
「医療脱毛とサロン脱毛、どっちがいいの?」——脱毛を始めようとして、まずここで迷ってしまう方がとても多いです。
実は、同じ「脱毛」という言葉でも、使う機器・施術者の資格・効果のレベル・安全性がまったく別物。知らずに選ぶと、「何回通っても思ったより効果が出なかった…」「肌トラブルが起きたのに対応してもらえなかった…」という失敗につながります。
この記事を読めば、あなたに合った脱毛方法が正しく選べるようになります。
こんな疑問ありませんか?
「サロンより医療脱毛のほうが高いけど、それだけの価値があるの?」
「何回通えばムダ毛がなくなるの?」
「自分の肌・毛質でも効果出る?」
この記事でわかること
- 医療脱毛 vs サロン脱毛の決定的な違い
- 効果・回数・料金のリアルな比較
- あなたはどちらが向いているかの判断基準
目次
- 医療脱毛とサロン脱毛の基本的な違い
- 使用する機器・技術の違い
- 施術できるスタッフの資格の違い
- 効果・永久性の違い
- 痛みの違い
- 安全性・トラブル対応の違い
- 施術できる部位と対象の違い
- 料金・コストの違い
- 通院回数・期間の違い
- 医療脱毛が向いている人・サロン脱毛が向いている人
- まとめ
この記事のポイント
医療脱毛は医師・看護師が医療用レーザーで行う永久脱毛が可能な医療行為、サロン脱毛は低出力機器による減毛・抑毛が中心の美容行為。効果・安全性・回数では医療脱毛が優位だが、目的・予算・ライフスタイルで選択が異なる。
💡 1. 医療脱毛とサロン脱毛の基本的な違い
医療脱毛とサロン脱毛の最も根本的な違いは、「医療行為かどうか」という点です。
医療脱毛は、医療機関(クリニック)でのみ行うことができる施術です。医師や看護師などの医療資格を持つスタッフが、医療用として認可されたレーザー機器や光(IPL)機器を使用して、毛根や毛乳頭にダメージを与えて毛の再生を抑制します。医療行為に分類されるため、薬事法や医療法の規制を受けており、使用できる機器の出力や施術方法にも厳格な基準があります。
一方、サロン脱毛(エステ脱毛)は、美容エステサロンや脱毛専門サロンで行われる施術です。こちらは医療行為ではなく「美容行為」として位置づけられています。そのため、使用できる機器の出力には上限が設けられており、医療脱毛で使用されるものより低い出力での施術となります。担当スタッフに医療資格は求められておらず、エステシャンや脱毛の専門トレーニングを受けたスタッフが施術を担当します。
この「医療行為かどうか」という違いは、後述する効果の違いや安全性の違い、対応できるトラブルの範囲などに直接影響してきます。単純に「どちらが良い」と一概には言えませんが、それぞれの特性を理解した上で自分に合った方を選ぶことが大切です。
Q. 医療脱毛とサロン脱毛の根本的な違いは何ですか?
最大の違いは「医療行為かどうか」です。医療脱毛はクリニックで医師・看護師が医療用レーザーを使用して行う医療行為で、永久脱毛が期待できます。サロン脱毛は美容行為に分類され、使用機器の出力に上限があるため、効果は減毛・抑毛が中心となります。
📌 2. 使用する機器・技術の違い
脱毛に使用される機器は、大きく分けて「レーザー脱毛機器」と「光(IPL)脱毛機器」の2種類があります。どちらの機器も、光のエネルギーをメラニン色素(黒い色素)に反応させ、毛根や毛乳頭を破壊するという原理は共通しています。しかし、使用できる場所(クリニックかサロンか)と出力の強さに大きな違いがあります。
医療脱毛で使用されるレーザー機器は、医療機器として承認されたものに限られます。代表的なものには「アレキサンドライトレーザー」「ダイオードレーザー」「Nd:YAGレーザー」などがあります。これらは医療用として高い出力で照射でき、毛根や毛乳頭を確実に破壊する力を持っています。また、光脱毛においても、医療用として認可されたIPL機器を高出力で使用することが可能です。
サロン脱毛で使用されるのは、主にIPL(Intense Pulsed Light)と呼ばれる光脱毛機器です。IPL自体は医療脱毛でも使われる技術ですが、サロンで使用できるものは医療機器ではなく美容機器として分類されており、出力が医療用のものより低く設定されています。このため、1回の施術で毛根に与えられるダメージの強さが、医療脱毛と比較すると限定的になります。
