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この記事を読めば、皮膚科で保険が使えるかどうか・費用の目安・自分に合った受診先の選び方が3分でわかります。
読まないまま放置すると、間違った受診先を選んで時間とお金を無駄にしてしまうリスクがあります。
🗣️ よくある悩み、こんな人に読んでほしい
✅ 抜け毛が気になりだしたけど、皮膚科?クリニック?どっちに行けばいい?
✅ 皮膚科って保険で診てもらえるの?
✅ 費用がかさむのは避けたい…でも放置も怖い
目次
- 抜け毛で皮膚科を受診するとはどういうこと?
- 皮膚科で保険適用になる抜け毛の症状・疾患
- 皮膚科で保険適用にならない抜け毛のケース
- 皮膚科での抜け毛診療の流れ
- 皮膚科受診にかかる費用の目安
- AGAと皮膚科の抜け毛診療はどう違う?
- 抜け毛の原因別・受診先の選び方
- 受診前に知っておきたい注意点
- まとめ
この記事のポイント
円形脱毛症・休止期脱毛症・脂漏性皮膚炎などは保険適用だが、AGA・FAGAの治療薬は保険適用外で全額自己負担となる。抜け毛の原因を正確に判断するため、まず皮膚科で血液検査を含む精査を受けることが重要。
💡 抜け毛で皮膚科を受診するとはどういうこと?
抜け毛は皮膚科の診療範囲に含まれます。なぜなら、毛髪は皮膚の付属器官として分類されており、頭皮そのものも皮膚の一部だからです。皮膚科では、頭皮の状態を診察し、抜け毛の原因が何らかの皮膚疾患や内科的な病態に起因しているかどうかを評価します。
一般的に皮膚科が診る抜け毛には、円形脱毛症、頭部白癬(しらくも)、脂漏性皮膚炎に伴う抜け毛、甲状腺疾患や貧血などの全身疾患に関連した抜け毛などが含まれます。これらは明確な疾患として認められており、保険診療の対象となります。
一方で、「男性型脱毛症(AGA)」や「女性型脱毛症(FAGA)」については、皮膚科の範疇であるものの、その治療に使用される多くの薬剤が保険適用外となるため、扱いが複雑です。皮膚科を受診したとしても、AGAと診断された場合には自由診療になるケースが多く、この点については後ほど詳しく説明します。
まず大切なのは、「皮膚科を受診すること」と「保険が適用されること」は必ずしも同じではないという点を理解しておくことです。どのような疾患や症状で受診するかによって、保険の適用範囲が大きく変わります。
Q. 皮膚科で保険適用になる抜け毛の疾患は何ですか?
皮膚科で保険適用となる抜け毛の疾患には、円形脱毛症・頭部白癬・脂漏性皮膚炎に伴う抜け毛・甲状腺疾患や貧血などの全身疾患に関連した抜け毛・休止期脱毛症などがあります。これらは明確な疾患として認められており、保険診療の対象です。
📌 皮膚科で保険適用になる抜け毛の症状・疾患
皮膚科での抜け毛診療において、保険適用となる主な疾患・症状を以下に解説します。
✅ 円形脱毛症
円形脱毛症は、頭皮に円形や楕円形の脱毛斑が生じる疾患です。自己免疫反応によって毛根が攻撃されることで発症すると考えられており、ストレスや遺伝的要因も関係しています。単発型、多発型、全頭型など重症度によってさまざまな病型があります。
