
💬 「最近、髪が抜けやすくなった…」
💬 「シャンプーのたびに抜け毛の量が怖い…」
そのお悩み、ストレスが原因かもしれません。
放置すると、どんどん薄毛が進行してしまう可能性があります。
この記事を読めば、ストレスと抜け毛の関係・皮膚科での治療法・自分でできるケアまですべて丸わかりです!
🚨 こんな人は要注意!
- ⚡ 抜け毛が2〜4か月前のストレスと重なっている
- ⚡ シャンプー時・枕に大量の抜け毛がある
- ⚡ 自己判断で放置している
放置するほど回復に時間がかかります。まずは専門家に相談しましょう!
皮膚科に行けば診てもらえるの?
血液検査や頭皮検査で原因を特定し、適切な治療を受けられますよ。
目次
- ストレスが抜け毛を引き起こすメカニズム
- ストレス性の抜け毛に見られる主な症状と特徴
- ストレス以外にも注意したい抜け毛の原因
- 皮膚科でストレス性の抜け毛を診てもらえるのか
- 皮膚科での診察・検査の流れ
- 皮膚科で行われるストレス性抜け毛の治療法
- 日常生活で取り組めるストレス管理と頭皮ケア
- 抜け毛が改善するまでの期間の目安
- どのタイミングで皮膚科を受診すべきか
- まとめ
この記事のポイント
ストレスによる抜け毛は、コルチゾール過剰分泌で頭皮の血行が悪化し、毛髪の成長サイクルが乱れることで起こる。症状はストレス後2〜4か月で現れ、皮膚科や毛髪専門クリニックで血液検査・ダーモスコピー等による正確な診断と、外用薬・内服薬・レーザー療法などの治療が可能。睡眠・食事・ストレス管理の改善も併せて行うことで、多くの場合6〜12か月での回復が期待できる。
💡 ストレスが抜け毛を引き起こすメカニズム
私たちの体は、強いストレスを受けると「闘争・逃走反応」と呼ばれる生理的な反応を起こします。この状態では、アドレナリンやコルチゾールといったストレスホルモンが大量に分泌され、心拍数や血圧が上昇するなど、さまざまな生理的変化が生じます。この反応は一時的なものであれば体に大きな悪影響をもたらしませんが、慢性的なストレスが続くと、体のさまざまな機能に支障をきたすようになります。
毛髪の成長にとって特に重要なのは、血液循環と栄養供給、そしてホルモンバランスの安定です。慢性的なストレスによってコルチゾールが高い状態が続くと、頭皮の血管が収縮して血行が悪化し、毛根に十分な栄養や酸素が届きにくくなります。毛根に栄養が行き渡らない状態が続くと、毛髪の成長サイクル(ヘアサイクル)が乱れ、本来であればもっと長く成長期が続くはずの毛髪が早期に成長を止めてしまいます。
毛髪には「成長期」「退行期」「休止期」という3つのフェーズがあります。通常、髪の毛の85〜90%が成長期にあり、この期間は2〜6年ほど続きます。ストレスが原因でこのサイクルが乱れると、成長期にある毛髪が休止期へと移行するスピードが速まり、数か月後に一度に大量の毛髪が抜け落ちるという現象が起きます。これは「テロゲン・エフルビウム(休止期脱毛症)」と呼ばれ、ストレス性の抜け毛を代表する状態の一つです。
また、ストレスは免疫系にも影響を与えます。免疫の過剰反応が毛根を攻撃することで起こる「円形脱毛症」も、精神的ストレスが引き金になるケースがあることが知られています。さらに、ストレスによる睡眠の乱れや食生活の偏りも、間接的に抜け毛を悪化させる要因となります。
