
💬 「脱毛クリームって本当に毛がなくなるの?」
そう思って調べているあなたへ。この記事を読めば、脱毛クリームの正しい仕組みとリスク、そして医療脱毛との違いが丸ごとわかります。
⚠️ 知らずに使うと肌トラブルの原因に!
ドラッグストアで手軽に買える脱毛クリームですが、間違った使い方をすると肌荒れ・炎症・色素沈着につながるリスクがあります。使う前に必ずチェックしてください。
🚨 この記事を読まないと起きること
- ⚡ 効果がないのに繰り返し使って肌を傷める
- ⚡ 毛根に届かないことを知らず永久脱毛を期待してしまう
- ⚡ 顔やデリケートゾーンへの誤った使用で炎症リスク
✅ この記事を読むとわかること
- 📌 脱毛クリームが毛を溶かす仕組み(医学的根拠つき)
- 📌 毛根まで処理できるのか?できないのか?
- 📌 起こりうる肌トラブルと正しい対処法
- 📌 医療脱毛との根本的な違い
目次
- 脱毛クリームとはどんなもの?
- 脱毛クリームの仕組み:毛はどうやって溶けるのか
- 脱毛クリームの主成分と働き
- 脱毛クリームで毛根まで処理できるのか
- 脱毛クリームの使い方と注意点
- 脱毛クリームで起こりうる肌トラブルとリスク
- 脱毛クリームが向いている部位・向いていない部位
- 脱毛クリームと他のセルフ脱毛との比較
- 医療脱毛との根本的な違い
- 脱毛クリームを使う前に知っておきたいこと
- まとめ
この記事のポイント
脱毛クリームはケラチンのジスルフィド結合を化学的に切断して毛を除去するが、毛根には届かず1週間で再生する。永久脱毛効果はなく、毛根を根本から処理できるのは医療脱毛のみ。
💡 1. 脱毛クリームとはどんなもの?
脱毛クリームは、化学的な作用を利用して毛を柔らかくし、肌の表面から毛を取り除くセルフケアアイテムです。「除毛クリーム」と呼ばれることもあり、ドラッグストアやバラエティショップ、オンラインショップなどで気軽に購入できます。
使い方はシンプルで、処理したい部位にクリームを塗布し、数分から十数分程度そのまま置いてから、付属のスパチュラ(へら)などでクリームごと毛を拭き取るだけです。剃刀のような刃物を使わないため、カット傷のリスクがなく、初心者でも比較的安全に使用できると言われています。
日本国内では女性向けのものが多く流通していますが、近年は男性向けの製品も増えており、ボディケアの一環として男女問わず活用されています。製品によってクリームタイプだけでなく、ジェルタイプ・フォームタイプ・スプレータイプなど様々な形状があります。
ただし、重要なのは「脱毛クリーム」という名前からイメージしがちな「永久脱毛」や「毛が生えてこなくなる」という効果は期待できないということです。あくまでも毛を皮膚の表面で除去する「除毛」であり、医療機関で行う脱毛とは根本的に異なります。この点については後ほど詳しく解説します。
