
💬 「かかとのひび割れ、どの薬を選べばいいかわからない…」
そのお悩み、放置すると出血・感染症に発展することも。
この記事を読めば、症状別の薬の選び方・正しい使い方・クリニックに行くべきサインまで、ぜんぶわかります。
🚨 読まないと、合わない薬を使い続けて悪化させるリスクがあります。
つるつるのかかとを取り戻すために、まずは3分だけ読んでみてください👇
目次
- かかとのひび割れとは?原因と悪化のメカニズム
- かかとのひび割れに使われる薬の種類
- 市販薬の主な成分と効果
- かかとのひび割れ薬ランキング(市販薬の選び方指南)
- 薬の正しい使い方と注意点
- 薬以外のホームケア方法
- 市販薬では改善しにくいケースとは
- 専門クリニックで受けられる治療
- かかとのひび割れを予防するための生活習慣
- まとめ
💡 この記事のポイント
かかとのひび割れには尿素配合クリーム(角質肥厚)・ヘパリン類似物質(乾燥)・抗真菌薬(水虫)を症状別に選び、入浴後に毎日継続使用することが基本。4週間以上改善しない場合や出血・糖尿病がある場合は専門クリニックへの受診が推奨される。
💡 かかとのひび割れとは?原因と悪化のメカニズム
かかとのひび割れは、医学的には「皮膚亀裂(ひふきれつ)」または「踵部亀裂(しょうぶきれつ)」と呼ばれる状態です。かかとの皮膚は体重を支えるために他の部位より角質層が厚く発達しており、乾燥すると柔軟性が失われてひび割れが生じやすくなります。
ひび割れが起きる主なメカニズムは以下のとおりです。まず、皮膚の水分量が低下することで角質が硬くなります。次に、歩行や体重負荷によって硬くなった角質に亀裂が入ります。さらに亀裂が深くなると真皮層まで達し、痛みや出血を伴うようになります。
✅ 主な原因
かかとのひび割れを引き起こす原因は複数あり、それらが複合的に絡み合っていることが多いです。
乾燥は最も一般的な原因のひとつです。特に秋冬は空気が乾燥しやすく、皮膚の水分が蒸発しやすくなります。エアコンによる室内乾燥も年間を通じて影響します。
加齢による皮脂分泌の低下も大きな要因です。年齢を重ねると皮脂腺の機能が低下し、皮膚表面の油分が不足するため保湿機能が落ちていきます。20代と比較すると、40代以降は皮脂分泌量が大幅に減少するとされています。
長時間の立ち仕事や歩行、硬い靴やサンダルの使用、裸足での生活なども摩擦や圧力によってひび割れを促進します。特にかかとが露出したサンダルやスリッパは、皮膚が乾燥しやすく摩擦も受けやすいため注意が必要です。
また、アトピー性皮膚炎、乾癬、糖尿病などの疾患がある場合は、皮膚バリア機能の低下や末梢神経障害によってひび割れが起きやすく、治りにくいという特徴があります。体重増加も足への負荷を高め、リスクを高める要因のひとつです。
Q. かかとのひび割れが起きる主な原因は何ですか?
かかとのひび割れは、乾燥・加齢による皮脂分泌低下・長時間の立ち仕事・硬い靴の使用などが主な原因です。アトピー性皮膚炎・乾癬・糖尿病などの疾患がある場合は皮膚バリア機能が低下し、ひび割れが起きやすく治りにくい傾向があります。
📌 かかとのひび割れに使われる薬の種類
かかとのひび割れに用いられる薬は、大きく分けて「保湿剤」「角質軟化剤」「抗真菌薬」「ステロイド配合薬」の4種類に分類されます。症状や原因によって適切な薬が異なりますので、それぞれの特徴を理解しておくことが重要です。
📝 保湿剤
保湿剤は、かかとのひび割れの基本的なケアに用いられます。皮膚の水分を保持し、バリア機能を補うことで乾燥によるひび割れを予防・改善します。ヘパリン類似物質、ワセリン、セラミド、ヒアルロン酸などを主成分とするものが多く流通しています。市販薬としても多数展開されており、比較的手軽に使用できます。
🔸 角質軟化剤
