
⚡ 「ほくろを切って取ったけど、この傷跡…いつ消えるの?」
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切開法でほくろを除去した後、傷跡が完全に落ち着くまでには最大1〜2年かかることをご存知でしょうか。この記事を読めば、術後の経過を時系列でまるごと把握でき、やるべきケアと絶対NGな行動がすぐわかります。
読まないと…ケアの失敗で傷跡が残るリスクが上がります。施術前・施術後、どちらの方にも必見の内容です。
💬 こんな方にぴったりの記事です
- 📌 ほくろの切開法を検討中の方
- 📌 術後の経過が不安な方
- 📌 傷跡をできるだけ目立たなくしたい方
- 📌 抜糸後のケア方法を知りたい方
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目次
- ほくろの切開法とはどのような施術か
- 切開法が選ばれるケース
- 施術当日の流れと術直後の状態
- 術後1〜3日目の経過と注意点
- 術後4〜7日目(抜糸前後)の経過
- 術後1〜2週間の経過
- 術後1ヶ月〜3ヶ月の経過
- 術後3ヶ月〜6ヶ月以降の経過
- 傷跡を目立たなくするためのケア方法
- 切開法後に起こりやすいトラブルと対処法
- 切開法とレーザー除去の違い
- 経過中に気をつけたい生活習慣
- まとめ
この記事のポイント
ほくろ切開法は術後5〜14日で抜糸、傷跡が落ち着くまで1〜2年かかる。紫外線対策・テーピング・保湿などの適切なアフターケアが経過改善に重要で、感染やケロイドなどのトラブル時は速やかに医師へ相談することが大切。
💡 ほくろの切開法とはどのような施術か
ほくろの切開法は、メスを使って皮膚を切開し、ほくろとその周辺組織を含めて切り取り、縫合するという施術です。医学的には「切除縫合法」「外科的切除法」とも呼ばれています。
ほくろは皮膚の表面に見える部分だけでなく、皮膚の深部にまで細胞が存在していることがあります。レーザーや電気凝固(電気メス)を使った方法では、表面のほくろは除去できても、根の深い部分まで届かず再発するリスクがあります。しかし切開法では、ほくろの根ごとしっかりと切り取ることができるため、再発リスクが低く、確実性の高い方法として位置付けられています。
施術は基本的に局所麻酔下で行われるため、施術中の痛みはほとんど感じません。切開する範囲はほくろの大きさや形状によって異なりますが、皮膚の自然なしわの方向や顔のラインに沿って切開線を設定することで、傷跡をできる限り目立たなくする工夫がなされています。切開後は丁寧に縫合し、術後はガーゼなどで保護します。
施術時間は部位やほくろの大きさにもよりますが、一般的に15〜30分程度で完了することが多く、日帰りで受けられる施術です。術後は数日以内に傷の状態を確認する再診が行われ、抜糸のタイミングまで医師の指示に従ったケアを続けることが大切です。
