持病の薬が切れた!年末年始に薬がなくなった時の対処法と受診先

年末年始の休暇中に「持病の薬がなくなってしまった」「薬を飲み忘れていたら残りがなくなった」という経験はありませんか。かかりつけ医が休診している長期休暇中は、いつもの薬を手に入れることが難しくなります。特に高血圧や糖尿病、心臓病などの薬は継続して服用することが重要であり、急に中断すると体調悪化のリスクがあります。この記事では、年末年始に持病の薬が切れてしまった場合の具体的な対処法、受診できる医療機関の探し方、そして来年以降に備えた予防策について詳しく解説します。いざという時に慌てないよう、ぜひ参考にしてください。


📌 目次

  1. 📌 年末年始に持病の薬が切れるとなぜ危険なのか
  2. 📌 薬が切れた時にまず確認すべきこと
  3. 📌 年末年始でも受診できる医療機関の種類
  4. 📌 休日診療所・救急病院での処方の流れ
  5. 📌 オンライン診療を活用する方法
  6. 📌 薬局で相談できること・できないこと
  7. 📌 持病別の薬が切れた場合のリスクと注意点
  8. 📌 来年に備えた年末年始の薬の準備方法
  9. 📌 よくある質問
  10. 📌 まとめ

この記事のポイント

年末年始に持病の薬が切れた場合、休日診療所・救急病院・オンライン診療で処方を受けられる。高血圧・糖尿病・心臓病などの薬は中断リスクが高く、お薬手帳を持参し早めに受診することが重要。最善策は12月上旬から残薬を確認し、年末受診時に長期処方を依頼する事前準備である。

🚨 年末年始に持病の薬が切れるとなぜ危険なのか

持病の治療薬は、病気の症状をコントロールし、合併症を予防するために継続して服用することが重要です。年末年始に薬が切れてしまうことは、単なる不便さだけでなく、健康上の深刻なリスクにつながる可能性があります。

⚠️ 薬を中断することで起こりうる問題

持病の薬を急に中断すると、さまざまな問題が生じる可能性があります。まず、薬でコントロールしていた症状が再び悪化することがあります。例えば、高血圧の薬を中断すると血圧が急上昇し、頭痛やめまい、最悪の場合は脳卒中や心筋梗塞のリスクが高まります。糖尿病の薬を中断すれば血糖値が急激に上昇し、のどの渇きや倦怠感、重症化すると糖尿病性ケトアシドーシスという危険な状態に陥ることもあります。

また、一部の薬には「離脱症状」と呼ばれる、急な中断によって生じる特有の症状があります。抗うつ薬や睡眠薬、抗不安薬などを急に止めると、不安感の増強、不眠、イライラ、頭痛、吐き気などの症状が出ることがあります。これらの症状は非常につらいものであり、日常生活に支障をきたすこともあります。

🔸 年末年始特有のリスク要因

年末年始は薬が切れやすいだけでなく、体調を崩しやすい時期でもあります。忘年会や新年会などで飲食の機会が増え、生活リズムが乱れがちです。普段より塩分や糖分、アルコールの摂取量が増えることで、高血圧や糖尿病の方は特に注意が必要です。また、寒さによる血圧上昇、運動不足、ストレスなども重なり、持病が悪化しやすい条件がそろっています。

このような時期に薬が切れてしまうと、普段以上に体調管理が難しくなります。だからこそ、年末年始に薬が切れた場合の対処法を事前に知っておくことが大切なのです。

Q. 年末年始に持病の薬が切れた場合、どこで処方してもらえますか?

年末年始に持病の薬が切れた場合、自治体が設置する休日診療所・救急病院・オンライン診療で処方を受けられます。症状が安定していれば休日診療所、体調が悪化していれば救急病院が適切です。受診前に電話で相談し、お薬手帳や保険証を持参すると手続きがスムーズです。