角質軟化剤は、厚くなった角質を柔らかくする作用があります。尿素(ウレア)を主成分とするものが代表的で、10〜25%の濃度のものが市販薬として販売されています。尿素は皮膚の角質に直接作用して水分を保持し、硬くなった組織を軟化させる効果があります。保湿効果もあわせ持つため、角質が厚くてひび割れが深い場合に特に有用です。
⚡ 抗真菌薬
かかとのひび割れが白癬菌(はくせんきん)などの真菌感染によって引き起こされている場合は、抗真菌薬の使用が必要です。足白癬(水虫)は足の指だけでなく、かかとに症状が出る「角質増殖型」という種類があり、ひび割れや皮膚の肥厚を引き起こします。この場合、保湿剤だけではなく抗真菌薬の塗り薬を使う必要があります。
🌟 ステロイド配合薬
炎症が強い場合や、アトピー性皮膚炎などの炎症性疾患が背景にある場合は、抗炎症作用を持つステロイドが配合された外用薬が用いられることがあります。市販のステロイド薬は比較的弱い強度のものが多いため、重症例では医師の処方が必要になります。なお、白癬菌感染がある場合はステロイドの使用が症状を悪化させる可能性があるため、真菌感染の有無を確認してから使用することが大切です。
✨ 市販薬の主な成分と効果
かかとのひび割れに使われる市販薬には、さまざまな有効成分が含まれています。それぞれの成分の特徴を理解することで、自分の症状に合った薬を選びやすくなります。
💬 尿素(ウレア)
尿素はかかとのひび割れ薬の中でも特に代表的な成分です。角質に浸透して水分を引きつける性質があり、硬くなった皮膚を柔らかくする「角質軟化作用」と、水分を保持する「保湿作用」の両方を持ちます。市販薬では10〜20%程度の濃度のものが一般的ですが、濃度が高いほど作用も強くなります。尿素含有クリームは薬局・ドラッグストアで広く販売されており、多くのかかとケア専用製品に配合されています。
✅ ヘパリン類似物質
ヘパリン類似物質は、皮膚科で処方される保湿剤の主成分として知られていますが、近年では市販薬にも広く配合されるようになりました。皮膚の水分保持能力を高め、血行を促進する作用があります。また、角質形成を正常化する効果もあるとされており、乾燥によるひび割れに幅広く対応できます。
📝 サリチル酸
サリチル酸は角質溶解作用を持つ成分で、厚くなった角質を取り除く効果があります。タコや魚の目のケアにも使われますが、かかとの角質が著しく肥厚している場合にも効果的です。ただし、皮膚が薄い部分や傷口への使用は避ける必要があります。
🔸 ビタミンA・E
ビタミンAは皮膚の正常な細胞分裂と角化を促進し、皮膚の健康を維持する効果があります。ビタミンEは抗酸化作用があり、皮膚の酸化ダメージを防ぎながら血行を促進します。これらのビタミン類は単独で使われることもありますが、保湿成分や角質軟化成分と組み合わせて配合されることが多いです。
⚡ グリセリン・ワセリン
グリセリンは水分を引きつける保湿剤で、皮膚の表面に水分を保持する役割を持ちます。ワセリンは皮膚の表面に膜を作り、水分の蒸発を防ぐエモリエント剤です。これらは比較的刺激が少なく、敏感肌の方でも使いやすい成分です。
Q. かかとのひび割れに効く市販薬の成分と選び方を教えてください。
かかとのひび割れには症状別の成分選択が重要です。角質が厚くひび割れが深い場合は尿素(ウレア)配合クリーム、乾燥が主因であればヘパリン類似物質配合の保湿剤、水虫が疑われる場合はテルビナフィンなどの抗真菌薬を選ぶのが基本的な考え方です。
🔍 かかとのひび割れ薬ランキング(市販薬の選び方指南)
市販薬の特定商品を公的に順位付けすることは難しいため、ここでは「症状別に何を選ぶべきか」という観点で、薬の選び方をランキング形式でご説明します。どの製品が合うかは個人差があるため、成分を確認しながら選ぶことが大切です。
