皮膚科での抜け毛治療とは?原因・検査・治療法をわかりやすく解説

💡 「シャンプーのたびに抜け毛が…」「頭頂部が薄くなってきた気がする…」そんなお悩み、放置すると手遅れになるかもしれません。

🙍
皮膚科ってどんな検査・治療をしてくれるの?
結局どこに行けばいいの?🤔
👨‍⚕️
この記事を読めば、皮膚科での抜け毛治療の全体像がまるわかり!原因の種類・検査・治療法まで丁寧に解説します。

🚨 この記事を読まないと…

  • 原因不明のまま市販品を試し続け、お金と時間を無駄に浪費
  • 放置してAGA・円形脱毛症が手遅れの段階まで進行
  • どこに行けばいいかわからず、結局なにもしないまま…

✅ この記事でわかること

  • 📌 抜け毛の正常・病的な違いの見分け方
  • 📌 皮膚科で診てもらえる抜け毛の種類
  • 📌 問診〜検査〜治療の具体的な流れ
  • 📌 皮膚科 vs 専門クリニック、どっちを選ぶべき?
  • 📌 今日からできる予防・改善ポイント

目次

  1. 抜け毛の基礎知識:正常な抜け毛と病的な抜け毛の違い
  2. 抜け毛の主な原因一覧
  3. 皮膚科で診てもらえる抜け毛の種類
  4. 皮膚科での診察・検査の流れ
  5. 皮膚科での主な抜け毛治療法
  6. 皮膚科と専門クリニックの違い
  7. 抜け毛治療を始める前に知っておくべきこと
  8. 日常生活でできる抜け毛の予防・改善のポイント
  9. まとめ

📋 この記事のポイント

皮膚科では問診・ダーモスコピー・血液検査で抜け毛の原因(AGA・円形脱毛症・休止期脱毛症など)を特定し、外用薬・内服薬・光線療法などで治療する。効果発現には3〜6か月以上かかるため継続が重要。

💡 抜け毛の基礎知識:正常な抜け毛と病的な抜け毛の違い

まず、抜け毛について正しく理解するところから始めましょう。人間の毛髪は「ヘアサイクル(毛周期)」と呼ばれる成長と脱落を繰り返すサイクルの中で生きています。このサイクルは「成長期」「退行期」「休止期」の3つのフェーズで構成されており、健康な頭皮環境であれば1日に50〜100本程度の抜け毛は正常な範囲内とされています。

成長期は2〜6年ほど続き、毛球部で盛んに細胞分裂が行われて毛が伸びていきます。退行期は2〜3週間ほどで、細胞分裂が止まり毛が退化します。休止期は3〜4か月ほどで、毛は頭皮に留まったまま次の新しい毛が押し出されるのを待ちます。この休止期の終わりに毛が抜け落ちるのが「生理的な抜け毛」です。

1日100本を大きく超える量の抜け毛が続く場合や、特定の部位だけが急に薄くなってきた場合、あるいは頭皮に炎症やかゆみを伴う場合などは、何らかの病的な原因が関わっている可能性があります。こうした状態が続くようであれば、早めに医療機関を受診することが大切です。

また、抜け毛の量を正確に把握するには、洗髪時に排水口に溜まった抜け毛を観察するのが一般的な方法です。入浴前に軽くブラッシングして抜け毛を除いてから洗髪すると、より正確に当日の抜け毛量を確認できます。継続的に気になる抜け毛が見られる場合は、記録をつけておくと受診時の参考になります。

Q. 1日何本以上の抜け毛があれば病的と考えるべきですか?

1日50〜100本程度の抜け毛は、ヘアサイクルによる正常な範囲内です。これを大きく超える量が続く場合や、特定の部位だけが急に薄くなった場合、頭皮にかゆみや炎症を伴う場合は、病的な原因が疑われるため、早めに皮膚科を受診することが推奨されます。

📌 抜け毛の主な原因一覧

抜け毛の原因は多岐にわたります。皮膚科で適切な治療を受けるためにも、まずは代表的な原因について理解しておきましょう。

✅ 男性型・女性型脱毛症(AGA・FAGA)

