ミラドライ2回目は必要?効果の持続性と再治療の判断基準を医師が解説

ミラドライを受けた後、「効果が物足りない」「以前より汗やニオイが気になるようになった」と感じて、2回目の治療を検討される方は少なくありません。ミラドライは1回の治療で汗腺を破壊し、半永久的な効果が期待できる治療法ですが、実際には個人差があり、追加治療を希望されるケースもあります。本記事では、ミラドライ2回目が必要になるケースや判断基準、2回目を受けるメリット・デメリット、費用対効果について詳しく解説します。2回目の治療を迷っている方、これからミラドライを受ける方にとって参考になる情報をお伝えしますので、ぜひ最後までお読みください。

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📖 目次

  1. 🔬 ミラドライの仕組みと効果の持続性
  2. 🎯 ミラドライ2回目が必要になるケースとは
  3. 📋 2回目の治療を検討する判断基準
  4. ⚖️ ミラドライ2回目のメリットとデメリット
  5. ⏰ 2回目の治療を受けるタイミング
  6. 💰 ミラドライ2回目の費用と保証制度
  7. ✅ 1回で満足できる人の特徴
  8. 🔍 ミラドライ以外の選択肢との比較
  9. 👨‍⚕️ 当院での診療傾向【医師コメント】
  10. ❓ よくある質問
  11. 📝 まとめ

🔬 ミラドライの仕組みと効果の持続性

ミラドライ2回目の必要性を理解するためには、まずミラドライがどのような仕組みで汗やニオイを抑えるのかを知ることが重要です。ここでは、ミラドライの基本的なメカニズムと効果の持続性について解説します。

🦠 ミラドライとは

ミラドライは、マイクロ波(電磁波)を利用してワキの汗腺を破壊する治療法です。アメリカFDA(米国食品医薬品局)から承認を受けた医療機器を使用し、皮膚を切開することなくワキガや多汗症を治療できます。日本でも厚生労働省から医療機器として承認されており、安全性と有効性が認められています

ミラドライの最大の特徴は、汗を分泌するエクリン汗腺とニオイの原因となるアポクリン汗腺の両方にアプローチできる点です。これらの汗腺は皮膚の真皮から皮下組織にかけて存在しており、ミラドライのマイクロ波は水分に反応して熱を発生させるため、水分を多く含む汗腺を選択的に破壊することが可能です。ミラドライの詳しい仕組みについては、こちらの記事「ミラドライの仕組みと原理とは?マイクロ波でワキガ・多汗症を治療するメカニズムを解説」で解説しています。

⚡ マイクロ波による汗腺破壊のメカニズム

ミラドライの施術では、ワキの皮膚にマイクロ波を照射します。マイクロ波は電子レンジにも使用されている電磁波の一種で、水分子を振動させて熱を発生させる性質があります。汗腺は水分を多く含む組織であるため、周囲の組織よりも効率的に加熱され、55〜60度程度の熱で凝固・壊死します。

施術中は皮膚表面を冷却システムで保護しながら、汗腺が存在する深さにピンポイントで熱エネルギーを届けます。これにより、皮膚表面へのダメージを最小限に抑えつつ、汗腺を効果的に破壊することができます。破壊された汗腺は再生しないため、理論上は半永久的な効果が期待できます。

📈 効果の持続期間について

ミラドライによって破壊された汗腺は再生しないため、一度治療した部分の発汗量やニオイは永続的に減少します。臨床試験のデータによると、ミラドライ施術後1年経過時点で平均して約70〜80%の発汗量減少が維持されていることが報告されています。

ただし、ここで重要なのは、ミラドライが破壊するのは治療範囲内の汗腺のみであるという点です。施術範囲の外側に存在する汗腺は影響を受けないため、完全に汗やニオイがゼロになるわけではありません。また、1回の照射で破壊できる汗腺の割合には限界があり、すべての汗腺を完全に破壊することは困難です。


📈 効果の持続期間について

🎯 ミラドライ2回目が必要になるケースとは

ミラドライは1回の治療で満足される方が多い一方で、2回目の治療を検討される方もいらっしゃいます。ここでは、2回目が必要になる具体的なケースについて解説します。

⚠️ 重度のワキガ・多汗症の場合

ワキガや多汗症の程度が重度の方は、1回の治療では十分な効果を得られないことがあります。これは、汗腺の密度や活性が高いほど、1回の照射で破壊しきれない汗腺が多く残ってしまうためです。

