
「これ、なに…?」「放置して大丈夫?」「もしかして病気?😨」
⚠️ 読まないと「受診が遅れて後悔」するケースも…
- ✅ 耳の裏のできものの原因・種類(粉瘤・リンパ節・脂肪腫など)
- ✅ 悪性の可能性を見分けるセルフチェック法
- ✅ 今すぐ受診すべきサインとその判断基準
- ✅ 受診する診療科・治療法・予防策
・急に大きくなっている(1cm超)
・痛み・発熱・全身のだるさを伴う
→ これらに当てはまる場合は早めに皮膚科・形成外科へ受診を!
耳の裏のできものは、多くの場合は良性のものであり、適切に対処すれば問題なく改善できます。一方で、なかには早めに医療機関を受診したほうがよいケースもあります。この記事では、耳の裏にできものができる原因や種類、それぞれの特徴、そして受診すべき目安について、医療の観点からわかりやすく解説します。
目次
- 耳の裏のできものとはどんなもの?
- 耳の裏にできものができる主な原因・種類
- 粉瘤(アテローム)とは
- リンパ節腫脹とは
- 脂肪腫とは
- 皮脂腺嚢腫・毛包嚢腫とは
- その他のできもの(ニキビ・耳後部腫瘍など)
- できものが悪性腫瘍である可能性はあるのか
- 耳の裏のできものをセルフチェックする方法
- 受診の目安とタイミング
- 受診する診療科はどこ?
- 耳の裏のできものの治療法
- 日常生活でのケアと予防策
- まとめ
この記事のポイント
耳の裏のできものは粉瘤・リンパ節腫脹・脂肪腫などが多く、大半は良性だが、急激な増大・硬さ・全身症状がある場合は悪性の可能性もあるため、1か月以上続く場合や1cm超は早めに皮膚科・形成外科を受診することが推奨される。
💡 耳の裏のできものとはどんなもの?
耳の裏(耳介後部)は、皮膚が薄く、皮脂腺や毛包が多く存在する部位です。また、顎下・頸部にかけてリンパ節が集中しているエリアにも近く、全身の健康状態が反映されやすい場所でもあります。そのため、さまざまな原因でできものが発生しやすい部位といえます。
できものの性質はさまざまで、触ると動く柔らかいものから、硬くてほとんど動かないものまであります。また、押すと痛みがあるものと、触っても痛みをまったく感じないものとがあります。こうした違いを把握することが、できものの種類を見分けるうえでの手がかりになります。
まずは、代表的なできものの種類とそれぞれの特徴について詳しく見ていきましょう。
Q. 耳の裏にできものができやすい理由は?
耳の裏(耳介後部)は皮膚が薄く、皮脂腺や毛包が多く存在します。また、顎下から頸部にかけてリンパ節が集中するエリアに近いため、感染症や免疫反応が反映されやすい部位です。こうした解剖学的な特徴から、さまざまな原因でできものが発生しやすい場所といえます。
📌 耳の裏にできものができる主な原因・種類
耳の裏にできるできものには、大きく分けていくつかの種類があります。それぞれ原因や見た目、触れたときの感触などが異なります。
主な種類を列挙すると、粉瘤(アテローム)、リンパ節腫脹、脂肪腫、皮脂腺嚢腫・毛包嚢腫、ニキビや毛嚢炎、耳後部に生じる腫瘍などがあります。これらはそれぞれ性質が異なるため、自己判断せず専門医に診てもらうことが重要ですが、基本的な知識を持っておくことは適切なタイミングでの受診につながります。
✨ 粉瘤(アテローム)とは
耳の裏にできるできものとして最もよく見られるのが、粉瘤(ふんりゅう)です。医学的にはアテロームとも呼ばれます。粉瘤は、皮膚の表面から垢や皮脂などが袋状の構造(嚢腫)の中に蓄積されることで生じる良性の腫瘤です。
皮膚には、皮脂腺や毛包(毛根を包む組織)がありますが、何らかの原因でこれらの開口部が詰まったり傷ついたりすると、皮膚の細胞が内側に向かって増殖し、袋を形成します。その中に老廃物がどんどん溜まっていくのが粉瘤のメカニズムです。
粉瘤の特徴としては、皮膚の下に丸くてやや弾力のあるしこりがある、触ると動くことがある、中心部に小さな黒い点(開口部)が見えることがある、などが挙げられます。大きさは数ミリから数センチまでさまざまで、ゆっくりと大きくなることが多いです。
