炭酸ガスレーザーの保険適用と料金を徹底解説|適応症例や自費との違いも

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「いぼ・粉瘤の炭酸ガスレーザー、保険適用で1か所1,000〜5,000円が目安ってほんと?」
この記事を読めば料金のしくみと適用条件が丸わかりです!

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知らずに受診すると、「保険が使えると思ってたのに全額自費だった…」というトラブルも。目的・症状によって適用可否が変わるので要注意!

📋 この記事でわかること

  • 保険適用になる条件・疾患
  • 保険vs自費、料金の目安
  • ✅ 治療の流れ・アフターケア
  • 失敗しないクリニックの選び方

炭酸ガスレーザーは、皮膚科や形成外科で広く使われているレーザー治療のひとつです。いぼや粉瘤をはじめとするさまざまな皮膚の病変に対して使用されており、メスを使わずに患部を切除・蒸散できることから、多くの患者さんに選ばれています。気になるのは「保険が適用されるのか」「料金はどのくらいかかるのか」という点ではないでしょうか。実は炭酸ガスレーザーには保険適用となるケースと、自費診療となるケースがあり、それによって料金に大きな差が生じます。この記事では、炭酸ガスレーザーの保険適用の仕組みや料金の目安、適応となる症例などをわかりやすくまとめました。治療を検討している方は、ぜひ参考にしてください。


目次

  1. 炭酸ガスレーザーとはどのような治療か
  2. 炭酸ガスレーザーが保険適用になる条件
  3. 保険適用となる主な疾患・症例
  4. 自費診療になるケースとその理由
  5. 保険適用時の料金相場
  6. 自費診療時の料金相場
  7. 保険適用と自費診療の違いまとめ
  8. 炭酸ガスレーザー治療の流れ
  9. 治療後のケアと注意点
  10. クリニックを選ぶ際のポイント
  11. まとめ

この記事のポイント

炭酸ガスレーザーはいぼ・粉瘤などの疾患治療に保険適用(3割負担で1か所1,000〜5,000円目安)、しみ除去や肌質改善などの美容目的は自費診療となる。同じ病変でも症状の有無や治療目的で適用可否が異なるため、まず医師の診察が必要。

💡 炭酸ガスレーザーとはどのような治療か

炭酸ガスレーザー(CO2レーザー)は、二酸化炭素を媒体として使用するレーザー機器で、波長10,600nmの赤外線レーザー光を照射します。この波長は水分に非常によく吸収される性質があるため、皮膚の組織に含まれる水分にエネルギーが集中し、患部の組織を瞬時に蒸散・切除することができます。

通常のメスによる切除と異なり、レーザーの熱エネルギーが血管を同時に凝固させるため、出血が少ないという特徴があります。また照射の深さや範囲を細かく調整できるため、周囲の正常な皮膚への影響を最小限に抑えながら、精度の高い治療が可能です。

治療時間は患部の大きさや数によって異なりますが、比較的短時間で処置が完了することが多く、日帰りでの治療が可能なケースがほとんどです。局所麻酔を使用することが多いため、治療中の痛みも軽減されます。

炭酸ガスレーザーは、皮膚科・形成外科領域において長年使用されてきた実績のある治療法であり、いぼ、脂漏性角化症(老人性いぼ)、軟性線維腫(アクロコルドン)、粉瘤、尖圭コンジローマなど多岐にわたる疾患に対して適用されます。また美容目的では、しみ、傷跡、たるみ改善などにも使用されており、医療・美容の両面で活用されているレーザーです。

Q. 炭酸ガスレーザーが保険適用になる条件は?

炭酸ガスレーザーが保険適用となるには、医師の診察で皮膚疾患と診断され、治療が医学的に必要と判断されることが条件です。ウイルス性疣贅・尖圭コンジローマ・粉瘤などが代表的な対象疾患で、美容目的の場合は保険が適用されません。

📌 炭酸ガスレーザーが保険適用になる条件

炭酸ガスレーザー治療が保険適用となるかどうかは、「治療の目的」と「対象となる疾患」によって決まります。日本の健康保険制度では、医療上の必要性が認められた疾患の治療に対してのみ保険が適用されます。逆に、美容目的と判断される場合は、医学的な必要性がないとみなされるため、保険は適用されません。

保険適用の大前提として、治療が「病気や怪我の治療」であることが必要です。皮膚疾患として診断され、医師が治療の必要性を認めた場合に限り、炭酸ガスレーザーを用いた処置に健康保険が適用される可能性があります。