円形脱毛症は明確な疾患として認められているため、皮膚科を受診した場合に保険適用で治療を受けることができます。治療には、局所免疫療法(DPCP療法)、ステロイド局所注射、ステロイド外用薬、内服薬(セファランチン、グリチルリチン製剤など)が使用されます。2023年には新たな治療薬として経口JAK阻害薬(バリシチニブ)が重症の円形脱毛症に対して保険適用となり、治療選択肢が広がっています。
📝 頭部白癬(しらくも)
白癬菌(カビの一種)が頭皮に感染することで発症する疾患です。子どもに多く見られますが、成人にも発症します。頭皮に鱗屑(うろこ状の皮膚の剥がれ)が生じ、毛が脆くなって抜けやすくなります。抗真菌薬の内服や外用によって治療します。感染症として明確に分類されているため、保険適用で治療を受けることができます。
🔸 脂漏性皮膚炎に伴う抜け毛
脂漏性皮膚炎は、頭皮や顔面などの皮脂分泌が多い部位に炎症が生じる皮膚疾患です。頭皮に炎症が起きると、毛根環境が悪化して抜け毛が増えることがあります。抗真菌薬外用や抗炎症薬によって治療し、保険適用となります。ただし、脂漏性皮膚炎そのものの治療は保険適用であっても、合併するAGAの治療は別途自由診療となる場合があります。
⚡ 全身疾患に伴う抜け毛
甲状腺機能低下症・亢進症、鉄欠乏性貧血、膠原病(全身性エリテマトーデスなど)などの全身疾患は、抜け毛を引き起こすことがあります。これらは基礎疾患として保険適用で診断・治療が行われます。皮膚科を受診した際に全身疾患が疑われる場合は、血液検査などが行われ、必要に応じて内科などへの紹介が行われます。
🌟 休止期脱毛症
出産後、手術後、高熱後、強いダイエット後、精神的なストレスが続いた後などに、一時的に大量の抜け毛が生じる状態です。毛周期の乱れによって多くの毛が休止期に入り、一斉に抜けることで起こります。原因に対応した治療が行われ、基本的には保険診療の範囲内で対応できます。
💬 毛孔性苔癬・扁平苔癬などの皮膚疾患
毛孔や頭皮に炎症を伴う特定の皮膚疾患によって脱毛が生じることがあります。これらは皮膚科的な疾患として保険診療の対象となります。
✨ 皮膚科で保険適用にならない抜け毛のケース
すべての抜け毛が保険適用になるわけではありません。以下のようなケースでは、皮膚科を受診しても保険が適用されないことがあります。
✅ 男性型脱毛症(AGA)
AGAは遺伝的要因と男性ホルモン(DHT:ジヒドロテストステロン)の影響によって進行する脱毛症です。日本では成人男性の約3割がAGAに悩んでいるとされており、非常に一般的な状態です。しかし、AGAの治療に使用される薬剤(フィナステリド、デュタステリド、ミノキシジルの内服薬など)は保険適用外のため、治療費は全額自己負担になります。皮膚科でAGAと診断された場合も同様で、治療を希望する場合は自由診療となります。
📝 女性型脱毛症(FAGA)
FAGAは女性に見られる脱毛症で、頭頂部を中心に薄毛が進行するのが特徴です。加齢やホルモンバランスの変化が関与しています。AGAと同様に、FAGAの治療薬(ミノキシジル外用薬など)は保険適用外の製品が多く、治療は自由診療になることが多いです。
🔸 美容目的の発毛・育毛治療
疾患の治療ではなく、美容目的での発毛・育毛を目的とした治療(育毛メソセラピー、PRP療法、各種育毛サプリメントなど)は保険適用外です。これらは自由診療として提供されています。