重度のワキガの方はアポクリン汗腺の数が多く、活性も高い傾向にあります。同様に、重度の多汗症の方はエクリン汗腺の密度が高く、1回の治療後も残存した汗腺から十分な量の汗が分泌される可能性があります。このような場合、2回目の治療によってより多くの汗腺を破壊し、さらなる効果向上を目指すことができます。

🧬 効果に個人差がある理由

ミラドライの効果には個人差があり、同じ施術を受けても満足度が異なることがあります。これにはいくつかの理由が考えられます。

まず、汗腺の分布や密度は人によって異なります。汗腺が広範囲に分布している方や、密度が高い方は、標準的な照射範囲では十分にカバーできないことがあります。また、皮下脂肪の厚さや皮膚の状態によっても、マイクロ波の到達効率が変わることがあります。

さらに、効果の感じ方には主観的な要素も含まれます。術前の症状が重度だった方は、発汗量が70%減少しても「まだ汗が気になる」と感じることがあります。一方、軽度〜中等度だった方は同程度の減少率でも「ほとんど気にならなくなった」と満足されることが多いです。

📅 時間経過による変化

ミラドライ施術後、一度は効果を実感していたものの、時間が経つにつれて汗やニオイが戻ってきたと感じる方もいらっしゃいます。この現象にはいくつかの原因が考えられます。

施術直後は治療による炎症や腫れの影響で、実際の効果以上に発汗が抑えられていることがあります。炎症が落ち着いてくると、残存していた汗腺が正常に機能し始め、ある程度の発汗が戻ることがあります。これは汗腺が再生したわけではなく、破壊されなかった汗腺が本来の機能を発揮し始めたと考えられます。ミラドライの術後経過については、こちらの記事「ミラドライ術後の経過を徹底解説|施術直後から1年後までの症状と過ごし方」で詳しく解説しています。

また、季節や生活環境の変化、ホルモンバランスの変動なども発汗量に影響を与えることがあります。夏場や運動時など汗をかきやすい状況では、残存した汗腺からの発汗が目立ちやすくなります。

🎯 治療範囲の問題

ミラドライの効果が不十分に感じられる原因として、治療範囲が適切でなかったケースがあります。標準的な照射範囲から外れた部位に汗腺が多く存在する場合、その部分からの発汗やニオイが残ることがあります。

特にワキの範囲が広い方や、通常とは異なる位置に汗腺が集中している方は、1回目の治療で十分にカバーできないことがあります。2回目の治療では、1回目で効果が不十分だった部位を重点的に照射することで、より満足のいく結果を得られる可能性があります。

📋 2回目の治療を検討する判断基準

ミラドライ2回目を受けるべきかどうかは、様々な要素を総合的に判断する必要があります。ここでは、2回目の治療を検討する際の具体的な判断基準について解説します。

⏰ 効果を判定する適切な時期

ミラドライの効果を正確に判定するためには、適切な時期まで待つことが重要です。施術直後は腫れや炎症の影響で効果が分かりにくく、また一時的に効果が強く出ることもあります。

一般的に、ミラドライの最終的な効果を判定するには、施術後3〜6か月程度経過を観察することが推奨されます。この期間に組織の修復が進み、残存した汗腺の機能が安定するため、本来の効果を正確に評価できるようになります。

⚠️ 注意!
施術後1〜2か月の時点で「効果がない」と判断するのは時期尚早です。逆に、施術直後に「完璧に効いた」と感じても、数か月後には多少の発汗が戻ることがあります。焦らずに経過を観察することが大切です。

📊 日常生活への支障の程度

2回目の治療を検討する際には、現在の症状が日常生活にどの程度の支障をきたしているかを客観的に評価することが重要です。

例えば、1回目の治療前と比較して明らかに改善しているものの、まだ以下のような状況が続いている場合は、2回目を検討する価値があるでしょう:

  • 📌 仕事中に汗ジミが気になる
  • 📌 制汗剤を手放せない
  • 📌 ニオイが気になって人と接するのが億劫

一方、日常生活には特に支障がないものの、「もう少し完璧にしたい」という程度であれば、費用対効果を考慮して慎重に判断することをおすすめします。

📏 客観的な症状評価の方法

自分の症状を客観的に評価するために、いくつかの方法があります。

発汗量については、ワキに汗取りパッドを装着して一定時間後の湿り具合を確認したり、以前と同じ状況(気温、運動量など)での汗のかき方を比較したりする方法があります。また、衣服への汗ジミの範囲や頻度を治療前と比較することも参考になります。

