新年度が始まる春は、入学や進学、就職など生活環境が大きく変わる季節です。新しい環境に踏み出す前に、ぜひ一度見直しておきたいのが「予防接種の接種状況」です。子どもはもちろん、大人も含めて、これまでに受けた予防接種の記録を整理し、不足しているものがないか確認することは、感染症から自分自身と周囲の人を守るうえでとても大切な習慣です。本記事では、新年度前に確認しておきたい予防接種の基本知識から、年齢別のポイント、スケジュール管理の方法まで、幅広くわかりやすく解説します。

目次
- なぜ新年度前に予防接種を確認するべきなのか
- 予防接種の基本的な仕組みと種類
- 定期接種と任意接種の違い
- 子ども(乳幼児・学童期)の予防接種チェックポイント
- 中学生・高校生が確認しておきたい予防接種
- 大人が見直すべき予防接種
- 妊娠を考えている方・妊婦さんへの注意点
- 予防接種記録の管理方法と母子健康手帳の活用
- 接種前後に知っておきたい注意事項
- まとめ

🎯 なぜ新年度前に予防接種を確認するべきなのか
新年度は、これまでとは異なるコミュニティに入る機会が増えます。保育園や幼稚園への入園、小学校・中学校・高校への進学、大学入学や就職など、新しい人間関係が広がるタイミングです。それに伴い、異なる地域や環境から集まった人々と接する機会が一気に増えるため、感染症にさらされるリスクも高まります。
感染症の中には、予防接種によって感染を防いだり、症状を軽くしたりできるものが多くあります。麻疹(はしか)や風疹、水痘(水ぼうそう)、おたふくかぜといったウイルス性感染症は、一度流行すると学校や職場で急速に広がります。実際に過去には、大学や職場でのおたふくかぜや麻疹の集団感染が報告されており、そのたびに「予防接種を受けていなかった」「1回しか接種していなかった」という人が感染の広がりの一因となっています。
また、春は季節の変わり目でもあり、体調を崩しやすい時期でもあります。免疫が低下した状態で新しい環境に飛び込むより、あらかじめ予防接種で免疫をしっかり整えておくことで、健康な状態でスタートを切ることができます。
さらに、保育園や学校によっては、入園・入学時に予防接種の接種歴の確認を求める場合もあります。事前に母子健康手帳などを確認し、必要な接種が済んでいるかをチェックしておくことで、スムーズな新生活のスタートにつながります。
📋 予防接種の基本的な仕組みと種類
予防接種とは、特定の感染症に対して免疫をつけるために、ワクチンを接種することをいいます。ワクチンには、弱毒化または不活化した病原体や、病原体の一部が含まれており、それを体内に取り込むことで免疫系が反応し、実際の感染に備えた抗体を作り出します。
ワクチンの種類は大きく分けると、生ワクチン、不活化ワクチン、トキソイドの3つがあります。
生ワクチンは、病原体を生きたまま弱毒化して作られるワクチンです。BCG(結核)、麻疹・風疹混合(MR)、水痘(水ぼうそう)、おたふくかぜ(ムンプス)などがこれにあたります。免疫がつきやすい反面、接種後に軽度の症状が出ることがあります。また、免疫機能が低下している方や妊娠中の方への接種には制限があります。
不活化ワクチンは、病原体を死滅させて作られるワクチンです。インフルエンザ、肺炎球菌、日本脳炎、百日咳を含む四種混合(DPT-IPV)などがあります。生ワクチンに比べると免疫がつきにくいため、複数回の接種が必要な場合が多いです。
トキソイドは、細菌が産生する毒素を無毒化したものです。破傷風やジフテリアのワクチンに使われています。
また、近年では遺伝子組換え技術を応用したワクチン(B型肝炎ワクチンやHPVワクチンなど)も広く使用されています。これらは特定のタンパク質を抗原として利用するため、安全性が高いとされています。
💊 定期接種と任意接種の違い
日本の予防接種制度では、ワクチンは「定期接種」と「任意接種」の2種類に分けられています。
定期接種は、予防接種法に基づいて国が定めたスケジュールに従い、市区町村が実施するものです。対象年齢の期間内に接種すれば、原則として公費(無料または一部負担)で接種を受けることができます。BCG、四種混合(DPT-IPV)、麻疹・風疹混合(MR)、水痘、日本脳炎、HPV(ヒトパピローマウイルス)、肺炎球菌、Hib(インフルエンザ菌b型)などが定期接種に含まれます。
