
💬 「日焼け止めしてるのに、なんでシミが増えるの?」
そう思ったこと、ありませんか?
実は、シミの原因は紫外線だけじゃないんです。ホルモンバランス・摩擦・炎症・加齢…原因を間違えてケアすると、悪化することも。
この記事を読めば、自分のシミのタイプと正しい対処法がわかります。読まずにケアを続けると、時間もお金も無駄になるかも…😢
「肝斑だと知らずにレーザーを当てたら、シミがもっと濃くなってしまった…」というケースは実際に多くあります。自己判断のケアは要注意です。
👩⚕️ 美容皮膚科医より
目次
- シミとはそもそも何か——メラニンと色素沈着の仕組み
- シミの主な原因①:紫外線によるダメージ
- シミの主な原因②:ホルモンバランスの乱れ(肝斑)
- シミの主な原因③:炎症後色素沈着
- シミの主な原因④:加齢と老人性色素斑
- シミの主な原因⑤:摩擦・生活習慣・その他
- シミの種類と見分け方
- 日常生活でできるシミの予防策
- クリニックで受けられるシミ治療の種類
- まとめ
💡 この記事のポイント
- 📌 シミの原因は紫外線だけじゃない——ホルモン・炎症・加齢・摩擦など多岐にわたる
- 📌 種類によって適切な治療法がまったく異なる
- 📌 特に肝斑は自己判断レーザーで悪化リスクあり——専門家の診断が必須
💡 シミとはそもそも何か——メラニンと色素沈着の仕組み
シミを理解するうえで欠かせないのが、「メラニン色素」という存在です。メラニンは皮膚の表皮にある「メラノサイト(色素細胞)」が産生する色素で、本来は紫外線から皮膚の細胞を守るために作られます。肌が日光に当たると、メラノサイトはシグナルを受け取り、メラニンを生成・放出します。これがいわゆる「日焼け」の仕組みです。
健康な肌では、生成されたメラニンは肌のターンオーバー(新陳代謝)によって少しずつ排出されます。ターンオーバーとは、肌の細胞が一定の周期で生まれ変わるサイクルのことで、通常は約28〜45日ほどかけて古い細胞が垢として落ち、新しい細胞に置き換わっていきます。このサイクルが正常に機能している間は、メラニンが蓄積されにくく、シミになりにくい状態が保たれます。
しかし、紫外線の過剰な刺激や炎症、ホルモンバランスの乱れなどがあると、メラニンが過剰に産生されたり、ターンオーバーが乱れてメラニンが排出されにくくなったりします。その結果、メラニンが特定の部位に蓄積し、茶色や黒っぽい「シミ」として目に見えるようになるのです。
シミが生じる層は表皮か真皮かによっても異なります。表皮にあるシミはレーザーなどの治療に反応しやすい傾向がありますが、真皮深くにあるシミは治療が複雑になることもあります。そのため、シミの原因と種類を正確に把握することが、適切なケアの第一歩となります。
Q. シミはなぜできるの?メラニンとの関係は?
シミは、皮膚のメラノサイトが産生するメラニン色素が特定部位に蓄積することで生じます。通常は肌のターンオーバー(約28〜45日周期)によってメラニンは排出されますが、紫外線・炎症・ホルモン乱れなどでメラニンが過剰産生されたり、ターンオーバーが乱れたりすると排出が追いつかず、シミとして目に見えるようになります。
📌 シミの主な原因①:紫外線によるダメージ
シミの原因として最もよく知られているのが、紫外線(UV)によるダメージです。太陽光に含まれる紫外線には大きく分けてUV-AとUV-Bがあり、それぞれ肌に与える影響が異なります。
UV-Bは肌の表面(表皮)に強く作用し、日焼けによる赤みや炎症を引き起こします。一方、UV-Aは波長が長く、肌の奥(真皮)まで届きます。UV-Aは直接的な赤みを生じさせにくいため「見えない日焼け」とも呼ばれますが、長期間にわたって蓄積されることで肌の老化やシミの原因となります。
紫外線を浴びると、まずメラノサイトが刺激を受け、チロシナーゼという酵素が活性化されます。この酵素がチロシンというアミノ酸を酸化し、最終的にメラニンが産生されます。繰り返し紫外線を浴びることで、この反応が何度も繰り返され、メラニンが蓄積されやすくなっていきます。
特に注意が必要なのは、「晴れた夏の日だけ紫外線に気をつければいい」というわけではない点です。UV-Aは雨の日でも、窓越しでも届きます。また、雪や砂浜からの反射によって紫外線量が増加することもあります。季節や天気を問わず継続的な紫外線対策が重要です。
さらに、幼少期から青年期にかけて受けた紫外線ダメージが、中年以降になってシミとして現れることも多いとされています。子どもの頃の紫外線対策も、将来の肌のためには非常に大切です。