🔍 薬が切れた時にまず確認すべきこと

持病の薬がなくなったことに気づいたら、まずは落ち着いて以下の点を確認しましょう。慌てて行動する前に状況を整理することで、適切な対応がしやすくなります。

📌 手持ちの薬の在庫を確認する

まず、本当に薬が完全になくなっているかを確認しましょう。別の場所に保管していた予備の薬がないか、旅行用に持ち出していた薬が残っていないかなど、家の中を探してみてください。また、お薬手帳や薬の説明書があれば、薬の名前や用量を確認しておきましょう。これらの情報は、別の医療機関を受診する際に必要になります。

🏥 かかりつけ医の年末年始の診療予定を確認する

かかりつけ医が完全に休診しているとは限りません。年末年始でも一部の日程で診療を行っている場合があります。クリニックのホームページや電話の自動音声案内などで、年末年始の診療スケジュールを確認してみましょう。もし診療日があれば、その日に受診して薬を処方してもらうのが最も確実な方法です。

⚡ 薬がなくても数日持つかどうかを判断する

薬の種類によっては、1〜2日程度の中断であれば大きな問題にならないものもあります。ただし、これは薬の種類や個人の病状によって大きく異なるため、自己判断は禁物です。判断に迷う場合は、後述する相談窓口に電話で問い合わせることをおすすめします。

📝 お薬手帳を準備する

お薬手帳は、別の医療機関を受診する際に非常に役立ちます。現在服用している薬の名前、用量、服用回数などが記載されているため、医師がスムーズに同じ薬や代替薬を処方できます。お薬手帳がない場合は、薬の実物や薬局でもらった説明書、薬の袋などを持参しましょう。スマートフォンに電子お薬手帳のアプリを入れている方は、そちらも活用できます。

🏥 年末年始でも受診できる医療機関の種類

かかりつけ医が休診の年末年始でも、受診できる医療機関はいくつかあります。それぞれの特徴を理解して、自分の状況に合った医療機関を選びましょう。

🔸 休日診療所(休日夜間急患センター)

多くの自治体では、休日や夜間に診療を行う「休日診療所」や「休日夜間急患センター」を設置しています。これらの施設は、かかりつけ医が休診の時に急な病気やけがに対応するために設けられたものです。年末年始の期間中も開設されていることが多く、持病の薬が切れた場合にも相談できます。

休日診療所の所在地や診療時間は自治体によって異なります。お住まいの市区町村のホームページや、地域の医師会のホームページで確認できます。また、自治体の広報誌に年末年始の救急医療体制が掲載されていることもあります。

🚨 救急病院・救急外来

救急病院の救急外来は、365日24時間対応しています。持病の薬が切れて体調が悪化した場合や、緊急性の高い症状がある場合は、救急病院を受診することができます。ただし、救急外来は本来、緊急性の高い患者さんのための場所です。単に薬がなくなっただけで、症状が安定している場合は、まず休日診療所に相談することをおすすめします。

救急病院を受診する際は、症状の緊急度に応じて診察の順番が決まるトリアージが行われます。そのため、待ち時間が長くなることもあります。また、救急外来では処方できる薬の日数が限られることが多く、数日分の処方にとどまる場合があります。

🔸 当番医・輪番制の医療機関

地域によっては、年末年始に当番制で診療を行う医療機関があります。「在宅当番医制」や「病院群輪番制」と呼ばれるシステムで、地域の医療機関が交代で休日の診療を担当します。当番医の情報は、自治体のホームページや新聞、テレビの地域情報などで確認できます。

🔸 年末年始も営業しているクリニック

一部のクリニックでは、年末年始も通常どおり、または一部の日程で診療を行っているところがあります。特に駅前やショッピングモール内のクリニック、夜間診療を行っているクリニックなどは、年末年始も営業していることがあります。インターネットで「年末年始 診療 ○○(地域名)」などと検索すると、該当するクリニックを見つけられることがあります。

