ワキガ手術後の経過を徹底解説|回復期間や注意点を詳しく紹介

💬 「手術後、どれくらいで普通の生活に戻れる?」
💬 「腫れや痛みはいつまで続くの?」

ワキガ手術を検討しているなら、術後の経過をしっかり把握しておくことが回復の鍵です。この記事を読めば、手術当日から3〜6ヶ月後の仕上がりまで、時系列でまるごと理解できます。

⚠️ 術後ケアを間違えると、回復が大幅に遅れたり、トラブルにつながるリスクがあります。手術前に必ずチェックしておきましょう。


目次

  1. 📌 ワキガ手術とはどのような治療か
  2. 📌 手術直後の状態と当日の注意事項
  3. 📌 術後1〜3日の経過:腫れと痛みのピーク期
  4. 📌 術後4〜7日の経過:回復が始まる時期
  5. 📌 術後1〜2週間の経過:抜糸と日常復帰
  6. 📌 術後1ヶ月の経過:仕上がりが見えてくる時期
  7. 📌 術後3〜6ヶ月の経過:最終的な効果の確認
  8. 📌 術後に気をつけたい日常生活の注意点
  9. 📌 術後に起こりやすいトラブルとその対処法
  10. 📌 経過をスムーズにするためのポイント
  11. 📌 まとめ

💡 この記事のポイント

  • ✅ 術後1〜3日が腫れ・痛みのピーク、正しい対処法を知っておこう
  • ✅ 抜糸は術後1〜2週間が目安、その後日常生活に復帰
  • ✅ 最終的な仕上がりは3〜6ヶ月後に確認できる
  • ✅ 圧迫固定の遵守・禁酒禁煙・安静が回復を左右する
  • ✅ 血腫・感染などのトラブルはすぐクリニックへ相談

💡 ワキガ手術とはどのような治療か

ワキガ(腋臭症)は、脇の下に存在するアポクリン汗腺から分泌される汗が、皮膚の細菌によって分解されることで独特の臭いを生じる状態です。アポクリン汗腺の数が多いほど臭いが強くなる傾向があり、デオドラント製品や生活習慣の改善だけでは根本的な解決が難しいことも多くあります。

ワキガの治療法にはさまざまな選択肢がありますが、外科的手術は臭いの根本原因であるアポクリン汗腺を直接取り除くことができる方法として、長期的な効果が期待できます。主な手術方法としては、皮膚を切開してアポクリン汗腺を直視下で取り除く「切開法(剪除法)」と、皮膚に小さな穴を開けて専用の器具を用いてアポクリン汗腺を取り除く「吸引法」があります。

切開法は確実性が高い方法ですが、術後の回復期間が比較的長くなる場合があります。一方、吸引法は傷が小さくダウンタイムが短い傾向がありますが、術者の技術や器具の違いによって取り除けるアポクリン汗腺の量が変わることもあります。クリニックによっては、切開と吸引を組み合わせた方法を採用しているところもあります。どちらの方法が適しているかは、症状の程度や患者さんの状態によって異なるため、担当医との十分な相談が重要です。

手術後の経過を理解するためには、まずどの術式で治療を受けるかを把握しておくことが大切です。以下では主に切開法を中心に、術後の経過について詳しく解説していきます。

Q. ワキガ手術後の腫れや痛みはいつがピークですか?

ワキガ手術後の腫れと痛みは術後1〜3日目がピークで、脇の下全体が腫れ、熱感や内出血による青紫色の変色が現れることがあります。4日目以降から徐々に落ち着き、術後1ヶ月頃にはほぼ消失するのが一般的です。

📌 手術直後の状態と当日の注意事項

ワキガ手術が終了すると、術後の出血を抑えたり患部を保護したりするために、脇の下に圧迫固定が施されます。多くの場合、ガーゼや包帯でしっかりと固定し、腕の動きを制限するためのサポーターや包帯を装着して帰宅することになります。

