疣贅(いぼ)を液体窒素で治療|新宿で皮膚科をお探しの方へ|原因・治療法・治療期間を徹底解説

手や足にできたブツブツ、「イボかな?」と思いながらも放置していませんか。疣贅(ゆうぜい)と呼ばれるウイルス性のイボは、放置すると徐々に大きくなったり、数が増えたり、さらには周囲の人にうつしてしまう可能性もある皮膚疾患です。本コラムでは、疣贅の原因や種類から、日本の皮膚科で標準的に行われている液体窒素療法(凍結療法)を中心とした治療法、治療期間の目安、治療後の経過やケア方法まで、新宿で皮膚科をお探しの方に向けて詳しく解説します。


目次

  1. 疣贅(いぼ)とは?ウイルス性イボの基礎知識
  2. 疣贅の原因となるヒトパピローマウイルス(HPV)について
  3. 疣贅の種類と特徴
  4. 液体窒素療法(凍結療法)とは
  5. 液体窒素療法の作用機序
  6. 液体窒素治療の流れと方法
  7. 治療回数と期間の目安
  8. 治療後の経過と注意点
  9. その他の治療法
  10. 疣贅の予防と日常生活での注意点
  11. 新宿で疣贅治療をお考えの方へ
  12. まとめ
  13. 参考文献

1. 疣贅(いぼ)とは?ウイルス性イボの基礎知識

一般的に「イボ」と呼ばれるものには、大きく分けて「ウイルス性疣贅」「脂漏性角化症(老人性イボ)」「軟性線維腫(首イボ)」などがあります。このうち、皮膚科で「疣贅」として治療対象となるのは、主にヒトパピローマウイルス(Human Papillomavirus: HPV)の感染によって生じるウイルス性のイボです。

ウイルス性疣贅は、皮膚の表面にできた微小な傷からHPVが侵入し、表皮の角化細胞に感染することで発症します。感染した細胞は分裂速度が速まり、その部分の表皮が肥厚してイボを形成します。子どもから大人まで幅広い年齢層に発症しますが、特に免疫機能が発達途上にある子どもや、手荒れなどで皮膚バリア機能が低下している方に多くみられます。

疣贅は見た目の問題だけでなく、放置すると自分の体の他の部位に広がったり(自家接種)、家族や周囲の人にうつしてしまったりすることがあります。また、足の裏にできた疣贅は歩行時に痛みを伴うこともあります。小さなうちに早期治療を開始することで、比較的短い期間で治癒することが期待できますので、気になる症状があれば早めに皮膚科を受診することをお勧めします。


2. 疣贅の原因となるヒトパピローマウイルス(HPV)について

HPVとは

ヒトパピローマウイルス(HPV)は、皮膚や粘膜に感染するウイルスで、現在180種類以上の型が確認されています。HPVは型によって感染しやすい部位や引き起こす症状が異なり、皮膚に感染するタイプと粘膜に感染するタイプに大きく分けられます。

一般的な皮膚のイボ(尋常性疣贅)を引き起こすのは主にHPV 2型や57型などで、これらは「低リスク型」「良性型」と呼ばれ、がんとの関連は低いとされています。一方、子宮頸がんなどの原因となるHPV 16型や18型は「高リスク型」と呼ばれ、これらは尋常性疣贅の原因となるウイルスとは型が異なります。

感染経路

HPVは主に接触感染で広がります。ウイルスが皮膚の小さな傷から侵入し、表皮の基底細胞に感染します。主な感染経路としては以下が挙げられます。

感染の多くはヒトからヒトへの直接的な接触によって起こりますが、プールサイドや公衆浴場の脱衣所、スポーツジムなど大勢の人が裸足で行動する場所での間接的な接触感染も報告されています。家族内では、共用のタオルや風呂場の足拭きマットなどを介して感染することもあります。

潜伏期間は比較的長く、感染から発症まで1〜6か月ほどかかることが一般的です。そのため、いつどこで感染したのか特定することが難しいケースも少なくありません。


3. 疣贅の種類と特徴

ウイルス性疣贅は、発症部位や臨床像によっていくつかの種類に分類されます。原因となるHPVの型によって好発部位や形状が異なるため、それぞれの特徴を知っておくことは早期発見に役立ちます。

尋常性疣贅(じんじょうせいゆうぜい)

