
「顔のたるみが気になってきたけれど、大がかりな手術は怖い」「ダウンタイムが長いのは避けたい」そんな悩みを抱える方に近年注目されているのが、ミニフェイスリフトです。従来のフェイスリフトよりも切開範囲が小さく、回復期間が短いとされるこの施術は、30代後半〜50代を中心に人気を集めています。本記事では、ミニフェイスリフトとはどのような施術なのか、その効果や持続期間、通常のフェイスリフトとの違い、リスクや注意点まで、医療的な観点からわかりやすくご説明します。
目次
- ミニフェイスリフトとは
- ミニフェイスリフトと通常のフェイスリフトの違い
- ミニフェイスリフトで改善できる悩み・部位
- ミニフェイスリフトの施術の流れ
- ミニフェイスリフトのダウンタイムと回復期間
- ミニフェイスリフトの効果と持続期間
- ミニフェイスリフトに向いている人・向いていない人
- ミニフェイスリフトのリスクと副作用
- ミニフェイスリフトの費用相場
- 施術を受ける前に確認しておきたいポイント
- まとめ
この記事のポイント
ミニフェイスリフトは耳周囲の小切開で頬・フェイスラインのたるみを改善する外科手術で、ダウンタイム1〜2週間・効果持続3〜7年が目安。軽度〜中等度のたるみがある30代後半〜50代に適するが、重度のたるみや喫煙者には不向きな場合もある。費用は50万〜150万円程度で、信頼できる医師選びが重要。
🎯 ミニフェイスリフトとは
ミニフェイスリフトは、顔のたるみを外科的に改善する施術のひとつで、「プチフェイスリフト」や「ショートスカーフェイスリフト」とも呼ばれることがあります。耳の前後の目立ちにくい部分に小さな切開を加え、たるんだ皮膚や皮下組織を引き上げることで、若々しい輪郭を取り戻すことを目的としています。
従来のフェイスリフト(スタンダードフェイスリフト)が耳の前後から頭皮にかけて広い範囲を切開するのに対し、ミニフェイスリフトは切開範囲を最小限に抑えている点が特徴です。そのため手術時間が短く、麻酔の負担も比較的少ないとされています。
「ミニ」という名称がついていますが、決して効果が中途半端というわけではありません。適切な適応であれば、しっかりとしたリフトアップ効果が期待できる施術です。ただし、すべての方に同じ効果が出るわけではなく、たるみの程度や皮膚の状態によって適性が異なります。
近年では技術の進歩により、SMASと呼ばれる筋肉を覆う筋膜層にもアプローチするミニフェイスリフトも普及しており、自然で持続的な効果が得られやすくなっています。SMASとは「Superficial Musculo-Aponeurotic System(浅筋膜筋膜系)」の略称で、皮膚の下にある筋肉と脂肪をつなぐ組織のことです。この層をしっかり操作することが、フェイスリフト全般において自然な仕上がりと長持ちする効果のカギとなります。
