
💬 「最近、抜け毛がヤバいかも…」と感じていませんか?
枕やお風呂の排水口に毛がたくさん…。実は秋は一年で最も抜け毛が増えやすい季節で、これは医学的にも証明された現象です。
でも、「季節のせいだから大丈夫」と放置すると薄毛が進行するリスクがあります。この記事を読めば、秋の抜け毛の原因・対策・クリニックの治療法まで全部わかります。📖
⚠️ こんな人は要注意!
🔸 1日100本以上の抜け毛が2か月以上続いている
🔸 生え際・頭頂部がうすくなってきた気がする
🔸 「まだ若いから大丈夫」と思って何もしていない
目次
- 秋に抜け毛が増える理由とは?
- 毛周期(ヘアサイクル)の基礎知識
- 秋の抜け毛と夏のダメージの関係
- 季節性の抜け毛と薄毛(AGA)の違い
- 抜け毛の量はどれくらいが正常?
- 秋の抜け毛を悪化させる生活習慣
- 日常でできる抜け毛対策
- 頭皮ケアのポイント
- 食事・栄養で内側からケアする方法
- クリニックで受けられる治療・相談
- まとめ
💡 この記事のポイント
秋は夏の紫外線・頭皮ダメージが2〜3か月後に現れる抜け毛の多発シーズン。1日50〜100本が正常で、2か月以上続く場合やAGA疑いはアイシークリニックへの早期相談が重要。
💡 秋に抜け毛が増える理由とは?
「なぜ秋になると抜け毛が増えるのか」——この疑問を持つ方は多いですが、実はこれは人間だけでなく、多くの哺乳類に共通して見られる自然な現象です。動物は季節の変わり目に毛が生え変わる「換毛期」があり、人間にもその名残が残っていると考えられています。
医学的には、夏(6〜8月)に大量に浴びた紫外線や強い日差しが、頭皮や毛根にダメージを与えることが秋の抜け毛増加の主な原因の一つとされています。また、夏の暑さによる発汗や皮脂の分泌増加が頭皮環境を悪化させ、それが2〜3か月後の秋に抜け毛として現れるというタイムラグが生じるのです。
さらに、秋は気温の変化が大きく、自律神経が乱れやすい時期でもあります。自律神経の乱れは血行不良を引き起こし、頭皮への栄養供給が不足することで抜け毛が増加することがあります。このような複数の要因が重なるため、秋は一年で最も抜け毛が多くなる季節といわれているのです。
Q. 秋に抜け毛が増える主な原因は何ですか?
秋の抜け毛増加の主な原因は、夏に浴びた紫外線や高温多湿による頭皮・毛根へのダメージが、2〜3か月後に現れるタイムラグの影響です。さらに秋は気温変化で自律神経が乱れやすく、頭皮の血行不良も重なるため、一年で最も抜け毛が多くなる季節とされています。
📌 毛周期(ヘアサイクル)の基礎知識
抜け毛を理解するうえで欠かせないのが、「毛周期(ヘアサイクル)」という概念です。頭の毛は一定のサイクルで生えて、育って、抜けることを繰り返しています。このサイクルは大きく3つのフェーズに分かれています。
まず「成長期」と呼ばれる段階では、毛根が活発に細胞分裂を繰り返し、毛が成長します。この時期は2〜6年間続き、頭皮の毛の約85〜90%が成長期にあります。次に「退行期」に入ると、毛根の活動が徐々に低下し始めます。この期間は2〜3週間ほどです。そして「休止期」では毛根の活動が完全に止まり、古い毛が押し出されるようにして自然に抜け落ちます。休止期は約3〜4か月続き、その後また新しい毛が成長期を迎えます。
健康な頭髪の場合、1日に50〜100本程度抜けるのは正常なヘアサイクルの一部です。しかし、何らかの原因でこのサイクルが乱れると、成長期が短くなり、休止期の毛が増えることで抜け毛が多くなったり、十分に成長しないまま細い毛が抜けたりします。
