
「除毛クリームを使ったら肌がひりひりする」「赤くなってしまった」「皮膚が溶けたように見える」――そんな経験をして、不安を感じている方は少なくありません。除毛クリームは薬局やドラッグストアで手軽に購入でき、自宅で簡単に使えるムダ毛処理アイテムとして人気があります。しかし、その手軽さゆえに使い方を誤ると、皮膚に深刻なダメージを与えることがあります。この記事では、除毛クリームによる皮膚トラブルの仕組みや原因、適切な応急処置、病院を受診すべきタイミング、そして安全に脱毛を行うための方法について、医療的な視点からわかりやすく解説します。
目次
- 除毛クリームで「皮膚が溶けた」はなぜ起こるのか
- 除毛クリームによる皮膚トラブルの種類と症状
- トラブルが起きやすい原因・リスク因子
- 除毛クリームで皮膚が溶けた・赤くなったときの応急処置
- 病院を受診すべき症状・タイミング
- 受診する診療科と治療の流れ
- 除毛クリームによる傷跡・色素沈着は残るのか
- 今後のムダ毛処理をどうするか 安全な脱毛方法の選択肢
- 医療脱毛という選択肢 アイシークリニック新宿院について
- まとめ
この記事のポイント
除毛クリームの強アルカリ成分は皮膚にアルカリ化学熱傷を引き起こす可能性があり、トラブル時は流水で15〜20分洗い流すことが最優先。水疱・皮膚白変・広範囲損傷があれば皮膚科・形成外科を受診し、再発防止には医療脱毛が有効な選択肢となる。
🎯 1. 除毛クリームで「皮膚が溶けた」はなぜ起こるのか
除毛クリームの主成分は「チオグリコール酸カルシウム」や「チオグリコール酸」などのチオグリコール酸塩と呼ばれる還元剤です。これらの成分は強いアルカリ性(pH12〜13程度)を持っており、毛の主成分であるケラチンタンパク質の結合を切断することで毛を柔らかくし、拭き取りやすくします。
ここで重要なのは、皮膚もまた同じケラチンタンパク質を含む組織であるという点です。つまり、除毛クリームは毛だけでなく、皮膚のタンパク質にも化学的なダメージを与える可能性があります。正しい使い方をすれば毛のみを溶かす設計になっていますが、置き時間が長すぎたり、敏感肌に使用したり、傷や粘膜に近い部分に使ったりすると、皮膚のバリア機能を超えたダメージが生じてしまいます。
「皮膚が溶けた」という表現は医学的には正確ではありませんが、強アルカリによって皮膚のタンパク質が変性・融解する「アルカリ化学熱傷(chemical burn)」に近い状態が起きていると考えられます。アルカリによる化学熱傷は酸による熱傷と比較して、組織深部まで浸透しやすい特徴があり、見た目よりも深いダメージを受けていることがあるため注意が必要です。
Q. 除毛クリームで皮膚が溶けたように見える原因は?
除毛クリームの主成分チオグリコール酸塩はpH12〜13の強アルカリ性で、毛のケラチンタンパク質を分解します。皮膚にも同じタンパク質が含まれるため、置き時間超過や敏感肌への使用により「アルカリ化学熱傷」が生じ、皮膚が溶けたように見えることがあります。
📋 2. 除毛クリームによる皮膚トラブルの種類と症状
除毛クリームによる皮膚トラブルは、大きく分けて「刺激性接触皮膚炎」と「化学熱傷」の2種類に分類されます。それぞれの特徴を理解しておくことで、自分の症状の深刻度を判断する目安になります。
🦠 刺激性接触皮膚炎
これは除毛クリームの化学成分が皮膚を直接刺激することで起こる炎症反応です。アレルギーとは異なり、誰でも一定以上の刺激を受けると発症します。主な症状は以下の通りです。
