抜け毛を皮膚科に相談すべき理由と受診のタイミング・治療法を解説

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原因を放置すればするほど、治療が難しくなる可能性があります。脱毛症の多くは早期治療ほど改善しやすいことが知られています。

この記事を読むと、「いつ受診すべきか」「何を相談すればいいか」が丸わかりになります。

📌 皮膚科に相談すべき理由
📌 受診のタイミング・診察の流れ
📌 具体的な治療法
まで、まとめてご紹介します。


目次

  1. 抜け毛が増えたら皮膚科に相談すべき理由
  2. 皮膚科で診てもらえる抜け毛・薄毛の種類
  3. 抜け毛を皮膚科に相談するタイミング
  4. 皮膚科での診察・検査の内容
  5. 皮膚科で行われる抜け毛・薄毛の治療法
  6. 皮膚科受診の前に準備しておくこと
  7. 皮膚科と専門クリニックの違い
  8. 日常生活でできる抜け毛対策
  9. まとめ

この記事のポイント

抜け毛は皮膚疾患や全身疾患が原因の場合があり、1日100本以上が2週間以上継続する場合や円形脱毛・頭皮炎症を伴う場合は皮膚科への早期受診が重要。原因に応じた外用薬・内服薬・注射療法などの適切な治療で改善できるケースは多い。

💡 抜け毛が増えたら皮膚科に相談すべき理由

抜け毛や薄毛の悩みが生じたとき、「まず市販のシャンプーや育毛剤を試してみよう」と考える方が多いのではないでしょうか。しかし、自己判断でのケアが適切でない場合、症状が改善しないだけでなく、悪化させてしまうリスクもあります。

そもそも、抜け毛には非常に多くの原因があります。遺伝的な体質によるもの、ストレスや栄養不足によるもの、ホルモンバランスの乱れによるもの、そして皮膚の炎症や感染症によるものまで、その背景は人によってさまざまです。原因によって適切な対処法が異なるため、まず「なぜ抜け毛が起きているのか」を正確に知ることが重要です。

皮膚科は頭皮を含む皮膚全般を専門とする診療科であり、抜け毛・薄毛の原因となる頭皮環境の異常や皮膚疾患を診断・治療する専門的な知識と技術を持っています。育毛剤や頭皮ケアに取り組んでいても改善が見られない場合や、急に抜け毛が増えた場合などは、皮膚科に相談することで根本的な原因を特定し、適切な治療を受けられる可能性があります。

また、抜け毛の中には甲状腺疾患や貧血、自己免疫疾患などの全身的な疾患が原因となっているケースもあります。皮膚科受診をきっかけに、こうした病気が早期発見されることも珍しくありません。見た目の問題として軽視せず、医師に相談することは非常に重要です。

Q. 抜け毛を皮膚科に相談すべき理由は何ですか?

抜け毛の原因は遺伝・ストレス・ホルモン・頭皮疾患・全身疾患など多岐にわたり、原因によって適切な治療法が異なります。皮膚科では頭皮環境の異常や疾患を専門的に診断でき、甲状腺疾患や鉄欠乏性貧血など全身疾患の早期発見につながるケースもあります。

📌 皮膚科で診てもらえる抜け毛・薄毛の種類

皮膚科では、様々な種類の抜け毛・薄毛に対応しています。代表的なものをご紹介します。

✅ 男性型・女性型脱毛症(AGA・FAGA)

男性型脱毛症(AGA:Androgenetic Alopecia)は、男性ホルモンの影響を受けて起こる進行性の脱毛です。前頭部の生え際が後退したり、頭頂部が薄くなるのが特徴です。女性にも同様のメカニズムで起こる女性型脱毛症(FAGA:Female Androgenetic Alopecia)があり、こちらは分け目の広がりや全体的なボリューム低下として現れることが多いです。いずれも放置すると進行するため、早期の診断と治療が大切です。

