
🪞 鏡を見るたびに気になる、ニキビ跡の凹凸(クレーター)。メイクでも隠せなくて、ずっと悩んでいませんか?
もしかして、もう治らないの?
⚠️ この記事を読まないと…
- 効果のないスキンケアにお金と時間を浪費し続ける
- 自分に合わない治療を選んで後悔するリスクがある
- クレーターが深くなる前に対処できないまま放置してしまう
✅ この記事でわかること
- 📌 クレーターができる本当のメカニズム
- 📌 自分のクレータータイプに合う最適な治療法の選び方
- 📌 フラクショナルレーザー・ダーマペンなど各治療の費用・回数・効果
- 📌 治療中に知っておくべきダウンタイムと注意点
クレーターは一度できると自然には治りにくく、スキンケアだけでの改善は困難です。しかし、現在の医療技術では多くの方が改善を実現しています。メカニズムから治療法・費用まで、まるごと解説します。
目次
- クレーターとは?ニキビ跡との違いを理解しよう
- クレーターができるメカニズム
- クレーターの種類と特徴
- クレーター治療の種類一覧
- フラクショナルレーザーによるクレーター治療
- ダーマペンによるクレーター治療
- ピコレーザーによるクレーター治療
- サブシジョンによるクレーター治療
- ヒアルロン酸注入によるクレーター治療
- ケミカルピーリングによるクレーター治療
- クレーター治療の費用の目安
- クレーター治療の期間・回数について
- 治療を受ける際の注意点とダウンタイム
- クレーターを悪化させないためのスキンケア
- まとめ
この記事のポイント
ニキビ跡のクレーターは自然治癒が難しく、フラクショナルレーザー・ダーマペン・ピコレーザー・サブシジョン・ヒアルロン酸注入などの医療治療で改善が期待できる。クレーターの種類や深さに応じて複数の治療法を組み合わせるアプローチが有効で、治療には一般的に4〜6回・半年以上を要する。
💡 クレーターとは?ニキビ跡との違いを理解しよう
クレーターとは、ニキビが深部まで炎症を起こした後に皮膚組織が破壊され、回復過程で正常に再生されなかったことにより生じる、皮膚表面の陥凹(かんおう)のことを指します。月面のクレーターに似た見た目から、この名称で呼ばれるようになりました。医学的には「瘢痕(はんこん)」の一種に分類され、「アトロフィックスカー(萎縮性瘢痕)」とも呼ばれます。
「ニキビ跡」という言葉は広い意味で使われますが、正確には赤み・色素沈着・凹凸(クレーター)・盛り上がり(ケロイド)などを含む総称です。クレーターは、このニキビ跡の中でも特に治療の難易度が高いとされており、一般的なスキンケアやセルフケアでは改善が難しいのが現状です。
クレーターと赤みや色素沈着(黒ずみ)は異なります。赤みや色素沈着は皮膚表面の色の変化であり、時間とともに自然に薄くなることも多いですが、クレーターは物理的な「皮膚の形の変化」であるため、時間が経過しても自然に元に戻ることはほとんどありません。