通常、粉瘤自体には痛みがありません。しかし、細菌感染を起こすと、赤く腫れ上がり、強い痛みや熱感を伴う「炎症性粉瘤」の状態になることがあります。炎症が起きると膿が溜まることもあり、この状態になると早急な処置が必要です。
粉瘤は自然に消えることはほとんどなく、根本的な治療には外科的な摘出手術が必要です。袋ごと完全に取り除かないと再発してしまうため、専門医による適切な手術が求められます。粉瘤が小さいうちに手術すると傷も小さく済むため、早めの受診が勧められます。
🔍 リンパ節腫脹とは
耳の裏から首にかけては、リンパ節が多く集まっています。リンパ節は免疫機能を担う重要な組織で、体に細菌やウイルスなどの異物が侵入したときに反応して腫れることがあります。これをリンパ節腫脹(リンパ節炎)と呼びます。
耳の裏にあるリンパ節(耳介後リンパ節)が腫れる主な原因としては、耳の感染症(中耳炎・外耳炎など)、頭皮や頸部の皮膚感染、風邪やインフルエンザなどのウイルス感染、伝染性単核球症(EBウイルス感染)、頭部・頸部周辺の炎症などがあります。
リンパ節腫脹の特徴としては、触ると少し弾力があり動くことがある、圧迫すると軽い痛みを感じることがある、数が複数あることがある、発熱や全身倦怠感などを伴うことがある、などが挙げられます。
多くの場合、感染症が改善されるとリンパ節の腫れも自然に引いていきます。ただし、腫れが長期間続く場合や、どんどん大きくなる場合、痛みを伴わない場合などは、リンパ腫などの血液疾患が隠れている可能性もあるため注意が必要です。
Q. 粉瘤を自分で潰してはいけない理由は?
粉瘤を自己処置で潰そうとすると、細菌感染を引き起こしたり、内部の袋が破れて炎症が周囲に広がったりするリスクがあります。アイシークリニックでも炎症を起こした状態で受診される患者が少なくないため、気になる場合はまず専門医に相談することが重要です。
💪 脂肪腫とは
脂肪腫は、皮下脂肪組織が異常増殖してできる良性の腫瘤です。体のあらゆる部位に生じる可能性がありますが、耳の裏にもできることがあります。
脂肪腫の特徴としては、柔らかくて弾力があり、触ると動くことが多い、ドーム状にふっくらとした形をしている、ほとんどの場合痛みがない、ゆっくりと成長するが、急速に大きくなることは少ない、などが挙げられます。
脂肪腫の明確な原因は現在のところはっきりとわかっていませんが、遺伝的な要因や外傷が関係している場合があると言われています。脂肪腫は悪性化することはほとんどなく、多くの場合は経過観察でよいとされています。ただし、大きくなって日常生活に支障をきたす場合や、見た目が気になる場合には、外科的に切除することも可能です。
なお、脂肪腫と似た形状の腫瘤に「脂肪肉腫」という悪性のものも存在しますが、こちらは非常にまれです。脂肪腫と脂肪肉腫を自分で見分けることは難しいため、疑わしい場合は専門医の診断を受けることが大切です。
🎯 皮脂腺嚢腫・毛包嚢腫とは
皮脂腺嚢腫や毛包嚢腫も、耳の裏にできることがある良性の嚢腫(袋状の腫瘤)です。これらは粉瘤と混同されることがありますが、形成される過程が若干異なります。
皮脂腺嚢腫は、皮脂腺の導管が閉塞することによって生じるもので、内部には皮脂が充填されています。一方、毛包嚢腫は毛包(毛根を囲む組織)に由来する嚢腫です。
これらの特徴としては、皮膚の下にある柔らかいしこり、皮膚と癒着していることが多い、感染すると赤く腫れて痛みを伴うことがある、などが挙げられます。
治療は粉瘤と同様、外科的摘出が基本となります。炎症を起こしていない状態であれば、比較的きれいに摘出できることが多く、再発のリスクも低くなります。
💡 その他のできもの(ニキビ・耳後部腫瘍など)
耳の裏には、上記以外にもさまざまなできものができることがあります。
