
顔や背中に触れると、皮膚の下に硬いしこりのようなものを感じたことはありませんか?
😰「普通のニキビじゃないかも…」
😣「押すと痛いのに、ぜんぜん治らない」
😱「跡が残ったらどうしよう…」
そのお悩み、放置すると取り返しのつかないニキビ跡になるかもしれません。
このページでは、しこりニキビの原因・正しい治し方・やってはいけないNG行動まで、皮膚科医監修のもとすべて解説します。
⚠️ こんな症状、当てはまっていませんか?
✅ 皮膚の下に硬いしこりがある
✅ 表面は赤くないのに押すと痛い
✅ 2週間以上経っても消えない
✅ つぶそうとしたことがある
このようなしこりニキビは、皮膚科・美容皮膚科の領域では「結節(けっせつ)」や「囊腫(のうしゅ)」と呼ばれる状態。通常のニキビよりも深い部分で炎症が起きているため、自己処置は絶対NGです。
🚨 読まないと起きること
放置・誤ったケアを続けると…
🔴 色素沈着・ニキビ跡が残りやすくなる
🔴 炎症が広がりさらに悪化する
🔴 跡が残るとレーザー治療が必要になることも
この記事を読めば、今すぐ正しい対処法がわかり、ニキビ跡を残さずに治すための第一歩が踏み出せます。
💡 この記事でわかること
📌 しこりニキビと普通のニキビの違いと見分け方
📌 原因・種類・できやすい部位の徹底解説
📌 皮膚科で受けられる正しい治療法
📌 やってはいけないNG行動(要注意!)
📌 クリニックに行くべきタイミングの目安
目次
- しこりのようなニキビとは?通常のニキビとの違い
- しこりのようなニキビの種類と特徴
- しこりのようなニキビができる主な原因
- しこりのようなニキビができやすい部位
- 放置するとどうなる?起こりうるリスク
- しこりのようなニキビの正しい治療法
- しこりのようなニキビに効果的なスキンケア
- やってはいけないNG行動
- クリニックを受診するタイミングの目安
- まとめ
この記事のポイント
しこりのようなニキビ(結節・囊腫)は真皮深部の炎症で、放置するとニキビ跡や色素沈着が残るリスクがある。自己処置は禁物で、外用薬・ステロイド注射・レーザーなど専門的治療が有効。2〜3週間改善しない場合は皮膚科への早期受診が推奨される。
💡 しこりのようなニキビとは?通常のニキビとの違い
ニキビは医学的に「尋常性痤瘡(じんじょうせいざそう)」と呼ばれ、毛穴に皮脂が詰まり、そこにアクネ菌が増殖することで炎症が生じる皮膚疾患です。白ニキビや黒ニキビのような軽度のものから、赤みや膿みを伴う重度のものまで、さまざまな段階があります。
通常のニキビは皮膚の比較的浅い層(表皮・真皮の上層部)で起こりますが、しこりのようなニキビは真皮の深い部分や皮下組織にまで炎症が及んでいる状態を指します。そのため、触ると硬い感触があり、表面からは白い膿や頭部が見えないことが多いのが特徴です。
通常のニキビであれば、適切なスキンケアと生活習慣の見直しで比較的早く改善できます。しかし、しこりのようなニキビは深部で炎症が起きているため、自然に治るまでに数週間から数カ月かかることがあり、場合によっては跡が残りやすいという違いがあります。また、触ったり潰そうとしたりすると炎症が広がり、症状が悪化するリスクがあります。