🌟 第1位:尿素配合クリーム(角質が厚くひび割れが深い方に)
かかとのひび割れがすでに進行し、角質が分厚くなっている場合には、尿素配合クリームが最もおすすめです。尿素は角質軟化と保湿の両方の作用を持つため、ひびが深いケースにも対応できます。20%前後の高濃度尿素を含む製品は薬局でも手に入り、継続使用することで分厚い角質がやわらかくなってきます。代表的な製品としては「ケラチナミンコーワ」シリーズや「ニベアボディ」の尿素配合タイプなどがよく知られています。ただし、これらはあくまで市販品の一例であり、必ず商品の説明書をよく読んでから使用してください。
💬 第2位:ヘパリン類似物質配合クリーム(乾燥が主な原因の方に)
乾燥が主な原因でひび割れが起きている場合、ヘパリン類似物質を配合したクリームが効果的です。従来は医師処方が必要でしたが、現在は市販品として「ヒルドイド類似成分」を含む製品が広く販売されています。保湿力が高く、皮膚のターンオーバーを整える効果も期待できます。刺激が少なく長期使用しやすいのも特徴のひとつです。
✅ 第3位:液体絆創膏・医療用テープ(亀裂が深く痛みがある方に)
ひび割れが深く、出血や痛みを伴っている場合には、液体絆創膏や医療用テープを使った物理的な保護も有効です。亀裂を塞いで外部刺激から守るとともに、保湿成分を閉じ込める効果もあります。薬用成分入りの液体絆創膏も市販されており、保護と治療を同時に行えます。ただし、亀裂が非常に深い場合や感染が疑われる場合には、医療機関への受診が優先されます。
📝 第4位:抗真菌薬(水虫が原因のひび割れに)
かかとのひび割れが水虫(足白癬)によるものであれば、抗真菌薬の塗り薬を使う必要があります。代表的な成分はテルビナフィン、クロトリマゾール、ミコナゾールなどで、これらを含む市販の水虫薬が多数あります。角質増殖型の水虫はかゆみが少なく水虫と気づきにくいため、心当たりがある方は医療機関で検査を受けることをおすすめします。
🔸 第5位:サリチル酸配合薬(角質が特に分厚い方に)
角質が異常に厚く盛り上がっている場合には、サリチル酸配合の製品が助けになることがあります。角質を溶解して除去する作用が強いため、効果は出やすい反面、正常な皮膚への刺激も強いので使い方に注意が必要です。傷口や炎症部位への使用は避け、用法・用量を厳守して使用してください。
💪 薬の正しい使い方と注意点
市販薬を使用する際は、正しい使い方を守ることで効果を最大限に引き出せます。以下のポイントを参考にしてください。
⚡ 入浴後に使用する
角質が水分を含んでやわらかくなっているお風呂上がりは、薬の浸透率が高まります。入浴後、タオルで軽く水分を拭き取った後にすぐ塗るのが最も効果的です。
🌟 十分な量を塗布する
薄く塗っても十分な効果が得られません。かかとの角質は厚いため、たっぷりと塗り込むことが大切です。塗った後に靴下を履いて就寝すると、成分がより深く浸透しやすくなります。
💬 継続使用が鍵
かかとのひび割れは一度のケアで劇的に改善するものではありません。毎日継続して使用することで、少しずつ角質がやわらかくなり、ひび割れが改善されていきます。最低でも2〜4週間は継続して様子を見ましょう。
✅ 傷口や炎症部位への使用に注意
尿素やサリチル酸配合の薬は、傷口や炎症を起こしている部位に直接使用すると刺激が強く、痛みが悪化することがあります。ひび割れが出血しているような深い傷の場合は、液体絆創膏などで保護してから、周囲に保湿剤を使用するか、医療機関を受診してください。
📝 アレルギー・副作用に注意
初めて使用する薬は、まず少量を目立たない部分に試してから使用することをおすすめします。赤み、かゆみ、腫れなどの異常を感じたらすぐに使用を中止し、皮膚科を受診してください。
