
⚡ 足の裏に黒い点を発見してドキッとした経験、ありませんか?
洗っても落ちない、押すと痛い…それ、放置すると危険なサインかもしれません。
💬 「ただの汚れだと思って何ヶ月も放置していたら、実は皮膚科で治療が必要な状態だった」というケースは珍しくありません。この記事を読めば、自分の黒い点が何なのか・受診すべきかどうかがすぐにわかります。
🚨 特にメラノーマ(悪性黒色腫)は早期発見が命取り。「なんとなく様子見」が一番危険です。まず30秒でこの記事のポイントをチェックしてください。
目次
- 📌 足の裏に黒い点ができる主な原因
- 📌 ウイルス性いぼ(尋常性疣贅)とは
- 📌 たこ・魚の目との違い
- 📌 黒点状出血(点状出血斑)について
- 📌 メラノーマ(悪性黒色腫)の可能性と見分け方
- 📌 ほくろとの違いをチェックする方法
- 📌 症状別のセルフチェックポイント
- 📌 病院に行くべき目安とタイミング
- 📌 皮膚科での診断・治療方法
- 📌 日常生活での予防と注意点
- 📌 まとめ
💡 この記事のポイント
- ✅ 足の裏の黒い点の原因はウイルス性いぼ・魚の目・点状出血・ほくろ・メラノーマの5つ
- ✅ 押すと痛む場合はいぼや魚の目が疑われる
- ✅ メラノーマは痛みなく進行するため見落とし注意
- ✅ 2週間以上消えない・形や色が不均一なら即皮膚科へ
💡 足の裏に黒い点ができる主な原因
足の裏に黒い点が現れる原因はひとつではなく、複数の可能性が考えられます。まずは代表的な原因をまとめて確認しておきましょう。
足の裏に黒い点が生じる主な原因としては、ウイルス性のいぼ(尋常性疣贅)、たこや魚の目、点状出血、ほくろ、そして悪性黒色腫(メラノーマ)が挙げられます。これらはそれぞれまったく異なる状態であり、見た目が似ていても性質や治療方針が大きく違います。
中でも「押すと痛い」という症状が伴う場合、その原因として特に多いのがウイルス性いぼと魚の目です。両者は混同されやすい疾患ですが、適切な治療を受けるためには正確な診断が必要です。痛みがなく黒い点のみが存在する場合は、ほくろや点状出血、あるいはメラノーマの初期段階という可能性もあります。
大切なのは、「なんとなく様子を見ればいいかな」と長期間放置しないことです。特に形が不規則だったり、大きさが変化しているように感じる黒い点については、早めに専門医の診察を受けることが大切です。以下では、各原因について詳しく説明していきます。
Q. 足の裏の黒い点を押すと痛い原因は何ですか?
足の裏の黒い点を押すと痛む場合、主にウイルス性いぼ(尋常性疣贅)または魚の目(鶏眼)が疑われます。ウイルス性いぼは歩くたびに鈍い痛みが生じ、魚の目は角質の芯が神経を圧迫するため押すと鋭い痛みが走ります。いずれも自己処置は避け、皮膚科を受診することが推奨されます。
📌 ウイルス性いぼ(尋常性疣贅)とは
足の裏に黒い点ができる原因として非常に多いのが、ヒトパピローマウイルス(HPV)の感染によって引き起こされる「尋常性疣贅(じんじょうせいゆうぜい)」と呼ばれるウイルス性のいぼです。
このウイルスは、公共の場所(プール、銭湯、スポーツジムなどの床)などで感染することが多く、皮膚に小さな傷があるとそこから侵入しやすくなります。足の裏は体重がかかるため、ウイルスが皮膚内に押し込まれる形で増殖し、独特の硬い盛り上がりを形成します。
尋常性疣贅の特徴のひとつが、表面に見られる黒い点状の構造物です。これは疣贅(いぼ)の内部で増殖した毛細血管が血栓を形成したもので、「点状出血」または「毛細血管の血栓」と呼ばれています。この黒い点はいぼの内部の血管構造を示しており、尋常性疣贅を他の疾患と区別する重要なサインになります。