定期接種には接種の対象年齢と期間が定められており、その期間を過ぎてしまうと自費での接種が必要になります。そのため、接種時期を逃さないようにスケジュール管理をすることが重要です。
任意接種は、法律で義務付けられているわけではなく、個人の判断で接種するものです。おたふくかぜ(ムンプス)、インフルエンザ、A型肝炎、狂犬病、髄膜炎菌などがこれにあたります。費用は基本的に全額自費となりますが、地域によっては一部助成が受けられる場合もありますので、居住地の市区町村に確認してみると良いでしょう。
任意接種だからといって重要性が低いわけではありません。おたふくかぜは難聴の原因になることがあり、インフルエンザは高齢者や基礎疾患のある方では重症化リスクがあります。接種の必要性については、かかりつけ医に相談するのが最も確実です。
🏥 子ども(乳幼児・学童期)の予防接種チェックポイント
乳幼児期は、免疫系が発達する過程にあり、感染症にかかりやすい時期です。この時期にしっかりとワクチン接種を行うことが、長期的な健康の基盤を作ることにつながります。
生後2ヶ月頃から始まる接種スケジュールは非常に多く、一度に複数のワクチンを接種することも珍しくありません。主な接種ワクチンとしては、ロタウイルス(生後2ヶ月~)、Hib(生後2ヶ月~)、肺炎球菌(生後2ヶ月~)、B型肝炎(生後2ヶ月~)、四種混合(生後3ヶ月~)、BCG(生後5ヶ月頃まで)などがあります。
1歳以降には麻疹・風疹混合(MR)ワクチン、水痘ワクチン、おたふくかぜワクチン(任意)なども加わります。これらは2回接種が必要なものも多いため、1回目だけで終わっていないか確認することが重要です。
特に注意が必要なのが、接種のし忘れや間隔の誤りです。ワクチンによっては、次の接種まで一定の期間を空ける必要があります。例えば、生ワクチン同士の接種は27日以上の間隔が必要です。スケジュールが乱れた場合は、自己判断せずに医師に相談してください。
また、保育園や幼稚園の入園前には、特に麻疹・風疹、水痘の接種状況を確認しておきましょう。これらは集団生活の中で感染が広がりやすい疾患です。入園時の健康診断で接種歴の確認を求められることもあります。
小学校入学前後には、四種混合ワクチンや麻疹・風疹混合ワクチンの追加接種(第2期)が定期接種として設定されています。小学校就学前の1年間(5〜6歳)に行う日本脳炎の第3期接種や、小学校6年生から高校1年生相当の年齢での日本脳炎第4期接種も忘れずに確認してください。
⚠️ 中学生・高校生が確認しておきたい予防接種
中学生・高校生になると、乳幼児期の接種スケジュールは一段落しますが、この年代特有の接種や追加接種の確認が必要です。
中学1年生相当(13歳)には、二種混合(DT)ワクチンの定期接種があります。これは破傷風とジフテリアに対するワクチンで、乳幼児期に接種した四種混合の効果を補強するためのものです。接種を受けたかどうか、母子健康手帳や学校の健康診断記録で確認してみてください。
また、HPV(ヒトパピローマウイルス)ワクチンについては、小学校6年生から高校1年生相当の女性を対象に定期接種が実施されています。子宮頸がんの原因の多くはHPV感染によるものとされており、感染前に接種することで高い予防効果が期待できます。一時期積極的な勧奨が差し控えられていた時期がありましたが、2022年4月から積極的勧奨が再開されています。また、定期接種の期間に接種できなかった方に対してはキャッチアップ接種の制度があるため、接種歴を確認し、未接種の場合は医師に相談することをお勧めします。
中学生・高校生の年代は、おたふくかぜや麻疹のワクチンを1回しか接種していない可能性もあります。抗体検査を受けて免疫の状態を確認し、必要に応じて追加接種を検討することも有意義です。特に麻疹は2回接種が推奨されており、1回だけでは十分な免疫が得られない場合があります。
高校生以降は部活動や課外活動で海外に行く機会も増えることがあります。渡航先によっては、A型肝炎や髄膜炎菌感染症など、国内では一般的でないワクチンが推奨される場合もあります。渡航前には専門のトラベルクリニックやかかりつけ医に相談することをお勧めします。
🔍 大人が見直すべき予防接種
