顎のニキビ跡治療を徹底解説|原因から最新治療法まで

💬 「顎のニキビ跡、もう何ヶ月も消えない…」そんなお悩み、一人で抱えていませんか?

顎は皮脂分泌が多く、ホルモンバランスの影響を受けやすい部位。だから一度ニキビができると悪化しやすく、跡が残りやすいのです。

🚨 放置するほど、クレーター・色素沈着は改善が難しくなります。この記事を読めば、自分のニキビ跡の種類と、本当に効く治療法がわかります。

⚡ この記事でわかること

✅ 顎ニキビ跡が消えない本当の理由

セルフケアで治るもの・治らないものの違い

✅ クリニックで受けられる最新治療法を完全解説


目次

  1. 顎にニキビができやすい理由
  2. 顎のニキビ跡の種類と特徴
  3. ニキビ跡が残るメカニズム
  4. セルフケアでできること・できないこと
  5. クリニックで受けられる顎のニキビ跡治療
  6. 治療を選ぶときのポイント
  7. 治療後のケアと再発予防
  8. まとめ

この記事のポイント

顎のニキビ跡は色素沈着・クレーター・盛り上がりの3種類があり、クレーターはセルフケアでは改善困難で、フラクショナルレーザーやマイクロニードル等の医療治療が有効。アイシークリニックでは肌状態に応じた複合治療プランを提案している。

💡 顎にニキビができやすい理由

顎は「Tゾーン」と並んで皮脂分泌が盛んな部位のひとつです。皮脂腺が集中しているため、毛穴が詰まりやすく、アクネ菌が増殖しやすい環境が整っています。加えて、顎は日常生活の中でさまざまな刺激を受けやすい場所です。手で触れる、マスクの圧迫、枕との摩擦などが繰り返されることで、皮膚のバリア機能が低下し、ニキビの発生・悪化につながります。

また、顎のニキビには「ホルモンバランス」との関連が深いことが知られています。女性の場合、月経周期に伴って女性ホルモン(エストロゲン)と男性ホルモン(アンドロゲン)のバランスが変化します。特に月経前は黄体ホルモン(プロゲステロン)の分泌が増え、皮脂分泌が活発になるため、顎や頬の下あたりにニキビができやすくなります。これは「大人ニキビ」「ホルモンニキビ」とも呼ばれ、10代のニキビとは異なる特徴を持っています。

さらに、ストレスや睡眠不足、食生活の乱れも顎ニキビの原因として挙げられます。ストレスがかかるとコルチゾール(ストレスホルモン)の分泌が増加し、皮脂腺が刺激されます。生活リズムが乱れることで免疫機能が低下し、細菌に対する皮膚の抵抗力が落ちることも関係しています。

顎のニキビが繰り返し発生する場合、それだけ皮膚へのダメージも蓄積されていきます。炎症が繰り返されるたびに皮膚組織が傷つき、跡が残りやすくなるという悪循環が生じます。そのため、顎のニキビは「できてしまったら早めに適切な対処をする」ことが跡を残さないための重要なポイントになります。

Q. 顎にニキビ跡が残りやすい理由は何ですか?

顎は皮脂腺が集中しており毛穴が詰まりやすい部位です。ホルモンバランスの影響でニキビが繰り返しできやすく、皮膚の下に硬い骨があるため炎症が深部まで及びやすい特徴があります。炎症が真皮層まで達するとコラーゲンが破壊され、クレーターや色素沈着が残りやすくなります。

📌 顎のニキビ跡の種類と特徴

ニキビ跡と一口に言っても、その症状はいくつかの種類に分けられます。種類によって原因や治療アプローチが異なるため、まず自分のニキビ跡がどのタイプに当たるかを把握することが大切です。

✅ 赤みのあるニキビ跡(紅斑型)

炎症を起こしたニキビが治癒する過程で、皮膚の毛細血管が拡張したり増生したりすることで、赤みが残る状態です。ニキビが治った直後に残るピンク〜赤色の跡がこれに当たります。皮膚自体に大きなダメージが残っていない場合は、時間が経過することで自然に目立たなくなることもあります。ただし、ニキビが繰り返しできていたり、炎症が強かったりした場合は赤みが長引くことがあります。