Q. ミニフェイスリフトとはどのような施術ですか?
ミニフェイスリフトは、耳の前後に小さな切開を加え、たるんだ皮膚や皮下組織を引き上げる外科手術です。「プチフェイスリフト」とも呼ばれ、近年はSMAS層にもアプローチする術式が普及し、自然で持続的なリフトアップ効果が得られやすくなっています。
📋 ミニフェイスリフトと通常のフェイスリフトの違い
ミニフェイスリフトと通常のフェイスリフト(フルフェイスリフト)は、同じ「外科的なリフトアップ手術」という大きなカテゴリに属していますが、いくつかの重要な違いがあります。それぞれの特徴を理解することで、自分に合った施術を選ぶ際の参考にしてください。
🦠 切開範囲の違い
フルフェイスリフトでは、こめかみから耳の周囲、耳の裏側、さらに後頭部の髪の生え際にかけて大きな切開を行います。一方、ミニフェイスリフトの切開は主に耳の前(耳珠前・耳介前部)から耳たぶの付け根周辺にとどまります。切開ラインが短いため、傷跡が目立ちにくく、縫合部分が少ないという利点があります。
👴 アプローチできる範囲の違い
フルフェイスリフトは顔全体、すなわち額・こめかみ・頬・フェイスライン・あご下・首にまで広くアプローチできます。これに対しミニフェイスリフトは、主に頬から顎にかけての下半分のたるみに対して効果的です。額や首のたるみが深刻な場合は、ミニフェイスリフトだけでは対応が難しいこともあります。
🔸 手術時間・麻酔の違い
フルフェイスリフトの手術時間は一般的に3〜5時間程度かかることが多く、全身麻酔や静脈麻酔が用いられるケースが多いです。ミニフェイスリフトは1〜2時間程度で完了することが多く、局所麻酔に鎮静剤(静脈麻酔)を組み合わせる方法がよく採用されます。麻酔の量が少ないことは体への負担軽減につながります。
💧 ダウンタイムの違い
フルフェイスリフトのダウンタイムは2〜4週間程度かかるといわれています。ミニフェイスリフトは一般的に1〜2週間程度とされており、社会復帰までの期間が短い点が大きな魅力です。ただし個人差があり、腫れや内出血の程度によって回復期間は変わります。
✨ 効果の持続期間の違い
フルフェイスリフトの効果持続期間は一般的に7〜10年以上とされることもありますが、ミニフェイスリフトは3〜7年程度とやや短い傾向があります。切開範囲が小さい分、引き上げられる組織量が限られるため、加齢によって再びたるみが出やすくなることがあります。
📌 費用の違い
一般的にフルフェイスリフトよりもミニフェイスリフトのほうが費用は低めです。ただし、クリニックや術者の技術・経験、施術の内容によって費用は大きく異なります。
💊 ミニフェイスリフトで改善できる悩み・部位
ミニフェイスリフトが特に効果を発揮する悩みや部位についてご説明します。
▶️ 頬のたるみ・ほうれい線の深化
加齢とともに頬の脂肪が下垂し、ほうれい線(鼻唇溝)が深くなる方は多くいます。ミニフェイスリフトでは、下垂した頬の組織を引き上げることで、ほうれい線を浅くし、頬のボリューム感を上方に戻す効果が期待できます。ただし、ほうれい線の改善には個人差があり、たるみだけでなく皮膚のシワや骨格の変化も関係するため、完全に消えるわけではありません。
🔹 フェイスラインの崩れ・マリオネットライン
口角から顎にかけてできる縦ジワ「マリオネットライン」や、フェイスラインのたるみはミニフェイスリフトの主要な適応のひとつです。皮下組織を引き上げることで、フェイスラインをシャープに整える効果が期待できます。
📍 顎下のたるみ・二重あご
顎下の皮膚のたるみや二重あごも、ミニフェイスリフトによってある程度改善できる場合があります。ただし、脂肪が多い場合は脂肪吸引を組み合わせることで、より効果的な改善が見込める場合もあります。
💫 目の下から頬にかけての段差(ゴルゴライン)
頬の下垂によって目の下から頬にかけてできる「ゴルゴライン(ミッドフェイスの下垂線)」も、ミニフェイスリフトによって改善が期待できる場合があります。ただし、目の下まわりに強くアプローチするには別の施術(眼窩脂肪の処置や中顔面リフトなど)が必要なケースもあります。
🦠 改善が難しい部位
額のシワや眉毛の下垂、首のたるみについては、ミニフェイスリフト単独では対応が難しいことがあります。これらの部位が気になる場合は、額リフトや頸部リフトとの組み合わせを検討する必要があります。