Q. ニキビ跡のクレーターはなぜ自然に治らないのですか?
クレーターは皮膚の物理的な形の変化であり、赤みや色素沈着とは異なります。ニキビの炎症が真皮層まで及び、コラーゲンや弾性繊維が破壊された結果として生じるため、時間が経過しても自然に元に戻ることはほとんどなく、スキンケアだけでの改善も難しいとされています。
📌 クレーターができるメカニズム
クレーターが形成される背景には、ニキビによる皮膚の炎症と組織損傷のメカニズムがあります。ニキビは毛穴に皮脂が詰まり、アクネ菌が増殖することで炎症が起きる皮膚疾患です。この炎症が真皮層(皮膚の深い層)にまで及ぶと、コラーゲンや弾性繊維などの皮膚の支持構造が破壊されてしまいます。
皮膚は本来、傷ついた部分を修復しようとする再生能力を持っています。しかし、炎症の程度が強かったり、ニキビを手でつぶしたり触れ続けたりすることで炎症が長引いたりすると、皮膚の修復が不完全になります。その結果、もともと皮膚があった部分にコラーゲンが十分に再生されず、陥凹した状態が残ってしまうのです。
また、炎症によって皮膚組織が損傷する際に生じるサイトカイン(炎症性物質)の影響で、正常なコラーゲン産生が妨げられることも、クレーター形成の一因とされています。ニキビの症状が重い「炎症性ニキビ」(赤ニキビや化膿したニキビ)ほど、クレーターが形成されやすい傾向があります。
ニキビを自分で絞ったり潰したりする行為は、炎症を深部に押し込め、感染を広げることにつながり、クレーターの形成リスクを高めます。このことから、ニキビができたときには手で触らないことが重要です。
✨ クレーターの種類と特徴
クレーターにはいくつかの種類があり、形状によって治療法の選択や効果に違いがあります。主な種類を理解しておくことで、自分のクレーターにどのような治療が向いているかを把握するのに役立ちます。
まず、アイスピックスカーと呼ばれるタイプは、縦に細長く深い穴が開いた形状をしています。直径2mm未満と比較的細いですが、深さがあるため治療が難しいとされています。毛穴の中心部から深く陥凹しており、顔の中でも鼻の周辺や頬に多く見られます。
次に、ボックスカースカーと呼ばれるタイプは、四角形や長方形のような角張ったエッジを持つ陥凹で、底面が比較的平らなのが特徴です。直径は1.5〜4mm程度で、深さはアイスピックスカーに比べると浅いものから深いものまでさまざまです。頬の広い範囲に見られることが多く、皮膚の再生を促す治療に反応しやすいとされています。
そして、ローリングスカーと呼ばれるタイプは、皮膚が波打つような、なだらかな起伏のある凹凸が特徴です。陥凹の縁が急ではなく、なだらかなカーブを描いているため、光の当たり方によって目立つことがあります。真皮層と皮下組織の間に繊維組織が形成されることで皮膚が引っ張られ、この形状が生じます。サブシジョンという治療が特に有効とされています。
実際の肌には、これらのタイプが複合的に存在していることも多く、治療においては複数の治療法を組み合わせるアプローチが有効とされています。
🔍 クレーター治療の種類一覧
現代の医療美容では、クレーター治療にさまざまなアプローチが用いられています。主な治療法を大きく分類すると、レーザー・光治療系、物理的刺激系、注入系、薬剤系の4つに分けられます。
レーザー・光治療系には、フラクショナルレーザー(CO2レーザー、エルビウムYAGレーザーなど)、ピコレーザー(ピコフラクショナルを含む)、ablative(アブレイティブ)レーザーなどがあります。これらはレーザーの熱エネルギーや衝撃波を使って皮膚組織に微細な損傷を与え、コラーゲン産生を促進することで皮膚の再生・リモデリングを促します。
物理的刺激系には、ダーマペン(マイクロニードリング)やサブシジョン(皮下切開術)などがあります。ダーマペンは細かい針で皮膚に微細な穴を開けることで自然治癒力を引き出し、サブシジョンは皮下の繊維組織を切断して皮膚の引きつれを解消する方法です。
注入系には、ヒアルロン酸注入やPRP(多血小板血漿)注入などがあります。陥凹部分に直接充填剤を注入したり、自身の血液から抽出した成長因子を注入したりすることで、凹みを補い皮膚再生を促します。
薬剤系には、ケミカルピーリングやレチノイン酸療法などがあります。これらは薬剤によって古い皮膚細胞のターンオーバーを促進し、皮膚の表面を整える効果があります。深いクレーターへの単独効果は限定的ですが、軽度のクレーターや他の治療法と組み合わせることで相乗効果が期待できます。