秋に抜け毛が増えるのは、夏の間に頭皮や毛根がダメージを受け、通常よりも多くの毛が休止期に移行しやすくなるためと考えられています。つまり、秋の抜け毛増加は夏のダメージが2〜3か月後に現れた結果であることが多いのです。
✨ 秋の抜け毛と夏のダメージの関係
秋の抜け毛を語るうえで、夏に受けた頭皮へのダメージについて詳しく理解することが重要です。夏は一年の中でも特に頭皮にとって過酷な環境が続きます。
紫外線の影響は特に大きく、頭皮に直接当たる紫外線は毛母細胞(毛を作る細胞)にダメージを与え、毛のタンパク質を変性させます。帽子などで頭皮を保護しない場合、夏の強い紫外線を直接受け続けることになります。この紫外線ダメージが毛根の機能を低下させ、ヘアサイクルの乱れを引き起こします。
また、夏の高温多湿な環境は頭皮の皮脂分泌を増加させます。過剰な皮脂は毛穴を詰まらせ、頭皮環境を悪化させる原因となります。さらに汗をかくことで雑菌が繁殖しやすくなり、頭皮の炎症や痒みを引き起こすことも少なくありません。これらの炎症が慢性化すると、毛根へのダメージが蓄積されます。
クーラーによる乾燥も見逃せない要因です。冷房の効いた室内は湿度が低くなりがちで、頭皮が乾燥することでバリア機能が低下します。室内外の温度差が大きいと自律神経にも影響し、頭皮の血行が悪くなることもあります。
これらの夏のダメージが蓄積され、ヘアサイクルへの影響が現れるまでに2〜3か月のタイムラグがあるため、9月〜11月の秋の時期に抜け毛が増えるという現象が起きるのです。
Q. 抜け毛が正常かどうかの判断基準を教えてください
健康な状態でも1日50〜100本程度の抜け毛は正常なヘアサイクルの一部です。秋は150〜200本程度に増えることもありますが、1〜2か月で落ち着けば季節性の範囲内と考えられます。2か月以上大量の抜け毛が続く場合や、生え際・頭頂部が薄くなってきた場合は専門家への相談が必要です。
🔍 季節性の抜け毛と薄毛(AGA)の違い
秋の抜け毛が増えたとき、多くの方が「これはAGA(男性型脱毛症)の始まりではないか」と不安になります。季節性の抜け毛とAGAをはじめとする病的な薄毛の違いを理解しておくことが大切です。
季節性の抜け毛の特徴として、まず挙げられるのは「一時的なもの」であるという点です。秋に抜け毛が増えても、多くの場合は冬にかけて自然と落ち着いてきます。また、抜けた後から新しい毛が生えてくるため、長期的に見ると毛の本数が大きく減少することはありません。抜ける毛も根のついた太い毛が多く、細く短い毛が大量に抜ける場合とは異なります。
一方、AGAは男性ホルモンの一種であるジヒドロテストステロン(DHT)が毛根に作用することで、ヘアサイクルの成長期が極端に短くなる進行性の疾患です。AGAでは毛が細く短くなっていく「軟毛化」が起き、特定のパターン(生え際や頭頂部)から薄毛が進行するのが特徴です。季節に関わらず年間を通じて抜け毛が多い状態が続き、改善することなく悪化していきます。
女性の場合は「FAGA(女性男性型脱毛症)」や「びまん性脱毛症」という形で全体的に毛が薄くなることが多く、男性のようなハッキリとしたパターンをとらないことが多いです。女性ホルモンの変動(妊娠・出産・更年期など)が引き金になることもあります。
見分けるポイントとしては、抜け毛が季節を過ぎても改善しない場合、抜ける毛が細く短い毛ばかりになってきた場合、特定の部位(生え際・頭頂部)が明らかに薄くなってきた場合などが挙げられます。このような状態が続くようであれば、早めに専門のクリニックに相談することをお勧めします。
💪 抜け毛の量はどれくらいが正常?