✨ シミの主な原因②:ホルモンバランスの乱れ(肝斑)
紫外線と並んでシミの大きな原因となるのが、ホルモンバランスの乱れです。特に女性に多く見られる「肝斑(かんぱん)」は、このホルモンの変動と密接に関係しています。
肝斑は、30〜50代の女性に多く発症し、両頬や額、鼻の下などに左右対称に広がる茶色のシミが特徴です。妊娠中や出産後、経口避妊薬(ピル)の服用中に出現・悪化しやすいことから、女性ホルモン(特にエストロゲン)がメラノサイトを刺激することが原因の一つと考えられています。
エストロゲンはメラノサイト刺激ホルモン(MSH)と構造が似た部分を持ち、メラノサイトの受容体に結合してメラニン産生を促すことがあるとされています。また、ストレスによって分泌される副腎皮質刺激ホルモン(ACTH)や、睡眠不足による成長ホルモンの低下なども、間接的にメラニン産生に影響を与えることがわかっています。
肝斑は紫外線によって悪化しやすく、レーザー治療を行うと一時的に濃くなってしまうケースもあります(これを「肝斑の活性化」と呼びます)。そのため、肝斑の治療には通常のシミとは異なるアプローチが必要です。トラネキサム酸の内服やビタミンC誘導体の外用、低出力レーザー(トーニング)などが有効とされています。
肝斑かどうかを自己判断するのは難しいため、シミが両側対称にある場合や、妊娠・ピル服用後に出現したシミがある場合は、皮膚科や美容皮膚科で診断を受けることをおすすめします。
Q. 肝斑はなぜレーザーで悪化することがあるの?
肝斑は女性ホルモンの変動によってメラノサイトが過敏になっている状態のため、通常のレーザーを照射すると刺激となり、メラニン産生がさらに活性化して色が濃くなることがあります。肝斑には低出力レーザー(ピコトーニング)やトラネキサム酸の内服が有効とされており、アイシークリニックでは正確な診断のうえ最適な治療法を提案しています。
🔍 シミの主な原因③:炎症後色素沈着
「ニキビが治ったあとに茶色い跡が残る」「虫刺されをかきむしったら黒ずみになった」——これらは炎症後色素沈着(PIH:Post-Inflammatory Hyperpigmentation)と呼ばれる状態です。
皮膚に炎症が起きると、その修復過程でさまざまなサイトカイン(炎症性物質)が放出されます。これらのサイトカインがメラノサイトを刺激し、メラニンの過剰産生が引き起こされます。炎症が収まっても、産生されたメラニンが肌に残ることで茶色や黒っぽいシミのように見えるのです。
炎症後色素沈着の原因となる主な炎症には、ニキビ・吹き出物、アトピー性皮膚炎、虫刺され、やけど、接触性皮膚炎(かぶれ)、傷などがあります。また、過度な洗顔や摩擦、自分でニキビを潰す行為なども炎症を起こし、色素沈着につながることがあります。
炎症後色素沈着は、ターンオーバーが正常であれば数ヶ月〜1年ほどで自然に薄くなることが多いです。しかし、ターンオーバーが乱れていたり、紫外線対策が不十分だったりすると長期化することがあります。また、繰り返し同じ部位に炎症が起きると、色素沈着が深くなり、消えにくくなることもあります。
炎症後色素沈着を防ぐためには、まず炎症の原因をできるだけ早く取り除くことが大切です。ニキビができたら適切に治療し、皮膚への不必要な刺激を避け、紫外線対策を徹底することが予防につながります。
💪 シミの主な原因④:加齢と老人性色素斑
加齢そのものもシミの大きな原因の一つです。年齢を重ねるにつれて、肌のターンオーバーが遅くなります。若い頃は約28日周期だったターンオーバーが、40代では約40〜45日、50代以降ではさらに長くなるとされています。ターンオーバーが遅くなると、蓄積されたメラニンが排出されにくくなり、シミとして残りやすくなります。
加齢によって生じる代表的なシミが「老人性色素斑(日光黒子)」です。これは長年の紫外線ダメージの蓄積によって形成されるもので、40代以降に顔や手の甲、腕などによく見られます。形は円形や楕円形で、境界がはっきりしており、色は薄い茶色から濃い茶色・黒に近いものまでさまざまです。
老人性色素斑は加齢とともに数が増えたり、面積が広がったりする傾向があります。また、加齢によって皮膚のバリア機能が低下することで、紫外線や外部刺激の影響を受けやすくなり、新たなシミができやすい環境になることも知られています。
加齢によるシミは、早い人では30代から現れ始めることもあります。「まだ若いから大丈夫」と考えずに、早めの紫外線対策や適切なスキンケアを続けることが大切です。若い頃からコツコツと積み重ねる日常的なケアが、将来のシミを大幅に抑えることにつながります。
