
🍂 秋になると「なんとなく抜け毛が増えた気がする」と感じたことはありませんか?シャワー中や枕に多くの髪が残っていると、不安になる方も多いでしょう。
✅ 正常な抜け毛の量と危険なサインの見分け方がわかる
✅ 今日からできる具体的なケア方法がわかる
✅ 病院に行くべきタイミングが明確になる
目次
- 秋に抜け毛が多くなるのはなぜ?
- ヘアサイクル(毛周期)とは何か
- 夏のダメージが秋の抜け毛に影響する理由
- 秋の抜け毛を悪化させる生活習慣
- 抜け毛の量はどのくらいが正常?
- 季節性の抜け毛と病的な抜け毛の見分け方
- 秋の抜け毛を減らすための対策
- 頭皮ケアで意識したいポイント
- 食事・栄養で髪を守る
- 医療機関に相談すべきタイミング
- まとめ
💡 この記事のポイント
秋は毛周期の季節的変動と夏の紫外線・発汗ダメージにより抜け毛が増えやすい。1日50〜100本が正常範囲で、3〜4ヶ月以上続く場合や部分的な薄毛はAGA等が疑われ、早期受診が重要。
💡 秋に抜け毛が多くなるのはなぜ?
秋に抜け毛が増える現象は、多くの方が経験することであり、医学的にも根拠のある現象として知られています。その背景にはいくつかの要因が複合的に働いており、単一の原因で説明できるものではありません。
まず大きな要因として挙げられるのが、季節による日照時間の変化です。夏から秋にかけて日照時間が短くなると、体内のホルモンバランスや生体リズムが変化します。この変化が毛髪の成長サイクルにも影響を与えると考えられています。
また、動物の毛が季節によって生え変わるように、人間の毛髪にも季節性の変動があるとする研究報告があります。特に秋(9月〜11月ごろ)は、髪が休止期に入りやすい時期と重なることが多く、結果として抜け毛が増える傾向が見られます。
さらに、夏の間に受けた紫外線ダメージや熱ダメージが蓄積され、それが秋になって顕在化してくるというメカニズムも重要な要因の一つです。夏の生活環境がそのまま秋の抜け毛として表れてくることが多いため、「秋に急に抜け毛が増えた」と感じる方が多いのです。
Q. 秋に抜け毛が増えるメカニズムは何ですか?
秋の抜け毛増加は、夏の長い日照時間に多くの毛髪が成長期に入り、秋に一斉に休止期へ移行して抜け落ちる毛周期の季節的変動が主な原因です。加えて、夏の紫外線による頭皮ダメージや発汗による毛穴の詰まりが秋に顕在化することも大きく影響しています。
📌 ヘアサイクル(毛周期)とは何か
秋の抜け毛を理解するためには、まず毛髪の成長サイクルについて知ることが重要です。毛髪は「成長期・退行期・休止期」という3つの段階を繰り返しながら生え変わっています。この繰り返しを「ヘアサイクル(毛周期)」と呼びます。
成長期は、毛根が活発に細胞分裂を繰り返して毛髪が伸びていく段階です。この時期は2〜6年程度続くとされており、全体の毛髪のうち約85〜90%が成長期にあります。
退行期は、成長期が終わり、毛根の活動が低下していく段階です。2〜3週間ほど続き、毛根が縮小していきます。
休止期は、毛根の活動が完全に止まり、新しい毛髪が成長を始めるまでの期間です。3〜4ヶ月程度続き、この段階の毛髪は自然に抜け落ちやすくなります。休止期にある毛髪は全体の10〜15%程度とされています。
秋に抜け毛が増えるのは、夏の日照時間が長い時期に多くの毛髪が成長期に入り、その後の秋に一斉に休止期へと移行して抜け落ちるという現象が起きているからだと考えられています。つまり、秋の抜け毛は夏の間に蓄えた髪が自然なサイクルで抜けているサインであるとも言えます。
✨ 夏のダメージが秋の抜け毛に影響する理由
秋になって抜け毛が増える背景には、夏の間に受けたさまざまなダメージが深く関係しています。夏特有の環境要因が積み重なることで、秋になってから毛髪や頭皮の状態が悪化しやすくなります。
紫外線による頭皮ダメージは、秋の抜け毛の主要な原因の一つです。夏の強い日差しは、頭皮の皮膚にダメージを与え、毛根周囲の環境を悪化させます。紫外線は頭皮の乾燥を招くとともに、酸化ストレスを高め、毛母細胞の働きを低下させることがあります。髪を染めている方は特に、紫外線によるキューティクルの損傷が起こりやすく、毛髪自体が弱くなりやすい状態にあります。
大量の発汗も頭皮環境を乱す原因となります。夏は汗をかく量が増えるため、頭皮に汗や皮脂が溜まりやすくなります。適切に洗浄できていない場合、毛穴が詰まったり、頭皮の常在菌バランスが崩れたりすることがあります。その結果、頭皮の炎症が起きやすくなり、抜け毛が増える原因となることがあります。
クーラーによる乾燥も見逃せない要因です。夏はエアコンを長時間使用することが多く、室内の湿度が下がることで頭皮が乾燥しやすくなります。乾燥した頭皮は、バリア機能が低下し、外部刺激に対して敏感になるため、毛根が弱りやすい環境になります。
海やプールでの塩素・塩分のダメージも影響します。夏のレジャーで海水浴やプールを楽しんだ後、十分にケアができていないと、塩分や塩素が頭皮や毛髪にダメージを与えることがあります。これらの蓄積が秋になってから抜け毛として現れることがあります。
