
⚡ 足の裏のできもの、放置していませんか?
「そのうち治るだろう」と思ってそのままにしていると、取り返しのつかないことになるかもしれません。
足の裏は自分では見えにくい場所。だからこそ、重大な病気のサインを見逃してしまうリスクが高い部位なのです。
🚨 こんな症状、ひとつでも当てはまったら要注意!
✅ 足の裏にできものがある
✅ かゆみ・痛みがある
✅ 2〜3週間以上ずっと続いている
✅ 色が黒っぽい・形がいびつ
✅ 市販薬を使っても改善しない
自己判断での市販薬使用は、症状を悪化させたり、診断を遅らせる原因になることも。
📌 読まないと損するかもしれない理由
足の裏のできものを放置すると、感染が広がる・治療が長期化する・最悪の場合は命に関わるリスクがあります。
正しい知識で、早めの対処を!
目次
- 足の裏のできものとかゆみの関係
- 足の裏にできものができる主な原因疾患
- 水虫(白癬):かゆみを伴う最も多い原因
- 汗疱(異汗性湿疹):小さな水ぶくれとかゆみ
- たこ・魚の目:かゆみより痛みが多いが注意が必要
- ウイルス性疣贅(いぼ):かゆみを伴うことがある
- 粉瘤(アテローム):足の裏にできる袋状の腫瘍
- ほくろと悪性黒色腫(メラノーマ):見逃せない危険なサイン
- 接触性皮膚炎:靴や素材によるかぶれ
- 足の裏のできものが気になるときの対処法
- 病院を受診すべきタイミング
- まとめ
この記事のポイント
足の裏のできものとかゆみの原因は、水虫・汗疱・いぼ・メラノーマなど多岐にわたる。見た目が似ていても治療法は異なるため自己判断は危険で、2〜3週間以上続く場合は皮膚科への受診が推奨される。
💡 足の裏のできものとかゆみの関係
足の裏は、全身の中でも特殊な皮膚構造を持つ部位の一つです。足底の皮膚は角質層が厚く、外部からの刺激に対して比較的強い構造になっています。一方で、汗腺が非常に多く密集しており、靴の中という密閉された環境にあるため、湿気がこもりやすく、細菌や真菌(カビの一種)が繁殖しやすい環境が整っています。
「できもの」とひとくちに言っても、その性状はさまざまです。皮膚が盛り上がるもの、水ぶくれのようなもの、硬くなるもの、色が変わるものなど、形態によって原因が大きく異なります。かゆみを伴う場合は、炎症や感染症、アレルギー反応が関わっていることが多く、かゆみがない場合はウイルスや物理的刺激による変化が原因であるケースが多い傾向があります。
かゆみとできものが同時に現れる場合、単純な皮膚の問題だけでなく、免疫の状態や基礎疾患(糖尿病など)が影響していることもあります。特に糖尿病の方は足の皮膚トラブルが悪化しやすいため、早めの受診が大切です。
Q. 足の裏に小さな水ぶくれとかゆみが出る原因は?
足の裏に小さな水ぶくれとかゆみが生じる原因として、水虫(白癬菌による感染症)と汗疱(異汗性湿疹)が代表的です。どちらも見た目が非常に似ていますが、治療法はまったく異なります。水虫には抗真菌薬、汗疱にはステロイド外用薬が用いられるため、自己判断は禁物です。
📌 足の裏にできものができる主な原因疾患
足の裏にできるできものの原因として、以下のような疾患が考えられます。それぞれの特徴を把握しておくことで、適切な対処につなげることができます。
主な原因疾患を大きく分類すると、感染症(水虫・ウイルス性疣贅など)、炎症・アレルギー(汗疱・接触性皮膚炎)、物理的刺激による変化(たこ・魚の目)、腫瘍性病変(粉瘤・ほくろ・メラノーマ)などに分けることができます。以下でそれぞれ詳しく解説していきます。
✨ 水虫(白癬):かゆみを伴う最も多い原因
足の裏にできものができてかゆいという症状で最も頻度が高い原因のひとつが、水虫(白癬)です。水虫は白癬菌と呼ばれる真菌(カビの一種)が足の皮膚に感染することによって起こる疾患で、日本では非常に多くの人が罹患しています。成人の約4人に1人が水虫に感染しているとも言われており、決して珍しい疾患ではありません。