使用中または使用後すぐにヒリヒリ・ピリピリとした灼熱感が現れます。皮膚が赤くなる(発赤)、腫れ(浮腫)が生じることがあります。かゆみを伴うことも多く、軽度の場合は数日で改善します。重症化すると水疱(水ぶくれ)が形成されることもあります。
👴 化学熱傷(アルカリ熱傷)
置き時間を大幅に超えて使用した場合や、傷や薄い皮膚の部位(陰部など)に使用した場合に起こりやすい、より深刻なトラブルです。症状としては、皮膚の表面がびらん状態(皮膚が剥けた状態)になる、白くなる、または深い潰瘍を形成する場合があります。痛みは強烈な場合もありますが、神経まで損傷すると逆に痛みを感じにくくなることもあります。感染リスクが高まり、適切な処置をしなければ傷跡が残ることがあります。
🔸 アレルギー性接触皮膚炎
除毛クリームに含まれる香料や防腐剤などの成分に対してアレルギー反応が起こる場合もあります。初回使用では症状が出なくても、繰り返し使用することで感作(アレルギー状態)が成立し、その後の使用時に強い炎症反応が起きるケースがあります。症状はかゆみ、発赤、湿疹様の皮疹が特徴です。
💊 3. トラブルが起きやすい原因・リスク因子
除毛クリームによる皮膚トラブルが起きやすいのには、いくつかの明確な原因があります。以下のような使い方や状況に当てはまる場合はリスクが高くなります。
💧 指定時間を超えた長時間の放置
除毛クリームには使用目安時間(多くの製品で5〜15分程度)が設定されています。「もっとしっかり除毛できるかも」と思って放置時間を延ばすことは非常に危険です。時間が長くなるほど、強アルカリが皮膚深部まで浸透するリスクが高まります。製品の使用説明書に記載された時間を必ず守ることが基本中の基本です。
✨ 敏感肌・アトピー性皮膚炎などのある肌への使用
皮膚のバリア機能が低下している状態では、除毛クリームの成分が通常よりも深く浸透しやすくなります。アトピー性皮膚炎や乾燥肌、敏感肌の方は特に注意が必要です。多くの除毛クリームの製品説明書にも「敏感肌の方はご使用をお控えください」と記載されています。
📌 傷・炎症・日焼け後の肌への使用
カミソリ負けした直後の肌、にきびや湿疹のある肌、日焼けした後の肌などは皮膚バリアが損傷・低下しています。このような状態の肌に除毛クリームを使用すると、化学成分が直接真皮や皮下組織に触れるリスクがあります。
▶️ 粘膜・デリケートゾーンへの使用
Vライン(ビキニライン)やVIO(陰部周辺)への使用は特に危険です。この部位の皮膚は非常に薄く、粘膜に近いため、除毛クリームの刺激に対して非常に敏感です。専用製品であっても、粘膜部分や外陰部には絶対に使用してはいけません。VIOライン用と表示された製品でも、粘膜には使用不可です。
🔹 パッチテストを省略した使用
初めての製品を使用する際、またはしばらくぶりに使用する際には、必ずパッチテスト(皮膚反応試験)を行うことが推奨されています。腕の内側などの目立たない部分に少量を塗布し、24時間様子を見ることで、アレルギー反応や過敏反応がないか確認できます。このステップを省くと、広い面積でトラブルが発生するリスクがあります。
📍 顔・首など皮膚の薄い部位への使用
顔用として販売されている製品以外を顔や首に使用することも危険です。これらの部位の皮膚は体幹部よりも薄く、刺激に対して敏感です。製品ラベルに記載された使用部位を必ず確認してください。
