はじめに
おしりにできものができると、痛みや違和感があっても「恥ずかしい」「どの病院に行けばいいかわからない」といった理由で受診を躊躇してしまう方が少なくありません。しかし、おしりのできものは放置すると悪化したり、まれに重大な病気のサインであったりすることもあります。
この記事では、おしりにできるできものの種類や症状、病院での診断・治療方法について詳しく解説します。適切な診療科の選び方や、受診のタイミングについてもご紹介しますので、おしりのできものでお悩みの方はぜひ参考にしてください。

おしりのできものの主な種類
おしりにできるできものには、さまざまな種類があります。それぞれ原因や症状、治療方法が異なるため、まずは代表的なできものの特徴を理解しておきましょう。
粉瘤(アテローム)
粉瘤は、皮膚の下に袋状の構造物ができて、その中に角質や皮脂などの老廃物が溜まってしまう良性腫瘍です。おしりは粉瘤ができやすい部位の一つとされています。
粉瘤の特徴は以下の通りです。
触ると弾力のある半球状のしこりを感じます。中央に黒い点(開口部)が見られることがあり、これは粉瘤の特徴的なサインです。通常は痛みを伴いませんが、細菌感染を起こすと炎症性粉瘤となり、赤く腫れて強い痛みを生じます。
粉瘤は自然に消えることはなく、放置すると徐々に大きくなる傾向があります。また、繰り返し炎症を起こすこともあるため、早めの治療が推奨されます。
おでき(癤・せつ)
おできは、毛穴から細菌(主に黄色ブドウ球菌)が侵入して、毛嚢や周囲の組織に化膿性の炎症が起こった状態です。医学的には「癤(せつ)」と呼ばれます。
おできの症状には次のようなものがあります。
初期は赤く腫れた小さな発疹として現れ、徐々に膿が溜まって中心部が白っぽくなります。触ると痛みがあり、周囲が熱を持つこともあります。数日で自然に破れて膿が出ると、痛みが軽減することが多いです。
おしりは座ることによる摩擦や圧迫、汗による蒸れなどでおできができやすい環境にあります。
毛嚢炎(もうのうえん)
毛嚢炎は、毛穴の奥にある毛包に細菌や真菌が感染して炎症を起こす状態です。おできよりも浅い部分の感染で、複数個できることもあります。
毛嚢炎の特徴として、小さな赤い発疹や膿を持った白いブツブツとして現れます。かゆみや軽い痛みを伴うことがありますが、おできほど強い痛みはないことが一般的です。
おしりの場合、ムダ毛処理後や、きつい下着による摩擦などが原因となることがあります。
痔瘻(じろう)
痔瘻は、肛門周囲に膿が溜まる「肛門周囲膿瘍」が進行して、肛門内部と皮膚表面をつなぐトンネルのような管(瘻管)ができた状態です。
痔瘻の症状には以下があります。
肛門の周辺におしりの割れ目付近にしこりや腫れができます。膿が出る穴(二次口)ができて、そこから膿や血液が出ることがあります。座ったときや排便時に痛みを感じることがあり、発熱を伴うこともあります。
痔瘻は自然治癒することはなく、放置すると瘻管が複雑化したり、複数の瘻管ができたりする可能性があるため、必ず医療機関での治療が必要です。
尖圭コンジローマ
尖圭コンジローマは、ヒトパピローマウイルス(HPV)の感染によって引き起こされる性感染症の一種です。肛門周囲や性器にイボ状のできものができます。
尖圭コンジローマの特徴として、小さなイボが集まってカリフラワー状やニワトリのトサカ状の形状になることがあります。通常は痛みやかゆみがないか、あっても軽度です。放置すると徐々に数が増えたり、大きくなったりします。
性行為によって感染するため、パートナーも検査や治療が必要になることがあります。
その他のできもの
上記以外にも、おしりには以下のようなできものができることがあります。
脂肪腫は、皮下脂肪組織が増殖してできる良性腫瘍で、柔らかいしこりとして触れます。痛みはほとんどありませんが、大きくなると圧迫感を感じることがあります。
表皮嚢腫は粉瘤と似ていますが、角質のみが溜まるできもので、やや硬めのしこりとして触れます。
まれではありますが、悪性黒色腫(メラノーマ)や基底細胞がん、有棘細胞がんなどの皮膚がんがおしりにできることもあります。急速に大きくなる、出血する、色や形が不規則などの特徴があれば、早急に医療機関を受診する必要があります。
おしりのできものの原因
おしりにできものができる原因は多岐にわたります。主な原因を理解することで、予防や早期対応につながります。
細菌感染
おしりのできものの多くは細菌感染が原因です。