具体的には、以下のような条件を満たす必要があります。まず、医師による診察で特定の皮膚疾患と診断されていること。次に、その疾患に対して炭酸ガスレーザーによる治療が医学的に適切と判断されること。そして、治療が審美的・美容的な目的ではなく、あくまでも疾患の治療を目的としていることです。

また、保険診療では使用できる機器や処置の方法についても規定があり、診療報酬点数表に基づいて料金が算定されます。クリニックによっては炭酸ガスレーザーを保険診療で提供していない場合もあるため、事前に確認することが重要です。

✨ 保険適用となる主な疾患・症例

炭酸ガスレーザーで保険診療の対象となる代表的な疾患を紹介します。以下に挙げる疾患に該当する場合、健康保険を使って治療を受けられる可能性があります。ただし、同じ疾患名であっても状態や部位、治療方針によって保険適用が異なる場合があるため、必ず医師に相談しましょう。

ウイルス性疣贅(いぼ)は、ヒトパピローマウイルス(HPV)の感染によって生じる疾患であり、治療が必要な病変として保険適用の対象になります。手や足の裏、指などに多く見られ、液体窒素による冷凍療法でも治療されますが、難治性のケースや特定の部位では炭酸ガスレーザーが用いられることがあります。

尖圭コンジローマは、HPVの感染によって外陰部や肛門周囲などに発生するいぼ状の病変です。性感染症のひとつとして分類されており、炭酸ガスレーザーによる蒸散治療は保険適用の対象となります。

軟属腫(水いぼ)は、主に子どもに多く見られる伝染性の皮膚感染症です。ウイルス性の病変であるため、治療の必要性が認められる場合には保険が適用されます。

粉瘤(アテローム)は、皮膚の下に袋状の構造物が形成され、角質や皮脂が蓄積する良性の嚢腫です。炎症を繰り返す場合や、大きくなって日常生活に支障をきたす場合などには、摘出術が必要となり、炭酸ガスレーザーを用いた処置が保険適用となることがあります。

汗管腫は、汗管由来の良性腫瘍で、目の周囲などに多発することがあります。視野の妨げになるほど大きい場合や、日常生活に支障がある場合は保険診療の対象となることがあります。

稗粒腫(ひりゅうしゅ)は、皮膚の浅い部分にできる小さな白い嚢腫です。病変の性質によっては保険適用の対象となりますが、美容目的と判断されると自費になります。

このほか、皮膚の良性腫瘍(脂漏性角化症など)についても、掻痒感や出血など症状を伴う場合には保険診療の対象となる可能性があります。一方で、同じ病変であっても「見た目が気になる」という美容的な理由で除去を希望する場合は自費診療となります。

Q. 炭酸ガスレーザーの保険診療の料金目安は?

炭酸ガスレーザーを保険診療で受ける場合、診療報酬点数表に基づいて料金が算定されます。3割負担の患者さんを例にとると、いぼ除去1か所あたり1,000円〜5,000円程度が目安です。初診料・麻酔料なども別途加算されるため、事前にクリニックへ確認することが推奨されます。

🔍 自費診療になるケースとその理由

炭酸ガスレーザーが自費診療(保険外診療)となるケースは、主に「美容目的の治療」に該当する場合です。日本の健康保険制度は、疾患の治療を目的とした医療行為に限定されており、外見を改善するための美容的な処置は対象外となります。

しみ(老人性色素斑、そばかすなど)の除去は、皮膚の色素性病変に対する治療ですが、医学的な必要性がない限り美容目的と判断されるため、保険は適用されません。ただし、日光角化症のように悪性化のリスクがある場合は保険診療の対象になることがあります。

脂漏性角化症(老人性いぼ)は、症状がない場合は美容目的の除去とみなされ、自費診療となります。掻痒感や出血などの症状がある場合は保険が適用されることがありますが、単純に「見た目が気になる」という理由であれば自費での対応となります。

傷跡修正や肥厚性瘢痕(ケロイドの一種)の治療については、疾患として認められるケースもありますが、美容的な改善を目的とする場合は自費となります。また、にきび跡の凹み(アクネスカー)の治療も基本的に自費診療です。

フラクショナル炭酸ガスレーザーと呼ばれる、皮膚の若返りやたるみ改善を目的とした施術も、美容医療の範疇に入るため保険は適用されません。毛穴の開きの改善やキメの整え、肌質改善などを目的とした施術はすべて自費となります。