Q. 除毛クリームで肌が赤くなった際の応急処置は?
異常を感じたらすぐにぬるま湯で15〜20分間しっかり洗い流すことが最優先です。酢やレモン汁で中和しようとする行為は中和熱で皮膚をさらに傷める危険があるため絶対に禁止です。洗浄後も熱感が続く場合は清潔なタオルで包んだ保冷剤で患部を冷やしてください。
🏥 4. 除毛クリームで皮膚が溶けた・赤くなったときの応急処置
除毛クリームを使用後に皮膚に異常を感じたら、速やかに以下の手順で対処することが重要です。適切な応急処置が症状の悪化を防ぎます。
💫 ステップ1:すぐに洗い流す
使用中に強い刺激を感じたり、皮膚に異常が現れたりしたら、すぐに製品を洗い流してください。ぬるま湯(熱すぎない水)を使って、少なくとも15〜20分間、患部を丁寧に流水で洗い続けます。この時間は短縮せずにしっかり洗い流すことが大切です。石鹸は使用しても構いませんが、強くこすらないようにしてください。
アルカリ化学熱傷の場合、酸で中和しようとする行為(酢やレモン汁を使うなど)は絶対に行わないでください。中和反応によって発熱が起き、かえって皮膚をさらに傷つける可能性があります。とにかく大量の流水で洗い流すことが最善です。
🦠 ステップ2:患部を冷やす
洗い流した後も熱感や刺激感が続く場合は、清潔なタオルで包んだ保冷剤や冷水を浸したタオルを患部に当てて冷やします。ただし、氷を直接肌に当てることは凍傷のリスクがあるため避けてください。また、強くこすったり、刺激を与えたりしないようにします。
👴 ステップ3:患部を保護する
皮膚が赤くなっている場合や軽いびらんがある場合は、清潔なガーゼや包帯で患部を覆い、外部からの刺激や汚染から守ります。市販の外用薬(ステロイドや抗生物質を含むもの)を自己判断で塗布することは推奨しません。医師の指示なく市販薬を使用すると、症状を悪化させたり、正確な診断を遅らせたりする可能性があります。
🔸 ステップ4:衣類は清潔なものに替える
患部に除毛クリームが付着した衣類が触れていると、持続的な刺激を与え続けてしまいます。清潔で柔らかい素材の衣類に着替えてください。
💧 ステップ5:状況を記録する
使用した製品名、使用した部位、使用時間、症状が出た時刻などを記録しておくと、医療機関を受診した際に正確な情報を伝えることができます。使用した製品は捨てずに持参するか、成分表を写真で撮っておくと良いでしょう。
⚠️ 5. 病院を受診すべき症状・タイミング
軽度の発赤やヒリヒリ感は、洗い流した後に数時間〜数日で改善することもあります。しかし、以下のような症状が見られる場合は、自己処置で対応しようとせず、速やかに医療機関を受診してください。
皮膚に水疱(水ぶくれ)が形成されている場合は、真皮までダメージが及んでいる可能性があります。水疱は自分で破らないようにしてください。破れると感染のリスクが高まります。
皮膚が白くなっている・皮膚が剥け落ちている場合は、深度の深い化学熱傷が疑われます。特に皮膚が白っぽく変色している場合は、組織壊死(ネクローシス)が起きている可能性もあります。
患部が広範囲にわたる場合も受診が必要です。特に顔や首、陰部などの重要な部位や、手足の関節周辺に広範囲のトラブルが生じている場合は緊急性が高い場合があります。
激しい痛みが続いている場合や、逆に最初は強い痛みがあったのに急に痛みを感じなくなった場合も要注意です。後者は神経までダメージが及んでいる可能性を示しています。
発熱・悪寒・患部の腫れの拡大などが見られる場合は、感染症を起こしている可能性があります。皮膚のバリアが壊れると細菌感染が起きやすく、適切な抗菌薬の投与が必要になる場合があります。
応急処置後24〜48時間経過しても症状が改善しない、またはむしろ悪化しているという場合も受診の目安になります。「様子を見ればよくなるだろう」と放置することで、感染や瘢痕(傷跡)のリスクが高まります。