一般的に、しこりのようなニキビは「重症ニキビ」に分類されることが多く、皮膚科や美容皮膚科での専門的な治療が推奨されます。
Q. しこりのようなニキビと通常のニキビの違いは?
しこりのようなニキビは、通常のニキビが皮膚の浅い層で起こるのとは異なり、真皮の深い部分や皮下組織にまで炎症が及んでいる状態です。表面から白い膿が見えにくく、触ると硬い感触があります。自然治癒まで数週間から数カ月かかることがあり、ニキビ跡も残りやすいため、専門的な治療が推奨されます。
📌 しこりのようなニキビの種類と特徴
しこりのようなニキビにはいくつかの種類があり、それぞれ症状や状態が異なります。自分のニキビがどの段階にあるかを知ることで、適切なケアや治療につなげることができます。
✅ 結節(けっせつ)
結節は、直径5mm以上の硬いしこり状のニキビです。真皮の深い部分で炎症が起き、大量の白血球や炎症性の分泌物が蓄積することで硬い塊ができます。表面は赤みを帯びていることが多く、押すと強い痛みを感じることがあります。膿が溜まっていないため、つぶしても何も出てこないことがほとんどです。治癒に数週間以上かかることが多く、跡が残りやすいのが特徴です。
📝 囊腫(のうしゅ)
囊腫は、皮膚の深部に膿や皮脂、細胞の残骸が袋状に溜まった状態です。結節よりもさらに深い部分に位置し、触ると波打つような感触(波動感)があることがあります。表面から見ると皮膚が盛り上がっており、赤みや痛みを伴うことが多いです。非常に炎症が強く、適切な治療を受けないと大きくなったり、複数の囊腫がつながったりすることもあります。ニキビ跡や色素沈着が残るリスクが最も高い種類です。
🔸 硬結(こうけつ)
硬結は、炎症が一度治まりかけた後に残る硬い組織のことです。炎症によってダメージを受けた組織が線維化(繊維状の組織に変化)することで、皮膚の下に硬い塊として残ります。痛みはそれほど強くないことが多いですが、見た目や触感が気になる方が多く、放置すると凸凹としたニキビ跡になる可能性があります。
⚡ 粉瘤(ふんりゅう)との違いに注意
しこりのようなニキビと混同されやすいのが「粉瘤(アテローム)」です。粉瘤は毛穴に皮脂や角質が詰まり、皮膚の下に袋状の構造物ができる良性の腫瘍で、ニキビとは別の疾患です。粉瘤は中央に小さな黒い点(毛穴の開口部)が見られることがあり、押すとドロッとした内容物が出てくることがあります。粉瘤は自然に消えることがなく、完治には外科的な切除が必要です。見た目が似ているため、自己判断せずに皮膚科で診てもらうことが重要です。
✨ しこりのようなニキビができる主な原因
しこりのようなニキビが形成されるには、複数の要因が絡み合っています。主な原因を理解することで、予防策を立てやすくなります。
🌟 過剰な皮脂分泌
皮脂腺から分泌される皮脂の量が多いと、毛穴が詰まりやすくなります。毛穴に詰まった皮脂はアクネ菌の栄養源となり、菌が増殖することで炎症が起こります。この炎症が深部にまで波及すると、しこりのようなニキビへと発展します。皮脂の過剰分泌は、ホルモンバランスの乱れや生活習慣によって引き起こされることが多いです。
💬 ホルモンバランスの乱れ
男性ホルモン(アンドロゲン)は皮脂腺を刺激し、皮脂の分泌量を増加させます。思春期や月経前後、妊娠・出産後、ストレスが続く時期などはホルモンバランスが変動しやすく、ニキビが悪化しやすい状態になります。特に生理前にしこりのようなニキビが増えるという女性は、ホルモンの影響を強く受けている可能性があります。
✅ 毛穴の角質異常(毛穴の閉塞)
通常、皮膚の表面では古い角質が自然に剥がれ落ちていきます(ターンオーバー)。しかし、このターンオーバーのサイクルが乱れると、古い角質が毛穴の入り口に蓄積し、毛穴が詰まりやすくなります。毛穴が閉塞すると皮脂の排出が妨げられ、ニキビの温床となります。
📝 アクネ菌の増殖
アクネ菌(Cutibacterium acnes)は、健康な皮膚にも存在する常在菌ですが、毛穴が詰まって酸素が少ない環境になると急速に増殖します。増殖したアクネ菌は脂肪分解酵素を分泌し、皮脂を分解することで炎症を引き起こす物質を産生します。この炎症反応が激しくなると、深部にまで影響が及びしこりのようなニキビが形成されます。
🔸 生活習慣・食事
睡眠不足や過度のストレス、偏った食事はニキビを悪化させる要因です。特に、糖質や脂質の多い食事はインスリンの分泌を促し、皮脂腺を刺激してニキビを悪化させる可能性があります。また、睡眠不足はコルチゾールというストレスホルモンの分泌を増加させ、皮脂腺の活動を促進します。
⚡ 不適切なスキンケア
過剰な洗顔や強いスクラブ洗顔は皮膚のバリア機能を損ない、逆に皮脂分泌を増やす原因となります。また、肌に合わないコスメや保湿ケアの不足も毛穴の詰まりやターンオーバーの乱れを招き、ニキビを悪化させることがあります。
🌟 遺伝的要因
皮脂腺の大きさや皮脂分泌量、毛穴の構造などには遺伝的な要素があります。親がひどいニキビに悩んでいた場合、子どもも同様の肌質になりやすい傾向があります。遺伝的要因は完全に排除できませんが、適切なスキンケアと生活習慣で症状を和らげることは可能です。
