糖尿病の初期症状と足・かかとのひび割れの関係を徹底解説

💡 「かかとのひび割れ、もしかして糖尿病のサインかも?」と思ったことはありませんか?

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こんな症状、放置していませんか?

✅ かかとのひび割れがなかなか治らない
✅ 足の皮膚が異常に乾燥している
✅ 足のしびれや感覚の鈍さがある

これらは糖尿病の初期サインである可能性があります。放置すると潰瘍・壊疽・最悪の場合は下肢切断に進行するリスクも。

💬 この記事を読むとわかること

🔸 足のひび割れと糖尿病の意外な関係
🔸 今すぐ確認すべき足のチェックポイント
🔸 悪化を防ぐための正しいフットケア方法
🔸 病院に行くべきタイミングの目安

糖尿病は初期段階では自覚症状が少ないため、足のトラブルが最初のサインになることも。本記事では、そのメカニズムから日常ケアまで詳しく解説します。


目次

  1. 糖尿病とはどんな病気か
  2. 糖尿病の初期症状について
  3. 糖尿病と足のトラブルの関係
  4. かかとのひび割れが糖尿病のサインになる理由
  5. 糖尿病による足の変化のチェックポイント
  6. 糖尿病の足・かかとへの影響が進行するとどうなるか
  7. 糖尿病性足病変(糖尿病フット)について
  8. 足・かかとのひび割れを放置するリスク
  9. 糖尿病が疑われる場合のフットケアの基本
  10. 医療機関への受診タイミング
  11. まとめ

この記事のポイント

糖尿病の自律神経障害や血流障害はかかとのひび割れを引き起こし、放置すると潰瘍・壊疽・下肢切断に進行するリスクがある。毎日の足の観察・保湿・血糖コントロールが重要で、治りにくい症状は早期に医療機関へ相談することが合併症予防につながる。

💡 1. 糖尿病とはどんな病気か

糖尿病は、インスリンの分泌量の低下や働きの低下(インスリン抵抗性)により、血液中のブドウ糖(血糖)が慢性的に高い状態になる病気です。日本では現在、約1,000万人以上が糖尿病と診断されており、さらに予備群を含めると約2,000万人が該当するとされています。これは成人の約4〜5人に1人が糖尿病またはその予備群にあたる計算です。

糖尿病には大きく分けて「1型糖尿病」と「2型糖尿病」があります。1型糖尿病は、膵臓のインスリンを産生するβ細胞が自己免疫によって破壊され、インスリンがほとんど分泌されなくなる疾患です。一方、2型糖尿病は生活習慣(食事・運動不足・肥満など)が主な原因となり、インスリンの分泌量の減少やインスリンの効き目の低下が起こるタイプです。日本人の糖尿病の約95%は2型糖尿病であり、中高年以降に多く見られますが、近年では若年層にも増加傾向があります。

血糖値が高い状態が長期間続くと、全身のさまざまな組織に悪影響を与えます。特に毛細血管や神経への障害が起きやすく、これが糖尿病特有の合併症として知られる「三大合併症(糖尿病性網膜症・糖尿病性腎症・糖尿病性神経障害)」につながります。足のトラブルも、これらの合併症と深く関わっています。

Q. 糖尿病とかかとのひび割れはどう関係していますか?

糖尿病による自律神経障害が汗腺の機能を低下させると、足が極端に乾燥しやすくなります。さらに血流障害で皮膚の新陳代謝が落ちると角質が硬く積み重なり、かかとに亀裂が生じやすくなります。ひび割れが繰り返す場合は血糖値の確認が推奨されます。

📌 2. 糖尿病の初期症状について

糖尿病の厄介な点のひとつは、初期の段階では自覚症状がほとんどない、あるいは非常に軽微であることです。そのため「知らないうちに進行していた」というケースが非常に多く、健康診断などで初めて発覚することも珍しくありません。

一般的に知られている糖尿病の症状としては、以下のようなものがあります。

まず「のどの渇き(口渇)と多飲」があります。血糖値が高くなると体は血糖を薄めようとし、水分を多く摂ろうとします。これにより、いつも以上に水分を欲しがるようになります。次に「多尿・頻尿」です。大量に水分を摂ると尿量も増え、夜間の排尿回数が増えることもあります。また、尿に糖が含まれるため尿が泡立ちやすくなることもあります。