Q. ほくろ切開法の術後の腫れや痛みはいつまで続く?
ほくろ切開法(切除縫合法)では、術後1〜3日目に腫れや痛みが最も強くなります。腫れは2〜3日でピークを迎えた後、徐々に軽減します。痛みは処方された鎮痛剤で対処できる程度が一般的です。顔の施術では腫れが目立ちやすいですが、時間とともに改善されます。
📌 切開法が選ばれるケース
ほくろの除去方法はいくつかありますが、切開法が特に推奨されるのはどのような場合でしょうか。以下に代表的なケースを挙げます。
まず、ほくろの直径が大きい場合です。一般的に直径5mm以上のほくろは、レーザー照射だけでは完全に除去しきれないことがあり、切開法が適していると判断されることが多くなります。
次に、皮膚の深部まで細胞が及んでいると考えられるほくろです。盛り上がりが大きく、根が深いと推測されるほくろには、外科的に切除する方法が有効です。
また、悪性黒色腫(メラノーマ)などの皮膚がんが疑われる場合にも、切除後に病理組織検査を行うことができる切開法が選択されます。見た目や形状が気になるほくろは、念のため切除して組織検査に提出するという判断がなされることもあります。
さらに、過去にレーザー除去などを行ったが再発したほくろや、以前の治療で残存組織が残っているケースも、切開法が有効な選択肢となります。
なお、切開法に向いていないケースとしては、ほくろが非常に小さくて浅い場合や、皮膚状態・体質によって縫合後の治癒が難しいと判断された場合などが挙げられます。どの方法が最適かは、実際に医師が診察してから判断されます。
✨ 施術当日の流れと術直後の状態
施術当日はまずカウンセリングと医師による診察が行われます。ほくろの状態や皮膚の厚み、部位を確認し、切除する範囲や縫合の方法について説明を受けます。疑問点があればこの時点で遠慮なく確認しておきましょう。
診察後、施術部位の洗浄・消毒を行い、局所麻酔を注射します。麻酔の注射時にチクッとした痛みを感じることがありますが、麻酔が効いた後は切開・縫合の際に痛みを感じることはほとんどありません。ほくろとその周囲の皮膚を適切な範囲で切除し、丁寧に縫合した後にガーゼや医療用テープで保護して施術は終了です。
術直後の状態としては、まず麻酔の影響で施術部位の感覚がしばらく鈍い状態が続きます。麻酔が切れてくると軽い痛みやひりひり感を感じることがありますが、処方された鎮痛剤を使用することで対応できる程度のことがほとんどです。
傷口は縫合糸で縫われており、ガーゼや医療用テープで覆われた状態です。施術直後は傷周囲に赤みや軽度の腫れが生じることがあります。これは正常な反応であり、過度に心配する必要はありません。
当日は安静に過ごすことが大切で、激しい運動や飲酒、長時間の入浴は避けるよう指示されることが多いです。シャワーについては施術部位を濡らさないように注意しながら当日から可能な場合もありますが、クリニックの指示に従ってください。

🔍 術後1〜3日目の経過と注意点
施術後1〜3日目は、傷の治癒が始まる初期段階です。この時期に見られる主な症状と、注意すべき点を詳しく説明します。
この時期には、傷口周辺の赤みや腫れが最も強く出ることがあります。これは皮膚が傷を修復しようとする炎症反応であり、正常な回復過程の一部です。腫れは施術後2〜3日目にピークを迎え、その後徐々に引いていくことが多いです。顔の施術では特に腫れが目立ちやすいため、心配になることもありますが、通常は時間とともに改善されます。
痛みについては、この時期が最もつらく感じる方が多いです。じんじんとした痛みや、触れると痛む感覚があることが一般的です。処方された鎮痛剤を指示通りに服用しましょう。市販の鎮痛剤を使う場合は、血流を増加させる作用のあるものや、血液をサラサラにする成分が含まれるものは避けたほうが無難です。使用前にクリニックに確認することをおすすめします。
傷口の出血については、術後しばらくは滲み出るような出血が見られることがあります。ガーゼや保護材が血で染まっても少量であれば問題ないことが多いですが、出血が止まらない場合や大量の出血がある場合は速やかにクリニックに連絡してください。
この時期の主な注意点としては、まず傷口を清潔に保つことが最も重要です。処方された外用薬(抗生物質含有軟膏など)を医師の指示通りに塗布し、清潔なガーゼで保護します。また、傷口を強くこすったり、ひっかいたりしないよう注意しましょう。飲酒や激しい運動も、血行が促進されて出血や腫れが悪化するリスクがあるため控えましょう。