Q. 1日の抜け毛が何本以上なら異常ですか?
健康な成人の正常な抜け毛は1日50〜100本程度とされています。秋は季節的に多少増えることがあるため100本を少し超えても問題ない場合があります。ただし、1日200本以上が継続する場合や地肌が透けて見えるほど薄くなってきた場合は、専門医への相談が必要です。
🔍 秋の抜け毛を悪化させる生活習慣
季節的な要因だけでなく、日常生活の習慣が秋の抜け毛を悪化させることがあります。以下のような生活習慣に心当たりがある方は、改善を検討してみることをおすすめします。
睡眠不足は、毛髪の成長に直接影響します。成長ホルモンは主に睡眠中に分泌されるため、睡眠不足になると毛母細胞の活動が低下し、毛髪の成長が妨げられます。現代社会において睡眠不足は多くの方に共通する問題ですが、特に秋は生活リズムが変わりやすい時期でもあるため注意が必要です。
慢性的なストレスも抜け毛を増加させる重要な因子です。ストレスがかかると、副腎皮質からコルチゾールというホルモンが分泌されます。このコルチゾールが過剰になると、毛根の機能を低下させたり、毛周期を乱したりすることがあります。秋は学校や職場での環境変化、季節の変わり目による体調変化なども重なりやすく、ストレスが蓄積しやすい時期と言えます。
偏った食事や栄養不足は、毛髪の材料となるタンパク質やビタミン、ミネラルの不足につながります。特に夏の食欲低下が続いていると、秋になって栄養状態の悪化が毛髪に影響することがあります。ダイエットによる急激な体重減少も、栄養不足による抜け毛の一因となることがあります。
シャンプーの方法や頻度も頭皮環境に影響します。洗いすぎによる乾燥、洗い残しによる皮脂の蓄積、爪を立てた洗い方による頭皮への刺激などは、いずれも頭皮環境を悪化させ、抜け毛を促進する可能性があります。
ヘアカラーやパーマの頻繁な使用も、毛髪や頭皮への化学的ダメージとなります。夏にカラーやパーマを繰り返した場合、秋になってから毛髪のダメージが顕著になり、切れ毛や抜け毛として現れやすくなります。
💪 抜け毛の量はどのくらいが正常?