男性型脱毛症(AGA:Androgenetic Alopecia)は、男性ホルモンであるジヒドロテストステロン(DHT)が毛包に作用し、ヘアサイクルの成長期を短縮させることで毛が細くなり抜けやすくなる状態です。前頭部や頭頂部から薄くなっていくことが多く、遺伝的な要因が大きく関与しています。成人男性の約30〜40%に見られるとされており、年齢とともに進行していく傾向があります。

女性型脱毛症(FAGA:Female Androgenetic Alopecia)は、女性にも生じる脱毛症で、主に頭頂部のびまん性(全体的な)薄毛として現れます。ホルモンバランスの変化、特に閉経後のエストロゲン減少が関わっていることが多く、女性特有の薄毛として近年注目されています。

📝 円形脱毛症

円形脱毛症は、免疫系が自身の毛包を攻撃してしまう自己免疫疾患の一種です。コイン大の円形の脱毛斑が突然出現するのが特徴で、頭皮だけでなく眉毛やまつ毛、体毛に生じることもあります。軽症のものは自然に回復することもありますが、広範囲に広がる場合や再発を繰り返す場合は治療が必要です。ストレスや過労が引き金になることがありますが、ストレスだけが原因ではなく、遺伝的素因も関与しています。

🔸 休止期脱毛症

休止期脱毛症は、何らかの原因で成長期の毛が急に休止期に移行し、大量の抜け毛が生じる状態です。出産後(産後脱毛)、高熱、手術、急激なダイエット、強いストレス、栄養不足などがきっかけとなることがあります。原因となった出来事から2〜4か月後に抜け毛のピークを迎えることが多く、原因が解消されれば多くの場合6〜12か月以内に回復します。

⚡ 頭皮の疾患によるもの

脂漏性皮膚炎や頭皮の真菌感染症(白癬)、毛包炎(毛嚢炎)などの頭皮疾患が原因で抜け毛が増えることがあります。これらは頭皮の炎症やかゆみ、フケを伴うことが多く、皮膚科での専門的な診断と治療が必要です。適切な治療によって頭皮環境が改善されると、抜け毛も落ち着いてくることがほとんどです。

🌟 内分泌・全身疾患によるもの

甲状腺機能低下症や亢進症、多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)、鉄欠乏性貧血など、全身的な疾患が抜け毛の原因となることがあります。これらの場合は、抜け毛だけでなく倦怠感や体重変化など他の症状を伴っていることが多く、血液検査などで原因疾患を特定した上で治療を進める必要があります。

💬 薬剤性脱毛

抗がん剤による脱毛は広く知られていますが、それ以外にも降圧薬、抗凝固薬、一部の抗うつ薬、インターフェロンなど、さまざまな薬剤が抜け毛を引き起こすことがあります。薬剤性脱毛が疑われる場合は、自己判断で薬を中止せず、まずは処方している医師に相談することが大切です。

✨ 皮膚科で診てもらえる抜け毛の種類

皮膚科は皮膚・毛髪・爪・粘膜を専門とする診療科であり、頭皮や毛髪に関する幅広い疾患を診察することができます。上述した抜け毛の原因のほとんどは、皮膚科での診察・治療の対象となります。

特に、円形脱毛症、脂漏性皮膚炎による脱毛、頭皮の感染症による脱毛、休止期脱毛症などは皮膚科が最も得意とする分野です。AGA(男性型脱毛症)については、皮膚科でも診療は行われていますが、AGA専門クリニックや毛髪専門外来が設けられている医療機関のほうが、より幅広い治療オプションを提供していることもあります。

「何が原因かわからないけれど抜け毛が気になる」という場合は、まず皮膚科を受診して原因の鑑別をしてもらうのがよいでしょう。その上で必要に応じて専門クリニックを紹介してもらうこともできます。