Q. ニキビ跡の茶色い色素沈着は自然に消える?
ニキビや傷などの炎症後に残る茶色い跡は「炎症後色素沈着」と呼ばれ、ターンオーバーが正常であれば数ヶ月〜1年ほどで自然に薄くなることが多いです。ただし、紫外線対策が不十分な場合や同じ部位で炎症が繰り返される場合は長期化・深部化することもあるため、早期の炎症治療と徹底した紫外線対策が改善の近道となります。

🎯 シミの主な原因⑤:摩擦・生活習慣・その他
シミの原因は紫外線やホルモン、加齢だけではありません。日常生活における摩擦や悪い生活習慣、さらには遺伝的な要因も関係しています。
摩擦は意外と見落とされがちなシミの原因です。毎日の洗顔で強くこすったり、クレンジングを力を入れてなじませたり、タオルで顔を勢いよく拭いたりする行為は、皮膚に微細な炎症を繰り返し引き起こします。この慢性的な刺激がメラノサイトを活性化させ、色素沈着を招くことがあります。特に目元の周囲は皮膚が薄く、摩擦の影響を受けやすい部位です。
生活習慣面では、睡眠不足や過度なストレス、偏った食事がシミの形成を助長することがわかっています。睡眠中は肌のターンオーバーが活発になりますが、睡眠が不足するとこのサイクルが乱れ、メラニンの排出が遅れます。また、ストレスは活性酸素を増加させ、チロシナーゼを活性化してメラニン産生を促す働きがあります。
食生活では、活性酸素を増やす過剰なアルコール摂取や喫煙が、肌の酸化を加速させシミを増やす要因になり得ます。一方で、ビタミンCやビタミンE、ポリフェノールなどの抗酸化成分は、チロシナーゼの活性を抑えたり、メラニン産生を抑制したりする効果が期待されています。
また、遺伝的な要因としては「雀卵斑(そばかす)」が挙げられます。雀卵斑は2〜3mmほどの小さな茶色い点が鼻周辺や頬に多数散在するもので、主に遺伝によって発症しやすさが決まります。子どもの頃から現れ始め、紫外線によって悪化することが多いです。遺伝的な素因は変えられませんが、紫外線対策によって発症・悪化を抑えることは可能です。
💡 シミの種類と見分け方
シミを適切にケアするためには、自分のシミがどの種類に当たるのかを知ることが重要です。代表的なシミの種類とその特徴を整理します。
老人性色素斑(日光黒子)は、最も一般的なシミです。境界がはっきりした丸いシミで、色は薄茶色から濃茶色まであります。紫外線を受けやすい顔、手の甲、腕などに多く見られます。長年の紫外線ダメージが原因で、加齢とともに増えやすいのが特徴です。レーザー治療への反応がよく、治療効果が出やすい種類の一つです。
肝斑は、両頬・額・鼻の下などに左右対称に広がる薄茶色のシミです。境界がぼんやりしていることが多く、女性ホルモンとの関係が深いため、30〜50代の女性に多く見られます。紫外線やホルモン変動で悪化しやすく、レーザー治療で悪化するケースもあるため、自己判断での対処は避けるべきシミです。
雀卵斑(そばかす)は、2〜3mm程度の小さな薄茶色の点が散在するタイプです。鼻周辺や頬に多く、子どもの頃から出現し、遺伝的要因が強いとされています。夏(紫外線が強い時期)に濃くなり、冬は薄くなることが多いのが特徴です。
炎症後色素沈着は、ニキビや傷、虫刺されなどの炎症が治った後に残る茶色い跡です。ターンオーバーによって自然に薄くなることが多いですが、紫外線対策が不十分だと長引くことがあります。
ADM(後天性真皮メラノサイトーシス)は、真皮(皮膚の深い層)にメラノサイトが存在する状態です。両頬骨上や額に点状・斑状に分布し、表皮性のシミとは見た目が似ていても、深い層にあるため治療に工夫が必要です。20〜30代から出現することが多く、肝斑と混在していることもあります。
脂漏性角化症(老人性疣贅)は、厳密にはシミではなく「できもの」の一種ですが、シミと混同されることがよくあります。表面がやや盛り上がっており、茶色〜黒色でざらざらした質感があります。加齢によって増えやすく、主に顔や体幹に見られます。
これらの種類は、専門家でなければ見分けが難しいこともあります。自己判断で対処を進めると、肝斑をレーザーで悪化させてしまうなどのトラブルが起きるリスクがあるため、まずは皮膚科や美容皮膚科での診断を受けることをお勧めします。
