汗をかかない方法を中学生が知っておくべき原因と対策まとめ

💦 「手のひらが汗でびっしょり…」「普段から汗が止まらない…」その悩み、放置しないで!

中学生の時期、思春期のホルモン変化・運動量増加・精神的ストレスが重なって、汗の悩みが一気に深刻になるケースが急増しています。「友達の前で汗をかくのが恥ずかしい」「授業中も汗が止まらない」――そんな毎日、ツラいですよね。

🗣️ こんな経験ありませんか?

😰 授業中、ノートに汗がついてしまう

🤝 握手や物を渡すとき、手汗が気になってしまう

👕 体育のあとじゃないのに、服がびっしょり

⚡ もしかして「多汗症」かも…?

🚨 この記事を読まないと…

📌 間違ったケアで症状が悪化するリスク

📌 多汗症を見逃して、受験・就活まで引きずる可能性

📌 「汗をかく自分」を恥じたまま、青春を損してしまう

✅ この記事を読むとわかること

🔸 中学生に汗が多い本当の理由

🔸 今日からできる汗を減らす具体的な方法

🔸 「多汗症」かどうかの見分け方と病院での治療

🔸 汗と上手につきあうためのメンタルケア


目次

  1. 中学生が汗をかきやすい理由
  2. 汗の種類と体への役割を知ろう
  3. 汗をかきすぎると感じる「多汗症」とは
  4. 日常生活でできる汗をかかない方法・減らす方法
  5. 食事・生活習慣の見直しで汗を減らす
  6. 制汗剤・デオドラント製品の正しい使い方
  7. 精神的なストレスと汗の関係
  8. 病院での治療という選択肢
  9. 汗をかくことを「恥ずかしい」と思わないために
  10. まとめ

この記事のポイント

中学生の発汗増加は思春期のホルモン変化・運動量増加・精神的ストレスが主因。日常対策(涼しい環境・吸汗素材・制汗剤・生活習慣改善)で軽減できるが、日常生活に支障が出る場合は多汗症の可能性があり、皮膚科での外用療法やイオントフォレーシスなど年齢に配慮した治療が有効。

💡 1. 中学生が汗をかきやすい理由

中学生になると、多くの人が「以前より汗が増えた」と感じるようになります。これは単なる気のせいではなく、体の内側で起きている大きな変化が原因です。

思春期に入ると、ホルモンの分泌が活発になります。エストロゲンやテストステロンといった性ホルモンが増加し、これが汗腺の発達に影響します。汗腺にはエクリン腺とアポクリン腺の2種類がありますが、思春期を境にアポクリン腺が活性化され始めます。アポクリン腺はわきの下や陰部など特定の部位に集中しており、ここから分泌される汗は皮膚の常在菌と反応することで独特のにおいを発生させます。いわゆる「体臭」が思春期から強くなるのはこのためです。

また、中学生は部活動や体育の授業など身体活動量が増える時期でもあります。体が大きくなることで代謝量も上がり、発熱量が増えるため、それを冷やすために体はより多くの汗をかくようになります。さらに、受験や人間関係、部活のプレッシャーなど精神的なストレスも多く、緊張や不安によって引き起こされる「精神性発汗」も増えやすい時期です。

体の成長とホルモンバランスの変化、運動量の増加、精神的な緊張――この三つが重なることで、中学生は特に汗をかきやすい状態になっているのです。

Q. 中学生が汗をかきやすくなる主な原因は何ですか?

中学生が汗をかきやすくなる主な原因は3つです。①思春期のホルモン分泌増加による汗腺の発達、②部活動などで運動量・代謝量が増えること、③受験や人間関係のストレスによる「精神性発汗」の増加です。これらが重なることで発汗量が急増します。

📌 2. 汗の種類と体への役割を知ろう

汗対策を考える前に、まず汗そのものについて正しく理解しておくことが大切です。汗は体にとって非常に重要な役割を担っており、「汗をまったくかかない」ことが必ずしも良いわけではありません。

汗の主な役割は体温調節です。体温が上がると、皮膚の表面から汗が蒸発することで熱を外へ逃がし、体温を一定に保とうとします。これがなければ熱中症や体温調節障害を引き起こす可能性があります。特に夏場の激しい運動中に汗が出なくなった場合は、むしろ危険なサインと考えてください。

エクリン腺から出る汗は、ほぼ無臭でサラサラしており、全身に分布しています。体温調節のために出る汗の多くはこのタイプです。一方、アポクリン腺から出る汗は、脂質やたんぱく質を含んでいるためやや粘り気があり、皮膚の細菌によって分解されることでにおいを発生させます。