「体重減少」も見られる症状のひとつです。インスリンが不足すると細胞にエネルギーが届かなくなり、筋肉や脂肪が分解されて体重が減ることがあります。「疲れやすさ・倦怠感」についても、エネルギー代謝がうまくいかないため、慢性的なだるさや疲れを感じやすくなります。さらに「視力の低下や見え方の変化」として、血糖値の変動によって眼のピント調節に影響が出ることがあります。

そして見落とされやすい初期症状として「皮膚の乾燥・かゆみ・傷が治りにくい」という変化があります。これは足やかかとのひび割れとも深く関係しています。皮膚の乾燥感やかゆみ、そして小さな傷がなかなか治らないという経験がある方は、一度血糖値の確認をしてみることをおすすめします。

✨ 3. 糖尿病と足のトラブルの関係

糖尿病によって足にさまざまなトラブルが生じやすくなる背景には、主に「神経障害」と「血流障害」という2つのメカニズムがあります。

糖尿病性神経障害は、高血糖の状態が続くことで末梢神経が障害されることで起こります。神経障害が進むと、感覚神経・運動神経・自律神経のいずれもが影響を受けます。感覚神経の障害では、足のしびれ・灼熱感・異物感・痛みの感じにくさなどが現れます。足の感覚が鈍くなると、傷や異物が靴の中に入っていても気づかないという危険な状況が生まれます。自律神経の障害では、汗腺の機能が低下し、足の皮膚が極端に乾燥しやすくなります。これがかかとのひび割れの大きな原因のひとつです。

血流障害(末梢動脈疾患)については、高血糖の状態が続くと動脈硬化が進行しやすくなります。特に足の細い血管(末梢血管)において血流が低下すると、皮膚や組織への酸素・栄養素の供給が不足します。血流が悪くなると、皮膚の新陳代謝が低下して乾燥しやすくなり、傷の治癒も遅れます。これにより、わずかな傷でも重篤な状態になるリスクが高まります。

神経障害と血流障害が組み合わさることで、足は非常に傷つきやすく、かつ自然治癒力が低下した状態になります。これが糖尿病における足トラブルが深刻化しやすい理由です。

Q. 糖尿病の足トラブルを放置するとどうなりますか?

糖尿病の足トラブルを放置すると、乾燥・ひび割れから細菌感染(蜂窩織炎など)へ進行し、さらに潰瘍・骨髄炎・壊疽へと悪化するリスクがあります。最悪の場合、足や下肢の切断が必要になることもあるため、小さな変化でも早期に医療機関へ相談することが重要です。

🔍 4. かかとのひび割れが糖尿病のサインになる理由

かかとのひび割れ(亀裂)は、一般的な乾燥肌や加齢によっても起こりますが、糖尿病との関連でいくつかの重要なメカニズムがあります。

まず、前述した自律神経障害による発汗機能の低下です。通常、足の皮膚は汗腺から分泌される汗によって適度な潤いが保たれています。しかし糖尿病による自律神経障害が進行すると、この発汗機能が著しく低下し、足が異常なほど乾燥した状態になります。かかとは体重がかかりやすく、皮膚が厚くなりやすい部位です。乾燥が進むと、かかとの皮膚が硬くなり、亀裂(ひび割れ)が生じやすくなります。

次に、皮膚の新陳代謝の低下です。血流障害によって皮膚細胞へ届く栄養や酸素が不足すると、皮膚の新陳代謝(ターンオーバー)が遅くなります。本来であれば古い角質は自然に剥がれ落ちますが、代謝が低下すると角質が厚く積み重なり、弾力を失って割れやすくなります。

また、免疫機能の低下も関係しています。高血糖の状態では免疫細胞の働きが弱まります。通常であれば皮膚に常在している細菌や真菌(カビ)に対する防御力が低下し、かかとのひび割れ部分から細菌や真菌が侵入しやすくなります。これが感染症を引き起こすリスクをさらに高めます。

さらに、感覚の鈍化という問題もあります。神経障害によって足の感覚が鈍くなると、かかとのひび割れを自分では気づきにくくなります。痛みを感じないまま亀裂が深くなり、出血や感染が起きてから初めて気づくというケースもあります。このような状況は、糖尿病の方にとって特に危険です。