最も一般的なタイプの疣贅で、手指の背側、爪の周囲、膝、肘などにできやすいのが特徴です。外観は表面がザラザラとした円形または不規則な形をしており、色は灰白色、黄褐色、灰黒色などさまざまです。大きさは数mmから1cm程度のものが多く、単発することもあれば複数個が集まって発生することもあります。

放置していると周囲に衛星状に小さなイボが広がることがあり、次第に治療が難しくなります。痛みなどの自覚症状がないことが多いですが、爪周囲にできた場合は亀裂を生じて痛みを伴うことがあります。

足底疣贅(そくていゆうぜい)

足の裏にできる疣贅で、体重による圧迫を受けるため内側に向かって成長し、盛り上がりが少なく平坦な形状になるのが特徴です。表面は角質化してざらざらしており、削ると点状の出血がみられることがあります。

足底疣贅は魚の目(鶏眼)やタコ(胼胝)と見間違えられることがありますが、鑑別点として、疣贅は表面を削ると黒い点状の出血がみられるのに対し、魚の目には芯がありこのような出血はみられません。また、疣贅は足を横から圧迫すると痛みを感じることが多いのに対し、魚の目は上から押すと痛みを感じやすいという特徴があります。

足底疣贅は歩行時に痛みを伴うことがあり、日常生活に支障をきたすこともあります。また、治療に難渋することが多く、根気強い治療が必要です。

モザイク疣贅

複数の小さな足底疣贅が集まって融合し、敷石状になったものをモザイク疣贅と呼びます。広範囲に及ぶことが多く、治療に特に時間がかかる難治性の疣贅として知られています。

扁平疣贅(へんぺいゆうぜい)

主にHPV 3型や10型の感染によって生じ、顔面や手の甲によくできます。表面が滑らかで平坦に隆起した小さな丘疹が特徴で、色は黄褐色、ピンク色、または肌色をしています。

扁平疣贅は若年者、特に青年期に多くみられることから「青年性扁平疣贅」とも呼ばれます。引っかき傷に沿って線状に配列する(ケブネル現象)ことがあり、ひげを剃る部分に多発することもあります。自覚症状がほとんどないため気づきにくいですが、治療には時間がかかることが多いです。

糸状疣贅(しじょうゆうぜい)

顔面や首に好発し、細長く突出した形状が特徴です。尋常性疣贅の一種ですが、液体窒素療法に比較的反応しやすいとされています。

尖圭コンジローマ

外陰部や肛門周囲にできる性感染症の一種で、主にHPV 6型や11型によって引き起こされます。鶏冠状やカリフラワー状の特徴的な外観を呈し、性的接触によって感染します。


4. 液体窒素療法(凍結療法)とは

液体窒素療法は、ウイルス性疣贅に対する標準的な治療法として、日本皮膚科学会の「尋常性疣贅診療ガイドライン2019」でも推奨度A(行うよう強く勧められる)に位置づけられています。全国のほとんどの皮膚科で実施可能な保険適用の治療法です。

液体窒素とは

液体窒素は、窒素ガスを超低温で液体化したもので、温度は-196℃という極めて冷たい液体です。身近な冷たいものとして知られるドライアイスが約-79℃であることを考えると、その冷たさが実感できるでしょう。見た目は透明で水のようですが、室温に置くと蒸発して空気中の窒素に戻ります。

医療の現場では、この超低温の特性を利用して、皮膚表面の異常な組織を凍結壊死させ、正常な皮膚に置き換える目的で使用されています。

治療の対象

液体窒素療法は、尋常性疣贅をはじめとするウイルス性疣贅の第一選択治療として広く用いられています。そのほか、脂漏性角化症(老人性イボ)やアクロコルドン(首イボ)、日光角化症(皮膚がんの前段階)などにも適応があります。


5. 液体窒素療法の作用機序

液体窒素療法が疣贅に効果を発揮するメカニズムは、主に以下の3つの作用によると考えられています。

直接的な細胞破壊作用

-196℃という超低温の液体窒素を患部に押し当てることで、HPVに感染した表皮細胞を瞬間的に凍結させます。凍結された細胞は壊死し、やがてかさぶたとなって脱落します。これにより、ウイルスが寄生している組織ごと除去されます。

