
🪞 鏡を見たとき、目の上に「何かできてる…!」とドキッとしたことありませんか?
目次
- 目の上のできものとは?まぶたの構造を知ることが理解の第一歩
- 目の上にできるできものの種類と特徴
- 霰粒腫(さんりゅうしゅ)について詳しく解説
- 麦粒腫(ばくりゅうしゅ・ものもらい)について詳しく解説
- 脂肪腫・粉瘤・脂肪肉芽腫など、その他のできもの
- 目の上のできものの原因とリスク因子
- 自宅でできるケアと注意点
- 病院・クリニックでの治療法
- 目の上のできものを予防するためのポイント
- こんな症状があれば早めに受診を
- まとめ
この記事のポイント
目の上のできものは霰粒腫・麦粒腫・粉瘤など種類により治療法が異なる。自己処置は禁物で、アイシークリニック新宿院では切開・摘出等の適切な治療を提供している。
💡 1. 目の上のできものとは?まぶたの構造を知ることが理解の第一歩
目の上のできものを正しく理解するためには、まずまぶたの構造を把握しておくことが大切です。まぶた(眼瞼)は、薄い皮膚と筋肉、軟骨(瞼板)、そして複数の腺(せん)から構成されています。
まぶたの中には、マイボーム腺(瞼板腺)という皮脂腺が存在しており、目の表面を潤すための脂肪分を分泌する役割を担っています。上まぶたには約25〜40本、下まぶたには約20〜30本のマイボーム腺が存在しており、これらが詰まることでさまざまなできものの原因になることがあります。
また、まつ毛の付け根付近にはツァイス腺やモル腺と呼ばれる汗腺・皮脂腺も存在しており、これらが感染や詰まりを起こすことでもできものが生じることがあります。
目の上のできものは、これらの腺やまぶたを構成する組織が何らかの原因で変化したり、炎症を起こしたりすることで発生します。見た目が似ていても種類が異なり、必要な治療法も変わってくるため、正確な診断が重要です。
Q. 霰粒腫と麦粒腫の見分け方を教えてください
霰粒腫はマイボーム腺の詰まりによる慢性炎症で、痛みが少なく硬いしこりが残るのが特徴です。一方、麦粒腫は黄色ブドウ球菌などの細菌感染による急性炎症で、赤み・痛み・熱感が強く現れます。見た目が似ていても治療法が異なるため、専門医への受診が重要です。
📌 2. 目の上にできるできものの種類と特徴
目の上にできるできものには、いくつかの代表的な種類があります。それぞれ見た目や症状、原因が異なりますので、自分のできものがどの種類に近いかを把握しておくことが受診の際に役立ちます。
代表的なものとしては、霰粒腫(さんりゅうしゅ)、麦粒腫(ばくりゅうしゅ)、粉瘤(ふんりゅう)、脂肪腫(しぼうしゅ)、マイボーム腺嚢胞、稗粒腫(ひりゅうしゅ)、脂漏性角化症(しろうせいかっかしょう)などが挙げられます。
以下のような特徴で大まかに見分けることができます。
赤みや腫れ、痛みを伴う場合は、炎症性のものである可能性が高く、霰粒腫や麦粒腫が疑われます。一方、痛みがなく、皮膚の下にコロコロとした塊を感じる場合は、粉瘤や脂肪腫などの良性腫瘍の可能性があります。また、小さな白い粒のようなものが複数できている場合は、稗粒腫のことが多いです。
いずれにしても、自分での判断には限界があるため、症状が続く場合や気になる場合は医療機関で診てもらうことをおすすめします。
✨ 3. 霰粒腫(さんりゅうしゅ)について詳しく解説
霰粒腫は、まぶたの中にあるマイボーム腺が詰まることで、分泌された脂肪分が行き場を失い、周囲の組織に肉芽腫(にくがしゅ)を形成する病気です。感染とは直接関係のない、慢性的な炎症反応が原因です。