Q. 高血圧や糖尿病の薬を急に中断するとどうなりますか?

高血圧の薬を急に中断すると血圧が急上昇し、脳卒中や心筋梗塞のリスクが高まります。糖尿病の薬、特にインスリンを中断すると血糖値が急上昇し、糖尿病性ケトアシドーシスという危険な状態になる恐れがあります。これらの薬は自己判断で中断せず、早急に医療機関を受診してください。

📋 休日診療所・救急病院での処方の流れ

休日診療所や救急病院で持病の薬を処方してもらう場合、通常のかかりつけ医への受診とは異なる点がいくつかあります。スムーズに受診できるよう、事前に流れを把握しておきましょう。

📞 受診前に電話で相談する

休日診療所や救急病院を受診する前に、まず電話で相談することをおすすめします。持病の薬が切れたことを伝え、受診が必要かどうか、どのような準備が必要かを確認しましょう。施設によっては、対応できる診療科や処方できる薬に制限がある場合があります。事前に確認することで、無駄足を防ぐことができます。

💊 持参するもの

休日診療所や救急病院を受診する際は、以下のものを持参しましょう。

  • 保険証(またはマイナンバーカード)
  • お薬手帳
  • ✅ 薬の実物、薬の袋、薬局でもらった説明書など
  • ✅ 持病に関する診療情報提供書や検査結果

お薬手帳がない場合は、薬の実物、薬の袋、薬局でもらった説明書など、薬の情報がわかるものを持っていきましょう。また、持病に関する診療情報提供書や検査結果などがあれば、それも持参すると診察がスムーズに進みます。

🔍 診察と処方の実際

休日診療所や救急病院では、まず問診票に記入し、現在の症状や持病について説明します。医師は、お薬手帳や持参した薬の情報をもとに、必要な薬を処方します。ただし、初めて診る患者さんに対しては、安全性を考慮して処方日数が制限されることが一般的です。多くの場合、年末年始の休暇が明けるまでの数日分、または1週間分程度の処方となります。

また、すべての薬が処方できるとは限りません。特殊な薬や、使用に専門的な管理が必要な薬については、処方を断られることがあります。その場合は、かかりつけ医の診療再開を待つか、専門の医療機関を紹介してもらうことになります。

💊 処方箋の受け取りと薬局での調剤

診察後に処方箋を受け取ったら、薬局で薬を調剤してもらいます。休日診療所の近くには、同じ時間帯に営業している薬局(輪番薬局)があることが多いです。救急病院であれば、院内薬局で直接薬を受け取れる場合もあります。処方箋を受け取る際に、どこで薬を受け取れるか確認しておきましょう。


💊 処方箋の受け取りと薬局での調剤


💻 オンライン診療を活用する方法

近年、スマートフォンやパソコンを使って自宅から医師の診察を受けられるオンライン診療が普及してきました。年末年始に持病の薬が切れた場合、オンライン診療は便利な選択肢の一つとなります。

✨ オンライン診療のメリット

オンライン診療の最大のメリットは、自宅にいながら診察を受けられることです。休日診療所や救急病院まで移動する必要がなく、待合室で長時間待つこともありません。特に、体調がすぐれない時や、高齢の方、小さなお子さんがいる方にとっては大きな利点です。

また、年末年始でもオンライン診療に対応している医療機関があります。24時間対応しているサービスもあり、深夜や早朝でも相談できる場合があります。

📱 オンライン診療の利用方法

オンライン診療を利用するには、まずオンライン診療に対応している医療機関を探します。「オンライン診療 年末年始」「オンライン診療 ○○(地域名)」などで検索すると、対応している医療機関が見つかります。多くの場合、専用のアプリやウェブサイトから予約を行い、ビデオ通話で診察を受けます。

診察時には、お薬手帳の画像や、現在服用している薬の情報を画面上で見せることができます。医師はそれをもとに診察を行い、必要に応じて処方箋を発行します。処方箋は、登録した薬局にファックスやオンラインで送付されるか、自宅に郵送されます。