Q. ほくろ切開法の抜糸はいつ行われますか?
ほくろ切開法の抜糸は、部位によってタイミングが異なります。顔の場合は術後5〜7日程度、体幹や四肢では7〜14日程度が目安です。抜糸後も傷跡は赤く線状に見える段階であり、皮膚内部の修復はまだ続いています。自己判断での抜糸は危険なため、必ず医師に行ってもらいましょう。
💪 術後4〜7日目(抜糸前後)の経過
術後4〜7日目は、多くのクリニックで抜糸が行われるタイミングです。ただし、部位やほくろの大きさ、個人の回復具合によって抜糸のタイミングは異なり、顔の場合は比較的早め(5〜7日程度)、体幹や四肢では少し遅め(7〜14日程度)になることもあります。
この時期になると、多くの方で腫れや赤みが落ち着いてきます。傷口も閉じてきて、かさぶたが形成されることがあります。かさぶたは傷の修復過程で自然にできるものなので、無理にはがさないようにしましょう。はがしてしまうと、皮膚の再生が妨げられたり、色素沈着や傷跡が目立ちやすくなったりすることがあります。
抜糸は、縫い合わせた糸を取り除く処置で、ほとんどの場合、痛みはほとんどありません。抜糸後は傷口が完全に閉じた状態となりますが、この時点では傷跡はまだ線状に赤く見えることが多いです。皮膚の内部ではまだ修復が進んでいる段階であり、見た目の変化はこれから続いていきます。
抜糸後のケアについては、引き続き傷口を清潔に保ち、紫外線対策を徹底することが重要です。この時期から、医師の許可があれば保湿ケアや紫外線ブロックを開始できる場合もあります。クリニックからの指示をしっかり守ってください。
なお、抜糸のタイミングで傷口がまだ完全に閉じていない場合や、感染の兆候がある場合は、抜糸を延期したり、追加の処置が必要になることもあります。自己判断で抜糸を試みることは危険ですので、必ず医師に行ってもらいましょう。
🎯 術後1〜2週間の経過
抜糸が完了した後の1〜2週間は、傷の表面的な回復が進む時期です。傷口自体はふさがっていますが、傷跡はまだ赤みを帯びており、線状の痕が残っています。この赤みは、皮膚の下で新しい血管が形成されているためであり、時間とともに薄くなっていきます。
この時期になると、日常生活における制限が少なくなってくることが多いです。ただし、傷跡への直接的な摩擦や衝撃、過度な引っ張りには注意が必要です。特に関節の近くや動きの多い部位の傷跡は、動作によって引っ張られることで傷跡が広がるリスクがあります。
かゆみを感じる方も増えてきます。これは皮膚の修復が進んでいるサインでもありますが、強くかいてしまうと傷跡が悪化することがあります。かゆみが強い場合は、かかずに軽く押さえる、あるいはクリニックで処方された軟膏を使用するなどして対処しましょう。
入浴については、抜糸後は傷口を濡らすことができるようになる場合が多いですが、長時間の湯船への浸かりはまだ避けたほうが良いケースもあります。クリニックの指示を確認してください。
また、この時期から日焼け対策を積極的に始めることが重要です。傷跡の部分は紫外線の影響を受けやすく、色素沈着(炎症後色素沈着)が起きやすい状態です。外出時は日焼け止めを塗るか、衣類やガーゼなどで物理的に遮光することが推奨されます。

💡 術後1ヶ月〜3ヶ月の経過
術後1ヶ月を過ぎると、傷跡は外見的にかなり落ち着いてきますが、皮膚の内部ではまだ修復と改造(リモデリング)のプロセスが続いています。この時期の傷跡の特徴と対策について解説します。
1ヶ月目の時点では、傷跡はまだ赤みや硬さが残っていることが多いです。触ると少し盛り上がっているように感じる場合もあります。これは傷の修復過程でコラーゲンが増生されているためであり、徐々に改善されていきます。
2〜3ヶ月になると、多くの方で傷跡の赤みが薄れてきます。傷跡の硬さも少しずつ柔らかくなり、全体的にフラットな状態に近づいてきます。ただし、個人差があり、体質や部位によっては赤みが長引く方もいます。
この時期に特に気をつけたいのが、ケロイドや肥厚性瘢痕のリスクです。ケロイドとは傷跡が過剰に盛り上がり、もとの傷の範囲を超えて広がっていく状態で、肥厚性瘢痕は傷跡が赤く盛り上がるものの傷の範囲内にとどまっている状態です。体質的にケロイドになりやすい方(家族にケロイド体質の方がいる、過去の傷でケロイドになったことがある方)は、施術前に医師に伝えておくことが重要です。
術後のフォローアップとして、クリニックへの定期的な受診が推奨されます。傷跡の状態に合わせて、シリコンテープや遮光テープの使用、外用ステロイドの塗布などの追加ケアが提案されることもあります。