Q. 脱毛クリームはどんな仕組みで毛を除去するの?
脱毛クリームはチオグリコール酸などのアルカリ性成分が、毛の主成分であるケラチンのジスルフィド結合を化学的に切断します。これにより毛が柔らかくなり、スパチュラで拭き取って除去できます。毛を溶かすのではなく、毛の構造を弱体化させて取り除く仕組みです。
📌 2. 脱毛クリームの仕組み:毛はどうやって溶けるのか
脱毛クリームが毛を除去できる理由を理解するには、まず毛の構造を知る必要があります。毛(体毛)は、主にケラチンというタンパク質で構成されています。ケラチンは非常に強固なタンパク質で、毛の形状や硬さを維持する役割を担っています。
脱毛クリームはこのケラチンに対して化学反応を起こすことで機能します。具体的には、クリームに含まれるアルカリ性の化学成分(主にチオグリコール酸やその塩類)がケラチンのジスルフィド結合(S-S結合)を切断します。
ジスルフィド結合とは、ケラチン分子同士を結びつけている化学的な橋のようなものです。毛の形状や硬さを維持するために重要な結合であり、この結合が脱毛クリームによって切断されると、ケラチン構造が崩壊し、毛が柔らかくなります。
その後、毛が十分に柔らかくなった状態でスパチュラなどで擦り取ると、皮膚の表面から毛を除去することができます。つまり、脱毛クリームは毛を「溶かす」というよりも、毛の構造を化学的に弱体化させて除去しやすい状態にするという仕組みです。
この仕組みはカミソリのように物理的に毛をカットするのとは全く異なり、皮膚の表面よりも少し深い位置まで毛を処理できる場合がありますが、毛根には作用しません。そのため、処理後数日から1週間程度で毛が再び生えてくるのが一般的です。
✨ 3. 脱毛クリームの主成分と働き
脱毛クリームに含まれる成分には、除毛効果をもたらすものと、肌を保護・ケアするものがあります。それぞれの成分の役割を詳しく見ていきましょう。
まず除毛の主役となる成分です。チオグリコール酸カルシウム(またはチオグリコール酸)は最も広く使われている除毛成分で、ケラチンのジスルフィド結合を切断する作用があります。水酸化カリウムや水酸化ナトリウムといったアルカリ成分は、クリームをアルカリ性に保つ役割を担っており、チオグリコール酸の除毛効果を高める補助的な働きをします。pHが高い(アルカリ性が強い)ほど除毛作用は強くなりますが、同時に肌への刺激も強まります。
次に肌保護・ケア成分について説明します。現代の脱毛クリームには除毛成分だけでなく、肌荒れを防ぐための成分が配合されていることがほとんどです。アロエベラエキスや保湿成分(グリセリン、ヒアルロン酸など)が含まれていることが多く、除毛後の肌の乾燥を防ぐ効果が期待されています。また香料が配合されていることも多いですが、これは除毛成分特有の独特なにおい(硫黄系の刺激臭)をマスキングするためです。
脱毛クリームはアルカリ性が強い製品であることが多く、肌のpHバランスを崩す可能性があります。健康な皮膚はpH4.5〜5.5程度の弱酸性に保たれており、アルカリ性の強いクリームを使用することで肌の防御機能が一時的に低下することがあります。これが脱毛クリームによる肌トラブルの主要な原因の一つです。
Q. 脱毛クリームで毛根まで処理することはできる?
脱毛クリームで毛根を処理することはできません。クリームの成分が届くのは皮膚表面から数ミリ程度で、真皮層にある毛乳頭・毛母細胞には作用しません。そのため処理後1週間程度で毛が再生します。毛根を直接処理できるのは医療機関のレーザー脱毛のみです。
🔍 4. 脱毛クリームで毛根まで処理できるのか
脱毛クリームを検討している方の多くが気にする点として、「毛根まで処理できるのか」「繰り返し使えば永久脱毛に近い効果が得られるのか」という疑問があります。結論から言えば、脱毛クリームで毛根を処理することはできません。
毛の構造をもう少し詳しく確認してみましょう。毛は皮膚の下にある毛根から生えており、毛根の最下部には「毛球」という部分があります。毛球には「毛乳頭」と「毛母細胞」が含まれており、これらが毛の成長をコントロールしています。毛乳頭は血管から栄養を受け取り、毛母細胞に指示を出して毛を成長させる司令塔のような役割を果たしています。