📝 円形脱毛症

円形脱毛症は、頭皮に円形や楕円形の脱毛斑が突然現れる疾患です。自己免疫疾患のひとつとされており、毛根が免疫細胞に攻撃されることで脱毛が起こります。小さな脱毛斑が1〜2個だけの軽症例から、頭皮全体や眉毛・まつ毛にまで及ぶ重症例まで様々です。ストレスが誘因になることが多いとされていますが、原因は複合的です。皮膚科では外用薬や内服薬、注射療法などによる治療が行われます。

🔸 脂漏性皮膚炎・頭皮炎による脱毛

頭皮に炎症が起きると、毛根へのダメージから抜け毛が増えることがあります。脂漏性皮膚炎は皮脂の過剰分泌とマラセチアと呼ばれる真菌の増殖によって起こり、頭皮のかゆみやフケ、炎症を引き起こします。これが慢性化すると毛根環境が悪化し、抜け毛につながります。抗真菌薬や炎症を抑える薬剤での治療が有効です。

⚡ 休止期脱毛症

休止期脱毛症は、強いストレス、出産後のホルモン変化、急激なダイエット、手術後などの身体的・精神的な負担をきっかけに、通常より多くの毛が一時的に休止期(抜ける準備をする段階)に移行することで起こります。産後の抜け毛もこれに当たります。多くの場合は一時的なものですが、症状が強い場合や長引く場合は医師に相談することが望まれます。

🌟 牽引性脱毛症

長期間にわたってヘアスタイルにより頭皮が牽引され続けることで起こる脱毛です。ポニーテールや三つ編みなど、強く引っ張るスタイルを習慣にしている方に見られます。早期に発見して習慣を改善することで回復が見込めますが、長年続いていた場合は毛根が永久的なダメージを受けてしまうこともあります。

💬 薬剤性脱毛・全身疾患に伴う脱毛

抗がん剤などの薬剤の副作用として脱毛が生じることがあります。また、甲状腺機能低下症や亢進症、鉄欠乏性貧血、膠原病などの全身疾患が抜け毛の原因になっていることもあります。こうした場合は原疾患の治療が最優先となりますが、皮膚科を受診することで鑑別につながるケースもあります。

✨ 抜け毛を皮膚科に相談するタイミング

「どの程度の抜け毛から受診すべきなのか」と迷う方も多いでしょう。目安として、以下のような症状や変化がある場合は皮膚科への相談をおすすめします。

まず、1日100本以上の抜け毛が継続している場合です。健康な成人では1日に50〜100本程度の抜け毛は正常の範囲内とされています。しかし、明らかにそれ以上の抜け毛が2週間以上続く場合は、何らかの原因が考えられます。

次に、突然丸い形の脱毛斑が現れた場合です。円形脱毛症は突然発症することが多く、気づいたらコインほどの大きさの脱毛斑ができていた、というケースがよく見られます。こうした場合は早めに皮膚科を受診しましょう。

生え際や分け目が明らかに後退・広がってきた場合も受診の目安です。AGA・FAGAは進行性であるため、変化に気づいた段階でなるべく早く相談することが、治療効果を高める点で重要です。

頭皮にかゆみ、赤み、フケ、炎症などの症状を伴う抜け毛も皮膚科の専門領域です。こうした皮膚症状は脂漏性皮膚炎や接触性皮膚炎などの皮膚疾患のサインであることが多く、適切な治療が必要です。

また、育毛剤やヘアケア製品を使用しても3〜6ヶ月程度で改善が見られない場合も、一度皮膚科で診てもらうとよいでしょう。市販品では対応できない原因が隠れている可能性があります。

産後や極端なダイエット後、強いストレスを経験した後に急激に抜け毛が増えた場合も、休止期脱毛症の可能性があります。多くは自然に回復しますが、症状が重い場合や精神的な負担が大きい場合には受診を検討してください。