手術当日は麻酔が切れるにつれて、脇の下に痛みやだるさを感じることがあります。局所麻酔が効いている間はほとんど痛みを感じませんが、麻酔の効果が薄れる数時間後から痛みが出てくることが多いため、処方された鎮痛薬を適切に服用することが大切です。

当日の日常生活については、いくつかの制限があります。まず、激しい動きや腕を大きく動かすことは避ける必要があります。腕を大きく動かすと縫合部分に負担がかかり、出血や傷口が開くリスクが高まります。また、入浴は基本的に当日は禁止で、シャワーについてもクリニックの指示に従う必要があります。多くのクリニックでは手術当日は入浴・シャワーともに禁止としているため、事前に体を清潔にしておくことをおすすめします。

飲酒についても当日は避けてください。アルコールは血管を拡張させて出血リスクを高めるため、少なくとも術後数日間は禁酒が必要です。また、運転についても麻酔の影響や痛みにより注意力が低下している場合があるため、手術当日は公共交通機関を利用するか、付き添いの方に送迎してもらうことを推奨します。

✨ 術後1〜3日の経過:腫れと痛みのピーク期

手術後1〜3日は、腫れと痛みが最も強くなる時期です。この時期は脇の下全体が腫れ上がり、熱感を伴うこともあります。内出血による青紫色の変色が現れることもありますが、これは手術による組織への刺激に対する自然な反応であり、心配しすぎる必要はありません。

痛みについては個人差が大きく、日常生活に支障が出るほどの強い痛みを感じる方から、軽い違和感程度で済む方まで様々です。処方された鎮痛薬を定期的に服用し、無理をしないことが大切です。痛みが強い場合は、無理に腕を動かすことをやめて安静を保ちましょう。

この時期は圧迫固定を継続することが非常に重要です。圧迫固定は、手術後の出血や血腫(血の塊)の形成を防ぐために欠かせません。クリニックの指示に従い、指定された期間は圧迫固定を外さないようにしてください。自己判断で外してしまうと、血腫が形成されて回復が遅れたり、感染リスクが高まったりする可能性があります。

仕事や学校については、デスクワークなど腕をあまり動かさない業務であれば、翌日から可能な場合もありますが、無理は禁物です。重いものを持つ仕事や身体を激しく動かす仕事の場合は、数日間の休養が必要になることが多いです。担当医と相談の上、無理のない範囲で復帰を検討してください。

シャワーについては、クリニックによって異なりますが、術後2〜3日から創部を濡らさないように注意しながら許可される場合があります。ただし、傷口が完全に保護された状態でなければ、細菌感染のリスクがあるため必ず担当医の指示に従ってください。入浴(湯船への浸かり)はこの時期はまだ禁止です。

Q. ワキガ手術後の圧迫固定はなぜ重要ですか?

ワキガ手術後の圧迫固定は、術後の出血や血腫(血の塊)の形成を防ぐために欠かせません。切開法では約1週間継続するのが一般的で、自己判断で外してしまうと血腫が形成されて回復が遅れたり、感染リスクが高まったりする可能性があるため、担当医の指示を必ず守ることが重要です。

🔍 術後4〜7日の経過:回復が始まる時期

術後4日目以降になると、多くの方で痛みや腫れが徐々に落ち着いてきます。ただし、まだ腫れが残っている状態であり、引き続き安静を心がけることが重要です。内出血による変色も少しずつ黄色や緑色へと変化してきますが、これは回復が進んでいるサインです。

この時期には、クリニックによっては最初の術後診察(経過観察)が行われることがあります。担当医が傷の状態を確認し、必要に応じてガーゼの交換や傷口の処置を行います。この診察は非常に重要で、万が一血腫や感染の兆候がある場合にも早期に対処することができます。

圧迫固定については、クリニックの方針によって異なりますが、切開法の場合は1週間程度継続することが一般的です。吸引法の場合は3〜5日程度で圧迫固定が外れることも多いですが、担当医の指示を必ず守るようにしてください。圧迫固定が外れた後も、傷口を清潔に保ち、衝撃を与えないように注意することが大切です。