Q. しこりのようなニキビができる主な原因は何ですか?
しこりのようなニキビは、過剰な皮脂分泌、ホルモンバランスの乱れ、毛穴の角質異常、アクネ菌の増殖、睡眠不足や偏った食事などの生活習慣、不適切なスキンケア、さらには遺伝的要因など、複数の要因が絡み合って発生します。特に生理前に悪化する場合は、ホルモンの影響が強く関係していると考えられます。
🔍 しこりのようなニキビができやすい部位
しこりのようなニキビは、体のさまざまな部位にできますが、特に皮脂腺が発達している部位や摩擦が多い部位に発生しやすい傾向があります。
💬 顔(頬・あご・おでこ)
顔は皮脂腺が多く、ニキビが最も発生しやすい部位です。特にあご周りや頬にしこりのようなニキビができやすい方は、ホルモンバランスの乱れや生活習慣の影響を受けている可能性があります。あごや口周りのニキビは、生理前後に悪化しやすいことが知られています。おでこのニキビは、前髪が触れることや整髪料の影響で悪化することがあります。
✅ 背中・肩
背中や肩は皮脂腺が発達しており、衣服との摩擦や汗、シャンプー・コンディショナーの残留成分などが原因でニキビができやすい部位です。背中のニキビは自分で確認しにくいため、気づかないうちにしこりのような段階まで進行していることがあります。
📝 デコルテ・胸元
デコルテや胸元も皮脂腺が多い部位です。汗をかきやすく、衣服との摩擦も生じやすいため、ニキビが悪化しやすい環境になりがちです。ブラジャーなどの下着の締め付けが影響することもあります。
🔸 頭皮
頭皮は皮脂腺が非常に発達しており、ニキビができやすい場所です。頭皮のしこりのようなニキビは、洗髪が不十分な場合や整髪料の詰まりが原因になることがあります。ヘアラインに近い部分にできたニキビが、こめかみや額のしこりとして感じられることもあります。
💪 放置するとどうなる?起こりうるリスク
しこりのようなニキビは自然に治ることもありますが、放置することでさまざまなリスクが生じます。特に重度の炎症を伴う場合は、早期の治療介入が重要です。
⚡ ニキビ跡(瘢痕)が残る
しこりのようなニキビは深部で炎症が起きているため、治癒後に皮膚組織が損傷し、陥没したクレーター状のニキビ跡(萎縮性瘢痕)や、逆に盛り上がったケロイド状のニキビ跡(肥厚性瘢痕)が残ることがあります。瘢痕は一度できてしまうと、スキンケアだけでは改善が難しく、レーザー治療などの専門的な処置が必要になります。
🌟 色素沈着が生じる
炎症が治まった後も、炎症部位にメラニン色素が沈着することで赤みや茶色いシミのような跡(炎症後色素沈着)が残ることがあります。紫外線を浴びると悪化しやすいため、日焼け止めのケアも重要です。色素沈着自体は時間とともに薄くなることもありますが、しこりのようなニキビの場合は炎症が強いため、完全に消えるまでに数カ月から1年以上かかることがあります。
💬 炎症が周囲に広がる
放置して炎症が悪化すると、隣接する毛穴や組織に炎症が波及し、複数のニキビが連結するような状態(集簇性座瘡)になることがあります。この状態になると治療がより難しくなり、跡も残りやすくなります。
✅ 痛みや不快感が長引く
しこりのようなニキビは、日常生活の中でも痛みや圧迫感を感じることがあります。特に頬やあごにできた場合は、マスクの着用や就寝時の寝返りで刺激を受けやすく、不快感が続くことがあります。
📝 精神的なストレスにつながる
ニキビによる外見の変化は、自己肯定感の低下や対人関係への不安など、精神的なストレスを引き起こすことがあります。ストレスはさらにホルモンバランスを乱してニキビを悪化させるという悪循環に陥りやすいため、早期に対処することが大切です。