黄色ブドウ球菌は、おできや毛嚢炎の主な原因菌です。私たちの皮膚には常に存在している常在菌ですが、皮膚のバリア機能が低下したり、傷があったりすると感染を起こします。
大腸菌などの腸内細菌は、肛門周囲の皮膚に付着して感染を引き起こすことがあり、特に痔瘻の原因となります。
皮膚への刺激や摩擦
おしりは座ることによる圧迫や摩擦を常に受けている部位です。
長時間の座位は皮膚への圧迫が続くと血行不良を起こし、皮膚のバリア機能が低下します。きつい下着や衣類による摩擦は皮膚を傷つけ、細菌感染のリスクを高めます。
ムダ毛処理での刺激もカミソリや除毛クリームによる刺激は、毛嚢炎の原因になることがあります。
汗や皮脂の蒸れ
おしりは汗をかきやすく、蒸れやすい部位です。
高温多湿の環境では、汗や皮脂が毛穴に詰まりやすくなり、細菌の繁殖を促します。通気性の悪い下着や衣類を着用すると、蒸れやすくなります。
免疫力の低下
体の免疫力が低下すると、普段は問題のない常在菌でも感染を起こしやすくなります。
ストレスや疲労の蓄積、睡眠不足、栄養バランスの偏った食事などが免疫力の低下を招きます。また、糖尿病などの基礎疾患がある方は、感染症にかかりやすくなります。
ウイルス感染
尖圭コンジローマは、ヒトパピローマウイルス(HPV)の6型や11型などの感染が原因です。主に性行為を通じて感染します。
先天的・体質的要因
粉瘤は、生まれつき皮膚の構造に起因する部分もあり、体質的にできやすい方もいます。打撲などの外傷がきっかけとなってできることもあります。
おしりのできものの症状と見分け方
おしりのできものは、種類によって症状が異なります。以下の表で主な症状を比較してみましょう。
| 種類 | 見た目 | 大きさ | 痛み | その他の特徴 |
|---|---|---|---|---|
| 粉瘤 | 半球状のしこり、中央に黒点 | 数mm〜数cm | 通常なし(炎症時は強い痛み) | 徐々に大きくなる、悪臭のある内容物 |
| おでき | 赤く腫れた発疹、中心に膿 | 1〜3cm程度 | 強い痛み | 熱感あり、自然に破れることも |
| 毛嚢炎 | 小さな赤いブツブツ | 数mm | 軽度の痛み・かゆみ | 複数個できることが多い |
| 痔瘻 | 肛門周囲の腫れ、膿の出口 | 様々 | 座位や排便時の痛み | 膿や血液の分泌、発熱することも |
| 尖圭コンジローマ | イボ状、カリフラワー様 | 数mm〜数cm | ほとんどなし | 徐々に増える・大きくなる |
| 脂肪腫 | 柔らかいしこり | 数cm〜 | ほとんどなし | 弾力性あり、可動性あり |
ただし、これらの症状はあくまで一般的な特徴であり、実際には個人差があります。また、見た目だけでは正確な診断が難しいこともあるため、気になる症状がある場合は医療機関を受診することをおすすめします。
病院を受診すべきタイミング
おしりのできものができたとき、どのようなタイミングで病院を受診すべきか迷う方も多いでしょう。以下のような症状がある場合は、早めの受診をおすすめします。
すぐに受診すべき症状
次のような症状がある場合は、できるだけ早く医療機関を受診してください。
強い痛みや腫れがある場合は、炎症性粉瘤や痔瘻の可能性があります。発熱や悪寒を伴う場合は、感染が広がっている可能性があり、早急な治療が必要です。
急速に大きくなる、出血する、色や形が不規則な場合は、悪性腫瘍の可能性も否定できないため、速やかに受診が必要です。
日常生活に支障がある症状として、座ると痛くて仕事や日常生活に支障をきたす、排便時に強い痛みがあるといった場合も早めの受診が推奨されます。
早めの受診が望ましい症状
以下のような症状がある場合も、早めに医療機関を受診することをおすすめします。
できものが徐々に大きくなっている場合、粉瘤や腫瘍の可能性があり、早期の治療が有効です。繰り返し同じ場所にできものができる場合も、根本的な治療が必要かもしれません。
膿や血液が出る、悪臭がする場合は、感染を伴っている可能性が高く、適切な治療が必要です。2週間以上経っても改善しない場合も、自然治癒が期待できない状態かもしれません。
経過観察でもよい場合
次のような場合は、しばらく様子を見てもよいでしょう。
小さな赤いブツブツが数個あるだけで、痛みやかゆみがほとんどない場合は、軽度の毛嚢炎の可能性があります。清潔を保ち、刺激を避けることで自然に治ることもあります。
ただし、1〜2週間経っても改善しない、または悪化する場合は受診を検討してください。
何科を受診すればよい?