日常生活においては、腕を大きく動かすような動作はまだ制限される場合がありますが、日常的な軽い動きであれば徐々に行えるようになってきます。重いものを持つ、腕を上げて作業するといった動作は、傷口への負担となるため引き続き控えてください。デスクワークなどは比較的問題なく行えることが多いですが、患部の状態に応じて無理のない範囲で活動してください。

💪 術後1〜2週間の経過:抜糸と日常復帰

術後1〜2週間頃には、切開法で手術を受けた場合の抜糸が行われることが多いです。抜糸のタイミングはクリニックや手術方法、患者さんの回復状況によって異なりますが、多くの場合は術後7〜14日の間に行われます。抜糸自体は短時間で終わり、ほとんど痛みを感じない方がほとんどです。

抜糸が完了すると、傷口はほぼ閉じており、日常生活の制限が大幅に緩和されることが多いです。軽いシャワーや入浴も可能になることが一般的で、ようやく清潔を保つことが楽になってきます。ただし、入浴に際してはまだ傷口を強くこすったり、長時間の入浴で皮膚をふやかしたりすることは避けてください。

仕事については、身体を動かす仕事でも多くの場合は術後2週間程度での復帰が可能になります。ただし、重いものを持ち上げる作業や、腕に強い力が加わる動作はもう少し控える方が無難です。スポーツや激しい運動については、まだこの時期は控えることが推奨されます。

この時期には、傷跡の部分が少し硬くなってきたり(瘢痕形成)、皮膚が突っ張るような感覚を覚えたりする方もいます。これも回復過程において自然な反応ですが、気になる場合は担当医に相談してください。また、傷跡の部分にかゆみを感じることもありますが、これは皮膚が再生されている証拠です。かゆくても傷口を搔くことは感染や傷跡の悪化につながるため、絶対に避けてください。

術後2週間頃からは、腋の下の臭いに変化を感じ始める方も多いです。手術によって臭いの原因となるアポクリン汗腺が取り除かれているため、以前に比べて臭いが軽減していることを実感できる段階に入ります。ただし、術後の腫れや創部の状態によっては、まだ完全に効果を実感しにくい段階でもあります。

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🎯 術後1ヶ月の経過:仕上がりが見えてくる時期

術後1ヶ月が経過すると、多くの方で腫れや内出血がほぼ消失し、日常生活のほとんどの動作が問題なく行えるようになります。脇の下の皮膚も徐々に柔らかさを取り戻してきて、突っ張り感も軽減されてくることが多いです。

傷跡については、まだ少し赤みや硬さが残っている場合がありますが、時間の経過とともに徐々に目立たなくなっていきます。傷跡のケアとして、担当医から保湿クリームやシリコンジェルシートの使用を指示されることがありますが、これらを適切に使用することで傷跡の回復をサポートすることができます。

この時期になると、軽度から中程度の運動も可能になってきます。ただし、腕を激しく動かすような競技スポーツや、腕に強い負荷がかかる筋力トレーニングなどはまだ注意が必要です。運動を再開する場合は、徐々に強度を上げていくようにし、痛みや異常を感じたらすぐに中止して担当医に相談してください。

臭いについては、術後1ヶ月頃には多くの患者さんが手術の効果を実感できるようになります。「以前とは比べ物にならないほど臭いが気にならなくなった」という方も多く、手術を受けた達成感を感じ始める時期でもあります。ただし、全てのアポクリン汗腺を取り除くことは解剖学的に難しいため、完全に臭いがなくなるわけではありません。残存したアポクリン汗腺からわずかな臭いが発生することはありますが、手術前と比べて大幅に改善されていることが一般的です。

Q. ワキガ手術後に血腫ができた場合どう対処すべきですか?

ワキガ手術後に急激な腫れや強い痛みを感じた場合、血腫が形成されている可能性があります。小さな血腫は自然に吸収されることもありますが、大きい場合は医師が針で吸引するなどの処置が必要です。自己判断で対処せず、すぐにクリニックへ連絡することが推奨されます。