予防接種は子どものためだけではありません。大人になっても、ワクチンによる免疫の維持や、感染症への備えは必要です。特に新年度を機に職場環境が変わる方や、新たに人と接する機会が増える方は、自分の接種歴を見直すチャンスです。
まず確認しておきたいのが、麻疹・風疹(MR)の接種歴です。特に1962年から1978年生まれの男性は、風疹ワクチンを接種する機会がなかったため、抗体を持っていない方が一定数います。風疹は妊婦さんが感染すると先天性風疹症候群として赤ちゃんに影響が出るリスクがあるため、周囲の妊婦を守る意味でも接種を検討してほしいワクチンです。自治体によっては無料の抗体検査や接種クーポンが配布されていることがあります。
インフルエンザワクチンは、毎年秋から冬にかけて接種するワクチンですが、新年度の時期に改めてスケジュールに組み込んでおくことを意識しておくと良いでしょう。特に医療従事者、高齢者、基礎疾患のある方には強く推奨されます。
破傷風ワクチンは、最後に接種してから10年以上経過している場合は追加接種を検討してください。破傷風菌は土や埃の中に広く存在しており、アウトドア活動や農作業、ガーデニングをする方は特に注意が必要です。日本では乳幼児期の四種混合ワクチンと中学生時代の二種混合ワクチンで接種しますが、その後の追加接種を受けていない方が多いのが現状です。
B型肝炎ワクチンは、2016年以降に出生した方は定期接種の対象ですが、それ以前に生まれた方は任意接種となります。医療従事者や特定のリスクのある方には特に推奨されます。
50歳以上の方には、帯状疱疹ワクチンの接種も選択肢の一つです。水ぼうそうのウイルス(水痘・帯状疱疹ウイルス)は、感染後も神経節に潜伏し、加齢や疲労、ストレスで免疫が低下したときに帯状疱疹として再活性化します。帯状疱疹は激しい痛みを伴うことがあり、後遺症として帯状疱疹後神経痛が残ることもあります。不活化ワクチン(シングリックス)は2回接種が必要ですが、高い予防効果が報告されています。
65歳以上の方は、肺炎球菌ワクチンの定期接種対象となります。肺炎は高齢者の死因の上位に挙げられる重要な疾患であり、ワクチンで予防することが重要です。接種を受けていない方は、住んでいる市区町村の保健センターなどに問い合わせてみてください。
📝 妊娠を考えている方・妊婦さんへの注意点
妊娠を希望している方や妊娠中の方にとって、予防接種に関する正しい知識は特に重要です。
妊娠前に接種を検討してほしいワクチンとして、まず風疹ワクチンが挙げられます。妊娠初期に風疹に感染すると、赤ちゃんに心臓疾患、難聴、白内障などを引き起こす「先天性風疹症候群」のリスクがあります。風疹の抗体がない方や、抗体が十分でない方は、妊娠前に接種を受けることが推奨されます。ただし、生ワクチンのため接種後2ヶ月間は避妊が必要です。
同様に、水痘も妊娠中に感染すると赤ちゃんへの影響が心配されます。水痘ワクチンも生ワクチンのため、妊娠前に接種しておくことが望ましいです。
妊娠中は、生ワクチン(麻疹・風疹、水痘、BCG、おたふくかぜなど)の接種は原則禁忌です。理由は、弱毒化されているとはいえ生きたウイルスが含まれているため、胎児への影響が否定できないためです。
一方で、妊娠中でも接種が推奨されるワクチンがあります。インフルエンザワクチン(不活化)は、妊娠中の接種が推奨されており、母体の重症化予防と新生児への免疫移行が期待できます。また、百日咳を含む成人用のTdapワクチン(破傷風・ジフテリア・百日咳三種混合)は、妊娠27〜36週での接種が推奨されています。新生児は生後2ヶ月までワクチン接種ができないため、母親の免疫を移行させることで新生児を守ることができます。
妊娠中のワクチン接種については、必ず産婦人科医や主治医に相談のうえで判断してください。
💡 予防接種記録の管理方法と母子健康手帳の活用
予防接種の接種歴を正確に把握しておくことは、今後の接種スケジュールを組む際にも、医療機関を受診する際にも非常に役立ちます。
最も基本的な記録ツールが「母子健康手帳」です。出生から小学校就学前までの予防接種記録が記載されており、医療機関でも接種歴の確認に使用されます。大人になっても捨てずに保管しておくことが大切です。どこにしまったかわからない場合は、この機会に探してみてください。
子どもが成長してからの接種記録は、各医療機関が発行する接種証明書や、お薬手帳の記録として残る場合があります。学校の健康診断記録も参考になります。