「自分の抜け毛は多すぎるのか、それとも正常な範囲なのか」——この判断は非常に難しく、多くの方が悩むポイントです。一般的な目安を知っておくことで、過度な不安を持たずに済む場合もありますし、逆に早めに気づくことができる場合もあります。
先ほどご説明したように、健康な状態でも1日に50〜100本程度の抜け毛は正常です。頭髪の本数は個人差がありますが、平均的には約10万本程度あるといわれており、そのうちの0.05〜0.1%が毎日自然に抜けるのは生理的な現象です。
ただし、秋の時期にはこの量が普段より増えることがあり、1日150〜200本程度に増加することもあります。期間的に1〜2か月程度で落ち着くようであれば、季節性の抜け毛として心配しすぎる必要はないでしょう。
自分の抜け毛の量を把握するには、朝起きたときの枕の毛の数、シャンプー時に排水口に集まる毛の本数、ブラッシング後に残る毛の量などを目安にするとよいでしょう。ただし、抜け毛の「量」だけでなく「質」も重要です。抜ける毛の根元に白い膨らみ(毛根鞘)がついている場合は正常なヘアサイクルによる抜け毛ですが、根元が細くなっていたり、毛自体が極端に細かったりする場合は注意が必要です。
2か月以上にわたって大量の抜け毛が続く場合や、生え際・頭頂部など特定の部位が薄くなってきたと感じる場合には、専門家への相談を検討することが大切です。

🎯 秋の抜け毛を悪化させる生活習慣
季節性の抜け毛は多くの場合自然に収まりますが、日常の生活習慣によっては抜け毛を悪化させてしまうことがあります。秋に特に注意したい生活習慣を確認しましょう。
まず、睡眠不足は頭皮の健康に大きく影響します。毛の成長を促す成長ホルモンは睡眠中、特に深い眠りの時間帯に多く分泌されます。慢性的な睡眠不足はこの成長ホルモンの分泌を妨げ、ヘアサイクルを乱す原因となります。秋は行楽シーズンでもあり、生活リズムが崩れがちな時期でもあるため、十分な睡眠を確保することが重要です。
過度なストレスも抜け毛の大きな要因です。ストレスホルモンであるコルチゾールが過剰に分泌されると、毛包の活動が抑制され、ヘアサイクルが乱れることがあります。秋は新生活への適応期間でもあり、仕事や学業でストレスが高まりやすい時期でもあります。
食生活の乱れも影響します。夏の疲れが残る秋は食欲が戻りにくく、栄養バランスが偏りがちな方もいます。タンパク質・ビタミン・ミネラルなどの不足は、毛髪の健康に直接影響します。特に夏場に冷たい飲み物や食べ物を多く摂っていた場合、胃腸の機能が低下して栄養の吸収が悪くなっていることもあります。
また、誤ったヘアケアも問題です。夏の間に染みついた毎日のシャンプー習慣が頭皮を過乾燥させていたり、逆に洗髪不足で頭皮の汚れが詰まっていたりすることがあります。熱すぎるシャワーや過剰なドライヤーの熱風も頭皮へのダメージになります。
喫煙や過度な飲酒も頭皮の血行を悪化させ、毛根への栄養供給を妨げる要因となります。これらの習慣がある方は、改善を検討することが薄毛対策としても有効です。
Q. 季節性の抜け毛とAGAの違いは何ですか?
季節性の抜け毛は一時的で、冬にかけて自然と落ち着き、抜けた後から新しい毛が生えてきます。一方、AGAは男性ホルモンの影響でヘアサイクルの成長期が極端に短くなる進行性疾患で、生え際や頭頂部など特定のパターンで薄毛が年間を通じて悪化し続けます。自己判断が難しいため、気になる場合はクリニックへの受診が推奨されます。
💡 日常でできる抜け毛対策
秋の抜け毛に対処するために、日常生活の中で実践できる対策をご紹介します。これらは抜け毛の予防にも、現在進行中の抜け毛を悪化させないためにも有効です。
シャンプーは夜寝る前に行うことで、日中に頭皮に付着した汚れや皮脂、紫外線ダメージを洗い流し、清潔な状態で睡眠に入ることができます。洗う際は爪を立てず、指の腹で優しく頭皮をマッサージするように洗うことが重要です。泡立てたシャンプーを頭皮に乗せて、ゴシゴシこするのは摩擦による頭皮への刺激となり逆効果です。
すすぎは十分に時間をかけて行いましょう。シャンプーの洗い残しが頭皮に残ると、毛穴を詰まらせる原因となります。特に後頭部や耳の後ろは洗い残しが起きやすい部位です。