Q. 皮膚科に抜け毛を相談するタイミングはいつですか?

1日100本以上の抜け毛が2週間以上続く場合、突然円形の脱毛斑が現れた場合、生え際や分け目が後退してきた場合、頭皮にかゆみ・赤み・炎症を伴う場合、また育毛剤を3〜6ヶ月使用しても改善が見られない場合は、皮膚科への受診を検討することが推奨されます。

🔍 皮膚科での診察・検査の内容

初めて皮膚科に相談する際、どのような診察や検査が行われるのか知っておくと安心です。一般的な流れを説明します。

✅ 問診

最初に、医師や看護師から詳しい問診が行われます。いつ頃から抜け毛が気になり始めたか、どのくらいの量が抜けているか、脱毛の部位はどこか、家族に薄毛の人がいるか、現在服用している薬があるか、最近のストレスや体調変化、ダイエット歴、出産経験などを確認します。これらの情報は診断の大きな手がかりになります。

📝 視診・触診

医師が実際に頭皮と毛髪の状態を確認します。脱毛のパターン(前頭部か頭頂部か、全体的か局所的かなど)、頭皮の状態(炎症・フケ・皮脂分泌の程度)、毛の太さや密度などを観察します。

🔸 皮膚鏡(ダーモスコピー)検査

ダーモスコープという拡大鏡を使って、頭皮と毛根の状態を詳細に観察します。毛根の形状、毛の太さのばらつき、毛包の状態などを確認することで、脱毛の種類や進行具合を把握します。痛みはなく、短時間で行える検査です。

⚡ トリコスキャン・毛髪密度測定

専用の機器を使って、一定面積内の毛の本数や太さ、成長期毛と休止期毛の比率などを数値化して測定する検査です。客観的なデータとして治療前後の変化を比較できるため、治療効果の判定にも役立ちます。

🌟 血液検査

必要に応じて血液検査が行われます。甲状腺ホルモン、鉄分(フェリチン)、亜鉛、男性ホルモン(テストステロン)、血糖値、炎症マーカーなどを調べることで、全身疾患や栄養不足が脱毛の原因になっていないかを確認します。特に女性の場合は、ホルモン検査や貧血検査が重要なことがあります。

💬 頭皮培養検査・病理検査

頭皮の感染症(白癬など)が疑われる場合は、頭皮の組織を採取して培養検査を行うことがあります。また、まれに脱毛の原因が不明確な場合は皮膚生検(組織を採取して顕微鏡で調べる)が行われることもあります。

💪 皮膚科で行われる抜け毛・薄毛の治療法

皮膚科での治療法は、脱毛の原因や種類によって異なります。主な治療法をご紹介します。

✅ 外用薬(塗り薬)

最もよく使われる治療法のひとつが外用薬です。ミノキシジル外用薬は、頭皮の血行を促進し、毛包の成長を助ける効果があります。AGA・FAGAの治療に広く用いられており、男性用・女性用でそれぞれ適切な濃度の製剤が処方されます。また、炎症を伴う脱毛には、ステロイド外用薬や抗真菌薬(脂漏性皮膚炎の場合)が処方されることがあります。

📝 内服薬(飲み薬)

AGAの治療では、フィナステリドやデュタステリドといった内服薬が処方されることがあります。これらは男性ホルモンの一種であるジヒドロテストステロン(DHT)の産生を抑えることで脱毛の進行を防ぐ薬剤です。女性には使用できないため、女性のFAGAには別のアプローチが取られます。

円形脱毛症の治療では、症状の程度に応じてステロイド内服薬、免疫抑制薬、ミノキシジル内服薬などが使用されます。近年では、JAK阻害薬と呼ばれる新しいタイプの薬剤も選択肢のひとつとなっています。