💡 術後3〜6ヶ月の経過:最終的な効果の確認

術後3〜6ヶ月が経過すると、ワキガ手術の最終的な仕上がりを確認できる段階に入ります。傷跡の赤みや硬さもほぼ解消され、皮膚の質感も術前に近い状態に戻ってきます。傷跡は完全に消えるわけではありませんが、脇の下は衣服で隠れる部分でもあり、日常生活でほとんど気にならなくなる方が多いです。

日常生活や運動については、ほぼ完全に元の状態に戻ることができます。激しいスポーツや水泳、腕立て伏せなどの筋力トレーニングも問題なく行えるようになります。ただし、傷跡部分が引きつれるような感覚が続く場合や、皮膚の状態に気になる点がある場合は、担当医に相談することをおすすめします。

臭いの改善効果については、この時期には安定してきています。夏場の暑い時期や、緊張したときに発汗が増えると臭いを感じる場合があることもありますが、手術前と比べて格段に改善されていることがほとんどです。残存したアポクリン汗腺の影響で若干の臭いが気になる場合でも、デオドラント製品と組み合わせることで十分に対処できる程度であることが多いです。

術後の長期的なフォローアップとして、クリニックによっては3ヶ月後や6ヶ月後に経過観察の診察を行うことがあります。この診察では、手術の効果の確認、傷跡の状態の評価、追加のケアが必要かどうかの判断などが行われます。定期的なフォローアップを受けることで、万が一気になる点があってもすぐに対処できるため、積極的に活用することをおすすめします。

📌 術後に気をつけたい日常生活の注意点

ワキガ手術後の回復をスムーズに進めるためには、日常生活においていくつかの点に注意することが重要です。以下に主な注意点をまとめます。

まず、傷口を清潔に保つことが最優先です。術後の傷口は細菌感染のリスクがあるため、担当医の指示に従ってガーゼ交換や消毒を適切に行ってください。自己判断でケアを省略したり、市販の消毒薬を使用したりすることは避け、クリニックで処方されたものや指示された方法を守るようにしましょう。

飲酒については、術後少なくとも1週間は控えることが推奨されます。アルコールは血管を拡張させて血流を促進するため、術後の出血や腫れを悪化させる可能性があります。また、服用している薬との相互作用も考えられるため、完全に傷が落ち着くまでは禁酒が理想的です。

タバコについても、術後の回復を遅らせる原因となります。喫煙は血流を悪化させ、傷の治りを遅くするだけでなく、感染リスクを高める可能性もあります。手術前後の禁煙は、回復を促進するために非常に効果的です。手術を機に禁煙に取り組むことも選択肢の一つとして考えてみてください。

運動については、前述のように段階的に再開することが基本です。術後1〜2週間は安静を保ち、その後も徐々に活動量を増やしていくようにしましょう。特に腕を大きく動かす動作や、腕に負荷がかかる動作は傷口に影響するため、担当医の許可を得てから再開するようにしてください。

服装については、術後しばらくは傷口を圧迫しない、ゆったりとした服を選ぶことをおすすめします。タイトな袖や、腕を上げる際に脇が引っ張られるような服装は避け、脇の下に余裕のある服を選びましょう。また、化学繊維よりも綿素材など通気性のよい素材の服が、傷口の蒸れや刺激を防ぐためにおすすめです。

デオドラント製品の使用については、術後しばらくは制限があります。傷口が完全に塞がるまでは、デオドラントスプレーやロールオン、脇汗パッドなどの使用は控えてください。製品に含まれる成分が傷口を刺激したり、感染の原因になったりする可能性があります。傷が完全に回復した後に担当医の許可を得てから使用を再開するようにしましょう。