Q. かかとのひび割れ薬の正しい使い方は?
かかとのひび割れ薬は、入浴後に角質がやわらかくなったタイミングでたっぷり塗布するのが効果的です。塗布後は靴下を履いて就寝すると成分が浸透しやすくなります。1回のケアで劇的な改善は期待できず、最低2〜4週間の毎日継続使用が効果を最大化するポイントです。

🎯 薬以外のホームケア方法
市販薬の使用とあわせて、日常的なホームケアを組み合わせることで改善効果が高まります。以下のケア方法を取り入れてみてください。
🔸 フットバス(足浴)
ぬるめのお湯(38〜40度程度)に15〜20分ほど足を浸けることで、角質がやわらかくなります。入浴が難しいときにも取り入れやすく、血行促進効果もあります。足浴後はすぐに保湿剤を塗って、乾燥しないようにしてください。重曹や塩を少量加えると、より角質をやわらかくする効果が期待できますが、敏感肌の方は様子を見ながら行ってください。
⚡ かかと専用ヤスリ・軽石の使用
フットバスや入浴後に、かかと専用のヤスリや軽石で角質を少しずつ取り除くと、保湿剤の浸透が良くなります。ただし、一度に削りすぎると皮膚を傷つける原因になるため、週に1〜2回、軽くなでる程度にとどめましょう。傷口がある場合は使用を避けてください。
🌟 ラップ保湿法
保湿クリームをたっぷり塗った後、ラップで巻いて30分〜1時間ほど置く「ラップ保湿法」は、成分の浸透を高める効果があります。ただし、やり過ぎると皮膚が蒸れる可能性があるため、毎日行うのではなく週に数回程度にとどめるのが適切です。
💬 靴下の活用
保湿クリームを塗った後に綿素材の靴下を履いて就寝する「クリーム靴下法」は、寝ている間に保湿成分がじっくりと浸透するため、継続することで効果を実感しやすい方法です。かかと専用の保湿靴下や、シリコン素材のかかとカバーなども市販されており、就寝中のケアに活用できます。
✅ 適切な靴選び
かかとが露出するサンダルやスリッパ、底が硬い靴は、かかとへの負担を増大させます。クッション性が高く、かかとをしっかり包み込む靴を選ぶことが予防と改善の両面で有効です。インソールを活用してクッション性を高めることも効果的です。
💡 市販薬では改善しにくいケースとは
多くのかかとのひび割れは市販薬とセルフケアで改善できますが、以下のような場合は市販薬だけでは不十分なことがあります。
📝 深い亀裂・出血を伴うひび割れ
ひび割れが深く、出血や強い痛みを伴う場合は、真皮層まで損傷が及んでいる可能性があります。このような状態では感染リスクが高まるため、自己処置だけでなく医療機関を受診して適切な処置を受けることが重要です。糖尿病がある方は特に注意が必要で、傷の治癒が遅れたり、感染が広がりやすかったりします。
🔸 白癬菌(水虫)が原因のひび割れ
かかとの角質増殖型の水虫は見た目だけでは判断しにくく、保湿ケアを続けても改善しない場合は水虫が原因かもしれません。水虫の診断は皮膚科での顕微鏡検査が必要です。市販の水虫薬も有効ですが、角質増殖型は薬が浸透しにくいため、医師から処方される内服薬(飲み薬)が必要になるケースもあります。
⚡ アトピー性皮膚炎・乾癬などの基礎疾患がある場合
アトピー性皮膚炎や乾癬、魚鱗癬(ぎょりんせん)などの皮膚疾患が背景にある場合、かかとのひび割れは疾患のコントロールと並行して治療する必要があります。市販薬だけでは根本的な改善が難しく、皮膚科での専門的な管理が必要です。
🌟 糖尿病・末梢動脈疾患がある場合

糖尿病は末梢神経障害や血流障害を引き起こし、かかとの乾燥やひび割れを悪化させます。また、傷の治りが遅くなるため、軽症に見える亀裂でも感染が広がる「糖尿病性足病変」に発展するリスクがあります。糖尿病の方は、かかとのケアを医師や専門家(フットケアナースや糖尿病専門医)に相談することを強くおすすめします。
💬 市販薬を4週間以上続けても改善しない場合
適切な市販薬とホームケアを継続しても4週間以上改善が見られない場合は、原因が別にある可能性があります。皮膚科やフットケア専門クリニックへの受診を検討してください。
