
💬 「飲むコラーゲンって本当に効くの?」…その疑問、ズバリ答えます!
🚨 この記事を読まないとこんなことに…
- 💸 効果のない飲み方でお金をムダにし続ける
- 😞 コラーゲンだけ頼って、シワ・たるみが改善されないまま
- ⏳ 何ヶ月も継続しても効果が出ない理由がわからないまま
✅ この記事でわかること
- 📌 飲んだコラーゲンが体内でどう働くのか(科学的な仕組み)
- 📌 本当に肌・関節への効果があるのか(エビデンスあり)
- 📌 効果を最大化する正しい摂取方法
- 📌 コラーゲンだけでは補えない部分と、美容医療との相乗効果
美容医療の専門クリニックとして、正確な情報をわかりやすくお伝えします。ぜひ最後まで読んでみてください💄
目次
- コラーゲンとは何か?体内での役割
- 飲むコラーゲンの「消化・吸収」の仕組み
- コラーゲンペプチドとは?注目されている理由
- 飲むコラーゲンの科学的エビデンス
- 肌への効果は期待できるのか
- 関節や骨への影響
- 飲むコラーゲンの効果を高める摂取方法
- 飲むコラーゲンだけでは限界がある理由
- 美容医療との組み合わせで得られる相乗効果
- まとめ
この記事のポイント
飲むコラーゲン(コラーゲンペプチド)は一定の保湿・弾力改善効果が科学的に示されているが、深いシワやたるみへの効果は限定的。ビタミンCとの併用・8〜12週間の継続摂取が重要で、アイシークリニックではHIFUやレーザー治療との組み合わせによる相乗効果を提案している。
💡 コラーゲンとは何か?体内での役割
コラーゲンは、私たちの体内に最も多く存在するタンパク質のひとつです。体内のタンパク質全体の約30%をコラーゲンが占めており、皮膚・骨・軟骨・腱・血管など、あらゆる組織に含まれています。コラーゲンは「ゲル状の繊維」として体の構造を支える役割を持っており、皮膚においては真皮層の約70%がコラーゲンで構成されています。
コラーゲンには現在30種類以上のタイプが発見されていますが、皮膚に多く含まれるのはI型コラーゲンです。I型コラーゲンは三重らせん構造をしており、弾力や張りのある皮膚を維持するために欠かせない成分です。若い頃はこのコラーゲンが豊富に存在し、皮膚はふっくらとした弾力を持っています。しかし、コラーゲンの生成量は20代をピークに徐々に減少し、30代以降になると減少スピードが加速します。この減少が、シワやたるみ、乾燥といった肌の老化現象として現れてくるのです。
コラーゲンは食べ物からも摂取できます。豚足・鶏肉・魚の皮・ゼラチンなどに多く含まれており、昔から「コラーゲンをたくさん食べると肌がよくなる」といわれてきました。しかし、食品から摂取したコラーゲンが直接肌に届くわけではありません。この点が「飲むコラーゲン」の効果を考える上で最も重要なポイントになります。