Q. 皮膚科では抜け毛の原因をどのように調べますか?

皮膚科では、問診・視診・触診に加え、拡大鏡で毛包を詳細に観察するダーモスコピー検査、甲状腺機能・貧血・ホルモンバランスを確認する血液検査を組み合わせて原因を特定します。感染症が疑われる場合は培養検査、まれに皮膚生検が必要になることもあります。

🔍 皮膚科での診察・検査の流れ

皮膚科で抜け毛の相談をすると、どのような流れで診察・検査が進むのかを解説します。

✅ 問診

最初に行われるのが問診です。いつ頃から抜け毛が気になり始めたか、抜け毛の量や部位、頭皮の状態(かゆみ・フケ・炎症の有無)、家族に薄毛の人がいるかどうか、最近の体調の変化や強いストレスの有無、使用中の薬・サプリメント、出産や手術・病気の既往歴などを詳しく聞かれます。これらの情報は診断の大きな手がかりになるため、できるだけ正確に伝えることが重要です。

📝 視診・触診

問診の後、医師が実際に頭皮や毛髪の状態を目で見て確認します。脱毛の範囲・パターン、毛髪の太さや密度、頭皮の色や炎症の有無などを観察します。また、毛を軽く引っ張る「プルテスト(牽引試験)」を行い、どの程度の力で毛が抜けるかを確認することもあります。休止期脱毛症では毛が抜けやすく、AGA・FAGAでは特定の部位に抜けやすさが集中する傾向があります。

🔸 ダーモスコピー検査

ダーモスコープと呼ばれる拡大鏡を使って、頭皮や毛包の状態を詳細に観察する検査です。肉眼では見えにくい毛包の炎症、角栓、毛髪の太さのばらつき(太い毛と細い毛が混在するかどうか)などを確認することができます。AGAや円形脱毛症など、脱毛症の鑑別に有用な検査です。

⚡ 血液検査

全身疾患や栄養状態が抜け毛に関与していないかを調べるために、血液検査が行われることがあります。一般的には、甲状腺機能(TSH、Free T4など)、貧血の有無(血算・血清フェリチン)、亜鉛や鉄などのミネラル、性ホルモン(テストステロン、LH、FSHなど)などを確認します。これらの数値に異常が見られた場合は、原因疾患の治療が優先されます。

🌟 頭皮の培養検査・生検

頭皮の感染症(真菌や細菌)が疑われる場合は、頭皮の一部を採取して培養検査を行います。また、まれに皮膚生検(バイオプシー)といって頭皮の小さな組織を採取して顕微鏡で調べる検査が必要になることもあります。これにより、希少な脱毛疾患や炎症性脱毛症の正確な診断が可能になります。

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💪 皮膚科での主な抜け毛治療法

皮膚科で行われる抜け毛治療は、原因や症状の種類に応じてさまざまな方法があります。ここでは代表的な治療法を紹介します。

💬 外用薬による治療

外用薬は皮膚科で最も一般的に処方される抜け毛治療薬のひとつです。ミノキシジルを成分とする外用薬は、血管を拡張させて毛根への血流を増加させ、毛包の成長を促進する効果があります。日本では男性・女性ともに使用可能な濃度のものが市販・処方されており、継続して使用することで効果が期待できます。ただし、使用を中断すると効果が失われるため、長期的な継続が前提となります。

円形脱毛症に対しては、ステロイド外用薬が使用されることが多いです。炎症を抑え、免疫反応を抑制することで毛の再生を促します。また、頭皮の炎症(脂漏性皮膚炎など)に対しては、抗真菌薬や保湿剤・ステロイド配合の外用薬が処方されます。

✅ 内服薬による治療

AGA(男性型脱毛症)に対しては、5αリダクターゼ阻害薬と呼ばれる内服薬が用いられます。この薬はテストステロンがジヒドロテストステロン(DHT)に変換されるのを阻害することで、毛包への悪影響を抑制します。効果が出るまでに通常6か月〜1年程度かかるため、根気強く続けることが重要です。性欲減退や勃起不全などの性機能関連の副作用が報告されているため、医師の指導のもとで使用することが必要です。

