
💡 ふと気づいたら耳の後ろがぽこっと腫れていた…押すと痛い、しこりがある。それ、放置すると危険なサインかもしれません。
耳の後ろの腫れは原因がさまざま。自然に治るケースもあれば、早急に受診が必要なケースも。この記事を読めば、あなたの症状が「様子見OK」か「今すぐ病院へ」かが分かります。
🚨 読まないで放置すると…悪化して治療が長引いたり、重大な病気を見逃すリスクがあります。
目次
- 📌 耳の後ろの腫れとはどのような状態か
- 📌 耳の後ろが腫れる主な原因
- 📌 原因別の症状の特徴と見分け方
- 📌 耳の後ろの腫れに伴いやすい症状
- 📌 自宅でできる対処法と注意点
- 📌 病院を受診すべき症状・タイミング
- 📌 何科を受診すればよいか
- 📌 耳の後ろの腫れを予防するために
- 📌 まとめ
💡 この記事のポイント
耳の後ろの腫れはリンパ節炎・粉瘤・乳様突起炎・帯状疱疹など多様な原因がある。腫れが2週間以上続く・硬くて動かない・顔面麻痺や難聴を伴う場合は早急に受診を。自己判断での放置は危険です。
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💡 耳の後ろの腫れとはどのような状態か
耳の後ろ、専門的には「耳介後部」と呼ばれるこの部位には、リンパ節、皮膚、皮下組織、骨(乳様突起)、血管など、さまざまな組織が集まっています。そのため、腫れが生じる原因も一つではなく、どの組織に問題が起きているかによって症状の性質も大きく異なります。
腫れの状態には大きく分けて、「やわらかくて動く」「硬くて動かない」「痛みがある」「痛みがない」「熱を持っている」「肌の色が変わっていない」などのパターンがあり、これらの組み合わせによってある程度原因を推測することができます。ただし、見た目や触感だけで正確な診断を行うことは難しく、長引く場合や気になる症状がある場合は医療機関での診察を受けることが大切です。
耳の後ろの腫れは子どもから大人まで幅広い年代に見られます。特に子どもの場合はリンパ節が反応しやすいため、風邪をひいたときや皮膚のトラブルに伴って腫れが現れることが多い傾向にあります。一方、大人では粉瘤(ふんりゅう)などの皮膚の病変が原因となるケースも少なくありません。
Q. 耳の後ろの腫れはどんな原因が考えられますか?
耳の後ろの腫れは、リンパ節炎・粉瘤・乳様突起炎・耳下腺炎・帯状疱疹・外耳道炎・皮膚炎など多様な原因が考えられます。どの組織に問題があるかによって症状の性質が異なるため、腫れの硬さや痛みの有無、発熱などを総合的に判断することが重要です。
📌 耳の後ろが腫れる主な原因
耳の後ろが腫れる原因として、代表的なものをいくつかご紹介します。それぞれに異なる背景や経過があるため、どれに当てはまるかを把握しておくことが受診時の参考になります。
✅ リンパ節炎(耳介後リンパ節炎)
耳の後ろには「耳介後リンパ節」と呼ばれるリンパ節がいくつか存在しています。このリンパ節は、風邪やウイルス感染、細菌感染などが起きたときに免疫反応として腫れることがあります。いわゆる「リンパ腺が腫れた」という状態がこれに該当します。
リンパ節炎による腫れは、触ると丸みのある弾力性があり、皮膚の下で少し動く感覚があることが多いです。発熱や全身倦怠感を伴うことがあり、多くの場合は感染が落ち着くにつれて腫れも引いてきます。
📝 粉瘤(アテローム)
粉瘤とは、皮膚の下に袋状の嚢胞(のうほう)ができ、そこに角質や皮脂などが蓄積していく良性の腫瘤です。耳の後ろは粉瘤が発生しやすい部位のひとつとして知られており、「耳の後ろにしこりができた」という訴えの多くを占めています。
粉瘤の特徴は、表面に黒い点(開口部)が見られることがあること、押すと白っぽいにおいのある内容物が出てくることがあること、そして炎症を起こすと急激に赤く腫れて痛みが強くなることです。炎症を繰り返すと膿が溜まることもあります。
🔸 乳様突起炎(にゅうようとつきえん)