シャンプー後のドライヤーは素早く行うことが重要です。濡れた頭皮は雑菌が繁殖しやすく、自然乾燥は意外にも頭皮を傷める原因となります。ドライヤーは頭皮から20〜30cm離し、同じ場所に熱風を当て続けないように動かしながら使用します。まず冷風でおおまかに乾かし、次に温風で仕上げる方法が頭皮への熱ダメージを軽減するうえで有効です。
頭皮マッサージも抜け毛対策として効果的です。頭皮の血行を促進することで、毛根への栄養供給が改善されます。シャンプー中や育毛剤を使用した後に、指の腹で頭皮をゆっくり押しながら円を描くようにマッサージするとよいでしょう。1日5〜10分程度を目安に続けることが大切です。
紫外線対策は秋以降も引き続き行いましょう。秋の紫外線量は夏に比べると減少しますが、それでも頭皮へのダメージは蓄積されます。外出時には帽子を被る習慣をつけたり、頭皮用のUVケアスプレーを活用したりすることで、翌年の秋に備えた対策になります。
十分な睡眠を確保することも重要です。理想的な睡眠時間は個人差がありますが、一般的には7〜8時間程度が目安とされています。就寝・起床時間を一定にすることで体内リズムが整い、成長ホルモンの分泌が正常化されます。
📌 頭皮ケアのポイント
抜け毛対策において、頭皮のコンディションを整えることは非常に重要です。頭皮は毛根を支える「土台」であり、ここの環境が悪化すると毛の成長にも悪影響が及びます。秋に特に意識したい頭皮ケアのポイントをご紹介します。
自分の頭皮タイプに合ったシャンプーを選ぶことが基本です。頭皮には「乾燥タイプ」「脂性タイプ」「混合タイプ」「敏感タイプ」などがあり、それぞれに合ったシャンプーを使わないと頭皮環境が悪化してしまいます。秋は夏の過剰な皮脂分泌から一転して乾燥しやすい季節でもあるため、夏用のさっぱりタイプのシャンプーを使い続けていると、頭皮が必要以上に乾燥してしまうことがあります。季節の変わり目にシャンプーを見直すことをお勧めします。
育毛剤や頭皮用トニックの使用も有効な選択肢です。育毛剤に含まれる成分(ミノキシジル、ニコチン酸アミド、t-フラバノンなど)は、頭皮の血行促進や毛根の活性化に働きかけます。市販品も数多くありますが、薬効成分の濃度や品質はクリニックで処方されるものとは異なる場合があります。本格的なケアを希望する場合は専門家に相談することをお勧めします。
コンディショナーやトリートメントは毛先に使用し、頭皮にはなるべくつけないようにしましょう。これらの製品に含まれるシリコンやオイル成分が頭皮に付着すると、毛穴を塞ぐ原因になることがあります。
頭皮の色も健康状態のバロメーターです。理想的な頭皮の色は青白い「青白色」で、血行が良好な状態を示しています。頭皮が「黄色」や「オレンジ色」の場合は皮脂の過剰分泌や血行不良、「赤色」の場合は炎症が起きている可能性があります。「茶色」や「黒ずみ」は古い角質や汚れが蓄積しているサインです。気になる場合は皮膚科や毛髪専門のクリニックで頭皮の状態を確認してもらうとよいでしょう。
秋以降は気温が下がるにつれて乾燥が進みやすくなります。乾燥した頭皮はかゆみや炎症を引き起こしやすく、掻き壊すことで毛根にダメージを与えることもあります。頭皮の保湿を意識したケアを取り入れることが、秋から冬にかけての頭皮トラブルの予防になります。
✨ 食事・栄養で内側からケアする方法
頭皮や毛の健康は、外からのケアだけでなく食事からの栄養補給も大きく影響します。毛はタンパク質(ケラチン)でできており、その生成には様々な栄養素が必要です。秋の抜け毛対策として積極的に摂りたい栄養素をご紹介します。
タンパク質は毛の主成分であり、最も重要な栄養素です。肉類・魚介類・卵・大豆製品・乳製品などから積極的に摂取しましょう。特に必須アミノ酸(シスチン・メチオニンなど)はケラチンの合成に不可欠で、これらが不足すると毛の成長が滞ります。1日の食事の中でタンパク質をバランスよく摂ることが大切です。
亜鉛は毛の成長に欠かせないミネラルで、亜鉛が不足すると抜け毛が増加することが知られています。牡蠣・牛肉・豚肉・ナッツ類・豆類などに多く含まれています。ただし、亜鉛のサプリメントは過剰摂取になるリスクもあるため、まずは食品から摂取することを基本としましょう。