霰粒腫の主な特徴としては、まぶたに硬いしこりのようなものができる、痛みが少ない(急性期には痛みを伴うこともある)、赤みはほとんどない(感染を伴う場合は赤くなることもある)、しこりは数週間〜数ヶ月かけてゆっくりと大きくなることがある、などが挙げられます。
霰粒腫の発生しやすい部位は、上まぶたや下まぶたのどちらにも生じますが、マイボーム腺の数が多い上まぶたに多く見られます。また、一度治っても再発しやすいという特徴もあります。
治療法については、小さいものは点眼薬やステロイド注射で改善することもありますが、大きくなったものや長期間残っているものは切開手術が必要になることがあります。アイシークリニック新宿院でも、霰粒腫の切開・摘出手術を行っており、局所麻酔を使用して短時間で処置が可能です。
霰粒腫は子供にも多く見られ、特に乳幼児の場合は自然治癒することも多いですが、学童期以降では手術が必要になるケースも増えてきます。繰り返し霰粒腫ができる場合は、マイボーム腺機能不全(MGD)という病態が背景にある可能性があり、専門的な検査と治療が求められます。
Q. 目のできものを自分で潰してはいけない理由は何ですか
まぶたは眼球に直結した部位のため、自己処置で感染が深部に広がると、眼窩蜂窩織炎という重篤な合併症を引き起こす危険があります。また粉瘤は嚢胞を残したまま潰しても再発するだけです。目のできものは必ず医療機関で診察・処置を受けてください。
🔍 4. 麦粒腫(ばくりゅうしゅ・ものもらい)について詳しく解説
麦粒腫は、一般的に「ものもらい」や「めばちこ」と呼ばれる病気で、まぶたの皮脂腺や汗腺に細菌が感染して起こる急性の炎症性疾患です。原因菌としては黄色ブドウ球菌が最も多く、まぶたに触れた手指から感染することが多いとされています。
麦粒腫には、まつ毛の根元に近い部分にできる「外麦粒腫」と、マイボーム腺に感染が起きる「内麦粒腫」の2種類があります。外麦粒腫はまぶたの縁の外側に、内麦粒腫はまぶたの内側(結膜側)に膿点が形成されます。
麦粒腫の主な症状は、まぶたの一部が腫れる、赤くなる、押すと痛む、熱感がある、黄色い膿点が見える、などです。症状は数日〜1週間程度で進行し、自然に膿が出て改善することもありますが、悪化して蜂窩織炎(ほうかしきえん)に進展するケースもあるため注意が必要です。
治療としては、抗菌点眼薬や抗菌眼軟膏の使用が基本となります。膿が溜まった場合は切開して排膿することで、症状が早期に改善します。また、まぶたを温める温罨法(おんあんぽう)は麦粒腫の初期には行わないほうがよいとされることもあり、医師の指示に従うことが大切です。
霰粒腫と麦粒腫は混同されやすいですが、麦粒腫は細菌感染による急性炎症であり、赤みや痛みが強いことが特徴です。一方、霰粒腫は痛みが少なく、硬いしこりが残るという違いがあります。ただし、霰粒腫に感染が加わって急性化(化膿性霰粒腫)した場合は、見分けが難しくなることもあります。
💪 5. 脂肪腫・粉瘤・脂肪肉芽腫など、その他のできもの
目の上のできものには、霰粒腫や麦粒腫以外にもさまざまな種類があります。ここでは代表的なものをいくつか紹介します。
✅ 粉瘤(ふんりゅう・アテローム)
粉瘤は、皮膚の下に袋状の構造物(嚢胞)ができ、その中に皮脂や角質が溜まったものです。まぶたを含む全身のどこにでも発生しますが、特に顔や首に多く見られます。触るとコロコロとした感触があり、中心部に小さな黒い点(開口部)が見えることがあります。
