肩のしこりは何科を受診すべき?原因・症状・受診の目安を解説

🚨 「肩のしこり、放置してませんか?」

ふとした瞬間に肩にしこりを見つけると、「これは何だろう」「悪いものではないか」と不安になる方は少なくありません。

💬 「どの病院に行けばいいかわからない…」「受診するほどでもないかも…」
→ その判断ミスが、早期発見の機会を逃すことになります。

この記事を読めば、しこりの原因・受診すべき診療科・受診タイミングの目安がすべてわかります。
読まずにいると、「もっと早く来ればよかった」となりかねません。ぜひ最後まで読んでください。


目次

  1. 肩にしこりができる主な原因
  2. 良性のしこりと悪性のしこりの違い
  3. 肩のしこりで受診すべき診療科
  4. 受診の目安となる症状のチェックポイント
  5. 診察・検査の流れ
  6. 肩のしこりに関するよくある疑問
  7. まとめ

💡 この記事のポイント

肩のしこりは粉瘤・脂肪腫・リンパ節腫脹などが主な原因で、多くは良性だが悪性も否定できないため、まず皮膚科または形成外科を受診することが推奨される。急速な増大・発熱・しびれを伴う場合は早急な受診が必要。

💡 1. 肩にしこりができる主な原因

肩のしこりは、皮膚の直下から深部の組織まで、さまざまな層から発生する可能性があります。しこりといっても一種類ではなく、その原因によって性質や治療方針が大きく異なります。ここでは代表的な原因を詳しく見ていきましょう。

✅ 粉瘤(アテローム)

粉瘤は、肩のしこりの中でも特に多く見られる良性の嚢胞性疾患です。皮膚の下に袋状の構造物ができ、その中に角質や皮脂が蓄積することで徐々に大きくなります。医学的には「表皮嚢腫」とも呼ばれ、皮膚のどこにでも発生しますが、肩や背中、耳の後ろなどに多く見られます。

粉瘤の特徴は、触ると表面が滑らかで比較的動きやすく、中心部に小さな黒い点(開口部)が見えることがあります。感染していない状態では痛みがないことが多いですが、細菌が入り込んで炎症を起こすと、赤く腫れて強い痛みを伴うようになります。大きさは数ミリメートルから数センチメートルまでさまざまで、放置しておくと少しずつ大きくなることがあります。

📝 脂肪腫

脂肪腫は、脂肪細胞が異常に増殖してできる良性の腫瘍です。肩や背中、上腕などに発生しやすく、触ると柔らかくてよく動き、痛みがないことがほとんどです。成人に多く見られ、特に中高年の方に発症しやすい傾向があります。

脂肪腫はゆっくりと成長するため、長い間気づかずにいることも少なくありません。大きさは数センチメートルになることもあり、神経や血管を圧迫するほど大きくなった場合は、しびれや痛みを引き起こすこともあります。一般的に悪性化することはほとんどありませんが、急激に大きくなる場合は医師に相談することが重要です。

🔸 リンパ節の腫れ

肩や首のあたりにはリンパ節が存在しており、感染症や炎症が起きたときに反応して腫れることがあります。風邪や扁桃炎などの感染症の際に一時的にリンパ節が腫れるケースは非常に多く、原因となる感染が治まれば自然に縮小することが多いです。

しかしながら、リンパ節の腫れが長期間続く場合や、痛みを伴わずに徐々に大きくなる場合、複数のリンパ節が同時に腫れている場合などは、リンパ腫や転移性腫瘍など深刻な疾患のサインである可能性もあります。そのため、リンパ節の腫れが気になる場合は早めに医療機関を受診することが大切です。

⚡ ガングリオン

ガングリオンは、関節や腱の鞘(けんしょう)からゼリー状の液体が漏れ出して袋状になった良性の嚢胞です。手首や足首に多く見られますが、肩の関節周囲にも発生することがあります。触ると弾力があって硬めで、痛みがないことが多いですが、場所によっては神経を圧迫して痛みやしびれを引き起こすことがあります。

🌟 石灰化腱炎(石灰沈着性腱板炎)

石灰化腱炎は、肩の腱板(けんばん)にカルシウムの結晶が沈着することで起きる疾患です。沈着したカルシウムが塊となり、触れるとしこりのように感じられることがあります。突然の激しい肩の痛みが特徴的で、夜間に痛みが強くなる傾向があります。