「最近抜け毛が増えた」と感じても、実際にどのくらいの量が正常で、どこから異常とみなすべきなのかを知らない方も多いでしょう。
一般的に、健康な成人の場合、1日に50〜100本程度の抜け毛は正常とされています。ヘアサイクルの休止期にある毛髪が自然に抜け落ちるためであり、この範囲内であれば生え変わりのサイクルの一部として問題はありません。
ただし、秋の時期は通常より抜け毛が増えやすいため、1日100本を少し超える程度であっても、季節性の変動の範囲内である可能性があります。
注意が必要なのは、明らかに以前と比べて大幅に増えている場合や、1日200本以上の抜け毛が続く場合、地肌が透けて見えるようになってきた場合などです。このような状況が続くようであれば、季節的な要因だけでなく、何らかの疾患やホルモンバランスの乱れが関係している可能性があるため、専門医への相談を検討したほうがよいでしょう。
抜け毛の量を確認する際には、シャンプー時に抜けた毛を数えたり、枕やブラシに残った毛の量を観察したりする方法があります。ただし、洗髪の頻度によっても変わるため、毎日洗髪している場合と2〜3日に一度の場合では1回の洗髪で抜ける量が異なります。

🎯 季節性の抜け毛と病的な抜け毛の見分け方
秋に抜け毛が増えたとき、それが季節性の正常な範囲内のものなのか、それとも医療的な対応が必要な抜け毛なのかを見分けることは重要です。
季節性の抜け毛は、通常10〜11月ごろをピークに徐々に落ち着いてくることが多く、冬にかけて抜け毛の量が元に戻ってきます。抜けた毛髪の根元に白い毛根鞘(毛根を包む組織)が付いているものが多く、毛根が萎縮していない状態が見られます。また、特定の部位だけに集中するのではなく、頭全体から均等に抜ける傾向があります。
一方、病的な抜け毛として最も代表的なものが男性型脱毛症(AGA)と女性型脱毛症(FAGA)です。AGAは男性ホルモンの一種であるジヒドロテストステロン(DHT)が毛根に作用し、毛周期を短縮させることで起こります。前頭部や頭頂部の薄毛が徐々に進行するのが特徴で、季節性とは関係なく継続的に進行します。
円形脱毛症は、自己免疫が毛根を攻撃することで起こる脱毛症で、突然円形の脱毛斑が生じるのが特徴です。ストレスとの関連も報告されており、秋に多いストレスが引き金になることもあります。
甲状腺疾患に伴う脱毛もあります。甲状腺機能低下症や甲状腺機能亢進症では、ホルモンバランスの異常により、全体的な脱毛が起こることがあります。
貧血や鉄欠乏による脱毛も見られます。特に女性では鉄欠乏性貧血が多く、鉄不足は毛母細胞の活動に必要な酵素の働きを低下させ、脱毛を引き起こすことがあります。
これらの病的な抜け毛は、季節が変わっても抜け毛が収まらない、特定の部位だけが薄くなってきた、抜け毛以外にも体調不良の症状がある、といった特徴があります。このような場合は早めに専門医を受診することが大切です。
Q. 秋の抜け毛対策に効果的な栄養素は何ですか?
秋の抜け毛対策には、毛髪の主成分ケラチンの材料となるタンパク質(肉・魚・卵・大豆製品)が最も重要です。加えて、毛母細胞の分裂を助ける亜鉛(牡蠣・ナッツ類)、毛根への酸素供給に必要な鉄(赤身肉・ほうれん草)、ビタミンB群をバランスよく摂取することが効果的です。
💡 秋の抜け毛を減らすための対策
秋の抜け毛が気になる場合、日常生活の中でできる対策を実践することが大切です。季節性の抜け毛であれば、適切なケアによって症状を軽減できることが多いです。
規則正しい生活リズムを整えることが基本的な対策の一つです。前述したように、成長ホルモンの分泌は睡眠と密接に関係しているため、十分な睡眠時間を確保することが重要です。目安としては、大人で7〜8時間程度の睡眠が理想的です。また、就寝時間と起床時間をできるだけ一定にすることで、体内時計が整い、ホルモンバランスの安定にもつながります。
ストレス管理も抜け毛対策において欠かせません。ストレスを完全になくすことは難しいですが、運動、趣味、入浴などのリラックス法を日常に取り入れることで、ストレスへの対処力を高めることができます。適度な有酸素運動は、ストレスホルモンのコントロールに役立つとともに、頭皮への血流を促進する効果も期待できます。
頭皮マッサージを習慣にすることも、頭皮の血行を改善するために有効な方法です。指の腹を使って頭皮を優しく揉みほぐすことで、毛根への血流が改善され、毛髪の成長をサポートすることができます。シャンプー前や入浴中に1〜2分程度行うだけでも効果が期待できます。