また、休止期脱毛症や栄養不足が原因の場合は、亜鉛や鉄分、ビオチンなどのサプリメントが補助的に処方されることもあります。

🔸 ステロイド局所注射

円形脱毛症の治療として、脱毛部位にステロイドを直接注射する局所注射療法が行われることがあります。抗炎症・免疫抑制効果によって毛の再生を促す方法で、局所的な脱毛に有効とされています。注射時の痛みはありますが、比較的即効性がある治療法です。

⚡ PUVA療法・光線療法

難治性の円形脱毛症に対して、紫外線を照射する光線療法が行われることがあります。PUVA療法は感光性の薬剤を使用した上で紫外線を照射する治療法で、免疫反応を調整する効果があります。ナローバンドUVB療法など、皮膚への負担が比較的少ない方法も存在します。

🌟 自毛植毛

進行したAGAや瘢痕性脱毛などに対しては、自分の毛根を移植する自毛植毛が根本的な解決策となる場合があります。後頭部など脱毛しにくい部位から毛根を採取し、薄毛の部位に移植する手術です。永続的な効果が期待できますが、侵襲的な処置であり、費用面でも高額になることが多いため、慎重な検討が必要です。

💬 PRP療法・幹細胞治療(自由診療)

自分の血液から多血小板血漿(PRP)を作成し、頭皮に注射する治療法です。成長因子が豊富なPRPが毛根の再生を促すと考えられています。保険適用外の自由診療となりますが、一部のクリニックで取り扱われています。

Q. 皮膚科で受けられる抜け毛の検査にはどんな種類がありますか?

皮膚科では、問診・視診・触診のほか、拡大鏡で毛根状態を確認するダーモスコピー検査、毛の密度や本数を数値化するトリコスキャン、甲状腺ホルモン・鉄分・男性ホルモンなどを調べる血液検査が行われます。これらを組み合わせて脱毛の種類や原因を特定します。

🎯 皮膚科受診の前に準備しておくこと

皮膚科をスムーズに受診するために、事前に準備しておくとよいことをまとめます。

まず、抜け毛がいつ頃から始まったか、どのように変化してきたかを時系列でまとめておきましょう。「急に抜け毛が増えた」「徐々に生え際が後退してきた」「円形の脱毛斑が突然できた」など、変化のパターンを具体的に伝えると診断の助けになります。

次に、現在使用しているシャンプー・育毛剤・サプリメント・薬の名前を確認しておきましょう。これらが脱毛の原因や治療の選択肢に影響することがあります。お薬手帳があれば持参すると便利です。

家族に薄毛や脱毛の人がいるかどうかも重要な情報です。AGA・FAGAは遺伝的要因が強いため、家族歴は診断の参考になります。

また、最近の体調変化も伝えられるよう整理しておきましょう。出産・授乳期間、強いストレスを経験した時期、急激な体重変化、体の不調(疲れやすい、むくみ、体重増減など)は、甲状腺疾患や貧血などの全身疾患の兆候と関連していることがあります。

受診当日は、頭皮の状態を正確に確認するために、できるだけ整髪料やスタイリング剤を使用せず、頭皮が清潔な状態で来院するとよいでしょう。ただし、シャンプーの後に抜け毛の本数が増えるなど、普段と異なる環境では症状が変化することもあるため、通常の状態に近い形で受診するのが最善です。

女性の場合は、月経周期や妊娠・出産・授乳の経験、閉経の有無なども伝えると、ホルモンバランスとの関係を評価しやすくなります。

💡 皮膚科と専門クリニックの違い

抜け毛・薄毛の相談先として、皮膚科の他にも「AGAクリニック」や「発毛専門クリニック」などの専門施設があります。それぞれの特徴と違いを理解しておきましょう。

✅ 皮膚科の特徴

皮膚科は皮膚全般を専門とする診療科であり、頭皮の疾患(脂漏性皮膚炎、円形脱毛症、白癬など)の診断・治療に強みがあります。保険診療の適用される疾患(円形脱毛症、脂漏性皮膚炎など)については、保険を使って治療を受けることができます。全身疾患との関連を総合的に評価できる点も強みです。

