
⚡ 「老人性イボ、保険で取れるの?」その答え、この記事で全部わかります。
顔や体にぽつぽつと現れる「老人性イボ」は、医学的には「脂漏性角化症(しろうせいかくかしょう)」と呼ばれる皮膚の良性腫瘍です。加齢とともに増えていくこのイボ、条件によっては保険適用で治療できるケースがあることをご存知でしたか?
💬 こんな悩みありませんか?
😟「顔のイボが気になるけど、美容クリニックだと高そう…」
😟「保険で取れるって本当?自費との違いがよくわからない」
😟「もしかして皮膚がんじゃないか不安…」
✅ この記事を読むとわかること
- 📌 保険適用になる条件と自費との違い
- 📌 治療費の目安(保険適用で1回1,000〜3,000円程度)
- 📌 皮膚がんとの見分け方・危険なサインとは
- 📌 自分に合ったクリニックの選び方
🚨 読まないと起きるかもしれないこと
自己判断で放置するのはNG!
老人性イボに見えても、悪性腫瘍(皮膚がん)が隠れているケースもあります。また、保険適用の条件を知らずに美容クリニックへ行くと、本来かからないはずの高額費用を支払う羽目に。
目次
- 老人性イボ(脂漏性角化症)とは
- 老人性イボはなぜできるのか
- 老人性イボの主な症状と見た目の特徴
- 老人性イボと悪性腫瘍(皮膚がん)の見分け方
- 老人性イボの治療法の種類
- 老人性イボの治療は保険適用になるの?
- 保険適用と自費診療の費用の違い
- クリニック選びのポイント
- まとめ
この記事のポイント
老人性イボ(脂漏性角化症)は、炎症・出血・悪性腫瘍との鑑別が必要な場合は保険適用、美容目的は自費診療となる。保険適用時の費用は1回1,000〜3,000円程度。自己判断は危険なため、まず皮膚科専門医への受診が重要。
💡 老人性イボ(脂漏性角化症)とは
老人性イボとは、皮膚の表面にある「表皮」の細胞が過剰に増殖することで形成される良性の皮膚腫瘍です。正式名称は「脂漏性角化症」といい、「老人性疣贅(ろうじんせいゆうぜい)」とも呼ばれることがあります。
「イボ」という名前から、ウイルス性のイボと混同されることがありますが、老人性イボはヒトパピローマウイルス(HPV)などのウイルスとは無関係です。感染力はなく、他の人にうつることもありません。また、皮膚がんとは異なる良性の病変であることが大きな特徴です。
老人性イボは30代ころから見られることもありますが、特に50代以降に増加し、年齢を重ねるほど数が増える傾向があります。日本人を含むアジア人に多く見られ、男女ともに発症します。顔、首、背中、胸、脇の下など、皮脂腺が多い部位に特に多く発生します。
良性腫瘍であるため、医学的に治療が必須というわけではありません。しかし、顔や首など目立つ場所にできると外見が気になる方も多く、また稀に悪性腫瘍との鑑別が必要なケースもあるため、適切な診断と対応が重要です。