毛根は皮膚の深い位置(真皮層)に存在しており、脱毛クリームに含まれる化学成分が届くのは皮膚の表面から数ミリ程度です。したがって、クリームの成分が毛根まで到達することはなく、毛乳頭や毛母細胞に影響を与えることはできません。
脱毛クリームが処理できるのは、毛包開口部(毛穴)から皮膚の表面にかけての毛の部分のみです。カミソリよりも皮膚のやや下の部分まで処理できる場合もありますが、それでも毛根には到達しません。そのため、処理後1週間程度で毛が再び生えてくるのは避けられません。
「毛根まで処理できる」と謳った製品やSNS上の情報を目にすることがありますが、医学的にはこれは正確ではありません。現在の技術では、塗るだけで毛根まで処理できる市販の除毛製品は存在しないと理解しておくことが重要です。
💪 5. 脱毛クリームの使い方と注意点
脱毛クリームを安全に使用するためには、正しい手順と注意点を理解することが大切です。製品によって使用方法が異なる場合がありますが、一般的な使い方の流れを確認しておきましょう。
まず使用前のパッチテストについてです。脱毛クリームを初めて使用する場合は、必ずパッチテストを行いましょう。使用予定の部位とは別の、目立たない場所(内肘など)に少量のクリームを塗布し、24〜48時間後に赤みやかゆみ、湿疹などの異常がないかを確認します。異常が見られた場合は使用を中止してください。
次に実際の使用手順です。肌が清潔で乾いた状態で使用します(入浴直後など毛穴が開いた状態での使用は刺激が強くなる場合があるため避けた方が無難です)。処理したい部位に、毛が隠れる程度にクリームを均一に塗布します。製品に記載されている放置時間(多くは3〜15分程度)を守ります。この時間を守ることは非常に重要で、長く置きすぎると肌トラブルの原因になります。付属のスパチュラで、毛の流れに逆らうようにクリームと毛を一緒に拭き取ります。ぬるま湯でしっかりと洗い流し、クリーム成分が肌に残らないようにします。使用後は化粧水や保湿クリームで肌を十分に保湿します。
重要な注意点としては、以下の点が挙げられます。日焼けした直後や肌が荒れているときは使用を控えましょう。同じ部位に連日使用するのは肌への負担が大きいため避けてください。顔(特に目の周り)や粘膜部分、傷や湿疹のある部位には使用しないでください。処理後24〜48時間は、日焼け、プール、入浴(シャワーは可)など肌に刺激を与えることを控えることが望ましいです。

🎯 6. 脱毛クリームで起こりうる肌トラブルとリスク
脱毛クリームは手軽に使用できる反面、適切に使用しないと様々な肌トラブルが起こる可能性があります。特に敏感肌の方や肌の状態が良くないときに使用した場合は、リスクが高まります。
最も多いトラブルの一つが接触性皮膚炎(かぶれ)です。脱毛クリームに含まれるチオグリコール酸やアルカリ成分は皮膚への刺激が強く、使用後に赤み、かゆみ、腫れ、水疱などの症状が現れることがあります。これは成分そのものによる刺激性接触皮膚炎と、成分に対するアレルギー反応によるアレルギー性接触皮膚炎の両方が起こりえます。
化学熱傷(ケミカルバーン)も深刻なトラブルの一つです。放置時間を超えてクリームを塗布し続けたり、傷のある肌に使用したりすると、化学成分による熱傷のような症状が現れることがあります。強い痛み、水疱、色素沈着などが起こる可能性があり、適切な医療機関での処置が必要になる場合もあります。
色素沈着も気になるトラブルです。トラブル後に炎症が起きると、メラニン色素が過剰に産生されて色素沈着(シミ・くすみ)が残ることがあります。特にデリケートな部位や摩擦が多い部位では注意が必要です。
埋没毛(いわゆる「埋もれ毛」)のリスクもあります。脱毛クリームで毛が柔らかくなった状態で処理を行うと、毛が皮膚の内側に入り込んでしまう埋没毛が起きることがあります。これが炎症や毛嚢炎につながることもあります。
乾燥・バリア機能の低下も見逃せません。脱毛クリームの成分は毛だけでなく、皮膚のタンパク質にも影響を与える可能性があります。繰り返し使用することで肌のバリア機能が低下し、乾燥しやすくなったり、外部刺激に敏感になったりする場合があります。
これらのトラブルが起きた場合は、まず使用を中止し、肌を清潔な水で十分に洗い流してください。症状が軽い場合は保湿ケアを行い様子を見ることもありますが、赤みや痛みが強い場合、水疱が形成された場合、症状が数日で改善しない場合は、皮膚科を受診することをお勧めします。