水虫には大きく3つのタイプがあります。趾間型(しかんがた)は足の指の間に生じるタイプで、皮膚がジクジクと湿潤したり、白くふやけたりするのが特徴です。強いかゆみを伴うことが多く、水虫の中では最も一般的なタイプです。
小水疱型(しょうすいほうがた)は足の裏や側面に小さな水ぶくれが多発するタイプです。水ぶくれは破れると皮がめくれ、強いかゆみを伴います。足の裏に「かゆくて小さなできもの(水ぶくれ)がたくさんできた」という場合は、このタイプの水虫が最も疑われます。
角質増殖型(かくしつぞうしょくがた)は足の裏全体の皮膚が厚くなり、かさかさとした状態になるタイプです。このタイプはかゆみが少なく、乾燥した角化病変として現れることが多いため、単なる乾燥肌と混同されやすいという特徴があります。高齢者に多く見られます。
水虫の白癬菌は、感染者の皮膚から剥がれた角質を踏むことで感染します。銭湯やプール、スポーツジムのロッカールームなど、多くの人が裸足で歩く場所での感染リスクが高いとされています。また、靴の中は高温多湿になりやすく、白癬菌が繁殖しやすい環境が整っているため、一度感染すると治りにくいという側面もあります。
水虫の治療には、抗真菌薬の外用薬(塗り薬)が基本となります。市販の水虫薬でも効果がありますが、自己判断で使用を中止すると再発しやすいため、皮膚科を受診して適切な治療を受けることが重要です。症状が重い場合や角質増殖型の場合は、内服薬が処方されることもあります。治療は通常、症状が消えた後も1〜2ヶ月程度継続することが推奨されています。
Q. 足の裏のほくろはメラノーマと区別できますか?
足の裏は悪性黒色腫(メラノーマ)の好発部位であり、通常のほくろと外見だけで区別することは困難です。形の非対称性・縁の不整・色調の不均一・直径6mm以上・変化の有無を確認するABCDEルールが自己チェックに有用です。気になる病変は皮膚科でダーモスコピーによる専門的な評価を受けることが重要です。
🔍 汗疱(異汗性湿疹):小さな水ぶくれとかゆみ
汗疱(かんぽう)は、手のひらや足の裏に小さな水ぶくれが多発する皮膚疾患です。異汗性湿疹とも呼ばれます。直径1〜3mm程度の深在性の水疱(水ぶくれ)が足の裏や側面に群生し、かゆみや灼熱感を伴うのが特徴です。
汗疱は春から夏にかけての季節の変わり目に多く見られ、発汗との関連が指摘されていますが、正確なメカニズムはまだ完全には解明されていません。ストレス、金属アレルギー(特にニッケルやコバルト)、アトピー素因、発汗異常などが関与していると考えられています。
水ぶくれは数週間で自然に乾燥し、皮が剥けて治癒することが多いですが、再発を繰り返す慢性的な経過をたどることもあります。症状が強い場合は、ステロイド外用薬が治療に用いられます。また、金属アレルギーが関与している場合は、アレルゲンの除去や歯科的な対応(金属製の詰め物の交換など)が有効なこともあります。
汗疱は水虫と見た目が似ているため、自己判断が難しい疾患です。水虫と汗疱では治療法が異なるため、皮膚科で真菌検査(顕微鏡検査)を受けて確実に鑑別することが大切です。水虫と誤ってステロイド外用薬を使用すると、症状が悪化する可能性があるため注意が必要です。
💪 たこ・魚の目:かゆみより痛みが多いが注意が必要
たこ(胼胝:べんち)と魚の目(鶏眼:けいがん)は、足の裏への長期的な圧迫や摩擦によって皮膚の角質が厚くなることで生じる病変です。足の裏にできものができたと感じる原因として非常に多いものですが、どちらかというかゆみよりも痛みを主症状とすることが多いです。
