
🚨 「鼻の赤いできもの、放置してない?」
💬 「これってニキビ?それとも…?」
鼻に赤いできものが突然できると、不安になりますよね。
実は、見た目がそっくりでも、原因によって対処法はまったく違います。
放置していると、皮膚がん・酒さ・血管腫などの重篤な疾患を見逃すリスクも…😰
📖 この記事を読むとわかること
✅ 鼻の赤いできものの8つの原因と見分け方
✅ 絶対に放置してはいけないサイン
✅ 病院に行くべきタイミング
✅ 原因別の正しい治療法
⚠️ 読まないとこんなリスクが…
🔸 自己判断で市販薬を使い続けて悪化
🔸 3〜4週間以上消えないのに受診が遅れる
🔸 皮膚がんの早期発見を逃してしまう
目次
- 鼻に赤いできものができる主な原因
- ニキビ(尋常性ざ瘡)
- 酒さ(ロサセア)
- 毛細血管拡張症
- 血管腫(いちご状血管腫・毛細血管拡張性肉芽腫)
- 粉瘤(アテローム)
- 脂漏性角化症
- 基底細胞癌・扁平上皮癌(皮膚がん)
- 接触性皮膚炎・湿疹
- 放置してはいけないサイン
- 病院に行くべきタイミング
- 鼻の赤いできものの治療法
- 日常生活で気をつけること
- まとめ
この記事のポイント
鼻の赤いできものはニキビ・酒さ・血管腫・皮膚がんなど原因が多岐にわたり、見た目だけでの判断は困難。3〜4週間以上消えない・拡大・出血などのサインがあれば早期に皮膚科を受診することが重要。
💡 鼻に赤いできものができる主な原因
鼻の皮膚には毛穴や皮脂腺が多く集まっており、顔の中でも特にできものが生じやすい部位です。赤いできものといっても、炎症を伴うもの、血管の異常によるもの、腫瘍性のものなど、さまざまな種類があります。
重要なのは、見た目だけで原因を判断することが難しい場合が多いという点です。特に、長期間消えない赤いできもの、大きくなり続けるもの、出血を繰り返すものなどは、皮膚科や美容皮膚科などの専門医に診てもらうことが大切です。
以下では、鼻に赤いできものができる代表的な原因について、それぞれの特徴とともに解説します。
Q. 鼻に赤いできものができる主な原因は何ですか?
鼻に赤いできものができる原因は多岐にわたります。代表的なものはニキビ(尋常性ざ瘡)・酒さ(ロサセア)・毛細血管拡張症・血管腫・粉瘤・脂漏性角化症・皮膚がん・接触性皮膚炎などです。見た目が似ていても原因によって治療法が異なるため、自己判断は危険です。
📌 ニキビ(尋常性ざ瘡)
鼻の赤いできものとして最もよく見られるのがニキビです。正式には尋常性ざ瘡(じんじょうせいざそう)と呼ばれ、毛穴に皮脂や角質が詰まり、アクネ菌が増殖することで炎症が起こる皮膚疾患です。
鼻はTゾーンの一部であり、皮脂の分泌量が特に多い部位です。そのため、10代から20代の若い世代だけでなく、大人になってからもニキビができやすい場所として知られています。いわゆる「大人ニキビ」は、ホルモンバランスの乱れ、睡眠不足、ストレス、食生活の偏りなどが引き金となることが多く、思春期のニキビとは少し異なる性質を持っています。