乳様突起とは、耳の後ろにある骨の突起部分のことです。中耳炎が悪化すると、この骨に炎症が広がる「乳様突起炎」が起こることがあります。耳の後ろが腫れて発赤し、強い痛みと発熱を伴うことが特徴です。耳介(耳のひら)が前方に押し出されたように見えることもあります。
乳様突起炎は子どもに多く見られ、放置すると頭蓋内への感染拡大など重篤な合併症につながることがあるため、早急な医療対応が必要な状態です。
⚡ 耳下腺炎・唾液腺の炎症
耳の下から後ろにかけて位置する耳下腺(唾液腺のひとつ)が炎症を起こすと、耳の周辺全体が腫れて見えることがあります。おたふくかぜ(流行性耳下腺炎)はウイルスによる耳下腺炎の代表例であり、両側あるいは片側の顎の下から耳の周囲にかけてふくらむような腫れが特徴です。発熱と痛みを伴うことが多く、食べ物を噛む際に痛みが増します。
🌟 帯状疱疹(ラムゼイ・ハント症候群)
水痘・帯状疱疹ウイルスが耳の神経(顔面神経や聴神経)に再活性化した場合、耳の周囲に水疱や発疹が現れ、腫れやむくみを伴うことがあります。これをラムゼイ・ハント症候群と呼びます。耳の痛みや耳鳴り、顔面麻痺、難聴、めまいなどの症状が現れることがあり、早期の抗ウイルス薬による治療が重要です。
💬 外耳道炎の波及
外耳道(耳の穴の中)に炎症が起きる外耳道炎では、耳の穴の奥の痛みや分泌物が主な症状ですが、炎症が強い場合や細菌感染が広がると、耳の後ろにかけて腫れや痛みが生じることがあります。耳かきのしすぎや水が入ったままの状態が原因になることが多いです。
✅ 皮膚炎・湿疹
アトピー性皮膚炎や接触性皮膚炎(金属アレルギーやシャンプーなどによるアレルギー)が耳の後ろに生じると、皮膚が赤くなったり、かゆみとともに腫れたように見えることがあります。この場合は皮膚表面の変化(赤み、かさつき、湿潤など)が伴うことが多いです。
📝 悪性リンパ腫・その他の腫瘍
頻度は高くありませんが、リンパ節の腫れが数週間以上続いたり、体重減少や寝汗、発熱などの全身症状を伴う場合には、悪性リンパ腫などの血液系の病気を疑う必要があります。また、まれに転移性のリンパ節腫大(がんの転移によるリンパ節の腫れ)が耳の後ろに現れることもあります。こうした場合は早期の精密検査が重要です。
✨ 原因別の症状の特徴と見分け方
耳の後ろの腫れを引き起こす原因はさまざまですが、症状の性質を観察することで、ある程度の方向性を掴むことができます。以下に、主な特徴をまとめます。
リンパ節炎の場合は、触るとやわらかく動く小さなしこりが風邪や感染症に前後して現れ、数日から数週間で自然に縮小することが多いです。痛みを伴うことがありますが、押さない限り気づかない程度の場合もあります。
粉瘤の場合は、皮膚のすぐ下に丸いしこりがあり、徐々に大きくなっていきます。炎症がない状態では痛みもなく、皮膚の色も変わっていないことがほとんどです。ただし感染を起こすと突然赤く腫れ上がり、強い痛みが現れます。
乳様突起炎の場合は、耳の後ろが赤く腫れ、触ると非常に強い痛みがあります。発熱を伴い、耳が前方に押し出されたように見えることもあります。耳だれ(耳からの分泌物)が見られることもあります。
耳下腺炎(おたふくかぜ)の場合は、耳の下から顎の周囲にかけてふっくらとした腫れが見られます。発熱と倦怠感を伴い、食事の際に痛みが強くなります。子どもに多く、感染していない時期に予防接種を受けることで発症を防ぐことができます。
帯状疱疹の場合は、腫れの前後に耳の周囲に独特のピリピリした痛みが現れ、その後に小さな水疱が集簇して現れます。顔面麻痺や難聴を伴うこともあります。
皮膚炎の場合は、腫れよりも赤みやかゆみが前面に出ることが多く、患部の皮膚が荒れていたりジクジクしている場合があります。
悪性疾患が疑われるリンパ節腫大の場合は、触ると硬くて動きにくく、痛みがないことが多いです。数週間にわたって縮小しない、むしろ徐々に大きくなるという経過が見られることがあります。
