
💬 「子供のほくろが急に増えた…これって大丈夫?」そんな不安を抱えているお父さん・お母さんへ。
📌 この記事を読めば、子供のほくろが増える本当の原因と、今すぐ病院に行くべきかどうかの判断基準がわかります。
⚠️ 見逃してはいけないほくろのサインを知らないまま放置すると、手遅れになるケースも。正しい知識で、お子さんを守りましょう。
💡 この記事でわかること
- ✅ ほくろが増える3大原因
- ✅ 危険なほくろの見分け方(ABCDEルール)
- ✅ 病院に行くべきタイミングと受診科
- ✅ 子供のほくろを取るべきかどうかの判断ポイント
「最近、子供の体にほくろが増えてきた気がする」「こんなところにほくろがあったかな?」と気になった経験はありませんか。子供のほくろが急に増えたように見えると、親としては「何か病気なのでは」「悪いものでは」と心配になるのは自然なことです。しかし、多くの場合、子供のほくろが増えることにはきちんとした理由があり、必ずしも病気のサインというわけではありません。この記事では、子供のほくろが増える原因や、注意すべきほくろの特徴、受診のタイミングなどについて詳しくお伝えします。正しい知識を持つことで、過度な心配をせず、必要なときに適切な対応ができるようになりましょう。
目次
- そもそもほくろとは何か
- 子供のほくろが急に増える原因
- 子供のほくろはいつから増え始めるのか
- 注意が必要なほくろの特徴(ABCDEルール)
- 子供に多いほくろの種類
- 先天性色素性母斑について
- 紫外線とほくろの関係
- 子供のほくろは取るべきか
- 病院を受診するタイミング
- 受診する科と診察の流れ
- ほくろの予防と日常ケア
- まとめ
この記事のポイント
子供のほくろが急に増える主な原因は紫外線・成長・遺伝で、多くは良性だが、ABCDEルールに当てはまる形・色・大きさの急激な変化がある場合は皮膚科への受診が必要。
💡 そもそもほくろとは何か
ほくろとは、皮膚の中にあるメラノサイト(色素細胞)が増殖して集まったものです。医学的には「色素性母斑(しきそせいぼはん)」や「母斑細胞性母斑」とも呼ばれます。メラノサイトは本来、皮膚に均一に分布していますが、何らかの理由で特定の場所に集まって増殖すると、茶色や黒褐色の点として皮膚の表面に現れます。これがいわゆる「ほくろ」です。
ほくろの色は、含まれるメラニン色素の量によって異なります。薄い茶色から濃い黒色まで幅があり、形も平らなものから盛り上がったものまでさまざまです。また、毛が生えているほくろもあります。これらの違いは、ほくろが皮膚のどの層にできているか、またメラニンの量によって生じます。
一般的にほくろは良性のものがほとんどですが、稀に悪性黒色腫(メラノーマ)と呼ばれる皮膚がんとの区別が必要になることがあります。特に子供の場合は成長に伴う変化も多いため、日頃から観察しておくことが大切です。
Q. 子供のほくろが急に増える主な原因は何ですか?
子供のほくろが急に増える主な原因は、紫外線・成長・遺伝の3つです。紫外線を浴びるとメラノサイトが活性化して新たなほくろができやすくなります。成長ホルモンの影響や遺伝的体質も関係しており、思春期前後に増える傾向があります。多くは良性で、病気のサインとは限りません。
📌 子供のほくろが急に増える原因
子供のほくろが急に増えたように感じる背景には、いくつかの原因が考えられます。ほとんどの場合は心配不要なものですが、それぞれの原因を理解しておくと安心です。
✅ 紫外線の影響
子供のほくろが増える最も大きな原因のひとつが紫外線です。紫外線を浴びると、皮膚はメラニン色素を大量に産生してダメージを防ごうとします。この過程でメラノサイトが活性化され、特定の場所に集まりやすくなると、新しいほくろができることがあります。子供は外での活動が多く、日焼け止めの使用も大人に比べて少ないため、知らず知らずのうちに紫外線を多く浴びていることがあります。特に夏の海水浴やスポーツ活動の後にほくろが増えたと感じるケースは多くみられます。