Q. かかとのひび割れで専門クリニックを受診すべきタイミングは?
市販薬を4週間以上継続しても改善しない場合、出血や強い痛みを伴うひび割れがある場合、糖尿病・アトピー性皮膚炎・乾癬などの基礎疾患がある場合は、早めに皮膚科や専門クリニックへの受診が推奨されます。特に糖尿病の方は感染リスクが高いため、アイシークリニックなどへの早期相談が重要です。
📌 専門クリニックで受けられる治療
市販薬やセルフケアで改善しない場合、専門のクリニックではより効果的な治療を受けることができます。
✅ 処方薬による治療
皮膚科では、市販薬よりも高濃度の尿素クリームや、ヘパリン類似物質(ヒルドイド)、適切な強度のステロイド外用薬などが処方されます。症状に合わせて最適な薬を選んでもらえるため、市販薬で効果が出なかった方でも改善が期待できます。
📝 フットケア(角質ケア)
クリニックや専門サロンでは、医療用器具を使って安全に角質を取り除くフットケアが受けられます。自分では難しい深い角質の除去や、ひび割れ部分の処置を専門家が行ってくれるため、ホームケアだけでは限界を感じている方に有効です。
🔸 ケミカルピーリング
医療機関では、グリコール酸やサリチル酸などの薬剤を使ったケミカルピーリングが行われることがあります。肥厚した角質を化学的に溶解・除去する治療で、効率的に角質の正常化を促せます。医師の管理下で行われるため安全性も確保されています。
⚡ 光線療法・レーザー治療
乾癬などの疾患が関与している場合は、紫外線療法(ナローバンドUVB)などが適応になることがあります。また、一部のクリニックではレーザーを使って角質の状態を改善する治療も行われています。
🌟 水虫の内服治療
角質増殖型の水虫で、外用薬だけでは改善が不十分な場合は、テルビナフィンやイトラコナゾールなどの抗真菌内服薬が処方されます。内服薬は外用薬よりも角質深部まで有効成分が届くため、難治例でも効果が期待できます。内服薬は副作用(肝機能障害など)のリスクもあるため、定期的な血液検査を行いながら治療を進めます。
✨ かかとのひび割れを予防するための生活習慣
かかとのひび割れは、日常的な生活習慣の見直しによって予防することが可能です。治療と並行して以下の習慣を取り入れることで、再発を防ぎましょう。
💬 毎日の保湿習慣
かかとの保湿は、入浴後に毎日行うことが基本です。症状がない時期でも保湿を続けることで、乾燥によるひび割れの予防につながります。特に秋冬や乾燥しやすい季節は念入りにケアしましょう。
✅ 適切な水分摂取
体内の水分が不足すると、皮膚の水分量も低下します。1日1.5〜2リットルを目安に水分をこまめに摂る習慣をつけましょう。カフェインやアルコールの摂りすぎは利尿作用があり、逆に水分不足を招くことがあるため注意が必要です。
📝 バランスの良い食事
皮膚の健康に必要な栄養素として、ビタミンA(レバー、緑黄色野菜など)、ビタミンE(ナッツ、植物油など)、亜鉛(牡蠣、肉類など)、タンパク質などが挙げられます。偏った食事を続けると皮膚の栄養が不足し、ひび割れが起きやすくなります。
🔸 適切な靴と靴下の選択
かかとをしっかり包む靴を日常的に選ぶことが大切です。また、綿や吸湿性の高い素材の靴下を選ぶことで、蒸れや摩擦を軽減できます。同じ靴を毎日履き続けることは靴の内側の湿気が取れにくくなるため、靴のローテーションも大切です。
⚡ 定期的なフットケア
月に一度程度、フットバスを行いながら軽石やヤスリで角質を取り除く定期的なケアを習慣化することで、角質の蓄積を防げます。角質が蓄積する前にケアしておくことが、ひび割れ予防の近道です。
🌟 体重管理
体重が増加すると足にかかる負荷が増し、かかとへの圧力が高まります。適切な体重を維持することも、かかとのひび割れ予防において無視できないポイントです。
💬 喫煙を避ける
喫煙は末梢血管を収縮させ、皮膚への血流と栄養供給を低下させます。その結果、皮膚の乾燥やひび割れが起きやすくなります。禁煙はかかとのケアだけでなく、全身の皮膚健康にも有益です。
👨⚕️ 当院での診療傾向【医師コメント】
高桑康太 医師(当院治療責任者)より
「かかとのひび割れは「たかが乾燥」と軽視されがちですが、当院では糖尿病や白癬菌感染が背景に潜んでいるケースも少なくなく、自己判断でのケアが症状を長引かせてしまう方も多くいらっしゃいます。市販薬を4週間以上継続しても改善が見られない場合や、出血・痛みを伴うひび割れは、早めに専門医へご相談いただくことで、適切な診断と治療につなげることができます。最近の傾向として、フットケアへの関心が高まる一方で受診のタイミングが遅れるケースも見受けられますので、気になる症状があればどうぞお気軽にご相談ください。」
🔍 よくある質問