Q. ストレスが抜け毛を引き起こすメカニズムは?
慢性的なストレスによりコルチゾールが過剰分泌されると、頭皮の血管が収縮して毛根への栄養・酸素供給が低下します。その結果、成長期にある毛髪が早期に休止期へ移行し、2〜4か月後に大量の抜け毛が生じる「休止期脱毛症(テロゲン・エフルビウム)」が起こります。
📌 ストレス性の抜け毛に見られる主な症状と特徴
ストレスが原因の抜け毛には、いくつかの特徴的なパターンがあります。これらを知っておくことで、自分の抜け毛がストレスと関係している可能性を判断する手がかりになります。
まず、抜け毛が増える時期についてです。ストレスによる抜け毛の大きな特徴は、ストレスを受けてから2〜4か月後に症状が現れるという点です。これは、毛髪の成長サイクルに時間的なラグがあるためです。例えば、大きなプレッシャーや精神的ショックを経験してから数か月後に急に抜け毛が増えたという場合、当時のストレスが原因になっている可能性があります。
次に、抜け毛の量と範囲についてです。ストレス性の抜け毛(休止期脱毛症)では、頭全体から均一に抜け毛が起きることが多いのが特徴です。特定の部位だけが薄くなるというよりは、全体的にボリュームが減ったように感じられたり、分け目が目立つようになったりします。1日に100本を超えるような抜け毛が続く場合は、医療機関への相談を検討したほうがよいでしょう。
一方、円形脱毛症の場合は、頭皮の一部が円形または楕円形に脱毛するという特徴的な症状が見られます。大きさは数ミリ〜数センチとさまざまで、複数か所に同時に発生することもあります。また、頭全体や眉毛・体毛にまで脱毛が広がる重症例もあります。
抜けた毛の根元を確認することも一つの判断材料になります。休止期脱毛症では、毛根に白い球状の塊(毛球)がついた毛が多く見られます。これは毛根が休止期に入っているサインです。一方、毛根部分がない(途中でちぎれたような)抜け毛が多い場合は、頭皮への物理的なダメージや別の原因を疑う必要があります。
✨ ストレス以外にも注意したい抜け毛の原因
抜け毛の原因はストレスだけではありません。自己判断でストレスが原因だと決めつけてしまうと、他の原因による脱毛を見逃してしまう可能性があります。皮膚科を受診する際にも、以下のような原因が除外されているかどうかを確認することが大切です。
甲状腺疾患は、抜け毛を引き起こす代表的な疾患の一つです。甲状腺ホルモンは全身の代謝に関わるホルモンで、その分泌が過剰または不足すると毛髪の成長サイクルに影響が出ます。橋本病(慢性甲状腺炎)やバセドウ病などが原因で抜け毛が起きるケースも珍しくありません。
鉄欠乏性貧血も抜け毛の原因になりえます。特に月経のある女性では鉄分が不足しやすく、ヘモグロビン値が低下すると毛根への酸素供給が減少して抜け毛が増えることがあります。食事制限や偏食による亜鉛・ビタミン不足なども同様に毛髪の健康を損ないます。
男性型脱毛症(AGA:Androgenetic Alopecia)は、男性ホルモンの働きによって特定のパターンで薄毛が進行する状態です。頭頂部や前頭部から薄くなっていくのが典型的な特徴です。AGAは遺伝的な要因が大きく、ストレスによって悪化することもありますが、根本的な原因はホルモンの作用です。
女性の場合は、女性ホルモンのバランスが崩れることで抜け毛が増えることがあります。産後脱毛症(分娩後脱毛)は、出産後にエストロゲンが急激に低下することで起こる一時的な脱毛で、多くの場合は自然に回復します。また、更年期前後のホルモン変動も抜け毛の原因になります。
頭皮の皮膚疾患として、脂漏性皮膚炎や乾癬なども抜け毛の原因になることがあります。これらは頭皮の炎症が毛根に影響を与えるもので、かゆみやフケなどの症状を伴うことが多いです。