粉瘤は自然には治らず、細菌感染を起こして炎症性粉瘤(炎症を伴う粉瘤)になることがあります。炎症を起こすと赤く腫れ上がり、強い痛みを伴います。治療は外科的に嚢胞ごと摘出することが根本的な対処法です。嚢胞を残したまま膿だけを出しても再発することが多いため、完全摘出が必要です。
📝 脂肪腫(しぼうしゅ)
脂肪腫は、皮膚の下の脂肪組織が異常増殖して形成される良性腫瘍です。柔らかく弾力があり、痛みはほとんどありません。まぶたや眉下に発生することがあります。大きくなると外見上目立つほか、まぶたが重くなる感覚を引き起こすこともあります。治療は外科的切除が一般的です。
🔸 稗粒腫(ひりゅうしゅ・ミリア)
稗粒腫は、皮膚の表面近くに角質が溜まった小さな白い粒状のできものです。まぶたの薄い皮膚に多く発生し、複数個が密集して現れることもあります。直径1〜2mm程度の白いドーム状の小さな丘疹(きゅうしん)が特徴で、痛みはありません。
自然に消えることは少なく、気になる場合は皮膚科や美容クリニックで針などを用いて内容物を取り出す処置が行われます。まぶたは皮膚が薄いため、処置の際には慎重さが求められます。
⚡ 脂漏性角化症(しろうせいかっかしょう・老人性疣贅)
脂漏性角化症は、加齢に伴い皮膚の表面に現れる良性の色素性病変です。茶色〜黒色の盛り上がったできもので、表面がざらざらしていることが多く、まぶたにも発生します。紫外線や皮膚の老化が関係しているとされており、中高年以降に多く見られます。悪性化することはほとんどないとされていますが、見た目が悪性腫瘍と似ることがあるため、皮膚科での診断が重要です。
🌟 マイボーム腺嚢胞
マイボーム腺が詰まって分泌物が嚢胞状に溜まったもので、霰粒腫と似ていますが、炎症を伴わない状態のものを指すことがあります。透明〜淡黄色の液体を含む小さな嚢胞として現れます。
💬 黄色腫(おうしょくしゅ・キサンテラスマ)
黄色腫は、まぶたの内側(鼻側)に黄色みがかった平坦な斑(はん)が現れるものです。脂質代謝異常(高脂血症など)と関連していることが多く、コレステロールが皮膚に沈着することで形成されます。見た目上の問題だけでなく、脂質異常症の兆候として内科的な管理が必要な場合もあります。

🎯 6. 目の上のできものの原因とリスク因子
目の上にできものができる原因はさまざまですが、いくつかの共通したリスク因子が存在します。これらを知ることで、できものの予防や早期対処につなげることができます。
✅ マイボーム腺機能不全(MGD)
マイボーム腺機能不全とは、マイボーム腺から分泌される脂の質や量が変化し、腺が詰まりやすくなる状態です。これは霰粒腫の主要なリスク因子であり、近年スマートフォンやパソコンの長時間使用による瞬き回数の減少や、ドライアイの増加に伴い、若い世代でも増えているとされています。
📝 目のまわりの不衛生
アイメイクが残ったままになることや、まぶたの縁の汚れが蓄積することで、マイボーム腺の詰まりや細菌感染が起きやすくなります。アイライナーやマスカラなどのメイクをしっかりオフできていないと、腺の開口部が詰まる原因になります。
🔸 手で目をこする習慣
手には多くの細菌が付着しており、手で目やまぶたを触ることで、麦粒腫の原因菌が侵入するリスクが高まります。花粉症などでかゆみが強い時期は、特に注意が必要です。
⚡ コンタクトレンズの使用
コンタクトレンズの不適切な使用や不衛生な取り扱いは、まぶたへの刺激や細菌感染のリスクを高めます。また、レンズによる機械的な摩擦がマイボーム腺の詰まりを促進することもあります。
🌟 免疫力の低下
疲労、睡眠不足、ストレス、糖尿病などの全身疾患による免疫力の低下は、感染症に対する抵抗力を弱め、麦粒腫などの感染性のできものを生じやすくします。