Q. ほくろ切開法後の傷跡ケアで何が重要ですか?
ほくろ切開法後の傷跡ケアでは、主に3つの対策が重要です。①シリコンテープや遮光テープによるテーピングでコラーゲンの過剰産生を抑制する、②SPF30以上の日焼け止めや衣類による紫外線対策で色素沈着を予防する、③刺激の少ない保湿剤で皮膚を乾燥から守る、以上を継続することが傷跡改善につながります。
📌 術後3ヶ月〜6ヶ月以降の経過
術後3ヶ月を過ぎると、傷跡の変化はさらに緩やかになってきます。この時期から先は、長期的な傷跡の成熟(成熟瘢痕)が進んでいきます。
3〜6ヶ月の時期には、多くの方で傷跡の赤みが白みがかった線状の瘢痕(白色瘢痕)へと変化してきます。これは傷跡に含まれるコラーゲン繊維が成熟して整列し始めた状態です。皮膚の色とどの程度馴染むかは個人差がありますが、全体的に目立ちにくくなってくる時期です。
6ヶ月以降も傷跡は徐々に変化を続け、一般的には術後1〜2年をかけて最終的な状態に落ち着くと言われています。最終的な傷跡の状態は、元のほくろの大きさや部位、個人の皮膚状態、術後のケアの程度などによって異なります。
この時期に傷跡が気になる場合には、美容皮膚科的なアプローチとして、レーザー治療(傷跡のレーザー)や注射療法(ステロイド注射など)を検討することもできます。これらは傷跡の赤みや盛り上がりを改善する効果が期待できますが、適応があるかどうかは医師に相談の上で判断してもらいましょう。
また、この時期になっても引き続き紫外線対策は大切です。傷跡への紫外線照射は色素沈着の原因になることがあるため、日常的な日焼け対策を継続することが望まれます。
✨ 傷跡を目立たなくするためのケア方法
術後の経過をより良くし、傷跡をできる限り目立たなくするためには、適切なアフターケアが非常に重要です。ここでは、具体的なケア方法を紹介します。
まず、テーピングです。抜糸後から傷跡にシリコンゲルシートや医療用のシリコンテープ、あるいは専用の遮光テープを貼ることで、傷跡の赤みや盛り上がりを抑える効果が期待できます。テープは傷跡に適度な圧迫を加えることでコラーゲンの過剰産生を防ぎ、傷跡が肥厚したり広がったりするのを抑制します。クリニックで推奨されるテープの種類や貼り方に従って行いましょう。
次に、紫外線対策です。前述のように、傷跡部分は紫外線に対して非常に敏感で、色素沈着を起こしやすい状態が続きます。日焼け止め(SPF30以上のものが推奨されることが多い)を毎日塗ることに加え、帽子や衣類などで物理的に遮光することも効果的です。特に夏場や屋外での活動が多い時期は徹底した対策を心がけましょう。
保湿ケアも大切です。皮膚を潤った状態に保つことは、傷跡の回復を助けます。刺激の少ない保湿剤を使用し、傷跡周囲を乾燥させないようにしましょう。ただし、抜糸直後など傷口がまだ完全にふさがっていない状態での使用は医師に確認してから行うべきです。
外用薬については、ヘパリン類似物質含有クリームや、スキンケア成分として使われるナイアシンアミド・ビタミンC誘導体なども傷跡ケアに活用できることがありますが、使用可能なタイミングや種類については担当医に確認しましょう。
また、マッサージも時期によっては傷跡の柔軟化に役立つことがあります。傷がしっかりと閉じて安定してから(一般的に術後1ヶ月以降)、傷跡周囲を優しく揉みほぐすことで、傷跡の硬さや引きつれを和らげる効果が期待できます。マッサージを始めるタイミングや方法についても、事前に医師に相談することをおすすめします。
🔍 切開法後に起こりやすいトラブルと対処法
切開法は安全性の高い施術ですが、術後経過の中でいくつかのトラブルが起きる可能性があります。あらかじめ知っておくことで、適切に対処できるようになります。
