ミラドライ術後の痛みはいつまで続く?痛みの原因・対処法・経過を医師が解説

ミラドライを受けた後、「痛みはいつまで続くのだろう」「痛みが強くて不安」と感じている方は多いのではないでしょうか。ミラドライは切らない治療法として人気ですが、術後には一定期間の痛みを伴うことがあります。この記事では、ミラドライ術後の痛みについて、その原因から対処法、回復までの経過について詳しく解説します。

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目次

  1. ミラドライ術後の痛みとは
  2. 痛みが起こる原因とメカニズム
  3. 痛みの種類と症状の特徴
  4. 痛みの持続期間と経過
  5. 痛みを和らげる対処法
  6. 日常生活での注意点
  7. 痛みが強い場合の対処法
  8. 受診が必要な症状
  9. 痛みを最小限にするための準備
  10. よくある質問

この記事のポイント

ミラドライ術後の痛みは施術後1〜3日がピークで、1〜2週間で大幅に改善し、1ヶ月後にはほぼ消失する。鎮痛剤の適切な服用・冷却処置・安静が有効で、発熱や膿などの異常時は早急に受診が必要。

🎯 ミラドライ術後の痛みとは

ミラドライは、マイクロ波エネルギーを利用してワキの汗腺を破壊する治療法です。皮膚を切開しないため傷跡が残りにくく、ミラドライ術後の経過も比較的良好ですが、施術後には様々な症状が現れます。

術後の痛みは、ミラドライを受けた方の多くが経験する症状です。この痛みは、マイクロ波による熱エネルギーが汗腺だけでなく周辺組織にも影響を与えることで生じます。痛みの程度や持続期間には個人差がありますが、適切な対処により症状を軽減することが可能です。

痛みの特徴として、施術直後から数日間は比較的強い痛みを感じることが一般的です。その後、徐々に症状は改善していきますが、完全に痛みがなくなるまでには一定の期間を要します。

Q. ミラドライ術後の痛みはいつまで続きますか?

ミラドライ術後の痛みは、施術後1〜3日目がピークで、その後徐々に軽減します。4〜7日目には鈍痛へと変化し、1〜2週間で大幅に改善、1ヶ月後にはほとんどの方で痛みが消失します。ただし個人差があるため、強い痛みが1週間以上続く場合は医師への相談が必要です。

📋 痛みが起こる原因とメカニズム

🦠 マイクロ波による組織損傷

ミラドライでは、5.8GHzのマイクロ波を皮膚に照射します。この高周波エネルギーが汗腺に集中して熱を発生させ、汗腺を破壊します。しかし、この過程で周辺の正常な組織にも熱の影響が及ぶため、炎症反応が生じます。

組織の炎症は、痛みを感じる神経終末を刺激します。また、熱による細胞の損傷により、痛みを引き起こす化学物質(プロスタグランジンなど)が放出されることも痛みの原因となります。

👴 腫れと圧迫による痛み

施術後は、治療部位に腫れ(浮腫)が生じます。この腫れにより、周辺の神経や血管が圧迫され、痛みや不快感を感じることがあります。腫れは通常、施術後2-3日でピークを迎え、その後徐々に軽減していきます。

🔸 神経の一時的な刺激

マイクロ波エネルギーは、汗腺周辺の感覚神経にも影響を与える可能性があります。これにより、一時的に神経が敏感になり、軽い刺激でも痛みを感じやすくなることがあります。

💊 痛みの種類と症状の特徴

💧 ズキズキとした拍動性の痛み

施術直後から数日間は、治療部位にズキズキとした拍動性の痛みを感じることが多くあります。この痛みは、炎症による血管の拡張と血流の増加が原因です。安静にしていても痛みを感じることがあり、特に夜間に痛みが強くなる傾向があります。

✨ 鈍痛や圧迫感

腫れが生じている期間中は、重だるい鈍痛や圧迫感を感じることがあります。この症状は、腕を動かしたり、衣服が治療部位に触れたりした際に強くなることがあります。

📌 チクチクとした刺すような痛み

神経の刺激により、チクチクとした刺すような痛みを感じることもあります。この症状は、特定の動作や体位で誘発されることが多く、時間の経過とともに改善していきます。

▶️ 動作時の痛み

腕を上げる動作や、背中に手を回すような動作で痛みが増強することがあります。これは、治療部位の皮膚や筋肉が引っ張られることで生じる痛みです。

Q. ミラドライ術後に痛みが生じる原因は何ですか?

ミラドライでは5.8GHzのマイクロ波で汗腺を破壊しますが、周辺組織にも熱の影響が及び炎症反応が起こります。この炎症がプロスタグランジンなどの痛み物質を放出し、さらに術後の腫れが神経や血管を圧迫することで、ズキズキした痛みや鈍痛が生じます。