また、「精神性発汗」と呼ばれる種類の汗もあります。緊張や恐怖、興奮といった精神的な刺激が引き金となって出る汗で、手のひら・足の裏・わきの下に集中しやすいという特徴があります。「試験の前に手汗がひどい」「発表の時に汗が止まらない」という経験は、この精神性発汗によるものです。

汗は体を守るための自然な機能であることを理解した上で、「日常生活に支障が出ない範囲でコントロールする」という考え方が、無理なく汗と付き合っていく上で大切な視点となります。

✨ 3. 汗をかきすぎると感じる「多汗症」とは

通常の発汗量を超えて、日常生活に支障が出るほど汗をかく状態を「多汗症」と呼びます。中学生の中にも、この多汗症に悩んでいる方がいます。

多汗症には大きく分けて「原発性多汗症」と「続発性多汗症」の二種類があります。

原発性多汗症は、特定の病気や薬の影響ではなく、神経系の過剰な働きによって起こるものです。主に手のひら・足の裏・わきの下・顔・頭部など特定の部位に局所的に現れるケースが多く、「局所性多汗症」とも呼ばれます。思春期前後に発症することが多く、家族に同じ悩みを持つ人がいる場合は遺伝的な要因も考えられます。睡眠中には症状が出にくいという特徴もあります。

続発性多汗症は、何らかの基礎疾患(甲状腺機能亢進症、糖尿病、感染症など)や薬剤の副作用として全身的に汗が増える状態です。この場合は原因疾患の治療が優先されます。

多汗症の診断基準としては、「6ヶ月以上、明らかな原因なく過剰な発汗がある」「以下の項目のうち2つ以上当てはまる」ことが挙げられます。具体的には、左右対称に発汗する、週に1回以上のエピソードがある、25歳以下で発症した、家族に同じ症状の人がいる、睡眠中は発汗が止まる、日常生活に支障をきたしている、という項目です。

中学生で「汗の量がおかしい」「汗のせいで毎日困っている」と感じるなら、それは多汗症の可能性があります。思春期の一時的なものと自己判断せず、必要であれば医療機関に相談することを考えてみてください。

Q. 多汗症かどうかを判断する目安を教えてください。

多汗症の目安として、「6ヶ月以上、原因不明の過剰な発汗が続いている」「左右対称に汗が出る」「週1回以上症状がある」「睡眠中は汗が止まる」「日常生活に支障が出ている」という項目のうち2つ以上当てはまる場合は、皮膚科への相談をおすすめします。

🔍 4. 日常生活でできる汗をかかない方法・減らす方法

汗を完全にゼロにすることは医学的にも望ましくありませんが、汗の量を適切なレベルに抑えるためにできることはたくさんあります。ここでは、中学生が日常生活の中で無理なく実践できる対策を紹介します。

✅ 涼しい環境を整える

体温が上がれば汗が出るのは自然なことです。室内の温度や湿度をコントロールすることで、発汗量そのものを減らすことができます。授業中や勉強中はエアコンや扇風機を活用し、室温が上がりすぎないよう工夫しましょう。また、衣服の素材も重要です。通気性のよい綿素材や吸汗速乾素材の下着やシャツを着ることで、体温の上昇を抑えやすくなります。

📝 こまめな水分補給と体の冷却

水分をこまめに補給することは、適切な水分補給は体温調節の効率を高め、必要以上に汗をかかないようにする助けになります。逆に水分が不足すると体が危機状態と判断し、さまざまな不調を招くことがあります。また、首や手首などに冷たいタオルや保冷剤を当てることで体の内部温度を下げ、発汗を抑える効果が期待できます。

🔸 衣服・下着の選び方

汗を吸収しやすく、乾きやすい素材の衣服を選ぶことで、汗による不快感を大幅に軽減できます。吸汗速乾性に優れたスポーツインナーや、抗菌防臭加工が施された下着は特におすすめです。わきに汗取りパッドが内蔵されたシャツや、貼り付け式の汗取りパッドを活用することも、汗ジミや不快感の対策として有効です。

⚡ 適切なタイミングでのシャワー・入浴

清潔を保つことは汗のにおい対策に直結します。体育の後や部活後はできるだけ早くシャワーを浴び、汗と皮膚の細菌を洗い流すことがにおいの発生を防ぐ上で重要です。また、入浴は体をリラックスさせ、自律神経のバランスを整える効果もあるため、精神性発汗の軽減にも役立ちます。ただし、熱すぎるお湯は皮膚の皮脂を過剰に落として肌荒れを招くため、38〜40度程度のぬるめのお湯がおすすめです。