⚠️ オンライン診療の注意点

オンライン診療には、いくつかの注意点があります。まず、すべての薬がオンライン診療で処方できるわけではありません。向精神薬など一部の薬には制限があります。また、初めて受診する医療機関の場合、処方日数が制限されることがあります。

さらに、オンライン診療では身体の診察ができないため、対面診療に比べて得られる情報が限られます。体調に大きな変化がある場合や、新たな症状が出ている場合は、対面での診察を受けることをおすすめします。

処方箋を受け取った後、薬を手に入れるまでにも時間がかかることがあります。処方箋が届くまでの時間、薬局の営業時間なども考慮して、余裕を持って利用しましょう。

Q. 薬局で処方箋なしに持病の薬をもらうことはできますか?

原則として、薬局は医師の処方箋なしに処方薬を販売できません。ただし、緊急時に限り「緊急調剤」という制度で過去に処方された薬を必要最小限調剤できる場合があります。この制度はすべての薬局で対応しているわけではなく、後日必ず医師の処方箋が必要です。まずは薬剤師に状況を相談してください。

💊 薬局で相談できること・できないこと

年末年始に薬が切れた場合、薬局で相談したいと考える方もいるでしょう。薬局でできることとできないことを理解しておくと、適切な行動がとれます。

✅ 薬局でできること

薬局では、薬剤師に薬に関する相談をすることができます。例えば、薬の飲み合わせについての質問、薬の副作用についての相談、市販薬の選び方のアドバイスなどを受けられます。持病の薬が切れて困っている場合、薬剤師に状況を説明すれば、近くの休日診療所や救急病院の情報を教えてもらえることもあります。

また、緊急時には「緊急調剤」という制度があります。これは、医師の処方箋なしに、過去に処方された同じ薬を必要最小限の量だけ調剤してもらえる仕組みです。ただし、これは非常に限定された状況でのみ適用され、すべての薬局で対応しているわけではありません。また、後日必ず医師の診察を受けて処方箋を発行してもらう必要があります。

❌ 薬局でできないこと

薬局では、医師の処方箋なしに処方薬を販売することは原則としてできません。「いつも飲んでいる薬だから」「お薬手帳に載っている薬だから」という理由だけでは、処方薬を購入することはできないのです。これは、患者さんの安全を守るための法律による規制です。

また、薬剤師は診断や治療を行うことはできません。体調について相談することはできますが、病気の診断や治療方針の決定は医師の役割です。体調に不安がある場合は、医療機関を受診するようにしましょう。

🕐 年末年始の薬局の営業状況

年末年始は多くの薬局が休業しますが、休日診療所の近くには輪番で営業している薬局があります。また、大型ショッピングモール内の薬局やドラッグストアの調剤コーナーは、年末年始も営業していることがあります。事前に近隣の薬局の営業予定を確認しておくと安心です。

⚠️ 持病別の薬が切れた場合のリスクと注意点

薬が切れた場合のリスクは、病気の種類によって異なります。主な持病について、薬を中断した場合のリスクと注意点を解説します。

💓 高血圧の薬が切れた場合

高血圧の薬(降圧剤)を急に中断すると、血圧が急上昇する「リバウンド現象」が起こることがあります。特に、β遮断薬やα遮断薬、中枢性降圧薬などを服用している方は注意が必要です。血圧の急上昇は、頭痛、めまい、動悸などの症状を引き起こし、重症の場合は脳卒中や心筋梗塞のリスクが高まります。

高血圧の薬が切れた場合は、できるだけ早く医療機関を受診して薬を処方してもらいましょう。また、薬が手に入るまでの間は、塩分を控える、アルコールを控える、十分な睡眠をとる、ストレスを避けるなど、血圧を上げない生活を心がけてください。自宅に血圧計がある方は、定期的に血圧を測定し、異常があればすぐに受診しましょう。

🩸 糖尿病の薬が切れた場合

糖尿病の薬を中断すると、血糖値のコントロールが乱れます。短期間であれば大きな問題にならないこともありますが、インスリン治療を受けている方や、血糖コントロールが不安定な方は特に注意が必要です。

