
💬 「ニキビは治ったのに、跡が残ってしまった…」
そんな悩み、放っておくと自然には消えないケースも多いって知っていましたか?
😔 赤み・黒ずみ・凹凸…どれも正しい対処をしないと長期化・悪化する可能性があります。
この記事を読めば、自分のニキビ跡の種類に合った最適なケア・治療法がわかります。
⚡ 凹み跡・ケロイドはセルフケアでは改善しないことも。まず”自分の跡の種類”を正しく知ることが、解決への一番の近道です。
🚨 こんな方はクリニック相談が必要かも!
🔸 ニキビ跡の凹み(クレーター状)が気になる
🔸 半年以上赤みや黒ずみが消えない
🔸 盛り上がった跡(ケロイド・肥厚性瘢痕)がある
🔸 市販のケアを試したが効果を感じられない
目次
- 📌 ニキビ跡とはどのような状態か
- 📌 ニキビ跡の種類と特徴
- 📌 ニキビ跡ができる原因とメカニズム
- 📌 ニキビ跡は自然に消えるのか
- 📌 セルフケアでできるニキビ跡のアプローチ
- 📌 クリニックで受けられるニキビ跡の治療法
- 📌 ニキビ跡を悪化させないために気をつけること
- 📌 ニキビ跡の種類別・治療法の選び方
- 📌 まとめ
💡 この記事のポイント
ニキビ跡は赤み・色素沈着・凹み・盛り上がりの4種類に分類され、赤みや軽度の色素沈着はセルフケアで改善できる場合もあるが、凹み(陥凹性瘢痕)やケロイドは専門クリニックでのレーザーや針治療が必要となることが多い。
💡 ニキビ跡とはどのような状態か
ニキビ跡とは、ニキビ(尋常性ざ瘡)が炎症を起こした後に肌に残るさまざまな変化の総称です。ニキビそのものが治癒した後でも、皮膚の表面や内部にダメージが残ることで、赤み、黒ずみ、肌の凹凸などの「跡」として現れます。
ニキビは、毛穴に皮脂や角質が詰まり、そこにアクネ菌(Cutibacterium acnes)が増殖することで炎症が起きる皮膚疾患です。炎症が強くなると皮膚組織が損傷し、治癒後にさまざまな変化が生じます。
ニキビ跡に悩む方が多い理由の一つは、ニキビは思春期から成人期にかけて非常に多くの方が経験する一般的な皮膚トラブルだからです。日本皮膚科学会によると、ニキビは15〜24歳の若者の約70〜80%が経験するとされており、その後に何らかの形でニキビ跡を持つ方も相当数いると考えられます。しかしニキビ跡は思春期だけの問題ではなく、大人のニキビが跡を残すケースも増えています。