Q. 脱毛クリームを使ってはいけない部位はどこ?
目の周り・眉毛・まつ毛・鼻や耳の内部など粘膜に近い部位への使用は厳禁です。また傷や湿疹がある部位、日焼け直後の肌にも使用できません。顔やVIOゾーンは専用製品があるものの刺激が強いため、使用する際は製品の指示を厳守し、粘膜部分への塗布は避けてください。
💡 7. 脱毛クリームが向いている部位・向いていない部位
脱毛クリームはすべての部位に使用できるわけではありません。製品によって使用可能部位が異なりますが、一般的にどの部位に向いていて、どの部位に向いていないかを理解しておきましょう。
比較的使用しやすい部位としては、脚(すね・太もも)、腕、ワキ(腕の下)などが挙げられます。これらの部位は皮膚が比較的厚く、クリームの刺激に対してある程度の耐性があります。また毛の密度も比較的わかりやすく、処理しやすい部位です。
一方で、使用に慎重になるべき部位もあります。ビキニライン(VIOゾーン)については、専用製品が販売されていることもありますが、粘膜に近い部位であるためリスクが高く、使用する場合は製品の指示を厳守し、粘膜部分には絶対に塗布しないことが必要です。顔の産毛については、顔用として開発された低刺激の製品でのみ使用可能ですが、それでも敏感な方には向いていません。胸(バスト)周りや乳輪周辺は粘膜や薄い皮膚があるため注意が必要です。
絶対に使用してはいけない部位については明確に覚えておきましょう。目の周り、眉毛、まつ毛などは眼球への影響リスクがあるため厳禁です。鼻の穴の中や耳の中も使用できません。傷がある部位、日焼けした直後の肌、湿疹や皮膚炎がある部位にも使用しないでください。
また、同じ部位に連続して使用することも避けるべきです。少なくとも72時間(3日)以上の間隔を空けることが推奨されており、肌の状態をよく観察しながら使用頻度を調整することが大切です。
📌 8. 脱毛クリームと他のセルフ脱毛との比較
市場には脱毛クリーム以外にも様々なセルフケア用の除毛・脱毛アイテムがあります。それぞれの特徴を比較することで、自分の目的や肌質に合った方法を選ぶ参考にしてください。
カミソリ(シェービング)との比較です。カミソリは最も手軽で即効性があり、コストも低い方法です。ただし、皮膚の表面で毛をカットするため、処理後1〜3日で毛が生えてきます。また剃り残しやカット傷のリスクがあり、毛の断面が鋭利になるため毛が太く見えることがあります。脱毛クリームはカミソリよりもわずかに深い位置まで処理できるため、持続期間がやや長い傾向があります。
ワックス脱毛(ワクシング)との比較です。ワックス脱毛は毛根ごと毛を引き抜く方法で、効果の持続期間は脱毛クリームよりも長く、2〜4週間程度が一般的です。また繰り返すことで毛が細く柔らかくなることがあります。ただし、処理時に痛みを伴うことが多く、毛が一定の長さ以上ないと効果が得られません。脱毛クリームは痛みが少ない点では優れていますが、効果の持続期間ではワックス脱毛に及びません。
家庭用光脱毛器(フラッシュ脱毛器)との比較です。家庭用光脱毛器は光エネルギーを毛根のメラニンに照射することで、毛の成長を抑制しようとするものです。継続使用で毛が薄くなる効果が期待できますが、機器の出力が医療機関のものより弱いため効果に個人差があり、時間もかかります。脱毛クリームよりも長期的な効果が期待できる点で優れています。初期費用はかかりますが、長期的に見るとコストパフォーマンスが良い場合もあります。
各方法にはメリットとデメリットがあります。即効性を求める場合や短期間での使用であれば脱毛クリームやカミソリ、長期的な効果を求めるなら家庭用光脱毛器、という使い分けが現実的です。ただし、根本的に毛をなくしたいと考えるなら、医療機関での脱毛が最も確実な選択肢となります。