感染(化膿)は、術後に最も注意すべきトラブルの一つです。傷口から細菌が侵入すると、赤み・腫れ・熱感・膿の排出などの症状が現れます。このような症状がある場合は速やかにクリニックを受診しましょう。感染が確認された場合は、抗生物質の内服や外用薬による治療が行われます。感染を予防するためには、術後の傷口を清潔に保ち、処方された薬を指示通りに使用することが大切です。
血腫(けっしゅ)は、傷口の下に血液がたまった状態です。術後に傷口が急に腫れてきたり、痛みが強くなったりする場合に疑われます。血腫が生じると傷の治癒が遅れることがあるため、早めにクリニックに連絡して対応してもらいましょう。
傷跡の開裂(創部離開)は、縫合された傷が何らかの原因で開いてしまう状態です。抜糸が早すぎたり、傷に強い力がかかったりした場合に生じることがあります。傷が開いた場合は、慌てず清潔なガーゼや布で傷口を覆い、すぐにクリニックへ連絡してください。
色素沈着は、炎症後色素沈着とも呼ばれ、傷跡が茶色や黒っぽく色素が沈着してしまった状態です。特にニキビや傷跡が茶色く残りやすい方(色素沈着しやすい体質の方)に多く見られます。日焼け対策の徹底が予防の基本となります。色素沈着が生じた場合は、美白外用薬の使用やレーザー治療などの対処法が検討されます。
ケロイド・肥厚性瘢痕については前述の通りですが、体質的にリスクが高い方は術前から医師に申告しておくことが重要です。ケロイド体質と知らずに施術を受けると、術後に傷跡が大きく盛り上がるトラブルが生じることがあります。予防的にステロイドテープを貼付したり、定期的にクリニックでの処置を受けたりすることで対応できます。
ほくろの再発については、切開法は根ごと切除するため再発率は低いですが、切除範囲が不十分だった場合や、切除しきれなかった細胞が残っている場合には再発することもあります。施術後にほくろが再び現れてきた場合は、放置せずにクリニックへ相談しましょう。
Q. ほくろ切開法とレーザー除去はどう違いますか?
ほくろ切開法は直径5mm以上の大きなほくろや根の深いほくろに適し、根ごと切除できるため再発リスクが低く、病理組織検査も可能です。一方、レーザー除去は小さく浅いほくろに向いており、ダウンタイムは比較的短めですが、深いほくろには再発リスクがあります。どちらが適切かは診察時に医師が総合的に判断します。
💪 切開法とレーザー除去の違い

ほくろの除去方法として、切開法と並んでよく用いられるのがレーザー除去です。両者の違いを理解しておくことは、自分に合った施術を選ぶ上でとても参考になります。
レーザー除去は、炭酸ガス(CO2)レーザーやQスイッチレーザーなどを使って、ほくろのメラニン色素や組織を蒸発・破壊する方法です。メスを使わないため傷が小さく、ダウンタイムが比較的短い点が特徴です。小さくて表面的なほくろには適しており、傷跡が丸い凹みの形で残ることが多いです。凹みは通常数ヶ月かけて徐々に目立たなくなります。
一方、切開法はメスで切除・縫合するため、線状の傷跡が残ります。直後は傷跡が目立ちますが、時間をかけて薄くなっていくことが多いです。大きなほくろや深いほくろ、悪性が疑われるほくろへの対応には切開法が適しています。また、切除した組織を病理検査に提出できるという点も、切開法ならではの利点です。
経過という観点から比較すると、レーザー除去後のダウンタイムは1〜2週間程度とやや短めであることが多いですが、深いほくろには再発リスクがあります。切開法のダウンタイムは抜糸(5〜14日)が必要なぶん少し長くなりますが、根ごと除去できる確実性があります。
どちらの方法が適しているかは、ほくろの大きさ・深さ・部位・性状、そして患者さんの希望や体質などを総合的に判断して医師が提案します。「傷跡をできるだけ小さくしたい」「確実に再発を防ぎたい」など、優先したい点を医師に伝えながら話し合うことが大切です。