ニキビの段階としては、まず毛穴が詰まった「コメド(面皰)」と呼ばれる状態から始まります。酸化していない状態の白ニキビ、空気に触れて酸化した黒ニキビ、炎症を起こした赤ニキビ、さらに膿を持った黄ニキビへと進行することがあります。鼻に赤いできものとして見える炎症性のニキビは、そのまま放置するとニキビ痕(瘢痕・凹凸・色素沈着)を残す可能性があります。
ニキビに対しては自己判断で潰したり、強く洗顔したりすることは逆効果になることが多く、皮膚科での適切な治療が推奨されます。外用抗菌薬や過酸化ベンゾイル配合の外用薬、重症の場合は内服抗菌薬などが使用されます。
✨ 酒さ(ロサセア)
酒さ(しゅさ)は、顔の中央部分(鼻・頬・額・あご)に赤みや毛細血管の拡張、ぶつぶつとした赤いできものが生じる慢性的な炎症性皮膚疾患です。英語では「ロサセア(Rosacea)」とも呼ばれます。
酒さは特に30代から50代の成人に多く見られ、紫外線・アルコール・辛い食べ物・温度変化・ストレスなどをきっかけに症状が悪化することが知られています。見た目がニキビに似ていることから「大人ニキビ」と混同されることがありますが、原因や治療法が異なるため、正確に診断してもらうことが重要です。
酒さには4つのサブタイプがあります。第1型は皮膚の赤みと毛細血管の透けて見える状態(毛細血管拡張型)、第2型はニキビに似た丘疹や膿疱ができるタイプ(丘疹膿疱型)、第3型は鼻の皮膚が肥厚して「鼻瘤(びりゅう)」と呼ばれるごつごつした状態になるタイプ、第4型は目の充血や異物感を伴う眼型です。
鼻に赤いできものとして現れるのは主に第2型で、炎症性の丘疹や膿疱が鼻周囲に複数現れます。治療としては、メトロニダゾール外用薬、アゼライン酸外用薬、抗菌薬内服、レーザー治療などが行われます。自己判断での市販薬使用は症状を悪化させる可能性があるため、皮膚科への受診が大切です。
🔍 毛細血管拡張症
毛細血管拡張症は、皮膚の表面近くにある細い血管が拡張して目に見える状態になる疾患です。鼻の周囲や小鼻の部分に赤い点や線状の模様として現れることが多く、押すと一時的に色が薄くなる(圧迫試験が陽性になる)のが特徴です。
原因としては、加齢・紫外線ダメージ・ステロイド外用薬の長期使用・アルコールの過剰摂取・酒さの一症状・遺伝的素因などが挙げられます。特に、顔への長期的なステロイド外用薬使用は、皮膚が薄くなり毛細血管が透けやすくなる「ステロイド性皮膚萎縮」を引き起こし、毛細血管拡張の原因になることがあります。
毛細血管拡張症自体は命に関わるものではありませんが、見た目の問題から悩む方は多くいます。治療には、Vビームレーザー(パルス色素レーザー)やIPL(光治療)が有効とされており、赤みや血管を選択的に破壊することで症状の改善が期待できます。