⚡ 単純な加齢による薄毛
加齢に伴う生理的な毛髪の変化(細毛化・薄毛)は疾患として分類されないため、保険適用外となります。
Q. AGA治療は皮膚科で保険適用になりますか?
男性型脱毛症(AGA)は皮膚科の診療範囲に含まれますが、治療薬(フィナステリド・デュタステリド・ミノキシジル内服薬など)は保険適用外です。皮膚科でAGAと診断された場合も治療は自由診療となり、費用は全額自己負担になります。
🔍 皮膚科での抜け毛診療の流れ
皮膚科を初めて受診する場合、どのような流れで診察が進むのか不安に感じる方も多いでしょう。一般的な診療の流れを説明します。
🌟 問診
まず問診票に記入し、医師が詳しく状況を確認します。問診で確認される主な内容は以下のとおりです。
いつ頃から抜け毛が増えたか、どの部位から抜け毛が生じているか、1日の抜け毛の量の変化、抜け毛以外の症状(頭皮のかゆみ、フケ、痛みなど)、家族に同様の症状がある人がいるか、使用している薬やサプリメント、最近の体調の変化(体重の増減、疲れやすさ、出産経験など)、ストレスの状況、ヘアケアの習慣(シャンプーの頻度、カラーやパーマの頻度など)。
問診は診断を行う上で非常に重要な情報源です。医師に正確な情報を伝えるためにも、受診前に自分の状況を整理しておくとよいでしょう。
💬 視診・触診
医師が頭皮と毛髪の状態を直接観察します。脱毛の範囲・パターン、頭皮の炎症の有無、毛の太さや密度の変化、頭皮の状態(乾燥・脂性・炎症)などを確認します。必要に応じてダーモスコープ(拡大鏡)を使用して毛根や頭皮を詳細に観察することもあります。
✅ 検査
視診・触診だけでなく、必要に応じていくつかの検査が行われます。
血液検査は最もよく行われる検査のひとつです。甲状腺機能(FT3、FT4、TSH)、鉄分(血清フェリチン、血清鉄)、亜鉛、各種ビタミン、男性・女性ホルモンバランス、炎症反応などを調べることで、全身疾患や栄養状態との関連を評価します。血液検査は保険適用で行うことができます。
頭皮・毛根の検査としては、抜けた毛の毛根の状態を確認する「引っ張りテスト(プルテスト)」や、毛根鏡を使った詳細な観察なども行われることがあります。菌感染が疑われる場合は、真菌検査(ウッド灯検査、KOH直接鏡検)が行われることもあります。
📝 診断と治療方針の決定
問診、視診、各種検査の結果をもとに医師が診断を行い、治療方針を決定します。疾患の種類に応じて適切な治療が提案されます。保険適用となる疾患であれば保険診療で、AGAなどの場合は自由診療の選択肢が提示されることになります。
🔸 治療・処方
診断内容に応じて、外用薬の処方、内服薬の処方、注射療法(ステロイド局所注射など)、光線療法などが行われます。定期的な通院が必要になることが多く、経過を見ながら治療内容を調整していきます。

💪 皮膚科受診にかかる費用の目安
皮膚科での抜け毛診療にかかる費用は、保険適用か否か、どのような検査・治療が必要かによって異なります。ここでは保険診療の場合の一般的な目安を説明します。
⚡ 初診料・再診料
保険診療では、初診料・再診料が発生します。初診料は2024年時点で3割負担の場合、概ね800〜1,000円程度(診療報酬点数に基づく)です。再診料はこれよりも低くなります。医療機関の規模(病院か診療所か)や加算項目によって多少異なります。
🌟 血液検査費用
血液検査が行われる場合、3割負担の場合で概ね2,000〜5,000円程度が目安となります。検査する項目数によって費用は変わります。甲状腺機能や鉄分、ホルモンなど多項目を検査する場合は費用が高くなる傾向があります。
💬 薬代(調剤薬局での支払い含む)
処方される薬の種類によって薬代は異なります。外用ステロイド薬、抗真菌薬外用・内服薬、セファランチン(内服)などが処方される場合、3割負担で数百円〜数千円程度が目安です。
✅ JAK阻害薬(バリシチニブ)の費用
重症の円形脱毛症に対して保険適用となった経口JAK阻害薬は、薬価が比較的高めです。3割負担の場合、月に数千円〜1万円以上になることもあります。高額療養費制度の対象となるため、医療費が一定額を超えた場合は払い戻しや上限設定があります。
📝 光線療法
円形脱毛症などに用いられるエキシマライトや紫外線療法は、保険適用で行えることがあります。1回の照射でおおよそ数百〜1,000円程度(3割負担時)が目安となりますが、複数回の通院が必要です。
なお、AGA・FAGAの自由診療となる治療については全額自己負担となり、AGA専門クリニックでの費用についての詳細は各クリニックに確認が必要です。
Q. 皮膚科で抜け毛を診察する流れを教えてください。
皮膚科での抜け毛診療は、問診・視診・触診・検査・診断・治療の流れで進みます。問診では抜け毛の時期や部位・頭皮の症状・家族歴などを確認します。血液検査では甲状腺機能や鉄分・ホルモンバランスなどを調べ、全身疾患との関連を評価します。
🎯 AGAと皮膚科の抜け毛診療はどう違う?