📝 成長による変化
子供の体は急速に成長しています。皮膚も同様に伸び、広がることで、もともと小さくて目立たなかったほくろが大きくなり、新たに気づくことがあります。また、成長ホルモンの分泌が活発な時期には、メラノサイトも活性化しやすくなると考えられています。思春期前後にほくろが増えたり、目立ってきたりするのも、このホルモンバランスの変化と関係していることがあります。
🔸 遺伝的な要因
ほくろができやすい体質は遺伝する場合があります。親や兄弟にほくろが多い場合、子供もほくろが増えやすい傾向にあることがあります。これは遺伝的にメラノサイトが活発になりやすい体質によるものです。遺伝的な要因によるほくろは良性であることがほとんどで、特別な治療が必要なわけではありませんが、多数のほくろがある場合は定期的な皮膚科での観察が推奨されます。
⚡ 摩擦や外部刺激
皮膚への継続的な摩擦や刺激も、ほくろができる一因と考えられています。衣服のゴムやベルトが当たる部分、靴と皮膚が接触する部分などに新しいほくろができることがあります。これは皮膚が刺激に反応してメラニン色素を産生することと関連しています。ただし、摩擦によるほくろが増えることは比較的まれであり、主な原因となるケースは多くありません。
🌟 免疫系の変化
子供の免疫システムは発達途中にあります。免疫機能の変化や感染症にかかった後などに、ほくろが増えたり色が変わったりすることがあります。これは免疫系と色素細胞の働きが複雑に関連しているためです。免疫の変化によるほくろの増加は一時的なことも多く、健康が回復すれば安定することがほとんどです。
✨ 子供のほくろはいつから増え始めるのか
ほくろは生まれたときからあるもの(先天性)と、後から生じるもの(後天性)に分けられます。後天性のほくろは、生後6ヶ月頃から少しずつ現れ始め、子供が成長するにつれて増えていくのが一般的です。
特に2〜3歳頃から外遊びが増え、紫外線を浴びる機会が多くなると、ほくろが目立ち始めることがあります。小学校入学前後から紫外線暴露の積み重ねでほくろが増え始め、思春期にかけてさらに増える傾向があります。
研究によると、成人のほくろの数は平均で20〜40個程度といわれており、そのほとんどが子供時代から思春期にかけて形成されます。日本人を含むアジア人は欧米人に比べてほくろが少ない傾向にありますが、個人差は大きく、数個しかない人もいれば、100個以上持つ人もいます。
子供の体にほくろが増えていくこと自体は自然な成長過程であり、必ずしも異常ではありません。ただし、増え方のスピードや、個々のほくろの形・色の変化には注意が必要です。
Q. ほくろが危険かどうか判断するABCDEルールとは何ですか?
ABCDEルールは注意が必要なほくろを見分ける国際的な基準です。A(非対称)・B(縁のギザギザ)・C(色の不均一)・D(直径6mm以上)・E(短期間での変化)の5項目で確認します。いずれかに当てはまる場合は自己判断せず、皮膚科を受診することが推奨されます。
🔍 注意が必要なほくろの特徴(ABCDEルール)
ほくろそのものは良性がほとんどですが、まれに悪性黒色腫(メラノーマ)や、その他の皮膚疾患が紛れている場合があります。子供の場合、メラノーマの発症は非常にまれですが、注意が必要なほくろの特徴を覚えておくと安心です。世界的に使われている「ABCDEルール」を参考にしましょう。
💬 A:Asymmetry(非対称性)
良性のほくろは形が比較的左右対称(丸や楕円形)ですが、悪性が疑われるほくろは形が非対称で、左右や上下で形がバラバラなことが多いです。ほくろの中心を縦・横に区切ったとき、形が明らかに異なる場合は注意が必要です。
✅ B:Border(辺縁の不整)