免疫賦活作用

液体窒素による凍結は、患部に炎症反応を引き起こします。この炎症により、免疫細胞(リンパ球など)が局所に集まり、HPVに対する免疫応答が活性化されます。つまり、単にイボを物理的に破壊するだけでなく、体の免疫力を利用してウイルスを排除する効果も期待できるのです。

この免疫賦活作用は治療後1〜2週間ほど持続しますが、1か月以上経過すると効果が薄れてしまうとされています。そのため、定期的な間隔で治療を継続することが重要です。

血管破壊作用

疣贅組織には栄養を供給する細かい血管網が発達しています。液体窒素による凍結でこれらの血管が破壊されることで、イボへの栄養供給が断たれ、組織の壊死が促進されます。


6. 液体窒素治療の流れと方法

治療前の診察

まず皮膚科医がイボの状態を診察し、ウイルス性疣贅かどうかの診断を行います。必要に応じてダーモスコピー(拡大鏡)を用いて詳細に観察し、魚の目やタコ、脂漏性角化症など他の疾患との鑑別を行います。悪性腫瘍が疑われる場合には、皮膚生検を行うこともあります。

治療方法

液体窒素療法には、主に綿棒法とスプレー法の2つの方法があります。

綿棒法は、液体窒素を染み込ませた綿棒を疣贅に押し当てる方法です。イボの大きさに応じて綿棒のサイズを調整し、患部に数秒間押し当てます。最も広く行われている方法で、細かい部位や小さなイボにも対応しやすいのが特徴です。

スプレー法は、専用の器具を用いて液体窒素を患部に直接噴射する方法です。広い範囲のイボや多発したイボに効率的に治療できるメリットがあります。また、綿棒法と比較して治療効果が高く、痛みが少ないという報告もあります。

治療の手順

  1. 患部の消毒と観察を行います
  2. 液体窒素を染み込ませた綿棒(またはスプレー)で患部を凍結させます
  3. イボが白くなるまで数秒間押し当てます
  4. 凍結と解凍を3〜4回繰り返します
  5. 治療時間は通常数分程度で終了します

治療の強さや回数は、イボの大きさ、深さ、できた場所によって調整されます。一般的に、しっかりと効果を出すためには、ある程度の強さで治療を行う必要がありますが、痛みの感じ方には個人差があるため、医師と相談しながら進めていくことが大切です。


7. 治療回数と期間の目安

治療間隔

日本皮膚科学会のガイドラインでは、液体窒素療法は1〜2週間ごとに繰り返し行うことが推奨されています。保険診療では、5日以上の間隔を空けて月に4回までという制限があります。

治療間隔を3週間以上空けると治療効果が落ちるとされているため、できるだけ定期的に通院することが早期治癒につながります。研究データによると、2週間おきに治療を行ったグループは、1か月おきに治療を行ったグループよりも治癒率が高かったという報告があります(9〜12か月後の治癒率:2週間おき77.8%、1か月おき54.3%)。

必要な治療回数

疣贅が液体窒素治療で完治するまでに必要な回数は、個人差が大きく、数回から10数回程度が目安となります。

小さなイボや発症から間もないイボであれば、数回の治療で治ることもあります。一方、足の裏や爪の周囲のイボ、長期間放置されたイボ、大きく根が深いイボは治療に時間がかかり、10回以上の治療が必要になることも珍しくありません。

成人の足底疣贅では、平均して10回程度の治療が必要といわれており、2週間に1回の治療ペースで約5か月かかる計算になります。子どもの場合は免疫力の働きにより、大人よりも少ない回数で治癒することが多いとされています。

治療期間の目安

一般的には、治療開始から完治まで数か月から1年程度の期間を要することが多いです。小さなイボであれば2〜3か月で治ることもありますが、難治性のイボでは1年以上かかるケースもあります。

治療中に途中で通院をやめてしまうと、イボが再び大きくなり、また最初から治療をやり直すことになりかねません。根気強く定期的な通院を続けることが、早期治癒への近道です。


8. 治療後の経過と注意点

治療直後の経過

液体窒素治療直後は、患部が一時的に白く凍結しますが、数分で元の色に戻り、その後赤みを帯びてきます。治療当日はジンジンとした痛みや、熱を持ったような感覚を感じることがあります。

痛みは通常2〜3日程度で徐々に改善しますが、個人差があり、治療後数時間で収まる方もいれば、1週間程度続く方もいます。特に足の裏を治療した場合は、歩行時に痛みを感じることがあります。