🎯 経過中に気をつけたい生活習慣
ほくろ切開法の術後経過をスムーズに進めるためには、日常生活の中での注意点も重要です。ここでは、特に気をつけたい生活習慣についてまとめます。
食事については、傷の回復を助ける栄養素を積極的に摂ることが望ましいです。たんぱく質は皮膚の修復に欠かせない栄養素で、肉・魚・豆類・乳製品などから摂取できます。ビタミンCはコラーゲンの生成を助ける役割があり、野菜・果物などから摂るようにしましょう。逆に、飲酒は血管を拡張させて出血や腫れを悪化させる可能性があるため、少なくとも術後数日間は避け、その後も控えめにすることが推奨されます。
運動については、術後しばらくは激しい運動を控えましょう。特に傷口に負担がかかるような動作(引っ張る、伸ばすなど)は傷の開裂リスクを高めます。スポーツや筋トレなどの激しい運動は術後2〜4週間は控えるよう指示されることが多いです。
入浴については、術後の時期によって制限が異なります。施術直後は傷口を濡らさないようにシャワーのみにするよう指示されることが多く、入浴(湯船に浸かること)は抜糸後からが一般的です。ただし、高温の浴槽への長時間の浸漬は血行を促進して腫れや出血リスクを高めることがあるため、傷跡がある程度安定するまでは控えめにしましょう。サウナ・温泉なども同様に注意が必要です。
睡眠と休息については、十分な睡眠は回復を促す基本的な要素です。睡眠中は成長ホルモンが分泌され、皮膚の修復が活性化されます。術後は特に十分な休息を心がけましょう。また、ストレスも皮膚の回復に影響を与えることがあるため、無理をせずゆったりと過ごす期間を設けることも大切です。
メイクについては、顔の施術の場合、傷口周辺のメイクは傷が落ち着くまで控えることが一般的です。ただし、傷口から離れた部分のメイクについては比較的早期から可能なことも多いため、クリニックの指示を確認してください。傷跡をカバーしたい場合は、医師の許可を得た上でカバーコスメ(コンシーラーなど)を使用することも選択肢の一つです。
喫煙は、皮膚の血流を低下させ、傷の治癒を遅延させることが知られています。術後は喫煙を控えることが強く推奨されます。禁煙が難しい方は、少なくとも術前後の一定期間(術前2週間・術後4週間程度が目安)は控えるよう努力することが望ましいです。
👨⚕️ 当院での診療傾向【医師コメント】
高桑康太 医師(当院治療責任者)より
「当院では、ほくろの切開法を受けられた患者様から「術後の経過がどのくらい続くのか不安だった」というお声を多くいただきます。傷跡が最終的に落ち着くまでには数ヶ月から1〜2年程度かかることがありますが、適切な紫外線対策やテーピングケアを丁寧に続けていただくことで、経過が大きく改善するケースがほとんどです。気になる症状がある際はどうぞ遠慮なくご相談ください。術後のフォローアップも含めて、患者様一人ひとりに寄り添ったサポートを心がけています。」
💡 よくある質問
抜糸のタイミングは部位によって異なります。顔の場合は術後5〜7日程度、体幹や四肢では7〜14日程度が目安です。ただし、個人の回復状況によって前後することがあります。自己判断での抜糸は危険ですので、必ず医師に行ってもらいましょう。
術後3〜6ヶ月頃から赤みが薄れ、白い線状の傷跡へと変化していきます。最終的な状態に落ち着くまでは、一般的に術後1〜2年程度かかるとされています。経過には個人差があり、部位や術後ケアの丁寧さによっても異なります。
体質的にケロイドになりやすい方(家族にケロイド体質の方がいる、過去の傷でケロイドになった経験がある方)は、リスクが高まる場合があります。該当する方は施術前に必ず医師へ申告してください。予防的にステロイドテープの貼付や定期的な処置で対応できる場合があります。