Q. 飲むコラーゲンは消化されたら意味がなくなる?
「消化されると意味がない」という考えは古い情報です。近年の研究では、コラーゲンが分解される際に生成される「Pro-Hyp」などのジペプチドが血液中にそのまま移行し、皮膚の線維芽細胞を刺激してコラーゲン産生を促す可能性が示されています。
📌 飲むコラーゲンの「消化・吸収」の仕組み
「コラーゲンを飲んでも消化されてしまうから意味がない」という意見は、科学的には半分正しく、半分は古い情報に基づいています。この誤解が生まれた背景を理解するために、まずはコラーゲンが体内でどのように消化・吸収されるのかを確認しておきましょう。
コラーゲンは分子量が非常に大きいタンパク質です。そのまま口から摂取しても、胃や腸の消化酵素によってアミノ酸やペプチド(アミノ酸が数個つながった短い鎖)に分解されます。かつては「コラーゲンは消化されて普通のアミノ酸になってしまうから、肌のコラーゲンとして直接利用されることはない」と考えられていました。この考え方が「コラーゲンは意味がない」という意見の根拠になってきました。
確かに、分解されたアミノ酸は体内で再合成されてコラーゲンになることもありますが、その確率は他のタンパク質から得たアミノ酸と大きく変わらないとも言われていました。しかし、近年の研究によって新たな事実が明らかになってきています。コラーゲンが分解される際に生成される「コラーゲンペプチド」と呼ばれる小さな断片が、特定の生物活性を持っている可能性が示されてきたのです。
腸で吸収されたコラーゲンペプチドは、アミノ酸に完全に分解されずにそのままの形で血液中に移行するケースがあることがわかってきました。特に「Pro-Hyp(プロリン-ヒドロキシプロリン)」というジペプチドは、コラーゲンに特有の構造を持っており、皮膚の線維芽細胞に作用してコラーゲン生成を促進する可能性が研究によって示されています。この発見が、飲むコラーゲンへの見直しにつながっています。
✨ コラーゲンペプチドとは?注目されている理由
コラーゲンペプチドとは、コラーゲンを加水分解(水を加えて分解すること)によって小さな分子量に分解したものです。一般的な高分子コラーゲンに比べて分子量が小さいため、消化・吸収されやすいという特徴があります。現在市場に出回っている多くのコラーゲンサプリメントやドリンクには、この加水分解コラーゲン(コラーゲンペプチド)が使用されています。
コラーゲンペプチドが注目される理由のひとつに、その特異的なアミノ酸組成があります。コラーゲンはグリシン、プロリン、ヒドロキシプロリンというアミノ酸を多く含んでいますが、これらのアミノ酸の組み合わせは一般的な食品タンパク質にはほとんど見られません。特にヒドロキシプロリンはコラーゲンにほぼ特有のアミノ酸であり、コラーゲンペプチドを摂取したときに血中のヒドロキシプロリン濃度が上昇することが確認されています。
研究では、コラーゲンペプチドを摂取した後に「Pro-Hyp」や「Gly-Pro(グリシン-プロリン)」などのジペプチドが血液中に検出されることが確認されており、これらが皮膚の線維芽細胞を刺激してコラーゲン産生を促す可能性があるとされています。これは単純に「コラーゲンを食べてもアミノ酸になるだけ」という従来の考え方を覆す発見であり、飲むコラーゲンが注目される科学的背景となっています。
ただし、重要なのはすべてのコラーゲンペプチドが同じ効果を持つわけではないという点です。分子量・アミノ酸の配列・製造方法によって生物活性は異なるとされており、製品によって品質にばらつきがあることも知っておく必要があります。
Q. コラーゲンペプチド製品はどう選べばいい?
製品ラベルに「加水分解コラーゲン」「コラーゲンペプチド」「低分子コラーゲン」と記載されたものを選びましょう。分子量は1000〜3000ダルトン程度が吸収率の目安です。魚由来のマリンコラーゲンは分子量が小さく吸収されやすく、ビタミンC配合製品がより効果的とされています。
🔍 飲むコラーゲンの科学的エビデンス
飲むコラーゲンに関する研究は、ここ10〜20年で急速に増加しています。日本をはじめ、欧州や米国でも複数の臨床試験が行われており、一定の効果を示す結果が報告されています。ここでは代表的な研究について紹介します。
2014年にドイツで行われた研究(Proksch E, et al.)では、コラーゲンペプチド(1日2.5g)を8週間にわたって摂取した女性グループで、プラセボ(偽薬)グループと比較して皮膚の弾力性が有意に改善したことが報告されました。特に45歳以上の女性において効果が顕著であったとされています。また、同研究グループによる別の試験では、コラーゲンペプチドの摂取によって皮膚の水分量の改善も確認されています。
