女性の抜け毛は皮膚科で診てもらえる?原因・治療法を詳しく解説

💁‍♀️ 「シャンプーのたびに抜け毛がひどい…」そのお悩み、放置すると手遅れになるかもしれません。

この記事を読めば、女性の抜け毛の原因・皮膚科での治療法・受診タイミングがまるごとわかります。読まずにいると、原因不明のまま抜け毛が進行し、取り返しのつかない薄毛になってしまうことも。

🚨 こんな症状、放っておいてない?
  • 📌 シャンプー後に排水口が毛だらけになる
  • 📌 分け目が以前より広くなった気がする
  • 📌 枕やブラシに抜け毛が目立つようになった
  • 📌 頭皮がなんとなくスカスカして見える
👩
「抜け毛って男性のもの…と思ってたけど、20〜30代の女性にもよくある悩みなんです。皮膚科に相談すれば、原因を特定して治療できますよ!」

目次

  1. 女性の抜け毛の現状と正常な範囲について
  2. 女性の抜け毛の主な原因
  3. 皮膚科で診てもらえる抜け毛の種類
  4. 皮膚科受診の流れと診察内容
  5. 皮膚科で行われる抜け毛の治療法
  6. 皮膚科受診のタイミングと受診前のチェックポイント
  7. 日常生活でできる抜け毛対策
  8. まとめ

💡 この記事のポイント

女性の抜け毛はホルモン乱れ・栄養不足・ストレス等が原因で、皮膚科で血液検査や頭皮診察により原因を特定し、ミノキシジル外用薬やステロイド療法など適切な治療が受けられる。早期受診が回復の鍵となる。

💡 女性の抜け毛の現状と正常な範囲について

髪の毛は毎日一定量が自然に抜けるものです。健康な状態でも1日あたり50〜100本程度の抜け毛は正常とされており、これはヘアサイクル(毛周期)によるものです。ヘアサイクルとは、髪が成長する「成長期」、成長が止まる「退行期」、そして抜け落ちる準備をする「休止期」という3つのステージを繰り返すサイクルのことです。通常、成長期は2〜6年、退行期は2〜3週間、休止期は3〜4ヶ月ほどが一般的です。

しかし、このヘアサイクルが何らかの原因で乱れると、休止期に入る髪の割合が増え、抜け毛が増加したり、髪が十分に成長しないまま抜けてしまったりします。1日100本を大幅に超える抜け毛が続く場合や、頭皮のある部分だけ集中して薄くなってきた場合には、何らかの問題が起きているサインと考えられます。

厚生労働省の調査によると、日本における薄毛・脱毛症の患者数は男女合わせて1,000万人以上とも言われており、そのうち女性の割合も相当数を占めています。女性の薄毛・抜け毛は「FAGA(女性男性型脱毛症)」と呼ばれ、近年では30〜40代の比較的若い女性にも増加傾向があるとされています。

Q. 女性の1日あたりの正常な抜け毛本数は?

健康な女性でも、ヘアサイクル(毛周期)の影響により1日50〜100本程度の抜け毛は正常の範囲です。ただし、100本を大幅に超える抜け毛が2〜3ヶ月以上続く場合や、特定の部位が薄くなってきた場合は、皮膚科への受診を検討すべきサインとなります。

📌 女性の抜け毛の主な原因

女性の抜け毛には、さまざまな原因が複合的に絡み合っていることが多いです。主な原因を以下で詳しく見ていきましょう。

✅ ホルモンバランスの乱れ

女性ホルモン(エストロゲン)は髪の成長を促す働きを持っています。そのため、ホルモンバランスが乱れると抜け毛が増えやすくなります。特に注意が必要なタイミングは、妊娠・出産後、更年期、月経不順の時期です。妊娠中はエストロゲンが増加して抜け毛が減少しますが、出産後は急激にホルモンレベルが下がるため、大量の抜け毛(分娩後脱毛症)が起きることがあります。また、更年期にはエストロゲンが減少することで、薄毛が進みやすくなります。

📝 栄養不足・ダイエット

髪は体の中でも「後回し」にされやすい部位です。栄養が不足している状態では、生命維持に必要な臓器への栄養供給が優先され、髪への栄養が届きにくくなります。特に鉄分・亜鉛・タンパク質・ビタミンD・ビオチンなどの不足は抜け毛と深く関連しています。急激な体重減少を伴うダイエットは、抜け毛の大きなリスク因子となります。