ドライヤーの使い方にも注意が必要です。洗髪後に濡れた状態のまま放置すると、頭皮の雑菌が繁殖しやすくなります。かといって、熱風を近距離から当て続けると頭皮や毛髪が乾燥しすぎてしまいます。ドライヤーは適切な距離を保ちながら使用し、完全に乾かすことが重要です。
帽子やUVケアで頭皮を守ることも夏・秋の対策として重要です。秋でも紫外線の影響は残るため、外出時には帽子をかぶるか、頭皮専用のUV対策製品を使うことが頭皮ダメージの予防につながります。
📌 頭皮ケアで意識したいポイント
健康な毛髪を維持するためには、頭皮のコンディションを整えることが非常に重要です。頭皮は毛髪の土台であり、頭皮環境が悪化すると毛根への栄養供給や毛髪の成長に悪影響を及ぼします。
シャンプーの選び方は、頭皮ケアにおいて重要なポイントです。市販されているシャンプーには様々なタイプがありますが、頭皮の状態に合ったものを選ぶことが大切です。頭皮が乾燥気味の方は保湿成分が配合されたシャンプー、皮脂が多めの方はすっきり洗えるタイプのシャンプーが向いています。また、香料や着色料などの添加物が多いものは、頭皮への刺激になることがあるため、敏感肌の方は成分表示を確認することをおすすめします。
シャンプーの方法も非常に重要です。まず、シャンプー前に手でお湯を使って頭皮をぬらしながら予洗いをすることで、汚れを浮かせることができます。シャンプーはそのまま使うのではなく、手のひらで泡立ててから頭皮に塗布します。洗う際は指の腹を使い、頭皮を揉むように優しく洗うことが基本です。爪を立てると頭皮に傷がつき、炎症の原因になるため注意しましょう。すすぎはしっかりと行い、シャンプーの残留を防ぐことが大切です。
コンディショナーやトリートメントは毛髪に使用するものであり、頭皮に直接つけると毛穴を詰まらせる可能性があります。頭皮への付着を避けるよう、毛先を中心に使用することが重要です。
洗髪の頻度は毎日が理想的です。特に夏から秋にかけては、汗や皮脂が頭皮に溜まりやすいため、毎日洗髪することで頭皮環境を清潔に保つことができます。ただし、毎日洗髪する場合はシャンプーのしすぎによる乾燥に注意し、過度な洗浄は避けるようにしましょう。
育毛剤や頭皮用スカルプケア製品の使用も、頭皮環境の改善に役立つことがあります。ミノキシジルを含む市販の育毛剤は、血行促進効果が認められており、抜け毛が気になる時期に補助的に使用することが選択肢の一つとなります。ただし、医薬品の場合は用法用量を守って使用することが大切です。
Q. 医療機関を受診すべき抜け毛のサインは何ですか?
抜け毛が3〜4ヶ月以上続く場合、地肌が透けて見えるほど薄くなった場合、円形や楕円形に脱毛が生じた場合は早めの受診が必要です。アイシークリニック新宿院では「病院に行くほどではないかも」と迷っている段階からご相談いただけます。AGAなど進行性の脱毛症は早期対応が重要です。
✨ 食事・栄養で髪を守る
毛髪は体の外側に出ている組織ですが、その材料はすべて体内から供給されています。そのため、食事から摂取する栄養素が毛髪の質や量に直接影響することは言うまでもありません。秋の抜け毛対策として、日頃の食事内容を見直すことは効果的なアプローチです。
タンパク質は、毛髪の主成分であるケラチンの材料となる最も重要な栄養素です。毛髪はほぼタンパク質で構成されているため、タンパク質が不足すると毛髪の成長が低下したり、毛が細くなったりします。良質なタンパク質を含む食品としては、肉類、魚類、卵、大豆製品(豆腐、納豆、豆乳など)、乳製品などが挙げられます。1日の目標摂取量は体重1kgあたり0.8〜1g程度が一般的な目安とされています。
亜鉛は、毛母細胞の分裂を助け、毛髪の成長に欠かせないミネラルです。亜鉛が不足すると抜け毛が増えることが知られており、秋の抜け毛対策として意識的に摂取したい栄養素の一つです。牡蠣、牛肉、豚レバー、チーズ、ごま、ナッツ類などに多く含まれています。
鉄は、特に女性の抜け毛に関係が深い栄養素です。鉄は毛母細胞に酸素を届けるために必要なヘモグロビンの構成成分であり、鉄が不足すると毛根への酸素供給が低下して抜け毛が増えることがあります。赤身の肉、レバー、ほうれん草、ひじき、プルーンなどに多く含まれており、ビタミンCと一緒に摂ることで吸収率が高まります。