おしりのできもので受診する際、何科に行けばよいか迷う方も多いでしょう。できものの種類や場所によって、適切な診療科が異なります。
皮膚科
皮膚科は、おしりのできものの多くに対応できる診療科です。以下のような場合は皮膚科の受診をおすすめします。
粉瘤、おでき、毛嚢炎などの皮膚のできものは、皮膚科が専門です。肛門から離れた部位のできものも、まずは皮膚科で相談するとよいでしょう。皮膚がんが疑われる場合も、皮膚科での精密検査が必要です。
外科・形成外科
大きな粉瘤や脂肪腫など、手術的な切除が必要なできものの場合は、外科や形成外科での治療となることがあります。皮膚科から紹介されることも多いです。
当院アイシークリニック新宿院では、粉瘤をはじめとする皮膚・皮下のできものの日帰り手術に対応しております。
肛門外科・大腸肛門科
肛門周囲や肛門に近い部位のできもので、以下のような場合は肛門外科や大腸肛門科の受診が適しています。
痔瘻が疑われる場合、肛門周囲膿瘍の症状がある場合、排便に関連した症状がある場合は、これらの専門科での診察が推奨されます。
性病科・泌尿器科・婦人科
尖圭コンジローマなど性感染症が疑われる場合は、性病科、泌尿器科(男性)、婦人科(女性)での診察が適切です。
受診科で迷ったら
何科を受診すべきか迷った場合は、まずは皮膚科を受診することをおすすめします。皮膚科で診察を受けた結果、他の診療科が適切だと判断されれば、適切な医療機関を紹介してもらえます。
また、かかりつけ医がいる場合は、まず相談してみるのもよいでしょう。
病院での診断方法
医療機関を受診すると、以下のような流れで診断が行われます。
問診
まず、医師が症状について詳しく聞き取りを行います。
いつ頃からできものがあるか、大きさや形の変化はあるか、痛みやかゆみなどの症状はあるか、過去に同じようなできものができたことはあるか、現在治療中の病気や服用している薬はあるかなどを確認します。
おしりという部位のため話しづらいかもしれませんが、正確な診断のために詳しく症状を伝えることが大切です。
視診・触診
医師が実際にできものを見て触って、状態を確認します。
できものの大きさ、形状、色、硬さ、圧痛の有無などをチェックします。周囲の皮膚の状態や、他の部位に同様のできものがないかも確認します。
必要に応じた検査
症状や見た目から診断が難しい場合や、悪性の可能性がある場合には、追加の検査が行われることがあります。
超音波検査(エコー)では、できものの内部構造や深さを確認できます。特に粉瘤や脂肪腫などの診断に有用です。
血液検査は炎症の程度や感染の有無を確認するために行われることがあります。
病理組織検査として、悪性腫瘍が疑われる場合や、診断が確定しない場合には、できものの一部または全部を採取して顕微鏡で詳しく調べます。
MRIやCT検査は、できものが深部に及んでいる場合や、周囲の組織との関係を詳しく調べる必要がある場合に行われます。
病院での治療方法
おしりのできものの治療方法は、種類や状態によって異なります。主な治療法をご紹介します。
薬物療法
軽度のおできや毛嚢炎などの細菌感染に対しては、抗生物質の内服や外用薬が処方されます。炎症性粉瘤で痛みや腫れが強い場合にも、まず抗生物質で炎症を抑える治療が行われることがあります。
尖圭コンジローマに対しては、免疫を高める作用のある外用薬(イミキモドクリーム)が使用されることがあります。
切開排膿
炎症性粉瘤や肛門周囲膿瘍など、膿が溜まっているできものに対しては、切開して膿を出す処置が行われます。これにより、痛みや腫れが軽減されます。
ただし、切開排膿だけでは根本的な治療にならないことが多く、炎症が落ち着いた後に手術が必要になることもあります。
手術療法
粉瘤、脂肪腫、大きなおできなど、多くのできものに対しては手術による切除が根本的な治療となります。
粉瘤の手術には、主に以下の方法があります。
