
「日焼け止めは女性が使うもの」という考えは、もはや過去のものになりつつあります。紫外線による肌ダメージは性別を問わず起こるものであり、男性の肌も毎日の紫外線によってジワジワと傷つき続けています。シミ、シワ、たるみ、肌のごわつき、さらには皮膚がんのリスクまで、紫外線が引き起こす悪影響は数多くあります。近年では男性のスキンケアへの関心が高まり、日焼け止めを日常的に使う男性も増えてきました。しかし、「どれを選べばいいかわからない」「使い方がよくわからない」という声も多く聞かれます。この記事では、メンズ日焼け止めの選び方から正しい使い方、肌タイプ別のポイントまで、医療的な観点も交えながらわかりやすく解説します。
目次
- 男性の肌が紫外線ダメージを受けやすい理由
- 紫外線が男性の肌に与える具体的な影響
- 日焼け止めのSPFとPAとは何か
- メンズ日焼け止めの剤形の種類と特徴
- 肌タイプ別・シーン別の選び方
- 日焼け止めの正しい塗り方と量
- 日焼け止めを塗るタイミングと塗り直しのタイミング
- 日焼け止めと保湿の関係
- 日焼け止めの正しい落とし方
- 紫外線対策はいつから始めるべきか
- 医療機関で相談できる紫外線ダメージの治療
- まとめ
この記事のポイント
男性の肌も紫外線によるシミ・シワ・皮膚がんリスクにさらされており、肌タイプやシーンに応じたSPF・PA選択と正しい塗布量・塗り直しが重要。既存ダメージにはアイシークリニックでのレーザー等の医療治療も有効。
🎯 1. 男性の肌が紫外線ダメージを受けやすい理由
男性の肌は女性に比べて厚く、皮脂分泌量が多いという特徴があります。そのため「男性の肌は強い」と思われがちですが、実は紫外線によるダメージを受けやすい側面もあります。
まず、男性は日焼け止めを使用する習慣が女性に比べて少ない傾向があります。スキンケア自体を行っていない男性も多く、日々の紫外線が無防備な肌に直接当たり続けることになります。また、男性は屋外での活動時間が長いケースも多く、それだけ紫外線を浴びる機会が増えます。
さらに、男性ホルモン(テストステロン)の影響で皮脂分泌が活発になると、毛穴が開きやすく、紫外線が皮膚の深部まで届きやすくなることもあります。皮脂が多い肌状態では、日焼け止めが汗や皮脂で流れ落ちやすいという問題もあります。
加えて、男性はカミソリや電気シェーバーによる毎日のひげ剃りで肌がダメージを受けやすい状態になっています。バリア機能が低下した肌は紫外線の影響をより強く受けてしまいます。これらの要因が重なることで、男性の肌は見た目以上に紫外線ダメージを蓄積しやすい環境に置かれていると言えます。
Q. 男性の肌が紫外線ダメージを受けやすい理由は?
男性はスキンケア習慣が少なく無防備な肌に紫外線が当たりやすい。また毎日のひげ剃りでバリア機能が低下しており、男性ホルモンの影響で皮脂分泌が活発なため日焼け止めが汗や皮脂で流れ落ちやすい。これらが重なり紫外線ダメージが蓄積しやすい環境にある。
📋 2. 紫外線が男性の肌に与える具体的な影響
紫外線には主にUV-AとUV-Bの2種類があります。それぞれの特徴と肌への影響を理解することが、正しい日焼け止め選びにつながります。
UV-Bは波長が短く、エネルギーが強いため、主に肌の表面に作用します。日焼けによる赤み(サンバーン)を引き起こし、DNAを直接傷つけることで皮膚がんのリスクを高めます。夏の強い日差しで肌が赤くなったり、ヒリヒリしたりするのはUV-Bの影響です。
一方、UV-Aは波長が長く、皮膚の深部(真皮層)まで到達します。コラーゲンやエラスチンを傷つけ、シワやたるみの原因になります。また、メラニンを活性化させてシミや肌の黒ずみをつくります。UV-Aは雲を透過し、ガラスも通り抜けるため、曇りの日や室内にいても影響を受けます。日常的な外出時の積み重ねによるダメージが大きく、「慢性的な光老化」の主な原因とされています。