ビタミン類も毛髪の健康に重要な役割を果たします。ビタミンB群(特にビオチンやパントテン酸)は毛髪の成長に関与しており、ビタミンCはコラーゲンの合成を助けるとともに抗酸化作用を持ちます。ビタミンEも抗酸化作用があり、頭皮の血行促進にも効果があるとされています。野菜、果物、ナッツ類、全粒穀物などをバランスよく摂取することで、これらのビタミン類を補うことができます。
オメガ3脂肪酸は、頭皮の炎症を抑え、毛根の健康を維持するために重要な栄養素です。青魚(サーモン、さば、いわしなど)に多く含まれており、週に2〜3回程度摂取することが推奨されています。
反対に、過度なアルコール摂取や喫煙は、頭皮への血流を低下させ、毛根への栄養供給を妨げる要因となります。また、脂肪分の多い食事や糖分の過剰摂取は皮脂分泌を増やし、頭皮環境を悪化させる可能性があるため、バランスの取れた食事を心がけることが大切です。
🔍 医療機関に相談すべきタイミング

秋の抜け毛は多くの場合、季節的な要因によるものであり、適切な生活習慣やケアを行うことで自然に落ち着くことが多いです。しかし、以下のような状況が見られる場合は、早めに医療機関を受診することをおすすめします。
抜け毛が3〜4ヶ月以上続いている場合は、季節性の変動ではなく、何らかの疾患やホルモンバランスの異常が原因となっている可能性があります。抜け毛が秋をピークに収まらず、冬になっても継続しているようであれば専門医への相談が必要です。
地肌が透けて見えるほど髪が薄くなってきた場合も、早急に対応が必要なサインです。特に頭頂部や前頭部の薄毛が気になる場合は、AGAの可能性を考慮して皮膚科や専門クリニックに相談することが重要です。AGAは進行性の脱毛症であり、早期に治療を開始するほど効果的です。
突然、特定の部位の毛が円形や楕円形に抜けてしまった場合は、円形脱毛症の可能性があります。この場合、自己免疫の問題が関係していることが多く、皮膚科での診察と適切な治療が必要です。
抜け毛以外にも、疲労感、むくみ、体重変化、皮膚の異常、月経不順などの症状が伴う場合は、甲状腺疾患や内分泌系の異常、婦人科系の疾患などが原因となっている可能性があります。このような場合は内科や婦人科、内分泌科なども含めた受診を検討することが大切です。
医療機関では、詳細な問診、頭皮や毛髪の検査(トリコスコープなどによる拡大観察)、血液検査(ホルモン値、栄養状態、甲状腺機能など)などを行い、抜け毛の原因を特定した上で適切な治療方針を決定します。原因によっては、内服薬(フィナステリド、ミノキシジルなど)、外用薬、注射療法、自毛植毛など様々な治療選択肢があります。
アイシークリニック新宿院では、抜け毛や薄毛に関する悩みについて専門的な診察を行っています。「最近抜け毛が増えた気がするけれど、病院に行くほどではないかも」と迷っている方でも、早めに相談することで適切なアドバイスを受けることができます。季節性の抜け毛と病的な抜け毛の区別を含め、専門家の視点からサポートを受けることが、健康な毛髪を維持するための近道です。
👨⚕️ 当院での診療傾向【医師コメント】
高桑康太 医師(当院治療責任者)より
「当院では、秋になると抜け毛に関するご相談が増える傾向があり、多くの場合は夏のダメージや毛周期の季節的な変動によるものであることをお伝えすると、安心される患者様が多くいらっしゃいます。ただし、季節性の抜け毛と区別がつきにくいAGAや円形脱毛症などは早期対応が大切ですので、「季節のせいかもしれない」と感じていても、抜け毛が数ヶ月以上続く場合や部分的な薄毛が気になる場合は、どうぞ気軽にご相談ください。正確な原因を見極めた上で、一人ひとりに合った適切なケアや治療をご提案することが、健やかな髪を守る近道だと考えています。」
💪 よくある質問
秋の抜け毛が増える主な原因は、夏に多くの毛髪が成長期に入り、秋に一斉に休止期へ移行して抜け落ちる毛周期の季節的変動です。加えて、夏の紫外線ダメージや大量の発汗、エアコンによる頭皮乾燥などが蓄積され、秋になって顕在化することも大きな要因となっています。
健康な成人の場合、1日50〜100本程度の抜け毛は正常範囲内です。秋は季節的に多少増えることがありますが、1日200本以上が継続する場合や、地肌が透けて見えるほど薄くなってきた場合は注意が必要です。早めに専門医への相談を検討してください。