また、近年ではサロン向けに「SHR方式(スーパーハイレート方式)」と呼ばれる機器も普及しています。これは低出力の光を高頻度で照射することで、毛包を徐々に熱するという方式です。従来のIPLより肌への負担が少なく、痛みが少ないとされていますが、出力の制限という根本的な制約は変わりません。
機器の出力の違いは、そのまま「1回の施術で毛根に与えるダメージの量」の違いにつながります。これが効果や必要な施術回数の差として現れてくるのです。
✨ 3. 施術できるスタッフの資格の違い
医療脱毛とサロン脱毛では、施術を担当するスタッフに求められる資格が根本的に異なります。
医療脱毛は医療行為に該当するため、施術は医師または医師の指示のもとで看護師が行うことが原則です。クリニックによっては医師が直接施術を行う場合もありますが、多くの場合は看護師が施術担当となり、万が一のトラブル時には医師が対応できる体制が整っています。医師や看護師は国家資格であり、解剖学・生理学・皮膚科学などの専門的な医療知識を持っています。
一方、サロン脱毛の施術者(エステシャン)には、国家資格の取得は求められていません。サロンによっては独自のトレーニングプログラムを設けていたり、民間の脱毛技術に関する資格を取得していたりする場合もありますが、医療的な知識・資格の保有は義務づけられていません。
この違いは、施術中やその後に何らかのトラブルが起きた場合の対応能力に直結します。医療クリニックでは、やけどや炎症などのトラブルが発生した場合でも、その場で医師による診察・処置が受けられます。必要に応じて薬の処方も可能です。サロンでは施術担当者が医療処置を行うことができないため、トラブル発生時には医療機関への受診を勧めることしかできません。
また、脱毛施術において重要な「どの部位にどれだけの出力を当てるか」という判断においても、医療的知識を持つスタッフと持たないスタッフでは、肌の状態のアセスメントや適切な出力設定の判断力に差が生じることがあります。
Q. 医療脱毛で痛みを抑える方法はありますか?
医療脱毛は高出力レーザーを使用するためサロン脱毛より痛みを感じやすい傾向がありますが、対策は充実しています。施術前に麻酔クリームを塗布する方法のほか、冷却機能付き機器の使用や、肌の状態に合わせた出力調整により、痛みを大幅に軽減することが可能です。
🔍 4. 効果・永久性の違い
脱毛の効果を考えるとき、「永久脱毛」という言葉をよく耳にします。実は、この「永久脱毛」という表現は、日本では医療機関でのみ使用が認められています。
日本脱毛学会や厚生労働省の見解では、永久脱毛とは「最後の施術から1年後に毛の再生率が20%以下であること」と定義されています。この基準を満たす出力での施術ができるのは、医療機器を使用できる医療機関のみです。
医療脱毛では、十分な回数の施術を受けることで、毛根や毛乳頭を永続的に破壊し、毛の再生を長期間(永続的に)抑制することが期待できます。施術を重ねるごとに毛が生えてくる量が減り、最終的にはほぼ毛が生えてこない状態になるケースが多いです。もちろん個人差はありますが、適切な回数の施術で高い永久性が期待できることが医療脱毛の大きな特徴です。
サロン脱毛は、法律上「永久脱毛」という言葉を使うことができません。使用できる機器の出力の関係上、毛根を完全に破壊するのではなく、毛の成長を抑制する「減毛」「抑毛」が主な効果として位置づけられています。施術を重ねることで確かに毛は少なくなりますが、その効果の持続性や最終的な脱毛の完成度は医療脱毛より低くなる傾向があります。
ただし、これは「サロン脱毛に効果がない」ということではありません。サロン脱毛でも継続的に通うことで毛が薄くなり、自己処理の手間が大幅に減るという効果を実感する方は多くいます。「完全に毛をなくしたい」のか「毛を薄くして自己処理を楽にしたい」のかによって、どちらを選ぶべきかが変わってきます。
💪 5. 痛みの違い
脱毛を検討している方の多くが気にする点のひとつが「痛み」です。医療脱毛とサロン脱毛では、痛みの感じ方にも違いがあります。