Q. クレーターの種類によって治療法は変わりますか?
クレーターの種類によって適した治療法は異なります。深く細い穴状の「アイスピックスカー」は複数の治療法の組み合わせが有効で、波打ち型の「ローリングスカー」には皮下の繊維組織を切断するサブシジョンが特に効果的とされています。角張った凹みの「ボックスカースカー」は皮膚再生を促す治療に反応しやすい傾向があります。
💪 フラクショナルレーザーによるクレーター治療
フラクショナルレーザーは、クレーター治療の中でも特に広く用いられ、高い効果が認められている治療法です。「フラクショナル」とは分割・分画という意味で、レーザーを格子状に分割して照射することで皮膚全体ではなく部分的に作用させ、周囲の正常な皮膚組織を残しながら治療する技術です。
フラクショナルレーザーには、皮膚を蒸散させるアブレイティブタイプと、皮膚を蒸散させずに熱を伝えるノンアブレイティブタイプがあります。アブレイティブタイプはCO2(炭酸ガス)レーザーやエルビウムYAGレーザーが代表的で、皮膚組織を直接蒸散させることで深部にまでアプローチでき、強いコラーゲン産生促進効果が得られます。一方でダウンタイムが長くなる傾向があります。ノンアブレイティブタイプはダウンタイムが比較的短く、施術後も日常生活に戻りやすい特徴がありますが、効果はアブレイティブタイプに比べると穏やかです。
フラクショナルレーザーは照射によって皮膚に微細な熱損傷を与え、それを修復するプロセスでコラーゲンやエラスチンが新たに産生されます。これにより皮膚の厚みが増し、陥凹したクレーターが徐々に浅くなっていきます。また、表面の凸凹が滑らかになることで、肌のきめが整う効果も期待できます。
治療効果は個人差がありますが、1回の治療で20〜30%程度の改善が期待でき、複数回の施術を重ねることでより高い改善率が得られるとされています。多くのガイドラインや臨床データでは、3〜5回程度の施術を1〜2ヶ月間隔で行うことが推奨されています。
施術後は赤み、腫れ、かさぶた(アブレイティブタイプの場合)などのダウンタイムが生じます。CO2フラクショナルレーザーではダウンタイムが5〜7日程度かかることもあるため、スケジュールに余裕を持って受けることが望ましいです。また、治療後は紫外線防護が非常に重要になります。
🎯 ダーマペンによるクレーター治療
ダーマペンは、電動式の微細な針(マイクロニードル)を皮膚に高速で刺入することで、皮膚に無数の微細な穴(マイクロチャンネル)を作り出す治療法です。この微細な物理的刺激が皮膚の自然治癒力を活性化し、コラーゲンや成長因子の産生を促進します。このプロセスを「コラーゲンインダクションセラピー(CIT)」と呼びます。
ダーマペンの針の長さは0.2mmから2.5mm程度まで調整可能で、クレーターの深さや治療部位に応じて使い分けることができます。クレーター治療では、より深い針設定(1.5〜2.5mm程度)が用いられることが多く、真皮層深部までアプローチすることで、コラーゲンリモデリングを効果的に促進します。
ダーマペンの大きな利点のひとつは、PRP(多血小板血漿)やエクソソーム、ヒアルロン酸などの有効成分を皮膚に浸透させる「導入治療」と組み合わせられることです。マイクロチャンネルを通じて成長因子や有効成分が真皮層まで届くことで、より高い皮膚再生効果が期待できます。