📝 茶色・黒ずみのあるニキビ跡(色素沈着型)

炎症後色素沈着(PIH:Post Inflammatory Hyperpigmentation)と呼ばれるもので、ニキビの炎症が治癒する際にメラニン色素が過剰に産生・沈着することで生じます。日本人を含むアジア人の肌に比較的多く見られる跡のタイプです。紫外線を浴びると悪化しやすい特徴があります。炎症後色素沈着は時間とともに薄くなることもありますが、適切なケアをしないと数か月〜1年以上残ることがあります

🔸 凹んだニキビ跡(陥凹型・クレーター型)

皮膚の真皮層にまで炎症が及んだ場合、コラーゲンなどの組織が破壊されて皮膚が凹んだ状態になります。これがいわゆる「クレーター」と呼ばれる陥凹型のニキビ跡です。形状によっていくつかのタイプに分類されます。

アイスピック型は、細く深く皮膚に刺さったような凹みで、毛穴が拡張したように見えることもあります。ボックスカー型は、底が平らな四角形に近い輪郭を持つ凹みで、比較的浅めのものから深いものまであります。ローリング型は、波打つような緩やかな凹みが連続するタイプで、皮膚の下の瘢痕組織が皮膚を引っ張ることで生じると考えられています。

陥凹型のニキビ跡は時間が経っても自然に改善することはほぼなく、医療機関での治療が必要とされます。

⚡ 盛り上がったニキビ跡(肥厚性瘢痕・ケロイド型)

傷の治癒過程で線維組織が過剰に増生することで皮膚が盛り上がる状態です。肥厚性瘢痕は傷の範囲内にとどまりますが、ケロイドは元の傷の範囲を超えて広がる性質があります。顎ではケロイドになることは比較的少ないものの、体質によってはニキビ跡が盛り上がることがあります。かゆみや痛みを伴うこともあり、こちらも医療機関での対応が必要です。

Q. 顎のニキビ跡にはどのような種類がありますか?

顎のニキビ跡は大きく3種類に分けられます。炎症後に毛細血管が拡張する赤み(紅斑型)、メラニン色素が過剰沈着する茶色・黒ずみ(色素沈着型)、真皮のコラーゲンが破壊されて皮膚が凹むクレーター(陥凹型)です。それぞれ原因と適切な治療法が異なるため、まず自分のタイプを把握することが重要です。

✨ ニキビ跡が残るメカニズム

ニキビ跡がなぜ残るのかを理解するには、ニキビが形成されるプロセスと皮膚の回復メカニズムを知ることが助けになります。

ニキビは毛穴に皮脂や古い角質が詰まり、そこにアクネ菌(Cutibacterium acnes)が増殖することで炎症が引き起こされる皮膚疾患です。白ニキビ(閉鎖面皰)や黒ニキビ(開放面皰)の段階では炎症はまだ軽度ですが、アクネ菌の増殖に伴って免疫系が反応し、赤みや腫れを伴う炎症性ニキビへと発展します。この段階でニキビを潰したり、強くこすったりすると、炎症が真皮層にまで広がりやすくなります。

皮膚には本来、傷を修復する能力(創傷治癒)が備わっています。炎症が収まると皮膚の修復が始まりますが、炎症が強かった場合や深部まで及んでいた場合、正常なコラーゲン線維の再生が妨げられます。コラーゲンが不足した部分が凹んでクレーターになり、逆に過剰に産生されると盛り上がりになります。また、炎症の刺激でメラノサイト(色素細胞)が活性化され、メラニン色素が過剰に作られることで色素沈着が生じます。

特に顎のニキビ跡が残りやすい理由として、ホルモンの影響によってニキビが繰り返しできやすいこと、皮脂腺が多く毛穴が詰まりやすいこと、そして顎は皮膚の下に硬い骨があるために圧力がかかりやすく炎症が深部まで及びやすいことなどが考えられます。

紫外線はニキビ跡の色素沈着を悪化させる大きな要因です。紫外線を浴びると皮膚を守ろうとしてメラニン色素の産生がさらに促進され、すでにある茶色い跡がより濃くなる可能性があります。日頃からの紫外線対策がニキビ跡の悪化防止に欠かせない理由はここにあります。