💪 5. 食事・生活習慣の見直しで汗を減らす

食事内容や日常的な生活習慣も、汗の量に影響します。中学生でも意識して取り組めるポイントを紹介します。

🌟 汗を増やす食べ物・飲み物に注意する

辛い食べ物(唐辛子、わさび、カレーなど)は、「味覚性発汗」と呼ばれる現象を引き起こします。辛味成分が神経を刺激して発汗を促すため、汗が多いと感じる日は控えるのがよいでしょう。カフェインを多く含む飲料(エナジードリンク、コーヒー、コーラなど)も自律神経を刺激し、汗腺の活動を高めることがあります。また、アルコールは中学生にとって禁止されている飲み物ですが、知識として知っておくと、飲酒している大人が顔を赤くして汗をかく理由も理解できます。

💬 バランスのよい食事を心がける

ビタミンB群は皮脂の分泌をコントロールする働きがあり、汗のにおい対策に役立ちます。豚肉・納豆・卵・緑黄色野菜などに豊富に含まれており、中学生の成長期に必要な栄養素でもあります。また、亜鉛は体臭を抑える効果があると言われており、牡蠣・牛肉・ナッツ類に含まれています。加工食品や脂っこい食事が続くと体臭が強くなることもあるため、バランスの取れた食事を心がけることが汗・においの総合的な対策につながります。

✅ 睡眠の質を高める

睡眠不足は自律神経の乱れを招き、発汗量の増加につながることがあります。中学生に必要な睡眠時間は一般的に8〜10時間とされています。毎日同じ時間に寝起きするリズムを整えることで自律神経のバランスが安定し、精神性発汗も軽減されやすくなります。寝る直前のスマートフォンやゲームは睡眠の質を下げるため、就寝1時間前からは画面を見ないようにするのが理想的です。

📝 適度な運動習慣

運動不足の人は汗をかきにくくなりますが、これは汗腺の機能が低下しているためで、代謝も悪くなっている状態です。逆に適度な運動を継続することで汗腺の機能が最適化され、「必要な時に適量の汗をかける」体になります。中学生は部活動などで運動する機会が多いと思いますが、日常的な体の動かし方を意識することが長期的な体質改善にもつながります。

Q. 緊張による手汗や顔汗を和らげる方法はありますか?

緊張による精神性発汗には、腹式呼吸(鼻からゆっくり吸い、口からゆっくり吐く)が有効です。副交感神経が活性化され、心拍数と発汗が落ち着きます。また「汗は体の自然な反応」と受け止める認知的アプローチも、汗への過剰な意識が引き起こす悪循環を断ち切るうえで効果的です。

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🎯 6. 制汗剤・デオドラント製品の正しい使い方

市販の制汗剤やデオドラント製品を正しく使うことも、汗や体臭のコントロールに有効です。ただし、製品の特性を理解して使うことが大切です。

🔸 制汗剤とデオドラントの違い

「制汗剤」は文字通り汗の量を抑えることを目的とした製品です。主成分として塩化アルミニウムや酸化アルミニウムが含まれており、汗腺の開口部を一時的に塞ぐことで発汗を抑制します。一方「デオドラント」はにおいを防ぐことを主目的とした製品で、抗菌成分で皮膚の細菌の増殖を抑えたり、においを吸着・中和したりする働きがあります。両方の機能を持つ「制汗・デオドラント兼用」製品も多く市販されています。

⚡ 正しい使い方のポイント

制汗剤は清潔で乾いた肌に使用することが基本です。汗をかいた状態の上から塗っても十分な効果が得られません。また、スプレータイプは就寝前に使用すると、就寝中に成分が汗腺に浸透して翌日の発汗を抑制する効果が高まるという製品もあります。ロールオンタイプやスティックタイプは局所的に均一に塗布できるため、わきの下など特定の部位に使いやすいです。

敏感肌の方や肌荒れがある部位には刺激の少ない製品を選びましょう。成分表示を確認し、アルコールや香料が少ないものや、肌に優しいと記載されているものを選ぶと安心です。また、中学生の場合、シート型の汗拭きシートをバッグに常備しておくことも実用的な対策です。学校でのこまめな拭き取りによって清潔を保ちやすくなります。