ビタミン類も重要です。ビタミンB群(特にビタミンB6・ビタミンB12・葉酸・ビオチンなど)は毛の成長に深く関わっており、皮膚や毛の代謝を助けます。レバー・魚・卵・緑黄色野菜などに多く含まれています。ビタミンCはコラーゲンの合成を助け、頭皮の健康維持に寄与します。ビタミンDは毛包の機能に関わることが近年の研究で示されており、日光浴や魚類・きのこ類からの摂取が推奨されます。
鉄分の不足も抜け毛の原因となることが知られています。特に女性では月経による鉄分損失から鉄欠乏性貧血になりやすく、これが抜け毛の原因となっていることがあります。レバー・赤身の肉・ほうれん草・小松菜・ひじきなどから積極的に摂取しましょう。ビタミンCと一緒に摂ると鉄の吸収率が上がります。
食事全体のバランスとしては、糖質に偏らず、タンパク質・脂質・炭水化物を適切なバランスで摂取することが基本です。特定の食品や栄養素に頼りすぎず、多様な食品から幅広く栄養を摂ることが、毛の健康維持にも全身の健康にもつながります。また、食事を規則正しくとることで胃腸の機能が整い、栄養の吸収効率も上がります。
🔍 クリニックで受けられる治療・相談

日常的なケアを続けても抜け毛が改善しない場合や、薄毛の進行が気になる場合には、専門のクリニックへの相談を検討しましょう。クリニックでは、個人の状態に合わせた診断と治療を受けることができます。
まず行われるのは詳細な問診と頭皮・毛髪の検査です。抜け毛の量や期間、生活習慣、家族歴などを確認したうえで、マイクロスコープを使った頭皮・毛髪の拡大観察(トリコスコピー)を行います。これにより毛根の状態や頭皮の炎症、毛の太さや密度などを正確に評価することができます。血液検査で鉄分や亜鉛、甲状腺ホルモン、男性ホルモンなどの数値を確認し、全身的な原因を探ることも重要です。
AGAと診断された場合には、内服薬と外用薬を用いた治療が中心となります。内服薬としてはフィナステリドやデュタステリドが代表的で、男性ホルモンの働きを抑制することでAGAの進行を防ぎます。外用薬としてはミノキシジルが広く使用されており、頭皮の血行を改善し毛根を活性化させる効果があります。これらはいずれも継続的な使用が必要で、効果が現れるまでに3〜6か月程度かかることが一般的です。
女性の抜け毛・薄毛に対しては、ホルモンバランスの乱れや鉄欠乏性貧血などの原因に合わせた治療が行われます。外用のミノキシジルは女性にも使用されることがあり、低出力レーザー療法やメソセラピー(成長因子などを頭皮に直接注入する治療法)なども選択肢として挙げられます。
近年注目されている治療法として、自己血小板血漿(PRP)療法があります。自分の血液を採取し、血小板を豊富に含む成分を分離して頭皮に注入することで、毛根の再生を促す方法です。薬を使いたくない方や、より自然な方法で治療したい方に選ばれることがあります。
植毛(自毛植毛・ARTAS)という選択肢もあります。自分の後頭部などAGAの影響を受けにくい部位から毛根を採取し、薄毛が進行している部位に移植する外科的な治療法です。薬物療法では改善が難しい進行した薄毛に対して有効な選択肢となります。
秋は抜け毛のシーズンで、季節的な変動なのかAGAなどの病的な変化なのか判断が難しい時期でもあります。「自分の抜け毛は大丈夫なのだろうか」と不安に感じる方は、まず一度クリニックで専門家に相談することをお勧めします。アイシークリニック新宿院では、頭皮と毛髪の状態を詳しく検査し、一人ひとりに合ったアドバイスや治療法をご提案しています。早期の相談が薄毛対策の第一歩となります。
👨⚕️ 当院での診療傾向【医師コメント】
高桑康太 医師(当院治療責任者)より
「当院では、9月から11月にかけて「急に抜け毛が増えた」とご相談にいらっしゃる患者様が増加する傾向があり、その多くは夏の紫外線や頭皮環境の悪化が原因となった季節性の抜け毛です。ただし、季節的なものかAGAなどの進行性の薄毛かを自己判断することは難しく、見過ごしてしまうことで治療の開始が遅れてしまうケースも少なくありません。「秋だから仕方ない」と放置せず、2か月以上抜け毛が続く場合や特定の部位の薄毛が気になる場合は、どうぞお早めにご相談ください。」
💪 よくある質問