2019年に発表されたシステマティックレビュー(Choi FD, et al.)では、コラーゲンペプチドに関する複数の臨床試験をまとめた結果、皮膚の弾力性・水分量・シワの深さにおいて、プラセボ群と比較して有意な改善が見られたと結論づけられています。ただし、この研究では使用されたコラーゲンの種類・量・摂取期間が各試験で異なることも指摘されており、一定の限界があることも認めています。
一方で、すべての研究がポジティブな結果を示しているわけではありません。研究によっては効果が見られなかったものもあり、研究の規模や方法論の違いも影響しています。現時点では「コラーゲンペプチドに一定の美容効果がある可能性は示されているが、効果の大きさや最適な摂取量についてはさらなる研究が必要」というのが科学的なコンセンサスといえるでしょう。
また、研究の多くはコラーゲンペプチドの製造会社が資金提供していることも多く、利益相反の問題を考慮したうえで情報を評価することも重要です。消費者として情報を客観的に判断する目を持つことが求められます。
💪 肌への効果は期待できるのか
上述した科学的根拠を踏まえると、飲むコラーゲン(特にコラーゲンペプチド)は、肌への一定の効果が期待できる可能性があると言えます。ただし、その効果は「劇的な若返り」ではなく、継続的な摂取によって徐々に現れるものと考えるのが適切です。
期待できる肌への効果として、まず挙げられるのは皮膚の保湿・水分保持力の改善です。コラーゲンは真皮の主要成分であり、コラーゲン量が維持されることで肌の水分保持機能が支えられます。コラーゲンペプチドの摂取によってコラーゲン合成が促進されると、肌の水分量が改善される可能性があります。乾燥肌に悩む方にとっては、継続的な摂取が一定の助けになるかもしれません。
次に、皮膚の弾力性の改善も期待されています。先述した研究でも弾力性の改善が報告されており、コラーゲンの産生促進によって皮膚の真皮層が強化されることで、肌のハリが戻ってくる可能性があります。特に加齢によるコラーゲン減少が進んでいる30〜50代の女性において、効果が見えやすいとされています。
シワの改善については、研究によって小じわの深さが改善したという報告もありますが、深いシワへの効果は限定的です。コラーゲンドリンクやサプリメントで深いシワが完全に消えるということは期待しすぎで、あくまで補助的なアプローチと考えるべきでしょう。
また、肌のターンオーバー(新陳代謝)を正常化する効果も期待されています。コラーゲンペプチドが線維芽細胞を活性化させることで、皮膚全体の代謝が促進され、くすみの改善や肌のトーンアップにつながる可能性があります。
注意すべき点として、効果の出方には個人差が大きいことが挙げられます。年齢・生活習慣・もともとの肌質・遺伝的要因などによって、同じコラーゲンを摂取しても効果を感じやすい人とそうでない人がいます。また、コラーゲンの合成にはビタミンCが不可欠であり、ビタミンCが不足している状態ではコラーゲンペプチドを摂取しても十分な効果が得られない可能性があります。
Q. 飲むコラーゲンの効果を高める方法は?
コラーゲン合成にはビタミンCが不可欠なため、柑橘類やパプリカなどと一緒に摂取することが重要です。1日2.5〜10gを8〜12週間継続することが推奨されており、紫外線対策や禁煙も効果を最大化するために欠かせません。継続しやすいタイミングで摂取することが大切です。

🎯 関節や骨への影響
飲むコラーゲンの効果は、美容目的(肌のケア)だけにとどまりません。関節や骨に対する効果についても研究が行われており、一定のエビデンスが蓄積されています。
関節軟骨の約65〜80%はコラーゲン(主にII型コラーゲン)で構成されています。コラーゲンペプチドを摂取することで、関節軟骨の形成に関わる軟骨細胞が刺激を受け、軟骨の維持・修復に貢献する可能性が示されています。実際に、変形性関節症や運動後の関節痛に関する研究では、コラーゲンペプチドの摂取によって関節の痛みや動きの改善が認められた事例が報告されています。
2008年に発表された研究(Shaw G, et al.)では、アスリートを対象にコラーゲン加水分解物(1日10g)を24週間摂取させたところ、関節の痛みが有意に軽減されたと報告されています。また、スポーツ選手の膝や股関節のサポートとしてコラーゲンペプチドを活用する研究も増えており、スポーツ医学の分野でも注目が高まっています。