💬 筋肉のこり・硬結

肩こりがひどい場合、筋肉の一部が硬くなって塊のように感じられることがあります。これは筋肉の緊張や血行不良によるもので、マッサージや温熱療法、適度な運動などで改善することが多いです。厳密にはしこりとは異なりますが、患者さん自身がしこりと認識するケースもあります。

✅ 悪性腫瘍(軟部肉腫・転移性腫瘍など)

まれなケースですが、肩のしこりが悪性腫瘍である場合もあります。軟部組織から発生する軟部肉腫や、他の臓器からの転移性腫瘍などが含まれます。悪性腫瘍に見られる特徴については次のセクションで詳しく説明しますが、悪性である可能性を完全に否定するためには医療機関での検査が必要です。

Q. 肩のしこりの主な原因は何ですか?

肩のしこりの主な原因には、皮膚の下に角質や皮脂が蓄積する粉瘤(アテローム)、脂肪細胞が増殖する脂肪腫、感染症などで反応するリンパ節の腫れ、関節周囲に生じるガングリオンなどがあります。多くは良性ですが、まれに悪性腫瘍の場合もあります。

📌 2. 良性のしこりと悪性のしこりの違い

しこりを自己判断で「良性か悪性か」を確定することはできませんが、一般的に知られている特徴の違いを理解しておくことは、受診の緊急度を判断する上で役に立ちます。ただし、これらはあくまで傾向であり、最終的な判断は必ず医師による診察と検査が必要です。

📝 良性のしこりに多い特徴

良性のしこりは一般的に、触ると柔らかく弾力があり、皮膚の上からよく動かせることが多いです。表面が滑らかで境界がはっきりしており、周囲の組織と癒着していないように感じられます。成長が非常に遅く、長期間にわたってほとんど変化しないことも良性の特徴の一つです。また、痛みがないかあっても軽度であることが多く、皮膚の色に変化が見られないことも多いです。

粉瘤や脂肪腫のような良性のしこりは、経過観察で問題ないこともありますが、大きくなって日常生活に支障をきたす場合や、見た目が気になる場合、感染を繰り返す場合などは治療を検討することになります。

🔸 悪性のしこりに注意すべき特徴

悪性腫瘍の可能性を示唆するしこりには、いくつかの注意すべき特徴があります。まず、短期間で急速に大きくなるしこりは要注意です。数週間から数ヶ月の間に目に見えて大きくなる場合は、早急に医療機関を受診することをお勧めします。

次に、触ると硬く、周囲の組織と固着して動きにくいしこりも注意が必要です。悪性腫瘍は周囲の組織に浸潤(侵入)する性質があるため、しこりが皮膚や筋肉に固着しているように感じられることがあります。また、しこりの上の皮膚が変色したり、表面がでこぼこしていたり、潰瘍を形成したりする場合も要注意です。

痛みについては、悪性腫瘍でも初期は痛みがないことが多いため、「痛みがないから大丈夫」とは言えません。逆に、急激な痛みが生じた場合は炎症性疾患の可能性もあります。さらに、しこりに加えて原因不明の体重減少、発熱、夜間の寝汗、倦怠感などの全身症状がある場合は、悪性リンパ腫などの全身性疾患の可能性があります。

Q. 肩のしこりはどの診療科を受診すべきですか?

肩のしこりができた場合、まず皮膚科または形成外科の受診が一般的に適切です。これらの科はしこりの診察に慣れており、触診や超音波検査で種類をある程度判別できます。肩の痛みやしびれを伴う場合は整形外科、発熱など全身症状がある場合は内科への受診も検討してください。

✨ 3. 肩のしこりで受診すべき診療科

肩にしこりができたとき、どの診療科を受診すればよいか迷う方は多いでしょう。しこりの種類や症状によって適切な診療科が異なるため、以下を参考に受診先を検討してみてください。

⚡ 皮膚科

肩のしこりを最初に受診する科として、皮膚科は最もおすすめの選択肢の一つです。皮膚科では、皮膚やその直下にある皮下組織に関する疾患を専門的に診療します。粉瘤(表皮嚢腫)や脂肪腫、皮膚線維腫など、肩に多く見られるしこりの多くは皮膚科で診察・治療を受けられます。