男性に多く見られる肌トラブルとして、顔のシミや毛穴の目立ち、肌のくすみ、ごわつきなどがありますが、これらの多くは紫外線による長年のダメージが積み重なったものです。また、唇や耳、首の後ろなど、見落とされがちな部位にも紫外線ダメージは蓄積します。
もっとも深刻なリスクとして、皮膚がんが挙げられます。日本でも皮膚がんの患者数は増加傾向にあり、特に悪性黒色腫(メラノーマ)は早期発見・早期治療が非常に重要です。日焼け止めを含む紫外線対策は、美容目的だけでなく、健康を守るためにも欠かせないものです。
💊 3. 日焼け止めのSPFとPAとは何か
日焼け止めを選ぶ際に必ず目にするのが「SPF」と「PA」という表示です。これらの意味を正しく理解することで、シーンに合った日焼け止めを選べるようになります。
SPF(Sun Protection Factor)は、UV-Bに対する防御力を示す指標です。数値が高いほどUV-Bを防ぐ効果が高くなります。具体的には、SPFの数値に「10〜20分」をかけた時間が目安の防御時間とされています。たとえばSPF50の場合、理論上は500〜1000分の防御効果があることになりますが、汗や皮脂で落ちることを考えると実際にはもっと短くなります。
日常使いであればSPF15〜30程度で十分とされていますが、アウトドア活動や長時間の屋外作業にはSPF50以上が推奨されます。ただし、SPFの数値が高くなるほど肌への負担も大きくなる傾向があるため、シーンに合わせた使い分けが賢明です。
PA(Protection Grade of UVA)は、UV-Aに対する防御力を示す指標で、「+」の数で表されます。PA+、PA++、PA+++、PA++++という4段階があり、「+」が多いほど防御力が高くなります。UV-Aは肌の老化(光老化)と密接に関わっているため、シミやシワの予防を意識するなら、PA++以上の製品を選ぶことが望ましいです。
日常的なスキンケアとして使うなら、SPF30・PA++程度を目安に、肌への負担が少なくなじみやすいものを選ぶとよいでしょう。屋外でのスポーツやレジャーには、SPF50+・PA++++の耐水性(ウォータープルーフ)タイプが適しています。
Q. SPFとPAの違いと選び方の目安を教えてください
SPFはUV-Bへの防御力を数値で示し、PAはUV-Aへの防御力を「+」の数で示す。日常の通勤やオフィスワークにはSPF30・PA++程度で十分だが、ゴルフや登山などの屋外活動にはSPF50+・PA++++の耐水性タイプが適している。シーンに合わせた使い分けが重要だ。
🏥 4. メンズ日焼け止めの剤形の種類と特徴
日焼け止めにはさまざまな剤形があり、それぞれに特徴があります。肌質や使用シーン、個人の好みに合わせて選ぶことが、日焼け止めを継続して使うためのポイントになります。
クリームタイプは保湿成分が多く含まれており、乾燥肌の方に向いています。テクスチャーが重めのものが多く、肌にしっかりと密着するため防御効果が高い反面、皮脂量が多い男性の肌ではべたつきを感じやすいことがあります。
乳液・ミルクタイプはクリームよりも軽いテクスチャーで、肌に均一に伸ばしやすいのが特徴です。保湿効果とUVカット効果を兼ね備えているものが多く、日常使いに適しています。男性でも取り入れやすいタイプのひとつです。
ジェルタイプはさらっとした使用感で、皮脂が多い肌や脂性肌の方に向いています。水分が多く含まれているためみずみずしい仕上がりになりますが、一般的に油性タイプに比べると持続性がやや劣ることがあります。