インスリンを使用している方が急にインスリンを中断すると、血糖値が急上昇し、糖尿病性ケトアシドーシスという危険な状態になる可能性があります。この状態では、吐き気、嘔吐、腹痛、意識障害などが起こり、治療が遅れると命に関わることもあります。インスリンが切れそうになったら、早めに対処することが重要です。

糖尿病の薬が切れた場合は、年末年始であっても医療機関を受診してください。薬が手に入るまでの間は、炭水化物や甘いものを控え、食事量を減らし、血糖値の上昇を抑えるよう努めましょう。

❤️ 心臓病の薬が切れた場合

心臓病の治療に使われる薬には、さまざまな種類があります。狭心症や不整脈の治療薬、心不全の治療薬、血液をサラサラにする抗凝固薬などがあり、それぞれ中断した場合のリスクが異なります。

特に注意が必要なのは、抗凝固薬(ワーファリン、DOACなど)です。心房細動や人工弁置換後などで抗凝固薬を服用している方が薬を中断すると、血栓ができやすくなり、脳梗塞や心筋梗塞のリスクが高まります。また、β遮断薬を急に中断すると、狭心症の悪化や不整脈が起こることがあります。

心臓病の薬が切れた場合は、速やかに医療機関を受診してください。胸痛、動悸、息切れ、めまいなどの症状が出た場合は、すぐに救急車を呼ぶことも検討してください。

🧠 精神科の薬が切れた場合

抗うつ薬、抗不安薬、睡眠薬、抗精神病薬などの精神科の薬を急に中断すると、さまざまな離脱症状が出ることがあります。抗うつ薬(特にSSRI)の急な中断では、めまい、頭痛、吐き気、イライラ、不安感の増強、電気が走るような感覚(シャンビリ)などが起こることがあります。

睡眠薬や抗不安薬(ベンゾジアゼピン系薬剤)の急な中断では、不眠の悪化、不安の増強、落ち着かなさ、重症の場合はけいれんが起こることもあります。

精神科の薬が切れた場合は、できるだけ早く医療機関を受診しましょう。年末年始でも、精神科救急や休日診療所で対応してもらえる場合があります。地域の精神科救急情報センターに電話で相談することもできます。

⚡ てんかんの薬が切れた場合

てんかんの薬(抗てんかん薬)を中断すると、発作が起こりやすくなります。特に、長期間発作が抑えられていた方でも、薬を中断すると発作が再発する可能性があります。発作が起こると、転倒によるけがや、重症の場合はてんかん重積状態という危険な状態になることもあります。

てんかんの薬が切れた場合は、できるだけ早く医療機関を受診してください。発作が起きた場合に備えて、家族や周囲の人に状況を伝えておくことも大切です。

🫁 喘息の薬が切れた場合

喘息の治療には、発作を予防するための薬(コントローラー)と、発作が起きた時に使う薬(リリーバー)があります。コントローラーである吸入ステロイド薬を中断すると、気道の炎症が悪化し、発作が起きやすくなります。ただし、数日間の中断ですぐに重症化することは少ないです。

一方、発作時に使う気管支拡張薬(メプチンエアーやサルタノールなど)がない状態で発作が起きると、呼吸困難に陥る危険があります。発作時の薬がない場合は、特に注意が必要です。

喘息の薬が切れた場合は、発作の誘因(冷たい空気、ほこり、タバコの煙など)を避けるよう心がけてください。呼吸困難、ひどい咳、ゼーゼーという呼吸音などの症状が出た場合は、すぐに医療機関を受診してください。

Q. 年末年始の薬切れを防ぐにはどう準備すればよいですか?

年末年始の薬切れを防ぐには、12月上旬に手持ちの残薬を確認し、年末の受診時に医師へ長期処方を依頼することが有効です。年末年始は10日以上休診になる場合もあるため、12月中旬までの受診計画を立てましょう。お薬手帳を最新の状態に保ち、地域の休日診療所の連絡先も事前にメモしておくと安心です。