Q. シミ予防に日焼け止めはどう選べばいい?
日常生活ではSPF30・PA+++程度、アウトドアや海水浴時はSPF50・PA++++を目安に選びましょう。UV-Aは曇りの日や窓越しでも届くため、季節・天気を問わず毎日使用することが重要です。効果を維持するために2〜3時間ごとの塗り直しも欠かせません。帽子・日傘・UVカット衣服との併用でより高い紫外線防護効果が期待できます。
📌 日常生活でできるシミの予防策
シミは一度できると治すのに時間がかかるため、予防が非常に重要です。日常生活で実践できる予防策をご紹介します。
紫外線対策の徹底は、シミ予防の中で最も効果的な方法です。日焼け止めは外出時はもちろん、曇りの日や室内でも窓際にいる場合は使用することをおすすめします。SPFとPAの値を確認し、日常生活ではSPF30・PA+++程度、アウトドアや海水浴などではSPF50・PA++++を選びましょう。2〜3時間ごとに塗り直すことで効果が持続します。帽子・サングラス・日傘・UVカット素材の衣服なども組み合わせることで、より高い防護効果が得られます。
スキンケアでは、摩擦を最小限にすることを意識しましょう。洗顔はぬるま湯を使い、泡をたっぷり立てて優しくなでるように洗います。クレンジングも力を入れずにやさしく行い、すすぎはしっかり行います。タオルで顔を拭く際も、押さえるようにやさしくします。
美白成分を含むスキンケア製品を活用することも有効です。ビタミンC誘導体(アスコルビン酸誘導体)は、チロシナーゼの活性を抑えてメラニンの産生を抑制する効果があります。また、すでに作られたメラニンを還元して色を薄くする働きもあります。アルブチン、トラネキサム酸、ナイアシンアミドなども、科学的にシミへの効果が認められている美白成分です。医薬品として認可されているハイドロキノンも、高い美白効果が期待できる成分として知られています(使用にあたっては専門家の指導のもとで)。
生活習慣の改善もシミ予防に効果的です。睡眠は肌のターンオーバーを促進する成長ホルモンが分泌される大切な時間です。できるだけ規則正しい睡眠をとることを心がけましょう。また、バランスの取れた食事を心がけ、ビタミンCを多く含む野菜・果物(パプリカ、キウイ、レモン、ブロッコリーなど)を積極的に取り入れることもおすすめです。
喫煙は活性酸素を大量に発生させてメラニンの産生を促進するため、シミ予防のためには禁煙が理想的です。過度な飲酒も肌の酸化を進めるため、節制することがよいでしょう。
ニキビや湿疹などの皮膚炎症は早めに治療し、ひっかいたり潰したりしないようにすることも、炎症後色素沈着の予防として重要です。皮膚トラブルが起きたら自己流でケアするのではなく、早めに皮膚科を受診するようにしましょう。
✨ クリニックで受けられるシミ治療の種類

日常的なスキンケアや生活習慣の改善でカバーしきれないシミには、クリニックでの専門的な治療が効果的です。美容皮膚科では、シミの種類や状態に合わせたさまざまな治療法を提供しています。
レーザー治療は、シミ治療の中でも代表的な方法です。特定の波長のレーザー光をシミの部分に照射し、メラニン色素を選択的に破壊します。主に使用されるのはQスイッチルビーレーザー、Qスイッチアレキサンドライトレーザー、Qスイッチ Nd:YAGレーザーなどです。老人性色素斑や雀卵斑に対して高い効果が期待でき、1〜数回の治療でシミが薄くなることが多いです。治療後は一時的に患部がかさぶたになりますが、剥がれると薄くなった肌が現れます。
フォトフェイシャル(IPL治療)は、レーザーではなく光(インテンス・パルス・ライト)を使った治療法です。広い波長帯の光を照射することで、複数の肌トラブルを同時にアプローチできるのが特徴です。比較的ダウンタイムが少なく、薄いシミや肌全体のトーンアップに向いています。複数回の施術を重ねることで効果が蓄積されます。
