脇のしこりを押すと痛い原因とは?考えられる病気と受診の目安

🔍 脇の下にしこりを発見して、不安になっていませんか?

💬 「押すと痛いけど大丈夫かな…」「これって病院に行くべき?」と迷っているあなたへ。

この記事を読めば、脇のしこりの原因・受診すべきサイン・何科に行けばいいかがすべてわかります。

⚠️ 放置してしまうと、治療が遅れる原因になることも。まず正しい知識を確認しましょう。

💡 この記事でわかること

  • ✅ 脇のしこりが押すと痛い場合に考えられる原因(リンパ節炎・粉瘤・乳腺炎など)
  • 良性・悪性を見分けるポイントと受診すべきサイン
  • 何科を受診すればいいかが一目でわかる

🚨 こんな症状があれば今すぐ読んでください

  • 🔸 しこりが2週間以上消えない
  • 🔸 しこりが急速に大きくなっている
  • 🔸 発熱・倦怠感など全身症状を伴う

📋 この記事のポイント

脇のしこりを押すと痛い原因はリンパ節炎・粉瘤・乳腺炎・毛包炎など多岐にわたる。痛みがあれば炎症性の良性疾患が多いが、痛みの有無だけで良悪性は判断できない。2週間以上続く・急速に大きくなる・全身症状を伴う場合は早期受診が必要。


目次

  1. 脇のしこりとは?どんな状態を指すのか
  2. 脇のしこりを押すと痛い場合に考えられる主な原因
  3. リンパ節の腫れ(リンパ節炎)
  4. 粉瘤(アテローム)
  5. 副乳・副乳腺
  6. 乳腺疾患(乳腺炎・乳腺症・乳がんなど)
  7. 毛包炎・汗腺炎(化膿性汗腺炎)
  8. その他の原因(脂肪腫・嚢胞など)
  9. 押すと痛いしこりと押しても痛くないしこりの違い
  10. こんな症状があったら要注意:受診が必要なサイン
  11. 何科を受診すればよい?
  12. 自己判断せずに受診することが大切な理由
  13. まとめ

💡 脇のしこりとは?どんな状態を指すのか

脇のしこりとは、脇の下(腋窩)の皮膚の表面や皮膚の下に触れる、硬さや大きさが通常とは異なる塊状のものを指します。大きさは数ミリ程度の小さなものから、数センチを超えるものまでさまざまで、触れ方や硬さ、可動性(動くかどうか)、圧痛(押したときに痛みがあるかどうか)も原因によって異なります。

脇の下は、医学的に「腋窩」と呼ばれる部位で、リンパ節が多く集まっている場所の一つです。全身のリンパ管がリンパ節でつながっており、免疫機能の要となっています。また、乳腺組織の一部が脇の下まで延びている方もおり、乳房に関連した疾患がしこりとして現れることもあります。さらに皮脂腺や汗腺も豊富にあるため、これらに関連したトラブルも起こりやすい部位です。

脇のしこりを発見したとき、多くの方が「悪性腫瘍(がん)ではないか」と心配されます。もちろんその可能性もゼロではありませんが、脇のしこりの多くは良性のものです。ただし、自己判断は危険です。押すと痛みがある、急に大きくなった、皮膚の色が変わっているなど、さまざまなサインを把握しておくことが重要です。

Q. 脇のしこりを押すと痛い原因は何ですか?

脇のしこりを押すと痛い原因には、リンパ節炎・粉瘤(炎症性)・毛包炎・化膿性汗腺炎・乳腺炎・副乳の変化などがあります。押すと痛みがある場合は炎症を伴う良性疾患が多い傾向ですが、痛みの有無だけで良悪性を判断することは医学的に難しく、自己判断は危険です。

📌 脇のしこりを押すと痛い場合に考えられる主な原因

脇にしこりができて、それを押すと痛みを感じる場合、その原因はいくつか考えられます。痛みがある場合は炎症を伴っているケースが多く、良性の疾患であることが比較的多いとされています。しかし、痛みがあるからといって必ずしも良性とは限りません。以下に代表的な原因を詳しく説明します。

✅ リンパ節の腫れ(リンパ節炎)