Q. ストレス性の抜け毛と円形脱毛症の症状の違いは?
ストレス性の休止期脱毛症は、頭全体から均一に毛が抜け、全体的なボリューム低下や分け目の目立ちとして現れます。一方、円形脱毛症は頭皮の一部が円形・楕円形に脱毛するのが特徴で、複数箇所に同時発生することもあります。抜けた毛の根元の状態も判断材料になります。
🔍 皮膚科でストレス性の抜け毛を診てもらえるのか
抜け毛や脱毛症の診察・治療は、皮膚科の専門領域に含まれます。頭皮や毛根は皮膚の一部であり、皮膚科医は毛髪に関するさまざまな疾患に精通しています。「皮膚科は湿疹やニキビを診るところ」というイメージを持つ方もいらっしゃいますが、脱毛症の診断と治療も皮膚科で対応してもらえます。
ストレスが原因と思われる抜け毛でも、他の疾患との鑑別を行い、適切な診断と治療方針を立てるためには医療機関への受診が必要です。皮膚科では、脱毛のパターンや頭皮の状態を視診・触診で確認するほか、必要に応じて血液検査や皮膚生検などの検査を行うことができます。
また、皮膚科以外にも、毛髪専門のクリニック(発毛クリニック・AGAクリニックなど)でも脱毛症の診察・治療を受けることができます。アイシークリニック新宿院のような医療機関では、経験豊富なスタッフが在籍しており、詳細な頭皮・毛髪の状態を確認したうえで最適なアプローチを提案することが可能です。
「抜け毛くらいで病院に行くのは大げさかもしれない」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、脱毛症は早期に対処するほど改善しやすいとされています。気になる症状がある場合は、早めに相談することをおすすめします。
💪 皮膚科での診察・検査の流れ
皮膚科や毛髪専門クリニックで抜け毛の相談をする際には、どのような流れで診察が進むのかを知っておくと受診のハードルが下がります。
初診時にはまず、問診が行われます。抜け毛が始まった時期や量の変化、抜け毛の部位、過去の病歴や現在内服している薬、最近のストレスや生活環境の変化、食事習慣など、幅広い情報をヒアリングされます。ストレスが原因として考えられる場合は、どのような状況でストレスを感じているか、睡眠の質や量はどうかといったことも確認されることがあります。
次に、頭皮と毛髪の視診・触診が行われます。医師は頭皮全体の状態を確認し、脱毛のパターン(全体的か局所的か)、頭皮の炎症や赤み、フケの有無などを確認します。毛髪の太さや密度の変化、抜け毛の毛根の状態なども観察されます。
ダーモスコピー(皮膚鏡)を用いた検査も行われることがあります。これは、皮膚の表面を拡大観察できる特殊な器具で、毛根の状態や頭皮の微細な変化を詳細に確認するために使われます。毛包の開口部の状態、毛根の太さのばらつき、毛包周囲の炎症などを評価するのに役立ちます。
血液検査は、甲状腺ホルモン、鉄・フェリチン値、亜鉛、ビタミンB群、女性ホルモン(エストロゲン・プロゲステロン)、男性ホルモン(テストステロン・DHT)などを確認するために実施されることがあります。これによって、ストレス以外の全身疾患や栄養不足が原因でないかを調べることができます。
必要に応じてトリコスキャン(毛髪密度測定)や毛髪引っ張り試験(プルテスト)なども行われます。プルテストは、頭皮の一部の毛髪を軽く引っ張り、どれだけの本数が抜けるかを確認するシンプルな検査で、休止期脱毛症の判断に役立ちます。
Q. 皮膚科では抜け毛の診察でどんな検査をしますか?
皮膚科では問診・視診・触診に加え、頭皮を拡大観察するダーモスコピー検査を実施します。また、甲状腺ホルモン・鉄・亜鉛・性ホルモンなどを調べる血液検査で全身疾患や栄養不足を除外します。軽く毛を引っ張って抜け本数を確認するプルテストも、休止期脱毛症の判断に用いられます。

🎯 皮膚科で行われるストレス性抜け毛の治療法
ストレス性の抜け毛に対して皮膚科や専門クリニックで行われる治療は、脱毛の原因や症状の程度によって異なります。以下に代表的な治療・アプローチを紹介します。
休止期脱毛症(ストレスや体調不良による一時的な脱毛)の場合、多くのケースで根本原因が改善されれば自然と回復していきます。そのため、皮膚科では原因となっているストレスや栄養不足、生活習慣の問題を解決するためのアドバイスを行うことがまず基本となります。ただし、改善を促すために以下の治療が組み合わせられることもあります。