アクロコルドン(軟性線維腫)や首のいぼと呼ばれる病変についても、症状がなく美容目的の場合は自費診療です。加齢とともに多くの方に見られるため相談が多い部位ですが、この場合は保険適用外となります。

自費診療となる場合は、クリニックが独自に料金を設定するため、同じ治療内容でも施設によって料金が大きく異なる場合があります。事前に見積もりを確認することが重要です。

💪 保険適用時の料金相場

炭酸ガスレーザーを保険診療で受ける場合、料金は診療報酬点数表に基づいて算定されます。そのため、全国どのクリニックで受けても、基本的な料金体系は統一されています(保険の種類や自己負担割合によって実際の支払額は変わります)。

保険診療における炭酸ガスレーザーの処置料は、主に「皮膚レーザー照射療法」として算定されます。診療報酬点数は処置の対象や範囲によって異なりますが、一般的な参考として以下のような目安があります。

いぼの治療(ウイルス性疣贅)を例にとると、小さないぼ1個の処置であれば、3割負担の患者さんの場合、数百円から数千円程度の自己負担になることが多いです。ただし、個数や大きさ、処置の内容によって算定方法が変わるため、詳細はクリニックに確認が必要です。

保険診療では、初診料・再診料、処置料のほかに、局所麻酔の薬剤料なども加算されます。また、処置前の診察費用、感染症検査(必要な場合)なども別途かかる場合があります。複数個所の処置を一度に行う場合は、それぞれの点数が算定されるか、まとめて算定されるかはケースによって異なります。

一般的な目安として、保険適用でのいぼ除去(3割負担)では1か所あたり1,000円から5,000円程度の自己負担になるケースが多いと言われていますが、これはあくまでも目安です。処置の内容や施設によって異なるため、必ず事前にクリニックで確認することをおすすめします。

また、保険診療では1回の処置で除去できる個数に制限がある場合もあります。多数のいぼがある場合は複数回に分けての治療が必要になることがあり、その分トータルの費用も変わってきます。

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🎯 自費診療時の料金相場

自費診療の場合、料金はクリニックが自由に設定できるため、施設によって大きく異なります。一般的な相場感として参考になる情報をお伝えしますが、実際の料金は必ず受診するクリニックに確認してください。

首のいぼ(アクロコルドン)や軟性線維腫の除去については、個数や大きさによる料金設定が一般的です。1個あたり数百円から数千円という設定のクリニックが多く、10〜20個まとめて処置する際のセット料金を設けているクリニックもあります。目安としては、10個程度の処置で1万円前後から、というクリニックが多い印象ですが、施設によって大きく異なります。

しみ除去の場合は、病変の大きさや数、使用する機器、治療プロトコルによって料金が異なります。1か所あたり数千円から数万円という料金設定が多く、顔全体を対象にする場合はさらに高額になることがあります。

フラクショナル炭酸ガスレーザー(肌質改善、毛穴、たるみ目的)については、顔全体の施術で数万円から10万円以上というクリニックも多く見られます。照射のエネルギー設定や施術範囲によって料金が変わることがあります。

傷跡や陥凹性瘢痕(アクネスカーなど)の改善を目的とした施術も自費となり、部位の広さや治療回数によって総費用が異なります。複数回の施術が必要なことも多く、事前のカウンセリングで治療計画と費用の総額を確認することが大切です。

自費診療のクリニックでは、初回カウンセリングを無料で提供しているところも多くあります。複数のクリニックで見積もりを取り、料金だけでなく医師の技術や設備、アフターケアのサポート体制なども比較したうえで選択することをおすすめします。

👨‍⚕️ 当院での診療傾向【医師コメント】

高桑康太 医師(当院治療責任者)より

「当院では、「いぼが気になるけれど、保険で治療できるのか分からなくて受診をためらっていた」というご相談を多くいただきます。炭酸ガスレーザーは疾患の種類や症状の有無によって保険適用の可否が変わるため、まずは医師による正確な診断を受けることが、適切な治療への第一歩となります。患者さん一人ひとりの状態に合わせて、保険診療・自費診療それぞれのメリットや治療内容を丁寧にご説明したうえで、最善の治療方針をご提案していますので、気になる症状があればお気軽にご相談ください。」

Q. 首のいぼや脂漏性角化症は保険で治療できる?

首のいぼ(アクロコルドン)や脂漏性角化症は、かゆみ・出血などの症状がある場合は保険診療の対象となる可能性があります。一方、症状がなく「見た目が気になる」という美容目的での除去は保険適用外となり、自費診療になります。まず医師の診察で症状を確認することが大切です。

💡 よくある質問

炭酸ガスレーザーは保険適用で受けられますか?