かかとのひび割れがなかなか治らない、繰り返す、またはいつも以上に乾燥が気になるという場合は、糖尿病の可能性を念頭に置くことが重要です。

💪 5. 糖尿病による足の変化のチェックポイント

自分の足を定期的に観察することは、糖尿病の早期発見や合併症の予防においてとても重要です。以下のようなポイントをセルフチェックする習慣をつけましょう。

皮膚の状態については、足全体・特にかかとの乾燥が著しく強い場合、かかとや足の縁にひび割れ(亀裂)がある場合、皮膚が硬く厚くなっている(胼胝=たこ、鶏眼=うおのめ)場合、皮膚の色が変わっている(赤み・青黒さ・白っぽい)場合などが注意サインです。

感覚・神経に関しては、足のしびれや麻痺、ピリピリとした異常な感覚(灼熱感、針で刺すような感覚)、足の感覚が鈍い(触っても感じにくい)、足が冷たい・または温かく感じる異常な温度感覚などが挙げられます。

血流に関係するサインとしては、安静時でも足に痛みがある(安静時疼痛)、少し歩いただけで足に痛みやだるさが出る(間欠性跛行)、足背動脈や後脛骨動脈の脈拍が弱い・触れないといった変化があります。

傷・感染のサインとして、小さな傷がなかなか治らない、傷口に赤み・腫れ・熱感・膿が見られる、爪の変形・肥厚・変色(爪白癬など)、足の指の間の白っぽい変色・かゆみ(水虫)なども見逃せないサインです。

特に注意が必要なのは、糖尿病の神経障害があると痛みを感じにくくなるため、傷や感染があっても本人は気づかないことがあるという点です。毎日入浴後などに、明るい場所で足全体を丁寧に観察する習慣を持ちましょう。足の裏など見えにくい部分は、鏡を使うか家族に確認してもらうことも有効です。

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🎯 6. 糖尿病の足・かかとへの影響が進行するとどうなるか

糖尿病による足のトラブルを放置すると、段階的に悪化していく可能性があります。初期の段階では皮膚の乾燥・かかとのひび割れ・たこやうおのめの形成が見られます。これらはまだ比較的対処しやすい状態です。

次の段階では、ひび割れや皮膚のトラブルから細菌が侵入し、感染(蜂窩織炎・丹毒など)が起きることがあります。糖尿病の方は免疫機能が低下しているため、感染が広がりやすく、通常の人よりも重症化しやすい傾向があります。

さらに進行すると、皮膚・筋肉・骨にまで感染が及ぶ「骨髄炎」や、組織が壊死する状態(壊疽)に至ることがあります。このような状態になると、最悪の場合は足の一部や下肢の切断を余儀なくされることもあります。日本においても、糖尿病による下肢切断は非外傷性切断の原因のなかで最も多いとされており、その多くは足の小さなトラブルが発端となっています。

このような深刻な状況を防ぐためには、早期の段階からの適切なケアと医療機関での管理が不可欠です。「たかがかかとのひび割れ」と軽く考えず、糖尿病の可能性がある方や糖尿病と診断されている方は、足のトラブルに対して特別な注意を払うことが求められます。

Q. 糖尿病の方が毎日すべきフットケアは何ですか?

糖尿病の方の基本的なフットケアは4つです。①入浴後に足全体を観察する、②かかと・足底を中心に保湿クリームを塗る(指の間は除く)、③爪はスクエアカットで深爪を避ける、④足に合った靴と縫い目のない靴下を選ぶ。血糖コントロールの継続が根本的な予防策となります。

💡 7. 糖尿病性足病変(糖尿病フット)について

「糖尿病性足病変」または「糖尿病フット」とは、糖尿病が原因で足に生じるさまざまな合併症を総称した言葉です。世界保健機関(WHO)の定義によれば、「糖尿病患者の足部に生じた感染、潰瘍、または深部組織の破壊」を指します。

糖尿病フットの主な病態には、糖尿病性神経障害に起因するもの(神経障害性潰瘍)と、末梢動脈疾患に起因するもの(虚血性潰瘍)、そしてその両方が関与するもの(混合型)があります。神経障害性潰瘍は、感覚が鈍くなった足に継続的な圧力や摩擦が加わることで生じることが多く、足底や足指の先端・変形した関節部分に多く見られます。虚血性潰瘍は血流不足による組織の壊死から始まり、足指の先端や足縁部に多く生じます。

糖尿病フットの重症度を評価する際には、「ワグナー分類」や「テキサス大学分類」などのスコアリングシステムが用いられます。グレード0は皮膚の損傷のない段階(ハイリスク足)、グレード1は表在性の潰瘍、グレード2は腱・関節包・骨に達する潰瘍、グレード3は深部感染を伴う潰瘍、グレード4は前足部の壊疽、グレード5は足全体の壊疽、というように段階的に評価されます。