Q. 老人性イボ(脂漏性角化症)の原因は何ですか?
老人性イボ(脂漏性角化症)の主な原因は、加齢による皮膚のターンオーバーの乱れ、長年の紫外線ダメージ、遺伝的体質、皮脂分泌の多い部位への角質蓄積などが挙げられます。正確なメカニズムはまだ完全には解明されていませんが、複数の要因が重なって発症すると考えられています。
📌 老人性イボはなぜできるのか
老人性イボが生じる正確なメカニズムはまだ完全には解明されていませんが、いくつかの要因が関与していると考えられています。
✅ 加齢による皮膚細胞のターンオーバーの乱れ
皮膚は一定のサイクルで新しい細胞に生まれ変わっており、これを「ターンオーバー」と呼びます。若い頃は約28日サイクルで正常に行われていますが、年齢を重ねるにつれてこのサイクルが乱れ、古い角質が皮膚の表面に蓄積しやすくなります。この細胞の蓄積が老人性イボの形成に関与していると考えられています。
📝 紫外線(UV)の影響
長年にわたる紫外線への暴露は、皮膚細胞のDNAにダメージを与え、老人性イボの発生を促進するとされています。実際に、老人性イボは日光が当たりやすい顔、手の甲、腕などに多く見られる傾向があります。これは、紫外線が皮膚細胞の異常増殖を引き起こす一因になっていると考えられるためです。日常的な紫外線対策がいかに重要かを示す一例といえるでしょう。
🔸 遺伝的要因
家族の中に老人性イボが多い人がいる場合、遺伝的な体質が影響している可能性があります。老人性イボそのものが遺伝するわけではありませんが、皮膚細胞の増殖しやすい体質が遺伝することで、発症リスクが高まることがあると考えられています。
⚡ 皮脂分泌との関係
「脂漏性(しろうせい)」という名称からもわかるように、皮脂腺が多い部位に発生しやすいという特徴があります。皮脂の分泌が多い部位では、皮膚細胞のターンオーバーが乱れやすく、老人性イボが形成されやすい環境が整うとされています。ただし、皮脂分泌だけが原因というわけではなく、あくまでも要因の一つです。
✨ 老人性イボの主な症状と見た目の特徴
老人性イボは、その外見的特徴からある程度見分けることができます。ただし、自己判断は危険な場合もあるため、気になる病変がある場合は必ず医師に診てもらうことが大切です。
🌟 色
老人性イボの色は多様で、薄い褐色から濃い茶色、黒色まで様々です。同じ人でも、できる場所や経過した時間によって色が異なることがあります。最初は薄い色のシミのように見えることもありますが、時間の経過とともに盛り上がって濃くなっていく傾向があります。
💬 形・大きさ
大きさは数ミリから2〜3センチ程度まで様々です。形は丸みを帯びていることが多く、表面はざらざらとした質感で、いぼ状に盛り上がっています。病変の境界は比較的はっきりしており、周囲の皮膚との区別がつきやすいことが多いです。
✅ 表面の質感
老人性イボの表面は、細かい凹凸があり、粗い質感をしていることが多いです。「垢がこびりついたような」「ざらざらした黒ずみ」と表現されることもあります。また、角質が蓄積して表面にかさぶたのような層ができることもあります。触れると少し引っかかるような感触があることが特徴的です。
📝 症状(痒みや痛みなど)
多くの場合、老人性イボ自体に痛みはありません。ただし、衣類や装飾品などで擦れる場所にできた場合、摩擦による痒みや刺激を感じることがあります。また、ごくまれに炎症を起こして赤くなったり、かさぶたになったりすることもあります。
Q. 老人性イボの治療が保険適用になる条件は?
老人性イボの治療が保険適用になるのは、悪性腫瘍との鑑別が必要な場合、炎症・出血・痛みなどの症状を伴う場合、衣類の摩擦で日常生活に支障をきたしている場合などです。一方、見た目が気になるだけの美容目的の治療は自費診療となります。保険適用の判断は医師が個別に行います。
🔍 老人性イボと悪性腫瘍(皮膚がん)の見分け方
老人性イボは良性腫瘍ですが、外見上が似た悪性腫瘍(皮膚がん)と区別することが非常に重要です。特に「悪性黒色腫(メラノーマ)」は老人性イボと色や見た目が似ていることがあり、自己判断は危険です。