脇のしこりの原因として非常に多いのが、リンパ節の腫れです。リンパ節は、細菌やウイルスなどの異物から体を守るフィルターの役割を果たしており、感染や炎症が起きたときに腫れることがあります。

風邪やインフルエンザ、虫歯、傷口からの感染などがきっかけで、脇の下のリンパ節が腫れることがあります。このような状態を「リンパ節炎」と呼び、腫れたリンパ節は押すと痛みを感じることが多いのが特徴です。腫れのサイズはさまざまで、数ミリから2〜3センチ程度になることもあります。

感染が原因のリンパ節炎の多くは、原因となった感染症が治れば自然に縮小します。ただし、腫れが長期間続く場合や、発熱・体重減少・夜間の発汗などを伴う場合は、悪性リンパ腫などの可能性も否定できないため、早めに医療機関を受診することが大切です。

また、猫に引っかかれた後にリンパ節が腫れる「猫ひっかき病」という感染症もあります。これはバルトネラ・ヘンセレという細菌が原因で、脇の下のリンパ節が腫れ、押すと強い痛みを伴うことがあります。ペットを飼っている方は、この可能性も念頭においておくとよいでしょう。

📝 粉瘤(アテローム)

粉瘤(ふんりゅう)は、皮膚の下に皮脂や角質が袋状に溜まってできる良性の腫瘤です。正式には「表皮嚢腫(ひょうひのうしゅ)」とも呼ばれ、体のどこにでもできますが、脇の下も発生しやすい部位の一つです。

粉瘤は通常、痛みがないことが多いのですが、細菌が感染して炎症を起こすと(炎症性粉瘤)、急激に赤く腫れ上がり、強い痛みを伴うようになります。この状態になると、しこりを押すと非常に痛みが強くなり、内部に膿が溜まっていることもあります。

粉瘤の特徴として、しこりの中央に「黒点(面皰:コメド)」が見られることがあります。これは皮脂腺の開口部が詰まったものです。また、粉瘤は自然に消えることはなく、放置すると大きくなり、感染を繰り返す可能性があります。根本的な治療には外科的な切除が必要です。

脇の下は汗をかきやすく蒸れやすい環境にあるため、細菌が繁殖しやすく、粉瘤が炎症を起こしやすい部位でもあります。日頃からの清潔な状態の維持が予防の一助となります。

🔸 副乳・副乳腺

副乳(ふくにゅう)とは、正規の乳房以外の場所に発生した余分な乳腺組織のことです。発生頻度は人口の約2〜6%とされており、女性に多い傾向がありますが、男性にも見られることがあります。副乳は「乳線(にゅうせん)」と呼ばれるラインに沿って出現しやすく、脇の下は特に多い発生部位の一つです。

副乳は普段は目立たないことが多いですが、月経前や妊娠・授乳中にホルモンバランスが変化すると、腫れや張り、痛みを感じることがあります。押すと痛みを感じる場合、このような副乳の変化が原因であることもあります。

副乳は通常、特別な治療は必要ありませんが、見た目が気になる場合や症状がひどい場合には外科的切除を検討することもあります。また、まれに副乳にも乳がんが発生するケースがあるため、変化を感じたら医師に相談することが大切です。

⚡ 乳腺疾患(乳腺炎・乳腺症・乳がんなど)

乳腺組織は脇の下まで延びていることがあるため、乳腺に関連した疾患が脇のしこりとして現れることがあります。

乳腺炎は、細菌感染などが原因で乳腺に炎症が起きる疾患です。授乳中の女性に多く見られますが、授乳していない女性にも発生することがあります(非哺乳期乳腺炎)。乳腺炎では患部が赤く腫れ、熱を持ち、押すと強い痛みを感じます。発熱を伴うこともあります。

乳腺症は、ホルモンバランスの影響で乳腺組織が肥厚・嚢胞化する状態で、月経周期に合わせて症状が変動することが多いです。押すと痛みを感じる小さなしこりが複数できることもあります。

乳がんについては、脇のしこりが乳がんそのもの、あるいは乳がんのリンパ節転移である可能性も考えられます。乳がんのリンパ節転移では、脇の下のリンパ節が腫れて硬いしこりとして触れることがあります。乳がんのしこりは一般的に「痛みがない」とされることが多いですが、押すと痛みを感じるケースもあります。乳がんに関しては、自己判断せず、乳腺外科や婦人科を受診することが重要です。