角質が厚くひび割れが深い場合は「尿素(ウレア)」配合クリームが最も効果的です。尿素は角質を柔らかくする「角質軟化作用」と水分を保つ「保湿作用」の両方を持ちます。乾燥が主な原因であれば「ヘパリン類似物質」配合の保湿剤が適しています。症状に合わせて成分を選ぶことが大切です。
かかとのひび割れは一度のケアで劇的に改善するものではなく、最低でも2〜4週間の継続使用が目安です。入浴後に毎日たっぷりと塗り込む習慣が効果を最大化します。4週間以上続けても改善が見られない場合は、別の原因が考えられるため、皮膚科や当院などの専門クリニックへの受診をご検討ください。
水虫が原因の「角質増殖型」ひび割れは、かゆみが少なく見た目だけでは判断が難しいという特徴があります。保湿ケアを継続しても改善しない場合や、足の指にも症状がある場合は水虫の可能性があります。水虫の正確な診断には皮膚科での顕微鏡検査が必要です。自己判断せず専門医への相談をおすすめします。
尿素やサリチル酸配合の薬は、傷口や炎症部位に使用すると痛みが悪化する場合があるため避けてください。出血を伴う深いひび割れには、液体絆創膏で保護してから周囲に保湿剤を塗るのが安全です。また、初めて使う薬は少量を目立たない部分でパッチテストし、赤みやかゆみなどの異常が出た場合はすぐに使用を中止してください。
以下のケースでは早めに皮膚科や当院のような専門クリニックへの受診をおすすめします。①市販薬を4週間以上続けても改善しない、②出血や強い痛みを伴うひび割れがある、③糖尿病などの基礎疾患がある、④水虫が疑われる、⑤アトピー性皮膚炎や乾癬などの皮膚疾患がある場合です。特に糖尿病の方は感染リスクが高いため、早期受診が重要です。
💪 まとめ
かかとのひび割れは、乾燥・加齢・摩擦・疾患などさまざまな原因で起こる、多くの方が悩む皮膚トラブルです。市販薬の選び方としては、角質が厚い場合は尿素配合クリーム、乾燥が主な原因であればヘパリン類似物質配合の保湿剤、水虫が疑われる場合は抗真菌薬を選ぶのが基本の考え方です。薬は継続して使用することが大切で、入浴後に毎日塗り込む習慣が効果を最大化します。
一方で、深いひび割れや出血、4週間以上続くひび割れ、糖尿病などの基礎疾患がある場合は、セルフケアだけでは不十分なことがあります。このような場合は、皮膚科や専門クリニックへの相談を検討してください。アイシークリニック新宿院では、かかとのひび割れや皮膚トラブルに関するご相談を承っています。なかなか改善しないひび割れでお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。
日常的な保湿ケア・適切な靴選び・バランスのよい食事など、生活習慣の見直しも予防と改善に大きく貢献します。薬と生活習慣の両面からアプローチして、健康で美しいかかとを目指しましょう。
📚 関連記事
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- ケミカルピーリング一回の効果とは?肌の変化と回数の目安を解説
📚 参考文献
- 日本皮膚科学会 – かかとのひび割れに関連する皮膚疾患(アトピー性皮膚炎・乾癬・足白癬など)の診療ガイドラインおよび皮膚バリア機能・角質ケアに関する専門的知見の参照
- 厚生労働省 – 市販薬(OTC医薬品)の適正使用に関する情報、尿素・ヘパリン類似物質・抗真菌薬・ステロイド配合薬などの成分分類と使用上の注意点の参照
- PubMed – かかとのひび割れ(heel fissure)における尿素配合クリームや保湿剤の有効性・角質軟化作用・糖尿病性足病変との関連に関する国際的な医学的エビデンスの参照
監修者医師
高桑 康太 医師
保有資格
ミラドライ認定医
略歴
- 2009年 東京大学医学部医学科卒業
- 2009年 東京逓信病院勤務
- 2012年 東京警察病院勤務
- 2012年 東京大学医学部附属病院勤務
- 2019年 当院治療責任者就任
- 皮膚腫瘍・皮膚外科領域で15年以上の臨床経験と30,000件超の手術実績を持ち、医学的根拠に基づき監修を担当
- 専門分野:皮膚腫瘍、皮膚外科、皮膚科、形成外科
- 臨床実績(2024年時点) 皮膚腫瘍・皮膚外科手術:30,000件以上、腋臭症治療:2,000件以上、酒さ・赤ら顔治療:1,000件以上
- 監修領域 皮膚腫瘍(ほくろ・粉瘤・脂肪腫など)、皮膚外科手術、皮膚がん、一般医療コラムに関する医療情報
佐藤 昌樹 医師
保有資格
日本整形外科学会整形外科専門医
略歴
- 2010年 筑波大学医学専門学群医学類卒業
- 2012年 東京大学医学部付属病院勤務
- 2012年 東京逓信病院勤務
- 2013年 独立行政法人労働者健康安全機構 横浜労災病院勤務
- 2015年 国立研究開発法人 国立国際医療研究センター病院勤務を経て当院勤務