かかとのひび割れはワグナー分類のグレード0、すなわちまだ潰瘍はないがリスクが高い状態に相当します。この段階でしっかりとケアを行い、進行を防ぐことが非常に重要です。

なお、糖尿病フットの治療には、血糖コントロール・感染管理・創傷処置・血行再建術・適切なフットウェアの選択など、多角的なアプローチが必要であり、専門的な医療チームによる管理が求められます。

📌 8. 足・かかとのひび割れを放置するリスク

かかとのひび割れは、一見すると「単なる乾燥肌」のように見えるかもしれませんが、糖尿病の方にとっては特別なリスクを持っています。以下にそのリスクを詳しく説明します。

感染症のリスクについては、ひび割れた皮膚は細菌や真菌の侵入経路になります。特に「蜂窩織炎」と呼ばれる皮膚・皮下組織の細菌感染は、糖尿病の方に多く、迅速な抗生剤治療が必要です。また、水虫(足白癬)の原因となる真菌も、ひび割れから侵入しやすく、爪白癬への進展も起こりやすくなります。

潰瘍化のリスクも重大です。ひび割れが深くなると出血を伴う亀裂になります。感覚が鈍い方はこれに気づかずに歩き続けることがあり、傷口が拡大して潰瘍(皮膚に穴が開いた状態)になるリスクがあります。糖尿病性潰瘍は通常の傷と異なり、治癒に非常に時間がかかります。

壊疽・下肢切断のリスクとしては、潰瘍から骨髄炎や壊疽に進行した場合、最終的に足趾や足部の一部を切断しなければならないケースがあります。これは患者の生活の質(QOL)を著しく低下させるだけでなく、下肢切断後の生命予後も良くないことが知られています。

歩行障害・転倒リスクについても触れておく必要があります。かかとのひび割れや足の痛みによって正常な歩行ができなくなると、転倒リスクが上がります。特に高齢の糖尿病患者では、転倒から骨折、さらには寝たきりへとつながることもあるため注意が必要です。

精神的な影響も無視できません。足のトラブルが続くことで、外出を控えたり活動が制限されたりすることで、精神的なストレスや抑うつ状態につながることもあります。

Q. 糖尿病による足の異常はどんな症状で気づけますか?

主なサインは、足のしびれ・灼熱感・感覚の鈍さ、かかとの著しい乾燥やひび割れ、小さな傷がなかなか治らない、歩くと足が痛むまたはだるい、皮膚の赤みや青黒い変色などです。神経障害があると痛みを感じにくい場合があるため、毎日の視覚的な観察が特に重要です。

✨ 9. 糖尿病が疑われる場合のフットケアの基本

糖尿病が疑われる方や、すでに糖尿病と診断されている方が実践すべきフットケアの基本について説明します。これらは医療機関でのケアに加えて、日常的に自分で行うセルフケアとして大切です。

毎日の足の観察については、入浴後などに足全体を丁寧に観察する時間を作りましょう。観察するポイントは、皮膚の色・乾燥・ひび割れ・傷・腫れ・変色などです。足の裏や指の間も見落とさないようにします。異常を感じたら早めに医療機関に相談することが重要です。

保湿ケアの実践として、足の乾燥を防ぐために保湿クリームやローションを使うことが有効です。入浴後、足をよく拭いた後に保湿剤を塗布します。ただし、指の間は湿潤すぎると真菌が繁殖しやすくなるため、指の間には保湿剤を塗らないようにするのが原則です。保湿剤はかかとや足の甲・足底を中心に使用します。

入浴時の注意点として、足を洗うときは強くこすらず、やわらかいタオルや石鹸で優しく洗うようにします。また、温度感覚が低下している場合は、お湯の温度を手や肘で確認してから入浴するようにしましょう。熱すぎるお湯による低温やけども糖尿病の方には注意が必要です。

爪のケアについては、爪は真っすぐに切る(スクエアカット)ことを心がけ、深爪や巻き爪にならないように注意します。視力低下がある場合や爪が厚く切りにくい場合は、フットケア専門外来や皮膚科・形成外科でのケアを受けることをおすすめします。