皮膚がんを疑うサインとして、医療現場では「ABCDEルール」が用いられることがあります。
A(Asymmetry:非対称性):病変の形が左右非対称である B(Border:辺縁):境界がギザギザしている、または不鮮明である C(Color:色調):色が一様でなく、濃淡や複数の色が混在している D(Diameter:大きさ):6ミリ以上の大きさがある E(Evolution:変化):短期間で急激に大きくなった、色が変わったなどの変化がある
これらに該当する特徴がある場合は、皮膚科を受診して専門的な診察を受けることを強くおすすめします。老人性イボと思っていたものが実際には別の病変であることもあるため、自己判断せず、医師による確認が最も重要です。皮膚科では、ダーモスコープという専用の拡大鏡を使って詳細に観察し、必要に応じて生検(組織を採取して調べる検査)を行います。

💪 老人性イボの治療法の種類
老人性イボの治療には、いくつかの方法があります。それぞれに特徴があり、イボの大きさ、数、部位、患者さんの希望などを考慮して適切な方法が選択されます。
🔸 液体窒素による冷凍療法(凍結療法)
液体窒素(マイナス196度)をイボに直接当てて、異常増殖した皮膚細胞を凍結・壊死させる治療法です。皮膚科でもっとも一般的に行われる治療の一つで、特別な器具を使わずに比較的簡単に施術できることが特徴です。
施術時には冷たさや軽い痛みを感じることがありますが、麻酔を必要とするほどではないことが多いです。治療後は一時的に赤みや腫れ、水疱(水ぶくれ)が生じることがあり、最終的にかさぶたになって剥がれ落ちます。1回の治療で改善することもありますが、大きなイボや厚みのあるイボは複数回の治療が必要になることもあります。
治療後に色素沈着(黒ずみ)が残ることがある点がデメリットとして挙げられますが、多くの場合は時間とともに目立たなくなります。
⚡ 電気焼灼法(電気メス)
電気メスを使って高周波電流によりイボを焼き切る治療法です。局所麻酔を使用するため、施術中の痛みは最小限に抑えられます。液体窒素よりも正確にイボを除去できるため、大きなイボや盛り上がりのあるイボに適しています。
治療後はかさぶたができ、2〜3週間程度で剥がれ落ちます。施術部位には一定期間赤みが残ることがありますが、通常は時間とともに改善します。切除に近い効果が得られるため、再発が少ないとされています。
🌟 炭酸ガスレーザー(CO2レーザー)
炭酸ガスレーザーを使って老人性イボを蒸散(気化)させる治療法です。レーザーの熱エネルギーでイボの組織を正確に取り除くことができ、周囲の正常な皮膚へのダメージを最小限に抑えられます。精度が高く、顔などの目立つ部位に適していることから、美容的な観点からも選ばれることの多い治療法です。
施術時は局所麻酔を使用することが多く、痛みは抑えられます。治療後は赤みや一時的な色素沈着が生じることがありますが、適切なアフターケアを行うことで回復を促すことができます。
💬 外科的切除
メスを使ってイボを切除する方法です。大きなイボや、悪性腫瘍との鑑別が必要な場合に行われることが多いです。切除した組織を病理検査に提出することで、確実な診断を得られるという利点があります。縫合が必要になることが多く、傷跡が残る可能性があるため、美容的な観点では他の治療法が優先されることが多いですが、診断的な価値が高い場合に選択されます。
✅ 薬物療法(外用薬)
老人性イボに対して有効な外用薬は現時点では限られています。ただし、炎症を伴う場合にはステロイド外用薬が処方されることや、一部の薬剤が試みられることがあります。外用薬のみで老人性イボを完全に除去することは難しいため、多くの場合は上記の物理的な治療法が選択されます。
Q. 老人性イボと皮膚がんの見分け方を教えてください
皮膚がんを疑うサインとして「ABCDEルール」があります。左右非対称・境界がギザギザ・色が不均一・直径6mm以上・短期間での急激な変化、これらに該当する場合は悪性腫瘍の可能性があります。自己判断は危険なため、気になる皮膚の変化はすぐに皮膚科専門医を受診してください。
🎯 老人性イボの治療は保険適用になるの?