外用薬(塗り薬)として、毛髪の成長を促進する効果が確認されている薬剤が処方されることがあります。男性・女性を問わず使用できる血行促進・発毛促進を目的とした外用薬は、毛根への栄養供給を助ける働きがあります。
内服薬として、毛髪の成長サイクルをサポートするビタミン剤(ビオチン・ビタミンB群など)や、血行を促進する薬が処方されることがあります。栄養不足が原因の一つとして疑われる場合には、鉄剤や亜鉛製剤が処方されることもあります。
円形脱毛症に対しては、免疫の過剰反応を抑えるための治療が行われます。軽症〜中等症では、ステロイドの外用薬が第一選択とされることが多く、患部に直接塗布したり、ステロイドを局所注射したりする方法がとられます。重症の場合は、ステロイドの内服や免疫抑制剤の使用、光線療法(PUVA療法など)が検討されることがあります。
近年注目されているのが、低出力レーザー療法(LLLT)です。特定の波長の光を頭皮に照射することで、毛根の細胞を活性化させ、毛髪の成長を促す効果が期待されます。副作用が少なく、他の治療と併用しやすいというメリットがあります。
メソセラピー(頭皮への直接注射)は、成長因子やビタミン、ミネラルなどを頭皮に直接注射する治療法です。毛根周辺に栄養や成長因子を直接届けることで、毛髪の成長を促すことを目的とします。
PRP(多血小板血漿)療法は、患者自身の血液から採取した血小板を濃縮して頭皮に注射する治療法です。血小板に含まれる成長因子が毛根を活性化させる効果が期待され、自分自身の血液を使用するためアレルギーのリスクが低いとされています。
なお、ストレス性の抜け毛に対して精神科・心療内科との連携が必要になるケースもあります。抑うつ症状や不安障害などを伴う場合は、精神的なサポートや薬物療法(抗不安薬・抗うつ薬など)が必要になることがあり、皮膚科医から専門医への紹介が行われることもあります。
💡 日常生活で取り組めるストレス管理と頭皮ケア
医療機関での治療と並行して、日常生活においてもストレスを軽減し、頭皮環境を整えるための取り組みが抜け毛の改善に大きく貢献します。
睡眠の質と量を確保することは、もっとも基本的かつ効果的なアプローチの一つです。成長ホルモンは深い睡眠中に多く分泌され、毛髪の成長や修復に関わっています。毎日同じ時間に就寝・起床するリズムを整え、就寝前のスマートフォンの使用を控え、寝室の環境(温度・光・音)を整えることが良質な睡眠につながります。
食事においては、毛髪の材料となるタンパク質を十分に摂ることが大切です。毛髪の主成分はケラチンというタンパク質であるため、肉・魚・卵・大豆製品などを積極的に取り入れることが推奨されます。また、鉄分(レバー・ほうれん草・小松菜など)、亜鉛(牡蠣・ナッツ類・豆類など)、ビタミンB群(全粒穀物・乳製品・緑黄色野菜など)なども毛髪の健康維持に重要な栄養素です。
ストレスそのものを管理するためには、自分に合ったリラクゼーション方法を見つけることが重要です。深呼吸や瞑想(マインドフルネス)、ヨガ、軽い運動(ウォーキング・ストレッチなど)は、コルチゾールの分泌を抑制し、副交感神経の働きを高める効果が期待できます。趣味の時間を持つこと、信頼できる人と話すこと、自然の中に出かけることなども有効なストレス解消法です。
頭皮のケアとして、シャンプーの仕方にも注意が必要です。爪を立てて強くこするのではなく、指の腹を使して優しく洗うことが大切です。洗浄力が強すぎるシャンプーは頭皮の皮脂を取りすぎてしまい、かえって頭皮環境を悪化させることがあります。自分の頭皮の状態に合ったシャンプー(乾燥肌タイプ・脂性肌タイプなど)を選ぶことが望ましいです。
頭皮マッサージも血行を改善する効果が期待できます。シャンプーの際や入浴中に、指の腹を使って頭皮全体をゆっくりとマッサージする習慣をつけると、頭皮の血行が促進され、毛根への栄養供給が改善されることがあります。
喫煙は頭皮の血管を収縮させ、毛根への血流を著しく低下させます。抜け毛が気になる方にとって、禁煙は非常に重要な生活習慣の改善の一つです。また、過度のアルコール摂取も肝臓への負担を増やし、栄養素の吸収・代謝を妨げるため、節酒を心がけることも抜け毛の予防・改善に役立ちます。