フラクショナルレーザーと比較すると、ダーマペンはダウンタイムが比較的短く(2〜3日程度の赤みが主)、また全肌タイプに使用しやすいという特徴があります。色黒の肌や敏感肌でもレーザーに比べてリスクが低いとされており、幅広い患者さんに適応できます。ただし、深いクレーターに対してはレーザーと組み合わせることでより高い効果が得られることが多いです。
施術は基本的に麻酔クリームを塗布してから行われるため、痛みは最小限に抑えられています。治療間隔は4〜6週間おきが目安で、クレーターの改善には一般的に4〜6回程度の施術が推奨されます。
💡 ピコレーザーによるクレーター治療
ピコレーザーは、皮秒(ピコ秒=1兆分の1秒)という極めて短いパルス幅でレーザーを照射する最新技術です。従来のナノ秒レーザーに比べてパルス幅が短く、熱ダメージが少ない一方で高い衝撃波(フォトアコースティック効果)を生み出せることが特徴です。
クレーター治療において特に注目されているのが、「ピコフラクショナル」モードです。これはレーザーを点状に分散させて照射し、皮膚の真皮層に微細な「空洞(LIOBs:Laser Induced Optical Breakdown)」を生み出すものです。この空洞を修復するプロセスでコラーゲンとエラスチンの産生が促進されるため、皮膚のリモデリング効果が得られます。
ピコレーザーの利点は、皮膚の表皮を蒸散させないノンアブレイティブな治療でありながら、真皮層に効果的に作用できる点です。そのため、CO2フラクショナルレーザーに比べてダウンタイムが短く(主に赤みが1〜3日程度)、仕事や日常生活への影響が最小限で済みます。
また、ピコレーザーはクレーターの改善だけでなく、ニキビ跡の色素沈着(赤みや黒ずみ)にも同時にアプローチできる多機能性を持ちます。色素破壊作用と皮膚再生効果を同時に得られるため、クレーターと色素沈着が混在している肌に対して効率的な治療が可能です。
使用される機器には、シネロン・キャンデラ社の「PicoWay(ピコウェイ)」やサイトン社の「PicoSure(ピコシュア)」、クラリティ社の「PicoPlus(ピコプラス)」などがあり、それぞれ波長や照射モードに違いがあります。どの機器がより適しているかは、クレーターの種類や肌質によって異なります。
📌 サブシジョンによるクレーター治療
サブシジョン(皮下切開術)は、特殊な針を皮膚の下に刺入し、クレーターを皮膚に引き下げている繊維組織(フィブロティックストランド)を切断する治療法です。特にローリングスカーと呼ばれるなだらかな波打ち型のクレーターに対して高い効果が期待できます。
ローリングスカーは、真皮層と皮下組織の間に異常な繊維組織が形成され、その繊維組織が皮膚表面を下方向に引っ張ることで生じます。サブシジョンはこの「引っ張り」を解放することで、引きつれていた皮膚を自然な高さに戻すことができます。また、針で組織を操作することにより、局所的な出血(微小な血腫)が生じ、これが凝固・器質化することで自然なボリュームアップ効果も期待できます。
手技は局所麻酔下で行われ、施術時間は30分前後が一般的です。施術後は内出血、腫れ、一時的な硬結(硬くなること)が生じる場合があります。内出血は1〜2週間程度で消失することがほとんどです。
サブシジョン単独でも効果はありますが、フラクショナルレーザーやダーマペン、ヒアルロン酸注入などと組み合わせることで、相乗的に高い改善効果が期待できます。特にサブシジョン後にフラクショナルレーザーを行う組み合わせは、臨床的に高い効果が報告されています。