ニオイについては、自分では正確に判断しにくいため、信頼できる家族やパートナーに確認してもらうことが有効です。また、ガーゼテストといって、ワキに清潔なガーゼを挟んで一定時間後にニオイを確認する方法もあります。

👨‍⚕️ 医師への相談ポイント

2回目の治療を検討する際は、実際に施術を行った医療機関で医師に相談することをおすすめします。その際、以下のような情報を伝えると、より適切なアドバイスを受けることができます。

まず、1回目の治療後の経過について詳しく伝えましょう。いつ頃から効果を実感したか、効果のピークはいつだったか、現在はどの程度の症状があるかなど、時系列で説明できると良いでしょう。

また、汗やニオイが気になる具体的な部位や状況も重要な情報です。ワキの特定の部分だけ汗が多い、緊張すると特にニオイが強くなるなど、詳細を伝えることで、2回目の治療計画を立てやすくなります。

⚖️ ミラドライ2回目のメリットとデメリット

2回目のミラドライ治療を受けるかどうかを決める際には、メリットとデメリットの両方を理解しておくことが大切です。

✨ 2回目治療のメリット

2回目のミラドライ治療を受けることで得られる最大のメリットは、効果の増強です。1回目で破壊しきれなかった汗腺を追加で処理することで、発汗量やニオイをさらに軽減することが期待できます。

臨床データによると、2回目の治療を行うことで、1回目のみの場合と比較してさらに10〜20%程度の追加効果が得られるとされています。もともと重度の症状があった方や、1回目の効果に満足できなかった方にとっては、この追加効果は大きな意味を持ちます。

また、1回目の治療で効果が不十分だった部位がある場合、2回目ではその部位を重点的に照射することができます。これにより、より均一で満足度の高い結果を得られる可能性があります。

さらに、2回目の治療は1回目の経験があるため、施術の流れや術後の経過について理解した上で臨むことができます。心理的な不安が軽減され、よりリラックスして治療を受けられるでしょう。

⚠️ 2回目治療のデメリット

2回目の治療を受ける際のデメリットとしてまず挙げられるのは、追加の費用負担です。1回目と同程度の費用がかかるケースもあれば、保証制度を利用できるケースもありますが、いずれにしても経済的な負担は発生します。

また、1回目と同様にダウンタイムが必要になります。腫れや痛み、内出血などの副作用は1回目と同程度に起こる可能性があり、日常生活や仕事に影響が出ることがあります。

💡 重要なポイント
2回目の治療で得られる追加効果には限界があることを理解しておく必要があります。1回目で多くの汗腺が破壊されているため、2回目で破壊できる汗腺の数は1回目より少なくなります。そのため、1回目ほど劇的な改善は期待できないことが多いです。

2回目を行っても完全に汗やニオイがゼロになるわけではないことも認識しておきましょう。残存する汗腺からは引き続き多少の発汗があり、ある程度の症状は残ることが一般的です。

🚨 2回目の副作用やリスク

2回目のミラドライ治療における副作用は、基本的に1回目と同様です。一般的な副作用としては、施術部位の腫れ、痛み、内出血、しびれ感、一時的な皮膚の硬結などがあります。

これらの副作用の多くは一時的なもので、数日から数週間で自然に改善します。ただし、1回目の治療で組織がある程度変化しているため、2回目では腫れが強く出たり、回復に時間がかかったりするケースもまれにあります。

また、複数回の治療により皮膚の質感が変化するリスクもゼロではありません。皮膚の硬さや色調の変化、瘢痕形成などが起こる可能性がありますが、適切な照射設定と技術で施術を行えば、これらのリスクは最小限に抑えられます。

⏰ 2回目の治療を受けるタイミング

2回目のミラドライ治療を受ける場合、適切なタイミングを選ぶことが重要です。早すぎても遅すぎても最適な結果が得られない可能性があります。

📅 推奨される治療間隔

ミラドライの2回目治療は、1回目の治療から最低でも3か月以上、理想的には6か月程度の間隔をあけることが推奨されています。この期間をあける理由はいくつかあります。

まず、1回目の治療による組織の修復が完了するまでに時間が必要です。治療部位の腫れや炎症が完全に収まり、皮下組織が安定した状態になってから2回目を行うことで、より安全かつ効果的な治療が可能になります。