💬 加齢・ホルモンバランスの変化
加齢に伴い皮脂腺の機能が変化したり、ホルモンバランスが乱れることで、脂漏性角化症や稗粒腫が増えることがあります。また、更年期以降の女性では、皮膚のターンオーバーが遅くなることで、角質が溜まりやすくなるとされています。
✅ アトピー性皮膚炎・脂漏性皮膚炎
アトピー性皮膚炎や脂漏性皮膚炎などの皮膚疾患を持つ方は、まぶたの皮膚バリア機能が低下しているため、炎症性のできものができやすい傾向があります。
Q. 霰粒腫が繰り返しできる原因と予防法は何ですか
霰粒腫が繰り返す場合、マイボーム腺機能不全(MGD)が背景にある可能性があります。予防にはアイメイクの丁寧なオフ、まぶた縁の洗浄(リッドハイジーン)、ホットアイマスクによる定期的な温罨法が有効です。繰り返す場合は専門医に相談し、根本原因の評価を受けることが大切です。
💡 7. 自宅でできるケアと注意点
目の上のできものが発生した際、自宅でできるケアもいくつかあります。ただし、むやみに処置することで症状を悪化させる危険もあるため、注意点をしっかり確認した上で行うことが大切です。
📝 温罨法(ホットアイマスク・温湿布)
霰粒腫や初期のマイボーム腺機能不全に対しては、まぶたを温めることで脂の溶解を促し、腺の詰まりを緩和する効果が期待できます。市販のホットアイマスクや清潔なタオルを温めたものをまぶたにあてる温罨法が有効とされており、1日2〜4回、1回5〜10分を目安に行うことが一般的です。
急性期(赤みや痛みが強い時期)の麦粒腫に対して温めることは、炎症を広げる可能性があるため推奨されません。症状が強い場合は早めに医療機関を受診することが優先です。
🔸 まぶたのクレンジング(リッドハイジーン)
まぶたの縁を清潔に保つためのケアをリッドハイジーンといいます。専用のまぶた洗浄シートや綿棒を使って、まつ毛の付け根にある汚れやメイク残りを優しく拭き取ることで、マイボーム腺の詰まり予防になります。洗顔だけでは落としきれない汚れが残ることがあるため、特にアイメイクをされている方には重要なケアです。
⚡ 絶対にやってはいけないこと
できものを自分で針や爪で潰したり、絞ったりすることは絶対に避けてください。まぶたは眼球に直結した部位であり、感染が深部に広がったり、眼窩蜂窩織炎(がんかほうかしきえん)という重篤な合併症を引き起こすリスクがあります。また、粉瘤などは中の嚢胞を残したまま潰しても再発するだけでなく、炎症を引き起こす原因になります。
また、市販の目薬で改善しない場合や、症状が悪化している場合は早めに眼科または形成外科・美容外科を受診することを検討してください。
📌 8. 病院・クリニックでの治療法
目の上のできものに対して医療機関で行われる治療法は、できものの種類や大きさ、炎症の有無によって異なります。ここでは代表的な治療法を解説します。
🌟 点眼薬・眼軟膏による薬物療法
麦粒腫に対しては、抗菌薬を含む点眼薬や眼軟膏が処方されます。初期段階であれば、これらの薬物療法だけで改善することも多くあります。また、霰粒腫の軽度のものに対しては、炎症を抑えるためのステロイド系点眼薬が使用されることもあります。
💬 ステロイド局所注射
霰粒腫の治療として、病変内にステロイド薬(トリアムシノロンアセトニドなど)を直接注射する方法があります。肉芽腫を縮小させる効果が期待でき、手術を避けたい方や小さな霰粒腫に適しています。ただし、皮膚の色素脱失(白くなる)などの副作用が生じることがあるため、注射部位や量に注意が必要です。複数回の処置が必要になることもあります。