適切な靴と靴下の選択も重要です。靴は足に合ったサイズを選び、つま先に余裕があるものが理想的です。硬い素材や縫い目が多い靴は皮膚に擦れて傷の原因になるため避けましょう。裸足で歩くことは傷のリスクを高めるため、屋内でも靴下や室内履きを着用することが推奨されます。

血糖コントロールの継続が最も根本的なケアです。フットケアと並行して、食事・運動・薬物療法による血糖管理を続けることが、足のトラブル予防の根本になります。血糖値を適切にコントロールすることで、神経障害や血流障害の進行を遅らせることができます。

禁煙の重要性も強調しておきたい点です。喫煙は末梢血管の収縮を引き起こし、足の血流をさらに悪化させます。糖尿病の方が喫煙を続けることは、足の合併症リスクを大幅に高めるため、禁煙は非常に重要なライフスタイルの変更です。

🔍 10. 医療機関への受診タイミング

足やかかとの変化がある方、あるいは糖尿病の可能性が気になる方が医療機関を受診すべきタイミングについて説明します。

糖尿病の診断がまだついていない方について述べると、かかとのひび割れ以外にも「のどの渇き」「頻尿」「体重減少」「疲れやすさ」といった症状がある場合、糖尿病のスクリーニング検査(空腹時血糖・HbA1c)を受けることをおすすめします。健康診断で血糖値が高めと指摘されたことがある方も、改めて精密検査を受けることが重要です。かかりつけ医や内科・糖尿病内科への受診が一般的な窓口になります。

すでに糖尿病と診断されている方については、以下のような足の症状がある場合は速やかに受診してください。傷が2週間以上経っても治らない場合、傷口に赤み・腫れ・熱感・膿・臭いがある場合(感染の可能性)、かかとや足に深い亀裂があり出血している場合、足に新しい水ぶくれ・潰瘍・黒ずみがある場合、足が急に冷たくなったり青黒くなったりした場合(血流障害の可能性)、足・下肢に急な痛みや感覚の変化がある場合などが受診の目安です。

定期的なフットケア外来の受診も推奨されます。多くの病院では、糖尿病患者を対象とした「フットケア外来」を設けています。医療専門職(医師・看護師・糖尿病療養指導士・フットケア指導士など)が足の状態を定期的に評価し、たこやうおのめの除去、爪のケア、保湿指導などを行います。糖尿病と診断されている方は、3〜6ヶ月に一度程度の定期的な足の評価を受けることが推奨されています。

皮膚のトラブルで迷ったら、皮膚科への受診も一つの選択肢です。かかとのひび割れや皮膚の変化が気になる場合、皮膚科での診察を通じて適切なケアや、必要であれば内科・糖尿病内科への紹介を受けることができます。

「これくらい大丈夫」と自己判断せず、足のトラブルは早期に医療機関に相談することが、深刻な合併症を防ぐ最善の策です。

👨‍⚕️ 当院での診療傾向【医師コメント】

高桑康太 医師(当院治療責任者)より

「当院では、「かかとのひび割れがなかなか治らない」「足の乾燥がひどくなってきた」というお悩みをきっかけに受診され、血糖値の異常が初めて発覚する患者様が少なくありません。かかとのひび割れは単なる乾燥肌と見過ごされがちですが、糖尿病による自律神経障害や血流障害のサインである場合があり、早期に気づくことが深刻な合併症を防ぐ大きな一歩につながります。足の小さな変化を「たいしたことない」と自己判断せず、気になることがあればどうぞお気軽にご相談ください。」

💪 よくある質問

かかとのひび割れは糖尿病のサインになるのですか?

はい、なる場合があります。糖尿病による自律神経障害で汗腺の機能が低下すると、足が極端に乾燥しやすくなり、かかとのひび割れが生じやすくなります。また血流障害による皮膚の新陳代謝低下も原因のひとつです。ひび割れが繰り返す・なかなか治らない場合は、血糖値の確認をおすすめします。

糖尿病の足トラブルを放置するとどうなりますか?

放置すると段階的に悪化するリスクがあります。初期の乾燥・ひび割れから、細菌感染(蜂窩織炎など)、さらに潰瘍・骨髄炎・壊疽へと進行する可能性があります。最悪の場合、足や下肢の切断が必要になることもあります。「たかがひび割れ」と軽視せず、早めに医療機関へご相談ください。

糖尿病の方が毎日できるフットケアを教えてください。

主に以下の4つが基本です。①入浴後に足全体を丁寧に観察する、②かかとや足底を中心に保湿クリームを塗る(指の間は除く)、③爪はスクエアカットで深爪を避ける、④足に合った靴と縫い目のない靴下を選ぶ。これらに加え、血糖コントロールの継続が足トラブル予防の根本となります。

糖尿病による足の異常はどんな症状で気づけますか?