Q. 鼻の赤いできもので放置してはいけないサインは?
鼻の赤いできものが3〜4週間以上消えない、徐々に大きくなっている、触れると出血する、潰瘍を繰り返す、形が不規則・色が不均一などのサインがある場合は放置せず、速やかに皮膚科を受診してください。酒さや皮膚がんなど、自然に治らない疾患が隠れている可能性があります。
💪 血管腫(いちご状血管腫・毛細血管拡張性肉芽腫)
血管腫とは、血管が異常増殖してできる良性腫瘍の総称です。鼻にできる赤いできものとして、いちご状血管腫と毛細血管拡張性肉芽腫(化膿性肉芽腫)が代表的です。
いちご状血管腫(乳児血管腫)は、生後数週間から数か月の乳児に多く見られる良性の血管腫で、鮮やかな赤色でいちごのような表面を持ちます。出生後に急速に大きくなりますが、多くの場合7〜10歳頃までに自然に消退します。ただし、場所や大きさによっては、視野の妨げや呼吸困難などの機能障害を引き起こす可能性があるため、専門医による管理が必要です。現在はプロプラノロール(βブロッカー)の内服治療が標準的な治療法となっています。
毛細血管拡張性肉芽腫(化膿性肉芽腫)は、成人にも見られる赤いできもので、小さな外傷や皮膚への刺激をきっかけに血管が異常に増殖して形成されます。触れると出血しやすく、表面がツヤのある赤いドーム状の隆起が特徴です。妊娠中にホルモンの影響で発生しやすいことも知られています。自然に消えることはほとんどなく、外科的切除やレーザー治療が行われます。
🎯 粉瘤(アテローム)
粉瘤(ふんりゅう)は、皮膚の下に袋状の構造物(嚢腫)ができ、その中に角質や皮脂などが蓄積する良性の皮膚腫瘍です。アテロームとも呼ばれます。
粉瘤は全身のどこにでもできますが、顔・耳の後ろ・首・背中などに多く見られます。通常は肌色または白っぽい丸いできものですが、細菌感染を起こすと周囲が赤く腫れ上がり、赤いできものとして見えることがあります。中央部分に開口部(黒い点のように見えることがある)があり、特有の臭いのある内容物が出てくることもあります。
炎症を起こしている場合は、まず抗菌薬などで炎症を鎮めてから、根治のために袋ごと外科的に摘出する手術が行われます。中途半端に潰してしまうと炎症が悪化したり再発したりすることがあるため、自己処置は避けるべきです。
💡 脂漏性角化症
脂漏性角化症(しろうせいかくかしょう)は、加齢に伴って現れる代表的な良性の皮膚腫瘍で、「老人性疣贅(いぼ)」とも呼ばれます。中高年以降に多く見られ、顔・頭皮・体幹などに発生します。
初期は薄茶色や赤褐色の平らな斑点として現れることが多く、この段階では鼻の赤いできものとして見えることがあります。徐々に盛り上がり、表面がザラザラした黒褐色〜濃褐色の隆起に変化していきます。基本的に良性で悪性化することは非常にまれですが、見た目が気になる場合や悪性腫瘍との鑑別が必要な場合は、皮膚科での診察・液体窒素による冷凍凝固療法やレーザー治療が行われます。
Q. 鼻の赤いできものにはどんな治療法がありますか?
鼻の赤いできものの治療法は原因によって異なります。ニキビには過酸化ベンゾイル等の外用薬や抗菌薬内服、酒さにはメトロニダゾール外用薬やレーザー、毛細血管拡張症にはVビームレーザーやIPL光治療、粉瘤には外科的摘出手術が行われます。アイシークリニックでは症状に応じた適切な治療を提案しています。

📌 基底細胞癌・扁平上皮癌(皮膚がん)
鼻に生じる赤いできものの中で、最も注意が必要なのが皮膚がんです。皮膚がんは顔面に発生することが多く、特に紫外線を多く受ける鼻や耳・額などに好発します。
基底細胞癌(きていさいぼうがん)は、日本人に多い皮膚がんの一つです。多くは黒や茶色の色素を伴いますが、色素がない無色素性基底細胞癌では赤みを帯びた半透明な丘疹として現れることがあります。縁が光沢のあるパール状に見えるのが特徴で、中央部が潰瘍化することもあります。転移することは比較的まれですが、局所的に深く広がる性質があります。