小切開摘出術(くり抜き法)は、粉瘤の開口部から数ミリの小さな穴を開けて、袋ごと内容物を摘出する方法です。傷跡が小さく、治りも早いのが特徴です。当院でも多くの症例でこの方法を採用しています。
従来の切開法では、粉瘤の大きさに応じて皮膚を切開し、袋を完全に摘出します。大きな粉瘤や複雑な形状の場合に選択されることがあります。
いずれの方法も、局所麻酔下で行われ、多くの場合日帰り手術が可能です。
痔瘻の手術は専門的な治療が必要で、肛門外科で瘻管を切開したり切除したりする手術が行われます。
凍結療法・レーザー治療
尖圭コンジローマに対しては、液体窒素による凍結療法や、炭酸ガスレーザーによる焼灼治療が行われることがあります。複数回の治療が必要になることが多いです。
経過観察
小さな脂肪腫など、症状がなく悪性の可能性も低い場合は、定期的に経過を観察することもあります。ただし、大きくなってきた場合などは手術を検討します。
治療後のケアと注意点
病院での治療を受けた後は、適切なケアが回復を早め、再発を防ぐために重要です。
手術後のケア
手術後は以下の点に注意してください。
処方された抗生物質や痛み止めは、指示通りに服用しましょう。患部は清潔に保ち、医師の指示に従ってガーゼ交換や消毒を行います。激しい運動や長時間の入浴は、しばらく控えるようにしてください。
抜糸が必要な場合は、指定された日に必ず受診しましょう。通常、手術後1〜2週間程度で抜糸を行います。
日常生活での注意
治療中や治療後の日常生活では、以下の点に気をつけましょう。
患部への刺激を避けるため、柔らかいクッションを使用したり、長時間の座位を避けたりします。通気性の良い下着を着用し、清潔を保つことで蒸れを防ぎます。
バランスの取れた食事と十分な睡眠で、免疫力を維持することも大切です。
再発予防
おしりのできものは再発することもあるため、以下の予防策を心がけましょう。
皮膚を清潔に保ち、汗をかいたらこまめに拭き取るか着替えるようにします。きつすぎる下着や衣類は避け、通気性の良いものを選びましょう。
ムダ毛処理は皮膚を傷つけないよう慎重に行い、処理後は保湿を忘れずに。長時間同じ姿勢でいることを避け、定期的に立ち上がって体を動かしましょう。
ストレスをためず、規則正しい生活を心がけることで、免疫力を保つことができます。
自己判断での対処は危険
おしりにできものができると、恥ずかしさから自分で何とかしようとする方もいますが、以下のような行為は避けてください。
自分で潰す・絞る
できものを自分で潰したり絞り出したりすると、以下のリスクがあります。
細菌がさらに深部に入り込み、感染が広がる可能性があります。瘢痕(傷跡)が残りやすくなります。粉瘤の場合、袋が残ると再発しやすくなります。
特に粉瘤は、内容物を出しても袋が残っている限り再発するため、自己処置では根本的な解決になりません。
市販薬の長期使用
市販の抗生物質軟膏などは、軽度の毛嚢炎などには効果がある場合もありますが、効果がないのに使い続けると、適切な治療が遅れる原因となります。
1〜2週間使用しても改善しない場合は、医療機関を受診しましょう。
民間療法
インターネット上には様々な民間療法の情報がありますが、科学的根拠のないものも多く、かえって症状を悪化させることもあります。特に消毒液を直接塗るなどの刺激の強い処置は避けてください。

おしりのできものに関するよくある質問
軽度の毛嚢炎やおできなどは、清潔を保つことで自然に治ることもあります。しかし、粉瘤は自然に消えることはなく、痔瘻も自然治癒しません。また、悪化して痛みや腫れがひどくなる前に、早めに医療機関を受診することをおすすめします。
局所麻酔を使用するため、手術中の痛みはほとんどありません。麻酔の注射時にチクッとした痛みを感じる程度です。手術後は鎮痛剤を処方しますので、強い痛みが続くことは通常ありません。
Q3. 手術の傷跡は残りますか?