Q. 耳の後ろの腫れで今すぐ病院に行くべき症状は?
腫れが2週間以上続く・硬くて動かない・38度以上の発熱や強い痛みを伴う・顔面麻痺や難聴が現れた・耳周囲に水疱が出た場合は早急な受診が必要です。特に顔面麻痺は帯状疱疹によるラムゼイ・ハント症候群の可能性があり、治療が遅れると後遺症が残るリスクがあります。

🔍 耳の後ろの腫れに伴いやすい症状
耳の後ろの腫れは、単独で現れることもありますが、周辺の症状を伴うことも少なくありません。腫れとともに現れる他の症状を把握しておくことは、原因の推定や受診の判断に役立ちます。
🔸 発熱
リンパ節炎、乳様突起炎、耳下腺炎、帯状疱疹など、感染症が原因の場合には発熱を伴うことが多いです。高熱(38度以上)が続く場合は特に注意が必要です。
⚡ 耳の痛み
外耳道炎や中耳炎、乳様突起炎などでは耳の痛みが腫れとともに現れます。帯状疱疹でも耳の痛みが先行することがあります。
🌟 耳鳴りや難聴
中耳炎や帯状疱疹(ラムゼイ・ハント症候群)では、耳鳴りや聴こえにくさが生じることがあります。これらは放置すると後遺症として残る可能性があるため、早めの受診が大切です。
💬 顔面の麻痺やしびれ
帯状疱疹による顔面神経障害では、顔の片側が動きにくくなる顔面麻痺が現れることがあります。目が閉じられない、口角が下がるといった症状が出た場合は緊急性が高く、速やかに医療機関を受診してください。
✅ 皮膚の変化(発疹・水疱)
帯状疱疹では耳介や耳の周囲に水疱が現れます。皮膚炎では赤みやかさつき、浸出液が見られます。これらの皮膚変化は診断の重要な手がかりになります。
📝 全身倦怠感・体重減少・寝汗
これらの全身症状が耳の後ろのリンパ節腫大に伴う場合には、悪性リンパ腫などの血液系疾患を念頭に置く必要があります。「B症状」と呼ばれるこれらの所見は、精密検査を促す重要なサインです。
💪 自宅でできる対処法と注意点
耳の後ろの腫れが軽度で、明らかに風邪などに伴うリンパ節の一時的な反応と考えられる場合は、しばらく経過を見ることも選択肢のひとつです。ただし、むやみに患部をさわったり、刺激を与えたりすることは症状を悪化させる可能性があるため注意が必要です。
🔸 患部を清潔に保つ
耳の後ろは汗がたまりやすく、湿気がこもりやすい部位です。清潔に保つことで皮膚の炎症を防ぐことができます。ただし、強くこすったり刺激の強い洗剤を使うことは避けてください。
⚡ 粉瘤を自分で潰さない
粉瘤の腫れを自分で潰そうとすることは非常に危険です。内容物が周囲の組織に広がり、感染が悪化する可能性があります。炎症が起きている場合はなおさら、医療機関での処置が必要です。
🌟 耳かきや耳への刺激を控える
外耳道炎や外耳の刺激が原因で腫れが生じている場合、耳かきや綿棒での刺激はさらに症状を悪化させます。耳の中をいじることは一時的に控えることが大切です。
💬 金属製のアクセサリーを外す
耳の後ろがアクセサリーと接触している場合、金属アレルギーが原因で皮膚炎が起きている可能性があります。ピアスやイヤリングを外して様子を見ることが、皮膚炎の改善につながることがあります。
✅ 市販薬の使用について
皮膚炎が疑われる場合は市販の抗ヒスタミン薬や弱めのステロイドクリームが一時的に有効なこともありますが、感染が疑われる場合やしこりが硬い場合には市販薬で対応しようとせず、早めに医療機関を受診することを推奨します。