Q. ダーマペンとフラクショナルレーザーの違いは何ですか?
フラクショナルレーザーはレーザー熱でコラーゲン産生を促進し、深いクレーターへの高い効果が期待できますが、CO2タイプではダウンタイムが5〜7日程度かかります。ダーマペンは微細な針による物理的刺激で自然治癒力を活性化する方法で、ダウンタイムは2〜3日程度と短く、色黒や敏感肌にも使用しやすい特徴があります。
✨ ヒアルロン酸注入によるクレーター治療
ヒアルロン酸注入は、クレーターの陥凹部分に直接ヒアルロン酸製剤を注入することで、物理的に凹みを埋める治療法です。即効性が高く、施術当日から効果を実感できることが大きな利点です。
クレーター治療には、比較的柔らかいテクスチャーのヒアルロン酸製剤が使用されることが多く、超細い針や針を使わないカニューレ(ソフトな注射器)を用いて精密に注入します。特にボックスカースカーのような、底面が平らで縁が明確な陥凹に対しては、ヒアルロン酸を直接充填することで自然な見た目に近づけることができます。
ただし、ヒアルロン酸は永続的な充填剤ではなく、時間とともに体内に吸収されていきます。製品や個人差によって異なりますが、一般的に6ヶ月〜1年半程度で効果が減少してきます。そのため、定期的なメンテナンス注入が必要になります。
ヒアルロン酸注入の利点は、ダウンタイムが非常に短く(注射部位の軽い赤みや腫れが数日程度)、即時効果を実感できることです。また、万が一注入部位の形が気に入らない場合は、ヒアルロニダーゼという溶解剤で溶かすことができるため、可逆性があるという安心感もあります。
一方、注意点として、深いクレーターへの大量注入や不適切な部位への注入は、不自然な見た目になったり、まれに血管塞栓などの合併症リスクがあったりするため、経験豊富な医師による施術が重要です。
🔍 ケミカルピーリングによるクレーター治療
ケミカルピーリングは、グリコール酸・乳酸・サリチル酸・トリクロロ酢酸(TCA)などの薬剤を皮膚に塗布し、古い角質や皮膚の表層を剥がしてターンオーバーを促進する治療法です。
浅いピーリング(グリコール酸、サリチル酸など)は主に角質の除去や毛穴の詰まりの改善、軽度の色素沈着に効果的です。クレーターへの効果は限定的ですが、肌のキメを整えることで全体的な肌質向上が期待でき、他の治療法との組み合わせで相乗効果が得られます。
中〜深いピーリング(高濃度TCAなど)は真皮層にまで作用し、コラーゲン産生を促進することでクレーターの改善効果が期待できます。ただし、深いピーリングほどダウンタイムが長く、リスクも高まるため、医師の適切な判断のもとで施術が行われる必要があります。
アイシークリニック新宿院をはじめとした多くの医療機関では、ケミカルピーリングを単独で行うよりも、フラクショナルレーザーやダーマペンなどと組み合わせるメニューを提案することが一般的です。ピーリングで肌の表面環境を整えてからレーザー治療を行うことで、レーザーの効果が皮膚により深く届きやすくなると考えられています。
💪 クレーター治療の費用の目安
クレーター治療は原則として自由診療(保険適用外)となり、治療費はクリニックや治療法によって異なります。ここでは一般的な費用の目安を紹介します。
フラクショナルレーザーは、機器の種類(CO2、エルビウムYAGなど)や照射範囲によって費用が変わります。顔全体を治療する場合、1回あたり2万円〜10万円程度が目安となることが多いです。アブレイティブタイプは効果が高い分、費用が高めになる傾向があります。
ダーマペンは1回あたり1.5万円〜5万円程度が相場です。追加で導入するPRPやエクソソームなどの成分によって費用が上乗せされることがあります。
ピコレーザー(ピコフラクショナルを含む)は1回あたり2万円〜8万円程度が目安です。使用する機器や照射範囲によって費用は変動します。
サブシジョンは部位数や施術範囲によって異なりますが、1回あたり3万円〜10万円程度が目安とされることが多いです。
ヒアルロン酸注入はクレーターの数や使用量によって費用が変わります。使用量1mlあたり3万円〜8万円程度が相場とされています。
ケミカルピーリングは比較的費用が低く、1回あたり5,000円〜3万円程度が目安です。
多くのクリニックでは、複数回のパッケージプランや複数治療の組み合わせプランを用意しており、単回よりも費用を抑えられることがあります。また、初診時のカウンセリングで自分の肌状態に合った最適な治療プランと費用を具体的に確認することが大切です。