抜け毛の悩みを抱える方が受診先を検討する際に、「皮膚科」と「AGA専門クリニック」のどちらを選ぶべきか悩むケースが多くあります。両者の違いについて整理します。
🔸 診療の目的と範囲
皮膚科は、抜け毛の原因となる皮膚疾患や全身疾患を診断・治療することを目的とした診療科です。AGAを含む薄毛全般も診察しますが、メインの強みは疾患ベースの診断にあります。保険診療が可能な範囲については費用を抑えられる点が大きなメリットです。
AGA専門クリニックは、男性型・女性型脱毛症の治療に特化したクリニックです。薄毛治療の専門性が高く、薬物療法(フィナステリド、デュタステリド、ミノキシジル内服など)から、医療用の育毛メソセラピー、自毛植毛まで幅広い選択肢を提供しています。ただし、すべての治療が自由診療であり、費用は全額自己負担です。
⚡ 処方できる薬の違い
皮膚科でもAGA治療薬(フィナステリド、デュタステリドなど)を自由診療で処方することは可能ですが、専門クリニックほど多くの選択肢を持っているわけではない場合があります。AGA専門クリニックでは、複数のAGA治療薬を組み合わせたり、最新の治療法を取り入れたりする対応が充実していることが多いです。
🌟 どちらを選ぶべきか
まず皮膚科を受診して、抜け毛の原因が疾患によるものかAGAによるものかを判断してもらうことが理想的な流れといえます。特に、頭皮のかゆみや炎症、突然の抜け毛、円形の脱毛、体の不調を伴う抜け毛などは、疾患が背景にある可能性があるため、皮膚科での精査が重要です。
一方で、「以前から徐々に薄毛が進んでいる」「AGAだとほぼ確信している」という場合は、最初からAGA専門クリニックを受診する選択肢もあります。ただし、AGAだと思っていても別の疾患が隠れていることもあるため、自己判断は慎重に行うことが大切です。
💡 抜け毛の原因別・受診先の選び方
抜け毛にはさまざまな原因があります。それぞれの特徴と受診先の目安を解説します。
💬 円形に毛が抜ける → 皮膚科を受診
突然、丸い形に毛が抜けた場合、円形脱毛症の可能性が高く、皮膚科での診察が適切です。保険診療で対応できる疾患であり、専門的な治療を受けることができます。
✅ 頭皮にかゆみ・フケ・炎症がある → 皮膚科を受診

頭皮に明らかな症状(かゆみ、フケ、赤み、ただれなど)がある場合は、脂漏性皮膚炎や頭部白癬などの皮膚疾患が疑われます。皮膚科での診察・治療を優先してください。これらは保険適用で治療が可能です。
📝 体の不調を伴う抜け毛 → 皮膚科または内科を受診
むくみ、疲れやすさ、体重の変化、冷え、動悸などの症状を伴う抜け毛は、甲状腺疾患や貧血などの全身疾患が原因の可能性があります。皮膚科を受診して血液検査を受けるか、内科を受診することも選択肢です。
🔸 産後・ストレス後の大量抜け毛 → 皮膚科を受診
出産後2〜3ヶ月から大量の抜け毛が生じる産後脱毛は、休止期脱毛症として知られており、多くの場合一時的なものです。皮膚科で適切な診察・アドバイスを受けることができます。保険診療の対象となります。
⚡ 徐々に進む薄毛(特に男性) → AGA専門クリニックまたは皮膚科
M字型の後退や頭頂部の薄毛が徐々に進行している場合はAGAの可能性があります。皮膚科でも診察・治療(自由診療)が可能ですが、AGA専門クリニックでは薄毛治療に特化した包括的なケアが受けられます。費用や希望する治療内容を考慮して選ぶとよいでしょう。
🌟 女性の全体的な薄毛・分け目の広がり → 皮膚科またはAGA専門クリニック
女性の薄毛は原因が多岐にわたるため、まず皮膚科で血液検査を含めた精査を受けることを推奨します。疾患が除外された後、FAGAとして治療を希望する場合はAGA専門クリニックに相談する流れが理想的です。