一方で、AGAの内服薬(フィナステリド・デュタステリド)は保険適用外のため、皮膚科でも自由診療となります。最新の薄毛治療(PRP療法・植毛など)には対応していない施設もあります。

📝 AGAクリニック・専門クリニックの特徴

AGA・薄毛専門クリニックは、抜け毛・薄毛に特化した診療を提供しており、最新の治療法や多様なメニューを取り揃えていることが多いです。AGA治療薬の処方、PRP療法、植毛など、幅広い選択肢から患者さんの状態に合わせた治療を提案できます。

ただし、基本的に自由診療となるため費用は高額になる傾向があります。また、頭皮疾患(円形脱毛症、脂漏性皮膚炎など)が原因の脱毛については、専門クリニックよりも皮膚科が得意とする領域です。

🔸 どちらに相談すべきか

まず皮膚科に相談することで、脱毛の原因が皮膚疾患や全身疾患にあるのかどうかを鑑別できます。その上で、AGAや遺伝性薄毛と診断された場合には、専門的な治療を行うクリニックに移行するという流れが一般的には理にかなっています。初めての受診であれば、まずはかかりつけ医や皮膚科に相談することをおすすめします。

アイシークリニック新宿院のような専門クリニックでは、皮膚科の知識をベースにしながら、最新の薄毛治療にも対応しています。受診先に迷った場合は、まずお気軽にご相談ください。

Q. 抜け毛改善のために日常生活でできることは何ですか?

日常的な抜け毛対策として、38〜40℃のぬるま湯で指の腹を使った正しいシャンプー法、タンパク質・亜鉛・鉄分を含むバランスの良い食事、1日7〜8時間の十分な睡眠、ストレス管理、頭皮マッサージによる血行促進、喫煙・過度の飲酒を避けることが有効とされています。

📌 日常生活でできる抜け毛対策

医療的な治療と並行して、日常生活の中でできる抜け毛対策も重要です。ここでは、頭皮環境を整え、健康な毛髪の成長を助けるためのポイントをご紹介します。

⚡ 正しいシャンプー法

頭皮を清潔に保つことは非常に重要ですが、過度な洗い過ぎや間違ったシャンプー法は頭皮にダメージを与えます。シャンプーは1日1回を基本とし、38〜40℃程度のぬるめのお湯で洗いましょう。爪を立てずに指の腹で優しくマッサージするように洗い、すすぎを十分に行ってシャンプー残りを防ぐことが大切です。洗髪後はしっかりと乾かし、頭皮が蒸れないようにしましょう。

シャンプーの選び方も重要です。頭皮が敏感な方や炎症が気になる方は、ラウレス硫酸ナトリウムなどの刺激の強い界面活性剤を含まないマイルドな処方のものを選ぶとよいでしょう。

🌟 栄養バランスの取れた食事

毛髪の主成分であるケラチンというタンパク質の材料となる、良質なタンパク質を積極的に摂取しましょう。肉・魚・卵・大豆製品などを毎日の食事に取り入れることが基本です。また、亜鉛は毛髪の合成に関わる重要なミネラルです。牡蠣、赤身肉、ナッツ類などに多く含まれています。

鉄分不足(鉄欠乏性貧血)は女性の抜け毛の大きな原因のひとつです。レバー、赤身の肉、ほうれん草、ひじきなど鉄分を多く含む食品を意識して摂るとよいでしょう。ビタミンCと一緒に摂ると鉄の吸収率が上がります。

極端な糖質制限やカロリー制限を伴うダイエットは、栄養不足を招いて抜け毛を促進します。体重管理は極端な方法に頼らず、バランスの良い食事を維持することが大切です。

💬 十分な睡眠

毛髪の成長は睡眠中に分泌される成長ホルモンによって促されます。睡眠不足が続くと成長ホルモンの分泌が低下し、毛髪の成長サイクルが乱れることがあります。質の良い睡眠を1日7〜8時間確保することを心がけましょう。就寝前のスマートフォン使用や過度なカフェイン摂取は睡眠の質を低下させるため、注意が必要です。