また、1回目の治療効果を正確に評価するためにも、十分な観察期間が必要です。前述のように、最終的な効果が安定するまでには3〜6か月程度かかるため、この期間を待たずに2回目を行うと、不必要な治療をしてしまう可能性があります。

🌡️ 季節による影響

ミラドライの施術時期を選ぶ際には、季節も考慮に入れると良いでしょう。一般的に、秋から冬にかけての涼しい時期に施術を受けることが推奨されることが多いです。

夏場は気温や湿度が高く、自然と発汗量が増える時期です。この時期に施術を受けると、術後の腫れや不快感が強く感じられやすく、また効果の判定も難しくなります。さらに、術後は激しい運動や入浴に制限があるため、汗をかきやすい夏場は不便を感じることが多いです。

一方、秋から冬にかけては発汗量が自然と減少するため、術後の経過が楽に過ごせます。また、春夏のシーズンに向けて効果を安定させる時間的余裕もあります。

🎉 ライフイベントとの調整

2回目の治療を受けるタイミングは、ご自身のライフイベントとも調整することをおすすめします。結婚式、就職活動、大事なプレゼンテーションなど、汗やニオイが特に気になるイベントがある場合は、そのイベントの2〜3か月前までに治療を完了しておくと安心です。

施術後は数日から1週間程度のダウンタイムがあり、腕を上げる動作や激しい運動に制限が生じます。重要な予定がある直前の施術は避け、余裕を持ったスケジュールを立てましょう。

💰 ミラドライ2回目の費用と保証制度

2回目のミラドライ治療を検討する際、費用は重要な判断材料の一つです。ここでは、費用の目安や保証制度について解説します。

💸 2回目治療の費用相場

ミラドライ2回目の費用は、医療機関によって大きく異なります。一般的には、1回目と同程度の費用がかかる場合と、割引価格が適用される場合があります。

1回目のミラドライ治療費用は、両ワキで約20万円〜40万円程度が相場です。2回目を同じ医療機関で受ける場合、保証プランに加入していれば無料または大幅な割引価格で受けられることがあります。保証プランなしの場合でも、同院でのリピート治療として割引が適用されることが多いです。

ただし、1回目と別の医療機関で2回目を受ける場合は、通常価格での治療となることがほとんどです。

🛡️ 保証制度の種類と内容

多くのミラドライ実施医療機関では、追加治療に関する保証制度を設けています。保証制度の内容は医療機関によって異なりますが、一般的には以下のようなパターンがあります。

完全保証プランは、一定期間内であれば無料で2回目の治療を受けられるものです。期間は1年間から永久保証まで様々で、保証料金は最初の治療費に含まれているか、追加オプションとして設定されています。

割引保証プランは、2回目の治療を割引価格で受けられるものです。50%オフや定額(例:5万円)など、医療機関によって設定は異なります。

保証制度を利用するには条件が設けられていることが多く、医師の診察で追加治療が必要と判断された場合のみ適用される、一定期間内に申し出る必要があるなどの規定があります。契約時に保証内容をしっかり確認しておくことが大切です。

📊 費用対効果の考え方

2回目の治療を受けるかどうかを判断する際、費用対効果を考えることは重要です。

まず、現在の症状が日常生活にどの程度影響しているかを考えましょう。制汗剤や汗取りパッドにかかる費用、衣類の買い替え費用、心理的なストレスなど、症状が残っていることによる「見えないコスト」も考慮に入れる価値があります。

また、他の治療法との比較も参考になります。例えばボトックス注射は1回あたりの費用は安いですが、効果が3〜6か月程度で切れるため、繰り返し治療が必要です。長期的に見ると、ミラドライ2回の費用と、ボトックスを数年間継続した場合の総費用を比較検討してみると良いでしょう。

✅ 1回で満足できる人の特徴

ミラドライを1回受けただけで十分な効果を得られ、2回目が不要な方も多くいらっしゃいます。どのような方が1回で満足されやすいのか、その特徴を解説します。

🔸 軽度〜中等度の症状の方

ワキガや多汗症の症状が軽度から中等度の方は、1回の治療で高い満足度を得られることが多いです。汗腺の密度や活性がそれほど高くないため、1回の照射で十分な数の汗腺を破壊できる可能性が高くなります。