食事については特別な制限はありませんが、バランスのよい食事を心がけることで体の回復を助けることができます。特にタンパク質やビタミンC、亜鉛などの栄養素は傷の修復に関わるため、これらを含む食品を意識的に摂取することが助けになります。また、水分をしっかり摂ることも、全身の回復を促すために大切です。

Q. ワキガ手術の効果はいつ頃最終確認できますか?

ワキガ手術の最終的な効果は、術後3〜6ヶ月が経過した頃に確認できます。この時期には傷跡の赤みや硬さもほぼ解消され、臭いの改善効果も安定します。ただし、全てのアポクリン汗腺を除去することは解剖学的に難しいため、完全に臭いがなくなるわけではありません。

✨ 術後に起こりやすいトラブルとその対処法

ワキガ手術は一般的に安全な手術ですが、術後に一定の確率でトラブルが生じることもあります。どのような状態が正常な経過でどのような状態が異常なのかを理解しておくことで、万が一の際に適切に対応することができます。

最も注意が必要なのは血腫(血の塊)の形成です。手術後に出血が内部で止まらずに溜まると、血腫が形成されることがあります。血腫が形成されると、患部が強く腫れ上がり、痛みや熱感が増すことがあります。血腫は自然に吸収されることもありますが、大きな血腫は医師が針で吸引したり、小さな切開を加えて排出したりする処置が必要になることがあります。術後に急激な腫れや強い痛みを感じた場合は、すぐにクリニックに連絡してください。

感染についても注意が必要です。術後の傷口に細菌が侵入すると感染が起こる可能性があります。感染のサインとしては、傷口周囲の赤み・腫れ・熱感が増す、膿が出る、発熱するなどが挙げられます。感染が疑われる場合は早急に医療機関を受診し、抗生物質などの適切な治療を受ける必要があります。術後の傷口の清潔管理をしっかり行うことが感染予防の基本です。

皮膚壊死は、手術による血流障害によって皮膚の一部が壊死してしまう状態です。特に広範囲の切開を行った場合や、組織への圧迫が強すぎた場合などに起こることがあります。皮膚が黒くなったり、感覚がなくなったりする場合は速やかに医師に相談してください。軽度の場合は適切なケアで回復しますが、重度の場合は追加の治療が必要になることもあります。

傷跡の問題として、肥厚性瘢痕やケロイドが生じることもあります。肥厚性瘢痕は傷跡が赤く盛り上がった状態で、体質によってはケロイドという過剰な瘢痕組織が形成されることもあります。ケロイド体質の方は事前に担当医に伝えておくことが重要です。傷跡が気になる場合は、シリコンジェルシートの貼付やステロイド外用薬の塗布、レーザー治療などで改善できることがありますので、担当医に相談してみましょう。

術後の皮膚の感覚異常(しびれ、違和感、過敏など)も一定の頻度で起こることがあります。これは手術によって皮膚の神経が一時的に影響を受けることが原因で、多くの場合は数ヶ月以内に自然に回復します。長期間続く場合や、強い症状がある場合は担当医に相談してください。

また、術後に皮膚の凹凸や引きつれが生じる場合があります。特に広範囲の組織を除去した場合などに起こることがあり、時間の経過とともに改善されることが多いですが、状態によっては追加の治療が必要になることもあります。

🔍 経過をスムーズにするためのポイント

ワキガ手術後の経過をできる限りスムーズに進めるためには、いくつかの重要なポイントがあります。これらを意識して取り組むことで、回復を早めるとともにトラブルのリスクを減らすことができます。

一つ目は、担当医の指示を忠実に守ることです。術後のケア方法、圧迫固定の期間、安静の期間、運動制限など、担当医から与えられた指示には全て意味があります。自己判断で省略したり、「このくらいなら大丈夫だろう」と無理をしたりすることが、トラブルの原因になることがあります。わからないことや不安なことがあれば、自己判断せずに必ずクリニックに問い合わせるようにしましょう。