🌟 毛包炎・汗腺炎(化膿性汗腺炎)

脇の下は毛が生えている部位でもあるため、毛包(毛根を包む組織)に細菌が感染する「毛包炎」が起きやすい場所です。毛包炎では、毛穴の周囲に赤みやしこりが生じ、押すと痛みを感じることがあります。比較的小さなしこりが複数できることもあります。

また、「化膿性汗腺炎(かのうせいかんせんえん)」という疾患も脇の下に好発します。これは毛包や汗腺の慢性的な炎症で、繰り返し痛みを伴う腫れやしこりができ、膿が出ることもあります。再発を繰り返しやすく、生活の質に大きく影響する疾患です。原因はまだ完全には解明されていませんが、遺伝的要因や肥満、喫煙などが関与すると考えられています。

化膿性汗腺炎の治療は軽症であれば抗生物質による治療が行われますが、重症の場合には外科的処置や生物学的製剤による治療が必要なこともあります。繰り返し脇の下にしこりや腫れができる方は、皮膚科や形成外科への相談を検討してください。

なお、剃毛(除毛)による皮膚への刺激や、脇を清潔に保てていない状態も毛包炎の誘発要因となります。脇の処理の際は肌への刺激を最小限に抑える工夫をするとよいでしょう。

💬 その他の原因(脂肪腫・嚢胞など)

脂肪腫は、脂肪細胞が過剰に増殖してできる良性の腫瘍で、体のあらゆる部位に発生しますが、脇の下にもできることがあります。一般的には柔らかく、押しても痛みを感じないことが多いですが、大きくなって周囲の組織を圧迫すると痛みが生じることがあります。悪性化することはほとんどなく、経過観察が基本ですが、大きい場合や症状が強い場合は外科的切除を検討します。

嚢胞(のうほう)は、液体が溜まった袋状の構造物です。脇の下にできる嚢胞は、汗腺や皮脂腺に関連したものが多く、感染を伴わない場合は押しても痛みを感じないことが多いですが、炎症を起こすと痛みが生じることがあります。

また、ごくまれなケースですが、血管腫(血管の良性腫瘍)や神経に関連した腫瘍、あるいは悪性の軟部腫瘍(肉腫)などが脇の下にできることもあります。これらは比較的まれですが、しこりが急速に大きくなる、非常に硬い、周囲の組織と癒着しているなどの場合には注意が必要です。

Q. 脇のしこりで早急に受診すべき症状は?

脇のしこりで早急な受診が必要なサインは、①2週間以上しこりが続く、②急速に大きくなる、③非常に硬く動かない、④発熱・体重減少・夜間の寝汗などの全身症状がある、⑤乳房に関連する症状がある、⑥赤く腫れ膿が出るケースです。これらに該当する場合は速やかに医療機関を受診してください。

✨ 押すと痛いしこりと押しても痛くないしこりの違い

脇のしこりを評価するうえで、押したときに痛みがあるかどうかは重要な判断材料の一つです。ただし、痛みの有無だけで良悪性を判断することはできませんので、あくまで参考程度に理解しておいてください。

押すと痛みを感じるしこりは、炎症が起きているサインであることが多いとされています。炎症は細菌感染や免疫反応などが原因で起こり、患部が腫れ・赤み・熱感・痛みを伴います。リンパ節炎、粉瘤の感染、毛包炎、化膿性汗腺炎、乳腺炎などは、押すと痛みを感じることが多い疾患です。こうした炎症性のしこりは良性であることが多いですが、炎症が慢性化すると治療が難しくなることもあります。

一方で、押しても痛みを感じないしこりは、炎症を伴わない疾患に多く見られます。脂肪腫、粉瘤(感染していない状態)、悪性リンパ腫、乳がんのリンパ節転移などは、しこりを押しても痛みを感じないことが多いと言われています。特に悪性の疾患では、痛みを感じないまま進行するケースもあるため、「痛くないから大丈夫」と安心することは禁物です。