骨についても、コラーゲンは骨の主要な有機成分であり、カルシウムなどのミネラルを保持する「骨の足場」として機能しています。コラーゲンペプチドがカルシウムの骨への定着を助けたり、骨芽細胞(骨を作る細胞)を活性化する可能性が動物実験や一部の臨床試験で示されています。骨粗しょう症予防の観点からも、コラーゲンペプチドの摂取が注目されています。
ただし、関節や骨への効果も研究段階の部分が多く、医薬品のような明確な治療効果があるとはまだ言い切れません。関節痛や骨粗しょう症がすでに進んでいる場合は、医師への相談と医療的な治療を優先することが重要です。コラーゲンペプチドはあくまで補完的なアプローチとして位置づけることが適切です。
💡 飲むコラーゲンの効果を高める摂取方法
飲むコラーゲンを最大限に活かすためには、摂取方法にいくつかのポイントがあります。単純に「飲めばいい」というわけではなく、一緒に摂取するものや生活習慣が効果に大きく影響します。
まず最も重要なのは、ビタミンCとの同時摂取です。コラーゲンは体内でプロコラーゲンからコラーゲンに変換される過程でビタミンCが必要不可欠です。ビタミンCはプロリンやリジンをヒドロキシプロリン・ヒドロキシリジンに変換する酵素の補因子として機能しており、ビタミンCが不足するとコラーゲンの合成が正常に行われません。コラーゲンドリンクやサプリメントを摂取する際には、ビタミンCを含む製品を選ぶか、ビタミンCが豊富な食品(柑橘類・パプリカ・ブロッコリーなど)と一緒に摂取することが望ましいです。
次に、摂取量と摂取期間について考えましょう。研究によって異なりますが、肌への効果を期待する場合は1日2.5〜10gのコラーゲンペプチドを、少なくとも8〜12週間継続して摂取することが推奨されています。短期間の摂取や少量の摂取では効果が実感しにくいことが多いため、継続することが大切です。「飲み始めて1週間で効果がなかった」と判断するのは早計です。
摂取するタイミングも重要です。就寝前に摂取することが効果的とする意見があります。成長ホルモンは睡眠中に多く分泌され、コラーゲン合成もこの時間帯に活発になるとされるためです。ただし、この点については明確なエビデンスがあるわけではなく、継続しやすいタイミングで摂取することが何より大切です。
また、製品の選び方も効果に影響します。コラーゲンペプチドの分子量が小さいほど(一般的に1000〜3000ダルトン程度)吸収率が高いとされています。製品ラベルに「加水分解コラーゲン」「コラーゲンペプチド」「低分子コラーゲン」と記載されているものを選ぶとよいでしょう。魚由来(マリンコラーゲン)と豚・牛由来のコラーゲンがありますが、マリンコラーゲンは分子量が小さく吸収されやすいとされています。
生活習慣も重要な要素です。紫外線はコラーゲンを分解する大きな原因のひとつです。コラーゲンを摂取しながら紫外線対策を怠ると、摂取した分が紫外線によって分解されてしまいます。日焼け止めの使用・帽子の着用・日傘の活用など、紫外線対策を徹底することが飲むコラーゲンの効果を最大化するために不可欠です。さらに、喫煙もコラーゲン合成を阻害することがわかっており、喫煙者はコラーゲンの効果が得られにくいとされています。
食事から摂取できるコラーゲン前駆体(コラーゲン合成を助ける栄養素)も積極的に取り入れましょう。鶏肉・魚・大豆・卵などのタンパク質、亜鉛・鉄・銅などのミネラル、ビタミンA・ビタミンEなどの抗酸化ビタミンは、コラーゲン合成を支える栄養素です。コラーゲンサプリメントに頼りすぎず、バランスの取れた食事を基本とすることが大切です。
Q. 深いシワやたるみに飲むコラーゲンは効く?
深いシワやたるみを飲むコラーゲンだけで改善することは難しいのが現実です。肌の老化はエラスチン変性や表情筋の衰えなど複合的な要因によるものです。アイシークリニックでは、コラーゲンによる内側からのケアとHIFUやレーザー治療などの美容医療を組み合わせたアプローチを提案しています。
📌 飲むコラーゲンだけでは限界がある理由
ここまでコラーゲンペプチドの可能性について解説してきましたが、飲むコラーゲンだけで肌の老化を完全に食い止めることはできません。その理由を正直にお伝えします。
まず、コラーゲンを経口摂取した場合の「皮膚への到達率」は限られています。消化・吸収を経て血液中に移行するコラーゲンペプチドの量は、摂取量全体から見ると一部にすぎません。さらに、血液中に移行したペプチドが皮膚の線維芽細胞に到達し、実際にコラーゲン合成を促進するプロセスにも、様々な要因が影響します。