ニキビ・毛嚢炎については、耳の裏も皮脂腺が存在するため、毛穴が詰まってニキビが生じることがあります。毛穴に細菌が感染すると毛嚢炎(もうのうえん)となり、赤みや痛みを伴う小さなできものになります。多くは自然に治癒しますが、繰り返す場合や悪化する場合は皮膚科への受診が必要です。
耳後部の骨の隆起(乳様突起炎)については、中耳炎が悪化すると、耳の裏にある乳様突起と呼ばれる骨の部分に感染が波及することがあります。これを乳様突起炎と言い、耳の裏が赤く腫れ、強い痛みや発熱を伴います。この状態は医療上の緊急性が高く、早急な受診が必要です。
ケロイド・肥厚性瘢痕については、ピアスの穴あけや外傷後にケロイドが形成されることがあります。耳は特にケロイドができやすい部位とされており、耳の裏にも生じることがあります。ケロイドは赤みを帯びた硬い隆起として現れます。
副耳(ふくじ)については、生まれつき耳の周囲に小さな皮膚の突起がある場合があります。これを副耳といい、耳の前や裏側に見られることがあります。良性のものですが、見た目が気になる場合は形成外科での切除が可能です。
Q. 耳の裏のできものが悪性腫瘍のサインとなる特徴は?
「短期間で急激に大きくなる」「硬くて皮膚に固定され動かない」「痛みのないリンパ節の腫れが複数箇所ある」「発熱・体重減少・夜間の寝汗などの全身症状を伴う」といった特徴は悪性腫瘍の可能性を示すサインです。これらに該当する場合は早急に医療機関を受診してください。

📌 できものが悪性腫瘍である可能性はあるのか
耳の裏にできるできものの多くは良性ですが、悪性の可能性がゼロではないことも知っておく必要があります。
悪性リンパ腫は、リンパ球という免疫細胞ががん化する疾患で、首やわきの下、足の付け根などのリンパ節が腫れることが多いですが、耳の裏のリンパ節に現れることもあります。痛みを伴わないリンパ節の腫れが長期間続く場合や、発熱・体重減少・寝汗などの全身症状を伴う場合は要注意です。
皮膚がん(扁平上皮がん・基底細胞がん・悪性黒色腫)については、耳の裏の皮膚にも皮膚がんが生じることがあります。特に長年紫外線を浴びてきた方や免疫が低下している方では注意が必要です。色が変わる、形が不整形になる、出血するなどの変化がある皮膚の病変は専門医への受診が必要です。
耳下腺腫瘍については、耳の下にある耳下腺(唾液腺の一種)に腫瘍が生じることがあり、これが耳の裏側にできものとして触れることもあります。耳下腺腫瘍には良性と悪性があり、自己判断は難しいため、専門医による診察と画像検査が必要です。
悪性腫瘍を示す可能性がある特徴としては、できものが急速に大きくなる、触っても動かない・固い、皮膚と癒着している、表面が凸凹している、痛みを伴わないリンパ節の腫れが複数箇所ある、発熱・体重減少・倦怠感などの全身症状がある、などが挙げられます。これらの特徴がある場合は、特に早めの医療機関への受診をお勧めします。
✨ 耳の裏のできものをセルフチェックする方法
耳の裏のできものを自分でチェックする際には、以下の点を確認してみましょう。ただし、セルフチェックはあくまでも受診のタイミングを判断するための参考情報であり、確定診断は専門医が行うものです。
大きさと形については、できものの大きさを定期的に確認してみましょう。1センチを超えるもの、あるいは急に大きくなっているものは注意が必要です。形が不規則なものや、輪郭がはっきりしないものも受診の目安になります。
硬さと動きについては、できものを優しく触れてみましょう。柔らかくて動くものは比較的良性が多い傾向がありますが、硬くて動かないものや、皮膚に固定されているものは専門医の診察が必要です。
皮膚の状態については、できものの表面やその周囲の皮膚の色や状態を確認しましょう。赤み・熱感・腫れがある場合は感染を示す可能性があります。また、色素沈着や潰瘍形成(ただれ)がある場合も要注意です。
痛みについては、触ったときに痛みがあるかどうかを確認しましょう。感染性のできものは痛みを伴うことが多く、一方でリンパ腫や悪性腫瘍などは痛みを伴わないことが多いとされています。