円形脱毛症の中等症〜重症例に対しては、ステロイドの内服や免疫抑制薬が使用されることがあります。また、近年ではJAK阻害薬という新しいタイプの薬剤が、重症の円形脱毛症に対して保険適用となっており、注目されています。

休止期脱毛症で鉄欠乏や甲状腺疾患が背景にある場合は、それぞれに対応した薬剤(鉄剤や甲状腺ホルモン薬など)が処方されます。

📝 ステロイド局所注射

円形脱毛症の治療において、脱毛部位にステロイド薬を直接注射する方法があります。外用薬に比べて薬剤が毛包に届きやすく、局所的な免疫反応を効果的に抑制できます。毎月1〜2回程度の通院が必要で、注射時の痛みを伴うことがありますが、外用薬で効果が得られなかった症例でも改善が期待できる場合があります。

🔸 DPCP(ジフェニルシクロプロペノン)療法

広範囲の円形脱毛症や難治性の症例に用いられる免疫療法のひとつです。DPCPという接触感作物質を頭皮に塗布し、意図的にかぶれを起こすことで免疫系の働きを変化させ、毛包への攻撃を抑制します。効果が出るまでに数か月かかることがあり、専門的な知識と設備が必要なため、対応している皮膚科は限られています。

⚡ 光線療法(エキシマライト・PUVA療法など)

紫外線を利用した治療法で、円形脱毛症に対して一定の効果が報告されています。エキシマライト(308nm波長の紫外線)を脱毛部位に照射することで、局所的な免疫反応を抑制します。週2〜3回程度の通院が必要で、効果が出るまでに時間がかかることがあります。

🌟 頭皮・毛髪のケア指導

薬物療法と並行して、正しい洗髪方法や頭皮ケアの方法についての指導が行われることがあります。過度なシャンプーや誤ったケアが頭皮環境を悪化させることもあるため、日常的なヘアケアの見直しも治療の一部として重要です。医師や看護師、毛髪の専門家(トリコロジスト)による指導を受けることで、より効果的なケアが可能になります。

Q. 産後の抜け毛は自然に治りますか?治療は必要ですか?

産後の抜け毛は「休止期脱毛症」の一種で、ホルモンバランスの変化が主な原因です。多くは出産から2〜4か月後にピークを迎えますが、原因が解消されれば6〜12か月以内に自然回復するケースがほとんどです。ただし長期間続く場合や鉄欠乏が疑われる場合は、皮膚科への受診をおすすめします。

🎯 皮膚科と専門クリニックの違い

抜け毛の治療先として、一般の皮膚科のほかにAGA専門クリニックや毛髪専門外来という選択肢もあります。それぞれの特徴を理解しておくと、自分に合った受診先を選びやすくなります。

💬 一般皮膚科の特徴

一般皮膚科では、抜け毛の原因が何かを幅広い視点から調べることができます。円形脱毛症、頭皮疾患、休止期脱毛症、全身疾患に伴う脱毛など、幅広い種類の脱毛症に対応しており、保険診療で受けられる治療も多いです。ただし、AGAに特化した治療(特に自由診療の内服薬や注射療法)については、対応していない医療機関もあります。

✅ AGA・毛髪専門クリニックの特徴

AGA専門クリニックや毛髪外来を設けた医療機関では、AGAや薄毛に特化した幅広い治療オプションが用意されています。内服薬・外用薬に加え、メソセラピー(頭皮への注射療法)、PRP療法(多血小板血漿療法)、低出力レーザー療法など、最新の自由診療の治療法にも対応していることが多いです。ただし、自由診療のため費用が高くなりやすく、治療の効果や安全性についても十分に確認した上で選択することが重要です。

アイシークリニック新宿院では、抜け毛・薄毛に関する専門的な相談に対応しており、患者一人ひとりの状態に合わせた治療計画を提案しています。「どこに相談すればよいかわからない」という方も、まずは気軽にご相談ください。