🔸 ストレス

精神的・身体的なストレスは、ヘアサイクルを乱す大きな原因のひとつです。強いストレスがかかると、成長期にある髪が急速に休止期へと移行し、数ヶ月後に大量の抜け毛として現れる(休止期脱毛症)ことがあります。また、ストレスは自律神経の乱れを引き起こし、頭皮の血行不良を招くことでも抜け毛に影響します。

⚡ 甲状腺疾患

甲状腺ホルモンの異常(甲状腺機能低下症・甲状腺機能亢進症)は、抜け毛の原因となることがあります。甲状腺疾患は女性に多く見られる疾患であり、抜け毛以外にも疲れやすい、体重の変化、むくみなどの症状が現れることがあります。抜け毛と同時にこれらの症状がある場合は、甲状腺の検査も重要です。

🌟 頭皮の皮膚疾患

脂漏性皮膚炎(頭皮のフケや炎症)、頭皮乾燥、接触性皮膚炎などの皮膚トラブルが頭皮環境を悪化させ、抜け毛につながることがあります。また、円形脱毛症は免疫の異常によって起きる疾患で、丸い形をした脱毛斑が頭皮に現れます。これらは皮膚科的な問題であり、専門的な治療が必要です。

💬 遺伝・女性型脱毛症(FAGA)

女性型脱毛症(FAGA:Female Androgenetic Alopecia)は、遺伝的な要因と女性ホルモンの低下が複合的に影響して起こる脱毛症です。男性の薄毛(AGA)と異なり、女性の場合は頭頂部を中心に広い範囲でびまん性(全体的)に薄くなっていくことが特徴です。生え際が後退するというよりも、髪全体の密度が低下する形で進行します。

✅ 薬の副作用

抗がん剤による脱毛は広く知られていますが、それ以外にも降圧薬、抗うつ薬、抗甲状腺薬、経口避妊薬(ピル)の一部などが抜け毛を引き起こすことがあります。服薬中に抜け毛が増えたと感じる場合は、処方した医師や薬剤師に相談することが大切です。

Q. 女性の抜け毛の主な原因は何ですか?

女性の抜け毛は複数の原因が絡み合うことが多く、主にホルモンバランスの乱れ(出産・更年期など)、鉄分・亜鉛・タンパク質などの栄養不足、強いストレス、甲状腺疾患、頭皮の皮膚疾患、遺伝的要因(FAGA)、薬の副作用などが挙げられます。血液検査で原因を特定することが適切な治療への近道です。

✨ 皮膚科で診てもらえる抜け毛の種類

抜け毛や脱毛症の治療は、主に皮膚科が担当します。頭皮や毛包(毛根を包む組織)は皮膚の一部であり、皮膚科医はこれらの専門家だからです。皮膚科で対応できる主な脱毛症の種類を紹介します。

📝 円形脱毛症

円形脱毛症は、免疫系が自分の毛根を誤って攻撃することで起こる疾患です。突然、コイン状の丸い脱毛斑が現れるのが特徴で、1カ所だけのこともあれば、複数箇所に広がることもあります。重症化すると頭部全体(全頭型)や体毛を含む全身に及ぶ(汎発型)こともあります。皮膚科では、局所免疫療法やステロイド治療など、症状に応じた治療が行われます。

🔸 休止期脱毛症

強いストレス、出産、急激なダイエット、発熱・感染症などの身体的ストレスの後に、成長期の髪が急速に休止期へ移行し、大量の抜け毛が起きる状態です。通常、原因となった出来事から2〜3ヶ月後に抜け毛が増加します。多くの場合、原因が解消されれば自然に回復しますが、栄養補給や生活習慣の改善を合わせて行うことで回復を早めることができます。

⚡ 女性型脱毛症(FAGA)

前述した通り、遺伝的要因と女性ホルモンの変化が絡み合って起こる脱毛症で、皮膚科での専門的な治療対象となります。頭頂部を中心にびまん性に薄くなる特徴があり、早期発見・早期治療が重要です。

🌟 脂漏性皮膚炎・頭皮炎症

頭皮の過剰な皮脂分泌や皮膚の炎症が毛根環境を悪化させ、抜け毛を引き起こすことがあります。頭皮にかゆみ、フケ、赤みなどの症状を伴う場合は、皮膚疾患としての治療が必要です。