Q. 耳の後ろにできた粉瘤を自分で潰していいですか?
粉瘤を自分で潰すことは絶対に避けてください。無理に潰すと内容物が周囲の組織に広がり、感染が悪化する危険があります。炎症が起きている場合はさらに危険です。アイシークリニック新宿院では皮下のしこり・腫れに関するご相談を受け付けており、適切な処置を行っています。
🎯 病院を受診すべき症状・タイミング
耳の後ろの腫れは、自然に改善するケースも多い一方で、早期の医療介入が必要な疾患が原因になっていることもあります。以下のような症状や状況に当てはまる場合は、速やかに医療機関を受診してください。
📝 腫れが2週間以上続く・大きくなっていく
感染症に伴うリンパ節の腫れは通常2〜4週間程度で改善することがほとんどです。それ以上経過しても腫れが続く場合や、むしろ腫れが大きくなっている場合には、悪性疾患を含む他の原因を調べる必要があります。
🔸 腫れが硬くて動かない
リンパ節や皮下のしこりが硬く固定されていて動かない場合、悪性腫瘍やその転移が疑われることがあります。痛みがなくても放置せず受診してください。
⚡ 高熱・強い痛みを伴う
38度以上の発熱、強い局所の痛みがある場合は、乳様突起炎や深部の感染(蜂窩織炎など)が疑われます。これらは早急な抗菌薬治療や手術的処置が必要なことがあります。
🌟 顔面麻痺・耳鳴り・難聴を伴う
顔が動かしにくい、耳鳴りがする、聞こえにくくなったという症状が腫れに伴って現れた場合には、帯状疱疹(ラムゼイ・ハント症候群)や中耳炎の合併症が疑われます。これらは治療の開始が遅れると後遺症が残るリスクがあるため、一刻も早い受診が必要です。
💬 水疱・皮疹が耳の周囲に現れた
耳の周囲に水疱や特徴的な発疹が現れた場合、帯状疱疹の可能性があります。抗ウイルス薬は発症早期に使用するほど効果が高いため、できるだけ早く皮膚科や耳鼻咽喉科を受診してください。
✅ 子どもに強い痛みと発熱がある
子どもで耳の後ろに痛みと腫れがあり、発熱を伴う場合は乳様突起炎の可能性があります。特に中耳炎の既往がある場合は注意が必要で、小児科や耳鼻咽喉科への早期受診を検討してください。
📝 全身症状(体重減少・寝汗・倦怠感)を伴う

リンパ節の腫れと並行して、原因不明の体重減少(1か月で体重の10%以上)、夜中に寝汗をかく、長期にわたる倦怠感などの全身症状がある場合は悪性リンパ腫などの血液疾患が疑われます。内科や血液内科への受診が必要です。
💡 何科を受診すればよいか
耳の後ろの腫れは、その原因によって受診すべき診療科が異なります。どこに行けばよいか迷った場合は、以下を参考にしてみてください。
🔸 耳鼻咽喉科
耳の痛みや耳鳴り、難聴、耳からの分泌物を伴う場合は耳鼻咽喉科が適しています。乳様突起炎、外耳道炎、中耳炎、耳下腺炎、帯状疱疹(ラムゼイ・ハント症候群)などは耳鼻咽喉科での診察・治療が行われます。
⚡ 皮膚科
皮膚の表面に変化(赤み・かゆみ・発疹・水疱など)が見られる場合は皮膚科が適しています。帯状疱疹の皮疹、アトピー性皮膚炎、接触性皮膚炎、粉瘤(特に炎症がない状態)などが皮膚科の対象になります。粉瘤の根治的な手術(袋ごとの摘出)は皮膚科のほか、形成外科でも行われることがあります。
🌟 内科・小児科
発熱や全身倦怠感を伴う感染症(風邪、おたふくかぜなど)に伴うリンパ節腫大は、内科や小児科での診察が基本となります。全身症状を伴うリンパ節の腫れが長引く場合には、内科から血液内科への紹介となることもあります。
💬 形成外科・外科
粉瘤の外科的切除が必要な場合は、形成外科または外科が対応します。特に炎症を起こした粉瘤への切開排膿処置や、再発を防ぐための根治手術は専門的な手技が必要です。
✅ 迷ったときはかかりつけ医や内科へ
どの科を受診すればよいか判断に迷う場合は、まずかかりつけ医や一般内科を受診し、症状を説明して適切な診療科へ紹介してもらうのもひとつの方法です。特に子どもの場合は小児科でまず相談することをおすすめします。