扁平上皮癌(へんぺいじょうひがん)は、紫外線・慢性的な刺激・ヒトパピローマウイルス感染などを原因として発生する皮膚がんです。初期は赤みを帯びた角化性の丘疹や潰瘍として現れることがあります。基底細胞癌と比べてリンパ節や他臓器への転移リスクがやや高く、早期発見・早期治療が重要です。
皮膚がんはセルフチェックが難しく、良性のできものとの見分けがつかないことも多いです。特に、形が左右非対称、境界が不明瞭、色が均一でない、直径が6mm以上、徐々に大きくなるなどの特徴があれば、速やかに皮膚科を受診してください。確定診断のためには皮膚生検(組織を採取して顕微鏡で調べる検査)が必要です。
✨ 接触性皮膚炎・湿疹
接触性皮膚炎(かぶれ)は、特定の物質が皮膚に触れることで起こるアレルギー反応または刺激反応によって、赤み・かゆみ・湿疹が生じる皮膚疾患です。鼻に触れる機会が多い物質(化粧品・花粉対策グッズ・点鼻薬・鼻かみ用ティッシュなど)が原因となることがあります。
花粉症の時期に鼻の周囲が赤くなるのも、繰り返す鼻かみによる摩擦刺激や、花粉そのものへの接触が原因となることがあります。また、化粧品に含まれる成分へのアレルギーで鼻周囲に赤いできものが生じることもあります。
治療の基本は原因となる物質を特定して避けることです。原因の特定にはパッチテスト(貼り付け試験)が有効です。炎症が強い場合は、ステロイド外用薬や抗ヒスタミン薬内服などが使用されます。ただし、顔への長期ステロイド外用は皮膚萎縮や毛細血管拡張の原因となるため、医師の指示に従って使用することが大切です。
🔍 放置してはいけないサイン
鼻に赤いできものができたとき、多くの場合はニキビや軽い皮膚炎など一過性のものです。しかし、以下のような特徴がある場合は放置せずに専門医を受診することが重要です。
まず、できものが3〜4週間以上消えない場合です。通常のニキビや軽い湿疹は2〜3週間以内に改善することが多いため、それ以上続く場合は別の原因を考える必要があります。
次に、できものが徐々に大きくなっている場合です。良性のものでも大きくなり続けるものはありますが、悪性腫瘍でも増大傾向を示すため、経過観察が必要です。
触れると簡単に出血するできものも要注意です。毛細血管拡張性肉芽腫や悪性腫瘍では出血しやすい傾向があります。また、できものに潰瘍(かさぶたのような状態になっても繰り返し傷つく)が形成される場合も注意が必要です。
できものの周囲の皮膚の色が変わっている場合、形が不規則な場合、周囲に色素が染み出している場合なども、皮膚科での精査が必要なサインです。
さらに、市販の薬を使っても改善しない場合、または悪化している場合は自己判断での対処を続けることをやめ、医師に相談してください。
Q. 鼻の赤いできものを悪化させない日常ケアは?
鼻の赤いできものを悪化させないためには、SPF30以上の日焼け止めで毎日紫外線対策を行い、洗顔は泡立てて優しく擦らず行うことが重要です。手で触ったり無理に潰したりしてはいけません。また、睡眠・食生活・ストレス管理を整え、市販のステロイド外用薬を顔に長期使用することも避けてください。
💪 病院に行くべきタイミング
鼻の赤いできものが気になり始めたとき、いつ病院を受診すべきか迷う方も多いと思います。基本的な目安をお伝えします。
まず、痛みや腫れが強い場合はできるだけ早めに受診しましょう。炎症が強いニキビや感染した粉瘤などは、放置すると症状が悪化することがあります。
できものが2〜3週間経っても改善しない場合や、逆に悪化している場合も受診のタイミングです。自己判断で市販薬を試してみて効果がなければ、専門医に診てもらう必要があります。