🏥 痛みの持続期間と経過

🔹 施術当日(0日目)

施術直後は局所麻酔の効果により痛みを感じにくい状態ですが、麻酔が切れる数時間後から痛みが始まります。この時期の痛みは最も強く、鎮痛剤の使用が推奨されます。

📍 施術後1-3日目

痛みのピーク期間です。ズキズキとした拍動性の痛みが続き、腫れも最も強くなります。この期間は、処方された鎮痛剤を定期的に服用し、冷却による症状緩和を行います。

💫 施術後4-7日目

徐々に痛みが軽減し始めます。強い痛みから鈍痛へと変化し、日常生活への支障も少なくなります。腫れも徐々に引き始め、動作時の痛みも改善していきます。

🦠 施術後1-2週間

多くの方で痛みが大幅に改善します。軽い違和感や軽微な痛みは残ることがありますが、通常の日常生活に大きな支障はありません。

👴 施術後1ヶ月以降

ほとんどの方で痛みは完全に消失します。稀に軽い違和感が残ることがありますが、これも時間の経過とともに改善していきます。

⚠️ 痛みを和らげる対処法

🔸 処方薬の適切な使用

クリニックから処方される鎮痛剤は、痛みを我慢せずに指示通りに服用することが重要です。一般的には、ロキソニンやカロナールなどの消炎鎮痛剤が処方されます。痛みがピークに達する前に服用することで、より効果的な痛み緩和が期待できます。

💧 冷却療法

施術後48時間は、冷却パックを使用して治療部位を冷やすことが推奨されます。15-20分間の冷却を1-2時間おきに行うことで、炎症と痛みを軽減できます。ただし、直接氷を肌に当てると凍傷の危険があるため、タオル越しに冷却することが大切です。

✨ 安静とポジショニング

治療部位に負担をかけないよう、激しい運動は避けましょう。睡眠時は、患部を心臓より高い位置に保つことで、血流を改善し痛みや腫れを軽減できます。枕を使って腕を高く保つなどの工夫が効果的です。

📌 適切な服装

締め付けの強い衣服は避け、ゆったりとした服装を心がけましょう。特に、脇の部分に縫い目やボタンがある衣服は、治療部位を刺激して痛みを増強させる可能性があります。

▶️ 水分補給

十分な水分摂取により、体内の循環を促進し、治癒過程を助けることができます。また、適切な水分補給は鎮痛剤の代謝にも重要です。

Q. ミラドライ術後の痛みを自分で和らげる方法を教えてください。

ミラドライ術後の痛みには、処方された鎮痛剤を我慢せず指示通り服用することが基本です。施術後48時間はタオル越しの冷却パックを1〜2時間おきに15〜20分行うと効果的です。また、患部を心臓より高い位置に保ち、締め付けのないゆったりした服装を心がけることも症状の軽減につながります。

🔍 日常生活での注意点

🔹 入浴について

施術当日はシャワーのみにとどめ、翌日以降も長時間の入浴は避けましょう。熱いお湯は血流を促進し、痛みや腫れを悪化させる可能性があります。ぬるめのシャワーで軽く洗い流す程度にしましょう。

📍 運動制限

激しい運動や重いものを持ち上げる動作は、最初の1週間は控えましょう。軽いウォーキングなどの軽度な運動は問題ありませんが、腕を大きく動かすスポーツは避けることが重要です。

💫 仕事への復帰

デスクワークなどの軽度な労働であれば、翌日からの復帰も可能ですが、痛みの程度に応じて調整しましょう。重労働や腕を頻繁に使用する作業は、痛みが軽減するまで控えることが望ましいです。

🦠 睡眠の工夫

夜間の痛みで睡眠が妨げられることがあります。就寝前に鎮痛剤を服用し、患部を高い位置に保てるよう枕を調整しましょう。横向きで寝る場合は、治療していない側を下にして休むことが推奨されます。

📝 痛みが強い場合の対処法

👴 処方薬の追加

通常の鎮痛剤で痛みが十分にコントロールできない場合は、クリニックに連絡して追加の鎮痛剤の処方を受けることができます。個人差により痛みの程度は異なるため、我慢せずに相談することが重要です。