また、同じ疾患でも状態によって痛みの有無が変わることがあります。例えば粉瘤は、感染していないときは痛みがなくても、感染が起きると強い痛みを伴うようになります。月経周期に関連した副乳や乳腺症のしこりは、月経前に痛みが強まり、月経後に落ち着くことがあります。

しこりの痛みに加え、大きさの変化、硬さ、可動性、皮膚の変色、発熱や体重減少などの全身症状なども合わせて観察し、医師に詳しく伝えることが正確な診断につながります。

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🔍 こんな症状があったら要注意:受診が必要なサイン

脇のしこりには自然に消えるものもありますが、以下のような症状がある場合は早めに医療機関を受診することをおすすめします。

まず、しこりが2週間以上続いている場合です。感染によるリンパ節炎であれば、原因となる感染症が治ると数週間以内にリンパ節の腫れが落ち着くことが多いです。それ以上続く場合は、別の原因を疑って検査を受けることが大切です。

次に、しこりが急速に大きくなっている場合です。数日で急激に大きくなる場合は炎症や感染、数週間〜数か月かけてゆっくり大きくなる場合は腫瘍性疾患の可能性も考えられます。いずれにしても、大きくなり続けるしこりは放置せず受診するようにしましょう。

しこりが非常に硬く、周囲に固定されていて動かない場合も注意が必要です。悪性の腫瘍では、しこりが周囲の組織に癒着して動かなくなることがあります。良性のしこりは比較的柔らかく、指で押すと動くことが多いとされています。

発熱・体重の減少・夜間の寝汗などの全身症状を伴う場合も見逃せません。これらは悪性リンパ腫など血液のがんの症状として現れることがあります。「B症状」と呼ばれるこれらの症状は、悪性リンパ腫の診断において重要な指標となります。

また、乳房に関連する症状(乳頭からの分泌物、乳房の皮膚の変化、乳房のしこり)を脇のしこりと同時に感じている場合は、乳腺疾患、特に乳がんとの関連を念頭に置いて早めに乳腺外科や外科を受診するようにしてください。

痛みが非常に強く、日常生活に支障をきたしている場合や、しこりが赤く腫れ上がり、膿が出てきた場合も速やかに受診が必要です。この場合、抗生物質による治療や、切開排膿などの処置が必要になることがあります。

さらに、しこりの上の皮膚に変色(赤・紫・茶色など)が現れている場合も注意が必要です。皮膚の色の変化は内部で何らかの変化が起きているサインであることがあります。

Q. 脇のしこりは何科を受診すればよいですか?

脇のしこりの受診科は症状によって異なります。皮膚に近く赤みや膿を伴う場合は皮膚科、リンパ節の腫れや発熱などの全身症状がある場合は内科・血液内科、乳房との関連が疑われる場合は乳腺外科が適切です。判断に迷う場合はかかりつけ医に相談し、専門科へ紹介してもらうのが一般的な流れです。

💪 何科を受診すればよい?

脇のしこりを押すと痛い場合、どの診療科を受診すればよいか迷う方も多いと思います。症状によって適切な診療科は異なりますが、以下を参考にしてください。

まず、皮膚に近い部分にしこりがある場合、赤みや膿を伴う場合は皮膚科が適しています。粉瘤、毛包炎、化膿性汗腺炎などの皮膚・皮下組織に関連したしこりは、皮膚科で診てもらうことができます。粉瘤の切除を希望する場合は、形成外科や皮膚科の外来手術で対応可能です。

リンパ節の腫れが疑われる場合や、全身症状(発熱・倦怠感・体重減少など)を伴う場合は内科や血液内科への受診が適切です。悪性リンパ腫などの血液疾患を除外するために血液検査や画像検査が行われます。

乳房との関連が疑われる場合(乳腺症・乳腺炎・副乳・乳がんのリンパ節転移など)は、乳腺外科または外科を受診することが推奨されます。乳腺専門医がいるクリニックや病院では、超音波(エコー)検査やマンモグラフィなどの専門的な検査が受けられます。

どの科に行けばよいかわからない場合は、まずかかりつけ医(内科・一般外科)に相談するのが一番です。かかりつけ医がしこりを診察し、必要に応じて適切な専門科へ紹介状を書いてもらえます。