Q. しこりのようなニキビを放置するとどうなりますか?
しこりのようなニキビを放置すると、深部の炎症により陥没したクレーター状や盛り上がったケロイド状のニキビ跡が残るリスクがあります。また、炎症後の色素沈着が数カ月から1年以上続くこともあります。さらに炎症が周囲に広がり、複数のニキビが連結する状態になると、治療がより困難になるため早期対処が重要です。

🎯 しこりのようなニキビの正しい治療法
しこりのようなニキビは、自己流のケアだけでは限界があることが多く、皮膚科・美容皮膚科での治療が有効です。主な治療法をご紹介します。
🔸 外用薬(塗り薬)
皮膚科で処方される外用薬の代表的なものには、アダパレン(ディフェリン®)や過酸化ベンゾイル(ベピオ®)などがあります。アダパレンはビタミンA誘導体の一種で、毛穴の詰まりを解消し、炎症を抑える効果があります。過酸化ベンゾイルは抗菌作用があり、アクネ菌の増殖を抑制します。これら2つを配合した配合剤(エピデュオ®)も使用されます。また、クリンダマイシン(ダラシン®)などの抗生物質含有外用薬も炎症を抑えるために使われます。
⚡ 内服薬(飲み薬)
炎症が強い場合は、抗生物質の内服薬(ミノサイクリン、ドキシサイクリンなど)が処方されることがあります。これらはアクネ菌を直接減少させると同時に、抗炎症作用も持っています。ただし、長期使用による耐性菌の問題があるため、適切な期間と量を守ることが重要です。
女性の場合は、ホルモンバランスの乱れが原因のニキビに対して、低用量ピルが有効なことがあります。低用量ピルは男性ホルモンの作用を抑え、皮脂の過剰分泌を抑制します。ただし、低用量ピルには血栓症などのリスクもあるため、医師との相談が必要です。
🌟 漢方薬
十味敗毒湯(じゅうみはいどくとう)や清上防風湯(せいじょうぼうふうとう)などの漢方薬が、ニキビの改善に用いられることがあります。体質改善を通じて皮脂分泌を整える効果が期待されますが、効果が出るまでに時間がかかることが多く、他の治療法と組み合わせることが一般的です。
💬 ステロイド注射
硬くて大きな結節や囊腫に対して、トリアムシノロンアセトニドなどのステロイドを直接病変部に注射する治療法があります。強力な抗炎症作用により、数日から1週間程度でしこりが縮小することが多く、即効性が期待できます。ただし、過剰に投与すると皮膚が陥没する(皮膚萎縮)リスクがあるため、経験豊富な医師による適切な量の投与が重要です。
✅ 切開・排膿
囊腫のように内部に大量の膿が溜まっている場合、医師が針や小さな切開によって内容物を排出する処置が行われることがあります。適切な処置を行うことで炎症を早期に鎮め、跡が残るリスクを軽減できます。自己判断で潰すことは禁物で、必ず医療機関で行うことが必要です。
📝 ケミカルピーリング
グリコール酸やサリチル酸などの酸を使って皮膚の古い角質を除去し、毛穴の詰まりを解消する治療法です。ターンオーバーを促進し、ニキビの予防・改善に効果的です。定期的に行うことで肌のキメが整い、ニキビができにくい肌質に改善していくことが期待できます。
🔸 レーザー治療・光治療
フォトフェイシャルやIPL(光治療)、ロングパルスNd:YAGレーザーなどを用いて、皮脂腺の活動を抑えたり、アクネ菌を殺菌したりする治療法です。炎症を鎮め、色素沈着を改善する効果も期待できます。美容皮膚科クリニックで受けられる治療法で、複数回のセッションが必要なことが多いです。
⚡ ビタミン導入(イオン導入・エレクトロポレーション)
ビタミンCやビタミンAなどの美肌成分を、電気の力で皮膚の深部まで浸透させる治療法です。皮脂分泌の調整や炎症の抑制、ニキビ跡の改善に効果があります。痛みが少なく、ダウンタイムもほとんどないため、仕事や学業と並行して受けやすい治療法です。