💬 牽引性脱毛症

ポニーテールや三つ編みなど、髪を強く引っ張るヘアスタイルを長期間続けることで、毛根にダメージが生じて起こる脱毛症です。女性に特有の脱毛症のひとつで、早期に対処すれば回復が見込めますが、長期化すると毛根が恒久的にダメージを受けることもあります。

🔍 皮膚科受診の流れと診察内容

実際に皮膚科を受診する際には、どのような流れで診察が進むのでしょうか。初めて抜け毛で皮膚科を受診する方のために、一般的な診察の流れを説明します。

✅ 問診

最初に、医師から詳しい問診が行われます。いつ頃から抜け毛が増えたか、どの部位が薄くなったか、1日に抜ける本数の目安、抜け毛以外の症状(かゆみ、フケ、頭皮の赤みなど)があるか、最近の体調の変化、ダイエットや強いストレスの有無、服用している薬、月経の状態、出産経験など、さまざまな観点からヒアリングが行われます。受診前に、いつから抜け毛が増えたか、思い当たる原因はあるか、などをあらかじめメモしておくとスムーズです。

📝 頭皮・毛髪の視診・触診

医師が実際に頭皮の状態を観察します。脱毛の部位や範囲、頭皮の色や炎症の有無、毛根の状態などを確認します。皮膚科によっては、ダーモスコープ(皮膚鏡)という拡大鏡を使って頭皮や毛根を詳しく観察することもあります。

🔸 毛髪検査(トリコグラム)

毛髪を数本抜いて顕微鏡で観察し、成長期の毛と休止期の毛の比率を調べる検査です。通常は成長期の毛が全体の80〜90%を占めますが、脱毛症では休止期の毛の割合が増加します。この検査によって、脱毛症の状態や種類の診断に役立てることができます。

⚡ 血液検査

抜け毛の原因を探るために、血液検査が行われることがあります。主に調べる項目としては、鉄(フェリチン)、亜鉛、甲状腺ホルモン(TSH、FT3、FT4)、女性ホルモン(エストロゲン、FSH、LH)、貧血に関する項目、ビタミンDなどが挙げられます。血液検査の結果から、栄養不足や甲状腺疾患、ホルモン異常などの内科的な原因が見つかることもあります。

🌟 頭皮の病理検査(必要に応じて)

診断が難しいケースでは、頭皮の組織を一部採取して詳しく調べる病理検査が行われることもあります。ただし、これは一般的な検査ではなく、特殊なケースに限られます。

Q. 皮膚科では抜け毛にどんな治療が受けられますか?

皮膚科での抜け毛治療は原因・症状に応じて異なります。代表的な治療法として、頭皮血流を促進するミノキシジル外用薬、円形脱毛症へのステロイド外用・局所注射、免疫調整を目的とした局所免疫療法、紫外線を照射する光線療法などがあります。2023年には重症円形脱毛症にJAK阻害剤も承認されました。

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💪 皮膚科で行われる抜け毛の治療法

皮膚科での抜け毛治療は、脱毛症の種類や原因、重症度によって異なります。主な治療法を見ていきましょう。

💬 外用薬(塗り薬)

女性の薄毛・抜け毛の外用薬として代表的なのが、ミノキシジルを含む育毛剤です。ミノキシジルは頭皮の血管を拡張させて毛根への血流を増やし、毛母細胞の活性化を促す効果があります。日本では市販の育毛剤にも含まれていますが、医療機関では適切な濃度の製剤を処方してもらうことができます。女性用には一般的に低濃度のものが使われます。

円形脱毛症に対しては、ステロイドの外用薬(塗り薬)が使われることがあります。炎症を抑えて免疫反応を調整することで、毛根の回復を促します。また、頭皮の炎症・脂漏性皮膚炎に対しては、抗真菌薬や抗炎症薬の外用薬が処方されます。

✅ 内服薬(飲み薬)

円形脱毛症が重症の場合には、ステロイドの内服薬が使われることがあります。また、免疫抑制薬が使われることもあります。2023年には、JAK阻害剤という新しいカテゴリーの薬(バリシチニブ)が日本でも円形脱毛症の治療薬として承認され、重症例への新たな選択肢となっています。

栄養不足が原因の場合は、鉄剤や亜鉛製剤などの補充療法が行われることもあります。甲状腺疾患など内科的な原因が見つかった場合は、その疾患の治療を優先することで抜け毛の改善が期待できます。