次に、肌の老化はコラーゲン減少だけが原因ではありません。エラスチン(弾力繊維)の変性・ヒアルロン酸の減少・活性酸素によるダメージ・皮脂分泌の減少・ホルモン変化など、複合的な要因によって肌は老化します。コラーゲンを補充するだけでは、これらすべての問題に対応することはできません。
また、すでに深く刻まれたシワやたるみを飲むコラーゲンだけで改善することは現実的には難しいと言わざるを得ません。皮膚の真皮層の変化は、経口摂取による働きかけだけでは追いつかない場合があります。特に、加齢による表情筋の衰え・重力による組織の下垂・骨格の変化なども肌の見た目に影響しており、これらはコラーゲンの摂取で解決できるものではありません。
さらに、市場に出回っているコラーゲン製品の品質には大きなばらつきがあります。コラーゲンを含んでいると表示されていても、実際に効果的な分子量・量・純度を満たしていない製品も存在します。消費者はどの製品を選べばよいか判断が難しく、効果のない製品にお金を使ってしまうリスクもあります。
飲むコラーゲンは、日常的な美容ケアの一環として継続する分には副作用も少なく安全性は高いですが、「これさえ飲めば肌が若返る」という過度な期待は禁物です。あくまでも補助的なケアとして位置づけ、スキンケア・紫外線対策・バランスの取れた食事・十分な睡眠といった基本的な生活習慣と組み合わせることが大切です。
✨ 美容医療との組み合わせで得られる相乗効果

飲むコラーゲンの限界を補い、より効果的に肌のコラーゲンを増やし維持するためのアプローチとして、美容医療との組み合わせが注目されています。アイシークリニック新宿院では、コラーゲン産生を促進するための様々な治療を提供しています。
たとえば、ハイフ(HIFU/高密度焦点式超音波)は超音波エネルギーを皮膚の深部に届け、コラーゲン繊維に熱刺激を与えることでコラーゲンの収縮と新たなコラーゲン産生を促す治療です。外側からの強力なアプローチによって、飲むコラーゲンでは届かない真皮深層・SMAS筋膜にまで働きかけることができます。
フォトフェイシャルやフラクショナルレーザーなどの光・レーザー治療も、コラーゲン産生を促進する効果が期待できます。光エネルギーが線維芽細胞を刺激し、コラーゲンの新生を促すことで、肌のハリ・透明感の改善につながります。
ヒアルロン酸注射やボツリヌストキシン注射なども、肌の凹凸やシワを効果的に改善する選択肢です。ヒアルロン酸は肌の保水力を高め、ふっくらとした若々しい印象を与える効果があります。コラーゲンを補う観点からは、コラーゲン注射(ポリ乳酸など)も有効な選択肢のひとつです。
こうした美容医療は、飲むコラーゲンとは異なるアプローチで直接的に肌のコラーゲン量を増やしたり、肌の構造を改善する治療です。飲むコラーゲンで内側からサポートしながら、美容医療で外側・深部からアプローチするという組み合わせは、相乗効果が期待できます。
美容医療を受けた後にコラーゲンペプチドを継続的に摂取することで、治療効果の維持・延長につながる可能性もあります。レーザー治療後や施術後の肌は新たなコラーゲンを産生しやすい状態になっているため、このタイミングでコラーゲンの材料となるアミノ酸・ペプチドを供給することは理にかなっていると言えます。
自分の肌の状態や悩みに合わせて、どのようなアプローチが最適かについては、美容医療の専門家に相談することをおすすめします。飲むコラーゲンと美容医療は対立するものではなく、それぞれの特性を理解した上で賢く組み合わせることが、美しい肌を長く維持するための賢い戦略と言えるでしょう。
👨⚕️ 当院での診療傾向【医師コメント】
高桑康太 医師(当院治療責任者)より
「当院では、飲むコラーゲンについてご相談いただく患者様が年々増えており、「本当に効果があるのか」というご質問を多くいただきます。コラーゲンペプチドに一定の科学的根拠があることは確かですが、効果を実感するためにはビタミンCとの併用や継続的な摂取が重要であり、生活習慣の見直しとセットで取り組んでいただくことをお伝えするようにしています。」
🔍 よくある質問
「消化されてしまうから意味がない」という考えは古い情報に基づいています。近年の研究では、コラーゲンが消化される際に生成される「コラーゲンペプチド」が血液中にそのまま移行し、皮膚の線維芽細胞を刺激してコラーゲン産生を促す可能性が示されています。ただし、効果の大きさには個人差があります。