🔍 セルフケアでできること・できないこと

ニキビ跡の改善には医療機関での治療が効果的ですが、日常のセルフケアも重要な役割を果たします。ただし、セルフケアで対応できる範囲と限界を正しく理解することが大切です。

🌟 セルフケアで対応できること

紫外線対策は、色素沈着型のニキビ跡を悪化させないために最も重要なセルフケアです。日焼け止めを毎日しっかりと使用し、帽子や日傘なども活用して紫外線を遮断しましょう。SPF30以上、PA+++以上の製品を選び、汗や皮脂で落ちた場合はこまめに塗り直すことが大切です。

保湿ケアも欠かせません。皮膚のバリア機能を正常に保つことで、新たなニキビの発生を予防し、既存のニキビ跡の回復を促します。ただし、ニキビができやすい肌質の方は、油分が多すぎる保湿剤を使うと毛穴詰まりの原因になることがあるため、ノンコメドジェニック(毛穴詰まりを起こしにくい)と表示されている製品を選ぶことをおすすめします。

市販の美白成分を含むスキンケア製品は、軽度の色素沈着に対してある程度の効果が期待できます。ビタミンC誘導体、ナイアシンアミド、アルブチン、トラネキサム酸などを含む製品が色素沈着のケアに用いられています。ただし、効果の出るまでの期間は数か月単位であり、深い色素沈着には十分な効果が出ないこともあります。

食生活の見直しも有効です。ビタミンCはコラーゲンの生成を助け、ビタミンEは抗酸化作用があり皮膚の健康維持に役立ちます。また、血糖値の急激な上昇が皮脂分泌を促進する可能性があるため、高糖質・高脂質の食事を控えることも顎ニキビの再発予防につながります。

💬 セルフケアで対応できないこと

クレーター状の陥凹型ニキビ跡は、セルフケアでの改善が非常に難しいとされています。真皮のコラーゲン組織が失われた状態であるため、市販のスキンケア製品だけでは組織を再生させることができません。医療機関でのフラクショナルレーザーやマイクロニードルなど、真皮層にまで働きかける治療が必要です。

また、盛り上がりのある肥厚性瘢痕やケロイド型の跡も、自然に改善することは期待しにくく、医療機関での適切な治療が求められます。セルフケアで無理に圧力を加えたり、刺激を与えたりすることは逆効果になることがあります。

さらに、ニキビ跡に針を刺すような自己処置(セルフダーマローラーなど)は、感染リスクや皮膚へのダメージがあるため、医師の指導なく行うことは推奨されません。

Q. クレーター状のニキビ跡はセルフケアで改善できますか?

クレーター状の陥凹型ニキビ跡は、市販のスキンケア製品によるセルフケアでの改善はほぼ期待できません。真皮のコラーゲン組織が失われた状態であるため、フラクショナルレーザーやマイクロニードル(ダーマペン)など、真皮層に直接働きかける医療機関での治療が必要です。アイシークリニックでは肌状態に応じた治療プランを提案しています。

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💪 クリニックで受けられる顎のニキビ跡治療

アイシークリニック新宿院をはじめとする美容皮膚科クリニックでは、顎のニキビ跡に対してさまざまな医療的アプローチが提供されています。それぞれの治療の特徴と、どのようなタイプの跡に適しているかを解説します。

✅ フラクショナルレーザー

フラクショナルレーザーは、クレーター状のニキビ跡(陥凹型)治療において現在最も広く使われている治療法のひとつです。レーザーを皮膚に格子状(フラクショナル)に照射することで、真皮層にマイクロダメージを与え、皮膚の自然な創傷治癒反応を利用してコラーゲンの再生を促します。

フラクショナルレーザーには「アブレイティブ(削除型)」と「ノンアブレイティブ(非削除型)」の2種類があります。アブレイティブタイプは効果が高い反面、ダウンタイム(赤みや腫れが続く期間)が数日〜数週間と長くなります。代表的な機器にはCO2(炭酸ガス)レーザーやErYAGレーザーがあります。ノンアブレイティブタイプは表皮を傷つけずに真皮に熱刺激を与えるため、ダウンタイムが短いですが、効果が出るまでに複数回の治療が必要な場合があります。