スプレータイプは手軽に塗布できる便利さが魅力です。顔だけでなく、頭皮や首、手の甲など広範囲に使いやすい点も利点です。ただし、スプレーだけでは均一に塗布できないことがあるため、手でなじませる一手間が必要です。
スティックタイプは持ち歩きやすく、外出先での塗り直しに便利です。目の周りや鼻の頭など細かい部分にも塗りやすいですが、こすりすぎると肌への刺激になることがあります。
パウダータイプはメイクの上からでも使用でき、仕上がりをさらっとさせる効果もあります。ただし、単体ではUVカット効果が十分でないことが多いため、他の日焼け止めと組み合わせて使うのがよいでしょう。
⚠️ 5. 肌タイプ別・シーン別の選び方
日焼け止め選びで大切なのは、自分の肌タイプとライフスタイルに合ったものを選ぶことです。せっかく買っても使い続けられなければ意味がないので、「続けやすいもの」を選ぶ視点も重要です。
脂性肌(オイリー肌)の方は、皮脂が多くべたつきやすいため、ジェルタイプやウォーターベースのさらっとした製品が適しています。皮脂を吸収するパウダーが配合されたものも快適に使えます。SPF・PAの値は日常使いでもSPF30〜50程度をカバーできるものを選ぶと安心です。
乾燥肌の方は、保湿成分(ヒアルロン酸やセラミドなど)が含まれたクリームや乳液タイプが向いています。日焼け止めで肌がさらに乾燥することを防ぐため、保湿力のある製品を選びましょう。
敏感肌の方は、紫外線吸収剤(化学フィルター)が肌に刺激を与えることがあるため、紫外線散乱剤(酸化亜鉛、酸化チタンなど)のみを使用したノンケミカルタイプが適しています。ノンケミカルタイプは白浮きしやすい傾向がありますが、最近は改良が進み白浮きしにくいものも増えています。また、アルコールフリー、香料フリー、無着色などの低刺激処方のものを選ぶことも大切です。
混合肌(Tゾーンは脂っぽく、頬や目元は乾燥しやすい)の方は、乳液タイプや軽めのクリームタイプが使いやすいです。部位によって保湿ケアを加えるなど、肌の状態に合わせた工夫をするとよいでしょう。
シーン別では、オフィスワークや通勤などの日常使いにはSPF20〜30、PA++〜+++程度で十分です。ゴルフやサーフィン、山登りなどの屋外スポーツや長時間の屋外活動にはSPF50+、PA++++の耐水性(ウォータープルーフ)タイプを選び、こまめな塗り直しを心がけましょう。
🔍 6. 日焼け止めの正しい塗り方と量
日焼け止めは「塗っているから大丈夫」と思っていても、量が足りなかったり塗り方が不均一だったりすると、期待する効果が得られません。正しい塗り方を身につけることが重要です。
まず、量についてですが、日焼け止めの効果はパッケージに記載されたSPF・PAの値は規定量(顔全体に約2mg/cm²)を塗布した場合のものです。実際の使用量はこの半分以下になることが多いため、効果が半減してしまいます。顔全体に塗る場合は、クリーム・乳液タイプでパール粒2〜3個分、スプレータイプでは複数回プッシュして均一になじませる必要があります。「少し多いかな」と感じるくらいの量が適切です。
塗り方の手順としては、まず洗顔後の清潔な肌に保湿ケアを行ってから日焼け止めを塗ります。手のひらに適量を取り、額・両頬・鼻・あごの5点に置き、顔全体にムラなく広げます。特に鼻や額など皮脂が多い部分はよれやすいので、軽くなじませるように。目の周りや小鼻の脇、耳の前後、首なども忘れずに塗布します。
よく「擦り込む」ように塗る方がいますが、これはNGです。やさしくなじませるように塗ることで、成分が均一に肌上に広がります。また、唇は日焼け止め成分を含むリップクリームを使うと安心です。
頭皮や首の後ろ、耳など見落としがちな部分にも日焼け止めを塗ることを忘れないようにしましょう。特に薄毛や短髪の男性は頭皮が日焼けしやすいので、スプレータイプを活用するのがおすすめです。