ピコレーザーは、近年注目されているレーザー治療の一種です。従来のQスイッチレーザーが「ナノ秒(10億分の1秒)」単位でレーザーを照射するのに対し、ピコレーザーは「ピコ秒(1兆分の1秒)」というさらに短いパルスでレーザーを照射します。この超短パルスによってメラニン色素を従来よりも細かく砕くことができるため、治療効果が高く、周囲の組織へのダメージが少ないとされています。また、ピコレーザーは「ピコトーニング」と呼ばれる低出力モードで肝斑の治療に使用されることもあります。
肝斑に対しては、上述したピコトーニングのほか、内服薬が有効です。トラネキサム酸は、メラノサイトの活性を抑制し、メラニンの産生を抑える作用があります。また、ビタミンCやビタミンEとの組み合わせにより、より高い美白効果が期待できます。これらの内服薬は保険適用外となることが多いですが、クリニックで処方を受けることができます。
外用薬としては、ハイドロキノンクリームが代表的です。ハイドロキノンはチロシナーゼの活性を強力に抑制するメラニン生成阻害剤で、医師の処方のもとで使用することで高い美白効果が得られます。トレチノイン(レチノイン酸)との組み合わせ(ハイドロキノン+トレチノイン療法)は、老人性色素斑や炎症後色素沈着に特に効果があるとされています。ただし、ハイドロキノンは高濃度での使用や長期連用によって白斑や接触皮膚炎が起きるリスクがあるため、医師の指導のもとで正しく使用することが大切です。
ケミカルピーリングは、グリコール酸やサリチル酸などの酸性の薬剤を肌に塗布し、古い角質を除去することで肌のターンオーバーを促進する治療法です。単独での美白効果は限定的ですが、レーザー治療や外用薬との組み合わせによって、より高い効果が期待できます。毛穴の黒ずみやニキビ跡の改善にも効果があり、肌のトーンアップ全般に役立ちます。
治療法を選択する際には、自分のシミの種類・深さ・範囲、肌質、ライフスタイル(ダウンタイムが取れるかどうかなど)を総合的に考慮することが重要です。アイシークリニック新宿院では、患者さんのシミの状態を詳しく診察したうえで、最適な治療法をご提案しています。まずはカウンセリングでお気軽にご相談ください。
👨⚕️ 当院での診療傾向【医師コメント】
高桑康太 医師(当院治療責任者)より
「当院では、「日焼け止めを使っているのにシミが増えた」とお悩みで来院される患者さまが多く、診察してみると肝斑や炎症後色素沈着など、紫外線以外の要因が絡み合っているケースが少なくありません。シミは種類によって適切な治療法がまったく異なり、特に肝斑は自己判断でレーザーケアを試みると悪化してしまうリスクがあるため、まずは専門家による正確な診断を受けていただくことが大切です。気になるシミがあれば、どうぞお気軽にご相談ください。お一人おひとりの肌状態に合わせた最適な治療プランをご提案いたします。」
🔍 よくある質問
いいえ、シミの原因は紫外線だけではありません。ホルモンバランスの乱れ(肝斑)、ニキビや傷などによる炎症後色素沈着、加齢によるターンオーバーの低下、日常的な摩擦や睡眠不足・ストレスなどの生活習慣も深く関係しています。日焼け止めを使っているのにシミが増える場合は、これらの要因が関係している可能性があります。
肝斑は自己判断でのケアは避けることをおすすめします。特にレーザー治療を誤って行うと、肝斑が一時的に悪化するリスクがあります。肝斑にはトラネキサム酸の内服やビタミンC外用、低出力レーザー(ピコトーニングなど)が有効とされており、まずは皮膚科や美容皮膚科で正確な診断を受けることが大切です。
ターンオーバーが正常であれば、数ヶ月〜1年ほどで自然に薄くなることが多いです。ただし、紫外線対策が不十分だったり、同じ部位に繰り返し炎症が起きたりすると長期化・深部化する場合があります。早めに炎症の原因を取り除き、しっかりと紫外線対策を行うことが改善への近道です。