🔸 市販薬の併用

処方薬と相互作用のない市販の鎮痛剤を併用することも可能ですが、事前に医師に相談することが大切です。アセトアミノフェン系の薬剤は比較的安全に併用できることが多いです。

💧 リラクゼーション技法

深呼吸や瞑想などのリラクゼーション技法は、痛みの感覚を軽減させる効果があります。特に夜間の痛みで眠れない場合に有効です。

Q. ミラドライ術後にすぐ受診すべき症状はありますか?

ミラドライ術後に38度以上の発熱、治療部位の赤みの拡大、膿のような分泌物が見られる場合は感染の可能性があり早急な受診が必要です。また、1週間以上腫れが改善しない場合、処方薬でも痛みがコントロールできない場合、手や指にしびれ・脱力感がある場合も速やかに医師へ相談してください。

💡 受診が必要な症状

✨ 感染の兆候

治療部位に以下の症状が現れた場合は、感染の可能性があるため早急に受診が必要です:

  • 38度以上の発熱
  • 治療部位の赤みが拡大している
  • 膿のような分泌物が出る
  • 赤い筋状の線が腕に向かって伸びている

📌 異常な腫れ

腫れが1週間を過ぎても改善しない場合や、むしろ悪化している場合は医師に相談が必要です。正常な腫れは施術後3-4日でピークを迎え、その後徐々に改善していきます。

▶️ 激しい痛みの持続

処方された鎮痛剤を適切に使用しても痛みがコントロールできない場合や、痛みが1週間以上強い状態で続く場合は、合併症の可能性があるため受診が推奨されます。

🔹 神経症状

手や指にしびれや脱力感が現れた場合は、神経損傷の可能性があるため速やかに医師に相談しましょう。これらの症状は稀ですが、早期の対応が重要です。

✨ 痛みを最小限にするための準備

📍 施術前の体調管理

施術前は十分な睡眠と栄養摂取を心がけ、体調を整えておくことが重要です。体調が良好な状態で施術を受けることで、術後の回復も早くなります。また、ミラドライの仕組みと原理を理解しておくことで、不安を軽減できます。

💫 事前の薬剤準備

施術前に鎮痛剤や冷却パックを準備しておくことで、術後すぐに適切な処置を行うことができます。また、ゆったりとした前開きの衣服を用意しておくと、施術後の着替えが楽になります。

🦠 スケジュール調整

施術後数日間は痛みや腫れのため、通常の活動が制限される可能性があります。重要な予定は避け、十分な休養が取れるよう事前にスケジュールを調整しておきましょう。

👴 サポート体制の確保

家族や友人にサポートを依頼しておくことで、術後の負担を軽減できます。特に、買い物や重いものを持つ作業については、事前にサポートを確保しておくことが重要です。

📌 よくある質問

🔸 Q: 痛み止めはいつまで飲み続ける必要がありますか?

A: 個人差がありますが、通常は3-7日程度で痛み止めが不要になります。痛みが軽減してきたら、服用頻度を減らしていき、最終的に中止することができます。無理に我慢する必要はありませんが、不必要な長期服用は避けましょう。

💧 Q: 夜中に痛みで目が覚めてしまいます。対処法はありますか?

A: 就寝前に鎮痛剤を服用し、患部を高い位置に保つようにしましょう。また、冷却パックを枕元に準備しておき、痛みが強い時に使用することも効果的です。症状が続く場合は、医師に相談して夜間用の鎮痛剤の処方を受けることも可能です。

✨ Q: 片方だけ痛みが強いのですが、正常ですか?

A: 左右の痛みの程度に差があることは珍しくありません。皮膚の厚さや汗腺の分布、個人の感受性の違いなどが影響します。ただし、極端に差がある場合や、感染の兆候がある場合は医師に相談しましょう。

📌 Q: 痛みが1週間以上続いていますが、問題ないでしょうか?

A: 軽度の痛みや違和感が1週間以上続くことはありますが、強い痛みが継続する場合は医師に相談することをお勧めします。個人差はありますが、適切な経過観察により問題ないかどうかを判断してもらうことが重要です。

▶️ Q: 市販の湿布を貼っても良いですか?

A: 冷感タイプの湿布は使用できますが、温感タイプは血流を促進するため避けましょう。また、湿布にアレルギーがある方は使用を控え、貼付部位にかぶれが生じた場合はすぐに剥がしてください。使用前に医師に相談することが安全です。

ミラドライ術後の痛みは一時的なものですが、適切な対処により快適に過ごすことができます。痛みの程度や持続期間には個人差があるため、不安に感じることがあれば遠慮なく医師に相談しましょう。ミラドライの効果がいつから実感できるかについても理解しておくことで、治療全体の流れを把握できます。

アイシークリニック新宿院では、ミラドライ治療後のフォローアップを大切にしており、患者様が安心して回復期間を過ごせるよう、きめ細かなサポートを提供しています。術後の痛みや不安について、いつでもお気軽にご相談ください。


参考文献

ミラドライ術後の痛みはどのくらいの期間続きますか?