Q. ミニフェイスリフトで改善できる部位はどこですか?
ミニフェイスリフトは、頬のたるみ・ほうれい線の深化・マリオネットライン・フェイスラインの崩れ・顎下のたるみや二重あごの改善に効果的です。一方、額のシワや首のたるみにはミニフェイスリフト単独での対応が難しく、別の施術との併用が必要になる場合があります。
🏥 ミニフェイスリフトの施術の流れ
ミニフェイスリフトの一般的な施術の流れをご説明します。クリニックによって細部は異なりますが、おおよその流れを把握しておくと安心です。
👴 カウンセリング・診察
まず担当医師による詳細なカウンセリングが行われます。顔のたるみの程度、皮膚の状態、骨格、既往歴、服用中の薬(特に血液凝固に影響する薬)などを確認します。希望する仕上がりと現実的に可能な効果についても丁寧にすり合わせが行われます。この段階で施術が適切かどうかが判断され、場合によっては他の施術との組み合わせが提案されることもあります。
🔸 術前検査・準備
血液検査や心電図など、安全に手術を受けるための術前検査が行われます。手術前の一定期間は、血液をサラサラにする薬(アスピリン、NSAIDsなど)やサプリメント(ビタミンE、魚油など)の服用を停止するよう指示されることが一般的です。また、禁煙が必要な場合があります。喫煙は皮膚の血流を悪化させ、傷の治りを遅らせる可能性があるためです。
💧 当日の施術
施術当日は、まず洗顔・メイクオフを行い、手術の準備をします。麻酔(多くの場合、局所麻酔+静脈麻酔)が施され、眠った状態または意識が朦朧とした状態で手術が進みます。耳前から耳たぶにかけて切開を行い、皮下組織やSMAS層を適切に処理・引き上げたうえで、余分な皮膚を切除し縫合します。手術時間はおおよそ1〜2時間程度です。
✨ 術後の処置・帰宅
手術後は圧迫包帯やフェイスバンデージを装着します。多くの場合、日帰りまたは1泊入院で帰宅できますが、クリニックによって対応は異なります。術後の注意事項(入浴・洗顔・運動の制限など)が説明され、処方薬(抗生剤・痛み止めなど)が渡されます。
📌 アフターケア・経過観察
術後は定期的に通院し、傷の経過を確認します。抜糸は通常、術後5〜10日程度で行われます。腫れや内出血の経過確認、傷跡のケアについての指導を受けながら、回復を見守っていきます。
⚠️ ミニフェイスリフトのダウンタイムと回復期間
ミニフェイスリフトのダウンタイム(施術後に日常生活に支障をきたす期間)についてご説明します。個人差が大きいため一概にはいえませんが、一般的な目安として参考にしてください。
▶️ 術後1〜3日目
腫れと内出血が最も強く出る時期です。フェイスバンデージや圧迫包帯を装着した状態が続きます。痛みは個人差がありますが、処方された鎮痛剤で管理できる程度であることが多いです。顔の引きつれ感や違和感を覚えることもあります。この時期は安静が基本で、頭部を高めに保つ(枕を高くする)ことが推奨されます。
🔹 術後4〜7日目
腫れや内出血が徐々に引いてきます。抜糸が行われるのもこの時期であることが多いです。洗顔や洗髪が許可されるタイミングもクリニックの指示に従って行います。まだ腫れが残っているため、外出時はマスクや帽子などでカバーする方が多いです。
📍 術後1〜2週間
多くの方がこの時期までに軽いメイクができるようになり、社会復帰(デスクワーク程度)が可能になります。内出血は黄色みを帯びた状態になり、コンシーラーなどでカバーしやすくなります。傷跡はまだ赤みが残っていますが、髪型や耳まわりの構造上、比較的隠れやすい位置にあります。
💫 術後1〜3ヶ月
腫れが完全に引いて、本来の仕上がりに近い状態になる時期です。傷跡は徐々に成熟し、白っぽく目立ちにくくなっていきます。皮膚の感覚が戻ってくる方も多く、引きつれ感や違和感も軽減されます。激しい運動やサウナなどの血行を促進する行為が解禁されるのもおおよそこの時期以降です。