Q. 脱毛クリームと医療脱毛の根本的な違いは何?
脱毛クリームは皮膚表面の毛を化学的に除去するだけで効果は一時的ですが、医療脱毛はレーザーで毛根の毛乳頭・毛母細胞を直接破壊し、毛の再生を長期的に抑制します。アイシークリニックでは患者様の肌質や毛の状態を確認した上で、安全な医療脱毛の治療プランをご提案しています。
✨ 9. 医療脱毛との根本的な違い
脱毛クリームと医療脱毛は、「毛を処理する」という目的は同じように見えますが、作用する対象や得られる効果に根本的な違いがあります。この違いを理解することで、自分が求める結果に合った方法を選べるようになります。
最大の違いは、毛根へのアプローチです。前述の通り、脱毛クリームが作用するのは皮膚の表面から毛包開口部付近の毛のみであり、毛根(毛乳頭・毛母細胞)には影響を与えません。これに対して医療脱毛は、レーザーや光エネルギーを使って毛根のメラニン色素に反応させ、毛乳頭や毛母細胞を破壊・損傷させることで、毛の再生を抑制します。
医療脱毛で使用されるレーザーには主にいくつかの種類があります。アレキサンドライトレーザー、ダイオードレーザー、Nd:YAGレーザーなどがあり、それぞれ皮膚の色や毛の特性に応じて使い分けられます。これらのレーザーは特定の波長の光を照射することで、毛根のメラニンに集中的にダメージを与えます。医師や専門スタッフが患者の肌質や毛の状態を確認しながら出力や設定を調整するため、安全性と効果の両立が可能です。
効果の持続性にも大きな差があります。脱毛クリームによる処理後、毛は数日から1週間で再び生えてきます。一方、医療脱毛は複数回の施術(一般的に5〜8回程度)を経ることで、長期的に毛の量を大幅に減少させることができます。これは毛根が完全に破壊されるためで、多くの場合は永続的な効果(いわゆる「永久脱毛」)が得られます。ただし、永久脱毛という概念については法的な定義があり、日本では「医療脱毛後に一定期間を経過しても毛が再生しないこと」を指すとされています。
安全性の面でも違いがあります。医療脱毛は医師の監督のもとで行われ、適切なカウンセリングと肌診断を受けた上で施術が行われます。脱毛クリームはセルフケアであるため、使用方法の誤りや個人の肌質との相性によってトラブルが起きても、すぐに専門家のサポートを受けられるわけではありません。
コスト面では、脱毛クリームは1本数百円から数千円程度と安価である一方、医療脱毛は部位や施術回数によって数万円から数十万円かかることもあります。ただし、脱毛クリームは毎月購入し続ける必要があることを考えると、長期的なコストを比較した場合に一概に安いとは言えません。一生で考えた場合のコストパフォーマンスは、医療脱毛の方が優れているケースも多いです。
処理にかかる時間についても差があります。脱毛クリームは自宅で数十分程度で処理できる手軽さがある一方、医療脱毛は1回の施術が部位によって数十分から数時間かかり、複数回の通院が必要です。ただし、一度完了すれば継続的なメンテナンスがほぼ不要になる点は大きなメリットです。
🔍 10. 脱毛クリームを使う前に知っておきたいこと

脱毛クリームを実際に使用する前に、いくつかの重要なポイントを確認しておきましょう。正しく理解した上で使用することで、トラブルを最小限に抑えながら効果的に活用することができます。
まず自分の肌質を把握することが重要です。敏感肌の方、アトピー性皮膚炎や湿疹などの皮膚疾患がある方、過去に化粧品や薬剤でアレルギー反応が出たことがある方は、脱毛クリームの使用に特に慎重になるべきです。このような肌の状態の方は、使用前に皮膚科医に相談することをお勧めします。