医療脱毛は、高出力の光やレーザーを使用するため、サロン脱毛に比べると痛みを感じやすい傾向があります。よく「輪ゴムではじかれたような痛み」と表現されることが多く、部位によっては相当な痛みを感じる場合もあります。特に、毛が密集している脇や、皮膚が薄い膝・鼠径部(VIOライン)などは痛みを感じやすい部位とされています。
一方、サロン脱毛は医療脱毛に比べて出力が低いため、一般的に痛みが少ないとされています。「温かい感じ」「ピリピリする程度」という表現をする方が多く、痛みに弱い方でも比較的受けやすいのが特徴です。
ただし、医療脱毛の痛みへの対応も近年では大きく進化しています。多くのクリニックでは、施術前に麻酔クリーム(表面麻酔)を塗布することが可能です。また、機器自体に冷却機能が搭載されているものも多く、照射と同時に肌を冷やしながら施術することで痛みを和らげることができます。さらに、冷却ガスや冷却ジェルを使用したり、出力を患者の肌の状態に合わせて細かく調整したりすることで、より快適な施術を実現しているクリニックも増えています。
痛みの感じ方には個人差が大きく、同じ方でも部位や施術当日の肌の状態によって変わります。医療脱毛を検討している方は、カウンセリング時に痛みへの不安を率直に伝え、麻酔クリームの使用可否や施術方法について相談することをお勧めします。
🎯 6. 安全性・トラブル対応の違い
脱毛における安全性は、施術を選ぶ上で非常に重要な観点です。医療脱毛とサロン脱毛では、安全性のレベルやトラブル発生時の対応力に大きな差があります。
脱毛施術によって起こりうるトラブルとしては、やけど、炎症、色素沈着(シミ・黒ずみ)、毛嚢炎(もうのうえん)などが挙げられます。これらのトラブルは、機器の出力が強い医療脱毛でより起こりやすいようにも思えますが、実際には適切な医療知識を持つスタッフが施術を行い、万が一の際に迅速に対処できる環境が整っているため、医療脱毛のほうがトラブルに対する安全体制は充実しています。
医療クリニックでは、施術前にカウンセリングと問診が行われ、肌の状態や体調、服用中の薬、既往症などを確認した上で施術の可否や方針を決定します。施術中も医療専門家が肌の反応を見ながら進め、トラブルの兆候があれば即座に対応します。やけどや炎症が起きた場合は医師が診察し、必要な薬を処方することができます。
サロン脱毛でも施術前にカウンセリングが行われますが、スタッフが医療資格を持っていないため、施術中のトラブルへの医療的対応はできません。やけどや炎症が起きた場合は、医療機関への受診を勧めることが基本的な対応となります。これは決してサロンが「無責任」ということではなく、法律上の制約から医療処置を行えないという問題です。
また、日焼けしている肌や特定の皮膚疾患がある方、ホルモン治療中の方など、施術に注意が必要なケースへの判断も、医療的知識を持つスタッフが対応するクリニックのほうがより安全です。
消費者庁のデータでも、エステサロンでの美容施術によるトラブル相談件数は毎年報告されており、その中には脱毛に関するものも含まれています。安全性を最重視するのであれば、医療脱毛を選択するほうが安心感は高いと言えるでしょう。
Q. 脱毛完了までの回数と期間はどれくらい違いますか?
医療脱毛は1回の施術で毛根へのダメージが大きく、5〜8回・1〜2年程度で完了を目指せるケースが多いです。一方、サロン脱毛は機器出力が低いため12〜20回以上・2〜3年以上かかることもあります。スケジュールを取りにくい方や早期完了を希望する方には医療脱毛が効率的です。
💡 7. 施術できる部位と対象の違い
医療脱毛とサロン脱毛では、施術できる部位や、施術が受けられる対象者にも違いがあります。
部位については、基本的にはどちらも顔・全身の主要な部位への施術が可能ですが、医療脱毛のほうが対応できる部位の幅が広い傾向があります。例えば、目の周辺の産毛や、眉毛の形を整えるための施術など、繊細な部位への対応は医療機関のほうが安全に行えます。また、VIOラインと呼ばれる陰部周辺の脱毛についても、医療脱毛では問題なく対応できますが、サロンによっては受け付けていない場合もあります。
男性の脱毛についても、近年は需要が増加しています。ひげ脱毛は特に人気のある施術ですが、ひげは体毛の中でも毛が太く深いため、サロン脱毛では効果が得られにくい部位の代表例です。ひげ脱毛においては、医療脱毛のほうが圧倒的に高い効果が期待できます。