🦠 ダウンタイムを短縮するためのポイント
術後の回復を早めるためには、医師の指示を守ることが最も重要です。飲酒・喫煙を控える、激しい運動を避ける、頭部を高めに保って休む、紫外線対策を徹底するなど、日常生活での注意が回復の速さに影響します。
🔍 ミニフェイスリフトの効果と持続期間
ミニフェイスリフトの効果と、どのくらいその効果が続くのかについて詳しくご説明します。
👴 期待できる効果
ミニフェイスリフトによって期待できる主な効果は以下の通りです。頬のリフトアップと若返り感、フェイスラインのシャープ化、ほうれい線・マリオネットラインの改善、顎下のたるみの軽減などが挙げられます。これらの変化は術後の腫れが引いた1〜3ヶ月後から本格的に実感できるようになります。
レーザー治療やハイフ(HIFU)、糸リフトといった非侵襲的・低侵襲的な施術と比べると、外科的手術であるミニフェイスリフトのほうが、たるみに対してより確実で大きな改善効果が得られる傾向があります。特に中等度以上のたるみがある方においては、その差が顕著に出ることがあります。
🔸 効果の持続期間
ミニフェイスリフトの効果は一般的に3〜7年程度とされています。ただしこれはあくまでも目安であり、個人の加齢の速さ、皮膚の質、ライフスタイル(紫外線対策、食生活、喫煙の有無など)によって大きく異なります。
加齢は止まらないため、時間の経過とともに再びたるみが現れてくることは避けられません。しかし、「施術を受けていない状態と比べると、常に若い状態を維持している」という考え方もできます。つまり、たるみは進行しますが、施術を受けていない場合と比べて若々しい外見を維持できる期間が長くなるといえます。
💧 効果を長持ちさせるためのケア
術後の日常的なスキンケアや紫外線対策が、効果の持続に大きく影響します。UVケアを徹底することで皮膚の老化を遅らせ、保湿ケアによって皮膚の弾力を維持することが重要です。また、禁煙・節酒・バランスのとれた食生活・十分な睡眠といった健康的な生活習慣も、フェイスリフトの効果を長持ちさせる上で欠かせません。
Q. ミニフェイスリフトのダウンタイムはどのくらいですか?
ミニフェイスリフトのダウンタイムは一般的に1〜2週間程度です。術後1〜3日は腫れと内出血が最も強く出ますが、1〜2週間でデスクワーク程度の社会復帰が可能になる方が多いです。ただし腫れが完全に落ち着き仕上がりが安定するまでには、1〜3ヶ月かかることもあります。
📝 ミニフェイスリフトに向いている人・向いていない人
ミニフェイスリフトはすべての方に適しているわけではありません。どのような方に向いているか、また慎重に検討すべき方の特徴についてご説明します。
✨ 向いている人
まず、たるみが軽度〜中等度の方に向いています。皮膚の弾力がまだある程度残っており、頬やフェイスラインのたるみが主な悩みである場合はよい適応となります。年齢でいうと一般的に30代後半〜50代前半くらいの方がよい候補とされることが多いです。
また、大がかりな手術を避けたい方、ダウンタイムを短くしたい方、初めて外科的なリフトアップ施術を検討している方にも選択しやすい施術です。
全身的な健康状態が良好で、禁煙できる方(または非喫煙者)、術後の安静・ケアをきちんと守れる方も適切な候補といえます。
📌 向いていない・慎重に検討すべき人
たるみが重度の方、すなわち皮膚が大きく余っており大量の皮膚切除が必要な場合は、ミニフェイスリフトでは対応しきれないことがあります。このような場合はフルフェイスリフトのほうが適している可能性があります。
額のたるみや首のたるみが主な悩みの方も、ミニフェイスリフト単独では効果が限定的です。また、喫煙者の方は傷の回復が遅れるリスクが高く、合併症のリスクも増加するため、術前に禁煙が必要です。喫煙を続ける場合は施術を受けられないクリニックもあります。