なお、診察では医師にしこりの気になる特徴(いつからあるか、どのくらいの速さで変化しているか、押すと痛いかどうか、他に症状はあるかなど)を具体的に伝えると、診断の助けになります。脇のしこりの評価には、触診に加えて超音波検査(エコー)が広く用いられており、多くのクリニックや病院で受けることができます。状況に応じてCTやMRI、細胞診・組織生検などが追加で行われることもあります。

Q. 脇のしこりが痛くなければ安心していいですか?

脇のしこりに痛みがないからといって安心することは禁物です。悪性リンパ腫や乳がんのリンパ節転移、感染していない粉瘤など、押しても痛みを感じない疾患には重篤なものも含まれます。アイシークリニック新宿院でも、痛みがないしこりを放置して症状が進行した事例が見られます。気になるしこりは専門医への相談が重要です。

🎯 自己判断せずに受診することが大切な理由

インターネットで症状を検索して自己診断しようとする方が増えていますが、脇のしこりに関しては特に自己判断には限界があります。押すと痛みがある、小さい、動くなどの特徴があっても、良性とは断言できません。また逆に、硬くて動かないからといって必ずしも悪性とは言い切れません。しこりの正確な性質を判断するためには、医師による触診と画像検査、場合によっては病理検査が必要です。

悪性の疾患を早期に発見することは、治療の選択肢を広げ、予後(治療後の経過)を大きく左右します。特に乳がんや悪性リンパ腫は、早期に発見・治療を開始すれば治癒が期待できる疾患です。「様子を見よう」と放置して手遅れになるケースを防ぐためにも、2週間以上しこりが続く場合や、前述の要注意サインがある場合は、勇気を持って受診することが大切です。

また、良性の疾患であっても、放置することで症状が悪化するケースがあります。粉瘤は感染を繰り返すと治療が複雑になり、化膿性汗腺炎は慢性化すると広範な皮膚の瘢痕形成につながることもあります。早めに対処することで、症状の悪化を防ぐことができます。

受診することへの心理的なハードルを感じる方もいますが、「大げさかな」「まだ様子を見た方がいいかな」と思った時こそ、医師に相談するタイミングです。脇のしこりは、多くの場合、検査で原因が明らかになれば適切な治療や経過観察の方針を立てることができます。医師に診てもらうことで、不安を解消しながら適切な対応をとることが可能になります。

特に女性の方は、乳がんや乳腺疾患との関連を念頭に置き、定期的な乳がん検診(マンモグラフィや超音波検査)を受けることも非常に重要です。脇のしこりをきっかけに乳腺検診を受け、早期発見につながるケースもあります。

👨‍⚕️ 当院での診療傾向【医師コメント】

高桑康太 医師(当院治療責任者)より

「当院では、脇のしこりを主訴にご来院される患者様の多くが、「痛みがあるから大丈夫だろう」と数週間様子を見たあとに受診されるケースが見受けられます。しかし、痛みの有無だけでしこりの良悪性を判断することは医学的にも難しく、粉瘤や化膿性汗腺炎のように放置することで症状が複雑化する疾患もあるため、気になるしこりは早めにご相談いただくことが大切です。一人で不安を抱え込まず、まずは専門医に診てもらうことで、原因を明らかにしたうえで最適な治療方針をご提案できますので、どうぞお気軽にご来院ください。」

💡 よくある質問

脇のしこりを押すと痛い場合、良性の可能性は高いですか?

押すと痛みがある場合、炎症を伴っていることが多く、リンパ節炎や粉瘤、毛包炎など比較的良性の疾患であるケースが多いとされています。ただし、痛みがあるからといって必ずしも良性とは限りません。自己判断は危険ですので、2週間以上しこりが続く場合は医療機関への受診をおすすめします。

脇のしこりはどの科を受診すればよいですか?

症状によって異なります。皮膚に近く赤みや膿を伴う場合は皮膚科、リンパ節の腫れや発熱などの全身症状がある場合は内科・血液内科、乳房との関連が疑われる場合は乳腺外科が適しています。どの科か迷う場合は、まずかかりつけ医に相談し、必要に応じて専門科へ紹介してもらうのが一般的な流れです。

脇のしこりで早めに受診すべきサインはどんな症状ですか?