傷口に赤み・腫れ・熱感・膿の排出などの症状が現れた場合は、感染が疑われます。自己判断で対処せず、速やかにアイシークリニックへご連絡・ご受診ください。確認後、抗生物質の内服や外用薬による治療が行われます。早期対応が重要です。
レーザー除去は小さく浅いほくろに適しており、ダウンタイムが比較的短い点が特徴です。一方、切開法は直径5mm以上の大きなほくろや根の深いほくろ、悪性が疑われるほくろに適しており、再発リスクが低く病理検査も可能です。どちらが適切かは診察時に医師が総合的に判断します。
📌 まとめ
ほくろの切開法(切除縫合法)は、大きなほくろや深いほくろを確実に取り除くことができる信頼性の高い施術です。しかしながら、術後には赤みや腫れ、痛みなどのダウンタイムがあり、傷跡が最終的な状態に落ち着くまでには数ヶ月から1〜2年程度かかることがあります。
術後の経過をまとめると、施術直後〜数日間は腫れや痛みが最も強い時期であり、安静と適切なケアが求められます。5〜14日程度で抜糸が行われ、その後は徐々に傷跡が落ち着いてきます。1〜3ヶ月を過ぎる頃には赤みが薄れ始め、3〜6ヶ月以降は線状の白い傷跡へと変化し、時間をかけてさらに目立ちにくくなっていきます。
経過を良好に保つためには、紫外線対策・テーピングケア・保湿・禁酒・禁煙・適切な栄養摂取などの生活習慣が重要です。また、感染や色素沈着、ケロイドなどのトラブルが起きた場合は自己判断せず、速やかにクリニックへ相談することが大切です。
ほくろ切開法の施術と経過については、担当医との十分なコミュニケーションが何よりも大切です。気になる点があれば遠慮なく質問し、自分の体の状態を正確に伝えながら、安心して回復の過程を歩んでいきましょう。アイシークリニック新宿院では、ほくろの状態やお悩みに応じて最適な除去方法をご提案し、術後のフォローアップにも丁寧に対応しています。施術に関してご不明な点やご不安なことがあれば、お気軽にご相談ください。
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📚 参考文献
- 日本皮膚科学会 – ほくろ(色素性母斑)の診断基準、悪性黒色腫との鑑別、皮膚外科的切除の適応に関するガイドラインおよび診療指針
- 日本形成外科学会 – 切除縫合法による瘢痕形成、ケロイド・肥厚性瘢痕の予防と治療、術後創傷管理に関する情報
- 日本美容外科学会 – ほくろ切除術(切開法・レーザー除去)の術式比較、ダウンタイム、アフターケアおよび術後経過に関する患者向け情報
監修者医師
高桑 康太 医師
保有資格
ミラドライ認定医
略歴
- 2009年 東京大学医学部医学科卒業
- 2009年 東京逓信病院勤務
- 2012年 東京警察病院勤務
- 2012年 東京大学医学部附属病院勤務
- 2019年 当院治療責任者就任
- 皮膚腫瘍・皮膚外科領域で15年以上の臨床経験と30,000件超の手術実績を持ち、医学的根拠に基づき監修を担当
- 専門分野:皮膚腫瘍、皮膚外科、皮膚科、形成外科
- 臨床実績(2024年時点) 皮膚腫瘍・皮膚外科手術:30,000件以上、腋臭症治療:2,000件以上、酒さ・赤ら顔治療:1,000件以上
- 監修領域 皮膚腫瘍(ほくろ・粉瘤・脂肪腫など)、皮膚外科手術、皮膚がん、一般医療コラムに関する医療情報
佐藤 昌樹 医師
保有資格
日本整形外科学会整形外科専門医
略歴
- 2010年 筑波大学医学専門学群医学類卒業
- 2012年 東京大学医学部付属病院勤務
- 2012年 東京逓信病院勤務
- 2013年 独立行政法人労働者健康安全機構 横浜労災病院勤務
- 2015年 国立研究開発法人 国立国際医療研究センター病院勤務を経て当院勤務