Q. ストレス性の抜け毛が回復するまでの期間は?
休止期脱毛症は、原因となるストレスが解消されれば一般的に3〜6か月で抜け毛が減少し始め、6〜12か月ほどで毛量が回復することが多いとされています。毛髪の成長速度は月約1〜1.5cmのため目に見える変化には時間がかかります。アイシークリニックでは定期的な経過確認を行いながら治療を継続することを推奨しています。
📌 抜け毛が改善するまでの期間の目安
ストレス性の抜け毛がいつごろ改善するかは、原因の種類や個人の体質、生活習慣の改善状況などによって異なります。しかし、一般的な目安を知っておくことで、治療に対して現実的な期待を持ちながら焦らず取り組むことができます。
休止期脱毛症の場合、ストレスや体調不良などの原因が取り除かれれば、通常は3〜6か月程度で抜け毛の量が減少し始め、6〜12か月ほどで毛量が回復してくることが多いとされています。ただし、再び強いストレスを受けたり、栄養不足や睡眠不足の状態が続いたりすると、改善が遅れたり再発したりすることがあります。
円形脱毛症については、軽症(脱毛面積が小さい単発型)の場合は多くのケースで6か月〜1年以内に自然回復または治療によって回復することが多いです。しかし、多発型(複数箇所に脱毛が生じるタイプ)や全頭型・汎発型(頭部全体や全身の体毛が抜けるタイプ)では回復に数年かかることもあり、また再発もしやすいとされています。
毛髪の成長スピードは1か月に約1〜1.5cm程度です。新しい毛が頭皮から出てきて、目に見えるほどのボリューム回復を感じるまでには一定の時間が必要です。治療を開始してから数か月は「抜け毛が止まらない」「変化が感じられない」という時期が続くこともありますが、これは治療が効いていないわけではなく、毛髪の成長サイクルの性質上、変化が見えるまでにタイムラグがあるためです。定期的に医師に経過を確認してもらいながら、根気よく取り組むことが大切です。
✨ どのタイミングで皮膚科を受診すべきか

抜け毛が気になり始めたとき、「どのタイミングで病院に行けばよいのか」と迷う方も多いかと思います。以下のような状況に当てはまる場合は、早めに皮膚科や専門クリニックを受診することをおすすめします。
1日に100本以上の抜け毛が2週間以上続いている場合は、医療機関への受診を検討するサインです。通常、1日に抜ける毛の本数は50〜100本程度が正常範囲とされています。これを明らかに上回る抜け毛が続くようであれば、何らかの原因がある可能性があります。
頭皮に円形または楕円形の脱毛が見られる場合は、円形脱毛症の可能性があるため、できるだけ早めに受診することが望ましいです。円形脱毛症は早期に適切な治療を行うことで回復しやすくなります。
頭皮にかゆみ、赤み、湿疹、フケの増加などの皮膚症状を伴う場合も、皮膚科での診察が必要です。脂漏性皮膚炎や頭皮の炎症が抜け毛の原因になっていることがあります。
急激に体重が減少したり、疲れやすさや寒がり・暑がりが著しくなったりしている場合は、甲状腺疾患などの全身疾患が隠れている可能性があります。このような場合は、皮膚科とともに内科への受診も検討してください。
抜け毛に加えて、気分の落ち込みや不眠、意欲の低下などの精神的な症状が続いている場合は、抑うつ状態や不安障害の可能性もあります。精神科・心療内科への受診も並行して検討することが重要です。
受診の際には、抜け毛が始まった時期、最近の体調の変化、服用中の薬、生活習慣の変化などをメモしておくと、問診がスムーズに進みます。また、可能であれば抜けた毛を数本持参すると、毛根の状態を確認するための参考になります。
👨⚕️ 当院での診療傾向【医師コメント】
高桑康太 医師(当院治療責任者)より
「当院では、ストレスを原因とした抜け毛のご相談が年々増えており、特に仕事や環境の変化をきっかけに受診される方が多い印象です。ストレス性の抜け毛は症状が出るまでに数か月のタイムラグがあるため、「なぜ今頃?」と戸惑われる患者様も少なくありませんが、原因を正確に把握したうえで適切なケアを続けることで、多くの方に改善の兆しが見られています。一人で抱え込まず、気になる症状があれば早めにご相談いただくことが、回復への大切な第一歩です。」
🔍 よくある質問
ストレスを受けると、コルチゾールなどのストレスホルモンが分泌され、頭皮の血行が悪化します。その結果、毛根への栄養・酸素供給が不足し、本来は成長期にあるはずの毛髪が早期に休止期へ移行してしまいます。この状態が「休止期脱毛症(テロゲン・エフルビウム)」と呼ばれ、ストレス性の抜け毛を代表する症状の一つです。