Q. 除毛クリームのトラブル後に色素沈着は残る?
炎症後色素沈着は皮膚炎症でメラニンが過剰産生されて起こりますが、適切なケアと紫外線対策を続けることで数カ月〜1年程度で徐々に薄くなる場合が多いです。ただし真皮深層まで及ぶ深い化学熱傷では傷跡が残る可能性があるため、皮膚科や形成外科への早めの受診が重要です。
🔍 6. 受診する診療科と治療の流れ
除毛クリームによる皮膚トラブルが生じた場合、受診する診療科は症状の重さによって異なります。
✨ 皮膚科
軽度〜中等度の接触皮膚炎や軽い化学熱傷の場合は、まず皮膚科を受診することが適切です。皮膚科では視診・触診によって症状の程度を評価し、ステロイド外用薬(炎症を抑える)、抗ヒスタミン薬(かゆみを抑える)、必要に応じて抗生物質(感染予防・治療)などが処方されます。
📌 形成外科・救急外来
水疱、深い皮膚損傷、広範囲の化学熱傷が疑われる場合は、形成外科または救急外来を受診してください。化学熱傷の治療では、創傷被覆材(ドレッシング材)による保護、壊死組織のデブリードマン(除去)、場合によっては皮膚移植が必要になることもあります。
▶️ 婦人科・泌尿器科
VIOゾーンや陰部に深刻なトラブルが生じた場合は、婦人科(女性)または泌尿器科(男性)での診察が必要になる場合もあります。
🔹 治療の一般的な流れ
受診後の治療は、まず創傷の程度を評価し、感染の有無を確認します。適切な創傷処置(洗浄・被覆)が行われ、症状に応じた薬剤が処方されます。その後は定期的な経過観察を行い、必要に応じて治療内容を調整します。重症例では入院治療が必要になることもあります。
受診の際には、使用した除毛クリームの成分表または製品を持参することで、医師がより正確に対応できます。「いつ、どの部位に、どれくらいの時間使用したか」を具体的に伝えることも重要です。
📝 7. 除毛クリームによる傷跡・色素沈着は残るのか

除毛クリームによる皮膚トラブルの後、「傷跡が残るのではないか」「色素沈着が起きるのではないか」と心配される方は多くいます。これは損傷の深さと適切な治療が受けられたかどうかによって大きく異なります。
📍 色素沈着(炎症後色素沈着)について
皮膚に炎症が起きると、メラノサイト(色素細胞)が刺激を受けてメラニン色素を過剰に産生し、患部が褐色に変色する「炎症後色素沈着(PIH:Post-Inflammatory Hyperpigmentation)」が起こることがあります。これは除毛クリームによるトラブルに限らず、あらゆる皮膚炎症の後に生じる可能性があります。
炎症後色素沈着は多くの場合、適切なケアと紫外線対策を行うことで、数カ月〜1年程度で徐々に薄くなっていきます。ただし、紫外線を浴び続けると色素沈着が悪化・固定化するため、患部のUVケア(日焼け止めの使用、遮光)が非常に重要です。皮膚科では、ハイドロキノンを含む美白外用薬やビタミンC誘導体などが処方されることがあります。
💫 瘢痕(傷跡)について
表皮のみのダメージであれば、通常は瘢痕を残さずに治癒します。しかし、真皮深層まで及ぶ損傷が生じた場合(深い化学熱傷)は、傷跡が残る可能性があります。特にケロイド体質(傷跡が盛り上がりやすい体質)の方はリスクが高くなります。
傷跡が残った場合の治療法としては、外用薬(シリコンジェルシートや瘢痕改善クリーム)、ステロイド局所注射、レーザー治療、手術的修正などがあります。いずれも形成外科や皮膚科での相談が必要です。
また、ダメージを受けた部位のセルフケアとして重要なのは、治癒過程でかさぶたを無理に剥がさないこと、患部をこすらないこと、保湿を適切に行うことです。これらを守ることで、色素沈着や瘢痕のリスクを軽減することができます。
Q. 除毛クリームで繰り返しトラブルが起きる場合の対処法は?
除毛クリームによるトラブルを繰り返す場合は医療脱毛が有効な選択肢です。アイシークリニックでは医師が事前に肌の状態を確認し、個人の肌質・毛質に合わせた安全な施術プランを提案します。敏感肌やアトピー肌の方でも医師による評価のうえで対応可能なため、まずカウンセリングでご相談ください。
💡 8. 今後のムダ毛処理をどうするか 安全な脱毛方法の選択肢
除毛クリームで皮膚トラブルを経験した後は、今後のムダ毛処理を見直す良い機会です。自己処理方法にはそれぞれ特性とリスクがありますので、自分の肌質や目的に合った方法を選ぶことが大切です。
🦠 カミソリ・シェーバーによる自己処理