足の裏の疣贅は体重が常にかかるため、表面は平坦に見えることが多く、むしろ皮膚の中に向かって成長します。そのため「足底疣贅(そくていゆうぜい)」とも呼ばれ、歩くたびに押されるような痛みを感じることが特徴です。特に体重がかかる部位、例えばかかとや母趾球(母指の付け根のふくらみ)などに発生しやすいです。
また、疣贅は単独で発生することもありますが、複数が集まってモザイク状に広がることもあります。複数の黒い点が固まって見える場合はこのモザイク疣贅の可能性があり、治療に時間がかかることがあります。
いぼを自分で削ったり切ったりするのは危険です。ウイルスが周囲の皮膚に広がる可能性があり、状態が悪化することがあります。治療は皮膚科での液体窒素療法が基本となりますが、難治性の場合はその他の治療法が選択されることもあります。
✨ たこ・魚の目との違い
「たこ」と「魚の目(鶏眼)」は、足の裏に圧力や摩擦が繰り返しかかることで皮膚の角質が厚くなった状態です。どちらもウイルスとは無関係の物理的な刺激が原因であり、尋常性疣贅とは本質的に異なります。
たこは皮膚が均一に厚くなった状態で、比較的広い範囲にわたって硬くなります。表面は黄褐色から白っぽく見えることが多く、押しても強い痛みはないことが多いです。
魚の目(鶏眼)は、角質が一点に集中して厚くなり、中央に芯(核)を持つのが特徴です。この芯が神経を圧迫するため、体重をかけたときや押したときに鋭い痛みが生じます。「押すと痛い」という症状が強い場合は、魚の目である可能性が高いといえます。
魚の目自体は黒くはありませんが、長期間放置して血流が滞ったり、芯の部分に小出血が生じたりすることで黒ずんで見えることがあります。また、魚の目と疣贅が共存している場合もあり、見た目だけでの判断が難しいケースもあります。
たこと魚の目の大きな違いは、皮膚の「皮紋(ひもん)」という皮膚のしわのような模様が維持されているかどうかです。たこや魚の目では皮紋が保たれていますが、ウイルス性のいぼでは皮紋が乱れたり消えたりしています。この点は診断における重要なポイントです。
たこや魚の目の治療は、角質を削って芯を除去することが基本です。また、足に合った靴を選んだり、足底板(インソール)を使用したりすることで、圧力の集中を軽減させることが再発予防につながります。自分でカッターや爪切りで削ろうとすると感染や出血のリスクがあるため、セルフケアには十分な注意が必要です。
Q. メラノーマをほくろと見分けるポイントは?
メラノーマとほくろの見分けには「ABCDEルール」が有効です。形が非対称(A)、縁が不規則(B)、黒・褐色・赤など色が混在(C)、直径6mm以上(D)、形や色が変化している(E)のいずれかに当てはまる場合は要注意です。自己判断は難しいため、ダーモスコピー検査を行う皮膚科への受診が重要です。
🔍 黒点状出血(点状出血斑)について
足の裏に黒い点が突然現れたとき、それが皮膚内の小さな出血(点状出血斑)である場合があります。これは皮膚の表層にある毛細血管が何らかの原因で破れ、赤血球が皮膚内に漏れ出して変色したものです。
足の裏の点状出血は、激しい運動や長時間の歩行、ランニングなどで繰り返し圧力がかかった際に生じることがあります。スポーツをしている方や立ち仕事が多い方に見られることがあります。
このような機械的な原因による点状出血は、通常2週間程度で自然に吸収されて消えていきます。痛みを伴わないことが多く、大きさも非常に小さいです。靴を脱いで足を休めていれば多くの場合は改善します。
ただし、特定の薬を服用している場合(抗凝固薬や抗血小板薬など)や、血液疾患がある場合には、出血が起こりやすくなることがあります。このような背景がある場合は、足の裏の点状出血であっても主治医に報告することが重要です。