老人性イボの治療が保険適用になるかどうかは、治療の目的や方法によって大きく異なります。ここでは、保険適用になる場合とならない場合について詳しく解説します。
📝 保険適用になるケース
老人性イボの治療が保険適用になる主な条件は、「医学的な治療が必要と判断された場合」です。具体的には以下のような状況が該当します。
まず、悪性腫瘍との鑑別が必要な場合です。見た目だけでは老人性イボと悪性腫瘍の区別がつかない場合、診断目的で組織を採取する生検や外科的切除が必要となることがあります。この場合は医学的な必要性があるとして保険適用になります。
次に、イボが炎症を起こしている場合や、出血、痛みなどの症状がある場合も保険適用の対象になり得ます。症状を伴う病変は医学的治療の対象と見なされるためです。
また、衣類や装具などによって繰り返し刺激を受け、日常生活に支障をきたしている場合も、保険適用が認められることがあります。例えば、胸元の老人性イボがブラジャーのワイヤーに引っかかって傷になる場合などが該当することがあります。
液体窒素による凍結療法は、皮膚科の標準的な治療法として保険診療で行われることが多く、イボの数や大きさによって点数が算定されます。ただし、保険適用になるかどうかの判断は個々の症例ごとに医師が行うものであり、同じ老人性イボでも保険適用になる場合とならない場合があります。
🔸 保険適用にならないケース(自費診療)
一方、美容目的の治療は健康保険の対象外となります。医学的な症状はないものの、見た目が気になるからイボを取りたいという場合は、自費診療(保険外診療)となります。
特に炭酸ガスレーザーは美容目的での使用が多く、自費診療で提供されることがほとんどです。美容クリニックや皮膚科のクリニックで自費治療として提供されていることが一般的です。
また、医師が医学的な治療の必要性がないと判断した場合には、患者さんが「不便だから取りたい」と希望しても保険が適用されないことがあります。健康保険は本来、病気や怪我の治療に使うためのものであり、審美的な目的には適用されないというのが原則です。
⚡ 保険適用かどうかの判断は医師に委ねる
重要なのは、保険適用かどうかの最終的な判断は担当医師が行うということです。同じ老人性イボでも、症状の有無、大きさ、部位、悪性腫瘍との鑑別の必要性などによって判断が異なります。受診の際に「保険は使えますか?」と率直に医師や受付スタッフに確認することをおすすめします。
なお、保険診療と自費診療を同一の診察内で混在させることは「混合診療」と呼ばれ、原則として禁止されています。保険診療のクリニックで保険適用外の治療を受けたい場合は、別途自費での対応となることがほとんどです。
💡 保険適用と自費診療の費用の違い
老人性イボの治療にかかる費用は、保険適用か自費診療かによって大きく異なります。ここでは、それぞれの費用の目安について解説します。なお、以下の金額はあくまでも参考であり、クリニックや治療内容によって異なりますので、必ず受診前に確認するようにしてください。
🌟 保険適用の場合の費用目安
保険診療で液体窒素による凍結療法を受ける場合、1割〜3割の自己負担となります。具体的には、診察料、処置料などが算定されます。イボの数や大きさによっても点数が変わりますが、一般的な目安として1回あたり1,000〜3,000円程度の自己負担になることが多いです(3割負担の場合)。ただし、診察料や処方料が別途かかる場合もあります。
液体窒素での治療は複数回必要になることもあるため、通院回数によってトータルの費用は変わってきます。また、組織を採取して病理検査を行う場合は、病理検査の費用が追加されます。
💬 自費診療の場合の費用目安

自費診療の場合は保険の縛りがないため、クリニックによって料金設定は様々です。一般的な費用の目安として以下の通りです。
炭酸ガスレーザーの場合、1個あたり3,000〜10,000円程度が多く、個数が多いほど1個あたりの価格が下がるセット料金を設定しているクリニックもあります。電気焼灼法の場合は1個あたり2,000〜8,000円程度が目安です。
自費診療では初診料・カウンセリング料が別途かかるクリニックも多く、また麻酔クリームや局所麻酔の費用が加算されることもあります。術後のアフターケア(軟膏や保護テープなど)の費用も確認しておくと安心です。
自費診療を選ぶ場合は、複数のクリニックで見積もりを取り比較することをおすすめします。ただし、費用だけでなく、医師の経験や技術、アフターフォローの充実度なども含めて総合的に判断することが大切です。
✅ 高額療養費制度の活用
保険適用で治療を受ける場合、1ヶ月の医療費の自己負担額が一定額を超えた場合に、超過分が払い戻される「高額療養費制度」を利用できる場合があります。老人性イボの治療のみで高額療養費の対象になることは少ないですが、他の病気で治療中の方は医療費の合算について確認してみるとよいでしょう。