治療の目的が「疾患の治療」である場合、健康保険が適用されます。ウイルス性疣贅(いぼ)・尖圭コンジローマ・粉瘤などが代表的な対象疾患です。一方、しみ除去や肌質改善など美容目的の場合は自費診療となります。同じ病変でも症状の有無や治療目的によって異なるため、まずは医師の診察を受けることが重要です。

保険適用時の治療費はどのくらいかかりますか?

保険診療の場合、診療報酬点数表に基づいて料金が算定されます。3割負担の方を例にとると、いぼ除去1か所あたり1,000円〜5,000円程度が目安とされています。ただし、処置の内容や個数・大きさによって異なります。初診料・麻酔料なども加算されるため、詳細は受診先のクリニックに事前に確認することをおすすめします。

首のいぼは保険で治療できますか?

首のいぼ(アクロコルドン・軟性線維腫)は、症状がなく「見た目が気になる」という美容目的での除去は保険適用外となり、自費診療になります。自費の場合、クリニックによって料金は異なりますが、10個程度の処置で1万円前後からが目安です。まずは医師に症状を確認してもらい、適切な診断を受けることが大切です。

治療後はどのようなケアが必要ですか?

治療後はかさぶたが形成されますが、無理にはがすと色素沈着や傷跡の原因になるため、自然に剥がれるまで待ちましょう。紫外線対策も非常に重要で、外出時は日焼け止めや帽子・日傘を活用してください。また、激しい運動・サウナ・飲酒など血行を促進する行為はしばらく控えることが推奨されます。詳しくは医師の指示に従ってください。

保険診療と自費診療はどのクリニックでも受けられますか?

保険診療を希望する場合は、保険医療機関として指定されている皮膚科または形成外科を受診する必要があります。美容クリニックの中には自費専門の施設もあり、保険診療に対応していない場合があります。当院では保険診療・自費診療の両方に対応しており、患者さんの症状や目的に合わせて最適な治療方針をご提案しています。

📌 保険適用と自費診療の違いまとめ

保険診療と自費診療の違いを整理すると、まず最も大きな違いは料金負担の仕組みです。保険診療では診療報酬点数に基づいて料金が算定され、患者さんは1割から3割の自己負担で治療を受けられます。一方、自費診療ではクリニックが料金を自由に設定でき、患者さんが全額を負担します。

治療の目的という観点では、保険診療は疾患の治療を目的としており、医師が医学的な必要性を判断した場合に適用されます。自費診療は美容的な改善を目的とする場合や、保険適用外の治療法を希望する場合に選択されます。

治療内容の自由度という点では、保険診療には保険の規定に基づいた制約があり、使用できる薬剤や処置の方法に制限が生じることがあります。自費診療では医師の判断のもとで最新の技術や機器を用いた治療が可能となり、患者さんの要望に合わせた柔軟な対応が期待できます。

クリニックの選択肢という面では、保険診療を行っているクリニックは皮膚科・形成外科として保険医療機関の指定を受けている必要があります。美容クリニックの中には保険診療を行っていない自費専門の施設もあるため、保険診療を希望する場合は事前に確認が必要です。

同じ炭酸ガスレーザーを使った処置であっても、保険か自費かによって提供される医療の環境やサービス内容が異なることを理解しておくことが重要です。自分の症状や目的に合った治療を選択するために、まずは医師の診察を受けることが最初のステップになります。

Q. 炭酸ガスレーザー治療後に注意すべきことは?

炭酸ガスレーザー治療後は、かさぶたを無理にはがさず自然に剥がれるまで待つことが重要です。治療後の皮膚は色素沈着が生じやすいため、日焼け止めや帽子・日傘で紫外線を避けてください。また激しい運動・サウナ・飲酒など血行を促進する行為はしばらく控えることが推奨されます。

✨ 炭酸ガスレーザー治療の流れ

炭酸ガスレーザーによる治療を受ける際の一般的な流れを説明します。施設によって細部は異なる場合がありますが、基本的なプロセスを把握しておくことで、安心して受診できます。

最初のステップは受診・診察です。皮膚科または形成外科(美容目的の場合は美容クリニック)を受診し、医師による診察を受けます。この際、症状の確認や病歴の聴取が行われ、炭酸ガスレーザー治療が適切かどうかが判断されます。保険診療の場合は疾患の診断が行われ、自費診療の場合はカウンセリングを通じて治療方針が決定されます。