また、注意が必要なのはメラノーマ(悪性黒色腫)の一種である「末端黒子型黒色腫」が、初期段階で点状出血に似た黒い点として現れることがある点です。点状出血は時間とともに消えるのに対し、メラノーマの場合は消えずに残り、徐々に大きくなる傾向があります。2週間以上消えない黒い点は、一度皮膚科で診てもらうことをお勧めします。
💪 メラノーマ(悪性黒色腫)の可能性と見分け方
足の裏の黒い点を心配する際、多くの方が頭に浮かべるのが「メラノーマ(悪性黒色腫)」ではないでしょうか。メラノーマは皮膚がんの一種であり、メラニン色素を産生するメラノサイト(色素細胞)が悪性化することで発生します。
日本人のメラノーマは、欧米白人と比べると発生率自体は低いですが、日本人に特有のタイプとして「末端黒子型黒色腫(まったんこくしがたこくしょくしゅ)」があります。これは手のひらや足の裏、爪などに発生するタイプで、日本人のメラノーマ全体の約30〜40%を占めると言われています。つまり、足の裏はメラノーマが発生しやすい場所のひとつなのです。
末端黒子型黒色腫は初期段階では、単なるほくろや色素沈着のように見えることがあります。そのため「以前からあったほくろが少し大きくなった気がする」という形で発見されることが少なくありません。
メラノーマを見分けるための国際的なチェック基準として「ABCDEルール」があります。
Aは「Asymmetry(非対称性)」です。形が左右非対称で、中心線を引いたときに両側が一致しない場合は注意が必要です。Bは「Border(辺縁の不規則性)」です。縁がギザギザしていたり、境界がぼんやりしていたりする場合は要注意です。Cは「Color(色の不均一性)」で、黒、褐色、赤、白など複数の色が混在している場合は危険なサインです。Dは「Diameter(直径)」で、6mm以上の大きさになると要注意とされています。Eは「Evolution(変化)」で、大きさ、形、色が時間とともに変化している場合は特に注意が必要です。
これらの基準に当てはまる黒い点が足の裏にある場合は、できるだけ早く皮膚科を受診してください。メラノーマは早期発見・早期治療が予後に大きく影響します。初期段階で発見されれば手術によって完治が期待できますが、進行してからでは治療が難しくなります。
「まだ痛くないから大丈夫」と思いがちですが、メラノーマは初期段階では痛みを感じないことがほとんどです。痛みがないことを理由に放置するのは非常に危険です。
🎯 ほくろとの違いをチェックする方法
足の裏の黒い点が「ほくろ(色素性母斑)」である可能性ももちろんあります。ほくろはメラノサイトが皮膚の一部に集まって増殖した良性の色素細胞の集まりであり、多くの場合は無害です。
ただし、前述のメラノーマとの区別が重要です。良性のほくろとメラノーマを自己判断で見分けることは非常に難しく、皮膚科では「ダーモスコピー」という特殊な拡大鏡を用いた検査で詳細を確認します。
一般的に、良性のほくろは形が丸みを帯びて均一で、色は均一な茶色から黒色、辺縁は比較的はっきりしており、長期間にわたって形や大きさに大きな変化がないという特徴があります。一方で、不規則な形や複数の色が混在している、あるいは最近になって変化が見られる場合は良性とは言い切れません。
足の裏は体重がかかりやすい部位であるため、ほくろに継続的な摩擦や圧力が加わることで刺激が生じます。「刺激を与えるとほくろが悪性化する」という考えは医学的に証明されているわけではありませんが、慢性的な刺激が続く部位のほくろは変化が起こりやすいとも言われています。足の裏のほくろは特に経過観察が大切です。
もし以前からあったほくろに変化を感じるようであれば、早めに皮膚科を受診して専門家に判断してもらうことを強くお勧めします。「いつもとちょっと違う気がする」という直感は大切にしてください。