✅ ストレス管理

ストレスは抜け毛の大きな誘因のひとつです。特に円形脱毛症や休止期脱毛症はストレスとの関連が深いとされています。運動、趣味、リラクゼーションなど、自分に合ったストレス解消法を見つけることが大切です。ストレスが強い状態が続く場合は、心療内科や精神科への相談も検討してみてください。

📝 頭皮マッサージ

頭皮マッサージは血行を促進し、毛根への栄養供給を助けます。シャンプー時や入浴中に指の腹で優しく円を描くようにマッサージするのが効果的です。専用のマッサージグッズも活用できます。ただし、頭皮に炎症がある場合は刺激になることがあるため、医師に相談してから行いましょう。

🔸 紫外線対策

紫外線は頭皮に直接当たることで頭皮細胞や毛根にダメージを与える可能性があります。特に夏場の強い日差しの中では、帽子や日傘で頭皮を保護することを心がけましょう。頭皮用の日焼け止めスプレーも市販されています。

⚡ 喫煙・過度の飲酒を避ける

喫煙は血管を収縮させ、頭皮の血行を悪化させます。また、タバコの有害物質が毛根にダメージを与えることも知られています。過度の飲酒も肝臓に負担をかけ、栄養の代謝を妨げることで間接的に抜け毛を促進します。禁煙・節酒は頭皮環境の改善だけでなく、全身の健康にとっても重要です。

👨‍⚕️ 当院での診療傾向【医師コメント】

高桑康太 医師(当院治療責任者)より

「当院では、「育毛剤を試し続けているけれど効果が出ない」「突然丸い脱毛斑ができた」といったお悩みを抱えて来院される方が多く、適切な診断を経て初めて根本的な原因にたどり着くケースを日々経験しています。抜け毛の背景には、AGA・円形脱毛症といった頭皮疾患から甲状腺疾患や鉄欠乏性貧血などの全身疾患まで実にさまざまな原因があるため、自己判断でのケアに限界を感じたら、早めに専門家にご相談いただくことが治療の近道です。どんな小さな変化でも気になったタイミングがご受診のベストなタイミングですので、一人で抱え込まず、まずはお気軽にご相談ください。」

✨ よくある質問

抜け毛は1日何本以上で皮膚科を受診すべきですか?

健康な成人の抜け毛は1日50〜100本程度が正常の範囲内とされています。それを明らかに上回る抜け毛が2週間以上継続する場合は、何らかの原因が疑われるため、皮膚科への相談をおすすめします。また、本数に関わらず、突然の円形脱毛や頭皮の炎症・かゆみを伴う場合も早めの受診が大切です。

皮膚科ではどんな検査で抜け毛の原因を調べますか?

皮膚科では、問診・視診・触診に加えて、拡大鏡で毛根の状態を確認するダーモスコピー検査、毛の密度や本数を数値化するトリコスキャン、そして甲状腺ホルモン・鉄分・男性ホルモンなどを調べる血液検査などが行われます。原因に応じた検査を組み合わせることで、適切な診断につなげます。

AGAクリニックと皮膚科、どちらに相談すればよいですか?

初めて抜け毛を相談する場合は、まず皮膚科の受診が推奨されます。皮膚科では脂漏性皮膚炎や円形脱毛症などの頭皮疾患、甲状腺疾患や貧血といった全身疾患との関連を総合的に鑑別できます。その上でAGA・FAGAと診断された場合に、専門クリニックへ移行するという流れが一般的に理にかなっています。

産後の抜け毛も皮膚科で診てもらえますか?