血液をサラサラにする薬を内服中の方、糖尿病・高血圧・心疾患などの基礎疾患がある方は、施術のリスクが高まる場合があり、担当医との十分な相談が必要です。
非現実的な期待を持っている方(例:20代のような完全な若返りを期待している方)も、カウンセリングで十分なすり合わせが必要です。フェイスリフトはあくまで「今よりも若々しく見える」ための施術であり、時計の針を完全に巻き戻すものではありません。
💡 ミニフェイスリフトのリスクと副作用
外科手術である以上、ミニフェイスリフトにもリスクや副作用が存在します。施術を検討する際には、これらを正しく理解した上で判断することが重要です。
▶️ 腫れ・内出血
術後には必ず腫れと内出血が生じます。程度は個人差がありますが、通常2週間程度で目立ちにくくなります。冷却や頭部挙上などの対処で軽減が期待できますが、完全に腫れが引くまでには1〜3ヶ月かかることもあります。
🔹 感覚の変化・しびれ
手術の影響で、耳周辺や頬などに一時的なしびれや感覚の鈍さが生じることがあります。多くの場合、数週間〜数ヶ月で回復しますが、まれに感覚の変化が長引くことがあります。
📍 傷跡・肥厚性瘢痕

切開部分には必ず傷跡が残ります。通常は耳の周囲の目立ちにくい位置に設計されますが、体質によっては傷跡が赤く盛り上がる肥厚性瘢痕やケロイドになる可能性があります。傷跡の処置(テーピング、ステロイド注射など)が必要になるケースもあります。
💫 血腫(けっしゅ)
術後に皮下に血液がたまる血腫が生じることがあります。小さな血腫は自然に吸収されることが多いですが、大きな血腫は排出処置が必要になる場合があります。血腫の発生率はおおよそ1〜5%程度とされており、高血圧の方では発生しやすいといわれています。
🦠 感染
まれに傷口の感染が起きることがあります。術後に処方される抗生剤を適切に服用し、傷口を清潔に保つことで感染リスクを低減できます。感染が疑われる場合は速やかに医療機関を受診することが重要です。
👴 神経損傷
顔面には多くの神経が走っており、稀に手術中に神経が影響を受け、顔面の動きに一時的または永続的な変化が生じるリスクがあります。経験豊富な外科医が施術を行うことでリスクを最小限に抑えられますが、ゼロではありません。この合併症のリスクについては担当医から事前に十分な説明を受けることが大切です。
🔸 左右非対称・仕上がりの不満
術後に左右差が生じたり、期待した仕上がりと異なる場合があります。ある程度の左右差は術後の腫れが引く過程で改善することもありますが、修正手術が必要なケースもあります。施術前に十分なカウンセリングを行い、現実的な期待値を持つことが重要です。
Q. ミニフェイスリフトのリスクにはどんなものがありますか?
ミニフェイスリフトの主なリスクには、腫れ・内出血・一時的なしびれ・傷跡の肥厚・血腫・感染・まれな神経損傷・左右非対称などがあります。血腫の発生率はおおよそ1〜5%とされています。経験豊富な医師による施術と術後の適切なケアがリスク軽減に重要です。
✨ ミニフェイスリフトの費用相場
ミニフェイスリフトは自由診療(保険適用外)であるため、費用はクリニックによって大きく異なります。一般的な費用の目安についてご説明します。
💧 費用の目安
日本のクリニックにおけるミニフェイスリフトの費用相場は、おおよそ50万円〜150万円程度とされています。ただし、この金額には幅があり、施術内容(SMAS操作の有無、脂肪吸引の組み合わせなど)、使用する麻酔の種類、入院の有無、アフターケアの充実度などによって変動します。
海外(韓国や台湾など)でフェイスリフトを受ける方もいますが、言語の壁、万が一のトラブル時の対応、術後のアフターケアの継続性などの問題も考慮する必要があります。
✨ 費用に含まれる項目を確認する