たこは皮膚全体が均一に厚くなり、表面が平らで黄色みを帯びた硬い角質の塊として現れます。足の裏の骨の出っ張り部分や、靴と擦れる部分に生じやすく、比較的痛みは少ないですが、厚くなった角質が周囲の皮膚を引っ張るようなかゆみや違和感を感じることがあります。
魚の目はたこと異なり、角質が皮膚の内部(真皮方向)に向かって円錐状に突き刺さるように成長するのが特徴です。中心部に半透明の核(芯)があり、この核が神経を圧迫することで、体重をかけたときに鋭い痛みが生じます。主に足の指の間や足の指の付け根部分、かかとなどに生じやすく、足の裏全体に生じることもあります。
たこや魚の目の原因として最も多いのは、合わない靴の長期使用です。足先が細いハイヒールや、サイズが合わない靴を履き続けることで特定の部位に圧力が集中し、角質が異常に増殖します。また、扁平足や外反母趾など、足の変形が関与していることもあります。
たこや魚の目は、市販のスピール膏(サリチル酸を含む絆創膏)で角質を柔らかくして削る方法が一般的ですが、根本的な解決には皮膚科や形成外科でのケアが必要です。医療機関では、スカルペル(メスの一種)で角質を削ったり、液体窒素による凍結療法を行ったりします。また、再発予防のためにインソール(中敷き)を使って足への圧力分散を図ることも重要です。
注意が必要なのは、糖尿病の方です。糖尿病による神経障害がある場合、痛みを感じにくいため、たこや魚の目が悪化しても気づかないことがあります。さらに、免疫力の低下により感染症を起こしやすく、最悪の場合、壊疽(えそ)につながることもあるため、早期の専門的ケアが必要です。
🎯 ウイルス性疣贅(いぼ):かゆみを伴うことがある
ウイルス性疣贅(ゆうぜい)は、ヒトパピローマウイルス(HPV)の感染によって生じるいぼです。足の裏にできるものは特に「足底疣贅(そくていゆうぜい)」と呼ばれ、魚の目と混同されやすい病変です。
足底疣贅の特徴は、表面に点状の出血点(黒い点)が見られることです。これはウイルスに侵された血管が拡張したものです。また、疣贅は横方向に圧迫すると痛みが出やすく、縦方向(体重をかける方向)に圧迫しても比較的痛みが少ないという特徴があります。一方、魚の目は体重をかけたときに痛みが出やすいという点で区別できますが、自己判断は難しいため医療機関での診断が必要です。
ウイルス性疣贅は感染症であるため、プールや銭湯などで他の人にうつることがあります。また、自分の体の中でも広がることがあるため(自家感染)、早めの治療が推奨されます。かゆみを感じる場合もありますが、かゆみは主症状ではないことが多いです。
治療の主流は液体窒素を用いた凍結療法です。疣贅組織を凍結させて壊死させる方法で、数回〜十数回の治療が必要なことが多いです。その他にも、サリチル酸外用薬、モノクロロ酢酸、外科的切除、CO2レーザーなど、さまざまな治療法が用いられます。治療法は疣贅の大きさや数、患者さんの状態によって選択されます。
Q. たこと魚の目の違いと治療法を教えてください
たこは皮膚が均一に厚くなり痛みが少ないのに対し、魚の目は角質が円錐状に内側へ成長し、体重をかけると鋭い痛みが生じます。どちらも合わない靴や長期的な摩擦が原因です。治療は皮膚科や形成外科でスカルペルによる角質削りや液体窒素による凍結療法が行われ、再発予防にはインソールの活用が有効です。

💡 粉瘤(アテローム):足の裏にできる袋状の腫瘍
粉瘤(ふんりゅう)は、皮膚の下に袋状の構造物ができ、その中に角質や皮脂などが蓄積する良性の皮膚腫瘍です。アテローム、表皮嚢腫とも呼ばれます。足の裏を含む全身のどこにでも生じる可能性があります。
粉瘤は皮膚の下に丸い硬い塊として触れ、中心部に黒い点(毛孔角栓)が見られることがあります。通常は無症状で、痛みもかゆみもないことがほとんどですが、細菌感染を起こして炎症が生じると(炎症性粉瘤)、急激に赤く腫れ上がり、痛みや熱感、かゆみを伴うことがあります。