🌟 手足の汗には制汗クリームや汗拭きシートを

手のひらや足の裏は通常の制汗剤スプレーが使いにくい部位ですが、制汗成分入りのクリームやローション、足専用のデオドラントシートなどを活用することができます。手汗がひどい場合は、塩化アルミニウムを含む塗り薬が市販・処方されており、就寝前に薄く塗ることで翌朝の発汗が軽減されることがあります。

💡 7. 精神的なストレスと汗の関係

中学生が経験する汗の悩みの中でも、特に「人前での緊張による手汗・顔汗・わきの汗」は精神的なストレスと密接に結びついています。この「精神性発汗」は、悩めば悩むほど悪化しやすいという悪循環に陥りやすいのが特徴です。

💬 緊張・不安が汗を引き起こすメカニズム

人が緊張や不安を感じると、交感神経が活性化されて「戦うか逃げるか」の反応が起きます。この反応の一つとして発汗が促され、特に手のひら・足の裏・わきの下に汗が出やすくなります。これは本来、動物が敵から逃げる際に滑り止めとして機能していた古いメカニズムの名残とも言われています。

✅ 緊張を和らげるための具体的な方法

深呼吸は副交感神経を活性化させ、緊張による発汗を和らげる効果があります。ゆっくりと鼻から息を吸い、口からゆっくり吐くという呼吸法(腹式呼吸)を繰り返すことで、心拍数が落ち着き発汗も穏やかになることがあります。また、緊張しやすい場面(発表や試験など)の前に、事前にしっかりと準備をしておくことで「不安」という刺激を減らすことも有効です。

認知行動的なアプローチとして、「汗をかいても大丈夫」「汗は体の自然な反応だ」と自分に言い聞かせることも有効です。汗をかくこと自体への過剰な意識や恐怖感が、さらなる精神性発汗を引き起こすことがあるため、汗に対するとらえ方を変えることが精神性発汗のコントロールに役立ちます。

📝 ストレスマネジメントの重要性

中学生の時期はさまざまなストレスにさらされる時期です。学業、友人関係、部活動、将来への不安など、プレッシャーの種類も多岐にわたります。趣味や運動などで意識的にストレスを解消する時間を作ること、信頼できる大人(親・先生・スクールカウンセラーなど)に悩みを話すことが、精神性発汗の軽減だけでなく中学生の心身の健康全般にとって大切です。

Q. 中学生でも受けられる多汗症の医療的治療はありますか?

中学生に適用できる多汗症治療として、塩化アルミニウム外用薬(就寝前に塗る塗り薬)と、イオントフォレーシス(手足を水に浸けて微弱電流を流す治療法)があります。特にイオントフォレーシスは痛みが少なく安全性が高い方法です。アイシークリニックでも多汗症のご相談に対応しています。

📌 8. 病院での治療という選択肢

日常的な対策を試しても改善しない場合や、汗の量が明らかに多くて日常生活に支障が出ている場合は、医療機関への相談を検討してください。中学生でも受けられる治療があります。

🔸 どの科に行けばいいの?

汗の悩みは主に皮膚科で相談することができます。多汗症の診断・治療を行っているクリニックも増えており、アイシークリニック新宿院のような美容皮膚科・皮膚科クリニックでも多汗症に対応しているケースがあります。まずはかかりつけの内科や皮膚科に相談し、必要に応じて専門医を紹介してもらうことも一つの方法です。

⚡ 塩化アルミニウムを含む塗り薬(外用療法)

多汗症の最初の治療として行われることが多いのが、塩化アルミニウム液の外用(塗り薬)です。市販品より高濃度のものが処方されることがあり、汗腺の開口部を塞いで発汗を抑える効果があります。就寝前に患部に薄く塗り、翌朝洗い流すという使い方が一般的です。副作用として皮膚への刺激や炎症が起きることがあるため、使用方法は医師の指示に従うことが重要です。

🌟 イオントフォレーシス

水を満たした容器に手や足を浸け、微弱な電流を流すことで汗腺の機能を抑制する治療法です。特に手のひら・足の裏の多汗症に対して有効性が示されており、痛みが少なく安全性が高いことから中学生にも適用できます。1回あたり20〜30分の施術を週に数回繰り返すことで効果が現れ、維持療法として継続的に行うケースもあります。医療機関で行うほか、家庭用の機器も存在します。

💬 ボツリヌストキシン注射

ボツリヌストキシン(ボトックス)注射は、汗腺を支配する神経の働きをブロックすることで発汗を抑制する治療法です。わきの多汗症(腋窩多汗症)に対しては保険適用が認められており(一定の条件を満たす場合)、効果は数ヶ月から半年程度持続します。針を使う治療のため多少の痛みを伴いますが、比較的短時間で行えます。年齢制限については医師と相談の上、適切な時期に検討することが必要です。