費用を比較する際には、提示された金額に何が含まれているのかを確認することが重要です。麻酔代、手術費用、術後の診察・処置代、薬代などがすべて含まれているか、それとも別途費用が発生するのかを事前に明確にしておきましょう。修正手術が必要になった場合の費用についても確認しておくと安心です。
📌 費用だけで選ばないことの重要性
外科手術であるフェイスリフトにおいて、費用の安さだけでクリニックを選ぶことは危険です。担当医の資格・専門性・経験、クリニックの設備・衛生管理体制、カウンセリングの丁寧さ、アフターケアの充実度なども重要な判断基準となります。
📌 施術を受ける前に確認しておきたいポイント
ミニフェイスリフトを受けようと考えている方に、施術前に確認・準備しておくべきことをまとめました。
▶️ 担当医師の資格と経験を確認する
フェイスリフトは高度な技術を要する外科手術です。担当医師が形成外科・美容外科の専門的な資格を持っているか、フェイスリフトの手術経験が豊富かどうかを確認しましょう。日本形成外科学会専門医や日本美容外科学会(JSAPS・JSAS)の専門医・認定医などの資格が一つの目安になります。
🔹 複数のクリニックでカウンセリングを受ける
一つのクリニックだけで決定するのではなく、複数のクリニックでカウンセリングを受け、医師の見解や提案する施術内容を比較することをおすすめします。カウンセリングで一方的に施術を勧めるだけでなく、リスクやデメリットも丁寧に説明してくれる医師を選ぶことが大切です。
📍 ビフォーアフターの実例を確認する
クリニックが公開している施術前後の写真(ビフォーアフター)を確認することも参考になります。ただし、掲載されている写真は最もよい結果のものが選ばれていることが多いため、あくまで参考程度に留め、過度な期待を持たないようにしましょう。
💫 他の選択肢との比較も行う
ミニフェイスリフト以外にも、たるみに対するアプローチはいくつかあります。糸リフト(スレッドリフト)、ハイフ(高密度焦点式超音波)、熱系のデバイス治療(サーマクール、ウルセラなど)などがその例です。これらは外科手術に比べてダウンタイムが短く費用も低い傾向がありますが、効果の程度や持続期間ではフェイスリフトに劣ることが多いです。自分のたるみの程度や希望に合った方法を担当医と相談して選択することが重要です。
🦠 術後の生活スケジュールを考慮する
ダウンタイム中は仕事や社会的な予定に影響が出ることがあります。大切なイベント(結婚式、重要な仕事の予定など)の前後は施術のタイミングとして避け、十分な休養が取れる時期を選ぶことが望ましいです。また、術後のフォローアップのための通院が可能な環境かどうかも確認しておきましょう。
👴 緊急時の対応体制を確認する
術後に予期せぬ症状(強い痛み、急激な腫れ、発熱など)が出た場合に迅速に対応できる体制が整っているか確認しておきましょう。緊急連絡先や夜間・休日の対応について事前に聞いておくと安心です。
👨⚕️ 当院での診療傾向【医師コメント】
高桑康太 医師(当院治療責任者)より
「「たるみは気になるけれど、大きな手術には踏み出せない」とお悩みの30代後半〜50代の患者様から、ミニフェイスリフトへのご相談を多くいただいております。最近の傾向として、SMAS層にしっかりアプローチすることで、より自然で持続性の高い仕上がりを実現できるケースが増えており、術後の満足度も高まっています。」
🎯 よくある質問
主な違いは切開範囲と対応できる部位です。通常のフェイスリフトはこめかみから後頭部まで広範囲を切開し、顔全体にアプローチします。一方、ミニフェイスリフトは耳まわりの小さな切開にとどまり、主に頬からフェイスラインのたるみを改善します。手術時間・ダウンタイム・費用も抑えられますが、効果の持続期間はやや短い傾向があります。