Q. ニキビ跡の種類にはどんなものがありますか?
ニキビ跡は大きく4種類に分類されます。炎症後に血管が拡張して生じる「赤み(炎症後紅斑)」、メラニン過剰産生による「黒ずみ(炎症後色素沈着)」、真皮のコラーゲン破壊で生じる「凹み(陥凹性瘢痕)」、過剰修復による「盛り上がり(肥厚性瘢痕・ケロイド)」です。
📌 ニキビ跡の種類と特徴
ニキビ跡は大きく分けて、色素に関わるものと皮膚構造の変化に関わるものの二種類に分類されます。それぞれの特徴を正確に理解することが、適切なケアや治療法を選ぶ第一歩となります。
✅ 赤み(紅斑性ニキビ跡)
ニキビの炎症が治まった後、患部が赤く見える状態を「炎症後紅斑(PIE:Post-inflammatory Erythema)」といいます。炎症によってダメージを受けた血管が拡張したり、新しい毛細血管が形成されたりすることで生じる現象です。
見た目は赤〜ピンク色で、触っても盛り上がりは感じません。押すと一時的に白くなる(退色する)のが特徴で、これが色素沈着との見分け方の一つです。比較的新しいニキビ跡に多く見られ、適切なケアを行えば数ヶ月で改善することもありますが、放置すると長期化する場合もあります。
📝 黒ずみ・茶色い色素沈着(炎症後色素沈着)
ニキビの炎症により皮膚が刺激されると、メラノサイト(色素細胞)が活性化してメラニン色素が過剰に産生されることがあります。この状態を「炎症後色素沈着(PIH:Post-inflammatory Hyperpigmentation)」と呼びます。
見た目は茶色〜黒褐色で、押しても退色しないのが特徴です。紫外線を浴びると悪化しやすく、特に肌の色が濃いタイプの方(フィッツパトリック分類でタイプIII以上)は色素沈着が起きやすい傾向があります。日本人を含むアジア人はこの傾向が強く、ニキビ跡の中でも特に多くの方が悩むタイプです。
🔸 凹み(陥凹性ニキビ跡・アイスピック型・ボックス型・ローリング型)
炎症が深部にまで達した重度のニキビでは、皮膚の真皮層にあるコラーゲンやエラスチンが破壊されることがあります。これにより皮膚が引き下がり、凹みが生じます。この状態を陥凹性ニキビ跡(アトロフィックスカー)といい、主に以下の三つの形に分類されます。
アイスピック型は氷を割るきりで刺したような深くて細い凹みが特徴です。毛穴が引き込まれたように見え、三つの中で最も治療が難しいとされています。ボックス型は底が平らで壁が垂直な四角いような形の凹みで、浅いものから深いものまでさまざまです。ローリング型はなだらかな波状の凹凸で、光の当たり方によって影が出やすく、肌全体がでこぼこして見えます。
⚡ 盛り上がり(肥厚性瘢痕・ケロイド)
ニキビの炎症後に皮膚が過剰に修復されることで、傷跡が盛り上がってしまうケースもあります。傷の範囲内に留まるものを肥厚性瘢痕、周囲の正常な皮膚にまで広がってしまうものをケロイドと呼びます。ケロイドは体質的な要因が強く、遺伝的にケロイドになりやすい方に見られます。あごや胸など、皮膚が引っ張られやすい部位に生じやすいのも特徴の一つです。
✨ ニキビ跡ができる原因とメカニズム
ニキビ跡ができるかどうか、またどのような種類のニキビ跡ができるかは、いくつかの要因によって左右されます。
🌟 炎症の強さと深さ
ニキビが「白ニキビ」「黒ニキビ」などの非炎症性ニキビの段階であれば、跡が残りにくいとされています。しかし、赤みを伴う「赤ニキビ(丘疹)」や膿を持つ「黄ニキビ(膿疱)」、さらに大きな「結節」「嚢腫」といった炎症が強いニキビになるほど、跡が残るリスクが高まります。炎症が真皮層にまで達すると、コラーゲン線維が破壊されて凹みが生じやすくなります。
💬 ニキビを触る・つぶす行為
ニキビを無理やり手で絞り出したり、爪で引っかいたりする行為は、炎症をより深部に広げるリスクがあります。また、清潔でない手や爪で触れることで細菌感染が起こり、炎症が悪化することもあります。このような行為が繰り返されると、跡が残りやすくなります。
✅ 紫外線の影響
炎症を起こした皮膚や治癒中の皮膚は、紫外線の影響を受けやすい状態にあります。紫外線を浴びるとメラノサイトが刺激されてメラニン産生が増加するため、色素沈着が悪化・長期化するリスクがあります。日焼け対策を怠ることはニキビ跡の形成を促進する要因となります。
📝 治療の遅れ
ニキビの治療を早期に開始することは、ニキビ跡の予防においても非常に重要です。炎症が長期間続くほど皮膚へのダメージが蓄積されるため、できるだけ早く適切な治療を受けることがニキビ跡を防ぐ上で有効です。
🔸 体質・遺伝的要因
同じ程度のニキビでも、跡が残りやすい方と残りにくい方がいます。これには皮膚のターンオーバーの速さ、メラニンの産生しやすさ、コラーゲンの再生能力、ケロイドになりやすい体質など、遺伝的な要因も深く関わっています。