小切開摘出術(くり抜き法)では数ミリの小さな傷で済むため、傷跡は目立ちにくくなります。従来の切開法でも、適切な縫合により、時間とともに傷跡は目立たなくなっていきます。個人差はありますが、おしりは比較的傷跡が目立ちにくい部位です。
Q4. 手術後、いつから通常の生活に戻れますか?
手術の範囲や種類によりますが、多くの場合、翌日から通常の日常生活が可能です。ただし、激しい運動や長時間の座位は、1〜2週間程度控えることをおすすめします。デスクワークなどは翌日から可能なことが多いですが、クッションを使用するなど工夫が必要な場合もあります。
Q5. 再発することはありますか?
粉瘤は袋を完全に摘出すれば、同じ場所に再発することはほとんどありません。ただし、体質的に他の場所に新たにできることはあります。おできや毛嚢炎は、皮膚の状態や生活習慣によっては再発することがあるため、予防策を心がけることが大切です。
Q6. 保険は適用されますか?
粉瘤やおできなどの治療・手術は、健康保険が適用されます。ただし、美容目的の治療や、一部の特殊な治療法では自費診療となることもあります。受診時に確認することをおすすめします。
当院での治療について
アイシークリニック新宿院では、おしりの粉瘤をはじめとするできものの診断・治療を行っております。
当院では、小切開摘出術(くり抜き法)を中心とした、傷跡が目立ちにくい治療を提供しています。日帰り手術が可能で、多くの場合、所要時間は30分程度です。
プライバシーに配慮した診察・治療を心がけており、おしりのできものでお悩みの方も安心して受診していただけます。土日も診療しておりますので、平日お忙しい方も通院しやすい環境を整えております。
おしりのできものでお悩みの方、どこに相談すればよいか迷っている方は、お気軽にご相談ください。
まとめ
おしりのできものは、粉瘤、おでき、毛嚢炎、痔瘻など様々な種類があり、それぞれ原因や治療法が異なります。「恥ずかしい」という理由で受診を躊躇される方も多いですが、放置すると悪化したり、まれに重大な病気が隠れていたりすることもあります。
以下のような症状がある場合は、早めに医療機関を受診することをおすすめします。
強い痛みや腫れがある、発熱を伴う、急速に大きくなる、繰り返しできる、2週間以上改善しないといった場合は、適切な診断と治療が必要です。
受診する診療科は、多くの場合皮膚科が適していますが、肛門に近い部位や痔瘻が疑われる場合は肛門外科、性感染症が疑われる場合は専門科を受診しましょう。
粉瘤などのできものは、手術による袋の完全摘出が根本的な治療となります。現在では小切開摘出術など、傷跡が目立ちにくい方法も普及しており、多くの場合日帰り手術が可能です。
自己判断で潰したり、市販薬を長期間使用したりすることは避け、専門医の診察を受けることが大切です。早期発見・早期治療により、多くのできものは適切に対処することができます。
おしりのできものでお悩みの方は、一人で悩まず、ぜひ医療機関にご相談ください。
参考文献
本記事の作成にあたり、以下の信頼性の高い情報源を参照しました。
監修者医師
高桑 康太 医師
略歴
- 2009年 東京大学医学部医学科卒業
- 2009年 東京逓信病院勤務
- 2012年 東京警察病院勤務
- 2012年 東京大学医学部附属病院勤務
- 2019年 当院治療責任者就任
佐藤 昌樹 医師
保有資格
日本整形外科学会整形外科専門医
略歴
- 2010年 筑波大学医学専門学群医学類卒業
- 2012年 東京大学医学部付属病院勤務
- 2012年 東京逓信病院勤務
- 2013年 独立行政法人労働者健康安全機構 横浜労災病院勤務
- 2015年 国立研究開発法人 国立国際医療研究センター病院勤務を経て当院勤務