✅ 切開・排膿(せっかい・はいのう)
麦粒腫で膿が形成された場合や、霰粒腫が大きくなった場合に行われる治療法です。局所麻酔をした後、まぶたを小さく切開して内容物を排出します。手術時間は短く、多くの場合10〜15分程度で完了します。切開した部分は縫合することもありますが、まぶたの内側(結膜側)から切開する場合は縫合不要のこともあります。
📝 摘出手術(てきしゅつしゅじゅつ)

粉瘤や脂肪腫など、嚢胞ごと取り除く必要があるできものには、摘出手術が行われます。局所麻酔下で行われ、皮膚を切開して嚢胞や腫瘍を丁寧に剥離・摘出します。再発を防ぐためには、嚢胞壁を完全に取り除くことが重要です。術後は数針縫合し、抜糸が必要になります。
🔸 レーザー治療
脂漏性角化症や稗粒腫、一部の小さなできものに対しては、炭酸ガス(CO2)レーザーなどを用いた治療が選択されることがあります。切開を最小限に抑えられるため、傷跡が目立ちにくいというメリットがあります。ただし、まぶたはデリケートな部位であるため、眼球の保護を行いながら慎重に施術する必要があります。
⚡ 受診すべき診療科について
目の上のできものに対しては、主に眼科、形成外科、美容外科が対応します。霰粒腫や麦粒腫など眼科的な疾患は眼科が専門ですが、粉瘤や脂肪腫などの皮膚・皮下のできものは形成外科や美容外科でも対応しています。また、見た目の改善(仕上がりの美しさ)を重視する場合は、形成外科的な縫合技術に優れたクリニックを選ぶことも大切です。アイシークリニック新宿院では、目の周囲の繊細な手術に対応しており、機能回復と審美性の両立を目指した治療を提供しています。
Q. 目のできもので緊急受診が必要な症状は何ですか
まぶたの急激な腫れや発熱を伴う場合、視力のかすみや眼球への充血・痛みが広がる場合、できものが急速に大きくなる・表面がただれるなど悪性が疑われる場合は早急な受診が必要です。同じ場所に繰り返しできる場合も、専門医への相談をおすすめします。
✨ 9. 目の上のできものを予防するためのポイント
目の上のできものを予防するためには、日常生活の中でのちょっとした習慣の見直しが重要です。以下のポイントを意識することで、できものの発生リスクを下げることができます。
🌟 アイメイクのしっかりとしたオフ
アイライナーやマスカラは、まつ毛の付け根に残りやすいメイクアイテムです。ウォータープルーフタイプは特に落ちにくいため、専用のポイントリムーバーを使用して丁寧にオフすることが大切です。まぶたの縁にメイクが残ることで、マイボーム腺の開口部が詰まりやすくなります。
💬 手を清潔に保つ
こまめな手洗いを心がけ、汚れた手で目やまぶたに触れないようにすることで、麦粒腫の予防につながります。特に外出後、食事前などは必ず手を洗うようにしましょう。
✅ 目を清潔に保つ(リッドハイジーン)
まぶたの縁のケアを日常的に行うことで、マイボーム腺の詰まりを予防できます。専用の洗浄剤を使用したリッドハイジーンを、洗顔の一環として習慣化することをおすすめします。
📝 ホットアイマスクの活用
日常的にホットアイマスクなどでまぶたを温めることで、マイボーム腺の分泌を促し、詰まりを予防する効果が期待できます。疲れ目の解消にも役立つため、就寝前の習慣として取り入れるのがおすすめです。
🔸 コンタクトレンズの適切な使用
コンタクトレンズの装用時間を守り、レンズの清潔な管理を徹底することが大切です。使い捨てレンズを指定の周期で交換することや、レンズを装着・取り外す前の手洗いも徹底してください。