粉瘤自体は良性の病変ですが、自然には消えず、放置しても小さくなることはありません。感染を繰り返す可能性があるため、外科的に袋ごと摘出することが根本的な治療となります。炎症が起きている時期は切開して膿を出す処置が先に行われ、炎症が落ち着いた後に袋の摘出術を行います。
足の裏の粉瘤は、歩行時の圧力や刺激によって感染を起こしやすい部位でもあります。膨らみに気づいたら早めに皮膚科や形成外科を受診することをお勧めします。
📌 ほくろと悪性黒色腫(メラノーマ):見逃せない危険なサイン
足の裏にできた黒や茶色の色素性病変は、単純なほくろ(色素性母斑)であることがほとんどですが、中には悪性黒色腫(メラノーマ)という皮膚がんの可能性があります。メラノーマは皮膚がんの中でも特に悪性度が高く、早期発見・早期治療が非常に重要です。
日本人のメラノーマは、足の裏や手のひら、爪など、手足の末端部(末端黒子型)に生じることが最も多いという特徴があります。このタイプは紫外線の影響が少ない部位にもかかわらず発生するため、紫外線対策だけでは予防できないという点でも注意が必要です。
メラノーマを早期に発見するためには、ABCDEルールと呼ばれる自己チェック基準が有用です。Aは非対称性(Asymmetry)で、病変が左右非対称な形をしている場合は要注意です。Bは辺縁不整(Border)で、縁がギザギザしていたり、不規則な形をしている場合は注意が必要です。Cは色調不均一(Color)で、黒、茶、赤、青など複数の色が混在している場合は危険なサインです。Dは大きさ(Diameter)で、直径6mm以上の病変は要注意とされています。Eは変化(Evolution)で、形・大きさ・色が変化している場合は早急に受診が必要です。
通常のほくろとメラノーマは外見だけでは区別が難しいことがあります。かゆみを感じる、表面がただれる、出血するなどの症状が現れた場合は特に注意が必要です。皮膚科ではダーモスコピーという特殊な拡大鏡を用いて詳しく観察し、必要に応じて皮膚生検(組織検査)を行って診断を確定します。
足の裏のほくろや色素性病変が気になる場合は、「まあ大丈夫だろう」と自己判断せず、皮膚科を受診して専門医に診てもらうことを強くお勧めします。メラノーマは早期であれば手術による完治が期待できますが、転移が起きてしまうと治療が格段に難しくなります。
✨ 接触性皮膚炎:靴や素材によるかぶれ
接触性皮膚炎は、皮膚に触れた物質によって引き起こされる炎症性皮膚疾患です。足の裏の場合、靴の素材(ゴム、皮革、合成繊維)、靴下の素材、靴の接着剤や染料、インソールの素材などがアレルゲンや刺激物質となり得ます。
接触性皮膚炎には、刺激性接触皮膚炎とアレルギー性接触皮膚炎の2種類があります。刺激性接触皮膚炎は、強い刺激物質に接触することで誰にでも起こり得る反応です。一方、アレルギー性接触皮膚炎は、特定の物質に対する免疫アレルギー反応であり、初回接触では症状が出ず、繰り返し接触することで感作(アレルギー状態になること)が起き、その後接触するたびに症状が出るようになります。
症状としては、赤み、腫れ、小さなブツブツ(丘疹)、水ぶくれ、かゆみなどが生じます。かゆみは非常に強いことが多く、症状が出る範囲が接触した素材の当たる部位と一致することが多いため、原因の特定に役立ちます。
治療はステロイド外用薬が基本となります。また、原因物質の特定(パッチテストによるアレルゲン検査)と回避が最も重要です。靴の素材アレルギーであれば、天然素材の靴や低アレルゲン性の靴下を選ぶことが再発予防につながります。
汗をかくことで靴の素材から溶け出した化学物質が皮膚に接触しやすくなるため、足の蒸れを防ぐことも重要な予防策です。吸汗性の高い靴下を着用し、靴を毎日交互に使って乾燥させるなどの工夫も有効です。