皮膚科医はしこりの外観や触診から、ある程度の鑑別診断ができます。また、必要に応じて超音波検査(エコー検査)を実施してしこりの内部構造を確認したり、切除して組織を検査(病理検査)に出したりすることができます。「しこりができたけれど何科に行けばよいかわからない」という場合は、まず皮膚科を受診するのが一般的です。

🌟 形成外科・整形外科

形成外科は、皮膚や軟部組織の手術的治療を専門とする科です。粉瘤や脂肪腫の摘出手術を行うことが多く、特に大きなしこりや繰り返し炎症を起こすしこりの場合は、形成外科で外科的治療を受けることになることが多いです。皮膚科と形成外科は連携していることも多く、皮膚科から形成外科に紹介されるケースもあります。

整形外科は、筋肉・腱・骨・関節などの運動器系の疾患を専門とします。肩のしこりが肩関節や腱板に関連している場合、たとえばガングリオンや石灰化腱炎、肩関節周囲炎に伴うしこりなどの場合は整形外科が適切です。また、しこりとともに肩の痛みや動かしにくさ、しびれなどの症状がある場合も整形外科への受診をお勧めします。

💬 内科・外科

リンパ節の腫れが疑われる場合や、発熱・体重減少・倦怠感などの全身症状を伴う場合は、内科(血液内科や総合内科)を受診することが適切です。内科では血液検査や画像検査を通じて、感染症や血液疾患、悪性腫瘍などの全身性疾患を評価します。

一般外科は、体幹部や四肢の外科的疾患全般を扱います。しこりの外科的切除が必要な場合に受診することがありますが、まず皮膚科や形成外科で相談するのが一般的です。

✅ 腫瘍専門科(腫瘍外科・血液内科)

しこりが悪性腫瘍である可能性が高い場合や、検査の結果として悪性が疑われた場合は、腫瘍外科や血液内科などの専門科に紹介されます。軟部肉腫が疑われる場合は腫瘍外科へ、リンパ腫が疑われる場合は血液内科へ紹介されることが一般的です。これらの専門科は、がん診療を専門的に行う病院に設置されていることが多いです。

📝 迷ったら「皮膚科」か「形成外科」へ

受診する科に迷った場合は、まず皮膚科か形成外科を受診することをお勧めします。これらの科ではしこりの診察に慣れており、必要に応じて他の専門科への紹介もしてもらえます。近くにこれらの専門科がない場合は、かかりつけの内科やクリニックに相談し、適切な専門科への紹介を依頼するのもよい方法です。

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🔍 4. 受診の目安となる症状のチェックポイント

すべての肩のしこりが緊急受診を必要とするわけではありませんが、以下のような状況に当てはまる場合は、早めに医療機関を受診することをお勧めします。

🔸 すぐに受診すべき状況

しこりが短期間(数週間以内)で急速に大きくなっている場合は、速やかに受診することが重要です。急激な成長は悪性腫瘍の特徴の一つであり、早期発見・早期治療のためにも時間をかけずに医師の診察を受けましょう。

しこりが赤く腫れて熱を持ち、強い痛みがある場合は、感染(炎症性粉瘤など)を起こしている可能性があります。放置すると膿が広がる場合があるため、早めに受診して適切な処置(切開排膿・抗菌薬投与など)を受ける必要があります。

しこりに加えて、原因不明の体重減少(意図しない体重の10%以上の減少)、38度以上の発熱が続く、夜間に大量の汗をかくといった全身症状がある場合も、早急な受診が必要です。これらの症状はリンパ腫など血液系の悪性疾患に見られることがあります。

また、しこりとともに腕のしびれや脱力感、感覚異常などの神経症状がある場合も、神経が圧迫されている可能性があるため、早めに整形外科や神経内科を受診することが必要です。

⚡ 早めに受診することをお勧めする状況

しこりが数センチメートル以上と大きく、日常生活に影響がある場合(服が着にくい、バッグが肩にかけられないなど)は、積極的な治療を検討するために受診することをお勧めします。

しこりの存在を知っているが、1年以上経過を見ていない場合も、定期的な診察を受けることが大切です。良性だと思っていても、少しずつ変化していることがあるため、定期的な医師による評価が重要です。