📝 どちらに行くべきか

「急に円形の脱毛が生じた」「頭皮にかゆみや炎症がある」「出産後に急激に抜け毛が増えた」「体の不調も伴っている」といった場合は、まず一般皮膚科で原因を調べてもらうことをおすすめします。一方、「以前から少しずつ薄くなってきた(特に頭頂部や前頭部)」「AGA治療に特化した薬や最新治療を希望する」といった場合は、専門クリニックへの直接受診も選択肢のひとつです。

💡 抜け毛治療を始める前に知っておくべきこと

抜け毛治療を始めるにあたって、事前に知っておくと役立つポイントをまとめました。

🔸 治療には時間がかかる

抜け毛治療の効果は、すぐに実感できるものではありません。毛髪のヘアサイクルは数か月単位で進むため、治療を始めてから効果が現れるまでには最低でも3〜6か月、場合によっては1年以上かかることがあります。途中で効果が感じられないからといって治療を中断してしまうと、元の状態に戻ってしまったり、治療効果が無駄になってしまうことがあります。焦らず継続することが重要です。

⚡ 「治療開始直後に抜け毛が増える」ことがある

ミノキシジルなどの外用薬を使い始めた直後に、一時的に抜け毛が増えることがあります。これは「シェディング」と呼ばれる現象で、休止期にあった毛が成長期の毛に押し出されて抜けるためです。多くの場合、数週間〜2か月程度で落ち着くため、医師から事前に説明を受けておくと慌てずに対処できます。

🌟 保険診療と自由診療の違いを理解する

皮膚科での抜け毛治療は、疾患の種類によって保険診療が適用されるものと、自由診療のみのものがあります。円形脱毛症や頭皮疾患による脱毛の治療は保険適用となることが多いですが、AGA治療の内服薬のうち一部は保険適用外です。自由診療は費用が高くなりやすいため、治療前に費用の目安を確認しておくことが大切です。

💬 副作用のリスクについて医師に確認する

どの薬・治療法にも副作用のリスクはあります。内服薬の副作用、外用薬によるかぶれや頭皮刺激、ステロイド治療の長期使用に伴うリスクなど、気になることは受診時に医師に確認しておきましょう。副作用が心配な場合も、自己判断で薬を中止せず、まず医師に相談することが大切です。

✅ 複数の原因が重なっていることもある

抜け毛は単一の原因で起きているとは限りません。たとえば、AGAに加えて鉄欠乏や強いストレスが重なっていることで、抜け毛が悪化しているケースもあります。このような場合は、それぞれの原因に対してアプローチすることで、より効果的な改善が期待できます。医師にすべての状況を正直に話し、包括的に診てもらうことが重要です。

Q. 抜け毛治療の効果はいつ頃から実感できますか?

毛髪のヘアサイクルは数か月単位で進むため、外用薬・内服薬など抜け毛治療の効果を実感するまでには、最低でも3〜6か月、場合によっては1年以上かかります。また、ミノキシジル外用薬の使用開始直後は「シェディング」と呼ばれる一時的な抜け毛増加が生じることがあります。

📌 日常生活でできる抜け毛の予防・改善のポイント

医療機関での治療と並行して、日常生活でのセルフケアも抜け毛の改善に役立ちます。以下のポイントを意識することで、頭皮環境を整え、毛髪の健康を支えることができます。

📝 バランスのよい食事

毛髪の主成分はケラチンというタンパク質です。タンパク質をしっかりと摂取することが毛髪の健康の基本です。また、鉄、亜鉛、ビタミンB群、ビタミンD、ビタミンEなどのミネラルやビタミンも毛髪の成長に必要な栄養素です。極端なカロリー制限や偏食は休止期脱毛症のリスクを高めるため、ダイエット中でもバランスのよい食事を心がけましょう。