Q. 日焼け止めの正しい塗り方と塗る量の目安は?
日焼け止めの効果は規定量を塗った場合に発揮されるため、量不足では効果が大幅に低下する。クリーム・乳液タイプなら顔全体にパール粒2〜3個分が目安だ。額・両頬・鼻・あごの5点に置いてムラなく広げ、こすらずやさしくなじませることが正しい塗り方の基本となる。
📝 7. 日焼け止めを塗るタイミングと塗り直しのタイミング
日焼け止めをいつ塗るか、またいつ塗り直すかというタイミングも、効果を最大限に引き出すために重要なポイントです。
日焼け止めを塗るタイミングは、外出の15〜30分前が理想とされています。これは、特に紫外線吸収剤を含む製品の場合、肌に馴染んで効果を発揮するまでに少し時間がかかるためです。ただし、最近の製品では塗ってすぐに効果を発揮するものも多くなっています。製品の使用方法を確認するのが確実です。
塗り直しのタイミングについては、一般的に2〜3時間おきが推奨されています。汗や皮脂、摩擦によって日焼け止めは徐々に落ちてしまうため、特に屋外での活動中は定期的な塗り直しが必要です。ウォータープルーフタイプでも、汗をよくかく場合には1〜2時間おきの塗り直しを心がけましょう。
「塗り直しが面倒」という方には、スプレータイプやスティックタイプがおすすめです。服装の上からも使えるスプレータイプは、アウトドアでの塗り直しに非常に便利です。ただし、顔に使う場合は目に入らないように注意し、手にスプレーしてから顔に塗布する方法も安全です。
また、紫外線は季節を問わず降り注いでいます。曇りの日でも晴天時の約60〜80%の紫外線が地上に届くと言われており、冬でも無防備は禁物です。特に春から夏(4月〜9月)は紫外線量が多くなるため、この時期は特に塗り直しを意識することが重要です。
💡 8. 日焼け止めと保湿の関係
スキンケアに馴染みが薄い男性の中には、「日焼け止めだけ塗ればいい」と考える方もいますが、保湿ケアと日焼け止めはセットで考えることが大切です。
肌のバリア機能が正常に保たれていることで、日焼け止めが肌にしっかり密着し、より均一に広がります。逆に、乾燥して肌表面が荒れている状態では、日焼け止めが均一に塗れず、紫外線が入り込みやすい箇所ができてしまいます。
スキンケアの正しい順番は、洗顔→化粧水(または保湿ローション)→乳液またはクリーム→日焼け止めです。保湿アイテムが十分になじんでから日焼け止めを塗布することで、有効成分が均一に広がりやすくなります。
また、日焼けをした後の肌は水分が失われ、炎症が起きています。そのまま放置すると肌の回復が遅れ、シミや色素沈着が残りやすくなります。日焼け後は水で冷やして炎症を鎮め、たっぷりの保湿ケアを行うことが大切です。なお、強い日焼けで水疱が生じたり、発熱・頭痛を伴う場合は皮膚科を受診することをおすすめします。
日焼け止めに保湿成分が含まれている製品を選べば、スキンケアのステップを簡略化できます。忙しい男性には、「保湿+日焼け止め」が一体となった製品を選ぶのもひとつの方法です。
✨ 9. 日焼け止めの正しい落とし方
日焼け止めを塗ることと同じくらい大切なのが、しっかりと落とすことです。日焼け止めが肌に残ったまま就寝すると、毛穴詰まりや肌荒れの原因になります。
日焼け止めには、「クレンジング不要」タイプと「クレンジングが必要」タイプがあります。製品のパッケージや使用方法に記載されているので必ず確認しましょう。
クレンジングが必要なタイプは、洗顔前にクレンジング剤(オイル、バーム、ミルクなど)でなじませて落とします。男性の肌は皮脂分泌が多いため、皮脂と混ざってよく落ちやすいオイルタイプのクレンジングが効果的なことが多いですが、敏感肌の方にはミルクタイプやバームタイプが刺激が少ない場合があります。
日常使いの軽めの日焼け止めの場合は、泡立てた洗顔料でしっかり洗顔するだけで十分なことも多いです。ただし、強くこすって洗うのはNGで、泡を肌の上で転がすように優しく洗うことが基本です。
洗い残しが気になる場合は、ダブル洗顔(クレンジング→洗顔)を行うと安心です。ただし、毎日ダブル洗顔を行うと肌の必要な皮脂まで落としてしまい、乾燥や肌トラブルの原因になることもあります。使用する日焼け止めの性質に合わせたケアを心がけましょう。