💡 しこりのようなニキビに効果的なスキンケア
クリニックでの治療と並行して、日常のスキンケアを見直すことで、ニキビの改善を早め、再発を防ぐことができます。
🌟 洗顔の方法を見直す
洗顔は1日2回(朝・夜)を基本とし、泡立てた洗顔料で優しく洗うことが大切です。強くこすると皮膚のバリア機能が低下し、炎症が悪化します。洗顔後は清潔なタオルで押さえるように水気を拭き取りましょう。また、ぬるま湯(32〜34℃程度)で洗顔するのが適切です。熱いお湯は皮脂を取り過ぎてしまい、逆に皮脂分泌が増加する原因になります。
💬 保湿を怠らない
ニキビ肌の方は、脂性肌のため保湿が不要と思いがちですが、適切な保湿は非常に重要です。肌が乾燥すると皮脂分泌が増加し、ニキビが悪化しやすくなります。ノンコメドジェニック(毛穴を詰まらせにくい)の成分で作られた化粧水・乳液を選び、洗顔後すぐに保湿するようにしましょう。
✅ 紫外線対策

紫外線はニキビの炎症を悪化させ、色素沈着を促進します。日焼け止めはニキビ肌にも毎日塗ることが大切です。ノンコメドジェニックタイプのSPF30以上の日焼け止めを選ぶとよいでしょう。
📝 生活習慣の改善
スキンケア外の面では、毎日7〜8時間の質の良い睡眠を確保すること、バランスの良い食事(特に糖質・脂質の過剰摂取を避ける)、適度な運動によるストレス解消が、ニキビの改善・予防に役立ちます。また、枕カバーやタオルを清潔に保つことも大切です。皮脂や雑菌が枕に付着し、それが肌に触れることでニキビが悪化することがあります。
🔸 マスクの衛生管理
マスクを長時間着用することで、あごや頬にニキビができやすくなる「マスクニキビ」が問題になっています。マスク内は高温多湿になりやすく、蒸れや摩擦がニキビを悪化させます。使い捨てマスクは毎日交換し、布マスクは毎回洗濯するようにしましょう。また、マスク内の肌をしっかり保湿することも大切です。
Q. しこりのようなニキビはクリニックでどう治療しますか?
アイシークリニックでは、症状に応じてアダパレンや過酸化ベンゾイルなどの外用薬、抗生物質の内服薬、大きな結節・囊腫へのステロイド注射(数日以内の縮小効果が期待できます)、ケミカルピーリング、レーザー治療などを提供しています。診察のうえ患者さまの状態に合わせた最適な治療プランをご提案しています。
📌 やってはいけないNG行動
しこりのようなニキビに対して、やってしまいがちな行動がいくつかあります。これらはニキビを悪化させる可能性があるため、注意が必要です。
⚡ 自分で潰す・絞り出す
しこりのようなニキビは深部にあるため、無理に潰そうとしても内容物が外に出てきません。むしろ、無理な圧力をかけることで皮膚の内部でさらに炎症が広がり、状態を悪化させてしまいます。また、手の雑菌が傷口から入り込み、細菌感染を引き起こす危険性もあります。どうしても気になる場合は、必ず医療機関で処置を受けましょう。
🌟 強くこする・刺激を与える
スクラブ洗顔や毛穴パック、コットンで強くこするなどの行為は、皮膚のバリア機能を破壊し、炎症を悪化させます。しこりのようなニキビがある時期は特に、刺激の強いケアは避けるべきです。
💬 市販の消毒薬やアルコールを直接塗る
消毒薬やアルコールをニキビに直接塗ると、皮膚のバリア機能を損ない、乾燥や炎症を悪化させることがあります。市販のニキビ薬(イソプロピルメチルフェノール含有など)も、使い方を誤ると刺激になることがあるため、説明書をよく読んで使用しましょう。
✅ 過剰な洗顔
「皮脂を落とせばニキビが治る」と思い込み、1日に何度も洗顔をする方がいますが、これは逆効果です。過剰な洗顔は皮膚の潤いを奪い、バリア機能を低下させます。肌が乾燥すると皮脂分泌がかえって増加し、ニキビが悪化するという悪循環に陥ります。