次に、治療の説明と同意です。医師から治療内容、リスクと副作用、治療後のケアについて説明を受けます。疑問点はこの段階で確認し、納得したうえで治療に進むことが大切です。同意書へのサインが必要な場合もあります。

治療当日の流れとしては、まず治療部位のクレンジング・消毒が行われます。その後、局所麻酔(麻酔クリームや注射)を使用することが多く、麻酔が効いてから炭酸ガスレーザーを照射します。処置時間は部位や範囲によりますが、1か所あたり数分から十数分程度であることが多いです。

処置後は患部の保護と止血処理が行われ、必要に応じて軟膏が塗布されます。処置後の注意事項(紫外線対策、患部の洗浄方法、日常生活での制限など)の説明を受けて終了となります。

治療後のフォローアップとして、経過観察のための再診が設定されることが一般的です。患部の治癒状況の確認、再発の有無の確認などが行われます。いぼなどのウイルス性病変の場合は、再発することもあるため複数回の治療が必要になることがあります。

🔍 治療後のケアと注意点

炭酸ガスレーザー治療後は、適切なアフターケアが回復を早め、合併症のリスクを下げるために重要です。医師から具体的な指示を受けることが最優先ですが、一般的な注意点を以下にまとめます。

患部の保護については、レーザー照射後の皮膚は一時的にダメージを受けた状態になります。処置後しばらくは患部が赤くなったり、かさぶたが形成されたりしますが、これは正常な治癒過程です。かさぶたを無理にはがすと色素沈着や瘢痕(傷跡)の原因となるため、自然に剥がれ落ちるまで待つことが大切です。

洗顔や入浴については、医師の指示に従うことが基本ですが、処置当日は患部を濡らさないよう指示されることが多いです。翌日以降は処置部位を優しく洗う程度であれば問題ないことが多いですが、強くこすったり刺激を与えたりすることは避けてください。

紫外線対策は非常に重要です。処置後の皮膚は色素沈着(シミ)が生じやすい状態になっています。外出時は処置部位に日焼け止めを塗布し、帽子や日傘なども活用して紫外線を避けてください。日焼け止めを塗れる状態になるまでは、ガーゼや医療用テープで保護することが推奨される場合もあります。

処置後に生じる可能性がある反応として、治療後数日間は患部に赤み、腫れ、ヒリヒリとした灼熱感が続くことがあります。これは正常な反応ですが、強い痛みや膿が出る場合は感染の可能性があるため、すぐに受診してください。

日常生活における制限として、激しい運動やサウナ、飲酒など、体が温まることで血行が促進される行為は、処置後しばらく控えることが推奨されることがあります。これらは患部の腫れや赤みを悪化させる可能性があるためです。

色素沈着について、レーザー治療後に一時的なシミ(炎症後色素沈着)が生じることがあります。多くの場合は時間の経過とともに薄くなりますが、紫外線などの刺激で悪化することがあるため、ケアを継続することが重要です。クリニックによってはビタミンC外用薬やハイドロキノン(美白成分)の処方で対応することがあります。

💪 クリニックを選ぶ際のポイント

炭酸ガスレーザー治療を受けるクリニックを選ぶ際には、いくつかの重要なポイントがあります。料金だけでなく、安全性や治療の質を総合的に判断することが大切です。

まず、医師の専門性と経験について確認しましょう。炭酸ガスレーザー治療は医師が行う医療行為です。皮膚科専門医や形成外科専門医、または美容外科の経験豊富な医師が担当しているかを確認することが重要です。医師の資格や経歴、治療実績などを事前に調べることをおすすめします。

保険診療の有無については、保険適用での治療を希望する場合は、保険医療機関として指定されているクリニックを選ぶ必要があります。自費専門の美容クリニックでは保険診療が受けられないため、目的に合ったクリニックを選びましょう。

使用している機器についても確認が必要です。炭酸ガスレーザー機器にはさまざまなメーカーや機種があります。最新の機器を使用しているか、適切なメンテナンスがされているかどうかも、治療の質に影響します。

料金の透明性も重要な選択基準です。料金体系が明確に示されているか、追加費用が発生する場合に事前に説明があるかを確認しましょう。自費診療の場合は複数のクリニックで相見積もりを取ることも一つの方法です。ただし、安さだけを追求するのではなく、安全性と質のバランスで判断することが大切です。