日常生活ではSPF30・PA+++程度、アウトドアや海水浴などではSPF50・PA++++を目安に選びましょう。紫外線は曇りの日や窓越しでも届くため、季節・天気を問わず毎日使用することが重要です。また効果を維持するために、2〜3時間ごとに塗り直すことをおすすめします。帽子や日傘との併用でより高い効果が得られます。
シミの種類や状態に応じて、レーザー治療(Qスイッチレーザー・ピコレーザー)、フォトフェイシャル(IPL治療)、ハイドロキノンなどの外用薬、トラネキサム酸などの内服薬、ケミカルピーリングなどがあります。アイシークリニックでは、患者さんのシミの種類・深さ・肌状態を詳しく診察したうえで、最適な治療プランをご提案しています。
💪 まとめ
シミの原因は紫外線だけでなく、ホルモンバランスの乱れ、炎症後の色素沈着、加齢によるターンオーバーの低下、摩擦や生活習慣など多岐にわたります。それぞれのシミの種類によって原因も異なるため、適切なケアをするためには「自分のシミがどのタイプか」を正確に把握することがとても重要です。
日常生活では、年間を通じた紫外線対策の徹底、摩擦を最小限にしたやさしいスキンケア、美白成分の活用、十分な睡眠とバランスの取れた食事などがシミ予防・悪化防止に効果的です。すでにできてしまったシミには、レーザー治療やフォトフェイシャル、ピコレーザー、内服薬・外用薬など、シミの種類に応じた治療法があります。
シミは放置しておくと濃くなったり、範囲が広がったりすることもあります。「まだ薄いから大丈夫」と様子を見ているうちに、治療が難しくなってしまうケースも少なくありません。また、自己判断でケアを進めると、肝斑を悪化させてしまうなどのリスクもあります。シミが気になり始めたら、早めに専門家に相談することをおすすめします。アイシークリニック新宿院では、シミの種類を正確に診断したうえで、患者さん一人ひとりに合わせた治療プランをご提案しています。ぜひお気軽にご相談ください。
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📚 参考文献
- 日本皮膚科学会 – シミの種類(老人性色素斑・肝斑・雀卵斑・炎症後色素沈着など)の診断基準や治療ガイドラインに関する情報
- 厚生労働省 – ハイドロキノン・トラネキサム酸・ビタミンC誘導体などの美白成分・医薬品としての承認・安全性情報
- PubMed – 肝斑・色素沈着のメカニズム(メラノサイト・チロシナーゼ・メラニン産生)およびレーザー治療・ピコレーザーの有効性に関する国際的な査読済み研究論文
監修者医師
高桑 康太 医師
保有資格
ミラドライ認定医
略歴
- 2009年 東京大学医学部医学科卒業
- 2009年 東京逓信病院勤務
- 2012年 東京警察病院勤務
- 2012年 東京大学医学部附属病院勤務
- 2019年 当院治療責任者就任
- 皮膚腫瘍・皮膚外科領域で15年以上の臨床経験と30,000件超の手術実績を持ち、医学的根拠に基づき監修を担当
- 専門分野:皮膚腫瘍、皮膚外科、皮膚科、形成外科
- 臨床実績(2024年時点) 皮膚腫瘍・皮膚外科手術:30,000件以上、腋臭症治療:2,000件以上、酒さ・赤ら顔治療:1,000件以上
- 監修領域 皮膚腫瘍(ほくろ・粉瘤・脂肪腫など)、皮膚外科手術、皮膚がん、一般医療コラムに関する医療情報
佐藤 昌樹 医師
保有資格
日本整形外科学会整形外科専門医
略歴
- 2010年 筑波大学医学専門学群医学類卒業
- 2012年 東京大学医学部付属病院勤務
- 2012年 東京逓信病院勤務
- 2013年 独立行政法人労働者健康安全機構 横浜労災病院勤務
- 2015年 国立研究開発法人 国立国際医療研究センター病院勤務を経て当院勤務