📝 来年に備えた年末年始の薬の準備方法

今回、薬が切れて困った経験をした方は、来年以降は同じ問題が起きないよう、事前に準備しておきましょう。以下に、年末年始の薬切れを防ぐための具体的な方法をご紹介します。

📅 12月上旬に残薬を確認する

12月に入ったら、手持ちの薬がどれくらい残っているか確認しましょう。年末年始の休暇期間と、かかりつけ医の休診日を考慮して、薬が足りるかどうかを計算してください。12月下旬から1月上旬まで、長い場合は10日間以上休診になることもあります。余裕を持って、12月中旬までに受診できるよう計画を立てましょう。

💊 長期処方を依頼する

年末の受診時に、医師に年末年始をまたぐことを伝え、いつもより長めに薬を処方してもらうようお願いしましょう。多くの場合、医師は患者さんの事情を考慮して、処方日数を調整してくれます。ただし、薬の種類によっては、一度に処方できる日数に制限があるものもあります(睡眠薬など)。

📋 お薬手帳を常に最新の状態に保つ

お薬手帳は、かかりつけ医以外を受診する際に非常に重要です。処方された薬は必ずお薬手帳に記録してもらい、常に最新の状態を保っておきましょう。紙のお薬手帳を持ち歩くのが面倒な方は、スマートフォンの電子お薬手帳アプリを利用する方法もあります。

✈️ 旅行時の薬の準備

年末年始に帰省や旅行をする方は、薬の準備を忘れずに行いましょう。滞在期間に必要な薬に加えて、予備の日数分も持っていくと安心です。万が一の紛失や滞在延長に備えられます。また、お薬手帳も必ず携帯してください。旅行先で体調を崩した場合に、スムーズに対応してもらえます。

📞 緊急時の連絡先をメモしておく

年末年始に備えて、以下の情報をメモしておくと便利です。

  • かかりつけ医の年末年始の診療予定
  • 地域の休日診療所の場所と電話番号
  • ✅ 最寄りの救急病院の場所と電話番号
  • ✅ 救急医療情報センターの電話番号
  • ✅ オンライン診療に対応している医療機関の情報

これらの情報を事前に調べてメモしておけば、いざという時に慌てずに対応できます。

👨‍⚕️ かかりつけ医に相談しておく

年末の受診時に、かかりつけ医に「もし年末年始に薬がなくなったらどうすればいいですか」と相談しておくのも良い方法です。医師からその地域の休日診療体制について情報をもらえたり、緊急時の対応についてアドバイスを受けられたりすることがあります。

年末年始の薬切れを防ぐには、これらの相談窓口や対策を参考にしながら、計画的に準備することが大切です。関連記事:冬の脱水症状は高齢者に多い?原因・症状・予防法を詳しく解説では、冬場の健康管理についても詳しく解説しています。

👨‍⚕️ かかりつけ医に相談しておく

👨‍⚕️ 当院での診療傾向【医師コメント】

高桑康太 医師(当院治療責任者)より

年末年始の薬切れに関するご相談は、当院でも毎年多くいただきます。特に長期休暇前は、いつもより早めの受診をお願いしており、患者さんには前もって薬の残量を確認していただくようお声がけしています。急な薬切れでお困りの際は、まず電話でご相談いただければ、適切な医療機関をご案内させていただきます。

❓ よくある質問

年末年始に薬が切れたら、どこに相談すればいいですか?

まずは救急医療情報センターや地域の医療相談ダイヤルに電話で相談することをおすすめします。お住まいの自治体によって連絡先は異なりますが、受診可能な医療機関を案内してもらえます。休日診療所や当番医の情報は、自治体のホームページでも確認できます。症状が安定している場合は休日診療所、体調が悪化している場合は救急病院を受診してください。

休日診療所で持病の薬は何日分もらえますか?