また、もともとの症状が軽い方は、70〜80%の発汗量減少があれば、日常生活で気にならないレベルまで改善されることが多いです。

💭 現実的な期待値を持っている方

ミラドライに対して現実的な期待値を持っている方は、1回の治療で満足されやすい傾向があります

ミラドライは汗やニオイを「完全にゼロにする」治療ではなく、「大幅に軽減する」治療です。この点を理解した上で治療を受けた方は、治療後に多少の発汗が残っていても「以前と比べて格段に改善した」と前向きに評価できることが多いです。

逆に、「1回で完璧に治る」と期待していた方は、わずかな症状が残るだけでも不満を感じやすくなります。カウンセリングの段階で、医師から効果の目安について詳しく説明を受け、現実的な期待値を持って治療に臨むことが大切です。

🏥 適切な医療機関で治療を受けた方

ミラドライの効果は、施術を行う医師の技術や経験、医療機関の設備によっても左右されます。十分な経験を持つ医師が、適切な照射設定と技術で施術を行った場合、1回でより高い効果が得られやすくなります。

事前のカウンセリングで症状を正確に評価し、患者さん一人ひとりの状態に合わせた治療計画を立てられる医療機関を選ぶことが重要です。また、術後のフォローアップ体制が整っている医療機関では、効果の経過観察や、必要に応じた追加治療の相談もスムーズに行えます。

🔍 ミラドライ以外の選択肢との比較

ミラドライ2回目を検討する前に、他の治療法についても知っておくと、より適切な判断ができます。ここでは、ミラドライ以外のワキガ・多汗症治療法と比較してみましょう。

💉 ボトックス注射との比較

ボトックス注射は、ボツリヌストキシンをワキに注入することで発汗を抑える治療法です。神経から汗腺への信号伝達を一時的にブロックすることで効果を発揮します。

メリットとしては、以下の点が挙げられます:

  • ✅ 施術時間が短い(約10〜15分)
  • ✅ ダウンタイムがほとんどない
  • ✅ 1回あたりの費用がミラドライより安い

一方、デメリットとしては:

  • 効果が3〜6か月程度で切れるため繰り返し治療が必要
  • ⚡ 汗腺を破壊するわけではないため根本的な解決にはならない
  • 主にエクリン汗腺に作用するためワキガ(ニオイ)への効果は限定的

ミラドライ1回目の効果で概ね満足しているが、特定の場面(夏場、緊張する場面など)でもう少し発汗を抑えたいという場合には、2回目のミラドライではなくボトックス注射を併用するという選択肢もあります。

🔪 手術療法との比較

ワキガや重度の多汗症に対しては、外科的な手術療法も選択肢となります。主な手術法には、剪除法(直視下摘除法)、吸引法などがあります。

手術療法の最大のメリットは、汗腺を直接除去または破壊するため、高い効果が期待できることです。特に剪除法は、重度のワキガに対して保険適用が認められている場合もあり、費用面でのメリットがあることもあります。手術療法について詳しくは、こちらの記事「ワキガ治療法を徹底比較|手術・注射・外用薬の効果や費用・特徴を医師が解説」で解説しています。

ただし、手術療法にはデメリットもあります:

  • ⚠️ 皮膚を切開するため傷跡が残る可能性
  • ⚠️ ダウンタイムが長い(1〜2週間の安静が必要)
  • ⚠️ 合併症(血腫、感染、皮膚壊死など)のリスク

ミラドライを2回受けても満足できない重度の症状の方や、より確実な効果を求める方にとっては、手術療法を検討する価値があるかもしれません。

🔸 その他の治療法

その他にも、イオントフォレーシス(電気を使って汗腺の活動を抑制する方法)や、外用薬(塩化アルミニウム製剤など)による治療があります。

イオントフォレーシスは主に手掌や足底の多汗症に用いられ、ワキへの効果は限定的です。外用薬は軽度の症状に対して一時的な効果がありますが、根本的な治療ではありません。

ミラドライ2回目を受けるか、他の治療法を選ぶかは、症状の程度、これまでの治療効果、ライフスタイル、予算などを総合的に考慮して決定することが大切です。迷った場合は、様々な治療法に精通した医師に相談することをおすすめします。

👨‍⚕️ 当院での診療傾向【医師コメント】

高桑康太医師(当院治療責任者)より

当院でミラドライ治療を受けられた患者様の中で、2回目の治療を希望される方は全体の約15〜20%程度です。2回目を希望される方の多くは、1回目である程度の改善を実感しているものの、仕事上の理由などでより高い効果を求める方や、もともと重度のワキガ・多汗症であった方です。一方で、約8割の方は1回の治療で十分な効果を得られ、日常生活での悩みが解消されています2回目の治療が必要かどうかは個人差が大きいため、まずは1回目の治療後にしっかりと経過観察を行い、3〜6か月後に改めて効果を評価することをお勧めしています。その上で、追加治療が本当に必要かどうかを一緒に検討させていただきます。」

❓ よくある質問

ミラドライ2回目を受ければ汗やニオイは完全になくなりますか?