✅ 内服薬(抗コリン薬)

汗腺を刺激するアセチルコリンという神経伝達物質の働きをブロックする薬(抗コリン薬)が、全身性の多汗症や複数部位の多汗症に対して処方されることがあります。口の渇きや視力のぼやけなどの副作用が出ることがあるため、使用する場合は医師の管理のもとで行われます。中学生の場合は体への影響を慎重に考慮しながら使用するかどうかが判断されます。

📝 ミラドライ(マイクロ波治療)

ミラドライはマイクロ波を用いてわきの汗腺を永続的に破壊する治療法です。一度の治療で長期的な効果が期待できることが特徴ですが、自由診療であるため費用がかかります。また、成長期である中学生への適用については年齢や成長の程度を考慮して医師が判断します。

✨ 9. 汗をかくことを「恥ずかしい」と思わないために

汗の悩みが深刻になると、「汗をかくこと自体が恥ずかしい」「人に見られたくない」という気持ちが強まり、学校生活や人間関係への参加を避けるようになることがあります。これは心理的な二次的影響と言えます。

🔸 汗は誰でもかくもの

まず知っておいていただきたいのは、汗は年齢・性別を問わず誰でもかくものだということです。思春期の中学生はホルモンの変化や成長の影響で特に発汗量が増えやすい時期にあります。それはあなただけではなく、クラスの多くの友達も同じ状況にあります。汗をかいていることが目立ちやすいと感じても、周囲の人はあなたが思っているほど気にしていないことが多いものです。

⚡ 自分を責めないことが大切

多汗症は「性格の弱さ」や「不潔さ」とは無関係です。神経系の特性や遺伝的な要因が関係していることも多く、本人の努力とは別のところで起きている体の反応です。汗を「汚いもの」「恥ずかしいもの」と決めつけず、「体のシステムが少し過剰に反応しているだけ」と捉えることが、心の負担を減らすことにつながります。

🌟 誰かに相談してみる

汗の悩みが心の負担になっているなら、親や信頼できる先生、スクールカウンセラーに相談することも考えてみてください。悩みを抱え込まず、誰かに話すだけで気持ちが楽になることがあります。また、医療機関に相談すること自体も、悩みを解決に向けて動き出す大きな一歩です。汗の悩みは一人で抱え込まなくてよい問題です。

💬 汗以外の魅力に目を向ける

自分が汗をかきやすいという事実は変えられないかもしれませんが、それがあなたの全てではありません。趣味、学業、友人関係、スポーツ、音楽、芸術など、自分の好きなことや得意なことに目を向けて自己肯定感を育てることが、汗の悩みに飲み込まれない精神的な強さをもたらします。汗の対策と並行して、自分の良いところを見つけることも大切にしてください。

👨‍⚕️ 当院での診療傾向【医師コメント】

高桑康太 医師(当院治療責任者)より

「当院では、思春期のお子さんが汗の悩みを抱えて来院されるケースが少なくなく、多くの場合はホルモン変化や自律神経の特性が背景にあるため、「意志の弱さ」や「不潔さ」とは一切関係がないとお伝えするようにしています。最近の傾向として、日常的なセルフケアや生活習慣の見直しで改善が見られる方も多い一方、多汗症として医療的なアプローチが有効なケースもありますので、「これくらいで受診してもいいのかな」と迷わず、気になった時点でぜひ一度ご相談いただければと思います。お子さんが汗の悩みで学校生活や人間関係に萎縮してしまう前に、早めにサポートできることが何よりも大切だと考えています。」

🔍 よくある質問

中学生になって急に汗が増えたのはなぜですか?

思春期に入るとエストロゲンやテストステロンなどの性ホルモンの分泌が活発になり、汗腺の発達に影響するためです。加えて、部活動などによる運動量の増加や代謝の上昇、受験や人間関係によるストレスも重なることで、発汗量が増えやすい状態になっています。

多汗症かどうか、自分で判断する目安はありますか?

「6ヶ月以上、明らかな原因なく過剰な発汗が続いている」「左右対称に汗が出る」「週1回以上症状がある」「睡眠中は汗が止まる」「日常生活に支障が出ている」などの項目に複数当てはまる場合は、多汗症の可能性があります。自己判断せず、皮膚科への相談をおすすめします。

手や足の汗を抑える方法はありますか?