出血を繰り返すできものは早めの受診が必要です。軽く触れただけで血が出る、かさぶたになってもすぐに剥がれて出血するなどの症状は、早急に皮膚科を受診してください。
また、大きくなっている・形や色が変化している場合も、数週間以内に受診することをお勧めします。皮膚がんの早期発見のためには、変化に気づいたら早めの対応が大切です。
一方で、発症から数日で改善傾向にある小さなニキビや、軽い赤みのみで他の症状がない場合は、しばらく経過を見てから受診を検討しても差し支えないことが多いです。
受診する際は、皮膚科が最も適した選択肢です。美容的な側面が強い場合(毛細血管拡張症や酒さの赤みを改善したい場合など)は、美容皮膚科での相談も有効です。
🎯 鼻の赤いできものの治療法
鼻の赤いできものの治療法は、原因によって大きく異なります。ここでは主な治療法をまとめてご紹介します。
✅ 外用薬による治療
ニキビに対しては、過酸化ベンゾイル(BPO)・クリンダマイシン・アダパレンなどの外用薬が使用されます。これらはアクネ菌の増殖を抑えたり、毛穴の詰まりを改善したりする効果があります。酒さや接触性皮膚炎には、メトロニダゾール外用薬やアゼライン酸外用薬、炎症が強い場合は短期間の弱めのステロイド外用薬が処方されることがあります。粉瘤の炎症期には抗菌薬の外用や内服が使用されます。
📝 内服薬による治療
重症のニキビや酒さに対しては、抗菌薬(テトラサイクリン系・マクロライド系など)の内服が行われます。ニキビの重症例には、ビタミンA誘導体であるイソトレチノインの内服が有効なことがありますが、強い副作用(催奇形性・皮膚乾燥・脂質異常症など)があるため、医師の厳重な管理下で使用されます。乳児血管腫(いちご状血管腫)にはプロプラノロールの内服治療が行われます。
🔸 レーザー・光治療
毛細血管拡張症・酒さの赤み・血管腫などには、レーザーや光治療が非常に有効です。代表的なものとして、Vビームレーザー(パルス色素レーザー:PDL)があります。これは585nm〜595nmの波長の光を照射し、血中のヘモグロビンに選択的に吸収させることで血管を破壊します。周囲の正常組織へのダメージが少なく、赤みや血管性のできものの治療に広く使用されています。
IPL(Intense Pulsed Light:強い脈動光)治療も、赤みの改善に有効な光治療の一つです。複数の波長を含む光を照射するため、血管性の赤みだけでなく、シミや肌全体のトーンアップにも効果が期待できます。
ニキビ治療には、ニキビへのケミカルピーリングやフォトフェイシャルが使用されることもあります。ケミカルピーリングは薬剤で皮膚の古い角質を除去し、毛穴の詰まりを改善する効果があります。
⚡ 外科的治療
粉瘤は袋ごと摘出する手術(くり抜き法・紡錘形切除法)が根本治療です。毛細血管拡張性肉芽腫(化膿性肉芽腫)は、外科的切除・電気焼灼・レーザー照射などで治療されます。皮膚がんは外科的切除が基本で、切除範囲はがんの種類・深達度・大きさによって決まります。顔面の皮膚がん切除後は、形成外科的な再建手術が行われることもあります。
🌟 凍結療法(冷凍凝固療法)
液体窒素(−196℃)を使用して、できものを凍らせて壊死させる治療法です。脂漏性角化症・尋常性疣贅(いぼ)・毛細血管拡張性肉芽腫などに使用されます。複数回の治療が必要なことが多いですが、切開をしないため手軽な治療法として広く行われています。治療後に一時的に水疱や色素沈着が生じることがあります。
💡 日常生活で気をつけること
鼻の赤いできものを予防・悪化させないために、日常生活で取り入れられるポイントをご紹介します。
💬 紫外線対策を徹底する