Q. 足の裏のできもので皮膚科を受診すべき目安は?
足の裏のできものやかゆみが2〜3週間以上改善しない場合、できものが急速に大きくなる・色が変化する・出血やただれを伴う場合は、早めに皮膚科を受診することが推奨されます。また糖尿病など基礎疾患のある方は軽微な症状でも早期受診が重要です。市販薬を使用しても改善しない場合も、専門医による正確な診断が必要です。
🔍 足の裏のできものが気になるときの対処法

足の裏にできものとかゆみが生じた場合、まず行うべきことは清潔に保つことです。足を丁寧に洗い(ただし、強くこすりすぎず)、しっかりと水分を拭き取ることが基本です。特に指の間は乾燥しにくいため、丁寧に拭き取ることが大切です。
かゆみが強い場合は掻きたくなる気持ちは理解できますが、掻くことで皮膚が傷つき、細菌感染が起こったり、症状が悪化したりすることがあります。爪を短く切っておくこと、かゆい部位を冷やすことで一時的にかゆみを和らげることができます。市販の抗ヒスタミン成分入りの外用薬も、かゆみ緩和に役立つことがあります。
水虫が疑われる場合は、市販の抗真菌薬(水虫薬)を使用することができますが、確実な診断なしに使用すると、別の疾患の場合に症状を悪化させる可能性があります。特に、水疱型の病変は汗疱と水虫が見た目で区別しにくいため、まず皮膚科を受診して診断を確定してから適切な薬を使用することが理想的です。
足元の環境を整えることも重要な対処法の一つです。汗をかきやすい方は、吸汗性・通気性の高い靴下を選び、同じ靴を毎日履き続けないようにして靴を十分に乾燥させましょう。また、靴の中に消臭・抗菌効果のあるインソールを活用することも有効です。足に合ったサイズの靴を選ぶことで、たこや魚の目の予防にもつながります。
保湿ケアも忘れずに行いましょう。足の裏の乾燥は角質の増殖を促し、たこや魚の目を悪化させることがあります。入浴後など皮膚が柔らかくなったときに、保湿クリームをしっかり塗布する習慣をつけることをお勧めします。ただし、指の間の過度な保湿は水虫の発症リスクを高める可能性があるため、指の間は除いて保湿することが一般的です。
自己判断で無理にできものを潰したり、切ったりすることは絶対に避けてください。感染のリスクが高まるだけでなく、悪性の病変を傷つけてしまうことで転移が促進される可能性もあります。何か気になる病変がある場合は、必ず専門医に診てもらうことが大切です。
💪 病院を受診すべきタイミング
足の裏のできものやかゆみは、どのタイミングで病院を受診すべきでしょうか。以下のような症状や状況があれば、早めに皮膚科を受診することをお勧めします。
まず、症状が2〜3週間以上改善しない場合です。軽微な皮膚トラブルであれば、適切なケアで数週間のうちに改善することがほとんどです。それ以上続く場合は、医療機関での診察が必要です。
次に、できものが急速に大きくなっている場合や、色が変化している場合です。特に黒や茶色の色素性病変が拡大したり、色が不均一になったりしている場合は、悪性腫瘍の可能性も含めて早急な受診が必要です。
できものから出血している場合、または表面がただれている場合も、早めの受診が必要です。これらは炎症の悪化や悪性病変のサインである可能性があります。
かゆみや痛みが強く、日常生活に支障をきたしている場合も受診のタイミングです。強い症状は適切な治療によって緩和できることがほとんどです。
市販薬を使用しても症状が改善しない、または悪化している場合も受診が必要です。市販の水虫薬を使っているにもかかわらず症状が続く場合は、水虫ではない別の疾患である可能性や、薬が適切に効いていない可能性があります。
糖尿病や免疫抑制状態(ステロイドの長期内服、免疫抑制剤の使用、HIV感染など)の方は、足の皮膚トラブルが重篤化しやすいため、軽微な症状でも早めに受診することが重要です。
また、複数のできものが同時にできた場合や、できものが増えてきている場合も受診を検討してください。ウイルス性疣贅など、広がる性質の疾患であった場合、早期に治療を開始することで広がりを防ぐことができます。
受診する診療科は、基本的には皮膚科が適切です。足の裏のできものの診察に慣れた皮膚科専門医であれば、ダーモスコピーなどの専門的な検査機器を用いた詳細な評価が可能です。色素性病変(ほくろ状のもの)が気になる場合は、特に皮膚科での受診をお勧めします。
👨⚕️ 当院での診療傾向【医師コメント】
高桑康太 医師(当院治療責任者)より
「当院では、足の裏のできものやかゆみを主訴に来院される患者様の多くが、水虫と汗疱の区別がつかないまま市販薬を使い続け、症状を悪化させた状態でご来院されるケースが少なくありません。これらは見た目が非常に似ていながら治療法がまったく異なるため、自己判断は禁物です。また、足の裏の色素性病変はメラノーマの好発部位でもありますので、「ただのほくろだろう」と放置せず、気になる変化があれば早めに皮膚科へご相談いただくことが、あなたの健康を守る第一歩となります。」