水ぶくれや血豆について

治療後数時間から数日で、治療した部分が褐色〜黒色に変色したり、水ぶくれ(水疱)や血豆(血疱)ができたりすることがあります。これらの変化は、治療が効果的に行われているサインであり、通常は心配いりません。

むしろ、水ぶくれや血豆ができた場合は、皮膚がしっかりとダメージを受けて反応を起こしている証拠です。特に、イボの下に水ぶくれができることが理想的な治療効果とされています。

水ぶくれや血豆は無理につぶしたり、剥がしたりしないようにしてください。自分で処置すると、中のウイルスが周囲に広がってイボが増えてしまう可能性があります。また、傷口から細菌感染を起こすリスクもあります。自然に破れてしまった場合は、患部を石鹸で洗い、ガーゼや絆創膏で保護してください。

かさぶたの形成と脱落

1〜2週間ほどで水ぶくれや血豆は乾燥し、黒っぽいかさぶたになります。このかさぶたも無理に剥がさず、自然に脱落するのを待ちましょう。かさぶたが取れた後、ピンク色の新しい皮膚が再生します。

イボが残っている場合は、この新しい皮膚の中や周囲に再びイボの組織がみられることがあります。その場合は、再度液体窒素治療を行い、イボが完全になくなるまで治療を継続します。

色素沈着について

液体窒素治療後には、治療部位に茶色っぽい色素沈着(シミ)が残ることがあります。これは炎症後色素沈着と呼ばれるもので、治療を受けた方の多くにみられる副作用です。

色素沈着は数か月から半年程度で徐々に薄くなることが多いですが、長期間残る場合もあります。特に顔など目立つ部位の治療では、色素沈着のリスクを考慮して治療方針を相談することが大切です。

日常生活での注意点

治療当日から入浴や洗顔は普段通りに行って問題ありません。特別な処置は必要ありませんが、水ぶくれや血豆が大きい場合は、ガーゼや絆創膏で保護しておくと安心です。

痛みが強い場合や、水ぶくれが破れて化膿の兆候(赤く腫れる、膿が出るなど)がみられる場合は、早めに受診してください。


9. その他の治療法

液体窒素療法は疣贅治療の第一選択ですが、それだけでは治りにくいイボや、特定の部位のイボには、他の治療法を単独で、または組み合わせて用いることがあります。

サリチル酸外用療法

サリチル酸は角質を軟化させて剥離する作用のある薬剤で、日本皮膚科学会のガイドラインでも推奨度A(行うよう強く勧められる)に位置づけられています。

サリチル酸軟膏や絆創膏(スピール膏)を患部に貼付し、角質化したイボを徐々に軟化させて削り取っていきます。液体窒素療法との併用で効果が高まるとされており、特に足底の厚く角質化したイボに対して有効です。

自宅でも使用できる治療法で、液体窒素と比較して痛みが少ないのがメリットです。ただし、周囲の正常な皮膚にはみ出すとダメージを与えてしまうため、正確に貼付することが重要です。

ヨクイニン内服療法

ヨクイニンは、イネ科のハトムギの種皮を除いた成熟種子を乾燥した生薬です。古くから日本ではイボの治療に用いられてきた漢方薬で、保険適用もあります。

日本皮膚科学会のガイドラインでは推奨度B(行うよう勧められる)とされており、イボに対する免疫力を高める効果があると考えられています。臨床試験では、ヨクイニン内服により約12週間で約67%の症例で改善がみられたという報告があります。

副作用は比較的少なく、胃部不快感や下痢程度ですが、継続して服用しなければ効果が得られません。特に多発したイボや、液体窒素治療と併用する場合に用いられます。小児や若年者では特に有効率が高いとされています。

モノクロロ酢酸外用療法

モノクロロ酢酸は強酸性の薬剤で、塗布することでイボの組織を腐食させて除去します。液体窒素と比較して痛みが少ないのが特徴で、お子さんや痛みに敏感な方に適しています。

特に液体窒素で水ぶくれができにくい足底の大きなイボに対して、有効な場合があります。ただし、保険適用外のため、取り扱っている医療機関は限られます。

トリクロロ酢酸外用療法

トリクロロ酢酸は、タンパク質や核酸を変性させる作用のある酸で、ウイルスのDNAを破壊してイボを改善する効果が期待できます。液体窒素と比較して痛みが少なく、1〜2週間に1回程度の頻度で塗布します。