カミソリや電動シェーバーは即効性があり、コストも低い方法です。ただし、カミソリ負けや切り傷のリスク、また毛が断面で切られるため剃り跡が濃く見えたり、埋没毛(毛が皮膚内で曲がって伸びる状態)が起きたりするデメリットがあります。電動シェーバーはカミソリよりも肌への直接的なダメージは少ないですが、剃り残しが多い点が欠点です。
👴 ブラジリアンワックス・毛抜き
毛根から毛を抜く方法で、処理後のつるつる感が長持ちするのが特徴です。ただし、毛嚢炎(毛穴の炎症)や埋没毛のリスクがあります。痛みを伴うこと、また皮膚を引っ張る動作が繰り返されることで皮膚が伸びたり色素沈着が起きたりすることもあります。敏感肌や皮膚トラブルがある場合は避けたほうがよいでしょう。
🔸 家庭用光脱毛器(IPL機器)
光を照射することで毛根にダメージを与え、毛の再生を抑制する方法です。医療機関で行う光脱毛・レーザー脱毛に比べると出力が低く、効果も限定的ですが、自宅で手軽に使えるメリットがあります。ただし、日焼け肌や色素沈着のある肌への使用、また機器の使い方を誤ると熱傷のリスクがあります。使用前に説明書をよく確認することが重要です。
💧 医療脱毛(レーザー脱毛)
医療機関で行うレーザー脱毛は、自己処理の中で最も効果的・安全に毛の永続的な減少を実現できる方法です。医師・看護師の管理のもとで行われ、副作用が生じた際も適切に対応できます。肌質や部位に応じた機器・出力の調整が行われるため、皮膚トラブルのリスクを最小限に抑えることができます。複数回の施術が必要ですが、長期的に自己処理の手間を大幅に減らすことができます。
除毛クリームで肌トラブルを経験した方、敏感肌の方、自己処理に疲れた方には、医療脱毛が特におすすめの選択肢です。医療機関での施術であれば、肌の状態を確認しながら安全に脱毛を進めることができます。
✨ 9. 医療脱毛という選択肢 アイシークリニック新宿院について
除毛クリームや自己処理によるトラブルを繰り返している方、または「もっと安全で効果的な脱毛方法を探している」という方には、医療機関での医療脱毛をご検討いただくことをお勧めします。
医療脱毛と一般的なエステサロンでの光脱毛は、使用できる機器の出力や施術を行う資格者が異なります。医療脱毛は医師の指示のもとで行われるため、施術前に医師や看護師が肌の状態を確認し、個人の肌質や毛質に合わせた照射条件で施術を行います。万が一副作用が生じた場合にも、医療機関内で速やかに対応できる体制が整っています。
アイシークリニック新宿院では、医療脱毛を専門とするスタッフが、患者さん一人ひとりの肌状態・毛質・ご要望に合わせた丁寧なカウンセリングを行っています。除毛クリームや他の自己処理でトラブルを経験された方、敏感肌やアトピーをお持ちの方でも、医師による事前評価を行ったうえで最適な施術プランをご提案します。
医療脱毛は複数回の施術が必要ですが、一定期間の通院を経ることで自己処理の頻度を大幅に減らすことができます。毎回の自己処理による肌への負担や、トラブルのリスクから解放されることを多くの方が実感しています。
「これまでのムダ毛処理で肌が荒れてしまっている」「安全に脱毛したい」「効果的に毛を減らしたい」という方は、まずお気軽にカウンセリングにお越しください。現在の肌状態を確認したうえで、最適な脱毛方法についてご案内します。
👨⚕️ 当院での診療傾向【医師コメント】
高桑康太 医師(当院治療責任者)より
「当院では、除毛クリームによる皮膚トラブルでご相談にいらっしゃる患者様は決して少なくなく、「まさかこんなことになるとは思わなかった」とおっしゃる方が多い印象です。除毛クリームの主成分は強アルカリ性であるため、使用方法を誤ると刺激性接触皮膚炎や化学熱傷を引き起こす可能性があり、見た目以上に深いダメージが生じているケースもあるため、症状が軽く見えても自己判断せずに早めにご相談いただくことが大切です。肌トラブルを繰り返したくない方には、医師が肌の状態をしっかり確認したうえで施術を進める医療脱毛をご提案できますので、まずはお気軽にカウンセリングにお越しください。」
📌 よくある質問
除毛クリームの主成分であるチオグリコール酸塩は強アルカリ性(pH12〜13)で、毛のケラチンタンパク質を分解する働きがあります。皮膚にも同じタンパク質が含まれるため、置き時間超過や敏感肌への使用などで「アルカリ化学熱傷」に近い状態が起き、皮膚が溶けたように見えることがあります。