Q. 老人性イボの治療後に気をつけることは何ですか?
老人性イボの治療後は、紫外線対策の徹底が最も重要です。治療部位はデリケートな状態で、紫外線を受けると色素沈着が残りやすくなります。また、形成されたかさぶたは無理に剥がさず自然に剥がれるのを待ち、医師が処方した軟膏を適切に使用してください。気になる症状が現れた場合は早めに受診しましょう。
📌 クリニック選びのポイント
老人性イボの治療を受けるクリニックを選ぶ際には、いくつかのポイントを押さえておくことが大切です。
📝 まず皮膚科での診断を受ける
老人性イボを治療する前に、まず皮膚科専門医によって正確な診断を受けることが最も重要です。自己判断で「老人性イボだろう」と思っていたものが、別の病変である可能性もあります。特に、色が一様でない、急に大きくなった、境界が不明瞭などの特徴がある場合は、悪性腫瘍との鑑別を行う必要があります。
皮膚科専門医による診断後、治療方針について相談し、保険適用の有無や費用についても確認しましょう。
🔸 保険診療と自費診療の両方に対応しているか
老人性イボの治療を考えているなら、保険診療と自費診療の両方に対応しているクリニックを選ぶと選択肢が広がります。症状の状況によっては保険適用が可能な場合もあるため、両方を扱っているクリニックでは状況に応じた対応が期待できます。
⚡ 使用している機器や治療法を確認する
老人性イボの治療には液体窒素、電気焼灼法、炭酸ガスレーザーなど複数の方法があります。クリニックによって対応している治療法が異なるため、自分の希望する治療法に対応しているかを事前に確認しておきましょう。炭酸ガスレーザーによる治療を希望する場合は、その機器を備えているクリニックを選ぶ必要があります。
🌟 カウンセリングが丁寧かどうか
初診・カウンセリング時に、治療内容、効果、リスク、費用について丁寧に説明してくれるクリニックを選びましょう。疑問や不安に対してしっかりと答えてくれる医師や医療スタッフがいるクリニックは信頼性が高いといえます。カウンセリング時に複数の治療法の選択肢を提示し、患者さんの希望や状態に合わせて最適な方法を提案してくれることも重要なポイントです。
💬 アフターフォローの充実度
老人性イボの治療後は、適切なケアが必要です。治療後の過ごし方や注意点、万が一トラブルがあった場合の対応体制についても確認しておきましょう。治療後の経過観察や再診に丁寧に対応してくれるクリニックを選ぶことが、安心して治療を受けるための大切な条件です。
✅ 口コミや評判を参考にする
実際にそのクリニックで治療を受けた方の口コミや評判を参考にすることも有効です。ただし、インターネット上の口コミはすべてが正確とは限らないため、あくまでも参考程度にとどめ、最終的には実際に受診して判断することをおすすめします。
📝 治療後のセルフケアについて
老人性イボの治療後は、日焼け止めを使った紫外線対策を徹底することが重要です。治療部位は特にデリケートな状態になっており、紫外線を受けると色素沈着が残りやすくなります。また、新たな老人性イボの発生を予防する意味でも、日常的な紫外線対策は欠かせません。
治療部位は清潔に保ち、医師から指示のあった軟膏などを適切に使用することが大切です。かさぶたが形成された場合は、無理に剥がさずに自然に剥がれるのを待つことで、傷跡や色素沈着のリスクを減らすことができます。気になることがあればすぐにクリニックに相談する習慣をつけることも、治療後の経過を良好に保つためのポイントです。
👨⚕️ 当院での診療傾向【医師コメント】
高桑康太 医師(当院治療責任者)より
「当院では、「老人性イボかと思っていたら別の病変だった」というケースも少なくなく、自己判断せずにまず皮膚科を受診していただくことの大切さを日々実感しています。最近の傾向として、見た目が気になって受診される方が増えており、保険適用の可否や治療法の選択肢について丁寧にご説明した上で、お一人おひとりの状態やご希望に合わせた治療プランをご提案するよう心がけています。気になる皮膚の変化はどうぞお気軽にご相談ください。」
✨ よくある質問
治療の目的によって異なります。悪性腫瘍との鑑別が必要な場合や、炎症・出血・痛みなどの症状を伴う場合、日常生活に支障をきたしている場合は保険適用になり得ます。一方、見た目が気になるという美容目的の治療は自費診療となります。保険適用の可否は医師が個別に判断するため、受診時に確認することをおすすめします。