季節性の抜け毛は、頭全体から均等に抜け、冬にかけて自然と落ち着く傾向があります。一方、特定の部位だけが薄くなる、円形に抜ける、3〜4ヶ月以上改善しないといった場合は、AGAや円形脱毛症などの病的な脱毛症が疑われるため、専門医への受診をおすすめします。
毛髪の主成分ケラチンの材料となるタンパク質(肉・魚・卵・大豆製品など)を積極的に摂ることが大切です。また、毛母細胞の分裂を助ける亜鉛(牡蠣・ナッツ類)、毛根への酸素供給に関わる鉄(赤身の肉・ほうれん草)、ビタミンB群なども意識してバランスよく摂取することが効果的です。
抜け毛が3〜4ヶ月以上続く、地肌が透けて見えるほど薄くなってきた、円形や楕円形に脱毛が生じたなどの場合は早めの受診が必要です。アイシークリニック新宿院では、「病院に行くほどではないかも」と迷っている段階でもご相談いただけます。早期対応が健やかな髪を守る近道です。
🎯 まとめ
秋に抜け毛が増えるのは、多くの方に共通する現象であり、その背景には毛周期の季節的な変動や夏のダメージの蓄積、生活習慣など複数の要因が関係しています。秋の抜け毛の多くは一時的なものであり、冬に向けて徐々に落ち着いていくことが多いですが、だからといって放置してよいわけではありません。
日常生活での対策として、十分な睡眠、バランスのとれた食事、適切な頭皮ケア、ストレス管理などを取り入れることで、秋の抜け毛を最小限に抑えることができます。また、夏の間から頭皮への紫外線対策や適切なシャンプーを心がけることで、秋の抜け毛を予防することにもつながります。
一方、抜け毛が3〜4ヶ月以上にわたって改善しない、地肌が透けて見えるほど薄くなってきた、円形の脱毛が生じた、といった場合は、季節性ではなく病的な脱毛症が疑われます。このような状況では、早めに専門医を受診し、原因を特定した上で適切な治療を開始することが重要です。
毛髪の悩みは見た目だけでなく、精神的なストレスにもなりやすいものです。「季節のせいだから」と我慢するのではなく、気になる症状があれば積極的に専門家に相談することをおすすめします。正しい知識を持ち、適切なケアを継続することが、健やかな髪と頭皮を守るための第一歩となります。
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📚 参考文献
- 日本皮膚科学会 – 脱毛症(AGA・円形脱毛症・女性型脱毛症など)の診断基準・治療ガイドラインに関する情報。季節性の抜け毛と病的な脱毛症の鑑別、ヘアサイクルのメカニズム、各種脱毛症の治療選択肢(フィナステリド・ミノキシジルなど)について参照。
- 厚生労働省 – 睡眠と成長ホルモン分泌の関係、ストレスとコルチゾールの影響など、生活習慣が健康に与えるメカニズムについて参照。秋の抜け毛を悪化させる睡眠不足・ストレス・栄養不足などの生活習慣リスクの根拠として活用。
- PubMed – 季節性脱毛(Seasonal Telogen Effluvium)に関する国際的な査読済み研究論文群。秋に休止期移行が増加するという毛周期の季節的変動、日照時間変化とホルモンバランスへの影響、紫外線による頭皮ダメージと酸化ストレスの関係についての科学的根拠として参照。
監修者医師
高桑 康太 医師
保有資格
ミラドライ認定医
略歴
- 2009年 東京大学医学部医学科卒業
- 2009年 東京逓信病院勤務
- 2012年 東京警察病院勤務
- 2012年 東京大学医学部附属病院勤務
- 2019年 当院治療責任者就任
- 皮膚腫瘍・皮膚外科領域で15年以上の臨床経験と30,000件超の手術実績を持ち、医学的根拠に基づき監修を担当
- 専門分野:皮膚腫瘍、皮膚外科、皮膚科、形成外科
- 臨床実績(2024年時点) 皮膚腫瘍・皮膚外科手術:30,000件以上、腋臭症治療:2,000件以上、酒さ・赤ら顔治療:1,000件以上
- 監修領域 皮膚腫瘍(ほくろ・粉瘤・脂肪腫など)、皮膚外科手術、皮膚がん、一般医療コラムに関する医療情報
佐藤 昌樹 医師
保有資格
日本整形外科学会整形外科専門医
略歴
- 2010年 筑波大学医学専門学群医学類卒業
- 2012年 東京大学医学部付属病院勤務
- 2012年 東京逓信病院勤務
- 2013年 独立行政法人労働者健康安全機構 横浜労災病院勤務
- 2015年 国立研究開発法人 国立国際医療研究センター病院勤務を経て当院勤務