年齢については、未成年の施術を受け付けるかどうかがクリニックやサロンによって異なります。一般的に医療クリニックでは、成長期には毛の発育が続くため脱毛の効果が安定しにくいこと、また皮膚や毛のホルモン的な安定を待つという観点から、18歳以上(場合によっては20歳以上)を推奨しているところが多いです。ただし、必要性が認められる場合には保護者の同意のもとで施術を行っているクリニックもあります。
妊娠中の方については、医療脱毛・サロン脱毛ともに施術を控えることが一般的です。妊娠中はホルモンバランスが大きく変化し、肌が敏感になっているため、施術によるリスクが高まります。また、万が一の際に使用できる薬にも制限があります。出産後(授乳中も含め)の施術再開のタイミングについては、かかりつけの医師やクリニックに相談することが大切です。
📌 8. 料金・コストの違い
料金面は、多くの方が脱毛方法を選ぶ際に重視するポイントです。医療脱毛とサロン脱毛を単純に1回あたりの料金で比較すると、医療脱毛のほうが高い傾向があります。しかし、コスト面を正確に比較するためには、総額と完成までにかかる費用全体で考える必要があります。
医療脱毛の料金は、クリニックや部位、コースの内容によって大きく異なりますが、全身脱毛(顔・VIO含む)の場合、5〜8回程度のコースで20万円〜50万円程度が一般的な相場です。1部位ずつ施術する場合も、部位ごとに料金が設定されています。また、施術後のアフターケアや、追加の施術が必要になった場合の費用もあらかじめ確認しておくことが大切です。
サロン脱毛は、1回あたりの料金は医療脱毛より安く設定されていることが多いです。しかし、先に述べたように、医療脱毛に比べると効果の永久性が低く、脱毛の完成まで多くの回数が必要になる傾向があります。サロンによっては月額制の料金プランを採用しているところも多く、通い放題プランなど定額で利用できるケースもあります。
コストパフォーマンスを長期的な視点で考えると、最終的な脱毛の完成度と、脱毛終了後に自己処理にかかる費用(シェービング代、除毛クリーム代など)を含めた「生涯コスト」で比較する考え方もあります。医療脱毛で高い効果が得られれば、その後の自己処理が大幅に不要になるため、長期的にはコストが逆転するケースも少なくありません。
また、料金を検討する際には、クリニックやサロンのキャンペーンや割引情報、モニター制度なども確認してみましょう。脱毛市場は競争が激しく、各施設ともさまざまなキャンペーンを実施しています。ただし、極端に安い料金を提示しているところには、追加費用が発生しやすい場合があるため、契約内容をしっかり確認することが重要です。
Q. 医療脱毛とサロン脱毛はどちらがコスパが良いですか?
1回あたりの費用はサロン脱毛の方が安い傾向がありますが、完了までの回数が多くなるため総額の差は縮まります。さらに医療脱毛で高い効果が得られれば、その後の自己処理コストが大幅に削減できるため、長期的な視点では医療脱毛が有利になるケースも少なくありません。総額で比較することが重要です。
✨ 9. 通院回数・期間の違い
脱毛が完成するまでの回数と期間も、医療脱毛とサロン脱毛で違いがあります。これは、先に説明した機器の出力の違いと毛の成長サイクルに深く関係しています。
毛は常に全体が生えているわけではなく、「成長期→退行期→休止期」という3つの段階(毛周期)を繰り返しています。脱毛の施術が効果を発揮するのは、毛が活発に成長している「成長期」の毛に対してのみです。施術時に成長期にある毛は全体の約20〜30%程度と言われており、残りの毛は施術の光やレーザーが届きにくい状態にあります。そのため、毛周期に合わせて複数回の施術を繰り返す必要があります。
医療脱毛では、1回の施術で毛根に与えるダメージが大きいため、少ない回数で高い効果が得られる傾向があります。部位にもよりますが、5〜8回程度の施術でほぼ毛がなくなる状態を目指せるケースが多いです。施術の間隔は毛周期に合わせて1〜3ヶ月おきが一般的で、全過程で1〜2年程度かかることが多いです。
サロン脱毛では、1回の施術で与えるダメージが限定的なため、より多くの回数が必要になります。一般的には12回〜20回以上通う必要があるとされており、施術の間隔も1〜2ヶ月おきが推奨されることから、全過程で2〜3年以上かかるケースもあります。