手のひら・足の裏には、塩化アルミニウム配合のクリームやローションを就寝前に塗る方法が有効です。また、医療機関ではイオントフォレーシス(微弱電流を用いた治療)が手足の多汗症に効果的とされており、痛みが少なく中学生にも適用できる安全な治療法です。

緊張すると汗が止まらなくなるのを防ぐ方法はありますか?

緊張による「精神性発汗」には、腹式呼吸(鼻からゆっくり吸って口から吐く)が副交感神経を活性化させ、発汗を和らげる効果があります。また、事前の十分な準備で不安を減らすこと、「汗は体の自然な反応」と前向きに受け止めることも、症状の悪化を防ぐうえで重要です。

汗の悩みで中学生でも病院に相談してよいですか?

はい、中学生でも遠慮なく相談できます。汗の悩みは主に皮膚科で対応しており、外用薬やイオントフォレーシスなど年齢に配慮した治療法があります。アイシークリニックでも多汗症のご相談を受け付けています。「これくらいで受診してもよいか」と迷わず、気になった時点でお気軽にご相談ください。

💪 まとめ

中学生が汗をかきやすいのは、思春期のホルモン変化・代謝の増加・精神的なストレスなど、複数の要因が重なって起きる自然な現象です。汗そのものは体を守るために欠かせない機能ですが、日常生活に支障が出るほどの発汗は「多汗症」という医学的な状態である可能性があります。

日常的な対策としては、涼しい環境づくり、こまめな水分補給と体の冷却、吸汗性の高い衣服の選択、清潔の維持、食事や生活習慣の見直し、制汗剤の正しい使用などが有効です。精神性発汗に悩む場合は、深呼吸やストレスマネジメントも合わせて取り組んでみてください。

これらの対策を試みても改善しない場合や、汗の悩みが精神的な負担になっている場合は、皮膚科などの医療機関への相談を検討してください。外用療法、イオントフォレーシス、ボツリヌストキシン注射など、年齢や症状に応じたさまざまな治療法があります。アイシークリニック新宿院でも多汗症に関する相談に対応しておりますので、一人で悩まずにまず気軽にご相談ください。

汗をかくことは恥ずかしいことではありません。体のサインとして向き合いながら、自分に合った方法でうまくコントロールしていくことが、中学生の皆さんにとって大切な第一歩です。

📚 関連記事

📚 参考文献

  • 日本皮膚科学会 – 多汗症の診断基準・治療ガイドライン(原発性局所多汗症の定義、塩化アルミニウム外用・イオントフォレーシス・ボツリヌストキシン注射などの治療法の根拠として参照)
  • 厚生労働省 – 思春期の健康に関する情報(中学生・思春期におけるホルモン変化・身体発育・精神的ストレスと発汗の関係、睡眠時間の推奨基準などの根拠として参照)
  • PubMed – 思春期・青少年における原発性多汗症の疫学・治療効果に関する国際学術文献(多汗症の診断基準・有病率・イオントフォレーシスおよびボツリヌストキシンの有効性・精神性発汗のメカニズムに関する科学的根拠として参照)

監修者医師

高桑 康太 医師

保有資格

ミラドライ認定医

略歴

  • 2009年 東京大学医学部医学科卒業
  • 2009年 東京逓信病院勤務
  • 2012年 東京警察病院勤務
  • 2012年 東京大学医学部附属病院勤務
  • 2019年 当院治療責任者就任
  • 皮膚腫瘍・皮膚外科領域で15年以上の臨床経験と30,000件超の手術実績を持ち、医学的根拠に基づき監修を担当
  • 専門分野:皮膚腫瘍、皮膚外科、皮膚科、形成外科
  • 臨床実績(2024年時点) 皮膚腫瘍・皮膚外科手術:30,000件以上、腋臭症治療:2,000件以上、酒さ・赤ら顔治療:1,000件以上
  • 監修領域 皮膚腫瘍(ほくろ・粉瘤・脂肪腫など)、皮膚外科手術、皮膚がん、一般医療コラムに関する医療情報

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佐藤 昌樹 医師

保有資格

日本整形外科学会整形外科専門医

略歴

  • 2010年 筑波大学医学専門学群医学類卒業
  • 2012年 東京大学医学部付属病院勤務
  • 2012年 東京逓信病院勤務
  • 2013年 独立行政法人労働者健康安全機構 横浜労災病院勤務
  • 2015年 国立研究開発法人 国立国際医療研究センター病院勤務を経て当院勤務

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