まずすぐにぬるま湯で15〜20分間しっかり洗い流してください。酢やレモン汁で中和しようとする行為は発熱を起こし逆効果なので絶対に行わないでください。洗い流した後も熱感が続く場合は清潔なタオルで包んだ保冷剤で冷やし、市販薬の自己判断での使用は避けてください。
以下の症状がある場合は速やかに医療機関を受診してください。水疱(水ぶくれ)の形成、皮膚の白変や剥け落ち、広範囲の損傷、激しい痛みの持続または急に痛みを感じなくなった場合、発熱・腫れの拡大などです。応急処置後24〜48時間経過しても改善しない場合も受診の目安になります。
表皮のみのダメージであれば通常は傷跡を残さず治癒します。炎症後の色素沈着は適切なケアと紫外線対策を続けることで、数カ月〜1年程度で徐々に薄くなることが多いです。ただし真皮深層まで及ぶ深い化学熱傷の場合は傷跡が残る可能性があるため、皮膚科や形成外科への相談をお勧めします。
医療脱毛は除毛クリームや自己処理によるトラブルを繰り返している方に特におすすめの選択肢です。アイシークリニックでは医師が事前に肌の状態を確認し、個人の肌質・毛質に合わせた施術プランを提案します。敏感肌やアトピーをお持ちの方も、まずはカウンセリングでご相談ください。
🎯 まとめ
除毛クリームによる皮膚トラブルは、製品の主成分である強アルカリ性のチオグリコール酸塩が皮膚のタンパク質に化学的なダメージを与えることで起こります。「皮膚が溶けた」ように見える状態は、医学的にはアルカリ化学熱傷や刺激性接触皮膚炎に相当します。
トラブルが起きた際の応急処置として最も重要なのは、すぐに大量の流水で洗い流すことです。酸で中和しようとする行為は禁物で、水疱形成・皮膚の白変・広範囲の損傷・痛みの持続などがある場合は速やかに医療機関(皮膚科・形成外科)を受診してください。
トラブルを防ぐためには、使用上の注意を守ること(置き時間・使用部位)、敏感肌や傷のある肌には使用しないこと、初回使用時はパッチテストを行うことが基本です。しかし、除毛クリームはその化学的な性質上、正しく使っても一定のリスクを伴うことを認識しておく必要があります。
毎回の自己処理による肌への負担を減らし、長期的に安全・効果的なムダ毛ケアを行いたい方には、医療脱毛が有力な選択肢です。アイシークリニック新宿院では、医師・専門スタッフによる丁寧なカウンセリングのもと、一人ひとりに合った医療脱毛をご提供しています。除毛クリームや自己処理によるトラブルでお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。
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📚 参考文献
- 日本皮膚科学会 – 接触皮膚炎(刺激性・アレルギー性)の診断基準・治療ガイドライン、炎症後色素沈着(PIH)の病態と治療に関する学会指針
- 日本形成外科学会 – 化学熱傷(アルカリ熱傷)の病態・深度分類・治療方針、創傷処置・デブリードマン・皮膚移植など形成外科的対応に関する情報
- 厚生労働省 – 除毛クリーム(医薬部外品)の成分規制・安全性情報、消費者向け化粧品・医薬部外品の適正使用に関する行政指針
監修者医師
高桑 康太 医師
保有資格
ミラドライ認定医
略歴
- 2009年 東京大学医学部医学科卒業
- 2009年 東京逓信病院勤務
- 2012年 東京警察病院勤務
- 2012年 東京大学医学部附属病院勤務
- 2019年 当院治療責任者就任
- 皮膚腫瘍・皮膚外科領域で15年以上の臨床経験と30,000件超の手術実績を持ち、医学的根拠に基づき監修を担当
- 専門分野:皮膚腫瘍、皮膚外科、皮膚科、形成外科
- 臨床実績(2024年時点) 皮膚腫瘍・皮膚外科手術:30,000件以上、腋臭症治療:2,000件以上、酒さ・赤ら顔治療:1,000件以上
- 監修領域 皮膚腫瘍(ほくろ・粉瘤・脂肪腫など)、皮膚外科手術、皮膚がん、一般医療コラムに関する医療情報
佐藤 昌樹 医師
保有資格
日本整形外科学会整形外科専門医
略歴
- 2010年 筑波大学医学専門学群医学類卒業
- 2012年 東京大学医学部付属病院勤務
- 2012年 東京逓信病院勤務
- 2013年 独立行政法人労働者健康安全機構 横浜労災病院勤務
- 2015年 国立研究開発法人 国立国際医療研究センター病院勤務を経て当院勤務