Q. 足の裏の黒い点が2週間消えない場合はどうすべきですか?
運動や長時間歩行後に生じる点状出血は、通常2週間程度で自然に吸収されて消えます。2週間以上消えない黒い点は、ウイルス性いぼや末端黒子型黒色腫(メラノーマ)の可能性があります。メラノーマは痛みがないまま進行するケースがあるため、「痛くないから大丈夫」と放置せず、早めに皮膚科を受診することが大切です。
💡 症状別のセルフチェックポイント
足の裏に黒い点を見つけたとき、どのような点に注目して観察すれば良いでしょうか。セルフチェックの具体的なポイントをまとめます。ただし、これらはあくまでも受診前の参考情報であり、自己診断を目的とするものではありません。
まず、黒い点の色と形を確認しましょう。均一な黒色で形が整っているか、それとも不均一で輪郭が不規則かどうかを確認します。次に、大きさを把握します。5〜6mm以上の黒い点は、一度皮膚科で確認してもらうほうが安心です。
黒い点の周囲の皮膚の状態も観察してください。周囲が硬くなっていたり、盛り上がっていたりする場合は、いぼや魚の目の可能性があります。表面をよく見て、皮膚の模様(皮紋)が維持されているかどうかも確認できると参考になります。
痛みの性質についても観察が大切です。歩くたびにズキズキと痛む場合は魚の目、押したときだけ痛む場合はいぼや魚の目の可能性があります。一方、痛みがまったくない場合は、ほくろやメラノーマの初期も考えられます。
黒い点ができた経緯も重要な情報です。以前から存在していたのか、最近突然気がついたのかによって可能性が変わります。また、最近スポーツを始めたり、長時間歩いたりしたことがある場合は点状出血の可能性も念頭に置きましょう。
以下に症状別の可能性をまとめます。押すと鋭く痛み、周囲が角質で硬くなっている場合は魚の目の可能性が高いです。押すと鈍く痛み、表面に複数の黒い点がある場合はウイルス性いぼの可能性が考えられます。痛みがなく、黒い点が均一で変化がない場合はほくろの可能性があります。痛みはないが、黒い点が大きく、形が不規則、または変化している場合はメラノーマの可能性があり、早急な受診が必要です。運動後に突然現れた小さな黒い点で、時間とともに薄くなる場合は点状出血の可能性があります。
📌 病院に行くべき目安とタイミング
足の裏の黒い点に気づいたとき、「すぐに病院に行くべきか、しばらく様子を見ていいか」迷う方は多いと思います。以下のような場合は早めに皮膚科を受診することをお勧めします。
まず、黒い点の形が不規則であったり、複数の色が混在していたりする場合は、自分で判断せず受診してください。また、大きさが6mm以上ある場合や、最近になって大きくなっている・形が変わっていると感じる場合も同様です。
痛みが強くて日常生活に支障をきたしている場合、たとえば歩くのがつらいほどの痛みがある場合も、早めに受診すべきです。自己処置で角質を削ろうとして出血した場合や、傷口から感染が起きた可能性がある場合も医療機関への受診が必要です。
2週間以上たっても消えない黒い点も要注意のサインです。点状出血であれば自然に消えるはずなので、消えない場合は別の原因が考えられます。
糖尿病の方は足のトラブルが悪化しやすいため、軽微な症状でも早めの受診が原則です。末梢神経障害により痛みを感じにくくなっていることがあるため、傷や異変には特に注意が必要です。
「大げさかな」と思っても、気になるものを受診することに遠慮は不要です。皮膚科の診察は比較的短時間で済むことが多く、ダーモスコピーによる診断も痛みを伴わないため、気軽に受診してください。特にメラノーマは早期発見が命に関わる問題であるため、少しでも不安を感じたら受診することが大切です。
Q. 足の裏のいぼや魚の目は自分で削っていいですか?
足の裏のいぼや魚の目を自分で削ることは推奨されません。いぼをカッター等で削るとヒトパピローマウイルスが周囲の皮膚に広がり悪化する恐れがあります。魚の目の自己処置は出血や感染リスクを高めます。特に糖尿病や血流障害のある方は自己処置を厳禁とし、皮膚科で安全に処置を受けることが重要です。
✨ 皮膚科での診断・治療方法
皮膚科を受診すると、まず視診と問診が行われます。いつ頃から気になっているか、痛みはあるか、大きさや形に変化はあるかなどを聞かれます。これらの情報が診断の大きな手がかりになります。
視診に加えて「ダーモスコピー」と呼ばれる検査が行われることがあります。ダーモスコープは10〜40倍程度に拡大できる専用の器具で、皮膚表面の色素パターンや血管構造を詳細に観察できます。この検査によって、ほくろとメラノーマの鑑別や、いぼの特徴的なパターンを確認することができます。痛みは一切なく、数分で終わります。