以下のような変化が主なサインです。足のしびれ・灼熱感・感覚の鈍さ、かかとや足縁の著しい乾燥・ひび割れ、小さな傷がなかなか治らない、歩くと足が痛むまたはだるい、皮膚の色の変化(赤み・青黒さ)などです。神経障害があると痛みを感じにくい場合があるため、毎日の視覚的な観察が特に重要です。

アイシークリニックでは足やかかとの悩みも相談できますか?

はい、ご相談いただけます。アイシークリニック新宿院では、「かかとのひび割れが治らない」「足の乾燥がひどい」といったお悩みをきっかけに、血糖値の異常が初めて発覚する患者様も少なくありません。足の小さな変化でも自己判断せず、気になる症状がございましたらお気軽にご相談ください。

🎯 まとめ

糖尿病は初期症状が乏しい病気ですが、足やかかとのひび割れ・乾燥・傷の治りにくさといったサインが、糖尿病の早期発見につながることがあります。高血糖の状態が続くと、自律神経障害による発汗機能の低下や血流障害によって足の皮膚が乾燥しやすくなり、かかとのひび割れが生じやすくなります。さらに神経障害による感覚の鈍化と免疫機能の低下が重なることで、足のトラブルは急速に深刻化するリスクがあります。

かかとのひび割れは一見すると軽微な問題に見えますが、糖尿病の方にとっては感染症・潰瘍・壊疽・下肢切断へとつながりうる入り口になり得ます。そのため、毎日の足の観察・適切な保湿・正しい爪ケア・適した靴の選択・血糖コントロールの継続といったフットケアを日常的に実践することが重要です。

足やかかとに気になる変化を感じた場合、あるいは糖尿病のリスクが心配な場合は、一人で悩まず、早めに医療機関に相談することをおすすめします。アイシークリニック新宿院では、患者さんの症状や状況に合わせた適切な診察・検査・指導を提供しています。足のトラブルが気になる方、糖尿病の検査を受けたい方は、ぜひ一度ご相談ください。

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📚 参考文献

  • 厚生労働省 – 糖尿病の基本情報(定義・患者数・予備群約2,000万人・1型・2型の分類・三大合併症)および生活習慣病対策に関する公式情報として参照
  • WHO(世界保健機関) – 糖尿病性足病変(糖尿病フット)のWHO定義(「糖尿病患者の足部に生じた感染・潰瘍・深部組織の破壊」)および糖尿病の国際的な疾患定義・分類の根拠として参照
  • PubMed – 糖尿病性神経障害・末梢動脈疾患による足病変のメカニズム、ワグナー分類、糖尿病フットの重症度評価、フットケアの有効性に関する学術的エビデンスの根拠として参照

監修者医師

高桑 康太 医師

保有資格

ミラドライ認定医

略歴

  • 2009年 東京大学医学部医学科卒業
  • 2009年 東京逓信病院勤務
  • 2012年 東京警察病院勤務
  • 2012年 東京大学医学部附属病院勤務
  • 2019年 当院治療責任者就任
  • 皮膚腫瘍・皮膚外科領域で15年以上の臨床経験と30,000件超の手術実績を持ち、医学的根拠に基づき監修を担当
  • 専門分野:皮膚腫瘍、皮膚外科、皮膚科、形成外科
  • 臨床実績(2024年時点) 皮膚腫瘍・皮膚外科手術:30,000件以上、腋臭症治療:2,000件以上、酒さ・赤ら顔治療:1,000件以上
  • 監修領域 皮膚腫瘍(ほくろ・粉瘤・脂肪腫など)、皮膚外科手術、皮膚がん、一般医療コラムに関する医療情報

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佐藤 昌樹 医師

保有資格

日本整形外科学会整形外科専門医

略歴

  • 2010年 筑波大学医学専門学群医学類卒業
  • 2012年 東京大学医学部付属病院勤務
  • 2012年 東京逓信病院勤務
  • 2013年 独立行政法人労働者健康安全機構 横浜労災病院勤務
  • 2015年 国立研究開発法人 国立国際医療研究センター病院勤務を経て当院勤務

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