症状の経過については、できものがいつからあるのか、大きさに変化があるのかを観察しておくと、受診した際の医師への説明に役立ちます。できれば写真を撮っておくとよいでしょう。
全身症状については、発熱・体重減少・夜間の寝汗・全身倦怠感などを伴っている場合は、できものと関連した全身性の疾患がある可能性があります。
🔍 受診の目安とタイミング
耳の裏のできものが気になった場合、どのタイミングで受診すればよいか迷うことも多いでしょう。以下に、受診を急ぐべきケースと、比較的余裕を持って受診してよいケースについて解説します。
早急な受診が必要なケースとしては、まず、できものが短期間(数日〜数週間)で急激に大きくなっている場合が挙げられます。次に、できものが赤く腫れ、熱感と強い痛みがある場合は感染を起こしている可能性が高く、早めの処置が必要です。また、発熱・強い痛み・耳からの分泌物がある場合は中耳炎・外耳炎・乳様突起炎の可能性があり、緊急性が高いといえます。さらに、顔面神経麻痺(顔の片側が動かしにくい)を伴う場合も、早急な受診が必要です。
早めに受診することが望ましいケースとしては、できものが1ヶ月以上続いている場合、できものが1センチ以上ある場合、触っても痛みがないがどんどん大きくなっている場合、複数のリンパ節が腫れている場合、発熱・体重減少・夜間発汗など全身症状がある場合、皮膚の色が変わったり潰瘍(ただれ)がある場合などが挙げられます。
経過観察でも大丈夫な可能性があるケースとしては、小さなニキビや毛嚢炎のような赤みのある小さなできもので、1〜2週間以内に自然に改善していく場合、風邪などの感染症に伴うリンパ節の腫れで、感染症が治ったら改善してきた場合などが挙げられます。ただし、これらのケースでも心配な場合は受診して問題ありません。
Q. 耳の裏のできもので受診する診療科の選び方は?
粉瘤・脂肪腫・ニキビなど皮膚のできものは皮膚科または形成外科が適切です。耳の感染症に伴う腫れは耳鼻咽喉科、発熱や体重減少など全身症状がある場合は内科を受診しましょう。どの科か迷う場合は、まずかかりつけ医や皮膚科に相談すると適切な診療科を紹介してもらえます。
💪 受診する診療科はどこ?
耳の裏のできものは、症状や疑われる原因によって、受診すべき診療科が異なります。
まず皮膚科は、粉瘤・脂肪腫・皮脂腺嚢腫・ニキビ・ケロイドなど、皮膚に関連するできものの診察・治療を行います。皮膚のできものについての専門知識が高く、多くの耳の裏のできものについて対応可能です。
形成外科は、粉瘤・脂肪腫などの外科的摘出や、ケロイドの治療、副耳の切除などを行います。手術的な処置が必要なできものに対して専門性が高い診療科です。皮膚科で診断後、手術目的で紹介されることもあります。
耳鼻咽喉科は、中耳炎・外耳炎などの耳の感染症に伴うリンパ節腫脹や乳様突起炎の診察・治療を行います。耳に関連する感染症が疑われる場合は耳鼻咽喉科への受診が適しています。
内科・血液内科は、リンパ節腫脹が全身性の疾患(悪性リンパ腫など)によるものと疑われる場合に受診します。発熱・体重減少・全身倦怠感などの全身症状を伴う場合は、まず内科に相談するとよいでしょう。
頭頸部外科・口腔外科は、耳下腺腫瘍や頭頸部の腫瘍が疑われる場合に受診します。専門的な検査や手術が必要な場合に対応できる診療科です。
どの科を受診すればよいか迷った場合は、まずかかりつけ医(内科・家庭医)に相談するか、皮膚科を受診してみるとよいでしょう。必要であれば適切な診療科を紹介してもらえます。
🎯 耳の裏のできものの治療法

耳の裏のできものの治療法は、その種類や状態によって異なります。主な治療法について解説します。
粉瘤の治療については、根本的な治療は外科的摘出術です。局所麻酔をして、粉瘤の袋ごと切除します。炎症を起こしていない状態での手術は傷が小さく済み、再発リスクも低いとされています。一方、炎症性粉瘤の場合は、まず切開・排膿を行って炎症を鎮めてから、後日改めて摘出術を行うことが多いです。最近では、小さな切開から袋を取り出す「くり抜き法」と呼ばれる低侵襲の手術法も行われています。