疾患によって治療方法はそれぞれ異なります。
ウイルス性いぼ(尋常性疣贅)に対しては、液体窒素による凍結療法が標準的な治療です。液体窒素(約マイナス196度)を患部に当てて凍結させ、いぼの組織を壊死させます。通常2〜4週間おきに繰り返し治療が必要で、難治性の場合は数ヵ月かかることもあります。痛みは伴いますが、局所麻酔なしで外来で行える治療です。その他の治療法として、サリチル酸製剤の塗布、ヨクイニン(漢方薬)の内服、レーザー治療などもあります。
魚の目やたこに対しては、専用の器具で角質を削る処置(削皮処置)が行われます。魚の目の場合は芯まで除去することが重要です。また、再発予防のためにインソールの使用や適切な靴への変更を指導されることがあります。
メラノーマが疑われる場合は、まず病理組織検査(生検)が行われます。患部の一部または全部を切除して顕微鏡で詳しく調べ、悪性かどうかを確認します。メラノーマと診断された場合は、ステージ(進行度)に応じた治療計画が立てられます。早期であれば外科的切除のみで完治が期待できます。進行度によっては免疫療法や分子標的療法が追加されることもあります。
良性のほくろについては、経過観察が基本です。見た目が気になる場合や定期的に摩擦を受ける部位にある場合は、レーザーや外科的切除による除去も選択肢となります。
🔍 日常生活での予防と注意点

足の裏のトラブルを予防するためには、日常生活における足のケアが大切です。以下のポイントを参考にしてみてください。
まず、足に合った靴を選ぶことが基本中の基本です。サイズが小さすぎる靴や、逆に大きすぎて足が動いてしまう靴は、特定の部位に圧力や摩擦を集中させます。足の長さだけでなく、幅や甲の高さも考慮して、できれば専門店でフィッティングしてもらうのが理想的です。
靴下は摩擦を軽減する役割があります。素材にこだわり、適度な厚みのある靴下を着用することで足への負担が軽くなります。また、同じ靴を毎日履き続けると靴内の湿気が抜けず、菌やウイルスが繁殖しやすくなるため、ローテーションすることも大切です。
公共の場所での裸足歩行に注意することも、ウイルス性いぼ予防につながります。プールや銭湯、ジムのシャワールームなど不特定多数の人が利用する場所では、スリッパや防水サンダルを着用することをお勧めします。
定期的な足の観察も重要です。月に一度など定期的に足の裏を確認する習慣をつけましょう。特にほくろがある方は、形や色の変化がないか記録しておくと変化に気づきやすくなります。スマートフォンで写真を撮っておくと比較しやすくて便利です。
保湿ケアも大切なポイントです。乾燥した皮膚は小さなひび割れが生じやすく、そこからウイルスや細菌が侵入するリスクが高まります。入浴後に足全体に保湿剤を塗るだけで、肌のバリア機能を維持することができます。
たこや魚の目ができてしまった場合の自己処置については慎重に行う必要があります。市販の薬用パッドやカーリング液(サリチル酸配合のもの)は一定の効果がありますが、使い方を誤ると周囲の正常な皮膚を傷める可能性があります。また、カミソリやニッパーで自分で削る行為は感染リスクを高めるため、皮膚科での処置を受けることをお勧めします。糖尿病の方や血流障害がある方は、特に自己処置を避けるべきです。
爪の切り方にも注意しましょう。爪の角を切りすぎると巻き爪になりやすく、そこから足全体のバランスが崩れていぼや魚の目ができやすくなることがあります。爪は直線的に切り、角を丸めすぎないことがポイントです。
最後に、足の状態は全身の健康状態と密接に関わっています。血行不良、糖尿病、免疫機能の低下などがある方は足のトラブルが起きやすく、また治りにくいことがあります。足の異変が繰り返す場合は、足の症状だけでなく全身の健康状態についても医師に相談してみましょう。
👨⚕️ 当院での診療傾向【医師コメント】
高桑康太 医師(当院治療責任者)より
「当院では、足の裏の黒い点を「汚れかほくろだろう」と長期間放置された後にご来院される患者様が少なくなく、実際にダーモスコピーで診察するとウイルス性いぼやメラノーマが見つかるケースも経験しています。特に末端黒子型黒色腫は日本人に多いタイプであり、痛みがないからこそ早期発見が難しく、「おかしいな」と感じた時点で迷わずご相談いただくことが何より大切です。足の裏の異変はご自身では確認しづらい部位だからこそ、定期的な観察と早めの受診を習慣にしていただければと思います。」
💪 よくある質問