次に製品選びについてです。脱毛クリームは様々なメーカーから販売されていますが、成分の濃度や配合が製品によって大きく異なります。「敏感肌用」「低刺激タイプ」と表示された製品は刺激成分の濃度が低めに設定されていることが多いため、初めて使用する方や肌が弱い方はこのような製品から試すと良いでしょう。また日本国内で販売されている製品は薬機法の規制を受けており、ある程度の安全性が担保されていますが、海外製品(特に並行輸入品)はその限りではないため注意が必要です。
使用する季節やタイミングについても考慮が必要です。夏は日焼けによって肌が敏感になりやすく、また紫外線への露出も多くなるため、脱毛クリーム使用後の色素沈着リスクが高まります。脱毛処理後は日焼け止めを忘れずに使用し、できるだけ肌を紫外線から守るようにしましょう。
妊娠中・授乳中の方への注意点もあります。妊娠中や授乳中はホルモンバランスの変化により肌が敏感になっていることが多く、脱毛クリームの成分が体に影響する可能性も完全には否定できないため、医師に相談した上で使用するかどうかを判断することが望ましいです。
脱毛クリームの限界を理解することも大切です。脱毛クリームはあくまでも一時的な除毛手段であり、毛根を処理することはできません。「毛を永久になくしたい」「毎回の自己処理が面倒」と感じているなら、費用と時間はかかっても医療脱毛を検討する価値があります。
また脱毛クリームを使用している間は、施術予定の医療脱毛への影響についても知っておく必要があります。医療脱毛は毛のメラニン色素に反応させてレーザーを照射するため、毛が処理されていない状態(ある程度毛根に毛が残っている状態)で施術を受けることが必要です。脱毛クリームの使用自体は医療脱毛の効果に直接影響するわけではありませんが、施術前のケア方法については担当クリニックの指示に従うことが大切です。一般的に医療脱毛の施術を受ける前は、脱毛クリームよりもカミソリでの処理(シェービング)を推奨されることが多いです。
👨⚕️ 当院での診療傾向【医師コメント】
高桑康太 医師(当院治療責任者)より
「当院では、脱毛クリームによる肌トラブルを経験されてからご相談にいらっしゃる患者様も少なくなく、正しい知識を持った上でセルフケアを行うことの大切さを日々実感しています。脱毛クリームはあくまで皮膚表面の毛を化学的に除去するものであり、毛根へのアプローチは医療脱毛にしかできないため、「毛を根本から減らしたい」とお考えの方はぜひ一度ご相談ください。お一人おひとりの肌質や毛の状態に合わせた安全な治療プランをご提案いたします。」
💪 よくある質問
脱毛クリームに含まれるチオグリコール酸などの成分が、毛の主成分であるケラチンのジスルフィド結合を化学的に切断します。これにより毛が柔らかくなり、スパチュラで拭き取ることで除去できます。毛を「溶かす」というより、構造を弱体化させて取り除きやすくする仕組みです。
得られません。脱毛クリームが作用するのは皮膚表面から毛包部分の毛のみで、毛の成長をコントロールする毛乳頭・毛母細胞がある毛根には届きません。そのため処理後1週間程度で毛が再生します。永久脱毛を希望される場合は、毛根を直接処理できる医療脱毛をご検討ください。
主なトラブルとして、赤みやかゆみ・腫れが生じる接触性皮膚炎、放置時間を超えた使用による化学熱傷(ケミカルバーン)、炎症後の色素沈着、埋没毛などがあります。敏感肌の方はリスクが高まるため、必ずパッチテストを行い、症状が強い場合は皮膚科を受診してください。
最大の違いは毛根へのアプローチです。脱毛クリームは皮膚表面の毛を化学的に除去するのみで効果は一時的ですが、医療脱毛はレーザーで毛根の毛乳頭・毛母細胞を直接破壊し、毛の再生を長期的に抑制します。当院では患者様の肌質や毛の状態に合わせた安全な治療プランをご提案しています。