通院・通店の回数が少なく期間も短いほうが、日常生活への負担が少なくなります。忙しい方や、できるだけ早く脱毛を完成させたい方にとっては、医療脱毛のほうが生活スタイルに合っているかもしれません。一方、通いやすい場所にサロンがある、スケジュールに余裕がある、という方にとっては、サロン脱毛でも十分なケースもあります。
🔍 10. 医療脱毛が向いている人・サロン脱毛が向いている人

ここまでの内容を踏まえ、医療脱毛とサロン脱毛、それぞれに向いている方の特徴をまとめてみましょう。
医療脱毛が向いている方は、まず「脱毛の完成度を高くしたい」「できるだけ毛をなくしたい」と考えている方です。永久脱毛を目指し、長期的に毛が生えてこない状態を実現したいのであれば、医療脱毛一択と言っても過言ではありません。
次に、「少ない回数で短期間に終わらせたい」方も医療脱毛が向いています。仕事や育児でスケジュールが取りにくい方、通院の回数をできるだけ少なくしたい方にとって、1回1回の効果が高い医療脱毛は効率的です。
「肌が敏感でトラブルが心配」という方も、医療クリニックのほうが安心です。施術前に医師や看護師が肌の状態を確認し、何か問題が起きた際にも医療的な対処ができるため、トラブル発生時の対応力が高いです。
「ひげやVIOなど濃い毛・太い毛を脱毛したい」方にも医療脱毛が適しています。特に男性のひげは毛が太く深いため、医療用レーザーでないと十分な効果が期待しにくい部位です。
また、「まとまった費用を一度に支払い、後の自己処理コストをゼロにしたい」という長期的なコスト管理を考えている方も医療脱毛が向いているでしょう。
一方、サロン脱毛が向いている方としては、「まずは試してみたい、気軽に始めたい」という方が挙げられます。月額制や都度払いなど、初期費用が比較的低く設定されているサロンも多く、まずは脱毛の効果を実感してみたいという方には入りやすい選択肢です。
「痛みに非常に弱い」方もサロン脱毛が受け入れやすいかもしれません。医療脱毛では麻酔クリームを使用することで痛みを大幅に軽減できますが、それでも痛みへの不安が強い方にとって、低出力で比較的痛みの少ないサロン脱毛はハードルが低いと感じる場合があります。
「完全に毛をなくすことよりも、自己処理の手間を減らしたい」という目的の方には、サロン脱毛でも十分に目的を達成できる可能性があります。毛を薄くして柔らかくするだけでも、日々のシェービングの頻度を減らすという点では大きな効果が得られます。
さらに、「通いやすい場所にサロンがある」「夜遅くや週末でも予約が取りやすい」など、立地や利便性の面でサロンのほうが通いやすい場合も、継続して通えるかどうかという観点から重要な判断材料になります。
なお、どちらかに完全に絞れない場合は、まずカウンセリングを受けてみることをお勧めします。医療脱毛クリニックの多くは無料カウンセリングを実施しており、自分の肌の状態や希望する脱毛のレベルに合わせたアドバイスをもらうことができます。複数のクリニックやサロンのカウンセリングを受けて比較してみるのも良いでしょう。
👨⚕️ 当院での診療傾向【医師コメント】
高桑康太 医師(当院治療責任者)より
「当院では、カウンセリングの際に「医療脱毛とサロン脱毛のどちらにするか迷っている」というご相談を多くいただきます。最終的に毛をしっかりなくしたいとお考えの方や、ひげ・VIOなど毛の濃い部位を気にされている方には、医療用レーザーによる確実な効果と、万が一のトラブル時にも医療的な対処ができる安心感という点で、医療脱毛をお勧めするケースが多いです。痛みへのご不安はよくお聞きする声ですが、麻酔クリームや冷却機能を活用することで快適に受けていただける方が大半ですので、まずはお気軽にご相談ください。」
💪 よくある質問
最も根本的な違いは「医療行為かどうか」という点です。医療脱毛はクリニックで医師・看護師が医療用機器を使用して行う医療行為であり、永久脱毛が期待できます。一方、サロン脱毛は美容行為に分類され、使用機器の出力に上限があるため、効果は「減毛・抑毛」が中心となります。
日本では「最後の施術から1年後に毛の再生率が20%以下」という基準を満たす場合に永久脱毛と定義されており、この表現は医療機関のみに認められています。医療脱毛では適切な回数の施術を受けることで、毛の再生を長期間抑制できるケースが多いですが、個人差があるため担当医師にご相談ください。