⚡ 栄養バランスと睡眠
免疫力を高めるためには、バランスの良い食事と十分な睡眠が基本です。特にビタミンA、C、Eなどの抗酸化ビタミンは皮膚や粘膜の健康を維持するために重要とされており、野菜や果物を積極的に摂取することをおすすめします。
🌟 定期的な眼科検診
霰粒腫を繰り返す方や、マイボーム腺機能不全が疑われる方は、定期的に眼科を受診して専門家による評価を受けることが重要です。早期に適切なケアを開始することで、繰り返しができものができるリスクを減らすことができます。
🔍 10. こんな症状があれば早めに受診を
目の上のできものは、多くの場合は良性のものですが、以下のような症状がある場合は放置せず、早めに医療機関を受診することを強くおすすめします。
急速に大きくなるできもの、または形が変化しているできものは、悪性腫瘍の可能性を完全には否定できないため、皮膚科または眼科での精査が必要です。特に、皮膚の色が黒ずんでいる、周囲の皮膚と境界が不明瞭、表面がただれているなどの特徴がある場合は要注意です。
また、まぶたが著しく腫れており、眼球まで痛みや充血が広がっている場合は、眼窩蜂窩織炎などの重篤な合併症の可能性があります。発熱を伴う場合は特に緊急性が高く、すぐに眼科または救急医療機関を受診してください。
視力の変化(かすみ、ぼやけ)や、まぶたが開けにくい(眼瞼下垂の症状)も、放置してよいサインではありません。できものがまぶたの動きに影響を与えている可能性や、背景に神経や筋肉の異常が隠れている可能性があります。
さらに、繰り返し同じ場所にできものができる場合も、マイボーム腺機能不全や、まれに悪性疾患(マイボーム腺癌など)が関与している可能性があるため、専門医に相談することが大切です。高齢者で繰り返し霰粒腫ができる場合は特に注意が必要とされています。
子供の場合は、学校生活への影響(外見上の悩みや視力への影響)もあるため、親が気になったら早めに眼科を受診させることをおすすめします。子供の霰粒腫は自然治癒することもありますが、3〜6ヶ月以上経っても改善しない場合は治療を検討する時期です。
👨⚕️ 当院での診療傾向【医師コメント】
高桑康太 医師(当院治療責任者)より
「当院では、目の上のできものを心配されて来院される患者様の多くが、霰粒腫や麦粒腫といったマイボーム腺に関連したトラブルを抱えていらっしゃいます。最近の傾向として、スマートフォンやパソコンの長時間使用によるドライアイやマイボーム腺機能不全が若い世代にも増えており、繰り返しできものができてお悩みの方も少なくありません。見た目が似ていても種類によって治療法が大きく異なりますので、自己判断で潰したりせず、まずは専門医にご相談いただくことで、適切な治療と再発予防につなげることができますので、お気軽にご来院ください。」
💪 よくある質問
霰粒腫はマイボーム腺の詰まりによる慢性的な炎症で、痛みが少なく硬いしこりが特徴です。一方、麦粒腫(ものもらい)は細菌感染による急性炎症で、赤みや痛み、熱感が強く現れます。見た目が似ていても治療法が異なるため、自己判断せず専門医への受診をおすすめします。
絶対に避けてください。まぶたは眼球に直結した部位であり、自己処置によって感染が深部に広がり、眼窩蜂窩織炎などの重篤な合併症を引き起こすリスクがあります。粉瘤などは潰しても嚢胞が残るため再発するだけです。気になる場合は必ず医療機関を受診してください。
霰粒腫や麦粒腫などは眼科が専門です。粉瘤や脂肪腫など皮膚・皮下のできものは形成外科や美容外科でも対応しています。見た目の仕上がりも重視される場合は、目の周囲の繊細な手術に対応した形成外科・美容外科クリニックへの受診も選択肢のひとつです。