研究では、1日2.5〜10gのコラーゲンペプチドを少なくとも8〜12週間継続して摂取することが推奨されています。短期間では効果を実感しにくいため、「1週間飲んで効果がなかった」と判断するのは早計です。継続的な摂取と生活習慣の見直しを組み合わせることが大切です。
ビタミンCとの同時摂取が特に重要です。コラーゲンの合成過程でビタミンCは不可欠な役割を果たしており、不足すると摂取したコラーゲンペプチドの効果が十分に発揮されません。柑橘類・パプリカ・ブロッコリーなどビタミンCが豊富な食品、またはビタミンCを配合したコラーゲン製品を選ぶことをおすすめします。
深いシワやたるみを飲むコラーゲンだけで改善することは難しいのが現実です。肌の老化はコラーゲン減少だけでなく、エラスチンの変性・ヒアルロン酸の減少・表情筋の衰えなど複合的な要因によるものです。当院では、飲むコラーゲンによる内側からのケアと、HIFUやレーザー治療などの美容医療を組み合わせたアプローチをご提案しています。
製品ラベルに「加水分解コラーゲン」「コラーゲンペプチド」「低分子コラーゲン」と記載されているものを選びましょう。分子量が小さいほど吸収率が高いとされており、一般的に1000〜3000ダルトン程度が目安です。また、マリンコラーゲン(魚由来)は分子量が小さく吸収されやすいとされています。ビタミンCが配合された製品を選ぶとより効果的です。
💪 まとめ
飲むコラーゲンの効果について、科学的な視点からまとめると以下のようになります。
飲むコラーゲン(特にコラーゲンペプチド)は、「消化されてしまうから全く意味がない」という従来の考え方は古く、近年の研究によって一定の美容効果・関節への効果を示す可能性が明らかになってきています。特にコラーゲンペプチドが消化吸収の過程で生成するジペプチドが皮膚の線維芽細胞を刺激してコラーゲン産生を促す可能性は、複数の研究によって支持されています。
ただし、飲むコラーゲンで期待できる効果は、肌の保湿・弾力性の改善・小じわの軽減といった補助的なものであり、劇的な若返りや深いシワの解消には限界があります。効果を最大化するためには、ビタミンCとの同時摂取・継続的な摂取(最低8〜12週間)・紫外線対策・バランスの取れた食事・十分な睡眠などの生活習慣との組み合わせが不可欠です。
飲むコラーゲンはあくまでも美容ケアの一部として活用するものであり、すべての肌の悩みを解決できる万能な解決策ではありません。より効果的に肌のコラーゲンを維持・増やしたいと考える方には、美容医療との組み合わせを検討することも選択肢のひとつです。
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📚 参考文献
- PubMed – Proksch E, et al. (2014)によるコラーゲンペプチド摂取と皮膚弾力性・水分量改善に関する臨床試験論文(Skin Pharmacol Physiol. 2014;27(1):47-55)の参照元として使用
- PubMed – Choi FD, et al. (2019)によるコラーゲンペプチドの皮膚への効果に関するシステマティックレビュー論文(J Drugs Dermatol. 2019;18(1):9-16)の参照元として使用
- 日本皮膚科学会 – 皮膚の構造・コラーゲンの役割・肌の老化メカニズムに関する医学的根拠の参照元として使用
監修者医師
高桑 康太 医師
保有資格
ミラドライ認定医
略歴
- 2009年 東京大学医学部医学科卒業
- 2009年 東京逓信病院勤務
- 2012年 東京警察病院勤務
- 2012年 東京大学医学部附属病院勤務
- 2019年 当院治療責任者就任
- 皮膚腫瘍・皮膚外科領域で15年以上の臨床経験と30,000件超の手術実績を持ち、医学的根拠に基づき監修を担当
- 専門分野:皮膚腫瘍、皮膚外科、皮膚科、形成外科
- 臨床実績(2024年時点) 皮膚腫瘍・皮膚外科手術:30,000件以上、腋臭症治療:2,000件以上、酒さ・赤ら顔治療:1,000件以上
- 監修領域 皮膚腫瘍(ほくろ・粉瘤・脂肪腫など)、皮膚外科手術、皮膚がん、一般医療コラムに関する医療情報
佐藤 昌樹 医師
保有資格
日本整形外科学会整形外科専門医
略歴
- 2010年 筑波大学医学専門学群医学類卒業
- 2012年 東京大学医学部付属病院勤務
- 2012年 東京逓信病院勤務
- 2013年 独立行政法人労働者健康安全機構 横浜労災病院勤務
- 2015年 国立研究開発法人 国立国際医療研究センター病院勤務を経て当院勤務