良性のほくろは縁がはっきりして滑らかですが、要注意なほくろは縁がギザギザであったり、境界が不鮮明でぼんやりしていたりします。周囲の皮膚との境目がはっきりしないほくろは、専門家への相談を検討してください。
📝 C:Color(色調の不均一)
良性のほくろは色調が均一(均一な茶色や黒色)ですが、1つのほくろの中に複数の色(茶色・黒・赤・白など)が混在している場合は注意が必要です。色の変化は一般的に気づきやすいサインのひとつです。
🔸 D:Diameter(直径)
6mm以上のほくろは注意が必要とされています。鉛筆の消しゴムの大きさ(約6mm)を目安にするとわかりやすいでしょう。ただし、大きさだけで良悪性を判断することはできず、小さくても変化があれば受診が必要です。
⚡ E:Evolution(変化・進展)
ほくろの形・色・大きさが短期間で急激に変化している場合は要注意です。また、出血したり、かゆみや痛みが続いたりする場合も受診が必要なサインです。子供の場合は成長に伴う緩やかな変化は自然ですが、急激な変化は専門家に相談してください。
ABCDEルールのひとつでも当てはまる場合は、自己判断せず皮膚科を受診することをおすすめします。ただし、これらのルールに当てはまるからといって必ずしも悪性というわけではなく、あくまでも受診の目安です。
💪 子供に多いほくろの種類
子供のほくろにはいくつかの種類があります。それぞれの特徴を知っておくと、日頃の観察に役立ちます。
🌟 接合部母斑(せつごうぶぼはん)
皮膚の表皮と真皮の接合部にメラノサイトが集まったほくろです。平らで茶色〜黒色をしており、子供のほくろとして最もよく見られる種類です。表面が滑らかで境界がはっきりしています。悪性化のリスクは非常に低いとされています。
💬 複合母斑(ふくごうぼはん)
表皮と真皮の両方にまたがってメラノサイトが存在するほくろです。わずかに盛り上がっていることが多く、色は茶色〜黒色で、毛が生えていることもあります。学童期以降によく見られます。こちらも良性がほとんどです。
✅ 真皮内母斑(しんぴないぼはん)
真皮の中にメラノサイトが存在するほくろで、皮膚から盛り上がっていることが特徴です。色は薄い茶色や肌色に近いことも多く、毛が生えていることがあります。思春期以降に多く見られ、良性です。
📝 太田母斑(おおたぼはん)
顔の三叉神経の支配領域に生じる青灰色の色素斑で、生後まもなくまたは思春期に出現します。片側の顔(目の周り、頬、こめかみなど)に広がる青っぽい斑点で、ほくろとは異なりますが、よく混同されます。良性ですが、気になる場合はレーザー治療が有効です。
🔸 蒙古斑(もうこはん)
日本人を含むアジア系の子供に多く見られる、お尻や背中の青みがかった色素斑です。生まれたときから存在し、多くの場合、小学校入学頃までに自然に消えていきます。ほくろではありませんが、皮膚の青みとして親が気になることがあります。
🎯 先天性色素性母斑について
先天性色素性母斑とは、生まれつきある比較的大きなほくろのことです。生まれた時点で存在し、成長とともに大きくなったり、毛が生えてきたりすることがあります。
先天性色素性母斑は大きさによって分類されます。直径が1.5cm未満のものを小型、1.5〜20cm未満を中型、20cm以上のものを大型(または巨大型)と呼びます。大型の先天性色素性母斑は、一般的なほくろよりも悪性黒色腫になるリスクが若干高いと報告されており、専門医による定期的な観察が必要です。
また、大型の先天性色素性母斑が体幹や頭部に存在する場合は、神経皮膚黒色症(neurocutaneous melanocytosis)という合併症のリスクがあるため、特に慎重な管理が求められます。
小型や中型の先天性色素性母斑は、多くの場合、経過観察で問題ありませんが、形や色の変化があれば早めに皮膚科を受診することが大切です。お子さんに生まれつき大きなほくろがある場合は、一度皮膚科で評価を受けることをおすすめします。