医療脱毛は高出力のレーザーを使用するため、サロン脱毛より痛みを感じやすい傾向があります。ただし、当院では施術前に麻酔クリームの塗布が可能なほか、冷却機能付きの機器を使用したり、肌の状態に合わせて出力を調整したりすることで、痛みを大幅に軽減できます。痛みへの不安はカウンセリング時にお気軽にご相談ください。
医療脱毛は1回の施術で毛根へのダメージが大きいため、5〜8回・期間1〜2年程度で完了を目指せるケースが多いです。一方、サロン脱毛は出力が低い分、12〜20回以上・2〜3年以上かかることもあります。忙しい方や早期に脱毛を完成させたい方には、医療脱毛のほうが効率的です。
1回あたりの費用はサロン脱毛のほうが安い傾向がありますが、完了までに必要な回数が多くなるため、総額では差が縮まることがあります。また、医療脱毛で高い効果が得られれば、その後の自己処理にかかる費用が大幅に減るため、長期的なコストで見ると医療脱毛が有利になるケースも少なくありません。総額での比較を意識することが重要です。
🎯 まとめ
医療脱毛とサロン脱毛の違いについて、さまざまな角度から解説してきました。最後に主なポイントを振り返っておきます。
医療脱毛は、医療機関で医師・看護師が医療用機器を使用して行う医療行為です。高出力の光やレーザーで毛根・毛乳頭を確実に破壊することができ、永久脱毛が期待できます。少ない回数で高い効果を得られ、トラブル発生時の対応も医療レベルで行えます。一方で、1回あたりの費用が高めで、痛みを感じやすいという点もあります(ただし麻酔クリーム等で対応可能)。
サロン脱毛は、美容エステサロンでエステシャンが美容機器を使用して行う美容行為です。出力が低い分、痛みが少なく、1回あたりの費用も比較的安価です。ただし、効果は「減毛・抑毛」が中心となり、永久脱毛の実現には医療脱毛より多くの回数と期間が必要です。トラブル発生時の医療的対処はできません。
どちらが正解という答えはなく、あなた自身の「脱毛の目的」「ライフスタイル」「予算」「肌の状態」「痛みへの耐性」などを総合的に考慮して選ぶことが大切です。
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📚 参考文献
- 厚生労働省 – 医療機器の承認・規制に関する情報、および医療行為と美容行為の区分に関する行政的見解。医療脱毛で使用されるレーザー機器の医療機器としての位置づけや薬事法・医療法上の規制内容の根拠として参照。
- 日本皮膚科学会 – 脱毛施術における皮膚科学的な安全性・リスク(やけど・炎症・色素沈着・毛嚢炎など)に関する専門的見解。医療脱毛・サロン脱毛双方のトラブル事例や肌への影響についての根拠として参照。
- 日本美容外科学会 – レーザー脱毛(アレキサンドライトレーザー・ダイオードレーザー・Nd:YAGレーザー等)の効果・安全性・施術方法に関する専門的情報。永久脱毛の定義や医療用機器の出力基準、施術者の資格要件に関する根拠として参照。
監修者医師
高桑 康太 医師
保有資格
ミラドライ認定医
略歴
- 2009年 東京大学医学部医学科卒業
- 2009年 東京逓信病院勤務
- 2012年 東京警察病院勤務
- 2012年 東京大学医学部附属病院勤務
- 2019年 当院治療責任者就任
- 皮膚腫瘍・皮膚外科領域で15年以上の臨床経験と30,000件超の手術実績を持ち、医学的根拠に基づき監修を担当
- 専門分野:皮膚腫瘍、皮膚外科、皮膚科、形成外科
- 臨床実績(2024年時点) 皮膚腫瘍・皮膚外科手術:30,000件以上、腋臭症治療:2,000件以上、酒さ・赤ら顔治療:1,000件以上
- 監修領域 皮膚腫瘍(ほくろ・粉瘤・脂肪腫など)、皮膚外科手術、皮膚がん、一般医療コラムに関する医療情報
佐藤 昌樹 医師
保有資格
日本整形外科学会整形外科専門医
略歴
- 2010年 筑波大学医学専門学群医学類卒業
- 2012年 東京大学医学部付属病院勤務
- 2012年 東京逓信病院勤務
- 2013年 独立行政法人労働者健康安全機構 横浜労災病院勤務
- 2015年 国立研究開発法人 国立国際医療研究センター病院勤務を経て当院勤務