フラクショナルレーザーは複数回の施術(一般的に3〜5回程度)を数か月おきに行うことで効果が積み重なっていきます。1回の施術でも一定の改善は見られますが、深いクレーターには複数回の治療が推奨されます。

📝 ケミカルピーリング

ケミカルピーリングは、グリコール酸(AHA)やサリチル酸(BHA)などの薬剤を皮膚に塗布し、古い角質を化学的に除去することで皮膚のターンオーバーを促進する治療です。軽度〜中等度の色素沈着型ニキビ跡に対して有効で、肌のくすみ改善や毛穴の引き締めにも効果があります。

クリニックで使用されるピーリング剤は、市販品よりも高濃度であり、より深い層に働きかけることができます。施術後は一時的に皮膚が赤くなったり、薄皮が剥ける場合がありますが、ダウンタイムは比較的短く、日常生活への支障は少ない治療です。深いクレーターには単独での効果は限定的ですが、他の治療法と組み合わせることで相乗効果が期待できます。

🔸 レーザートーニング・ピコレーザー

色素沈着型のニキビ跡(茶色・黒ずみ)に対して特に効果が期待できる治療が、レーザートーニングやピコレーザーです。これらのレーザーはメラニン色素に選択的に反応し、色素を分解することで色素沈着を改善します。

ピコレーザーはパルス幅(レーザーが照射される時間)が非常に短いレーザーで、従来のQスイッチレーザーと比較して熱ダメージが少なく、メラニンをより細かく分解できると言われています。また、フラクショナル照射モードと組み合わせることでコラーゲン再生効果も得られるため、色素沈着とクレーターを同時にアプローチすることが可能な機器もあります。

複数回の施術が必要で、色素沈着の深さや濃さによって効果の出方に個人差があります。治療後は光感受性が高まるため、特に紫外線対策が重要です。

⚡ マイクロニードル(ダーマペン)

マイクロニードル治療は、細い針を多数搭載したデバイスを使って皮膚に微細な穿刺(せんし)を行い、コラーゲンやエラスチンの産生を促進することでニキビ跡を改善する治療法です。「ダーマペン」は代表的なマイクロニードルデバイスのブランド名で、針の深さや速度を細かく調節できるため、顎のようなデリケートな部位にも対応しやすいのが特徴です。

マイクロニードルはクレーター型・ローリング型のニキビ跡に効果が期待できます。また、施術時にヒアルロン酸やビタミンC、成長因子などを含むブースター成分を同時に導入することで、より高い効果が得られる場合があります。施術後に赤みや腫れが生じることがありますが、通常数日以内に落ち着きます。

肌の黒さや日焼け状態の影響を受けにくいため、レーザー治療が適しにくい肌質の方にも選択肢になり得る治療です。フラクショナルレーザーと組み合わせて使用されることもあります。

🌟 サブシジョン(皮下剥離)

サブシジョンは、クレーターを皮膚の下から引っ張っている線維性索状組織(fibrous bands)を細い針で切断することで、陥凹を改善する治療法です。特にローリング型やボックスカー型のニキビ跡に適していると言われています。

皮膚を下から持ち上げるだけでなく、処置後に微小な出血(マイクロヘモラジー)が生じ、その血液が組織を再生させる足場となることでコラーゲン産生が促進される効果もあります。フラクショナルレーザーやマイクロニードルと組み合わせることで、より高い改善効果が期待できる治療法です。

💬 ヒアルロン酸注射(フィラー治療)

ヒアルロン酸フィラーをニキビ跡の凹み部分に注射することで、体積を補充して皮膚を持ち上げる治療です。即効性があり、施術直後から凹みの改善を実感しやすい方法です。ただし、ヒアルロン酸は体内で徐々に分解されるため、効果は半年〜1年程度で薄れてきます。永続的な改善を希望する方には繰り返しの施術が必要です。

顎は比較的注射しやすい部位ではありますが、血管が走っているため、経験豊富な医師による慎重な施術が求められます。

✅ 内服薬・外用薬による治療

クリニックでは、ニキビ跡の色素沈着に対して医療用の美白成分を含む外用薬が処方されることがあります。代表的なものにトレチノイン(ビタミンA誘導体)とハイドロキノンの併用があり、「コッシュ療法」とも呼ばれます。トレチノインは皮膚のターンオーバーを促進し、ハイドロキノンはメラニン産生を抑制することで色素沈着の改善に働きかけます。