紫外線は皮膚の老化を促進するだけでなく、皮膚がんのリスクを高め、酒さや毛細血管拡張症を悪化させる大きな要因です。日焼け止め(SPF30以上・PA++以上が目安)を毎日外出前に塗布し、帽子や日傘を活用しましょう。日焼け止めは2〜3時間ごとに塗り直すことが推奨されます。鼻は顔の中でも突出しているため、特に日焼けしやすい部位です。意識的に紫外線対策を行うことが大切です。
✅ 洗顔・スキンケアの方法を見直す
洗顔は1日2回(朝・夜)を目安に、泡立てた洗顔料で優しく洗いましょう。ゴシゴシ擦ると皮膚のバリア機能が低下し、ニキビの悪化や接触性皮膚炎の原因になります。洗顔後は保湿を忘れずに。鼻は皮脂分泌が多い部位ですが、過剰に洗いすぎると逆に皮脂分泌が増えることがあります。
また、使用する化粧品は自分の肌質に合ったものを選び、新しい製品を使用する前にパッチテストを行うことをお勧めします。特に鼻周囲に赤みがある場合は、刺激の少いシンプルな処方の製品を選びましょう。
📝 触らない・潰さない
鼻のできものを手で触ったり、潰したりする行為は厳禁です。手には多くの細菌が付着しており、炎症を悪化させたり、新たな感染を引き起こしたりする原因になります。特にニキビを無理に潰すことは、色素沈着や瘢痕(凹凸のある跡)の原因となります。
🔸 生活習慣を整える
睡眠不足・ストレス・食生活の乱れはホルモンバランスを崩し、ニキビをはじめとする皮膚疾患の悪化につながります。特に、脂肪分・糖質が多い食事はニキビを悪化させる可能性が指摘されています。ビタミンA・C・E・亜鉛などの栄養素は皮膚の健康維持に重要です。また、アルコールは酒さや毛細血管拡張症を悪化させる要因の一つです。適量を心がけましょう。
⚡ 自己判断で市販薬を長期使用しない
市販のニキビ治療薬や肌荒れ改善薬は、軽度の症状に一定の効果がありますが、長期使用や誤った使い方をすると皮膚トラブルが悪化することがあります。特に市販のステロイド配合外用薬を顔に長期使用することは、酒さに似た症状(口囲皮膚炎)や毛細血管拡張症を引き起こすことがあるため注意が必要です。症状が改善しない場合は早めに専門医を受診してください。
🌟 花粉症・アレルギー対策
花粉症の季節に鼻周囲が荒れやすい方は、花粉の付着を防ぐマスクの活用、帰宅後の洗顔、花粉飛散量の少ない日を選んで外出するなどの工夫が有効です。鼻かみの際はティッシュでゴシゴシ擦らず、優しく当てる程度にするとよいでしょう。柔らかい素材のティッシュや、保湿成分配合のティッシュを選ぶことも皮膚への刺激軽減に役立ちます。
👨⚕️ 当院での診療傾向【医師コメント】
高桑康太 医師(当院治療責任者)より
「当院では、鼻の赤いできものを「ただのニキビだろう」と数ヶ月以上放置した後にご来院される患者様が少なくなく、実際に診察すると酒さや血管腫、まれに皮膚がんであったケースも経験しております。見た目が似ていても原因によって治療法はまったく異なりますので、3〜4週間経っても改善しない・大きくなっている・触れると出血するといったサインがある場合は、自己判断での対処を続けずにお早めにご相談ください。患者様お一人おひとりの症状に合わせた丁寧な診察と適切な治療をご提案してまいりますので、どうぞお気軽にご来院ください。」
📌 よくある質問
軽いニキビや接触性皮膚炎であれば2〜3週間で改善することが多いですが、3〜4週間以上消えない、大きくなっている、触れると出血するなどのサインがある場合は放置せず、早めに皮膚科を受診してください。酒さや皮膚がんなど、自然に治らない疾患が隠れている場合があります。
どちらも赤いできものや丘疹が現れ、見た目が非常に似ているため自己判断は困難です。酒さは30〜50代に多く、アルコールや紫外線で悪化しやすい慢性的な炎症性疾患です。原因や治療法がまったく異なるため、正確な診断のためにも皮膚科への受診をお勧めします。