一般的に1〜2週間程度とされています。術後1〜3日は腫れと内出血が最も強く出ます。その後徐々に回復し、1〜2週間程度でデスクワークへの社会復帰が可能になる方が多いです。ただし完全に腫れが引いて仕上がりが安定するまでには1〜3ヶ月かかることもあり、個人差があります。
一般的に3〜7年程度とされていますが、個人の加齢の速さや皮膚の質、生活習慣によって異なります。紫外線対策・保湿ケア・禁煙・バランスのよい食生活といった日々のケアが効果の持続に大きく影響します。加齢は続くため再びたるみは現れますが、施術を受けていない場合と比べ若々しい状態を長く維持できます。
たるみが重度で大量の皮膚切除が必要な方や、額・首のたるみが主な悩みの方はミニフェイスリフト単独では対応が難しい場合があります。また、喫煙者の方は傷の回復が遅れるリスクがあり、術前の禁煙が必要です。糖尿病・高血圧・心疾患などの基礎疾患がある方も、担当医との十分な相談が必要になります。
日本のクリニックでは、おおよそ50万円〜150万円程度が相場とされています。SMAS操作の有無や麻酔の種類、入院の有無などによって費用は変わります。費用を比較する際は、麻酔代・術後の診察代・薬代が含まれているか確認が必要です。アイシークリニックでは、患者さんの状態に合わせた内容をカウンセリングで丁寧にご説明しています。
📋 まとめ
ミニフェイスリフトは、通常のフェイスリフトよりも切開範囲が小さく、ダウンタイムが短い外科的リフトアップ施術です。頬のたるみ、フェイスラインの崩れ、ほうれい線・マリオネットラインといった悩みに対して、確実かつ比較的持続的な改善効果が期待できます。
特にたるみが軽度〜中等度の30代後半〜50代前半の方に向いており、初めて外科的なリフトアップを検討する方の入口としても選択されやすい施術です。一方で、外科手術である以上リスクも存在し、担当医の技術や術後のケアが仕上がりに大きく影響します。
施術を検討する際には、費用だけで判断せず、信頼できる医師・クリニック選びを最優先にすることが大切です。複数のクリニックでカウンセリングを受け、自分の悩みや希望を正直に伝えながら、医師と十分に話し合った上で決断することをおすすめします。
📚 関連記事
📚 参考文献
- 日本美容外科学会 – フェイスリフト・ミニフェイスリフトに関する専門的な情報、施術の適応基準、リスク・合併症、術後管理などの医学的根拠として参照
- 日本形成外科学会 – SMAS操作を含むフェイスリフト手術の術式、外科的リフトアップの安全基準、神経損傷リスクや術後合併症に関する専門医向け情報として参照
- 厚生労働省 – 自由診療における美容医療サービスの安全性・費用説明義務・消費者保護に関するガイドライン、美容外科施術を受ける際の注意事項として参照
監修者医師
高桑 康太 医師
保有資格
ミラドライ認定医
略歴
- 2009年 東京大学医学部医学科卒業
- 2009年 東京逓信病院勤務
- 2012年 東京警察病院勤務
- 2012年 東京大学医学部附属病院勤務
- 2019年 当院治療責任者就任
- 皮膚腫瘍・皮膚外科領域で15年以上の臨床経験と30,000件超の手術実績を持ち、医学的根拠に基づき監修を担当
- 専門分野:皮膚腫瘍、皮膚外科、皮膚科、形成外科
- 臨床実績(2024年時点) 皮膚腫瘍・皮膚外科手術:30,000件以上、腋臭症治療:2,000件以上、酒さ・赤ら顔治療:1,000件以上
- 監修領域 皮膚腫瘍(ほくろ・粉瘤・脂肪腫など)、皮膚外科手術、皮膚がん、一般医療コラムに関する医療情報
佐藤 昌樹 医師
保有資格
日本整形外科学会整形外科専門医
略歴
- 2010年 筑波大学医学専門学群医学類卒業
- 2012年 東京大学医学部付属病院勤務
- 2012年 東京逓信病院勤務
- 2013年 独立行政法人労働者健康安全機構 横浜労災病院勤務
- 2015年 国立研究開発法人 国立国際医療研究センター病院勤務を経て当院勤務