これらの薬剤は高い効果が期待できる一方、赤みや皮むけなどの副作用が出ることもあり、医師の指示のもとで適切に使用することが重要です。日本では市販されていないため、クリニックでの処方が必要です。

また、ニキビ自体の再発を防ぐために、ニキビ治療薬(抗生物質の内服や外用、ディフェリンゲルなど)が併用されることもあります。ニキビが再発するたびに新しい跡が形成されるため、ニキビ治療とニキビ跡治療は並行して行うことが重要です。

📝 TCAクロスリング法

TCAクロス(Chemical Reconstruction of Skin Scars)は、高濃度のトリクロロ酢酸(TCA)をアイスピック型の細いニキビ跡に直接点状塗布する治療法です。薬剤が真皮層に炎症を起こすことで、コラーゲンの再生と組織の収縮・リモデリングを促し、深い凹みを改善させる効果が期待できます。

施術後は一時的に痂皮(かさぶた)が形成されます。この痂皮が剥がれるまで2週間程度かかる場合があります。複数回の施術が必要なことが多く、数か月かけて段階的に改善を目指していきます。アイスピック型のニキビ跡に対しては特に有効な方法とされています。

🎯 治療を選ぶときのポイント

顎のニキビ跡治療にはさまざまな選択肢があるため、どの治療が自分に合っているかを判断するには、いくつかのポイントを考慮する必要があります。

🔸 ニキビ跡のタイプを正確に把握する

まず自分のニキビ跡がどのタイプ(色素沈着型・陥凹型・混合型など)かを把握することが治療選択の第一歩です。ただし、同じ人でも複数タイプのニキビ跡が混在していることがよくあります。クリニックの初診では医師が詳しく診察し、肌の状態に合った治療プランを提案してもらえます。

⚡ ダウンタイムと生活スタイルを考慮する

治療によってダウンタイムの長さが大きく異なります。日常生活や仕事への影響を最小限にしたい方はダウンタイムが短い治療を選ぶ必要がありますが、効果が高い治療ほどダウンタイムが長い傾向があります。仕事の繁忙期や重要なイベント前は施術を避けるなど、スケジュール管理も重要です。

🌟 複数回の施術を見込む

多くのニキビ跡治療は、1回の施術で劇的に改善するものではなく、複数回の施術を重ねることで効果が積み重なります。費用や通院の手間を含めて長期的な計画を立てることが大切です。初回の施術後に効果を確認しながら、次の治療方針を医師と相談しながら調整していくアプローチが一般的です。

💬 現在のニキビの状態を確認する

顎に活動性の炎症ニキビが多数ある状態でレーザーなどの刺激的な治療を行うと、ニキビが悪化したり新たな炎症が広がったりするリスクがあります。そのため、まずニキビ自体の治療を行い、炎症が落ち着いた状態でニキビ跡治療を開始することが基本的な考え方です。クリニックでは、ニキビとニキビ跡を並行して管理しながら治療計画を立ててもらえます。

✅ 肌質・肌の色を考慮する

肌の色が濃い方(メラニン量が多い方)は、レーザー治療によって色素沈着が悪化するリスクがあるため、レーザーの種類や出力の設定を慎重に選ぶ必要があります。マイクロニードルやサブシジョンなど、肌の色に影響されにくい治療が適している場合もあります。医師が肌質を診断した上で適切な治療を提案してくれます。

📝 組み合わせ治療の検討

単一の治療法だけでなく、複数の治療を組み合わせることでより高い効果が得られることがあります。例えば、フラクショナルレーザーとピコレーザーを組み合わせてクレーターと色素沈着を同時にアプローチしたり、サブシジョン後にフラクショナルレーザーを行うといった方法がとられることがあります。組み合わせ治療は効果的ですが、皮膚への負担も考慮して適切な間隔を空けながら行う必要があります。

Q. 顎のニキビ跡治療後に注意すべきことは何ですか?

レーザーやピーリングなどの治療後は皮膚が敏感になるため、紫外線対策の徹底が最優先です。SPF30以上の日焼け止めを毎日使用し、帽子や日傘も活用してください。丁寧な保湿ケアで皮膚のバリア機能を守ること、手で顎を触る・マスクの摩擦といった物理的刺激を避けることも、治療効果を最大限に引き出すために欠かせません。