形が左右非対称、境界が不明瞭、色が均一でない、直径6mm以上、徐々に大きくなるといった特徴がある場合は注意が必要です。また、触れると出血する、潰瘍が繰り返すなどのサインも見逃せません。自己判断は難しいため、気になる場合は早めに皮膚科を受診し、必要に応じて皮膚生検を受けてください。
原因によって治療法は異なります。ニキビには外用薬(過酸化ベンゾイルなど)や抗菌薬内服、酒さにはメトロニダゾール外用薬やレーザー治療、毛細血管拡張症にはVビームレーザーやIPL光治療、粉瘤には外科的摘出手術などが行われます。アイシークリニックでは症状に合わせた適切な治療をご提案しています。
主に以下の点に注意してください。①SPF30以上の日焼け止めで毎日紫外線対策を行う②ゴシゴシ擦らず優しく洗顔・保湿する③手で触ったり潰したりしない④睡眠・食生活・ストレス管理など生活習慣を整える⑤市販のステロイド配合外用薬を顔に長期使用しない。改善しない場合は早めに専門医へご相談ください。
✨ まとめ
鼻に赤いできものができる原因は、ニキビ・酒さ・毛細血管拡張症・血管腫・粉瘤・脂漏性角化症・皮膚がん・接触性皮膚炎など非常に多岐にわたります。見た目だけでは判断が難しく、同じような赤いできものでも治療法がまったく異なる場合があります。
大切なのは、3〜4週間以上消えない・大きくなっている・出血する・形や色が変化しているなどの気になるサインを見逃さず、早めに皮膚科や美容皮膚科を受診することです。特に皮膚がんは早期発見・早期治療が予後を大きく左右します。自己判断での放置や市販薬の長期使用は症状悪化につながる可能性があるため、専門医への相談を優先してください。
日常生活においては、紫外線対策・適切なスキンケア・生活習慣の改善などが皮膚トラブルの予防に役立ちます。鼻の赤いできものでお悩みの方は、まずは専門医に診てもらい、自分の症状に合った適切な対処法を選択することが、早期改善への近道です。アイシークリニック新宿院では、皮膚の赤みや気になるできものについてのご相談を承っておりますので、お気軽にご来院ください。
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📚 参考文献
- 日本皮膚科学会 – 尋常性ざ瘡(ニキビ)・酒さ・皮膚腫瘍(基底細胞癌・扁平上皮癌など)の診療ガイドラインおよび皮膚疾患の分類・治療法に関する情報
- 厚生労働省 – 皮膚がん(基底細胞癌・扁平上皮癌)を含むがんの早期発見・早期治療の重要性、および紫外線対策に関する公式情報
- PubMed – 酒さ(ロサセア)・血管腫・毛細血管拡張症・皮膚がんに関する国際的な臨床研究・治療ガイドラインの文献データベース
監修者医師
高桑 康太 医師
保有資格
ミラドライ認定医
略歴
- 2009年 東京大学医学部医学科卒業
- 2009年 東京逓信病院勤務
- 2012年 東京警察病院勤務
- 2012年 東京大学医学部附属病院勤務
- 2019年 当院治療責任者就任
- 皮膚腫瘍・皮膚外科領域で15年以上の臨床経験と30,000件超の手術実績を持ち、医学的根拠に基づき監修を担当
- 専門分野:皮膚腫瘍、皮膚外科、皮膚科、形成外科
- 臨床実績(2024年時点) 皮膚腫瘍・皮膚外科手術:30,000件以上、腋臭症治療:2,000件以上、酒さ・赤ら顔治療:1,000件以上
- 監修領域 皮膚腫瘍(ほくろ・粉瘤・脂肪腫など)、皮膚外科手術、皮膚がん、一般医療コラムに関する医療情報
佐藤 昌樹 医師
保有資格
日本整形外科学会整形外科専門医
略歴
- 2010年 筑波大学医学専門学群医学類卒業
- 2012年 東京大学医学部付属病院勤務
- 2012年 東京逓信病院勤務
- 2013年 独立行政法人労働者健康安全機構 横浜労災病院勤務
- 2015年 国立研究開発法人 国立国際医療研究センター病院勤務を経て当院勤務