カウンセリングの質も見極めのポイントです。治療前のカウンセリングでは、患者さんの悩みや希望をしっかりと聞いたうえで、適切な治療法を提案してくれるクリニックを選びましょう。「必ず効果がある」「絶対にきれいになる」などの過度な保証をするクリニックには注意が必要です。

アフターフォローの充実度も確認しておきましょう。治療後の経過観察や、万が一トラブルが生じた際の対応方針について事前に確認しておくことが重要です。緊急時の連絡先や対応方法が整備されているクリニックを選ぶことで、安心して治療を受けることができます。

口コミや評判も参考になりますが、すべての情報が正確とは限りません。実際の受診者のリアルな声を参考にしながらも、最終的には自身がカウンセリングを受けた際の印象や、医師との信頼関係を大切に判断することをおすすめします。

🎯 まとめ

炭酸ガスレーザーは、皮膚科・形成外科領域で広く活用されている信頼性の高いレーザー治療です。治療の目的が疾患の治療にあたる場合は保険診療の対象となり、患者さんの自己負担を抑えて治療を受けることができます。一方、美容目的の場合は自費診療となり、クリニックによって料金が異なります。

保険適用となる代表的な疾患には、ウイルス性疣贅(いぼ)、尖圭コンジローマ、粉瘤などがあります。一方で、しみ除去や首のいぼ(症状なし)、フラクショナルレーザーによる肌質改善などは自費診療となります。同じ病変であっても症状の有無や治療目的によって保険適用の可否が変わるため、まずは医師の診察を受けることが重要です。

料金については、保険診療の場合は診療報酬点数に基づいた統一された仕組みで算定されますが、自費診療の場合はクリニックごとに大きな差があります。治療を検討する際は料金だけでなく、医師の専門性、クリニックの設備、アフターケアの体制なども総合的に評価することが大切です。

炭酸ガスレーザー治療は適切に行われれば高い効果が期待できる治療法ですが、副作用や合併症のリスクもゼロではありません。治療を決める前には十分な情報収集を行い、信頼できる医師のもとで安全に治療を受けられるよう準備を整えましょう。アイシークリニック新宿院でも、患者さんの症状や希望に合わせた丁寧な診察・治療を提供しています。気になる皮膚の症状やレーザー治療についての疑問があれば、ぜひお気軽にご相談ください。

📚 関連記事

📚 参考文献

  • 厚生労働省 – 保険診療と自費診療の区分、診療報酬点数表に基づく炭酸ガスレーザー処置料の算定基準、皮膚レーザー照射療法の保険適用条件に関する公的情報
  • 日本皮膚科学会 – ウイルス性疣贅(いぼ)・尖圭コンジローマ・粉瘤・脂漏性角化症など保険適用対象疾患の診断基準および治療ガイドライン
  • 日本形成外科学会 – 炭酸ガスレーザーを用いた皮膚腫瘍・良性病変の外科的処置、瘢痕・粉瘤などに対する形成外科的治療の適応および標準的治療方針に関する情報

監修者医師

高桑 康太 医師

保有資格

ミラドライ認定医

略歴

  • 2009年 東京大学医学部医学科卒業
  • 2009年 東京逓信病院勤務
  • 2012年 東京警察病院勤務
  • 2012年 東京大学医学部附属病院勤務
  • 2019年 当院治療責任者就任
  • 皮膚腫瘍・皮膚外科領域で15年以上の臨床経験と30,000件超の手術実績を持ち、医学的根拠に基づき監修を担当
  • 専門分野:皮膚腫瘍、皮膚外科、皮膚科、形成外科
  • 臨床実績(2024年時点) 皮膚腫瘍・皮膚外科手術:30,000件以上、腋臭症治療:2,000件以上、酒さ・赤ら顔治療:1,000件以上
  • 監修領域 皮膚腫瘍(ほくろ・粉瘤・脂肪腫など)、皮膚外科手術、皮膚がん、一般医療コラムに関する医療情報

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佐藤 昌樹 医師

保有資格

日本整形外科学会整形外科専門医

略歴

  • 2010年 筑波大学医学専門学群医学類卒業
  • 2012年 東京大学医学部付属病院勤務
  • 2012年 東京逓信病院勤務
  • 2013年 独立行政法人労働者健康安全機構 横浜労災病院勤務
  • 2015年 国立研究開発法人 国立国際医療研究センター病院勤務を経て当院勤務

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