🔸 正しい洗髪方法

頭皮の清潔を保つことは抜け毛対策の基本です。シャンプーは1日1回を目安にし、ぬるめのお湯(38〜40℃程度)で洗うのが理想的です。シャンプーはよく泡立ててから頭皮全体に馴染ませ、爪を立てずに指の腹でやさしくマッサージするように洗いましょう。すすぎ残しは頭皮トラブルの原因になるため、十分にすすぐことが大切です。また、洗髪後は自然乾燥を避け、ドライヤーで適度に乾かすことで雑菌の繁殖を防ぎます。

⚡ 頭皮マッサージ

頭皮の血行を促進するために、定期的な頭皮マッサージが効果的です。指の腹を使って頭皮全体をゆっくりとほぐすように行いましょう。洗髪時や就寝前に行うと習慣化しやすいです。強すぎる刺激は頭皮を傷める可能性があるため、あくまでもやさしく行うことがポイントです。

🌟 ストレス管理と十分な睡眠

慢性的なストレスは自律神経のバランスを乱し、頭皮の血行不良や免疫機能の変化を通じて抜け毛に影響します。適度な運動、趣味の時間、リラクゼーションなど、自分なりのストレス解消法を持つことが重要です。また、睡眠中に成長ホルモンが分泌され、細胞の修復や毛髪の成長が促進されます。毎日7〜8時間の良質な睡眠を確保するよう努めましょう。

💬 紫外線対策

紫外線は頭皮や毛髪にダメージを与え、毛髪のタンパク質を変性させたり、頭皮の酸化ストレスを高めたりすることがあります。屋外に長時間いる際は帽子を活用するか、頭皮用の日焼け止めスプレーを使用して紫外線対策を行いましょう。ただし、帽子の着用が薄毛の直接的な原因になるという科学的根拠はありません。

✅ 喫煙・過度な飲酒を避ける

喫煙は血管を収縮させて頭皮の血行を悪化させ、毛根への酸素・栄養供給を妨げることが知られています。また、過度な飲酒は亜鉛の吸収を妨げ、肝臓への負担を通じてホルモンバランスにも影響します。禁煙・節酒は抜け毛対策としても有効です。

👨‍⚕️ 当院での診療傾向【医師コメント】

高桑康太 医師(当院治療責任者)より

「当院では、抜け毛を主訴に来院される患者さんの多くが、原因が特定できないまま長期間悩まれた末にご相談に来られるケースが目立ちます。抜け毛の背景にはAGAや円形脱毛症だけでなく、甲状腺疾患や鉄欠乏など全身的な要因が隠れていることも少なくないため、まずは丁寧な問診と診察で原因をしっかり見極めることが、適切な治療への第一歩だと考えています。「たかが抜け毛」と放置せず、気になり始めた段階でお気軽にご相談いただくことで、より早期からの対応が可能になりますので、一人で抱え込まずにぜひご来院ください。」

✨ よくある質問

1日に何本以上の抜け毛があれば受診すべきですか?

1日50〜100本程度の抜け毛は正常な範囲内とされています。これを大きく超える量が続く場合や、特定の部位だけが急に薄くなってきた場合、頭皮にかゆみや炎症を伴う場合は、病的な原因が考えられます。気になる症状が続くようであれば、早めに皮膚科へご相談ください。

皮膚科ではどんな検査で抜け毛の原因を調べますか?

皮膚科では、問診・視診・触診をはじめ、拡大鏡を使ったダーモスコピー検査、甲状腺機能や貧血・ホルモンバランスを調べる血液検査などを行います。感染症が疑われる場合は培養検査、まれに皮膚生検が必要になることもあります。これらを組み合わせて原因を特定します。

抜け毛治療はどのくらいの期間で効果が出ますか?

毛髪のヘアサイクルは数か月単位で進むため、治療開始から効果を実感するまで最低でも3〜6か月、場合によっては1年以上かかることがあります。途中で中断すると効果が失われることもあるため、焦らず継続することが大切です。治療の進捗は定期的に医師に確認しながら進めましょう。

円形脱毛症とAGAは皮膚科で両方治療できますか?