ストレスによる抜け毛は、ストレスを受けてから約2〜4か月後に症状が現れるのが特徴です。毛髪の成長サイクルに時間的なラグがあるためで、「数か月前の強いストレスが原因だった」というケースも少なくありません。「なぜ今頃?」と戸惑われる方も多いですが、これは医学的に説明できる現象です。
はい、抜け毛・脱毛症の診察・治療は皮膚科の専門領域です。問診・視診・血液検査・ダーモスコピーなどを通じて原因を特定し、症状に合った治療を提案してもらえます。また、アイシークリニックのような毛髪専門クリニックでも、より詳細な頭皮・毛髪の診断と治療を受けることが可能です。
休止期脱毛症の場合、原因となるストレスが解消されれば、一般的に3〜6か月で抜け毛が減少し始め、6〜12か月ほどで毛量が回復してくることが多いとされています。ただし、毛髪の成長速度は月約1〜1.5cmのため、目に見える変化を感じるまでには時間がかかります。焦らず治療を継続することが大切です。
以下の場合は早めの受診をおすすめします。①1日100本以上の抜け毛が2週間以上続く、②頭皮に円形・楕円形の脱毛が見られる、③頭皮のかゆみ・赤み・フケなど皮膚症状を伴う、④急激な体重減少や強い倦怠感がある、⑤気分の落ち込みや不眠などの精神症状を伴う。気になる症状があれば一人で悩まず、お早めにご相談ください。
💪 まとめ
ストレスと抜け毛には密接な関係があり、慢性的なストレスがホルモンバランスを乱したり頭皮の血行を悪化させたりすることで、毛髪の成長サイクルに悪影響を与えることが医学的にも示されています。しかし、抜け毛の原因はストレスだけではなく、甲状腺疾患や貧血、ホルモンバランスの乱れ、頭皮疾患など、さまざまな可能性があります。
抜け毛が気になる場合は、自己判断で対処しようとするのではなく、皮膚科や毛髪専門クリニックで正確な診断を受けることが回復への近道です。皮膚科では、問診・視診・血液検査などを通じて原因を特定し、症状に応じた治療を提案してもらえます。
治療と並行して、十分な睡眠・バランスの良い食事・適度な運動・ストレス管理といった生活習慣の改善にも取り組むことが大切です。毛髪の回復には時間がかかることも多いですが、適切なケアと治療を続けることで改善を目指すことができます。
アイシークリニック新宿院では、抜け毛・脱毛症に関するご相談を受け付けています。「最近抜け毛が増えた」「頭皮の状態が気になる」という方は、一人で悩まずにまず専門家にご相談ください。あなたの毛髪の状態に合った最適なアプローチをご提案します。
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📚 参考文献
- 日本皮膚科学会 – 円形脱毛症の診断基準・治療ガイドラインおよび脱毛症全般(休止期脱毛症を含む)の病態・治療方針に関する情報
- 厚生労働省 – ストレスと心身の健康への影響、睡眠の質・量が身体機能に与える影響に関する情報
- PubMed – テロゲン・エフルビウム(休止期脱毛症)とストレスホルモン(コルチゾール)の関係、低出力レーザー療法・PRP療法の有効性に関する医学的エビデンス
監修者医師
高桑 康太 医師
保有資格
ミラドライ認定医
略歴
- 2009年 東京大学医学部医学科卒業
- 2009年 東京逓信病院勤務
- 2012年 東京警察病院勤務
- 2012年 東京大学医学部附属病院勤務
- 2019年 当院治療責任者就任
- 皮膚腫瘍・皮膚外科領域で15年以上の臨床経験と30,000件超の手術実績を持ち、医学的根拠に基づき監修を担当
- 専門分野:皮膚腫瘍、皮膚外科、皮膚科、形成外科
- 臨床実績(2024年時点) 皮膚腫瘍・皮膚外科手術:30,000件以上、腋臭症治療:2,000件以上、酒さ・赤ら顔治療:1,000件以上
- 監修領域 皮膚腫瘍(ほくろ・粉瘤・脂肪腫など)、皮膚外科手術、皮膚がん、一般医療コラムに関する医療情報
佐藤 昌樹 医師
保有資格
日本整形外科学会整形外科専門医
略歴
- 2010年 筑波大学医学専門学群医学類卒業
- 2012年 東京大学医学部付属病院勤務
- 2012年 東京逓信病院勤務
- 2013年 独立行政法人労働者健康安全機構 横浜労災病院勤務
- 2015年 国立研究開発法人 国立国際医療研究センター病院勤務を経て当院勤務