Q. クレーター治療中に日常ケアで気をつけることは?
クレーター治療中の日常ケアでは、まずニキビを絶対に手で潰さないことが重要です。また、紫外線はコラーゲン分解を促進しクレーターを悪化させるため、SPF30以上・PA+++以上の日焼け止めを毎日使用してください。保湿はセラミドやヒアルロン酸配合の低刺激製品で行い、スクラブ洗顔など摩擦を与えるケアは控えましょう。
🎯 クレーター治療の期間・回数について

クレーター治療において、1回の施術で完全に改善するケースは少なく、多くの場合は複数回の施術が必要です。治療に必要な回数や期間はクレーターの種類・深さ・面積、使用する治療法、個人の皮膚の再生能力などによって異なります。
一般的な目安として、フラクショナルレーザーやダーマペンではそれぞれ4〜6回程度の施術が推奨されることが多く、施術間隔は1〜2ヶ月程度です。レーザーによる刺激からコラーゲン産生が促進されてピークに達するまでに3〜6ヶ月程度かかると言われており、次の施術はコラーゲン産生がある程度落ち着いてから行うことが効果的とされています。
効果の実感については、早い方では1〜2回の施術後から改善を感じ始め、3〜4回を過ぎた頃から明らかな変化を実感される方が多いようです。ただし、コラーゲンの産生は施術後もしばらく続くため、最終的な効果を判断するには施術終了後も数ヶ月程度の経過観察が必要です。
治療の総期間は、週1回や月1回のペースで通うとして、半年〜1年以上かかるケースもあります。クレーターの程度が重いほど、また深いタイプ(アイスピックスカーなど)ほど、改善に時間と回数が必要となります。
また、クレーター治療は「完治」を目指すというよりも、「改善・軽減」を目指すというアプローチが現実的です。深く重度のクレーターが完全になくなるケースは限られていますが、見た目が大幅に改善され、日常生活での自信につながる改善を多くの方が実感しています。
💡 治療を受ける際の注意点とダウンタイム
クレーター治療を受ける際には、事前にいくつかの点を理解しておくことが大切です。
まず、ダウンタイムについてです。治療法によってダウンタイムの程度は異なります。CO2フラクショナルレーザー(アブレイティブタイプ)では、施術後に強い赤みや浮腫(むくみ)、皮膚の剥離(かさぶたが取れる状態)が1週間前後続くことがあります。ピコレーザー(ノンアブレイティブ)やダーマペンでは、赤みが1〜3日程度で落ち着くことが多く、ダウンタイムは比較的短いです。治療を受けるタイミングは、重要な予定の前後を避け、ダウンタイムを確保できる時期に設定することをお勧めします。
次に、治療前の準備についてです。レーザー治療前は日焼けを避けることが重要です。日焼けした肌にレーザーを照射すると、色素沈着などの副作用リスクが高まります。また、イソトレチノイン(ニキビ治療薬)を服用中の場合は、一般的に服薬終了から6ヶ月〜1年間はレーザー治療を避けることが推奨されています。事前カウンセリングでは、服用中の薬、アレルギー歴、過去の治療歴などを医師に正確に伝えてください。
治療後のアフターケアについても、適切なケアが治療効果を最大化するために欠かせません。施術後は皮膚が非常に敏感になっているため、紫外線防護(日焼け止めの使用・帽子・日傘など)を徹底することが必要です。また、摩擦や刺激を与えるスクラブ洗顔や強いマッサージは控え、保湿ケアをしっかり行いましょう。医師から処方された外用薬(保湿剤・抗生物質軟膏など)は指示通りに使用してください。
副作用・リスクについては、クレーター治療は医療行為であるため、一定のリスクを伴います。主なリスクとしては、炎症後色素沈着(PIH)、感染、瘢痕形成、期待した効果が得られないことなどが挙げられます。信頼できる医療機関でのカウンセリングを通じて、リスクと期待できる効果をよく理解した上で治療を選択することが大切です。
📌 クレーターを悪化させないためのスキンケア