主な原因は、夏に受けた紫外線や高温多湿による頭皮・毛根へのダメージが、2〜3か月後に抜け毛として現れるタイムラグの影響です。また、秋は気温変化による自律神経の乱れで頭皮の血行が悪くなることも重なり、一年で最も抜け毛が多くなる季節とされています。
健康な状態でも1日50〜100本程度の抜け毛は正常です。秋は150〜200本程度に増えることもありますが、1〜2か月で落ち着けば季節性の範囲内と考えられます。ただし、2か月以上大量の抜け毛が続く場合や、生え際・頭頂部が薄くなってきた場合は専門家への相談をお勧めします。
季節性の抜け毛は一時的で、冬にかけて自然と落ち着き、抜けた後に新しい毛が生えてきます。一方、AGAは年間を通じて抜け毛が続き、生え際や頭頂部など特定のパターンで薄毛が進行します。自己判断が難しいため、抜け毛が改善しない場合はクリニックでの検査をお勧めします。
睡眠不足・過度なストレス・栄養バランスの乱れ・誤ったヘアケア・喫煙・過度な飲酒などが抜け毛を悪化させる主な要因です。特に睡眠中に分泌される成長ホルモンは毛の成長に重要なため、十分な睡眠の確保が抜け毛対策の基本となります。
アイシークリニックでは、専門医による診察のもと個人に合った治療を提案しています。AGAにはフィナステリドなどの内服薬やミノキシジルの外用薬が用いられます。
🎯 まとめ
秋は一年の中でも特に抜け毛が増えやすいシーズンです。その主な原因は夏の紫外線や高温多湿の環境による頭皮・毛根へのダメージが、2〜3か月後の秋に現れるタイムラグのある影響です。多くの場合は季節的なもので自然に落ち着きますが、2か月以上続く場合や特定の部位が明らかに薄くなってきた場合は、AGAなど病的な薄毛の可能性があるため専門家への相談が必要です。
日常生活でできる対策としては、正しいシャンプー方法の実践、十分な睡眠の確保、バランスのとれた食事、紫外線対策、頭皮マッサージなどが挙げられます。これらを継続的に行うことが、秋の抜け毛対策の基本となります。
自分でのケアに限界を感じたり、抜け毛の状態が心配な場合は、ぜひ専門のクリニックを受診してください。クリニックでは頭皮の状態を詳しく調べたうえで、個人に合った治療やケアのアドバイスを受けることができます。薄毛の悩みは早めに対処することが重要です。秋の抜け毛をきっかけに、自分の頭皮と毛髪の健康と向き合ってみることをお勧めします。
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📚 参考文献
- 日本皮膚科学会 – 男性型脱毛症(AGA)および女性型脱毛症(FAGA)の診断基準・治療ガイドラインに関する情報。ヘアサイクルの基礎知識、フィナステリド・デュタステリド・ミノキシジルなどの治療薬の根拠として参照。
- PubMed – 季節性抜け毛(テロゲン性脱毛)と夏季紫外線ダメージによるヘアサイクル乱れに関する国際的な査読済み研究論文群。秋の抜け毛増加メカニズムの医学的根拠として参照。
- 厚生労働省 – ストレス・自律神経の乱れが身体に与える影響に関する公式情報。秋の抜け毛を悪化させる要因としてのストレス・睡眠不足・生活習慣の乱れの根拠として参照。
監修者医師
高桑 康太 医師
保有資格
ミラドライ認定医
略歴
- 2009年 東京大学医学部医学科卒業
- 2009年 東京逓信病院勤務
- 2012年 東京警察病院勤務
- 2012年 東京大学医学部附属病院勤務
- 2019年 当院治療責任者就任
- 皮膚腫瘍・皮膚外科領域で15年以上の臨床経験と30,000件超の手術実績を持ち、医学的根拠に基づき監修を担当
- 専門分野:皮膚腫瘍、皮膚外科、皮膚科、形成外科
- 臨床実績(2024年時点) 皮膚腫瘍・皮膚外科手術:30,000件以上、腋臭症治療:2,000件以上、酒さ・赤ら顔治療:1,000件以上
- 監修領域 皮膚腫瘍(ほくろ・粉瘤・脂肪腫など)、皮膚外科手術、皮膚がん、一般医療コラムに関する医療情報
佐藤 昌樹 医師
保有資格
日本整形外科学会整形外科専門医
略歴
- 2010年 筑波大学医学専門学群医学類卒業
- 2012年 東京大学医学部付属病院勤務
- 2012年 東京逓信病院勤務
- 2013年 独立行政法人労働者健康安全機構 横浜労災病院勤務
- 2015年 国立研究開発法人 国立国際医療研究センター病院勤務を経て当院勤務