はい、産後の抜け毛は「休止期脱毛症」と呼ばれるもので、皮膚科の診療対象です。出産後のホルモン変化をきっかけに多くの毛が一時的に休止期へ移行することで起こります。多くの場合は自然に回復しますが、症状が重い場合や長引く場合、精神的な負担が大きい場合は皮膚科への受診を検討してください。

皮膚科受診前に準備しておくことはありますか?

スムーズな受診のために、抜け毛が始まった時期や変化のパターン、現在使用中のシャンプー・育毛剤・薬(お薬手帳があれば持参)、家族の薄毛歴、最近のストレスや体調変化などを整理しておきましょう。受診当日は整髪料を使わず、頭皮が清潔な状態で来院すると、医師が頭皮の状態を正確に確認しやすくなります。

🔍 まとめ

抜け毛の悩みは、「年齢のせいだから仕方ない」「体質だから」と諦めてしまいがちですが、適切な診断と治療によって改善できるケースは非常に多くあります。皮膚科は抜け毛・薄毛の相談窓口として非常に適した場所であり、頭皮の疾患の有無、脱毛の原因、適切な治療法について専門的なアドバイスを受けることができます。

特に、急に円形の脱毛が現れた場合、頭皮のかゆみや炎症を伴う場合、1日100本以上の抜け毛が続く場合、育毛剤を使っても改善しない場合などは、早めに医師に相談することをおすすめします。早期に原因を特定し、適切な対処をすることが、抜け毛・薄毛の進行を防ぎ、健康な毛髪を取り戻す上で最も重要なステップです。

日常生活での頭皮ケア(正しいシャンプー、バランスの良い食事、十分な睡眠、ストレス管理)も並行して取り組むことで、治療効果をより高めることができます。

アイシークリニック新宿院では、抜け毛・薄毛に関するご相談を受け付けています。「どんな些細なことでも相談しにくい」と感じることなく、気になる症状があればお気軽にご来院ください。専門的な診察と丁寧なカウンセリングで、あなたに合った最適な治療法をご提案します。

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📚 参考文献

  • 日本皮膚科学会 – 男性型・女性型脱毛症(AGA・FAGA)、円形脱毛症、脂漏性皮膚炎などの診断基準・治療ガイドラインの参照
  • 厚生労働省 – ミノキシジル・フィナステリド・デュタステリドなど薄毛治療薬の承認情報および医薬品安全性情報の参照
  • PubMed – AGA・円形脱毛症・休止期脱毛症の治療法(JAK阻害薬・PRP療法など)に関する最新の臨床研究・エビデンスの参照

監修者医師

高桑 康太 医師

保有資格

ミラドライ認定医

略歴

  • 2009年 東京大学医学部医学科卒業
  • 2009年 東京逓信病院勤務
  • 2012年 東京警察病院勤務
  • 2012年 東京大学医学部附属病院勤務
  • 2019年 当院治療責任者就任
  • 皮膚腫瘍・皮膚外科領域で15年以上の臨床経験と30,000件超の手術実績を持ち、医学的根拠に基づき監修を担当
  • 専門分野:皮膚腫瘍、皮膚外科、皮膚科、形成外科
  • 臨床実績(2024年時点) 皮膚腫瘍・皮膚外科手術:30,000件以上、腋臭症治療:2,000件以上、酒さ・赤ら顔治療:1,000件以上
  • 監修領域 皮膚腫瘍(ほくろ・粉瘤・脂肪腫など)、皮膚外科手術、皮膚がん、一般医療コラムに関する医療情報

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佐藤 昌樹 医師

保有資格

日本整形外科学会整形外科専門医

略歴

  • 2010年 筑波大学医学専門学群医学類卒業
  • 2012年 東京大学医学部付属病院勤務
  • 2012年 東京逓信病院勤務
  • 2013年 独立行政法人労働者健康安全機構 横浜労災病院勤務
  • 2015年 国立研究開発法人 国立国際医療研究センター病院勤務を経て当院勤務

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