Q. ニキビ跡は自然に消えますか?
ニキビ跡が自然に消えるかは種類によって異なります。赤みや軽度の色素沈着は適切なセルフケアで数ヶ月〜2年程度で薄くなることがあります。一方、凹み(陥凹性瘢痕)やケロイドは自然改善がほとんど期待できず、クリニックでの専門的な治療が必要になるケースがほとんどです。
🔍 ニキビ跡は自然に消えるのか
ニキビ跡が自然に消えるかどうかは、その種類によって大きく異なります。
赤みや色素沈着については、適切なケアを行いながら時間をかければ自然に薄くなることが多いです。赤みは早ければ数ヶ月、色素沈着は通常6ヶ月〜2年程度で目立たなくなることが多いとされていますが、紫外線対策や保湿が不十分だと長期化する傾向があります。
一方、凹みのあるニキビ跡(陥凹性瘢痕)は、自然に改善することはほとんどありません。真皮のコラーゲンが失われた状態は、自己修復機能だけでは補いきれないことが多く、クリニックでの専門的な治療が必要になるケースがほとんどです。
盛り上がりのあるニキビ跡(肥厚性瘢痕・ケロイド)についても、自然に消えることは少なく、特にケロイドは放置すると拡大する可能性があるため、早めに皮膚科や美容皮膚科を受診することが望ましいです。
「ニキビ跡は時間が経てば消える」という考えは部分的には正しいですが、種類によっては積極的な治療が必要であることを認識しておくことが大切です。

💪 セルフケアでできるニキビ跡のアプローチ
クリニックを受診する前に、または治療と並行して、自宅でできるセルフケアも重要な役割を果たします。ただし、セルフケアで改善が期待できるのは主に赤みや色素沈着であり、凹みや盛り上がりに対しては限界があることを理解しておく必要があります。
⚡ 日焼け止めの使用
ニキビ跡のケアにおいて最も基本的かつ重要なのが、紫外線対策です。特に色素沈着がある場合、紫外線を浴びると症状が悪化・長期化する可能性があります。SPF30以上のノンコメドジェニック(毛穴を詰まらせにくい)タイプの日焼け止めを、晴雨問わず毎日使用することが推奨されます。室内にいる場合も、窓越しの紫外線が届くため、基本的な対策は続けることが大切です。
🌟 保湿ケアの徹底
皮膚のバリア機能を整えることで、ターンオーバーが正常化しやすくなり、ニキビ跡の改善を助けます。セラミドやヒアルロン酸、ナイアシンアミドなどの成分を含む保湿剤は、刺激が少なく、皮膚科学的にも有効性が認められているものが多くあります。摩擦を避けながら優しく行うことが重要です。
💬 美白有効成分の活用
メラニン生成を抑える成分や、すでに沈着したメラニンにアプローチする成分を含む医薬部外品や化粧品を活用することも、色素沈着の改善に役立ちます。代表的な成分としては、ビタミンC(アスコルビン酸誘導体)、トラネキサム酸、アルブチン、ナイアシンアミドなどが挙げられます。これらは刺激が比較的少なく、日常のスキンケアに取り入れやすい成分です。
✅ 洗顔の方法を見直す
強い摩擦や過度な洗顔は皮膚のバリア機能を低下させ、炎症を悪化させる可能性があります。洗顔は泡をよく立てて優しく、ぬるま湯で洗い流すことが基本です。タオルで拭くときも押さえるように行い、こすらないよう注意しましょう。
📝 生活習慣の改善
皮膚のターンオーバーは睡眠中に促進されます。質の良い睡眠を十分にとることは、ニキビ跡の改善にもプラスに働きます。また、ビタミンCやビタミンE、ビタミンAを豊富に含む食事は、皮膚の健康維持や抗酸化作用、コラーゲン生成のサポートに役立ちます。過度な糖質摂取や脂質の多い食事はニキビを悪化させることが報告されているため、バランスの取れた食生活を心がけることも大切です。