クレーターの治療を受けている間も、また治療を検討している段階でも、日常のスキンケアでクレーターをこれ以上悪化させないようにすることが重要です。
最も大切なことは、ニキビを絞ったり潰したりしないことです。ニキビを無理に触れると、炎症が深部に広がり、クレーターが形成・悪化するリスクが高まります。ニキビが気になっても、手で触れる習慣をやめることが先決です。
洗顔は丁寧に、かつ刺激なく行うことが基本です。泡立てた洗顔フォームを使い、指で皮膚を強くこすらないようにしましょう。スクラブ入りの洗顔料やピーリング洗顔料は、炎症中の肌には刺激が強く、症状を悪化させることがあります。
保湿ケアも重要です。皮膚のバリア機能を維持することで外部刺激から肌を守り、ニキビの悪化や肌荒れを防ぎます。ヒアルロン酸、セラミド、グリセリンなどを含む低刺激の保湿剤を使用することが推奨されます。
紫外線対策も欠かせません。紫外線はニキビ跡の色素沈着を濃くするだけでなく、皮膚のコラーゲン分解を促進します。クレーターの形成や悪化を防ぐためにも、毎日の日焼け止め使用が非常に重要です。SPF30以上、PA+++以上の製品を選び、外出時は帽子や日傘も活用しましょう。
ビタミンC誘導体を含む化粧品も、クレーター周辺の色素沈着を改善し、コラーゲン産生を補助する効果が期待できます。ただし、刺激があるため濃度に注意しながら使用してください。
食生活と生活習慣の面では、良質な睡眠、バランスの取れた食事、過度な糖質・乳製品の摂取を控えることなどが、ニキビの悪化予防と皮膚の健康維持に関係するとされています。皮膚の再生は夜間の睡眠中に活発になるため、十分な睡眠を確保することも大切です。
👨⚕️ 当院での診療傾向【医師コメント】
高桑康太 医師(当院治療責任者)より
「当院では、クレーターのタイプや深さを丁寧に診断した上で、フラクショナルレーザーやダーマペン、サブシジョンなどを組み合わせた個別最適なプランをご提案しており、複数の治療法を組み合わせることで単独治療よりも高い改善効果が得られる患者様が多くいらっしゃいます。最近の傾向として、ダウンタイムへの配慮からピコレーザーやダーマペンを希望される方が増えており、お仕事や日常生活への影響を最小限に抑えながら治療を続けられる環境を整えることも、私たちが大切にしているポイントのひとつです。クレーターは改善に時間を要することもありますが、一人ひとりの肌の状態やライフスタイルに寄り添いながら、長期的にサポートしてまいりますので、まずはお気軽にご相談ください。」
✨ よくある質問
クレーターは皮膚の物理的な形の変化であるため、赤みや色素沈着とは異なり、時間が経っても自然に元に戻ることはほとんどありません。スキンケアだけでの改善も難しいとされています。改善を目指すには、フラクショナルレーザーやダーマペンなどの医療的な治療を受けることが必要です。
治療法や症状の程度によって異なりますが、フラクショナルレーザーやダーマペンではそれぞれ4〜6回程度の施術が推奨されることが多く、施術間隔は1〜2ヶ月が目安です。治療の総期間は半年〜1年以上かかるケースもあります。まずは当院でカウンセリングを受け、個別の治療計画を立てることをおすすめします。
治療法によって異なります。CO2フラクショナルレーザー(アブレイティブタイプ)では赤みや皮膚の剥離が1週間前後続く場合があります。一方、ピコレーザーやダーマペンは赤みが1〜3日程度と比較的短いです。仕事や日常生活への影響を考慮しながら、当院では患者さんのライフスタイルに合った治療法をご提案しています。
クレーター治療は自由診療(保険適用外)です。治療法ごとの1回あたりの目安は、フラクショナルレーザーが2万〜10万円、ダーマペンが1.5万〜5万円、ピコレーザーが2万〜8万円、ケミカルピーリングが5,000円〜3万円程度です。複数回パッケージや組み合わせプランで費用を抑えられる場合もあるため、詳細はカウンセリングにてご確認ください。