📝 局所免疫療法

円形脱毛症の治療法のひとつで、頭皮に化学物質(DPCP:ジフェニルシプロプロン)を塗布して人為的にアレルギー反応を起こし、免疫系のバランスを調整することで毛根の機能を回復させようとする治療法です。重症の円形脱毛症に対して専門的な皮膚科で行われることがあります。

🔸 ステロイドの局所注射

円形脱毛症に対して、脱毛部位にステロイドを直接注射する方法です。局所的に高濃度のステロイドを届けることで効果が期待できますが、痛みを伴うため、主に成人の小範囲の円形脱毛症に適用されます。

⚡ 光線療法(エキシマライトなど)

紫外線の一種(特定の波長)を照射することで、免疫反応を調整する治療法です。円形脱毛症や一部の脱毛症に対して用いられることがあります。照射を繰り返し行う必要があるため、定期的な通院が必要です。

🌟 メソセラピー・幹細胞治療(美容皮膚科・クリニック)

近年、美容皮膚科やヘアクリニックでは、成長因子や栄養素を頭皮に直接注入するメソセラピーや、幹細胞を利用した治療なども行われています。これらは保険適用外となることが多いですが、育毛効果が期待できる先進的な治療法です。アイシークリニック新宿院でも、個々の状態に合わせた専門的な対応が可能です。

💬 生活習慣・栄養指導

薬物療法と並行して、食事・睡眠・ストレス管理など生活習慣の改善指導が行われることもあります。特に鉄分・タンパク質・亜鉛・ビタミン類の摂取を意識することは、髪の健康にとって非常に重要です。

🎯 皮膚科受診のタイミングと受診前のチェックポイント

「どの程度の抜け毛になったら皮膚科を受診すべきか」という疑問を持つ方は多いと思います。以下のような状態が続く場合は、早めに皮膚科を受診することをおすすめします。

✅ 受診を検討すべきサイン

1日の抜け毛が明らかに増えた(目安として100本以上)と感じる状態が2〜3ヶ月以上続いている場合は受診を検討しましょう。また、頭頂部や分け目などの特定の部位で髪が薄くなってきたと感じる場合、丸い形をした脱毛斑が突然現れた場合(円形脱毛症の疑い)も早期受診が重要です。頭皮にかゆみ、フケ、赤みなどの皮膚症状を伴う抜け毛がある場合、出産後3〜6ヶ月経っても抜け毛が収まらない場合、急激なダイエット後に抜け毛が増えた場合なども皮膚科への相談をおすすめします。

📝 受診前に準備しておくこと

皮膚科を受診する前に、いくつか準備しておくと診察がスムーズになります。まず、いつ頃から抜け毛が増えたかを把握しておきましょう。思い当たる出来事(出産、強いストレス、ダイエット、病気など)があればメモしておきます。1日あたりの抜け毛の目安本数も把握しておくと参考になります。

現在服用している薬やサプリメントのリストも用意しておくと良いでしょう。月経の状態(不順の有無など)や、最近の体調の変化についても伝えられるように準備します。受診当日は、なるべく整髪料をつけずに来院すると、頭皮の状態が確認しやすくなります。

🔸 どの科を受診すれば良いか

抜け毛・脱毛症の一次相談窓口は皮膚科が適切です。ただし、女性の抜け毛はホルモンや内科的疾患が関係していることも多いため、婦人科や内科と連携して原因を探ることが必要なケースもあります。また、薄毛・脱毛症を専門的に診る「ヘアクリニック(毛髪専門クリニック)」では、より詳細な検査と専門的な治療が受けられることもあります。

アイシークリニック新宿院のような専門クリニックでは、女性の抜け毛・薄毛に特化した丁寧な問診を行い、一人ひとりの原因に合わせた治療プランを提案しています。「なんとなく恥ずかしい」「大げさかな」と思わずに、気になったら早めに相談することが大切です。

Q. 抜け毛対策として日常生活で大切なことは?

抜け毛対策として、タンパク質・鉄分・亜鉛を含むバランスの良い食事、7〜8時間の質の良い睡眠、頭皮マッサージによる血行促進、適度な運動などのストレス管理が効果的です。シャンプー後はドライヤーで素早く乾かし、きつすぎるヘアスタイルを避けることも頭皮環境の維持に重要です。