押すと痛みがある場合、ウイルス性いぼ(尋常性疣贅)または魚の目(鶏眼)の可能性が高いです。ウイルス性いぼは表面に黒い点状の血栓が見られ、歩くたびに鈍い痛みを感じます。魚の目は角質の芯が神経を圧迫するため、押すと鋭い痛みが生じます。いずれも自己判断での処置は危険なため、皮膚科への受診をお勧めします。
「ABCDEルール」が参考になります。形が非対称・縁が不規則・複数の色が混在・直径6mm以上・形や色が変化しているという特徴のいずれかに当てはまる場合は要注意です。ただし、自己判断は非常に難しく、アイシークリニックではダーモスコピーという専用の拡大鏡で正確に判断できますので、不安な場合は早めにご相談ください。
はい、早めの受診をお勧めします。運動や長時間歩行後に生じる点状出血は、通常2週間程度で自然に消えます。2週間以上消えない場合は、点状出血以外の原因、例えばウイルス性いぼやメラノーマの可能性が考えられます。特にメラノーマは痛みがないまま進行することがあるため、「痛くないから大丈夫」と放置しないことが重要です。
自己処置はお勧めできません。いぼを自分で削るとウイルスが周囲に広がり、悪化する恐れがあります。魚の目をカッターや爪切りで削ると出血や感染のリスクがあります。特に糖尿病や血流障害のある方は自己処置を避け、必ず皮膚科で処置を受けてください。アイシークリニックでは安全に処置を行っておりますので、お気軽にご来院ください。
皮膚科では主に液体窒素による凍結療法が標準的な治療法です。約マイナス196度の液体窒素を患部に当て、いぼの組織を壊死させます。通常2〜4週間おきに繰り返し行い、難治性の場合は数ヵ月かかることもあります。その他にもサリチル酸製剤の塗布、漢方薬(ヨクイニン)の内服、レーザー治療なども状況に応じて選択されます。
🎯 まとめ
足の裏に現れる黒い点は、ウイルス性いぼ(尋常性疣贅)、魚の目・たこ、点状出血、ほくろ、そして悪性黒色腫(メラノーマ)など、さまざまな原因が考えられます。「押すと痛い」という症状が伴う場合は、ウイルス性いぼや魚の目の可能性が高いですが、痛みがない場合でも安心はできません。特にメラノーマは痛みを伴わないまま進行することがあり、早期発見が非常に重要です。
自己判断での処置は症状を悪化させることがあるため、足の裏の黒い点で気になるものがあれば、皮膚科での専門的な診断を受けることが最善の選択です。ダーモスコピーによる検査は痛みがなく短時間で受けられるため、「大げさかも」と思っても遠慮せず受診してください。
日々の足のケアと定期的な観察を続けることが、足のトラブルの早期発見と予防に役立ちます。足は全身の健康を支える大切な部位です。日ごろから足に気を配り、少しでも異変を感じたら早めに専門家に相談するようにしましょう。アイシークリニック新宿院では、足の皮膚トラブルについてもご相談をお受けしていますので、お気軽にご来院ください。
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📚 参考文献
- 日本皮膚科学会 – 尋常性疣贅(ウイルス性いぼ)の診断基準・液体窒素凍結療法・ダーモスコピーによる鑑別診断など、記事の中心的な疾患に関する学会公式情報
- 日本皮膚科学会 – 悪性黒色腫(メラノーマ)の病型分類・末端黒子型黒色腫の特徴・ABCDEルールによる早期発見指針など、記事のメラノーマ解説部分の根拠情報
- 国立感染症研究所 – ヒトパピローマウイルス(HPV)の感染経路・公共施設での感染リスク・疫学情報など、ウイルス性いぼの原因ウイルスに関する記述の根拠情報
監修者医師
高桑 康太 医師
保有資格
ミラドライ認定医
略歴
- 2009年 東京大学医学部医学科卒業
- 2009年 東京逓信病院勤務
- 2012年 東京警察病院勤務
- 2012年 東京大学医学部附属病院勤務
- 2019年 当院治療責任者就任
- 皮膚腫瘍・皮膚外科領域で15年以上の臨床経験と30,000件超の手術実績を持ち、医学的根拠に基づき監修を担当
- 専門分野:皮膚腫瘍、皮膚外科、皮膚科、形成外科
- 臨床実績(2024年時点) 皮膚腫瘍・皮膚外科手術:30,000件以上、腋臭症治療:2,000件以上、酒さ・赤ら顔治療:1,000件以上
- 監修領域 皮膚腫瘍(ほくろ・粉瘤・脂肪腫など)、皮膚外科手術、皮膚がん、一般医療コラムに関する医療情報
佐藤 昌樹 医師
保有資格
日本整形外科学会整形外科専門医
略歴
- 2010年 筑波大学医学専門学群医学類卒業
- 2012年 東京大学医学部付属病院勤務
- 2012年 東京逓信病院勤務
- 2013年 独立行政法人労働者健康安全機構 横浜労災病院勤務
- 2015年 国立研究開発法人 国立国際医療研究センター病院勤務を経て当院勤務