二つ目は、定期的な経過観察の受診を欠かさないことです。術後の経過観察は、回復の状態を確認し、問題があれば早期に対処するために設けられています。忙しいからといって通院をキャンセルしたり、次の診察まで様子を見すぎたりすることは避けてください。特に気になる症状がある場合は、次の予約日を待たずにすぐにクリニックに連絡することが大切です。

三つ目は、十分な睡眠と休養をとることです。体の回復には休息が不可欠です。術後は特に、規則正しい生活リズムを維持し、十分な睡眠をとるよう心がけてください。ストレスや過労は免疫力を低下させ、回復を遅らせる原因になります。手術後しばらくは、できる限り仕事の負担を減らし、ゆっくりと休養できる環境を整えることが理想的です。

四つ目は、バランスのよい食事をとることです。前述のように、タンパク質やビタミン、ミネラルなどの栄養素は傷の回復に重要な役割を果たします。特に術後の回復期には、肉・魚・卵・豆腐などのタンパク質食品、野菜・果物などのビタミン・ミネラル豊富な食品を積極的に摂取することをおすすめします。偏った食事や極端なダイエットは回復の妨げになるため、避けてください。

五つ目は、手術前から準備をしておくことです。実は術後の経過をスムーズにするための準備は、手術前から始まっています。手術を受ける前に、術後に必要なガーゼや包帯、処方薬を受け取り、安静にできる環境を整えておきましょう。また、術後しばらく腕を大きく動かすことが制限されることを考慮して、家事や仕事を事前に済ませておくことも有効です。

六つ目は、精神的なサポートを確保することです。術後の回復期は、痛みや腫れ、活動制限などによってストレスを感じやすい時期です。家族や友人に術後の状況を説明し、必要なときに助けを求められる体制を整えておくことで、精神的な余裕を持って回復に集中することができます。また、回復の経過が思うように進まない場合でも、焦らずに担当医に相談しながら対処していくことが大切です。

七つ目は、日常生活での姿勢や動作に気をつけることです。術後は腕を上げたり後ろに引いたりする動作が傷口に負担をかけることがあります。高いところのものを取る、重い荷物を持つ、ドアを引く(または押す)などの日常動作も、術後しばらくは意識的に負担を減らす方法を工夫することが助けになります。例えば、よく使うものを手の届きやすい場所に移動しておく、利き手の反対側の腕でできる動作は反対側でこなすなど、小さな工夫の積み重ねが回復をサポートします。

👨‍⚕️ 当院での診療傾向【医師コメント】

高桑康太 医師(当院治療責任者)より

「当院では、術後の経過に不安を感じていらっしゃる患者様が多くいらっしゃいますが、術前のカウンセリングで回復の流れをしっかりとご説明することで、安心して回復期間を過ごしていただけるケースが増えております。最近の傾向として、圧迫固定の期間を丁寧に守られた患者様ほど血腫などのトラブルが少なく、スムーズな回復につながっていると実感しています。術後も些細なことでも遠慮なくご相談いただけるよう、当院ではきめ細やかなフォローアップ体制を整えておりますので、一人で不安を抱え込まずにいつでもお声がけください。」

💪 よくある質問

ワキガ手術後、いつから仕事に戻れますか?

デスクワークなど腕をあまり動かさない仕事であれば、術後翌日から復帰できる場合もあります。一方、重いものを持つ仕事や身体を激しく動かす仕事は、数日間の休養が必要です。身体を使う仕事への本格復帰は、術後2週間程度が目安となりますが、担当医と相談の上で判断してください。

術後の腫れや内出血はどのくらいで引きますか?

腫れと痛みは術後1〜3日がピークで、4日目以降から徐々に落ち着いてきます。内出血による青紫色の変色は、時間とともに黄色や緑色へと変化しながら回復していきます。術後1ヶ月頃にはほぼ消失し、日常生活のほとんどの動作が問題なく行えるようになる方が多いです。

手術の効果はいつ頃から実感できますか?