炭酸ガスレーザー治療

液体窒素療法で効果がみられない難治性のイボに対して、炭酸ガスレーザーによる焼灼治療が選択されることがあります。局所麻酔を行った上で、レーザーでイボ組織を蒸散させて除去します。

炭酸ガスレーザーは特に爪周囲の疣贅に対して有効で、71〜80%の消失率という報告があります。爪周囲は液体窒素療法では難治とされる部位ですので、選択肢の一つとして推奨されています。

ただし、保険適用外となることが多く、治療費が高額になる場合があります。また、治療後は傷が治るまで1〜2週間ほどガーゼで保護する必要があります。

外科的切除・いぼ剥ぎ法

局所麻酔下で、イボ組織をメスや専用の器具で物理的に除去する方法です。日本皮膚科学会のガイドラインでも推奨度B(行うよう勧められる)とされており、難治性の小さいイボに対して行われることがあります。

いぼ剥ぎ法は、眼科用メスなどを使ってイボの芯部分まで完全に剥離切除する方法で、熟練した技術が必要とされます。再発率が比較的低いとされていますが、イボを取り残すと再発するリスクがあります。


10. 疣贅の予防と日常生活での注意点

感染予防

ウイルス性疣贅は接触感染で広がるため、以下のような予防策が有効です。

まず、皮膚の傷を作らないよう心がけましょう。手荒れやささくれ、足のひび割れなどがあると、そこからウイルスが侵入しやすくなります。保湿ケアをしっかり行い、皮膚のバリア機能を維持することが大切です。

プールや公衆浴場、スポーツジムなど多くの人が裸足で歩く場所では、なるべくビーチサンダルなどを履いて直接床に触れないようにしましょう。施設利用後は足をよく洗い、しっかり乾燥させることも有効です。

タオルや足拭きマット、スリッパなどは共用を避け、家族にイボがある方がいる場合は特に注意が必要です。

自家接種の予防

すでにイボができている場合、自分の体の他の部位に広がること(自家接種)を防ぐことが重要です。

イボを触ったり、掻いたり、むしったりしないようにしましょう。イボを触った後は必ず手を洗い、他の部位を触らないようにします。特にアトピー性皮膚炎などで皮膚を掻く習慣がある方は、イボが広がりやすいため注意が必要です。

足底にイボがある場合は、素足で歩くことを避け、靴下を履くようにしましょう。また、治療中は爪切りなどでイボを削らないでください。

免疫力の維持

免疫力が低下すると、イボができやすくなったり、治りにくくなったりすることが知られています。十分な睡眠、バランスの取れた食事、適度な運動など、規則正しい生活習慣を心がけましょう。

また、ストレスも免疫力低下の原因となるため、上手にストレス発散することも大切です。

早期治療の重要性

イボに気づいたら、小さいうちに早めに皮膚科を受診することが最も重要です。初期の小さなイボは、液体窒素療法に対する反応も良好で、比較的少ない通院回数で治すことが可能です。

一方、放置して大きくなったり、数が増えてしまったりすると、治療に長期間を要し、患者さんの負担も大きくなります。「たかがイボ」と放置せず、早めの対処を心がけましょう。


11. 新宿で疣贅治療をお考えの方へ

新宿周辺にお住まいの方、お勤めの方で、手足のイボでお悩みの方はいらっしゃいませんか。疣贅(ウイルス性イボ)は、適切な治療を継続することで、時間はかかっても必ず治る病気です。

アイシークリニック新宿院では、経験豊富な皮膚科専門医が、患者様一人ひとりのイボの状態を丁寧に診察し、最適な治療プランをご提案いたします。液体窒素療法を中心に、ヨクイニン内服療法やサリチル酸外用療法など、症状に応じた治療を組み合わせて、できるだけ早期の治癒を目指します。

治療に際しては、痛みの程度や生活への影響なども考慮しながら、患者様と相談の上で治療を進めてまいります。「何度も通院できるか心配」「痛みに弱い」など、不安なことがあれば遠慮なくご相談ください。