📝 民間療法を自己判断で試す
インターネット上には「重曹を塗る」「歯磨き粉を塗る」「レモン汁を使う」などの民間療法が紹介されていることがありますが、これらは医学的な根拠に乏しく、かえって肌を傷めるリスクがあります。しこりのようなニキビは専門家に相談することが最善の対処法です。
✨ クリニックを受診するタイミングの目安
どのような状態になったらクリニックを受診すべきか、迷う方も多いと思います。以下のような状況に当てはまる場合は、早めに医療機関への相談をおすすめします。
🔸 2〜3週間以上しこりが続いている
しこりのようなニキビが2〜3週間以上改善の兆しを見せない場合、自然治癒を待つよりも早期に治療を受けることで、跡が残るリスクを低減できます。また、2〜3週間以上持続するしこりは、ニキビではなく粉瘤や脂肪腫など他の皮膚疾患である可能性もあるため、診断を受けることが重要です。
⚡ しこりが大きくなっている・数が増えている
しこりが日に日に大きくなっていたり、周囲に新たなしこりが増えていたりする場合は、炎症が広がっているサインです。早急に受診し、適切な治療を受けましょう。
🌟 強い痛みや発熱を伴う
ニキビの部位に強い痛みがあったり、発熱を伴ったりしている場合は、細菌感染が深刻になっている可能性があります。このような場合は速やかに皮膚科を受診してください。
💬 市販薬で改善しない
市販のニキビ治療薬を使用しても改善が見られない場合は、処方薬による治療が必要な状態である可能性があります。特にしこりのようなニキビには、医療機関でしか処方できない外用薬や内服薬の方が有効なケースが多いです。
✅ ニキビ跡が気になる
しこりが治った後に色素沈着やクレーター状の跡が残っている場合、美容皮膚科でのレーザー治療やケミカルピーリングなどが有効です。ニキビ跡は時間が経つほど改善が難しくなる場合があるため、早めに相談することをおすすめします。
📝 精神的な負担が大きい
ニキビによって日常生活や対人関係に支障が出ている場合、精神的な健康のためにも積極的に治療を受けることが大切です。「ニキビくらいで病院に行くのは恥ずかしい」と思う必要はありません。ニキビは立派な皮膚疾患であり、専門的な治療を受ける価値があります。
👨⚕️ 当院での診療傾向【医師コメント】
高桑康太 医師(当院治療責任者)より
「当院では、しこりのようなニキビを長期間放置した後にご来院される患者様が少なくなく、早期に受診していればニキビ跡を最小限に抑えられたケースも多く見受けられます。結節や囊腫は深部での炎症であるため、自己処置では改善が難しく、外用薬やステロイド注射など症状に応じた専門的な治療が早期回復の鍵となります。「ニキビくらいで…」と遠慮せず、気になるしこりがあれば早めにご相談いただくことが、大切な肌を守ることにつながります。」
🔍 よくある質問
通常のニキビが皮膚の浅い層で起こるのに対し、しこりのようなニキビは真皮の深い部分や皮下組織にまで炎症が及んでいます。表面から白い膿が見えにくく、触ると硬い感触があるのが特徴です。自然に治るまで数週間〜数カ月かかることがあり、ニキビ跡も残りやすいため、専門的な治療が推奨されます。
絶対に避けてください。しこりのようなニキビは深部にあるため、無理に潰しても内容物は出てきません。むしろ皮膚内部で炎症がさらに広がり、状態を悪化させます。また、手の雑菌が傷口から入り込み、細菌感染を引き起こす危険性もあります。どうしても気になる場合は、必ず医療機関で処置を受けましょう。
放置すると複数のリスクが生じます。深部の炎症により、陥没したクレーター状や盛り上がったケロイド状のニキビ跡が残る可能性があります。また、炎症後の色素沈着が数カ月〜1年以上残ることも。さらに炎症が周囲に広がり、治療が困難な状態になる場合もあるため、早期の対処が重要です。