休日診療所では、かかりつけ医が診療を再開するまでの数日分から1週間分程度の処方が一般的です。初めて診る患者さんに対しては、安全性を考慮して処方日数を限定することが多いためです。休暇明けに必ずかかりつけ医を受診して、継続的な治療を受けるようにしてください。

お薬手帳がない場合でも薬を処方してもらえますか?

お薬手帳がなくても薬を処方してもらえる可能性はあります。ただし、薬の名前や用量がわからないと、医師が適切な薬を判断することが難しくなります。薬の実物や薬の袋、薬局でもらった説明書など、薬の情報がわかるものがあれば持参してください。何もない場合は、薬の色や形、大きさ、飲み方などできるだけ詳しく伝えてください。

オンライン診療で処方された薬はいつ届きますか?

オンライン診療で発行された処方箋は、指定した薬局にファックスやオンラインで送信されるか、自宅に郵送されます。薬局に送信された場合は、その日のうちに薬を受け取れることもあります。処方箋が自宅に届くまでには通常1〜2日程度かかります。年末年始は配送に時間がかかる場合があるため、余裕を持って利用することをおすすめします。

薬を1日だけ飲み忘れても大丈夫ですか?

薬の種類によって異なります。多くの持病の薬は1日程度の飲み忘れで直ちに問題が起こることは少ないですが、インスリンや抗凝固薬など、中断が危険な薬もあります。飲み忘れに気づいた時点で服用するか、次の服用時間まで待つかは薬によって異なるため、薬の説明書を確認するか、薬剤師に相談してください。ただし、2回分をまとめて飲むことは避けてください。

💡 まとめ

年末年始に持病の薬が切れてしまった場合、慌てずに対処することが大切です。休日診療所や救急病院、オンライン診療など、年末年始でも薬を処方してもらえる方法はあります。お薬手帳や薬の情報を持参し、現在の症状を正確に伝えることで、スムーズに対応してもらえます。

ただし、最も良いのは薬が切れないよう事前に準備しておくことです。12月上旬から残薬を確認し、年末の受診時には余裕を持った日数の処方をお願いしましょう。また、緊急時に備えて、地域の休日診療体制についても事前に情報を集めておくと安心です。

体調管理については、こちらの記事「休み明けのだるさは病気のサイン?原因と対処法を医師が解説」や「正月休み明けのだるさを解消する対策とは?原因と改善方法を医師が解説」でも詳しく解説していますので、併せてご参考ください。


📚 参考文献

監修者医師

高桑 康太 医師

保有資格

ミラドライ認定医

略歴

  • 2009年 東京大学医学部医学科卒業
  • 2009年 東京逓信病院勤務
  • 2012年 東京警察病院勤務
  • 2012年 東京大学医学部附属病院勤務
  • 2019年 当院治療責任者就任
  • 皮膚腫瘍・皮膚外科領域で15年以上の臨床経験と30,000件超の手術実績を持ち、医学的根拠に基づき監修を担当
  • 専門分野:皮膚腫瘍、皮膚外科、皮膚科、形成外科
  • 臨床実績(2024年時点) 皮膚腫瘍・皮膚外科手術:30,000件以上、腋臭症治療:2,000件以上、酒さ・赤ら顔治療:1,000件以上
  • 監修領域 皮膚腫瘍(ほくろ・粉瘤・脂肪腫など)、皮膚外科手術、皮膚がん、一般医療コラムに関する医療情報

プロフィールを見る

佐藤 昌樹 医師

保有資格

日本整形外科学会整形外科専門医

略歴

  • 2010年 筑波大学医学専門学群医学類卒業
  • 2012年 東京大学医学部付属病院勤務
  • 2012年 東京逓信病院勤務
  • 2013年 独立行政法人労働者健康安全機構 横浜労災病院勤務
  • 2015年 国立研究開発法人 国立国際医療研究センター病院勤務を経て当院勤務

プロフィールを見る

電話予約
0120-780-194
1分で入力完了
簡単Web予約
運営:医療法人社団鉄結会