Q. 先天性色素性母斑はどのようなリスクがありますか?
先天性色素性母斑とは生まれつき存在するほくろで、大きさにより小型・中型・大型に分類されます。直径20cm以上の大型は悪性黒色腫への移行リスクが若干高く、専門医による定期的な観察が必要です。体幹や頭部にある大型のものは神経皮膚黒色症の合併リスクもあるため、早めに皮膚科で評価を受けることが大切です。

💡 紫外線とほくろの関係
子供のほくろが増える原因として紫外線は非常に重要な役割を果たしています。紫外線(特にUVB)はDNAにダメージを与え、メラノサイトを活性化させます。このメカニズムがほくろの形成を促進し、長期的には皮膚がんのリスクを高める可能性があります。
子供の頃に受けた紫外線ダメージは、大人になってからの皮膚がんリスクに影響するといわれています。特に、幼少期の日焼けは成人後のメラノーマリスクを高めるというデータもあります。日本は紫外線が強い国のひとつであり、特に5〜9月の紫外線量は非常に高くなります。
子供が紫外線を過度に浴びないようにするための基本的な対策を以下に挙げます。
日焼け止めの適切な使用は最も効果的な方法のひとつです。子供用の肌への刺激が少ないSPF30以上の日焼け止めを外出前に塗り、2〜3時間ごとに塗り直すことが理想的です。また、UV機能のある衣類や帽子、サングラスを活用することも大切です。特に午前10時から午後2時頃の紫外線が強い時間帯は、できるだけ日陰で過ごすようにしましょう。
ただし、紫外線を完全に遮断することは現実的ではなく、適度な日光浴はビタミンD合成に必要です。過度に心配するよりも、賢く紫外線対策をすることが重要です。
📌 子供のほくろは取るべきか
「子供のほくろは取った方がいいのか」というのは、多くの親御さんが持つ疑問です。ほくろを除去するかどうかは、いくつかの観点から検討する必要があります。
⚡ 医学的に除去が推奨されるケース
悪性が疑われるほくろや、ABCDEルールに当てはまる変化が見られるほくろは、医学的に除去と病理検査が推奨されます。また、大型の先天性色素性母斑については、専門医との相談のうえで除去を検討する場合があります。摩擦や外部刺激を受けやすい場所(靴底が当たる足裏や、ベルトが当たる腰まわりなど)にあるほくろも、変化のリスクがあるため除去が選択肢となることがあります。
🌟 経過観察でよいケース
形・色・大きさが安定していて、ABCDEルールに当てはまらない良性のほくろは、基本的に経過観察で問題ありません。特に小さな子供の場合、手術や処置が心身への負担となることもあるため、明確な医学的理由がなければ無理に除去する必要はないでしょう。
💬 美容的な理由での除去について
顔や目立つ場所にあるほくろを美容的な理由で除去したいという相談も少なくありません。美容的な理由での除去は基本的に可能ですが、子供の場合は皮膚がまだ成長途中であることや、全身麻酔や局所麻酔のリスク・心理的負担なども考慮する必要があります。子供本人が気にしている場合は、本人と十分に話し合い、皮膚科や形成外科の専門医に相談することをおすすめします。
✅ 除去方法について

ほくろの除去方法には主に切除法とレーザー法があります。切除法は縫合を伴う方法で、病理検査も同時に行えるため、悪性が疑われるほくろには適しています。レーザー法はダウンタイムが少なく傷跡が目立ちにくい利点がありますが、病理検査ができないため、良性であることが明らかなほくろに用いられます。どちらの方法が適しているかは、ほくろの状態や大きさ、場所によって異なります。
✨ 病院を受診するタイミング
子供のほくろで受診が必要なタイミングは、以下のような場合です。早めに皮膚科を受診することで、安心を得られるとともに、万が一の場合も早期発見につながります。
まず、ほくろが急に大きくなった場合は受診の目安となります。数週間〜数ヶ月の間に明らかに大きくなったと感じたら、専門医に確認してもらいましょう。次に、色の変化がある場合も要注意です。ひとつのほくろの中で色が均一でなくなったり、急に黒みが増したりした場合は相談が必要です。
形の変化(境界が不鮮明になる、形が非対称になるなど)も受診の目安です。また、ほくろから出血する、かゆみや痛みが続く、ほくろの周囲が赤くなる、ただれるといった症状がある場合は早めに受診してください。
さらに、ほくろの数が急激に増えた場合も確認が必要です。短期間で多数のほくろが新たにできた場合は、何らかの原因がある可能性があります。生まれつきのほくろ(先天性色素性母斑)が2cm以上ある場合は、一度専門医に評価してもらうことが推奨されます。
一方で、ほくろが少し増えた程度で形・色が安定しており、変化がない場合は、次回の健診などで小児科医や皮膚科医に聞いてみる程度で構いません。親御さんが少しでも「気になる」と思うほくろがあれば、受診の敷居を高く考えずに相談することが大切です。