Q. ニキビ跡のセルフケアで何が最も重要ですか?
ニキビ跡のセルフケアで最も重要なのは紫外線対策です。特に色素沈着がある場合、紫外線を浴びると症状が悪化・長期化します。SPF30以上のノンコメドジェニックタイプの日焼け止めを晴雨問わず毎日使用することが基本です。あわせて保湿の徹底や、ビタミンC・ナイアシンアミドなどの美白成分の活用も有効です。
🎯 クリニックで受けられるニキビ跡の治療法
セルフケアでは改善が難しい場合や、より早く確実な効果を求める場合には、クリニックでの専門的な治療を検討することをおすすめします。現在、ニキビ跡に対しては様々な治療法が開発・提供されており、跡の種類や状態に合わせて選択が可能です。
🔸 レーザー治療
レーザー治療はニキビ跡の改善に広く使われる方法の一つで、目的に応じて様々な種類のレーザーが使い分けられます。
フラクショナルレーザー(フラクセル、フラクショナルCO2レーザーなど)は、皮膚に微細な穴を多数あけて新しい皮膚の再生を促す治療法で、凹みのあるニキビ跡に対して高い効果が期待されます。ダウンタイム(回復期間)は種類によって異なりますが、数日〜1週間程度が一般的です。Qスイッチレーザーやピコレーザーは、メラニン色素に選択的に作用するため、色素沈着の改善に効果的です。施術時間も短く、ダウンタイムが比較的短いという特徴があります。Nd:YAGレーザーや血管レーザー(Vビーム、PDLなど)は赤みの原因となる血管に作用し、炎症後紅斑の改善に用いられます。
⚡ ケミカルピーリング
酸性の薬剤を皮膚に塗布して古い角質を除去し、ターンオーバーを促進する治療です。グリコール酸(AHA)やサリチル酸(BHA)、トリクロロ酢酸(TCA)などの薬剤が使用されます。色素沈着の改善に有効で、定期的に行うことで効果が高まります。ダウンタイムはほとんどないものから、数日間皮がむけるものまで、使用する薬剤の種類と濃度によって異なります。
🌟 ダーマペン・マイクロニードリング
微細な針で皮膚に細かい穴をあけ、コラーゲン産生を促す治療法です。凹みのあるニキビ跡(特にローリング型やボックス型)の改善に効果が期待されます。針で穴をあける際に成長因子(PRP療法など)や美容成分を同時に導入することで、より高い効果を得られることもあります。ダウンタイムは数日程度で、赤みや軽い腫れが生じることがあります。
💬 サブシジョン
主にローリング型やボックス型の凹みに対して行われる治療で、皮膚の下に特殊な針を刺し、凹みを引き下げている線維組織(繊維索)を切断します。これにより凹みが解放されて皮膚が持ち上がり、コラーゲンの新生も促されます。他の治療法との組み合わせで効果が高まるとされています。
✅ TCAクロスポーリング(CROSS法)
高濃度のトリクロロ酢酸(TCA)を細いアイスピック型のニキビ跡に点状に塗布し、凹み内部に炎症を起こしてコラーゲン産生を促す治療です。アイスピック型に特化した治療法として知られており、繰り返し行うことで徐々に改善が見込めます。
📝 フィラー注入(ヒアルロン酸・PRP)