クレーターの種類によって適した治療法が異なります。深く細い「アイスピックスカー」は治療が難しく複数の治療法を組み合わせるアプローチが有効です。波打ち型の「ローリングスカー」にはサブシジョンが特に効果的とされています。当院では、クレーターのタイプや深さを丁寧に診断した上で、個別最適な治療プランをご提案していますので、まずはお気軽にご相談ください。
🔍 まとめ
クレーター(ニキビ跡の凹み)は、一度形成されると自然に元に戻ることは難しい状態ですが、現代の医療美容においてはさまざまな治療法が確立されており、適切なアプローチを選ぶことで改善が期待できます。
フラクショナルレーザーやダーマペンは皮膚の自然治癒力を活かしたコラーゲン産生促進による治療、ピコレーザーはダウンタイムを抑えながら真皮層に作用する最新治療、サブシジョンはローリングスカーの繊維組織を切断する物理的アプローチ、ヒアルロン酸注入は即効性の高い充填療法、ケミカルピーリングは肌のターンオーバーを促進して肌質を整える方法として、それぞれ特徴があります。
クレーターの種類(アイスピックスカー・ボックスカースカー・ローリングスカー)や深さ、肌質によって最適な治療法は異なり、また複数の治療法を組み合わせることでより高い効果が得られることが多いです。
治療を検討する際は、信頼できる医療機関でのカウンセリングを受け、自分の肌の状態・クレーターの種類・希望する改善度・ライフスタイル(ダウンタイムの許容度など)・費用などを総合的に考慮した上で、医師と一緒に治療計画を立てることが重要です。
アイシークリニック新宿院では、患者さん一人ひとりの肌状態に合わせたオーダーメイドのクレーター治療プランをご提案しています。クレーターでお悩みの方は、まずは無料カウンセリングにてご相談ください。専門の医師が丁寧に肌の状態を診察し、最適な治療法と治療計画をご提案いたします。
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📚 参考文献
- 日本皮膚科学会 – ニキビ(尋常性痤瘡)の炎症メカニズム、アトロフィックスカー(萎縮性瘢痕)の分類、およびクレーター形成に関する医学的根拠となるガイドラインや診療指針の参照
- 日本形成外科学会 – 瘢痕(はんこん)・ケロイドの種類と治療法(フラクショナルレーザー、サブシジョン、ヒアルロン酸注入など)に関する形成外科的観点からの診療情報の参照
- PubMed – アクネスカー(ニキビ跡クレーター)に対するフラクショナルレーザー・ダーマペン・ピコレーザー・サブシジョン等の各治療法の臨床効果・回数・安全性に関する査読済み論文の参照
監修者医師
高桑 康太 医師
保有資格
ミラドライ認定医
略歴
- 2009年 東京大学医学部医学科卒業
- 2009年 東京逓信病院勤務
- 2012年 東京警察病院勤務
- 2012年 東京大学医学部附属病院勤務
- 2019年 当院治療責任者就任
- 皮膚腫瘍・皮膚外科領域で15年以上の臨床経験と30,000件超の手術実績を持ち、医学的根拠に基づき監修を担当
- 専門分野:皮膚腫瘍、皮膚外科、皮膚科、形成外科
- 臨床実績(2024年時点) 皮膚腫瘍・皮膚外科手術:30,000件以上、腋臭症治療:2,000件以上、酒さ・赤ら顔治療:1,000件以上
- 監修領域 皮膚腫瘍(ほくろ・粉瘤・脂肪腫など)、皮膚外科手術、皮膚がん、一般医療コラムに関する医療情報
佐藤 昌樹 医師
保有資格
日本整形外科学会整形外科専門医
略歴
- 2010年 筑波大学医学専門学群医学類卒業
- 2012年 東京大学医学部付属病院勤務
- 2012年 東京逓信病院勤務
- 2013年 独立行政法人労働者健康安全機構 横浜労災病院勤務
- 2015年 国立研究開発法人 国立国際医療研究センター病院勤務を経て当院勤務