Q. 子供のほくろを増やさないために日常でできる対策は何ですか?
最も効果的な対策は紫外線から肌を守ることです。外出前にSPF30以上の子供用日焼け止めを塗り、2〜3時間ごとに塗り直しましょう。紫外線が強い午前10時〜午後2時は日陰を活用し、帽子やUV加工の衣類も併用してください。また、月1回程度ほくろの状態を写真で記録する習慣が早期発見にも役立ちます。
🔍 受診する科と診察の流れ
子供のほくろが気になる場合、受診する診療科は主に皮膚科です。ほくろに関しては皮膚科が専門的な診断と治療を行います。美容目的での除去を希望する場合は、形成外科や美容皮膚科も選択肢となります。
📝 初診の流れ
初診では、まず問診が行われます。ほくろが気になるようになった時期、変化の内容、家族歴、日焼けの頻度などを確認されます。次に視診で、肉眼でほくろの形・色・大きさ・表面の状態を確認します。
その際、ダーモスコピー検査が行われることが多いです。ダーモスコピーとは、皮膚を拡大して観察する特殊な器具で、肉眼では見えない色素のパターンや血管の構造を観察できます。痛みや放射線被曝はなく、子供でも安心して受けられます。この検査によって、良性か悪性かを高精度で鑑別することができます。
ダーモスコピーで悪性が疑われる場合は、組織検査(生検)が行われます。ほくろの一部または全部を局所麻酔下で切除し、病理検査に提出して詳しく調べます。子供の場合は局所麻酔の痛みを軽減するための工夫(表面麻酔薬の使用など)が行われることもあります。
🔸 経過観察の場合
多くの場合、良性と判断されて経過観察となります。3〜6ヶ月に1回の定期的な受診でほくろの状態を記録・比較していくことで、わずかな変化も早期に発見できます。最近では、デジタルダーモスコピーによる画像管理を行っているクリニックも増えており、前回の受診時との比較が容易になっています。
💪 ほくろの予防と日常ケア
子供のほくろを完全に予防することはできませんが、増えすぎを防ぐためにできることはあります。日常生活の中でできる対策を取り入れることで、長期的な皮膚の健康を守ることができます。
⚡ 日焼け止めを習慣化する
子供用の低刺激な日焼け止めを、外出前に顔や手足など露出する部分に塗る習慣をつけましょう。SPF30・PA++以上が目安です。水遊びやスポーツをする際はウォータープルーフタイプを使用し、こまめに塗り直すことが大切です。幼い頃から日焼け止めを使う習慣をつけることで、紫外線ダメージの蓄積を減らせます。
🌟 紫外線が強い時間帯を避ける
紫外線量が最も多い午前10時〜午後2時の時間帯は、できるだけ日陰で過ごすよう心がけましょう。外出時は帽子や日傘、UV加工の衣類を活用することも有効です。特に海水浴や山での活動は紫外線量が非常に多いため、入念な対策が必要です。
💬 定期的にほくろを観察する
月に一度程度、お風呂上がりなどに全身のほくろを確認する習慣をつけましょう。背中など自分では見えない部分は、親御さんが確認してあげてください。スマートフォンで定期的に写真を撮っておくと、変化に気づきやすくなります。ほくろの「地図」を作るような感覚で、場所や大きさを記録しておくと便利です。
✅ ほくろを触ったり、爪で引っかかったりしない
ほくろを繰り返し刺激することで、炎症が起きたり変化のきっかけになったりする可能性があります。子供がほくろを気にして触ったり、衣類で擦れやすい場所にあるほくろは、なるべく刺激を避けるよう気をつけましょう。
📝 バランスのよい食事と生活習慣
直接ほくろの予防に働くわけではありませんが、抗酸化作用のあるビタミンC・E・A(β-カロテン)を含む野菜や果物を積極的に摂ることは、皮膚の健康維持に役立ちます。十分な睡眠と規則正しい生活が免疫系を整え、皮膚の細胞を正常に保つことにもつながります。
👨⚕️ 当院での診療傾向【医師コメント】
高桑康太 医師(当院治療責任者)より
「当院では、「子どものほくろが急に増えた気がする」とご心配されて来院される親御さんが多くいらっしゃいますが、多くの場合は紫外線の影響や成長に伴う自然な変化であることがほとんどです。ダーモスコピーを用いた精密な観察を行うことで、良性・悪性の鑑別を正確に行うことができますので、「気になるけれど大げさかも…」と思わず、どうぞお気軽にご相談ください。お子さんと親御さんが安心して日々を過ごせるよう、丁寧なご説明と適切なフォローアップを心がけております。」
🎯 よくある質問