しこりの表面の皮膚の色が変わっていたり、表面がただれたり、硬くなってきたりした場合も、早めに受診することをお勧めします。また、以前から知っているしこりの性質(大きさ・形・硬さなど)が変わってきたと感じる場合も同様です。

🌟 経過観察でもよい可能性が高い状況

風邪や喉の痛みなど、明らかな感染症の後に一時的にできたリンパ節の腫れは、感染が治まれば自然に縮小することが多いです。ただし、2~4週間以上経ってもリンパ節の腫れが改善しない場合は、医師に相談することをお勧めします。

長年変化がなく、触ると柔らかくてよく動き、表面が滑らかなしこりは良性の可能性が高いですが、自己判断で放置するのは危険です。一度は医師に診てもらい、「経過観察でよい」という判断をもらうことが理想的です。

Q. 肩のしこりで急いで受診すべき症状は?

肩のしこりで以下の場合は早急な受診が必要です。数週間以内に急速に大きくなった場合、赤く腫れて強い痛みがある場合、手や腕にしびれ・脱力感がある場合、原因不明の発熱・体重減少・夜間の発汗などの全身症状を伴う場合は、悪性疾患や重篤な感染症の可能性があります。

💪 5. 診察・検査の流れ

肩のしこりで医療機関を受診した場合、どのような診察・検査が行われるのかを理解しておくと、受診への不安が減り、スムーズな診療につながります。

💬 問診

まず医師による問診が行われます。しこりにいつ気づいたか、どのくらいの速さで大きくなってきたか、痛みや他の症状はあるか、過去に同じような症状があったか、家族に腫瘍の既往歴があるか、などを質問されます。また、全身の健康状態や既往歴、現在服用中の薬についても確認されます。

受診前に、しこりに気づいた時期、変化の経過、伴っている症状などをメモしておくと、診察がスムーズに進みます。

✅ 触診・視診

医師がしこりを目で見て(視診)、実際に触って(触診)その特徴を評価します。しこりの大きさ、形、硬さ、表面の性状、周囲の皮膚との関係、可動性(動かしやすいか固着しているか)などを確認します。この触診・視診の段階で、経験豊富な医師はある程度の鑑別診断を行うことができます。

📝 超音波検査(エコー検査)

超音波検査は、放射線を使わずに体内の構造をリアルタイムで観察できる安全な検査方法です。皮膚科や外科、整形外科で広く使用されており、しこりの内部構造(液体を含んでいるか、固形か)、大きさ、周囲の組織との関係などを確認するために行われます。粉瘤、脂肪腫、ガングリオンなどの良性疾患は、超音波検査で比較的特徴的な所見を示すことが多いです。

🔸 CT検査・MRI検査

超音波検査では十分な情報が得られない場合や、悪性腫瘍が疑われる場合は、CT検査やMRI検査が実施されることがあります。CT検査は骨や石灰化の評価に優れており、MRI検査は軟部組織の評価に特に適しています。悪性腫瘍が疑われる場合、MRI検査はしこりの性質、周囲の組織への浸潤の有無、血管との関係などを詳細に評価するために欠かせない検査です。

⚡ 血液検査

リンパ節の腫れや全身症状がある場合は、血液検査が行われます。血液検査では、炎症の程度(CRP・白血球数など)、腫瘍マーカー、血球の異常(白血病・リンパ腫の疑いがある場合)などを確認します。

🌟 病理検査(生検・切除後の検査)

しこりの性質を最終的に確認するためには、組織を採取して顕微鏡で詳しく調べる病理検査が必要です。生検には、細い針を刺して細胞を採取する「細胞診(穿刺吸引細胞診)」、太い針で組織を採取する「針生検」、しこりの一部または全部を切除して検査する「切除生検」などの方法があります。いずれの方法が選択されるかは、しこりの場所・大きさ・悪性の可能性などによって異なります。

Q. 粉瘤を自分で潰してもよいですか?

粉瘤を自分で潰したり針を刺したりすることは絶対に避けてください。自己処置で内容物が皮下に広がると、重篤な感染症を引き起こす危険があります。また、袋ごと取り除かなければ再発しやすくなります。粉瘤への処置は必ず医療機関で行い、炎症が起きる前の早めの受診が治療の選択肢を広げます。

🎯 6. 肩のしこりに関するよくある疑問

💬 しこりは自然に消えることがありますか?