ヒアルロン酸などのフィラーを凹みに直接注入することで、即効性のある改善が期待できます。効果は一時的(6ヶ月〜1年程度)ですが、凹みが深い場合に他の治療との組み合わせとして用いられることもあります。また、自身の血液から作成したPRP(多血小板血漿)を注入する方法は、成長因子の効果でコラーゲン産生を促すとされています。
🔸 ステロイド局所注射(肥厚性瘢痕・ケロイド)
盛り上がりのあるニキビ跡(肥厚性瘢痕・ケロイド)に対しては、ステロイドを直接注射することでコラーゲン産生を抑制し、盛り上がりを平坦化する治療が行われます。複数回の注射が必要なことが多く、保険適用となるケースもあります。
⚡ 塗り薬(処方薬)
クリニックでは市販薬よりも高濃度・高効果の外用薬が処方されます。トレチノイン(ビタミンA誘導体)は角質のターンオーバーを促進し、メラニンの排出を助けるとともに、コラーゲンの産生を促す効果もあります。ハイドロキノンは強力な美白成分で、メラノサイトの活性を抑制してメラニン産生を減らします。これらは副作用があるため、医師の管理のもとで使用することが重要です。
💡 ニキビ跡を悪化させないために気をつけること

ニキビ跡の改善を目指す上で、日常生活での注意点を守ることも非常に重要です。せっかく治療を受けていても、生活習慣が悪ければ効果が出にくかったり、悪化したりすることもあります。
🌟 ニキビを触らない・つぶさない
ニキビができたとき、どうしても触りたくなる気持ちはわかりますが、無理につぶしたり触れたりすることで炎症が悪化し、跡が残りやすくなります。ニキビを見つけたら、皮膚科や美容皮膚科に相談することが最善です。
💬 紫外線対策を怠らない
前述の通り、紫外線は色素沈着を悪化させる大きな要因です。日焼け止めの使用だけでなく、帽子や日傘、UV対策の衣類なども活用して総合的な紫外線対策を行いましょう。特に、レーザー治療や薬剤治療中・治療後の皮膚は紫外線に対してより敏感になっていることが多いため、より注意が必要です。
✅ スキンケアでの過度な刺激を避ける
角質除去のために強い摩擦を与えるスクラブや、エタノール(アルコール)が多く含まれる化粧水などは、皮膚への刺激となる可能性があります。特にニキビ跡がある皮膚はデリケートな状態であることが多く、刺激の少ないマイルドなスキンケア製品を選ぶことが大切です。
📝 正しいニキビ治療を継続する
ニキビ跡を防ぐためには、まずニキビそのものを適切に治療・管理することが不可欠です。市販薬や民間療法に頼るだけでなく、皮膚科を受診して適切な治療を受けることで、新たなニキビ跡ができるリスクを下げることができます。アダパレンや過酸化ベンゾイルなど、有効性が証明されているニキビ治療薬を医師の指導のもとで使用することをおすすめします。
🔸 治療を途中でやめない
ニキビ跡の治療は即効性がなく、効果が出るまでに時間がかかることがほとんどです。「少し良くなったから」「なかなか改善しないから」と途中で治療をやめてしまうと、せっかくの治療効果が十分に得られないことがあります。担当医と相談しながら、根気よく継続することが改善への近道です。