Q. 皮膚科受診前に準備しておくことは何ですか?
皮膚科を受診する際は、抜けた毛を白い袋や紙に入れて持参し、頭皮の状態をスマートフォンで事前に撮影しておくと診断の参考になります。また、服用中の薬やサプリメントをまとめ、当日は整髪料の使用を控え、健康保険証を忘れずに持参してください。
📌 受診前に知っておきたい注意点
皮膚科を受診する前に知っておくと役立つポイントをいくつか紹介します。
💬 受診するタイミングについて
「これくらいなら様子を見てもいい」と思って受診を先延ばしにする方が多いですが、脱毛症は早めに対処するほど治療効果が出やすいことが多いです。特に円形脱毛症は早期治療が重要ですし、AGAも進行が進むほど治療難度が上がります。「いつもより明らかに抜け毛が多い」と感じたら、できるだけ早めに受診することをお勧めします。
✅ 抜けた毛を持参する
実際に抜けた毛を持参すると、医師の診断に役立つ場合があります。毛根の形状(毛根鞘の有無、形状など)から脱毛症の種類を絞り込むヒントになることがあります。白い紙や袋に入れて持参しましょう。
📝 使用中の薬やサプリメントを申告する
一部の薬剤は副作用として抜け毛を引き起こすことがあります(抗がん剤、一部の降圧薬、抗凝固薬、ピルなど)。現在服用している薬やサプリメントは必ず医師に伝えましょう。お薬手帳があれば持参するとスムーズです。
🔸 シャンプー前の状態で受診する
受診当日は頭皮の状態をできるだけナチュラルな状態で見てもらえるよう、整髪料の使用を控えるとよいでしょう。ただし、清潔な状態で受診することも大切であり、シャンプー後に整髪料を使わずに来院するのがベストです。
⚡ 写真を撮っておく
受診前に頭皮の状態(脱毛部位、全体のボリューム感など)をスマートフォンで撮影しておくことをお勧めします。時間の経過による変化を医師に示したり、治療効果を確認したりする際に役立ちます。
🌟 保険証と費用の準備
保険診療を受ける場合は健康保険証を必ず持参してください。初診料に加えて、検査費用や薬代が必要な場合もあるため、ある程度の費用を準備しておくと安心です。
💬 皮膚科によって対応できる治療が異なる
一般的な皮膚科診療所では、すべての脱毛症に対応できない場合もあります。例えば、光線療法(エキシマライト、ナローバンドUVBなど)は設備がある医療機関でなければ受けられません。重症の円形脱毛症や特殊な治療を希望する場合は、大学病院や脱毛症専門外来のある病院への受診が必要になることがあります。かかりつけの皮膚科に相談した上で、必要であれば紹介状を書いてもらうとよいでしょう。
✅ セカンドオピニオンを活用する
最初の受診で診断や治療方針に疑問を感じた場合は、別の医療機関でセカンドオピニオンを求めることも選択肢のひとつです。脱毛症の診断には専門的な知識が必要なため、専門医への相談を検討してみましょう。
👨⚕️ 当院での診療傾向【医師コメント】
高桑康太 医師(当院治療責任者)より
「当院では、抜け毛を主訴に受診される患者さまの多くが、受診先や費用について事前に十分な情報を得られないまま来院されるケースが目立ちます。円形脱毛症や休止期脱毛症など保険診療で対応できる疾患もあれば、AGAのように自由診療となる場合もあるため、まずは原因をしっかり見極めることが最も大切なステップです。「自分はAGAだろう」と自己判断せず、血液検査を含めた丁寧な診察を受けることで、思わぬ全身疾患が見つかることもありますので、抜け毛が気になり始めたら早めにご相談ください。」
✨ よくある質問
保険適用の可否は、抜け毛の原因となる疾患の種類によって異なります。円形脱毛症・頭部白癬・脂漏性皮膚炎・全身疾患に伴う抜け毛・休止期脱毛症などは保険診療の対象です。一方、男性型脱毛症(AGA)や女性型脱毛症(FAGA)の治療薬は保険適用外となるため、全額自己負担になります。
保険診療(3割負担)の場合、初診料は概ね800〜1,000円程度です。血液検査が必要な場合は2,000〜5,000円程度が追加されます。処方薬は種類によって数百円〜数千円程度が目安です。ただし、AGA・FAGAの治療は自由診療のため全額自己負担となり、費用は大きく異なります。