痛みのピークは施術後1-3日目で、その後徐々に軽減していきます。多くの方は1-2週間で大幅に改善し、1ヶ月後にはほとんど痛みは消失します。ただし個人差があるため、強い痛みが1週間以上続く場合は医師にご相談ください。

術後の痛みを和らげるために自分でできることはありますか?

処方された鎮痛剤を我慢せずに指示通り服用し、施術後48時間は冷却パックで15-20分間の冷却を1-2時間おきに行ってください。また、患部を心臓より高い位置に保ち、ゆったりした服装を心がけることで症状を軽減できます。

どのような症状が出た場合は病院を受診すべきですか?

38度以上の発熱、治療部位の赤みの拡大、膿のような分泌物、1週間以上改善しない腫れ、処方薬でもコントロールできない激しい痛みが続く場合は受診が必要です。手指のしびれや脱力感がある場合も速やかにご相談ください。

術後すぐに仕事に復帰できますか?

デスクワークなどの軽度な労働であれば翌日からの復帰も可能ですが、痛みの程度に応じて調整が必要です。重労働や腕を頻繁に使う作業は痛みが軽減するまで控えることをお勧めします。当院では個別の状況に応じたアドバイスを提供しています。

夜間の痛みで眠れない時はどうしたらよいですか?

就寝前に鎮痛剤を服用し、枕を使って患部を高い位置に保つようにしてください。横向きで寝る場合は治療していない側を下にして休むことが推奨されます。症状が続く場合は、当院で夜間用の鎮痛剤の処方も可能ですのでご相談ください。

📚 参考文献

  • 日本皮膚科学会 – 多汗症の治療法や手術に関する医学的情報、術後の経過や合併症に関するガイドライン
  • 日本美容外科学会 – 美容医療における安全性、術後管理、合併症対応に関する学会指針と患者向け情報
  • PubMed – miraDry treatment for axillary hyperhidrosis and bromhidrosis: an evidence-based review(ミラドライ治療の効果、副作用、術後経過に関する医学的エビデンス)

👨‍⚕️ 当院での診療傾向【医師コメント】

高桑康太 医師(当院治療責任者)より

「当院での診療経験から、ミラドライ術後の痛みについて約9割の患者様が3〜5日目をピークに徐々に改善されており、適切な鎮痛剤の使用と冷却処置により快適にお過ごしいただけています。最近の傾向として、事前に痛みの経過や対処法をしっかりとご説明することで、患者様の不安が軽減され、結果的に痛みの感じ方も和らぐケースが多く見受けられます。術後の痛みは一時的なものですので、記事にもあるように我慢せずに処方薬を適切に使用していただき、気になることがあればいつでもお気軽にご相談ください。」

監修者医師

高桑 康太 医師

保有資格

ミラドライ認定医

略歴

  • 2009年 東京大学医学部医学科卒業
  • 2009年 東京逓信病院勤務
  • 2012年 東京警察病院勤務
  • 2012年 東京大学医学部附属病院勤務
  • 2019年 当院治療責任者就任
  • 皮膚腫瘍・皮膚外科領域で15年以上の臨床経験と30,000件超の手術実績を持ち、医学的根拠に基づき監修を担当
  • 専門分野:皮膚腫瘍、皮膚外科、皮膚科、形成外科
  • 臨床実績(2024年時点) 皮膚腫瘍・皮膚外科手術:30,000件以上、腋臭症治療:2,000件以上、酒さ・赤ら顔治療:1,000件以上
  • 監修領域 皮膚腫瘍(ほくろ・粉瘤・脂肪腫など)、皮膚外科手術、皮膚がん、一般医療コラムに関する医療情報

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佐藤 昌樹 医師

保有資格

日本整形外科学会整形外科専門医

略歴

  • 2010年 筑波大学医学専門学群医学類卒業
  • 2012年 東京大学医学部付属病院勤務
  • 2012年 東京逓信病院勤務
  • 2013年 独立行政法人労働者健康安全機構 横浜労災病院勤務
  • 2015年 国立研究開発法人 国立国際医療研究センター病院勤務を経て当院勤務

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