Q. 凹みのニキビ跡にはどんな治療法がありますか?
凹みのニキビ跡は形状によって適切な治療法が異なります。アイスピック型には高濃度TCAを点状に塗布するTCAクロス法、ボックス型・ローリング型にはフラクショナルレーザーやダーマペン、サブシジョンが有効とされています。重度の場合は複数の治療を組み合わせることが効果的で、セルフケアでの改善は難しいため早めのクリニック受診が推奨されます。
📌 ニキビ跡の種類別・治療法の選び方
ここまで見てきたように、ニキビ跡には複数の種類があり、それぞれに適した治療法が異なります。自分のニキビ跡がどのタイプに当たるかを正確に把握した上で、クリニックで相談することが大切です。
⚡ 赤みが気になる場合
炎症後紅斑(赤みのニキビ跡)には、血管レーザー(Vビーム、PDLなど)が特に有効とされています。光治療(IPL)も赤みの改善に用いられることがあります。セルフケアとしては、紫外線対策と保湿を徹底し、赤みを刺激しないよう注意することが基本です。比較的早期に対応することで自然に改善しやすいタイプですが、症状が長引く場合はクリニックへの相談をおすすめします。
🌟 黒ずみ・色素沈着が気になる場合
炎症後色素沈着には、ピコレーザーやQスイッチレーザーなどのメラニン選択的レーザー、ケミカルピーリングが効果的です。医療機関で処方されるハイドロキノンやトレチノインの外用薬も非常に有効です。セルフケアレベルでは市販のビタミンC配合製品やナイアシンアミド製品も有益ですが、色素が深い場合や長期間改善が見られない場合はクリニックを受診することをおすすめします。
💬 凹みが気になる場合
陥凹性ニキビ跡は、セルフケアでの改善が難しいため、クリニックでの治療が推奨されます。アイスピック型にはTCAクロス法が、ボックス型・ローリング型にはフラクショナルレーザー、ダーマペン、サブシジョンなどが適しています。重度の場合は複数の治療を組み合わせることが効果的で、担当医と相談の上で治療計画を立てることが重要です。複数回の治療が必要になることがほとんどで、根気のいる治療であることを理解しておきましょう。
✅ 盛り上がりが気になる場合
肥厚性瘢痕・ケロイドには、ステロイド局所注射が第一選択となることが多いです。保険適用になるケースもあるため、まずは皮膚科への相談をおすすめします。症状が軽い場合はシリコンジェルシートの外用が有効なこともあります。ケロイドの場合は放置すると拡大することがあるため、早めの受診が望ましいです。
📝 複合的なニキビ跡がある場合
実際には、赤みと色素沈着が混在していたり、凹みと色素沈着が同時にあったりするケースも少なくありません。このような場合は、複数の治療法を組み合わせたり、段階的に治療を進めたりする必要があります。自己判断での治療は難しいため、まずはクリニックで専門医による丁寧な診察を受け、自分の肌の状態に合った治療計画を立ててもらうことが最善の方法です。
👨⚕️ 当院での診療傾向【医師コメント】
高桑康太 医師(当院治療責任者)より
「当院では、ニキビ跡のご相談で来院される患者様の多くが、赤みや色素沈着だけでなく凹みも複合的に抱えているケースが見られます。最近の傾向として、「時間が経てば自然に治る」と思い込んで受診が遅れてしまうことで、より改善に時間がかかってしまうケースも少なくないため、気になる段階で早めにご相談いただくことが大切です。ニキビ跡の種類や肌の状態は一人ひとり異なりますので、当院では丁寧な診察のもとで最適な治療プランをご提案し、患者様が自信を持って過ごせるようサポートしてまいります。」
✨ よくある質問
赤みや軽度の色素沈着は、適切なセルフケアを行いながら数ヶ月〜2年程度で自然に薄くなることがあります。しかし、凹み(陥凹性瘢痕)や盛り上がり(ケロイド)は自然に改善することはほとんどなく、クリニックでの専門的な治療が必要です。「時間が経てば治る」と放置すると、改善に余計な時間がかかる場合があります。