Q. 紫外線で生じたシミやシワへの医療治療にはどんな選択肢がありますか?
紫外線による肌ダメージには医療機関での治療が有効だ。シミにはレーザートーニングやIPL(光治療)、シワ・たるみにはボトックス注射やHIFU(超音波治療)などが選択肢となる。アイシークリニックでは男性の肌の悩みにも対応しており、診察のうえ最適な治療プランを提案している。
📌 10. 紫外線対策はいつから始めるべきか

「紫外線対策は老け始めてから始めるもの」と思っている方もいますが、実際には紫外線ダメージは幼少期から少しずつ積み重なっています。皮膚科学の観点では、生涯に受ける紫外線の影響の約50〜80%は18歳までに積み重なるという研究報告もあります。
つまり、紫外線対策に「始めるのが遅すぎる」ということはありませんが、若い頃から習慣化するほど将来の肌への恩恵は大きくなります。20代・30代の男性であれば、今から日焼け止めを日常的に使うことで、40代・50代以降の肌の見た目に大きな差が出てきます。
紫外線が多くなる時期は3月ごろから増加し始め、5月〜8月がピークです。しかし、12月や1月でも無防備では蓄積ダメージを受け続けることになります。季節を問わず日焼け止めを使うことが、長期的な肌の健康と美容には最も効果的です。
また、「すでにシミやシワが気になってきた」という方でも、今から日焼け止めを使い始めることで、現状のダメージがこれ以上悪化するのを防ぐことができます。紫外線対策は予防医学の観点からも非常に重要です。
🎯 11. 医療機関で相談できる紫外線ダメージの治療
日焼け止めなどのセルフケアは、あくまでも紫外線ダメージの予防・軽減に役立つものです。すでにシミ、シワ、くすみ、肌のごわつきなど紫外線による肌ダメージが気になる場合は、医療機関での相談と治療が有効な選択肢になります。
近年では男性の美容医療への関心も高まっており、男性専用プログラムを設けているクリニックも増えています。アイシークリニック新宿院でも、男性の肌の悩みに対応したメニューを提供しています。
シミに対しては、レーザートーニングやQスイッチレーザー、IPL(光治療)などが代表的な治療法です。シミの種類(老人性色素斑、肝斑、そばかすなど)によって適切な治療法が異なるため、まずは専門家による診断が必要です。
シワやたるみに対しては、ボトックス注射やヒアルロン酸注射、HIFU(超音波治療)、スレッドリフト(糸リフト)などが選択肢として挙げられます。また、肌の質感改善にはケミカルピーリングや水光注射、フォトフェイシャルなども有効です。
大切なのは、正しい知識を持った医師に相談し、自分の肌状態と希望に合った治療を選ぶことです。「男性だから相談しにくい」と感じる必要はありません。カウンセリングでは肌の状態を丁寧に診察したうえで、最適な治療プランを提案してもらえます。
また、自分に合った日焼け止めや日常スキンケアについても、医療機関で専門家に相談することができます。皮膚の専門知識を持つ医師や看護師から、肌タイプに応じたアドバイスを受けることで、日焼け止めの選び方や使い方がより明確になります。
👨⚕️ 当院での診療傾向【医師コメント】
高桑康太 医師(当院治療責任者)より
「最近の傾向として、男性の患者様からスキンケアや紫外線対策についてご相談いただく機会が増えており、日焼け止めを正しく使うことが皮膚がん予防や光老化抑制に直結する大切な習慣であることを日々実感しています。当院では、肌タイプや生活スタイルに合わせた日焼け止めの選び方から、すでに蓄積した紫外線ダメージへの治療まで幅広くご対応していますので、「男性だから相談しにくい」とためらわず、気になることはぜひお気軽にご相談ください。紫外線対策は始めた日から確実に肌を守る力になりますので、まず一歩を踏み出していただければと思います。」
📋 よくある質問
はい、必要です。男性の肌は女性と比べて皮脂分泌が多く、ひげ剃りによるバリア機能の低下もあるため、紫外線ダメージを受けやすい状態にあります。紫外線はシミ・シワ・たるみといった美容上の問題だけでなく、皮膚がんのリスクにも関わる医学的に重要な問題です。性別を問わず、毎日の日焼け止めが重要です。
必ずしもそうではありません。数値が高いほど防御力は上がりますが、肌への負担も大きくなる傾向があります。通勤・オフィスワークなど日常使いであればSPF30・PA++程度で十分です。ゴルフや登山などの屋外活動にはSPF50+・PA++++を選ぶなど、シーンに合わせた使い分けが賢明です。