💡 日常生活でできる抜け毛対策

皮膚科での治療と並行して、日常生活でできるケアを取り入れることで、抜け毛改善の効果を高めることができます。

⚡ バランスの良い食事

髪の主成分はタンパク質(ケラチン)です。肉・魚・卵・大豆製品などのタンパク質をしっかり摂取することが基本です。また、鉄分(レバー、ほうれん草、小松菜)、亜鉛(牡蠣、ナッツ類)、ビタミンB群、ビタミンCなども髪の健康に欠かせない栄養素です。特に若い女性は鉄欠乏性貧血が多く見られるため、鉄分の積極的な摂取が重要です。

🌟 頭皮のケア

シャンプーの際は、爪を立てずに指の腹を使って優しくマッサージするように洗いましょう。洗いすぎや、逆に洗わなさすぎも頭皮環境を乱す原因になります。シャンプー後は、ドライヤーで素早く乾かすことが大切です。半乾きの状態は雑菌が繁殖しやすく、頭皮トラブルにつながります。ただし、熱すぎるドライヤーは頭皮・毛髪を傷めるため、適度な距離と温度を保ちましょう。

💬 頭皮マッサージ

頭皮のマッサージは血行促進に役立ちます。入浴中や洗髪時に、指の腹で頭皮全体を優しくほぐすように揉むと効果的です。市販のヘッドマッサージャーを活用するのも良いでしょう。ただし、力を入れすぎて頭皮を傷つけないように注意が必要です。

✅ 質の良い睡眠

成長ホルモンは睡眠中に多く分泌され、細胞の修復・再生に関わります。特に夜10時〜深夜2時の間(いわゆる「美肌・美髪のゴールデンタイム」)は成長ホルモンの分泌が活発と言われています。毎日7〜8時間程度の質の良い睡眠を確保することが、髪の健康にとっても重要です。

📝 ストレス管理

ストレスは抜け毛の大きな原因のひとつです。適度な運動(ウォーキング、ヨガなど)、趣味の時間を持つこと、深呼吸やリラクゼーションの実践など、自分に合ったストレス発散方法を見つけましょう。過度な飲酒や喫煙は頭皮の血流を悪化させるため、控えることが望ましいです。

🔸 ヘアケアの見直し

ヘアカラーやパーマのしすぎは、毛髪・頭皮にダメージを与えます。施術の頻度を適切に保ち、処置後は十分なヘアケアを行いましょう。また、きつくまとめるヘアスタイルを毎日続けることは牽引性脱毛症のリスクがあるため、なるべくゆとりのあるヘアスタイルにすることをおすすめします。

⚡ 市販の育毛剤の活用

軽度の抜け毛には、市販の育毛剤を試してみることも選択肢のひとつです。ミノキシジル配合の市販品(女性用)は、薬局やドラッグストアで入手できます。ただし、市販品での効果が見られない場合や、重症度が高い場合は早めに医療機関を受診することが重要です。自己判断で使い続けることで、専門的な治療が遅れてしまうことがないよう注意が必要です。

👨‍⚕️ 当院での診療傾向【医師コメント】

高桑康太 医師(当院治療責任者)より

「当院では、「抜け毛がひどくなってから受診すればよかった」とおっしゃる女性患者様が多く、早期受診の大切さを日々実感しています。女性の抜け毛はホルモンバランスや栄養状態、ストレスなど複数の要因が絡み合っていることが多いため、問診による丁寧な原因の見極めが適切な治療への近道となります。「これくらいで相談してもいいのかな」と迷う必要はありませんので、気になるサインがあれば、どうぞお早めにご相談ください。」

📌 よくある質問

女性の抜け毛は皮膚科で診てもらえますか?

はい、抜け毛・脱毛症の相談窓口として皮膚科は最適です。頭皮や毛根は皮膚の一部であり、皮膚科医が専門的に対応します。円形脱毛症・休止期脱毛症・女性型脱毛症(FAGA)・脂漏性皮膚炎など、さまざまな種類の脱毛症を診察・治療することができます。

1日に何本以上抜けたら受診の目安になりますか?

健康な状態でも1日50〜100本程度の抜け毛は正常です。ただし、100本を大幅に超える抜け毛が2〜3ヶ月以上続く場合や、特定の部位が薄くなってきた場合、丸い脱毛斑が突然現れた場合は、早めに皮膚科や専門クリニックへの受診をおすすめします。

皮膚科ではどのような検査や治療が受けられますか?