うつりません。老人性イボ(脂漏性角化症)はヒトパピローマウイルス(HPV)などのウイルスとは無関係の良性腫瘍です。ウイルス性のイボと混同されることがありますが、感染力はなく、接触によって他の人に伝染することはありません。ただし、自己判断は危険なため、気になる場合は皮膚科専門医への受診をおすすめします。
保険適用の場合、液体窒素による凍結療法で1回あたり1,000〜3,000円程度(3割負担)が目安です。自費診療の場合は、炭酸ガスレーザーで1個あたり3,000〜10,000円程度、電気焼灼法で1個あたり2,000〜8,000円程度が一般的です。クリニックや治療内容によって異なるため、事前に確認することをおすすめします。
「ABCDEルール」が目安になります。左右非対称・境界がギザギザ・色が不均一・6mm以上の大きさ・短期間での急激な変化、これらに当てはまる特徴がある場合は皮膚がんの可能性があります。自己判断は危険なため、気になる場合は皮膚科を受診してください。当院では、ダーモスコープを用いた専門的な診察を行っています。
治療後は紫外線対策の徹底が最も重要です。治療部位はデリケートな状態になっており、紫外線を受けると色素沈着が残りやすくなります。また、形成されたかさぶたは無理に剥がさず、自然に剥がれるのを待ちましょう。医師から指示された軟膏を適切に使用し、気になる症状があれば早めにクリニックへご相談ください。
🔍 まとめ
老人性イボ(脂漏性角化症)は、加齢や紫外線などの影響によって皮膚細胞が増殖してできる良性の皮膚腫瘍です。ウイルス性のイボとは異なり、感染力はなく他人にうつることもありません。多くの場合は医学的に治療が必須というわけではありませんが、外見が気になる方や症状を伴う場合には、適切な治療を受けることで改善が期待できます。
治療が保険適用になるかどうかは、治療の目的や状況によって異なります。医学的な必要性がある場合(悪性腫瘍との鑑別が必要な場合、症状を伴う場合など)は保険診療の対象になり得ますが、美容目的の治療は自費診療となります。液体窒素による凍結療法は保険診療で行われることが多く、炭酸ガスレーザーは自費診療が一般的です。
老人性イボは悪性腫瘍と似た外見を持つことがあるため、自己判断は危険です。気になる皮膚の変化がある場合は、まず皮膚科専門医を受診して正確な診断を受けることが最も大切です。治療の必要性、方法、費用について医師と十分に相談した上で、自分に合った治療法を選択しましょう。
アイシークリニック新宿院では、老人性イボをはじめとする皮膚トラブルについての相談を承っています。保険適用の可否も含めて、患者さん一人ひとりの状態や希望に合わせた治療プランをご提案しますので、お気軽にご相談ください。
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📚 参考文献
- 日本皮膚科学会 – 脂漏性角化症(老人性イボ)の定義・症状・診断・治療法(液体窒素凍結療法・電気焼灼法・レーザー治療など)に関する医学的根拠、および悪性黒色腫との鑑別(ABCDEルール)についての専門的情報
- 厚生労働省 – 保険診療・自費診療の区別、混合診療の原則禁止、高額療養費制度の仕組みと自己負担額の目安に関する公的情報
- 日本形成外科学会 – 皮膚良性腫瘍(脂漏性角化症を含む)の外科的切除・電気焼灼法・炭酸ガスレーザーによる治療法と、保険適用・自費診療の判断基準に関する専門的情報
監修者医師
高桑 康太 医師
保有資格
ミラドライ認定医
略歴
- 2009年 東京大学医学部医学科卒業
- 2009年 東京逓信病院勤務
- 2012年 東京警察病院勤務
- 2012年 東京大学医学部附属病院勤務
- 2019年 当院治療責任者就任
- 皮膚腫瘍・皮膚外科領域で15年以上の臨床経験と30,000件超の手術実績を持ち、医学的根拠に基づき監修を担当
- 専門分野:皮膚腫瘍、皮膚外科、皮膚科、形成外科
- 臨床実績(2024年時点) 皮膚腫瘍・皮膚外科手術:30,000件以上、腋臭症治療:2,000件以上、酒さ・赤ら顔治療:1,000件以上
- 監修領域 皮膚腫瘍(ほくろ・粉瘤・脂肪腫など)、皮膚外科手術、皮膚がん、一般医療コラムに関する医療情報
佐藤 昌樹 医師
保有資格
日本整形外科学会整形外科専門医
略歴
- 2010年 筑波大学医学専門学群医学類卒業
- 2012年 東京大学医学部付属病院勤務
- 2012年 東京逓信病院勤務
- 2013年 独立行政法人労働者健康安全機構 横浜労災病院勤務
- 2015年 国立研究開発法人 国立国際医療研究センター病院勤務を経て当院勤務