以下の症状がある場合は早めの受診が必要です。①しこりが2週間以上続く、②急速に大きくなっている、③非常に硬く動かない、④発熱・体重減少・夜間の寝汗などの全身症状がある、⑤乳房に関連する症状がある、⑥しこりが赤く腫れ上がり膿が出ている、といったケースは特に注意が必要です。

脇のしこりが痛くない場合は安心してよいですか?

痛みがないからといって安心することは禁物です。脂肪腫や感染していない粉瘤のほか、悪性リンパ腫や乳がんのリンパ節転移なども、押しても痛みを感じないことが多いとされています。痛みの有無だけで良悪性を判断することは医学的にも難しいため、気になるしこりは専門医に診てもらうことが大切です。

アイシークリニックでは脇のしこりの相談はできますか?

はい、アイシークリニック新宿院では皮膚・皮下のしこりに関するご相談に対応しております。「痛みがあるから大丈夫だろう」と自己判断せず、気になるしこりはお早めにご相談ください。触診や必要に応じた検査をもとに原因を明らかにし、最適な治療方針をご提案いたします。お気軽にご来院ください。

📌 まとめ

脇のしこりを押すと痛い場合、その原因はリンパ節炎、粉瘤(炎症性)、副乳、乳腺炎、毛包炎、化膿性汗腺炎など多岐にわたります。押すと痛みがある場合は炎症を伴っていることが多く、比較的良性の疾患であることが多いとされていますが、痛みがあるからといって必ずしも安全というわけではなく、痛みがなくても重篤な疾患の可能性があるため、自己判断は危険です。

2週間以上しこりが続く、急速に大きくなる、非常に硬くて動かない、全身症状を伴う、乳房に関連する症状がある、といったサインがある場合は早めに医療機関を受診してください。症状によって受診する科は異なりますが、まずはかかりつけ医に相談し、必要に応じて専門科へ紹介してもらうのが一般的な流れです。

脇のしこりは不安を感じやすい症状ですが、適切な検査と診断によって原因を明らかにし、適切な治療を受けることが大切です。気になるしこりがある場合は、一人で抱え込まず、ぜひ医師に相談することをおすすめします。アイシークリニック新宿院では、皮膚・皮下のしこりに関するご相談も対応しておりますので、お気軽にご来院ください。

📚 関連記事

📚 参考文献

  • 日本皮膚科学会 – 粉瘤(表皮嚢腫)・毛包炎・化膿性汗腺炎などの皮膚疾患に関する診断基準や治療方針の参照
  • 厚生労働省 – 乳がんの早期発見・検診に関する情報、およびリンパ節転移を含むがん関連の医療情報の参照
  • 国立感染症研究所 – 猫ひっかき病(バルトネラ・ヘンセレ感染症)によるリンパ節炎の原因・症状・疫学情報の参照

監修者医師

高桑 康太 医師

保有資格

ミラドライ認定医

略歴

  • 2009年 東京大学医学部医学科卒業
  • 2009年 東京逓信病院勤務
  • 2012年 東京警察病院勤務
  • 2012年 東京大学医学部附属病院勤務
  • 2019年 当院治療責任者就任
  • 皮膚腫瘍・皮膚外科領域で15年以上の臨床経験と30,000件超の手術実績を持ち、医学的根拠に基づき監修を担当
  • 専門分野:皮膚腫瘍、皮膚外科、皮膚科、形成外科
  • 臨床実績(2024年時点) 皮膚腫瘍・皮膚外科手術:30,000件以上、腋臭症治療:2,000件以上、酒さ・赤ら顔治療:1,000件以上
  • 監修領域 皮膚腫瘍(ほくろ・粉瘤・脂肪腫など)、皮膚外科手術、皮膚がん、一般医療コラムに関する医療情報

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佐藤 昌樹 医師

保有資格

日本整形外科学会整形外科専門医

略歴

  • 2010年 筑波大学医学専門学群医学類卒業
  • 2012年 東京大学医学部付属病院勤務
  • 2012年 東京逓信病院勤務
  • 2013年 独立行政法人労働者健康安全機構 横浜労災病院勤務
  • 2015年 国立研究開発法人 国立国際医療研究センター病院勤務を経て当院勤務

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