頭皮に炎症・かゆみがある場合、突然円形に毛が抜けた場合、体の不調を伴う場合は、まず皮膚科を受診して原因を精査することを推奨します。「以前から徐々に薄毛が進行している」などAGAをほぼ確信している場合は、AGA専門クリニックへの直接受診も選択肢のひとつです。ただし自己判断は慎重に行ってください。
以下の準備をしておくとスムーズです。①抜けた毛を白い紙や袋に入れて持参する、②服用中の薬・サプリメントをまとめる(お薬手帳があれば持参)、③頭皮の状態をスマートフォンで撮影しておく、④受診当日は整髪料の使用を控える、⑤健康保険証を忘れずに持参する。
AGAは皮膚科の診療範囲に含まれるため、皮膚科での診察は可能です。ただし、AGAの治療薬(フィナステリド・デュタステリド・ミノキシジル内服薬など)は保険適用外のため、治療は自由診療となります。当院では、まず血液検査を含めた丁寧な診察でAGA以外の疾患が隠れていないかを確認することを大切にしています。
🔍 まとめ
抜け毛で皮膚科を受診する際の保険適用の可否は、抜け毛の原因となっている疾患の種類によって決まります。円形脱毛症、頭部白癬、脂漏性皮膚炎に伴う抜け毛、全身疾患に関連した抜け毛、休止期脱毛症などは保険診療の対象となります。一方で、男性型脱毛症(AGA)や女性型脱毛症(FAGA)の治療に用いる薬剤の多くは保険適用外であり、治療費は自己負担となります。
抜け毛の悩みを感じたら、まず皮膚科を受診して原因を明確にすることが大切です。血液検査を含めた詳しい検査によって、見えない疾患が隠れていないかを確認することは、適切な治療につながります。特に、頭皮に炎症や症状がある場合、円形に毛が抜ける場合、体の不調を伴う場合は皮膚科での受診を優先してください。
AGAなど保険適用外の治療が必要な場合は、AGA専門クリニックへの相談も有効です。自分の抜け毛がどのタイプで、どのような治療が適切かを見極めるためにも、専門家による正確な診断を受けることが最も重要なステップです。早めに行動に移すことが、抜け毛の改善への近道となります。
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📚 参考文献
- 日本皮膚科学会 – 円形脱毛症、脂漏性皮膚炎、頭部白癬などの診療ガイドラインおよびAGA・FAGAの診断・治療方針に関する学会公式情報
- 厚生労働省 – 保険診療の適用範囲・診療報酬点数・高額療養費制度など、皮膚科受診にかかる費用と保険適用の仕組みに関する公式情報
- PubMed – 円形脱毛症に対するJAK阻害薬(バリシチニブ)の有効性・安全性、休止期脱毛症・男性型脱毛症の病態と治療に関する査読済み医学文献
監修者医師
高桑 康太 医師
保有資格
ミラドライ認定医
略歴
- 2009年 東京大学医学部医学科卒業
- 2009年 東京逓信病院勤務
- 2012年 東京警察病院勤務
- 2012年 東京大学医学部附属病院勤務
- 2019年 当院治療責任者就任
- 皮膚腫瘍・皮膚外科領域で15年以上の臨床経験と30,000件超の手術実績を持ち、医学的根拠に基づき監修を担当
- 専門分野:皮膚腫瘍、皮膚外科、皮膚科、形成外科
- 臨床実績(2024年時点) 皮膚腫瘍・皮膚外科手術:30,000件以上、腋臭症治療:2,000件以上、酒さ・赤ら顔治療:1,000件以上
- 監修領域 皮膚腫瘍(ほくろ・粉瘤・脂肪腫など)、皮膚外科手術、皮膚がん、一般医療コラムに関する医療情報
佐藤 昌樹 医師
保有資格
日本整形外科学会整形外科専門医
略歴
- 2010年 筑波大学医学専門学群医学類卒業
- 2012年 東京大学医学部付属病院勤務
- 2012年 東京逓信病院勤務
- 2013年 独立行政法人労働者健康安全機構 横浜労災病院勤務
- 2015年 国立研究開発法人 国立国際医療研究センター病院勤務を経て当院勤務