症状に応じてさまざまな治療法があります。外用薬(アダパレン・過酸化ベンゾイルなど)や抗生物質の内服薬のほか、大きな結節・囊腫にはステロイド注射で数日以内に縮小が期待できます。また、ケミカルピーリングやレーザー治療も有効です。当院では診察のうえ、患者さまの症状に合わせた最適な治療プランをご提案しています。
以下に該当する場合は早めの受診をおすすめします。①しこりが2〜3週間以上改善しない、②しこりが大きくなっている・数が増えている、③強い痛みや発熱を伴う、④市販薬で効果がない、⑤ニキビ跡が気になる。「ニキビくらいで」と遠慮する必要はありません。早期受診がニキビ跡を最小限に抑える鍵となります。
💪 まとめ
しこりのようなニキビは、通常のニキビよりも深い部分で炎症が起きている状態で、結節・囊腫・硬結などの種類があります。ホルモンバランスの乱れや過剰な皮脂分泌、毛穴の閉塞、アクネ菌の増殖、生活習慣の乱れなど、複数の要因が絡み合って発生します。
放置するとニキビ跡や色素沈着が残るリスクがあるため、早期の対処が重要です。自分でむやみに潰したり強く刺激を与えたりすることは逆効果であり、適切な洗顔・保湿・日焼け対策などのスキンケアを継続しながら、改善が見られない場合は皮膚科・美容皮膚科に相談することをおすすめします。
クリニックでは外用薬・内服薬・ステロイド注射・ケミカルピーリング・レーザー治療など、症状に合わせたさまざまな治療法を提供しています。「しこりがなかなか治らない」「跡を残したくない」とお悩みの方は、ぜひ一度専門家に相談してみてください。アイシークリニック新宿院では、患者さまの肌の状態をしっかりと診察したうえで、最適な治療プランをご提案しております。お気軽にご相談ください。
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📚 参考文献
- 日本皮膚科学会 – 尋常性痤瘡(ニキビ)の定義・分類・治療ガイドラインに関する情報。結節・囊腫などの重症ニキビの診断基準や、外用薬・内服薬・ステロイド注射などの標準的治療法の根拠として参照。
- 厚生労働省 – アダパレン・過酸化ベンゾイル配合剤(エピデュオ®)など処方薬の承認・安全性情報、および低用量ピルの使用に関するリスク情報の根拠として参照。
- PubMed – ニキビの病態生理(アクネ菌の増殖メカニズム・ホルモンと皮脂分泌の関係)、ケミカルピーリング・レーザー治療・ステロイド病巣内注射の有効性に関する国際的な査読済み臨床研究の根拠として参照。
監修者医師
高桑 康太 医師
保有資格
ミラドライ認定医
略歴
- 2009年 東京大学医学部医学科卒業
- 2009年 東京逓信病院勤務
- 2012年 東京警察病院勤務
- 2012年 東京大学医学部附属病院勤務
- 2019年 当院治療責任者就任
- 皮膚腫瘍・皮膚外科領域で15年以上の臨床経験と30,000件超の手術実績を持ち、医学的根拠に基づき監修を担当
- 専門分野:皮膚腫瘍、皮膚外科、皮膚科、形成外科
- 臨床実績(2024年時点) 皮膚腫瘍・皮膚外科手術:30,000件以上、腋臭症治療:2,000件以上、酒さ・赤ら顔治療:1,000件以上
- 監修領域 皮膚腫瘍(ほくろ・粉瘤・脂肪腫など)、皮膚外科手術、皮膚がん、一般医療コラムに関する医療情報
佐藤 昌樹 医師
保有資格
日本整形外科学会整形外科専門医
略歴
- 2010年 筑波大学医学専門学群医学類卒業
- 2012年 東京大学医学部付属病院勤務
- 2012年 東京逓信病院勤務
- 2013年 独立行政法人労働者健康安全機構 横浜労災病院勤務
- 2015年 国立研究開発法人 国立国際医療研究センター病院勤務を経て当院勤務