リンパ節腫脹の治療については、感染症によるリンパ節腫脹は、原因となる感染症を治療することで自然に改善することがほとんどです。必要に応じて抗生物質や抗ウイルス薬が処方されます。悪性リンパ腫が疑われる場合は、精密検査(血液検査・CT検査・リンパ節生検など)を行い、確定診断をつけた上で化学療法や放射線療法などの治療が行われます。
脂肪腫の治療については、症状がない小さな脂肪腫は経過観察が基本です。大きくなる場合や生活に支障をきたす場合は、外科的摘出術を行います。
ケロイドの治療については、ステロイドの局所注射、ステロイドテープ、圧迫療法、外科的切除、放射線照射などが組み合わせて用いられます。ケロイドは再発しやすいため、切除後も継続的なケアが必要です。
乳様突起炎の治療については、抗生物質の投与が基本となりますが、重症の場合は乳様突起削開術という手術が必要になることもあります。早期発見・早期治療が重要です。
ニキビ・毛嚢炎の治療については、抗生物質の外用薬(塗り薬)や、場合によっては内服薬が処方されます。洗顔などのスキンケアも重要です。
💡 日常生活でのケアと予防策
耳の裏のできものを予防するためには、日常的なケアが重要です。また、すでにできものがある場合の自己ケアについても知っておきましょう。
清潔を保つことについては、耳の裏は洗い残しが生じやすい部位です。入浴時にはしっかりと洗い流すようにしましょう。ただし、強くこすりすぎると皮膚を傷つけ、かえってトラブルの原因になることがあるため、優しく丁寧に洗うことが大切です。
保湿ケアについては、皮膚の乾燥は皮脂の過剰分泌を招き、毛穴詰まりの原因になることがあります。入浴後は保湿剤を使って皮膚の潤いを保つことが予防につながります。
ピアスの管理については、ピアスの穴あけ後は感染やケロイドのリスクがあります。ピアスホールのケアをしっかり行い、清潔に保つことが重要です。また、金属アレルギーがある方は、対応したピアスを選ぶことも重要です。
自己処置を避けることについては、できものを自分で押したり、針で刺したりすることは感染のリスクを高めるため避けましょう。特に粉瘤を自分で潰そうとすると、感染を起こしたり、袋が破れて炎症が広がったりすることがあります。
免疫力の維持については、免疫力の低下は感染症によるリンパ節腫脹のリスクを高めます。規則正しい生活習慣、バランスの良い食事、適度な運動、十分な睡眠を心がけることが大切です。
紫外線対策については、皮膚がんの予防のために日焼け止めや帽子などで紫外線対策を行うことも重要です。耳の裏も紫外線が当たることがあるため、日焼け止めを塗り忘れないようにしましょう。
定期的な観察については、耳の裏は普段目に入りにくい部位ですが、鏡や手で触れて定期的に確認する習慣をつけておくと、できものの早期発見につながります。変化に気づいたら早めに受診することが重要です。
👨⚕️ 当院での診療傾向【医師コメント】
高桑康太 医師(当院治療責任者)より
「当院では、耳の裏のできものを主訴に来院される患者様の多くが粉瘤や皮脂腺嚢腫などの良性疾患であり、早期に適切な処置を行うことでスムーズに改善されています。一方で、痛みがないからと長期間放置した結果、炎症を起こした状態で受診されるケースも少なくないため、気になるできものは小さいうちにご相談いただくことをお勧めします。「おそらく大丈夫だろう」と自己判断せず、まずは専門医に診てもらうことが、患者様ご自身の安心と早期解決への一番の近道です。」
📌 よくある質問
できものの種類によって異なります。ニキビや風邪に伴うリンパ節の腫れは自然に改善することがありますが、粉瘤や脂肪腫は自然に消えることはほとんどありません。特に粉瘤は放置すると炎症を起こすリスクがあります。小さいうちに専門医に相談することが、早期解決への近道です。