ほとんどの場合、病気のサインではありません。子供のほくろが増える主な原因は紫外線の影響や成長ホルモンの変化、遺伝的要因などによる自然な変化です。ただし、短期間で形・色・大きさが急激に変化する場合や、出血・かゆみが続く場合は皮膚科への受診をおすすめします。
「ABCDEルール」が目安になります。A(非対称)・B(縁のギザギザ)・C(色の不均一)・D(直径6mm以上)・E(短期間での変化)のいずれかに当てはまる場合は要注意です。ただし、これらに当てはまっても必ずしも悪性ではないため、自己判断せず皮膚科を受診してください。
後天性のほくろは生後6ヶ月頃から少しずつ現れ始めます。2〜3歳頃から外遊びで紫外線を浴びる機会が増えるとほくろが目立ち始め、小学校入学前後から思春期にかけてさらに増える傾向があります。成人のほくろの多くは子供時代から思春期にかけて形成されます。
形・色・大きさが安定している良性のほくろは、基本的に経過観察で問題ありません。悪性が疑われる場合や摩擦を受けやすい場所にあるほくろは除去を検討します。美容目的での除去も可能ですが、子供は成長途中であるため、アイシークリニックなど専門医に相談のうえ慎重に判断することが大切です。
最も効果的な対策は紫外線から肌を守ることです。外出前にSPF30以上の子供用日焼け止めを塗り、2〜3時間ごとに塗り直しましょう。紫外線が強い午前10時〜午後2時は日陰を利用し、帽子やUV加工の衣類も活用してください。また、月1回程度ほくろの状態を確認する習慣も早期発見に役立ちます。
💡 まとめ
子供のほくろが急に増えたように感じたとき、多くの場合は紫外線の影響や成長による自然な変化であることがほとんどです。ほくろそのものは良性であることが大多数であり、過度に心配する必要はありません。しかし、形・色・大きさに急激な変化がある場合や、ABCDEルールに当てはまるような特徴がある場合は、早めに皮膚科を受診することが大切です。
日常的に月1回程度ほくろの状態を確認し、気になる変化があれば記録しておく習慣をつけることが、早期発見につながります。また、日焼け止めの使用や日差しを避けるといった紫外線対策は、ほくろの増加を抑えるうえで最も効果的な方法のひとつです。子供の頃からの正しい紫外線対策の習慣は、将来の皮膚の健康にも大きく貢献します。
「このほくろ、大丈夫かな?」と感じたら、自己判断せずに専門医に相談してみてください。アイシークリニック新宿院では、皮膚のほくろに関するご相談を承っております。ダーモスコピーを用いた丁寧な診察で、ほくろの状態を正確に評価し、お子さんと親御さんが安心できるよう丁寧にご説明いたします。気になるほくろがあれば、ぜひお気軽にご相談ください。
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📚 参考文献
- 日本皮膚科学会 – 色素性母斑(ほくろ)の診断基準・ABCDEルール・ダーモスコピー検査・悪性黒色腫との鑑別に関する診療ガイドラインおよび学会公式情報
- 厚生労働省 – 皮膚がん(悪性黒色腫)に関する情報、紫外線と皮膚疾患リスクに関する公衆衛生上の注意喚起および予防対策の根拠情報
- PubMed – 小児における色素性母斑の増加と紫外線暴露・成長ホルモン・先天性色素性母斑の悪性化リスクに関する国際的な査読済み医学文献
監修者医師
高桑 康太 医師
保有資格
ミラドライ認定医
略歴
- 2009年 東京大学医学部医学科卒業
- 2009年 東京逓信病院勤務
- 2012年 東京警察病院勤務
- 2012年 東京大学医学部附属病院勤務
- 2019年 当院治療責任者就任
- 皮膚腫瘍・皮膚外科領域で15年以上の臨床経験と30,000件超の手術実績を持ち、医学的根拠に基づき監修を担当
- 専門分野:皮膚腫瘍、皮膚外科、皮膚科、形成外科
- 臨床実績(2024年時点) 皮膚腫瘍・皮膚外科手術:30,000件以上、腋臭症治療:2,000件以上、酒さ・赤ら顔治療:1,000件以上
- 監修領域 皮膚腫瘍(ほくろ・粉瘤・脂肪腫など)、皮膚外科手術、皮膚がん、一般医療コラムに関する医療情報
佐藤 昌樹 医師
保有資格
日本整形外科学会整形外科専門医
略歴
- 2010年 筑波大学医学専門学群医学類卒業
- 2012年 東京大学医学部付属病院勤務
- 2012年 東京逓信病院勤務
- 2013年 独立行政法人労働者健康安全機構 横浜労災病院勤務
- 2015年 国立研究開発法人 国立国際医療研究センター病院勤務を経て当院勤務