皮膚科では、問診・頭皮の視診・毛髪検査(トリコグラム)・血液検査などで原因を特定します。治療法は原因に応じて異なり、ミノキシジルなどの外用薬、ステロイドの内服薬・注射、光線療法、局所免疫療法などが行われます。

女性の抜け毛の主な原因にはどのようなものがありますか?

女性の抜け毛は複数の原因が絡み合っていることが多く、主なものとしてホルモンバランスの乱れ(出産・更年期など)、鉄分・亜鉛・タンパク質などの栄養不足、強いストレス、甲状腺疾患、頭皮の皮膚疾患、遺伝的要因(FAGA)、薬の副作用などが挙げられます。血液検査で原因を特定することが適切な治療への近道です。

日常生活でできる抜け毛対策はありますか?

日常生活では、タンパク質・鉄分・亜鉛などバランスの良い食事、7〜8時間の質の良い睡眠、頭皮マッサージによる血行促進、ストレス管理が効果的です。また、爪を立てずに優しく洗髪し、シャンプー後はドライヤーで素早く乾かすことも重要です。ただし、これらの対策で改善が見られない場合は、早めに医療機関へ相談しましょう。

✨ まとめ

女性の抜け毛は、ホルモンバランスの乱れ、栄養不足、ストレス、甲状腺疾患、遺伝的要因など、さまざまな原因が関わっています。抜け毛が気になりはじめた場合、まず皮膚科を受診することが正しい選択です。皮膚科では、問診・頭皮の視診・血液検査などを通じて原因を特定し、原因に応じた適切な治療(外用薬・内服薬・光線療法など)を受けることができます。

大切なのは、「これくらいで受診しても大丈夫か」と迷わずに、早めに専門医に相談することです。脱毛症は早期に対処するほど、治療効果が高く、回復も早い傾向があります。1日100本を超える抜け毛が続く、薄くなってきた部位がある、丸い脱毛斑が現れたなどのサインがあれば、できるだけ早く皮膚科や専門クリニックに相談するようにしましょう。

アイシークリニック新宿院では、女性の抜け毛・薄毛に関する相談を受け付けています。一人で悩まずに、専門家への相談を通じて適切なケアを始めることが、健やかな髪を取り戻すための第一歩となります。

📚 関連記事

📚 参考文献

  • 厚生労働省 – 薄毛・脱毛症の患者数や女性の薄毛(FAGA)の実態に関する統計情報、および脱毛症の基本的な定義・分類についての公式情報として参照
  • 日本皮膚科学会 – 円形脱毛症・女性型脱毛症(FAGA)・休止期脱毛症など各種脱毛症の診断基準・治療ガイドライン、およびミノキシジル外用薬・ステロイド療法・JAK阻害剤(バリシチニブ)等の治療法に関する学会公式見解として参照
  • PubMed – 女性型脱毛症(FAGA)の病態メカニズム、ホルモンバランス・栄養不足・甲状腺疾患と抜け毛の関連性、およびミノキシジルや局所免疫療法の臨床的エビデンスに関する国際的な医学文献として参照

監修者医師

高桑 康太 医師

保有資格

ミラドライ認定医

略歴

  • 2009年 東京大学医学部医学科卒業
  • 2009年 東京逓信病院勤務
  • 2012年 東京警察病院勤務
  • 2012年 東京大学医学部附属病院勤務
  • 2019年 当院治療責任者就任
  • 皮膚腫瘍・皮膚外科領域で15年以上の臨床経験と30,000件超の手術実績を持ち、医学的根拠に基づき監修を担当
  • 専門分野:皮膚腫瘍、皮膚外科、皮膚科、形成外科
  • 臨床実績(2024年時点) 皮膚腫瘍・皮膚外科手術:30,000件以上、腋臭症治療:2,000件以上、酒さ・赤ら顔治療:1,000件以上
  • 監修領域 皮膚腫瘍(ほくろ・粉瘤・脂肪腫など)、皮膚外科手術、皮膚がん、一般医療コラムに関する医療情報

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佐藤 昌樹 医師

保有資格

日本整形外科学会整形外科専門医

略歴

  • 2010年 筑波大学医学専門学群医学類卒業
  • 2012年 東京大学医学部付属病院勤務
  • 2012年 東京逓信病院勤務
  • 2013年 独立行政法人労働者健康安全機構 横浜労災病院勤務
  • 2015年 国立研究開発法人 国立国際医療研究センター病院勤務を経て当院勤務

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