Q. 耳の後ろの腫れは何科を受診すればよいですか?
耳の痛みや難聴を伴う場合は耳鼻咽喉科、皮膚の赤みや発疹が主な場合は皮膚科、発熱など全身症状が強い場合は内科、粉瘤の外科的切除を希望する場合は形成外科が基本の目安です。どの科を受診すべきか迷う場合は、かかりつけ医にまず相談するのが安心です。
📌 耳の後ろの腫れを予防するために
耳の後ろの腫れすべてを防ぐことはできませんが、生活習慣や日常的なケアによってリスクを下げることができるものもあります。
📝 耳の清潔を保つ
耳の後ろは汗がたまりやすく、皮脂分泌も多い部位です。入浴後に清潔なタオルで優しく拭き取るだけで、皮膚炎や粉瘤の炎症を予防することができます。ただし、強くこすりすぎると皮膚を傷つけるため注意が必要です。
🔸 耳かきのしすぎを避ける
耳の中を過剰に清潔にしようとする行為は、外耳道の皮膚を傷つけ、外耳道炎を起こす原因になります。耳垢は自然に排出される仕組みになっているため、過度な耳かきは必要ありません。耳の中が気になる場合は、耳鼻咽喉科でケアを受けることをおすすめします。
⚡ アクセサリーの素材を確認する
金属アレルギーがある場合は、ニッケルなどのアレルゲンを含む安価な金属のアクセサリーを避け、純チタンや純金など低アレルギー性の素材を選ぶことが予防になります。ピアスの孔周辺に赤みや腫れがある場合は使用を中止し、皮膚科を受診してください。
🌟 ワクチン接種を活用する
おたふくかぜ(流行性耳下腺炎)は、MMRワクチン(麻疹・風疹・おたふくかぜの混合ワクチン)によって予防することができます。子どもの定期接種はもちろん、免疫を持っていない成人も任意接種として受けることができます。また、帯状疱疹については50歳以上を対象とした帯状疱疹ワクチンが利用可能です。
💬 免疫力を維持する生活習慣
感染症に対する抵抗力を維持するためには、十分な睡眠、バランスの取れた食事、適度な運動が基本です。過労やストレスが続くと免疫機能が低下し、ウイルス感染(帯状疱疹など)のリスクが高まります。特に高齢者や免疫が低下しやすい状態にある方は意識的に生活習慣を整えることが大切です。
✅ しこりを早めにチェックする
気になるしこりや腫れを「様子を見ているうちに大きくなってしまった」というケースは少なくありません。特に痛みのないしこりは放置されがちですが、定期的に自己触診し、2〜3週間経っても変化がない・大きくなっていると感じたら早めに医療機関へ相談することが大切です。
👨⚕️ 当院での診療傾向【医師コメント】
高桑康太 医師(当院治療責任者)より
「当院では、耳の後ろのしこりや腫れを主訴にご来院される患者様の多くが粉瘤やリンパ節炎によるものですが、中には乳様突起炎や帯状疱疹(ラムゼイ・ハント症候群)など、早急な対応が必要なケースも見受けられます。「痛みがないから大丈夫だろう」と数週間以上放置された後にご受診される方も少なくなく、早めの診察が結果的に治療の選択肢を広げることにつながります。気になる腫れやしこりがある場合は、どうぞお気軽にご相談ください。」
✨ よくある質問
風邪などの感染症に伴うリンパ節の腫れであれば、通常2〜4週間程度で自然に改善することが多いです。ただし、それ以上経過しても腫れが続く場合や、むしろ大きくなっている場合は別の原因が考えられるため、医療機関への受診をお勧めします。
自分で潰すことは絶対に避けてください。特に粉瘤の場合、無理に潰すと内容物が周囲の組織に広がり、感染が悪化する危険があります。炎症が起きている場合はなおさら危険です。当院を含む医療機関での適切な処置を受けることが重要です。
症状によって異なります。耳の痛みや難聴を伴う場合は耳鼻咽喉科、皮膚の赤みや発疹が主な場合は皮膚科、発熱など全身症状が強い場合は内科が目安です。どこへ行くべきか迷う場合は、まずかかりつけ医に相談するのが安心です。