術後2週間頃から臭いの軽減を感じ始める方が多く、1ヶ月頃には手術効果を実感できるようになるケースが一般的です。最終的な仕上がりの確認は術後3〜6ヶ月が目安です。なお、全てのアポクリン汗腺を除去することは解剖学的に難しいため、完全に臭いがなくなるわけではありません。

術後に血腫ができた場合、どう対処すればよいですか?

術後に急激な腫れや強い痛みを感じた場合、血腫が形成されている可能性があります。血腫は自然に吸収されることもありますが、大きい場合は医師が針で吸引するなどの処置が必要です。自己判断で対処せず、すぐにクリニックへ連絡してください。アイシークリニックでは術後のフォローアップ体制を整えています。

術後はデオドラント製品をいつから使えますか?

傷口が完全に塞がるまでは、デオドラントスプレーやロールオンなどの使用は控えてください。製品に含まれる成分が傷口を刺激したり、感染の原因になったりする可能性があります。使用再開のタイミングは回復状況によって異なるため、担当医の許可を得てから使い始めるようにしましょう。

🎯 まとめ

ワキガ手術後の経過は、手術直後の圧迫固定と安静から始まり、抜糸を経て徐々に日常生活に復帰し、3〜6ヶ月後に最終的な仕上がりが確認できるという流れで進んでいきます。各段階での適切なケアと担当医の指示を守ることが、スムーズな回復と良好な結果を得るための鍵となります。

術後の経過は個人差が大きく、同じ手術を受けても回復のスピードや感じる症状は人によって異なります。他の方の経験談を参考にしながらも、自分の状態は担当医に正確に伝えて個別に判断してもらうことが重要です。不安な点や気になる症状があれば、迷わずクリニックに相談することをおすすめします。

アイシークリニック新宿院では、ワキガ手術に関する丁寧なカウンセリングと、術後の経過に関する詳しい説明を行っています。手術後も安心して回復できるよう、継続的なサポート体制を整えていますので、ワキガでお悩みの方はぜひご相談ください。手術の方法や術後の経過について、不安や疑問に思うことがあれば、専門のスタッフが丁寧にお答えします。

📚 関連記事

📚 参考文献

  • 日本皮膚科学会 – 腋臭症(ワキガ)の定義・アポクリン汗腺のメカニズム・診断基準に関する医学的根拠として参照
  • 日本美容外科学会 – ワキガ手術(切開法・吸引法)の術式説明、術後ケアの標準的な指針、合併症リスク(血腫・感染・ケロイド等)に関する情報として参照
  • 日本形成外科学会 – 形成外科的観点からの腋臭症手術の適応・術後経過・瘢痕管理(肥厚性瘢痕・ケロイド対策)に関する情報として参照

監修者医師

高桑 康太 医師

保有資格

ミラドライ認定医

略歴

  • 2009年 東京大学医学部医学科卒業
  • 2009年 東京逓信病院勤務
  • 2012年 東京警察病院勤務
  • 2012年 東京大学医学部附属病院勤務
  • 2019年 当院治療責任者就任
  • 皮膚腫瘍・皮膚外科領域で15年以上の臨床経験と30,000件超の手術実績を持ち、医学的根拠に基づき監修を担当
  • 専門分野:皮膚腫瘍、皮膚外科、皮膚科、形成外科
  • 臨床実績(2024年時点) 皮膚腫瘍・皮膚外科手術:30,000件以上、腋臭症治療:2,000件以上、酒さ・赤ら顔治療:1,000件以上
  • 監修領域 皮膚腫瘍(ほくろ・粉瘤・脂肪腫など)、皮膚外科手術、皮膚がん、一般医療コラムに関する医療情報

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佐藤 昌樹 医師

保有資格

日本整形外科学会整形外科専門医

略歴

  • 2010年 筑波大学医学専門学群医学類卒業
  • 2012年 東京大学医学部付属病院勤務
  • 2012年 東京逓信病院勤務
  • 2013年 独立行政法人労働者健康安全機構 横浜労災病院勤務
  • 2015年 国立研究開発法人 国立国際医療研究センター病院勤務を経て当院勤務

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