新宿駅からアクセス良好な立地で、お仕事帰りやお買い物のついでにも通院しやすい環境を整えております。イボでお悩みの方は、お気軽にご来院ください。


12. まとめ

疣贅(ウイルス性イボ)は、ヒトパピローマウイルス(HPV)の感染によって引き起こされる皮膚疾患です。主に皮膚の小さな傷からウイルスが侵入し、接触感染によって自分の体の他の部位や周囲の人に広がることがあります。

液体窒素療法(凍結療法)は、日本皮膚科学会のガイドラインでも推奨度Aとされる標準的な治療法で、-196℃の液体窒素を用いてイボ組織を凍結壊死させます。この治療には、直接的な細胞破壊作用に加え、免疫を活性化してウイルスを排除する効果も期待できます。

治療は1〜2週間ごとに繰り返し行い、完治までには数か月から1年程度かかることが多いです。治療後は水ぶくれや血豆、かさぶたなどの変化がみられますが、これらは治療が効いているサインです。無理に触らず、自然な経過を見守ることが大切です。

イボは放置すると大きくなったり増えたりするため、早期発見・早期治療が重要です。気になるイボがある方は、お早めに皮膚科を受診されることをお勧めします。


13. 参考文献

  1. 日本皮膚科学会尋常性疣贅診療ガイドライン策定委員会「尋常性疣贅診療ガイドライン2019(第1版)」日本皮膚科学会雑誌 129巻6号, pp.1265-1292, 2019年 https://www.jstage.jst.go.jp/article/dermatol/129/6/129_1265/_article/-char/ja/
  2. 公益社団法人日本皮膚科学会「皮膚科Q&A イボとミズイボ、ウオノメとタコ─どう違うのですか?─」 https://www.dermatol.or.jp/qa/qa23/
  3. MSDマニュアル プロフェッショナル版「疣贅」 https://www.msdmanuals.com/ja-jp/professional/14-皮膚疾患/ウイルス性皮膚疾患/疣贅
  4. MSDマニュアル家庭版「疣贅(いぼ)」 https://www.msdmanuals.com/ja-jp/home/17-皮膚の病気/皮膚ウイルス感染症/疣贅-いぼ
  5. 慶應義塾大学病院 医療・健康情報サイト KOMPAS「ヒトパピローマウイルス(HPV)検査とHPV感染予防ワクチン」 https://kompas.hosp.keio.ac.jp/disease/000812/
  6. 厚生労働省検疫所 FORTH「ヒトパピローマウイルス(HPV)と子宮頸がんワクチン(ファクトシート)」 https://www.forth.go.jp/moreinfo/topics/2016/06081122.html
  7. 東京都感染症情報センター「ヒトパピローマウイルス(HPV)感染症」 https://idsc.tmiph.metro.tokyo.lg.jp/epid/y2003/tbkj2410/
  8. Mindsガイドラインライブラリ「尋常性疣贅診療ガイドライン2019(第1版)」 https://minds.jcqhc.or.jp/n/med/4/med0399/G0001139
  9. Wikipedia「ヒトパピローマウイルス」 https://ja.wikipedia.org/wiki/ヒトパピローマウイルス
  10. Wikipedia「イボ」 https://ja.wikipedia.org/wiki/イボ

メタディスクリプション

新宿の皮膚科でイボ(疣贅)治療をお考えの方へ。ウイルス性イボの原因・種類から、液体窒素療法の効果・治療回数・経過・副作用まで詳しく解説。日本皮膚科学会ガイドラインに基づく標準治療と、ヨクイニン・サリチル酸など他の治療法も紹介。早期治療の重要性と予防法も。


※本コラムは医療情報の提供を目的としたものであり、診断や治療を行うものではありません。症状がある方は、必ず医療機関を受診してください。

監修者医師

高桑 康太 医師

略歴

  • 2009年 東京大学医学部医学科卒業
  • 2009年 東京逓信病院勤務
  • 2012年 東京警察病院勤務
  • 2012年 東京大学医学部附属病院勤務
  • 2019年 当院治療責任者就任

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佐藤 昌樹 医師

保有資格

日本整形外科学会整形外科専門医

略歴

  • 2010年 筑波大学医学専門学群医学類卒業
  • 2012年 東京大学医学部付属病院勤務
  • 2012年 東京逓信病院勤務
  • 2013年 独立行政法人労働者健康安全機構 横浜労災病院勤務
  • 2015年 国立研究開発法人 国立国際医療研究センター病院勤務を経て当院勤務

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