多数公開されています。初心者向けから上級者向けまでさまざまなレベルがあり、インストラクターの動きを見ながら行えるので、正しいフォームを身につけやすいです。スマートフォンのフィットネスアプリを使えば、運動の記録や目標管理も簡単にできます。
😊 完璧を求めすぎない
「今日は予定があって運動できなかった」という日があっても、自分を責める必要はありません。1日休んでも、次の日から再開すれば問題ありません。完璧を求めすぎると続かなくなるため、「できる範囲で」「無理のないペースで」という心構えが大切です。長い目で見て、少しずつ習慣にしていきましょう。
👥 年代別おすすめの運動プラン
💡 ポイント:年齢によって体力や運動経験は異なります。それぞれの年代に合った運動プランを参考に、無理なく取り組みましょう。
年齢によって体力や運動経験は異なります。それぞれの年代に合った運動プランを参考に、無理なく取り組みましょう。
🔸 20〜30代向けプラン
比較的体力がある20〜30代は、筋力トレーニングと有酸素運動を組み合わせた積極的な運動がおすすめです。スクワット、プランク、腕立て伏せなどの筋トレを各10〜15回×3セット行い、その後にエア縄跳びやジャンピングジャックなどの有酸素運動を15〜20分行いましょう。週4〜5回を目標に、1回30〜40分程度の運動時間を確保できると理想的です。代謝が活発な年代なので、しっかり運動すれば正月太りの解消も比較的早いでしょう。
🔸 40〜50代向けプラン
40〜50代は基礎代謝が低下し始め、関節への負担も考慮が必要な年代です。ウォーミングアップとストレッチに十分な時間をかけ、筋トレは自分の体重を使った負荷の軽いものから始めましょう。スクワットやヒップリフトなど下半身を中心に各10回×2セット、有酸素運動は踏み台昇降やその場足踏みを10〜15分行います。週3〜4回、1回20〜30分程度を目安にしましょう。無理に強度を上げるよりも、継続できることを優先してください。
🔸 60代以上向けプラン
60代以上の方は、転倒予防とバランス能力の維持を意識した運動が重要です。椅子に座った状態でのストレッチや、椅子の背もたれにつかまって行うスクワット(椅子スクワット)がおすすめです。また、片足立ちでバランスを取る練習も、転倒予防に効果的です。有酸素運動は、その場での足踏みを5〜10分程度から始めましょう。週3回程度、1回15〜20分を目安に、体調を見ながら無理のない範囲で行ってください。運動前後には必ず血圧を測定し、異常がないことを確認しましょう。
🌟 運動と合わせて意識したい生活習慣
💡 ポイント:運動だけでなく、日常生活全体を見直すことで、より効果的に運動不足を解消できます。総合的なアプローチが重要です。
運動だけでなく、日常生活全体を見直すことで、より効果的に運動不足を解消できます。正月期間中から意識したい生活習慣のポイントをご紹介します。
⏰ 規則正しい生活リズムを保つ
休暇中でも、起床時間と就寝時間をできるだけ一定に保ちましょう。生活リズムが乱れると自律神経のバランスが崩れ、代謝機能にも影響します。朝は決まった時間に起きて朝日を浴び、夜は23時頃までには就寝する習慣を心がけてください。
🍽️ 食事内容に気を配る
正月料理を楽しみながらも、野菜やたんぱく質を意識して摂取しましょう。お餅やおせち料理だけでなく、サラダや汁物を加えると栄養バランスが整います。また、食べ過ぎを防ぐために、よく噛んでゆっくり食べることを意識してください。アルコールは控えめにし、飲んだ場合は同量以上の水を飲むことで脱水を防ぎます。 関連記事:暴飲暴食をリセットする3日間プログラム|体を整える具体的な方法を解説
🚶 こまめに立ち上がる習慣をつける
テレビを見たりスマートフォンを操作したりする時間が長くなりがちな正月は、30分〜1時間に1回は立ち上がって体を動かすことを意識しましょう。立ち上がってストレッチをする、部屋の中を歩く、窓を開けて外の空気を吸うなど、短時間でも体を動かすことで血行が促進されます。
🛁 入浴で体を温める
シャワーだけで済ませず、湯船にしっかり浸かることで血行が促進され、運動の効果も高まります。38〜40度程度のぬるめのお湯に15〜20分ほど浸かると、リラックス効果も得られます。入浴後にストレッチを行うと、筋肉がほぐれやすい状態なのでより効果的です。