近年では、予防接種の記録をデジタルで管理できるアプリやサービスも増えています。スマートフォンで接種情報を一元管理できるため、複数の子どもを持つ保護者や、自分自身の接種履歴を整理したい大人にも便利です。また、マイナンバーカードを活用した医療情報のデジタル化も進んでおり、今後は接種記録のオンライン確認が普及していくことも考えられます。
接種歴が不明な場合は、血液検査で抗体検査を行い、現在の免疫状態を確認することができます。麻疹・風疹・水痘・おたふくかぜなど、多くのワクチンで対応する抗体検査が可能です。抗体が十分でない場合は、接種を受けることで免疫を補強できます。
家族全員の接種状況を一覧表にまとめておくと、かかりつけ医への相談や今後のスケジュール管理がとてもスムーズになります。氏名・生年月日・接種ワクチン名・接種日・接種回数をまとめた表を作成しておくと便利です。
✨ 接種前後に知っておきたい注意事項
予防接種を受ける前後には、いくつかの注意点があります。安全に接種を受け、副反応に適切に対応するために確認しておきましょう。
接種前の確認事項として、まず体調管理が重要です。発熱や急性疾患の症状がある場合は、接種を延期することが原則です。体調が回復してから接種を受けるようにしてください。また、以前にワクチンで強いアレルギー反応(アナフィラキシー)を起こしたことがある方や、ワクチン成分に対してアレルギーがある方は、接種前に必ず医師に申告してください。
接種当日は、接種後15〜30分程度は医療機関内で経過観察を行うことが推奨されます。これは、稀に起こりうるアナフィラキシーに迅速に対応するためです。接種直後に気分が悪くなったり、じんましんが出たり、呼吸が苦しくなったりした場合はすぐに医療スタッフに知らせてください。
接種後によく見られる副反応としては、接種部位の赤みや腫れ、痛み、軽度の発熱、倦怠感などがあります。これらは多くの場合、数日以内に自然に改善します。接種部位を激しくこすったり、強く圧迫したりするのは避けてください。
入浴については、接種当日も入浴は可能ですが、接種部位を強くこすらないようにしてください。激しい運動や飲酒は接種当日は控えることが望ましいとされています。
子どもの場合、接種後に機嫌が悪くなったり、熱が出たりすることがあります。高熱が続いたり、接種部位が著しく腫れたり、通常とは異なる症状が現れた場合は、接種を受けた医療機関に相談してください。
なお、ワクチンの種類によっては、接種後に一定期間の観察が必要なものや、複数回接種の間隔に規定があるものがあります。次の接種予定を確認し、医師の指示に従ってスケジュールを組んでください。
免疫抑制剤を使用している方、HIV感染症の方、血液疾患のある方など、免疫機能に関わる基礎疾患がある場合は、生ワクチンの接種に制限がかかることがあります。必ず主治医に相談のうえ、接種の可否を判断してもらってください。
また、複数のワクチンを同時に接種することは、多くの場合安全に行われています。同時接種によって免疫応答が弱まることはなく、接種回数を減らせるため子どもへの負担が軽減されるというメリットもあります。同時接種の組み合わせについては医師と相談してください。
👨⚕️ 当院での診療傾向【医師コメント】
高桑康太 医師(当院治療責任者)より
「当院では、新年度を前にしたこの時期に予防接種の接種歴を確認したいというご相談が増える傾向にあります。特に、乳幼児期の接種は回数が多く複雑なため、2回目の接種が未完了のままになっているケースや、大人になってから破傷風や風疹の抗体が十分でないことに初めて気づかれる方も少なくありません。接種記録が見当たらない場合でも抗体検査で現在の免疫状態を確認できますので、「もしかして接種が足りていないかも」と感じた際はどうぞお気軽にご相談ください。」
📌 よくある質問
定期接種は予防接種法に基づき国が定めたスケジュールで実施され、対象年齢内であれば原則公費(無料または一部負担)で接種できます。一方、任意接種は個人の判断で接種するもので、費用は基本的に全額自費です。ただし、任意接種だからといって重要性が低いわけではなく、必要性についてはかかりつけ医にご相談ください。