皮膚のできもの(粉瘤・脂肪腫など)は皮膚科または形成外科が適しています。耳の感染症に伴う腫れは耳鼻咽喉科、発熱や体重減少などの全身症状を伴う場合は内科が適切です。どの科を受診すべきか迷う場合は、まずかかりつけ医や皮膚科に相談するとよいでしょう。
多くの場合は良性ですが、悪性の可能性がゼロではありません。「短期間で急激に大きくなる」「硬くて動かない」「痛みのないリンパ節の腫れが複数ある」「発熱・体重減少などの全身症状がある」といった特徴がある場合は、早めに医療機関を受診することをお勧めします。
自己処置は避けてください。特に粉瘤を自分で潰そうとすると、細菌感染を起こしたり、袋が破れて炎症が広がったりするリスクがあります。アイシークリニックでも、炎症を起こした状態で受診される患者様が少なくないため、気になる場合はまず専門医にご相談ください。
以下の場合は早急な受診が必要です。「できものが数日〜数週間で急激に大きくなった」「赤く腫れて強い痛みや熱感がある」「発熱や耳からの分泌物がある」「顔の片側が動かしにくい」などが該当します。また、痛みがなくても1ヶ月以上続く場合や1センチを超える場合も早めの受診をお勧めします。
✨ まとめ
耳の裏にできるできものは、粉瘤・リンパ節腫脹・脂肪腫・皮脂腺嚢腫など多くの種類があります。その多くは良性のものであり、適切な治療や経過観察によって対処できます。しかし、なかには悪性腫瘍や緊急性の高い感染症が隠れているケースもあるため、自己判断で放置することは避けることが大切です。
特に、できものが急に大きくなった、強い痛みや発熱がある、複数のリンパ節が腫れているといった場合は早めに医療機関を受診してください。また、痛みがなくても、1ヶ月以上続くできものや、1センチを超えるものについては専門医に診てもらうことをお勧めします。
耳の裏のできものにお悩みの方は、まずは皮膚科や形成外科を受診し、正確な診断を受けることが最初のステップです。アイシークリニック新宿院では、粉瘤や脂肪腫などの皮膚のできものに関する相談・診察・治療を行っています。気になる症状があれば、どうぞお気軽にご相談ください。
📚 関連記事
- 耳たぶの後ろにしこりができる原因と対処法を詳しく解説
- しこりが痛くない場合に考えられる原因と受診のタイミング
- 悪性リンパ腫のしこりの特徴|首に現れるリンパ節の見分け方
- 粉瘤とおできの違いとは?症状・原因・治療法をわかりやすく解説
- 耳介前リンパ節にしこりができた!原因・症状・受診の目安を解説
📚 参考文献
- 日本皮膚科学会 – 粉瘤(アテローム)・脂肪腫・皮脂腺嚢腫などの皮膚良性腫瘍の診断基準・治療方針に関する情報
- 日本形成外科学会 – ケロイド・粉瘤・脂肪腫などの良性腫瘍に対する外科的摘出術やケロイド治療法に関する情報
- 厚生労働省 – 悪性リンパ腫・皮膚がんを含むがん疾患の基礎知識および早期受診の重要性に関する情報
監修者医師
高桑 康太 医師
保有資格
ミラドライ認定医
略歴
- 2009年 東京大学医学部医学科卒業
- 2009年 東京逓信病院勤務
- 2012年 東京警察病院勤務
- 2012年 東京大学医学部附属病院勤務
- 2019年 当院治療責任者就任
- 皮膚腫瘍・皮膚外科領域で15年以上の臨床経験と30,000件超の手術実績を持ち、医学的根拠に基づき監修を担当
- 専門分野:皮膚腫瘍、皮膚外科、皮膚科、形成外科
- 臨床実績(2024年時点) 皮膚腫瘍・皮膚外科手術:30,000件以上、腋臭症治療:2,000件以上、酒さ・赤ら顔治療:1,000件以上
- 監修領域 皮膚腫瘍(ほくろ・粉瘤・脂肪腫など)、皮膚外科手術、皮膚がん、一般医療コラムに関する医療情報
佐藤 昌樹 医師
保有資格
日本整形外科学会整形外科専門医
略歴
- 2010年 筑波大学医学専門学群医学類卒業
- 2012年 東京大学医学部付属病院勤務
- 2012年 東京逓信病院勤務
- 2013年 独立行政法人労働者健康安全機構 横浜労災病院勤務
- 2015年 国立研究開発法人 国立国際医療研究センター病院勤務を経て当院勤務