🎯 よくある質問
見た目だけでは区別が非常に難しく、自己判断は危険です。水虫は白癬菌による感染症、汗疱はアレルギーや発汗異常による炎症性疾患で、治療法がまったく異なります。水虫にステロイド外用薬を使うと悪化する恐れがあるため、皮膚科で真菌検査(顕微鏡検査)を受けて正確に診断してもらうことが重要です。
足の裏は悪性黒色腫(メラノーマ)の好発部位であるため、注意が必要です。形が非対称・縁がギザギザ・色が不均一・直径6mm以上・形や色の変化(ABCDEルール)に当てはまる場合は早急に皮膚科を受診してください。「ただのほくろ」と自己判断せず、専門医にダーモスコピーで確認してもらうことをお勧めします。
市販薬を使用しても症状が改善しない、または悪化している場合は、水虫以外の疾患(汗疱・接触性皮膚炎など)の可能性や、薬が適切に効いていない可能性があります。自己判断での使用を続けず、早めに皮膚科を受診して正確な診断を受けることが大切です。当院でも専門的な診察を行っておりますので、お気軽にご相談ください。
たこ・魚の目は皮膚科や形成外科で治療を受けられます。医療機関では専用の器具(スカルペル)で角質を削ったり、液体窒素による凍結療法を行います。また、再発予防のためインソールによる圧力分散も有効です。特に糖尿病の方は痛みを感じにくく悪化しやすいため、軽症でも早めに専門医へ相談することが重要です。
基本的には皮膚科の受診をお勧めします。皮膚科専門医はダーモスコピーなどの専門的な検査機器を用いて、水虫・汗疱・いぼ・メラノーマなど多様な疾患を正確に診断できます。症状が2〜3週間以上続く場合、急激な変化・出血・ただれを伴う場合は特に早めの受診が必要です。当院(アイシークリニック新宿院)でも皮膚トラブルの専門的な診察を行っています。
💡 まとめ
足の裏にできものができてかゆいという症状には、水虫(白癬)、汗疱(異汗性湿疹)、たこ・魚の目、ウイルス性疣贅(いぼ)、粉瘤、接触性皮膚炎など、さまざまな原因が考えられます。また、ほくろのように見える色素性病変の中には、悪性黒色腫(メラノーマ)という皮膚がんが潜んでいる可能性もゼロではありません。
足の裏は直接見えにくい部位であるため、異変に気づいたときには症状が進行していることもあります。日頃から入浴時などに足の裏をしっかりと観察する習慣をつけることが、早期発見につながります。
かゆみを伴うできものは、感染症や炎症反応が関与していることが多く、適切な治療で症状を改善できることがほとんどです。しかし、自己判断で対処しようとすると、症状を悪化させたり、重篤な疾患の発見が遅れたりする可能性があります。
症状が2〜3週間以上続く場合、急激な変化が見られる場合、出血やただれを伴う場合は、迷わず皮膚科を受診してください。専門医による正確な診断と適切な治療を受けることが、最も確実な解決への道です。アイシークリニック新宿院では、皮膚トラブルに関する専門的な診察を行っています。足の裏の気になる症状がある方は、お気軽にご相談ください。早期発見・早期治療が、あなたの健康を守ることにつながります。
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📚 参考文献
- 日本皮膚科学会 – 足白癬(水虫)の診断基準・治療ガイドライン、汗疱・接触性皮膚炎・ウイルス性疣贅・悪性黒色腫(メラノーマ)の診療ガイドラインに関する情報
- 厚生労働省 – 水虫(白癬)の感染予防・治療に関する公式情報、および糖尿病患者の足病変リスクに関する啓発情報
- 国立感染症研究所 – 白癬菌(真菌)の感染経路・疫学データ・感染予防策に関する科学的根拠情報(成人の約4人に1人が罹患するという疫学的根拠を含む)
監修者医師
高桑 康太 医師
保有資格
ミラドライ認定医
略歴
- 2009年 東京大学医学部医学科卒業
- 2009年 東京逓信病院勤務
- 2012年 東京警察病院勤務
- 2012年 東京大学医学部附属病院勤務
- 2019年 当院治療責任者就任
- 皮膚腫瘍・皮膚外科領域で15年以上の臨床経験と30,000件超の手術実績を持ち、医学的根拠に基づき監修を担当
- 専門分野:皮膚腫瘍、皮膚外科、皮膚科、形成外科
- 臨床実績(2024年時点) 皮膚腫瘍・皮膚外科手術:30,000件以上、腋臭症治療:2,000件以上、酒さ・赤ら顔治療:1,000件以上
- 監修領域 皮膚腫瘍(ほくろ・粉瘤・脂肪腫など)、皮膚外科手術、皮膚がん、一般医療コラムに関する医療情報
佐藤 昌樹 医師
保有資格
日本整形外科学会整形外科専門医
略歴
- 2010年 筑波大学医学専門学群医学類卒業
- 2012年 東京大学医学部付属病院勤務
- 2012年 東京逓信病院勤務
- 2013年 独立行政法人労働者健康安全機構 横浜労災病院勤務
- 2015年 国立研究開発法人 国立国際医療研究センター病院勤務を経て当院勤務