最も簡単な見分け方は、患部を指で押してみることです。赤みのニキビ跡(炎症後紅斑)は押すと一時的に白く退色しますが、黒ずみ・色素沈着(炎症後色素沈着)は押しても色が変わりません。また、赤みはピンク〜赤色、黒ずみは茶色〜黒褐色を呈することが多いです。
凹みの形状によって適した治療法が異なります。アイスピック型にはTCAクロス法、ボックス型・ローリング型にはフラクショナルレーザーやダーマペン、サブシジョンが有効とされています。重度の場合は複数の治療を組み合わせることが効果的です。セルフケアでの改善は難しいため、早めにクリニックへご相談ください。
最も基本的かつ重要なのが紫外線対策です。特に色素沈着がある場合、紫外線を浴びると症状が悪化・長期化します。SPF30以上のノンコメドジェニックタイプの日焼け止めを晴雨問わず毎日使用しましょう。あわせて保湿ケアの徹底、ビタミンCやナイアシンアミドなどの美白成分の活用も色素沈着の改善に役立ちます。
皮膚科または美容皮膚科への受診をおすすめします。アイシークリニック新宿院では、患者様一人ひとりの肌の状態を丁寧に診察し、ニキビ跡の種類や症状に合った最適な治療プランをご提案しています。赤みや色素沈着だけでなく、凹みが複合的にある場合でも対応可能ですので、気になる段階でお早めにご相談ください。
🔍 まとめ
ニキビ跡には、赤み(炎症後紅斑)、黒ずみ(炎症後色素沈着)、凹み(陥凹性瘢痕)、盛り上がり(肥厚性瘢痕・ケロイド)という複数の種類があり、それぞれの特徴や原因、改善の見込みは大きく異なります。赤みや軽度の色素沈着は適切なセルフケアと時間の経過で改善するケースも多いですが、凹みや重度の色素沈着はクリニックでの専門的な治療が必要なことがほとんどです。
現代の皮膚科学・美容皮膚科学は大きく進歩しており、以前は「どうにもならない」とされていたニキビ跡も、適切な治療によって大幅に改善できるケースが増えています。大切なのは、自分のニキビ跡の種類を正確に把握し、その状態に合った治療法を選択することです。
ニキビ跡に悩んでいる方は、まずは一度専門のクリニックへ相談することをおすすめします。アイシークリニック新宿院では、患者様一人ひとりの肌の状態を丁寧に診察し、最適な治療プランをご提案しています。長年悩んでいたニキビ跡も、諦めずに適切なケアと治療を続けることで、必ず改善への道が開けます。
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📚 参考文献
- 日本皮膚科学会 – 尋常性ざ瘡(ニキビ)の診療ガイドラインおよびニキビ跡(瘢痕・色素沈着)の分類・治療方針に関する情報
- PubMed – 炎症後色素沈着(PIH)・炎症後紅斑(PIE)・陥凹性瘢痕の分類と各種治療法(レーザー・ダーマペン・ケミカルピーリング等)の有効性に関する査読済み学術論文
- 日本形成外科学会 – ケロイド・肥厚性瘢痕の定義・診断基準および標準的治療法(ステロイド局所注射・シリコンジェルシート等)に関する情報
監修者医師
高桑 康太 医師
保有資格
ミラドライ認定医
略歴
- 2009年 東京大学医学部医学科卒業
- 2009年 東京逓信病院勤務
- 2012年 東京警察病院勤務
- 2012年 東京大学医学部附属病院勤務
- 2019年 当院治療責任者就任
- 皮膚腫瘍・皮膚外科領域で15年以上の臨床経験と30,000件超の手術実績を持ち、医学的根拠に基づき監修を担当
- 専門分野:皮膚腫瘍、皮膚外科、皮膚科、形成外科
- 臨床実績(2024年時点) 皮膚腫瘍・皮膚外科手術:30,000件以上、腋臭症治療:2,000件以上、酒さ・赤ら顔治療:1,000件以上
- 監修領域 皮膚腫瘍(ほくろ・粉瘤・脂肪腫など)、皮膚外科手術、皮膚がん、一般医療コラムに関する医療情報
佐藤 昌樹 医師
保有資格
日本整形外科学会整形外科専門医
略歴
- 2010年 筑波大学医学専門学群医学類卒業
- 2012年 東京大学医学部付属病院勤務
- 2012年 東京逓信病院勤務
- 2013年 独立行政法人労働者健康安全機構 横浜労災病院勤務
- 2015年 国立研究開発法人 国立国際医療研究センター病院勤務を経て当院勤務