2回目の治療を受けることで効果の増強は期待できますが、汗やニオイが完全にゼロになるわけではありません。残存する汗腺からは引き続き多少の発汗があります。ただし、日常生活で気にならない程度まで改善される方がほとんどです。

1回目と2回目で副作用の出方は異なりますか?

基本的な副作用(腫れ、痛み、内出血など)は1回目と同様に起こりえます。1回目の治療で組織が変化しているため、人によっては腫れが強く出たり、回復に時間がかかったりすることもありますが、多くの場合は1回目と同程度の経過をたどります。

2回目の治療はいつ頃受けるのがベストですか?

1回目の治療から最低3か月以上、理想的には6か月程度の間隔をあけることが推奨されます。この期間を設けることで、1回目の効果を正確に評価でき、組織の修復も完了した状態で安全に2回目を行うことができます。

3回目以上の治療を受けることはできますか?

医学的には3回目以上の治療も可能ですが、回数を重ねるごとに追加で得られる効果は小さくなる傾向があります。また、複数回の治療による皮膚への影響も考慮する必要があります。3回目以降の治療については、医師と十分に相談して判断することをおすすめします。

他院で1回目を受けましたが、2回目は別の医療機関でも受けられますか?

他院で1回目を受けた方でも、2回目の治療を受けることは可能です。ただし、他院での保証制度は適用されないため、通常価格での治療となることが一般的です。また、1回目の治療内容や経過についての情報共有が重要となります。

📝 まとめ

ミラドライ2回目の必要性は、個人の症状の程度、1回目の効果、日常生活への影響などによって異なります。重度のワキガ・多汗症の方や、1回目の効果に満足できなかった方にとっては、2回目の治療で更なる改善が期待できます。

2回目を検討する際は、施術後3〜6か月の経過観察期間を設け、効果を正確に評価することが大切です。その上で、日常生活への支障の程度、費用対効果、他の治療法との比較などを総合的に考慮して判断しましょう。

一方で、約8割の方は1回の治療で十分な効果を得られています。現実的な期待値を持ち、適切な医療機関で治療を受けることで、1回でも満足度の高い結果を得られる可能性が高まります。ミラドライの効果について詳しくは、こちらの記事「ミラドライの効果はいつから実感できる?持続期間や経過を医師が詳しく解説」もご参照ください。

ミラドライ2回目を受けるかどうか迷っている方は、まずは治療を受けた医療機関で医師に相談することをおすすめします。経過や症状を詳しく伝えることで、ご自身に最適な治療方針を一緒に検討してもらえるでしょう。


📚 参考文献

監修者医師

高桑 康太 医師

保有資格

ミラドライ認定医

略歴

  • 2009年 東京大学医学部医学科卒業
  • 2009年 東京逓信病院勤務
  • 2012年 東京警察病院勤務
  • 2012年 東京大学医学部附属病院勤務
  • 2019年 当院治療責任者就任
  • 皮膚腫瘍・皮膚外科領域で15年以上の臨床経験と30,000件超の手術実績を持ち、医学的根拠に基づき監修を担当
  • 専門分野:皮膚腫瘍、皮膚外科、皮膚科、形成外科
  • 臨床実績(2024年時点) 皮膚腫瘍・皮膚外科手術:30,000件以上、腋臭症治療:2,000件以上、酒さ・赤ら顔治療:1,000件以上
  • 監修領域 皮膚腫瘍(ほくろ・粉瘤・脂肪腫など)、皮膚外科手術、皮膚がん、一般医療コラムに関する医療情報

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佐藤 昌樹 医師

保有資格

日本整形外科学会整形外科専門医

略歴

  • 2010年 筑波大学医学専門学群医学類卒業
  • 2012年 東京大学医学部付属病院勤務
  • 2012年 東京逓信病院勤務
  • 2013年 独立行政法人労働者健康安全機構 横浜労災病院勤務
  • 2015年 国立研究開発法人 国立国際医療研究センター病院勤務を経て当院勤務

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