痛みがないからといって放置するのは危険な場合があります。硬くて動かないしこりや、2週間以上縮小しないしこりは、悪性リンパ腫などの疾患が潜んでいる可能性があります。当院では皮膚や皮下のしこりに関するご相談を受け付けておりますので、お気軽にご受診ください。
顔面麻痺と耳周辺の腫れが同時に現れた場合、帯状疱疹によるラムゼイ・ハント症候群の可能性があります。この場合、治療開始が遅れると後遺症が残るリスクがあります。速やかに耳鼻咽喉科または皮膚科を受診してください。緊急性の高い症状です。
🔍 まとめ
耳の後ろの腫れは、リンパ節炎や粉瘤、乳様突起炎、耳下腺炎、帯状疱疹、皮膚炎など、さまざまな原因によって引き起こされます。多くのケースでは感染症に伴う一時的な反応として自然に改善しますが、腫れが長引く場合や強い痛み・発熱・顔面麻痺・難聴などの症状を伴う場合には、早めの受診が必要です。
特に「腫れが硬くて動かない」「2週間以上縮小しない」「体重が減って寝汗をかく」といった症状がある場合には、悪性疾患の可能性も念頭に置き、放置しないことが大切です。
受診する診療科は、耳の痛みや難聴を伴うなら耳鼻咽喉科、皮膚の変化が主体なら皮膚科、全身症状が強いなら内科、粉瘤の手術を希望するなら形成外科が基本の目安となります。どこへ行くべきか迷う場合は、かかりつけ医にまず相談するのが安心です。
耳の後ろの腫れは「たいしたことない」と感じやすい症状ですが、背後に重要な疾患が潜んでいることもあります。気になる症状があれば自己判断で放置せず、早めに専門家の意見を聞くことが健康を守る上での最善の選択です。アイシークリニック新宿院では、皮膚や皮下のしこり・腫れに関するご相談を受け付けております。気になることがあればお気軽にご相談ください。
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📚 参考文献
- 日本皮膚科学会 – 粉瘤(表皮嚢腫)や接触性皮膚炎、アトピー性皮膚炎、帯状疱疹など耳の後ろの腫れに関連する皮膚疾患の診断・治療ガイドラインの参照
- 国立感染症研究所 – 流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)・水痘帯状疱疹ウイルスによるラムゼイ・ハント症候群・リンパ節炎など感染症に関する疫学情報およびワクチン接種に関する情報の参照
- 厚生労働省 – 帯状疱疹ワクチンや流行性耳下腺炎(MMRワクチン)を含む予防接種制度、および悪性リンパ腫を含むがん対策に関する公的情報の参照
監修者医師
高桑 康太 医師
保有資格
ミラドライ認定医
略歴
- 2009年 東京大学医学部医学科卒業
- 2009年 東京逓信病院勤務
- 2012年 東京警察病院勤務
- 2012年 東京大学医学部附属病院勤務
- 2019年 当院治療責任者就任
- 皮膚腫瘍・皮膚外科領域で15年以上の臨床経験と30,000件超の手術実績を持ち、医学的根拠に基づき監修を担当
- 専門分野:皮膚腫瘍、皮膚外科、皮膚科、形成外科
- 臨床実績(2024年時点) 皮膚腫瘍・皮膚外科手術:30,000件以上、腋臭症治療:2,000件以上、酒さ・赤ら顔治療:1,000件以上
- 監修領域 皮膚腫瘍(ほくろ・粉瘤・脂肪腫など)、皮膚外科手術、皮膚がん、一般医療コラムに関する医療情報
佐藤 昌樹 医師
保有資格
日本整形外科学会整形外科専門医
略歴
- 2010年 筑波大学医学専門学群医学類卒業
- 2012年 東京大学医学部付属病院勤務
- 2012年 東京逓信病院勤務
- 2013年 独立行政法人労働者健康安全機構 横浜労災病院勤務
- 2015年 国立研究開発法人 国立国際医療研究センター病院勤務を経て当院勤務