原因によっては自然に消えることがあります。感染症後のリンパ節の腫れは、感染が改善すれば数週間で縮小することが多いです。しかし、粉瘤や脂肪腫などは自然消失することはほとんどなく、外科的に摘出しなければ残り続けます。「いつか消えるだろう」と思って長期間放置することはリスクを伴うため、一度医師に相談することをお勧めします。

✅ しこりは自分で潰してもよいですか?

絶対に自分でしこりを潰したり、針を刺したりすることは避けてください。粉瘤を自分で潰そうとすると、内容物が皮下に広がって重篤な感染症を引き起こす危険性があります。また、適切な処置をしなければ袋ごと取り除かれないため、再発する可能性が高くなります。しこりの処置は必ず医療機関で行うようにしましょう。

📝 しこりの摘出手術は痛いですか?

粉瘤や脂肪腫の摘出手術は、通常は局所麻酔を使って行うため、手術中の痛みはほとんどありません。麻酔の注射をするときに一時的な痛みがありますが、麻酔が効いた後は感覚がなくなります。手術後は麻酔が切れると多少の痛みや不快感がありますが、鎮痛薬で対処できる程度のことが多いです。手術の規模や部位によって異なりますので、詳細は担当医に確認しましょう。

🔸 粉瘤は放置してもよいですか?

小さく症状がない粉瘤であれば、すぐに治療が必要なわけではありませんが、放置すると徐々に大きくなることがあります。また、外部からの刺激や細菌感染によって突然炎症を起こし、赤く腫れて強い痛みが生じる「炎症性粉瘤」になることがあります。炎症が起きると単純な摘出手術ができなくなり、まず炎症を治めてから改めて手術が必要になることもあります。そのため、炎症を起こす前に適切な時期に手術で取り除くことが推奨されます。

⚡ 子どもの肩にしこりができた場合はどうすればよいですか?

子どもの肩にしこりができた場合も、基本的には大人と同様の対応が必要です。小児の場合は小児科や小児外科、皮膚科などを受診することが適切です。子どもでも粉瘤や脂肪腫は発生しますし、ワクチン接種後の反応性リンパ節炎など小児特有の原因もあります。自己判断せず、小児科医や専門医に相談することをお勧めします。

🌟 保険は適用されますか?

しこりの診察・検査・治療には基本的に健康保険が適用されます。初診料、超音波検査費用、手術費用(摘出術)なども保険適用となります。ただし、美容目的(見た目のみを改善したい場合)での治療は保険適用外になる場合があります。保険適用の範囲については、受診前に医療機関に確認しておくとよいでしょう。

💬 受診の際に持参するものはありますか?

初めての受診の場合は、健康保険証、お薬手帳(処方薬がある場合)、これまでの検査結果や画像データ(他の医療機関で検査を受けたことがある場合)を持参しましょう。しこりに気づいた時期や変化の経過をメモしておくと、問診がスムーズになります。スマートフォンなどでしこりの写真を撮っておくことも、医師への情報提供に役立つことがあります。

👨‍⚕️ 当院での診療傾向【医師コメント】

高桑康太 医師(当院治療責任者)より

「当院では、肩のしこりを心配されて来院される患者様の多くが粉瘤や脂肪腫といった良性疾患であることが多いですが、「良性かどうか」を自己判断するのは難しく、悪性の可能性を除外するためにも早めにご相談いただくことをお勧めしています。最近の傾向として、しこりに気づいてからずいぶん時間が経ってから受診される方もいらっしゃいますが、炎症を起こす前の段階の方が治療の選択肢も広く、患者様のご負担も少なくて済むことがほとんどです。「気になるけれど大したことないかも」とためらわずに、些細なご不安でもお気軽にご相談ください。」

💡 よくある質問

肩のしこりはまず何科を受診すればよいですか?

迷った場合は、まず皮膚科または形成外科を受診するのが一般的です。これらの科はしこりの診察に慣れており、触診や超音波検査で種類をある程度判別できます。症状によっては、整形外科や内科など適切な専門科への紹介もしてもらえます。

肩のしこりが悪性かどうか、自分で見分けられますか?