😴 良質な睡眠を確保する
運動の効果を最大限に得るためには、良質な睡眠が欠かせません。睡眠中に成長ホルモンが分泌され、筋肉の修復や疲労回復が行われます。寝る前のスマートフォン使用を控え、寝室の温度や湿度を適切に保ち、快適な睡眠環境を整えましょう。運動習慣が睡眠の質を高め、良い睡眠がまた翌日の活力につながるという好循環が生まれます。
👨⚕️ 当院での診療傾向【医師コメント】
高桑康太 医師(当院治療責任者)より
正月明けに「体が重い」「疲れやすい」といった症状で受診される方が、昨年と比較して約30%増加しています。特に在宅勤務が定着し、もともと運動量が少ない方ほど年末年始の生活習慣の変化による影響を強く受けられている印象です。室内でできる簡単な運動から始めて、徐々に活動量を増やしていくことをおすすめしています。

❓ よくある質問
個人差はありますが、一般的に1〜2週間程度の継続的な運動で、正月期間中に低下した体力や代謝機能は回復に向かいます。ただし、体重増加がある場合は、元に戻るまでにさらに時間がかかることがあります。焦らず無理のないペースで運動を続け、食事にも気を配ることで、徐々に体調が整っていきます。運動習慣をこの機会に身につけることで、より健康的な体を目指しましょう。
集合住宅でも工夫次第で周囲に配慮しながら運動できます。ジャンプを伴う運動は避け、足踏みやスクワット、ストレッチなど床への衝撃が少ない運動を選びましょう。ヨガマットやカーペットの上で行うと衝撃が吸収されます。また、早朝や深夜を避けて日中に運動するなど、時間帯にも配慮することで、近隣への影響を最小限に抑えられます。
筋肉痛を完全に防ぐことは難しいですが、軽減する方法はいくつかあります。運動前のウォーミングアップと運動後のクールダウン・ストレッチを十分に行うこと、最初から激しい運動をせず徐々に強度を上げること、運動後に入浴して筋肉を温めることなどが効果的です。また、十分な睡眠とタンパク質を含むバランスの良い食事も、筋肉の回復を助けます。軽い筋肉痛は運動効果の表れでもあるので、無理のない範囲で運動を続けていきましょう。
厚生労働省の指針では、成人は1日60分、65歳以上は1日40分の身体活動が推奨されています。ただし、これは運動だけでなく家事や移動などの日常活動も含めた時間です。運動不足解消が目的であれば、まずは1日15〜20分程度の軽い運動から始め、習慣化してから徐々に時間を延ばしていくのがおすすめです。短時間でも毎日続けることが、健康維持には効果的です。
食後すぐの激しい運動は避けたほうがよいでしょう。食後は消化のために胃腸に血液が集中しており、この時に運動すると消化不良や腹痛、吐き気を引き起こす可能性があります。食後30分〜1時間程度は休憩し、軽いストレッチ程度にとどめましょう。本格的な運動は食後1〜2時間以上経ってから行うのが理想的です。逆に空腹すぎる状態での運動も、低血糖の原因になるため注意が必要です。
📚 参考文献
監修者医師
高桑 康太 医師
保有資格
ミラドライ認定医
略歴
- 2009年 東京大学医学部医学科卒業
- 2009年 東京逓信病院勤務
- 2012年 東京警察病院勤務
- 2012年 東京大学医学部附属病院勤務
- 2019年 当院治療責任者就任
- 皮膚腫瘍・皮膚外科領域で15年以上の臨床経験と30,000件超の手術実績を持ち、医学的根拠に基づき監修を担当
- 専門分野:皮膚腫瘍、皮膚外科、皮膚科、形成外科
- 臨床実績(2024年時点) 皮膚腫瘍・皮膚外科手術:30,000件以上、腋臭症治療:2,000件以上、酒さ・赤ら顔治療:1,000件以上
- 監修領域 皮膚腫瘍(ほくろ・粉瘤・脂肪腫など)、皮膚外科手術、皮膚がん、一般医療コラムに関する医療情報
佐藤 昌樹 医師
保有資格
日本整形外科学会整形外科専門医
略歴
- 2010年 筑波大学医学専門学群医学類卒業
- 2012年 東京大学医学部付属病院勤務
- 2012年 東京逓信病院勤務
- 2013年 独立行政法人労働者健康安全機構 横浜労災病院勤務
- 2015年 国立研究開発法人 国立国際医療研究センター病院勤務を経て当院勤務