どちらも皮膚科で診療可能です。円形脱毛症はステロイド外用・局所注射・光線療法など、皮膚科が特に得意とする治療が充実しています。AGAも皮膚科で対応していますが、メソセラピーやPRP療法など最新の自由診療を希望する場合は、当院のような専門クリニックへの受診も選択肢のひとつです。

出産後の抜け毛は治療が必要ですか?

産後の抜け毛は「休止期脱毛症」の一種で、ホルモンバランスの変化が主な原因です。多くの場合、出産から2〜4か月後に抜け毛がピークを迎えますが、原因が解消されれば6〜12か月以内に自然に回復することがほとんどです。ただし、抜け毛が長期間続く場合や鉄欠乏などが疑われる場合は、皮膚科への受診をおすすめします。

🔍 まとめ

抜け毛は日常的によく見られる悩みですが、その原因は男性型・女性型脱毛症(AGA・FAGA)、円形脱毛症、休止期脱毛症、頭皮疾患、全身疾患、薬剤性脱毛など多岐にわたります。皮膚科では問診・視診・ダーモスコピー・血液検査などを通じて原因を特定し、原因に応じた外用薬・内服薬・注射・光線療法などの治療を行います。

皮膚科は特に円形脱毛症や頭皮疾患による脱毛の診察・治療に強みを持っており、原因が不明な抜け毛の最初の相談先として適しています。AGAに特化した治療を希望する場合は、専門クリニックの受診も検討するとよいでしょう。

いずれにしても、抜け毛治療は継続が重要であり、効果が出るまでに数か月〜1年かかることを念頭に置いておくことが大切です。日常生活でのセルフケアも組み合わせながら、医師と相談しながら無理なく治療を続けていきましょう。

アイシークリニック新宿院では、抜け毛・薄毛に関するご相談を随時受け付けています。「何が原因かわからない」「どんな治療が自分に合っているのか知りたい」という方も、お気軽にご相談ください。専門スタッフが丁寧に対応し、患者さんの状態に合わせた治療プランをご提案します。

📚 関連記事

📚 参考文献

  • 日本皮膚科学会 – 円形脱毛症、男性型・女性型脱毛症(AGA・FAGA)の診療ガイドラインおよび治療指針(外用薬・内服薬・免疫療法・光線療法などの標準的治療法の根拠として参照)
  • 厚生労働省 – ミノキシジル外用薬・5αリダクターゼ阻害薬・JAK阻害薬などの薬剤承認情報および保険診療・自由診療の区分に関する情報として参照
  • PubMed – AGA・円形脱毛症・休止期脱毛症の疫学データ(成人男性の有病率30〜40%など)、ヘアサイクルのメカニズム、各治療法の有効性・副作用に関する国際的な医学的エビデンスとして参照

監修者医師

高桑 康太 医師

保有資格

ミラドライ認定医

略歴

  • 2009年 東京大学医学部医学科卒業
  • 2009年 東京逓信病院勤務
  • 2012年 東京警察病院勤務
  • 2012年 東京大学医学部附属病院勤務
  • 2019年 当院治療責任者就任
  • 皮膚腫瘍・皮膚外科領域で15年以上の臨床経験と30,000件超の手術実績を持ち、医学的根拠に基づき監修を担当
  • 専門分野:皮膚腫瘍、皮膚外科、皮膚科、形成外科
  • 臨床実績(2024年時点) 皮膚腫瘍・皮膚外科手術:30,000件以上、腋臭症治療:2,000件以上、酒さ・赤ら顔治療:1,000件以上
  • 監修領域 皮膚腫瘍(ほくろ・粉瘤・脂肪腫など)、皮膚外科手術、皮膚がん、一般医療コラムに関する医療情報

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佐藤 昌樹 医師

保有資格

日本整形外科学会整形外科専門医

略歴

  • 2010年 筑波大学医学専門学群医学類卒業
  • 2012年 東京大学医学部付属病院勤務
  • 2012年 東京逓信病院勤務
  • 2013年 独立行政法人労働者健康安全機構 横浜労災病院勤務
  • 2015年 国立研究開発法人 国立国際医療研究センター病院勤務を経て当院勤務

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