💡 治療後のケアと再発予防

クリニックでの治療効果を最大限に引き出し、せっかく改善したニキビ跡を再発させないためには、治療後のセルフケアと生活習慣の管理が欠かせません。

🔸 治療後の紫外線対策を徹底する

レーザー治療後やピーリング後は皮膚が一時的に敏感になり、紫外線ダメージを受けやすい状態になります。日焼け止めは必ず使用し、外出時は帽子や日傘も活用してください。施術後の色素沈着(PIH)を防ぐためにも、紫外線対策は治療成功のカギを握ります。クリニックで推奨されるケア方法を忠実に実践することが大切です。

⚡ 保湿を丁寧に行う

治療後の皮膚はバリア機能が低下していることが多く、適切な保湿が回復を助けます。処方された軟膏や推奨された保湿剤を使用し、皮膚が乾燥しないように注意してください。ただし、傷口が回復する前に多量の化粧品を使用することは感染リスクになる場合があるため、クリニックの指示に従ってください。

🌟 顎への物理的刺激を避ける

ニキビの再発を防ぐためには、顎への物理的な刺激を減らすことが重要です。手で顎を触る癖がある方は意識して改善しましょう。マスクを長時間着用する場合は素材の選択や着用方法を工夫し、摩擦を減らすことが大切です。また、スマートフォンを頬や顎に当てて長時間電話をすることも、雑菌や皮脂が肌に付着する原因になります。

💬 ホルモンバランスを整える

顎ニキビの根本原因のひとつがホルモンバランスの乱れである場合、ニキビが再発してしまうと新たなニキビ跡の原因になります。規則正しい生活リズム、十分な睡眠、ストレス管理、バランスのとれた食事が基本です。月経不順がある方や、ホルモンバランスの乱れが強く疑われる方は婦人科への相談も有効な手段です。

✅ 定期的なクリニックでのフォロー

ニキビ跡の治療は一度で完結するものではなく、経過を定期的に確認しながら進めていくことが重要です。クリニックでの定期的な診察によって、新しいニキビが発生していないかの確認、治療効果の評価、必要に応じた治療計画の修正が行われます。自己判断で治療を中断したり、効果が感じられないからといって短期間で治療法を変更しすぎることは、良い結果につながらないことがあります。医師と継続的に相談しながら治療を進めることをおすすめします。

📝 ニキビを悪化させない「触らない」習慣

ニキビが気になって潰したり触ったりする行為は、炎症を悪化させ跡が残るリスクを高めます。特に顎のニキビは深部に達しやすい傾向があるため、触らないことが跡を残さない最善策のひとつです。痛みや膿が溜まっている場合はクリニックで処置を受けることを検討してください。

👨‍⚕️ 当院での診療傾向【医師コメント】

高桑康太 医師(当院治療責任者)より

「当院では、顎のニキビ跡にお悩みで来院される患者様の多くが、色素沈着とクレーターが混在した複合型のケースであり、一つの治療法だけでなく、肌の状態に合わせた組み合わせアプローチが改善への近道となっています。最近の傾向として、ホルモンバランスの乱れによる繰り返しのニキビが跡の原因となっているケースも多く、ニキビ跡の治療と並行してニキビ自体の再発を防ぐ管理を行うことが、長期的に美しい肌を取り戻すうえで非常に重要だと考えています。一人ひとりの肌質やライフスタイルに寄り添った治療計画をご提案しておりますので、長年お悩みの方もどうかあきらめずにご相談ください。」

📌 よくある質問

顎にニキビ跡が残りやすいのはなぜですか?

顎は皮脂腺が多く毛穴が詰まりやすいうえ、ホルモンバランスの影響でニキビが繰り返しできやすい部位です。また、皮膚の下に硬い骨があるため炎症が深部まで及びやすく、コラーゲンが破壊されてクレーターや色素沈着が残りやすい特徴があります。

クレーター状のニキビ跡はセルフケアで治せますか?

クレーター状の陥凹型ニキビ跡は、市販のスキンケア製品では改善がほぼ期待できません。真皮のコラーゲン組織が失われた状態のため、フラクショナルレーザーやマイクロニードルなど、真皮層に働きかける医療機関での治療が必要です。

顎のニキビ跡にはどんな治療法がありますか?