多くの方が量不足になりがちです。クリーム・乳液タイプの場合、顔全体にパール粒2〜3個分が目安です。製品に記載されているSPF・PAの効果は規定量を塗布した場合のものであり、量が少ないと効果が大幅に低下します。「少し多いかな」と感じるくらいの量を、肌にやさしくなじませるように塗りましょう。
はい、必要です。曇りの日でも晴天時の約60〜80%の紫外線が地上に届きます。また、シワやたるみの原因となるUV-Aは雲やガラスを通過するため、室内にいても影響を受けます。紫外線は季節を問わず降り注いでいるため、年間を通じた日焼け止めの使用が長期的な肌の健康維持には効果的です。
医療機関での治療が有効な選択肢です。シミにはレーザートーニングやIPL(光治療)、シワ・たるみにはボトックス注射やHIFU(超音波治療)など、症状に応じたさまざまな治療法があります。アイシークリニックでは男性の肌のお悩みにも対応しており、肌の状態を診察したうえで最適な治療プランをご提案しています。まずはお気軽にご相談ください。
💊 まとめ
日焼け止めは、男性にとっても毎日のスキンケアに欠かせないアイテムです。紫外線によるダメージはシミ・シワ・たるみなどの美容的な問題だけでなく、皮膚がんのリスクにも関わる医学的に重要な問題です。
SPFとPAの意味を正しく理解し、自分の肌タイプやライフスタイルに合ったタイプの日焼け止めを選ぶことが、効果的な紫外線対策の第一歩です。正しい量と塗り方、適切なタイミングでの塗り直し、そして丁寧なクレンジングまでを一連のルーティンとして習慣化することが大切です。
「肌ケアはハードルが高い」と感じる男性も多いかもしれませんが、洗顔・保湿・日焼け止めというシンプルな3ステップから始めるだけでも、将来の肌への効果は大きく変わってきます。日焼け止めを毎日使うという小さな習慣が、10年後・20年後の肌を守ることにつながります。
すでに紫外線ダメージによるシミやシワが気になっている方は、セルフケアだけでなく、医療機関での相談も視野に入れてみてください。専門家のアドバイスのもと、自分に合った予防と治療を組み合わせることで、より健やかで若々しい肌を保つことができるでしょう。アイシークリニック新宿院では、男性の肌に関するお悩みについても丁寧にご相談をお受けしています。気になることがあれば、ぜひお気軽にご相談ください。
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📚 参考文献
- 日本皮膚科学会 – 紫外線による皮膚への影響(UV-A・UV-Bの違い、光老化、皮膚がんリスク)およびSPF・PAの正しい理解と日焼け止めの使用方法に関する医学的根拠
- 厚生労働省 – 日焼け止め製品におけるSPF・PA表示の規定や化粧品・医薬部外品としての承認基準に関する公式情報
- WHO(世界保健機関) – 紫外線(UV-A・UV-B)が人体に与える健康影響、皮膚がんリスクおよび国際的な紫外線対策の推奨に関する情報
監修者医師
高桑 康太 医師
保有資格
ミラドライ認定医
略歴
- 2009年 東京大学医学部医学科卒業
- 2009年 東京逓信病院勤務
- 2012年 東京警察病院勤務
- 2012年 東京大学医学部附属病院勤務
- 2019年 当院治療責任者就任
- 皮膚腫瘍・皮膚外科領域で15年以上の臨床経験と30,000件超の手術実績を持ち、医学的根拠に基づき監修を担当
- 専門分野:皮膚腫瘍、皮膚外科、皮膚科、形成外科
- 臨床実績(2024年時点) 皮膚腫瘍・皮膚外科手術:30,000件以上、腋臭症治療:2,000件以上、酒さ・赤ら顔治療:1,000件以上
- 監修領域 皮膚腫瘍(ほくろ・粉瘤・脂肪腫など)、皮膚外科手術、皮膚がん、一般医療コラムに関する医療情報
佐藤 昌樹 医師
保有資格
日本整形外科学会整形外科専門医
略歴
- 2010年 筑波大学医学専門学群医学類卒業
- 2012年 東京大学医学部付属病院勤務
- 2012年 東京逓信病院勤務
- 2013年 独立行政法人労働者健康安全機構 横浜労災病院勤務
- 2015年 国立研究開発法人 国立国際医療研究センター病院勤務を経て当院勤務