繰り返す場合、マイボーム腺機能不全(MGD)が背景にある可能性があります。予防には、アイメイクの丁寧なオフ、まぶた縁の洗浄(リッドハイジーン)、ホットアイマスクでの定期的な温罨法が有効です。繰り返しできる場合は早めに専門医へ相談し、根本的な原因の評価を受けることが重要です。
以下の症状は早めの受診が必要です。①まぶたの急激な腫れや発熱を伴う場合、②視力のかすみや眼球の充血・痛みが広がる場合、③できものが急速に大きくなる・表面がただれるなど悪性が疑われる場合、④同じ場所に繰り返しできものができる場合は、専門医への相談をおすすめします。
🎯 まとめ
目の上のできものには、霰粒腫、麦粒腫(ものもらい)、粉瘤、脂肪腫、稗粒腫、脂漏性角化症、黄色腫など、実に多くの種類があります。それぞれ原因や特徴、適切な治療法が異なるため、自己判断で放置したり、無理に潰したりすることは避け、正確な診断を受けることが大切です。
目の上のできものを予防するためには、アイメイクのしっかりとしたオフ、まぶたを清潔に保つリッドハイジーン、手を清潔にする習慣、コンタクトレンズの適切な使用、十分な睡眠と栄養管理が重要です。また、日常的にホットアイマスクでまぶたを温めることも、マイボーム腺の機能維持に役立ちます。
症状が続く場合、急速に悪化している場合、視力や眼球に影響が出ている場合は、早めに眼科・形成外科・美容外科などの専門医を受診してください。アイシークリニック新宿院では、目の周囲のできものに対して、丁寧な診察と適切な治療を提供しています。見た目の改善と機能回復の両方を大切にしながら、患者さん一人ひとりに合った治療法をご提案しておりますので、気になる症状がある方はお気軽にご相談ください。
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📚 参考文献
- 日本皮膚科学会 – 霰粒腫・麦粒腫・粉瘤・脂漏性角化症・稗粒腫など、まぶたにできる各種皮膚疾患の診断基準および治療ガイドラインの参照
- 日本形成外科学会 – 粉瘤・脂肪腫・霰粒腫などの良性腫瘍に対する切開・摘出手術の適応、術式、術後管理に関する情報の参照
- PubMed – 霰粒腫・麦粒腫・マイボーム腺機能不全(MGD)に関する国際的な臨床研究・治療エビデンスの参照
監修者医師
高桑 康太 医師
保有資格
ミラドライ認定医
略歴
- 2009年 東京大学医学部医学科卒業
- 2009年 東京逓信病院勤務
- 2012年 東京警察病院勤務
- 2012年 東京大学医学部附属病院勤務
- 2019年 当院治療責任者就任
- 皮膚腫瘍・皮膚外科領域で15年以上の臨床経験と30,000件超の手術実績を持ち、医学的根拠に基づき監修を担当
- 専門分野:皮膚腫瘍、皮膚外科、皮膚科、形成外科
- 臨床実績(2024年時点) 皮膚腫瘍・皮膚外科手術:30,000件以上、腋臭症治療:2,000件以上、酒さ・赤ら顔治療:1,000件以上
- 監修領域 皮膚腫瘍(ほくろ・粉瘤・脂肪腫など)、皮膚外科手術、皮膚がん、一般医療コラムに関する医療情報
佐藤 昌樹 医師
保有資格
日本整形外科学会整形外科専門医
略歴
- 2010年 筑波大学医学専門学群医学類卒業
- 2012年 東京大学医学部付属病院勤務
- 2012年 東京逓信病院勤務
- 2013年 独立行政法人労働者健康安全機構 横浜労災病院勤務
- 2015年 国立研究開発法人 国立国際医療研究センター病院勤務を経て当院勤務