ニキビ跡の種類によって適した治療が異なります。色素沈着にはピコレーザーやケミカルピーリング、クレーターにはフラクショナルレーザーやマイクロニードル(ダーマペン)、サブシジョンなどが有効です。当院では複数の治療を組み合わせた個別プランを提案しています。

ニキビ跡治療は何回通えば効果が出ますか?

多くの治療は1回で劇的な改善は難しく、一般的に3〜5回程度の施術を数か月おきに重ねることで効果が積み重なります。ニキビ跡の深さや種類によって必要な回数は異なるため、治療効果を確認しながら医師と相談して計画を調整することが大切です。

治療後に気をつけることはありますか?

治療後は皮膚が敏感になるため、紫外線対策の徹底が最も重要です。SPF30以上の日焼け止めを毎日使用し、帽子や日傘も活用してください。また、丁寧な保湿ケアと顎への物理的刺激(手で触れる・マスクの摩擦など)を避けることも、治療効果を最大限に引き出すために欠かせません。

✨ まとめ

顎のニキビ跡は、その種類(色素沈着・クレーター・盛り上がりなど)によって適した治療法が異なります。セルフケアで対応できる範囲には限界があり、特に陥凹型のクレーターや深い色素沈着には医療機関での治療が効果的です。アイシークリニック新宿院では、フラクショナルレーザー、ピコレーザー、マイクロニードル、ケミカルピーリングなど、様々な治療法を組み合わせながら一人ひとりの肌状態に合わせた治療プランを提案しています。

ニキビ跡の治療は時間がかかることが多いですが、適切な治療を根気強く続けることで確実に改善を目指せます。長年悩んでいたニキビ跡も、諦めずに専門家に相談することが改善への第一歩です。まずはクリニックのカウンセリングを活用して、自分のニキビ跡に最適な治療プランを確認してみることをおすすめします。

📚 関連記事

📚 参考文献

  • 日本皮膚科学会 – ニキビ(尋常性痤瘡)の原因・メカニズム・治療法に関する公式ガイドラインおよび患者向け情報。アクネ菌の増殖、炎症後色素沈着、ニキビ跡の種類と治療アプローチの根拠として参照。
  • 日本形成外科学会 – 瘢痕(ケロイド・肥厚性瘢痕)および創傷治癒に関する公式情報。陥凹型ニキビ跡(クレーター)・盛り上がり型ニキビ跡のメカニズムと医療的治療法の根拠として参照。
  • PubMed – フラクショナルレーザー・マイクロニードル・サブシジョン・ピコレーザー・TCAクロス・ケミカルピーリングなど最新ニキビ跡治療法の有効性・安全性に関する国際的な査読済み臨床研究論文群の参照。

監修者医師

高桑 康太 医師

保有資格

ミラドライ認定医

略歴

  • 2009年 東京大学医学部医学科卒業
  • 2009年 東京逓信病院勤務
  • 2012年 東京警察病院勤務
  • 2012年 東京大学医学部附属病院勤務
  • 2019年 当院治療責任者就任
  • 皮膚腫瘍・皮膚外科領域で15年以上の臨床経験と30,000件超の手術実績を持ち、医学的根拠に基づき監修を担当
  • 専門分野:皮膚腫瘍、皮膚外科、皮膚科、形成外科
  • 臨床実績(2024年時点) 皮膚腫瘍・皮膚外科手術:30,000件以上、腋臭症治療:2,000件以上、酒さ・赤ら顔治療:1,000件以上
  • 監修領域 皮膚腫瘍(ほくろ・粉瘤・脂肪腫など)、皮膚外科手術、皮膚がん、一般医療コラムに関する医療情報

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佐藤 昌樹 医師

保有資格

日本整形外科学会整形外科専門医

略歴

  • 2010年 筑波大学医学専門学群医学類卒業
  • 2012年 東京大学医学部付属病院勤務
  • 2012年 東京逓信病院勤務
  • 2013年 独立行政法人労働者健康安全機構 横浜労災病院勤務
  • 2015年 国立研究開発法人 国立国際医療研究センター病院勤務を経て当院勤務

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