出生から小学校就学前までの予防接種記録は「母子健康手帳」に記載されています。大人になっても捨てずに保管することが大切です。それ以降の接種記録は、医療機関発行の接種証明書や学校の健康診断記録で確認できます。記録が見当たらない場合は、血液検査による抗体検査で現在の免疫状態を確認することも可能です。
妊娠中は、麻疹・風疹(MR)・水痘・BCG・おたふくかぜなどの生ワクチンは原則接種禁忌です。生きたウイルスが含まれるため、胎児への影響が否定できないためです。一方、インフルエンザワクチン(不活化)や百日咳を含むTdapワクチンは妊娠中の接種が推奨されています。接種の可否は必ず産婦人科医にご相談ください。
大人でも見直すべき予防接種はいくつかあります。破傷風ワクチンは最終接種から10年以上経過している場合は追加接種を検討してください。また、1962〜1978年生まれの男性は風疹抗体がない場合があり、接種が推奨されます。50歳以上には帯状疱疹ワクチン、65歳以上には肺炎球菌ワクチンの定期接種もあります。
接種歴が不明な場合でも、血液検査による抗体検査で現在の免疫状態を確認することができます。麻疹・風疹・水痘・おたふくかぜなど、多くのワクチンに対応した抗体検査が可能です。抗体が不十分であれば、接種によって免疫を補強できます。アイシークリニックでも予防接種に関するご相談をお受けしておりますので、お気軽にご相談ください。

🎯 まとめ
新年度は、生活環境や人間関係が大きく変わる季節です。そのタイミングを活かして、自分自身や家族の予防接種の接種状況を見直すことは、感染症の予防という観点から非常に意味のあることです。
乳幼児期のスケジュール管理から、学童期・思春期の追加接種、そして成人以降の接種まで、年齢ごとに確認すべきポイントは異なります。定期接種の接種漏れがないか、任意接種の必要性はどうか、接種記録はきちんと保管されているか、といった点を一つずつ確認していきましょう。
接種歴が不明な場合は、抗体検査で現在の免疫状態を調べることができます。不安な点や疑問点があれば、かかりつけの医療機関に相談することが最も確実です。アイシークリニック新宿院でも、予防接種に関するご相談をお受けしております。新年度を健やかにスタートするために、この機会にぜひ予防接種の確認と準備を行ってみてください。
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📚 参考文献
- 厚生労働省 – 定期接種・任意接種の種類、接種スケジュール、予防接種法に基づく公費接種の対象年齢・期間、HPVワクチンの積極的勧奨再開・キャッチアップ接種制度、風疹対策(1962〜1978年生まれの男性向けクーポン)などの制度情報の参照
- 国立感染症研究所 – 各ワクチンの種類(生ワクチン・不活化ワクチン・トキソイド)の特性、麻疹・風疹・水痘・おたふくかぜ・百日咳等の感染症疫学データ、集団感染事例の報告、抗体検査に関する科学的知見の参照
- WHO(世界保健機関) – 妊娠中のワクチン接種推奨(インフルエンザ・Tdap)、帯状疱疹ワクチン(シングリックス)の有効性、渡航前ワクチン推奨(A型肝炎・髄膜炎菌等)、同時接種の安全性に関する国際的な科学的根拠の参照
監修者医師
高桑 康太 医師
保有資格
ミラドライ認定医
略歴
- 2009年 東京大学医学部医学科卒業
- 2009年 東京逓信病院勤務
- 2012年 東京警察病院勤務
- 2012年 東京大学医学部附属病院勤務
- 2019年 当院治療責任者就任
- 皮膚腫瘍・皮膚外科領域で15年以上の臨床経験と30,000件超の手術実績を持ち、医学的根拠に基づき監修を担当
- 専門分野:皮膚腫瘍、皮膚外科、皮膚科、形成外科
- 臨床実績(2024年時点) 皮膚腫瘍・皮膚外科手術:30,000件以上、腋臭症治療:2,000件以上、酒さ・赤ら顔治療:1,000件以上
- 監修領域 皮膚腫瘍(ほくろ・粉瘤・脂肪腫など)、皮膚外科手術、皮膚がん、一般医療コラムに関する医療情報
佐藤 昌樹 医師
保有資格
日本整形外科学会整形外科専門医
略歴
- 2010年 筑波大学医学専門学群医学類卒業
- 2012年 東京大学医学部付属病院勤務
- 2012年 東京逓信病院勤務
- 2013年 独立行政法人労働者健康安全機構 横浜労災病院勤務
- 2015年 国立研究開発法人 国立国際医療研究センター病院勤務を経て当院勤務