自己判断で確定することはできません。ただし、短期間で急速に大きくなる、硬くて動きにくい、皮膚の色が変わるといった特徴は悪性のサインである可能性があります。良性・悪性の判断には医師による診察・検査が必須です。気になる場合は早めにご相談ください。

しこりを自分で潰したり針を刺したりしてもよいですか?

絶対に避けてください。粉瘤などを自己処置で潰すと、内容物が皮下に広がり重篤な感染症を引き起こす危険があります。また、袋ごと取り除かなければ再発しやすくなります。しこりへの処置は必ず医療機関で行いましょう。

どんな症状があるときは急いで受診すべきですか?

以下の場合は早めの受診をお勧めします。①数週間以内に急速に大きくなった、②赤く腫れて強い痛みがある、③手や腕にしびれ・脱力感がある、④原因不明の発熱・体重減少・夜間の発汗などの全身症状を伴う場合は、特に早急な受診が必要です。

肩のしこりの摘出手術は保険適用になりますか?

医療上必要な診察・検査・摘出手術には、基本的に健康保険が適用されます。初診料や超音波検査、手術費用なども保険対象です。ただし、純粋に見た目の改善のみを目的とした美容目的の場合は保険適用外になることがあります。詳細は受診時に医療機関へご確認ください。

📌 まとめ

肩のしこりは、粉瘤・脂肪腫・リンパ節の腫れ・ガングリオンなど、さまざまな原因によって生じます。多くの場合は良性のものですが、悪性腫瘍の可能性を完全に否定するためには、医療機関での診察・検査が必要です。

受診する診療科については、まずは皮膚科または形成外科を受診することが一般的に適切です。肩の痛みや動きの制限、しびれなどの症状が伴う場合は整形外科、全身症状がある場合は内科への受診も検討しましょう。受診先に迷う場合は、かかりつけ医に相談して適切な専門科への紹介を依頼するのも一つの方法です。

以下のような場合は特に早めの受診をお勧めします。しこりが急速に大きくなっている場合、赤く腫れて強い痛みがある場合、しこりが硬くて動きにくい場合、体重減少・発熱・夜間の発汗などの全身症状を伴う場合、手や腕にしびれや脱力感がある場合などです。

「大したことないだろう」と思って放置せず、気になるしこりがあれば早めに医療機関を受診することが、早期発見・早期治療につながります。肩のしこりについてお悩みの方は、ぜひアイシークリニック新宿院にご相談ください。経験豊富な医師が丁寧に診察し、適切な診断と治療方針をご提案いたします。

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📚 参考文献

  • 日本皮膚科学会 – 粉瘤(表皮嚢腫)・脂肪腫などの皮膚腫瘍の診断・治療方針、受診の目安に関する市民向け情報
  • 日本形成外科学会 – 粉瘤・脂肪腫等の良性腫瘍の外科的摘出手術の適応・方法・術後管理に関する情報
  • 厚生労働省 – 悪性腫瘍(軟部肉腫・悪性リンパ腫等)の早期発見・受診勧奨に関するがん対策の公式情報

監修者医師

高桑 康太 医師

保有資格

ミラドライ認定医

略歴

  • 2009年 東京大学医学部医学科卒業
  • 2009年 東京逓信病院勤務
  • 2012年 東京警察病院勤務
  • 2012年 東京大学医学部附属病院勤務
  • 2019年 当院治療責任者就任
  • 皮膚腫瘍・皮膚外科領域で15年以上の臨床経験と30,000件超の手術実績を持ち、医学的根拠に基づき監修を担当
  • 専門分野:皮膚腫瘍、皮膚外科、皮膚科、形成外科
  • 臨床実績(2024年時点) 皮膚腫瘍・皮膚外科手術:30,000件以上、腋臭症治療:2,000件以上、酒さ・赤ら顔治療:1,000件以上
  • 監修領域 皮膚腫瘍(ほくろ・粉瘤・脂肪腫など)、皮膚外科手術、皮膚がん、一般医療コラムに関する医療情報

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佐藤 昌樹 医師

保有資格

日本整形外科学会整形外科専門医

略歴

  • 2010年 筑波大学医学専門学群医学類卒業
  • 2012年 東京大学医学部付属病院勤務
  • 2012年 東京逓信病院勤務
  • 2013年 独立行政法人労働者健康安全機構 横浜労災病院勤務
  • 2015年 国立研究開発法人 国立国際医療研究センター病院勤務を経て当院勤務

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