目の周り・眉毛・まつ毛・鼻や耳の内部など粘膜に近い部位への使用は厳禁です。また、傷や湿疹がある部位、日焼け直後の肌にも使用しないでください。顔やVIOゾーンは専用製品があるものの刺激が強いため、使用する場合は製品の指示を必ず守ることが重要です。
🎯 まとめ
脱毛クリームは、毛の主成分であるケラチンのジスルフィド結合を化学的に切断することで毛を柔らかくし、皮膚の表面から除去する除毛アイテムです。刃物を使わないため傷のリスクが少なく、自宅で手軽に使用できる点が大きな利点です。
ただし、脱毛クリームが作用するのはあくまでも皮膚の表面から毛包部分の毛のみであり、毛根(毛乳頭・毛母細胞)には影響を与えることができません。そのため処理後1週間程度で毛が再び生えてきます。「毛根まで処理できる」「繰り返せば永久脱毛に近い効果が得られる」といった情報は医学的に正確ではないため、正しい認識を持った上で使用することが大切です。
使用に際しては必ずパッチテストを行い、製品の説明書をよく読んで正しい使用方法と放置時間を守ることが肌トラブル防止の基本です。敏感肌の方や皮膚疾患がある方は、使用前に皮膚科医に相談することをお勧めします。
一方、「毛を根本的になくしたい」「長期的な効果を求めている」という方には、医療脱毛が最も確実な選択肢です。医療脱毛はレーザーや光エネルギーで毛根を直接処理するため、繰り返し施術を受けることで毛の再生を長期的に抑制できます。費用や通院の手間はかかりますが、毎回の自己処理が不要になることを考えると、長期的なコストと時間の節約につながる可能性があります。
脱毛クリームは短期間の除毛やコストを抑えたい方に向いており、医療脱毛は長期的・根本的なムダ毛処理を望む方に向いています。それぞれのメリットとデメリットを理解した上で、自分のライフスタイルや目的に合った脱毛方法を選んでいきましょう。アイシークリニック新宿院では、医療脱毛についてのご相談やカウンセリングを行っておりますので、脱毛に関してお悩みの方はお気軽にご相談ください。
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📚 参考文献
- 日本皮膚科学会 – 脱毛クリームによる接触性皮膚炎・化学熱傷などの肌トラブルリスク、皮膚のバリア機能・pH、ケラチン構造に関する皮膚科学的根拠として参照
- 厚生労働省 – 化粧品・除毛クリームに関する薬機法上の規制・安全性基準、国内販売製品の品質担保に関する根拠として参照
- PubMed – チオグリコール酸によるジスルフィド結合切断のメカニズム、除毛クリームの有効成分と皮膚への影響に関する学術的根拠として参照
監修者医師
高桑 康太 医師
保有資格
ミラドライ認定医
略歴
- 2009年 東京大学医学部医学科卒業
- 2009年 東京逓信病院勤務
- 2012年 東京警察病院勤務
- 2012年 東京大学医学部附属病院勤務
- 2019年 当院治療責任者就任
- 皮膚腫瘍・皮膚外科領域で15年以上の臨床経験と30,000件超の手術実績を持ち、医学的根拠に基づき監修を担当
- 専門分野:皮膚腫瘍、皮膚外科、皮膚科、形成外科
- 臨床実績(2024年時点) 皮膚腫瘍・皮膚外科手術:30,000件以上、腋臭症治療:2,000件以上、酒さ・赤ら顔治療:1,000件以上
- 監修領域 皮膚腫瘍(ほくろ・粉瘤・脂肪腫など)、皮膚外科手術、皮膚がん、一般医療コラムに関する医療情報
佐藤 昌樹 医師
保有資格
日本整形外科学会整形外科専門医
略歴
- 2010年 筑波大学医学専門学群医学類卒業
- 2012年 東京大学医学部付属病院勤務
- 2012年 東京逓信病院勤務
- 2013年 独立行政法人労働者健康安全機構 横浜労災病院勤務
- 2015年 国立研究開発法人 国立国際医療研究センター病院勤務を経て当院勤務
