
💬 「肌がテカるのに、なんだかつっぱる…」「保湿してるのに夕方には粉ふき…」
それ、インナードライのサインかもしれません。
インナードライを放置すると、ニキビ・毛穴・シワなど次々と肌トラブルが悪化します。この記事を読めば、正しいケアの方法と今日からできる改善策がまるごとわかります。
🚨 こんな肌悩み、ありませんか?
✅ テカるのにつっぱる
✅ 保湿してるのに乾燥する
✅ 夕方になると粉がふく
✅ ニキビと乾燥が同時に起きる
→ すべてインナードライが原因の可能性大!
目次
- インナードライとは?基本的な定義
- インナードライと乾燥肌・脂性肌の違い
- インナードライになる主な原因
- インナードライの症状・チェックリスト
- インナードライが引き起こす肌トラブル
- インナードライの正しいスキンケア方法
- インナードライに向いている成分・避けるべき成分
- 生活習慣とインナードライの関係
- インナードライと季節の関係
- まとめ
💡 この記事のポイント
インナードライとは、肌表面は皮脂でベタつくのに内部は水分不足の状態。原因はバリア機能低下や誤ったスキンケアで、改善には「皮脂抑制」ではなく「水分補給とバリア機能回復」を中心とした低刺激ケアが重要。
💡 インナードライとは?基本的な定義
インナードライとは、肌の表面(角層)では皮脂の分泌が多くベタつきやテカりが見られる一方、肌の内側(真皮や深層の角層)では水分が著しく不足している状態のことを指します。医学的には「インナードライスキン」や「混合性乾燥肌」とも表現されることがあります。
通常、健康な肌は角層の水分量が十分に保たれており、皮脂と水分のバランスが整っています。このバランスが崩れると、さまざまな肌トラブルが生じますが、インナードライはとくに「水分不足なのに皮脂が多い」という複合的な状態であるため、自分の肌質を誤解しやすいのが特徴です。
テカりやベタつきを感じると「自分は脂性肌だ」と思い込み、皮脂を抑えることに重点を置いたスキンケアをしてしまう方が多くいます。しかし、実際には水分が足りていないために、肌が皮脂を過剰に分泌して自分自身を守ろうとしているケースが少なくありません。このような状態がインナードライです。
インナードライは特定の年代に限られた問題ではなく、20代から40代以降まで幅広い世代に見られます。とくに、スキンケアを熱心に行っているつもりなのに肌の調子が改善しない方に多く見られる肌状態です。
Q. インナードライとはどのような肌状態ですか?
インナードライとは、肌の表面は皮脂でベタついているのに、肌の内側では水分が著しく不足している複合的な肌状態です。テカりを感じて脂性肌と誤解されやすいですが、水分不足を補うために皮脂が過剰分泌されているケースが多くあります。
📌 インナードライと乾燥肌・脂性肌の違い
インナードライをより深く理解するために、乾燥肌・脂性肌との違いを整理しておきましょう。
乾燥肌とは、肌の水分量も皮脂量も少ない状態です。肌のバリア機能が低下しており、外的刺激を受けやすく、かゆみや粉ふき、ひきつれ感などが現れやすくなります。化粧水を使ってもすぐに肌が乾いてしまうと感じる方が多く、季節の変わり目や乾燥した環境に特に敏感に反応します。
脂性肌とは、皮脂の分泌が過剰で、水分量は比較的保たれている状態です。1日中Tゾーンや頬がテカり、ニキビができやすい、毛穴が目立つといった特徴があります。洗顔後に肌がべたつく感覚を持つ方が多いです。
インナードライは、表面上は脂性肌に近い状態でありながら、内部では乾燥肌のような水分不足が起きています。外からの刺激によるつっぱり感やざらつきを感じながら、同時に皮脂のベタつきも気になるという、二つの悩みが同時に存在するのがインナードライの最大の特徴です。
混合肌との違いも知っておくと役立ちます。混合肌はTゾーンが脂性で、頬などは乾燥しているという部位によって異なる状態を指しますが、インナードライは同じ部位において表面と内側でコンディションが異なります。部位の違いではなく、深さの違いが混合肌とインナードライを分ける大きなポイントです。
✨ インナードライになる主な原因
インナードライはなぜ起こるのでしょうか。その原因は一つではなく、複数の要因が重なって生じることがほとんどです。
✅ バリア機能の低下
肌の最外層にある角層は、外からの刺激を防ぎながら、内側の水分が蒸発するのを防ぐ役割を持っています。この機能をバリア機能と呼びます。洗顔のしすぎや、刺激の強いスキンケア製品の使用、紫外線ダメージなどによってバリア機能が損なわれると、水分が外に逃げやすくなります。水分が不足した肌は、それを補うために皮脂を過剰に分泌し始めます。この状態がインナードライの根本にある仕組みの一つです。
📝 誤ったスキンケアの習慣
テカりやベタつきが気になるあまり、脱脂力の強い洗顔料を使い続けたり、1日に何度も洗顔をしたりしていると、必要な皮脂まで洗い流してしまいます。また、化粧水をほとんど使わずに乳液やクリームも省略しているケースも、インナードライを招く一因になります。
反対に、皮脂を抑えることだけを意識してアルコール成分が多い化粧水を多用したり、収れん成分を含む製品ばかりを選んだりすることも、肌の水分を奪うことにつながります。スキンケアへの誤解が、インナードライを悪化させる大きな要因となっています。
🔸 紫外線によるダメージ
紫外線は肌の深部にまで影響を与え、コラーゲンやヒアルロン酸の生成を妨げるだけでなく、角層のバリア機能を直接破壊します。日焼け止めを使用しない生活を続けていると、紫外線によるダメージが蓄積し、インナードライを引き起こしやすくなります。とくに夏場は皮脂分泌が増えるため、脂性肌と誤解したまま紫外線ケアを怠るケースが見られます。
⚡ 生活習慣の乱れ
睡眠不足や不規則な食生活、ストレスの蓄積も、肌の水分バランスを乱す要因です。睡眠中は肌の修復が活発に行われるため、睡眠が不足すると肌の再生サイクルが乱れ、バリア機能が低下します。また、栄養バランスの偏った食事や過度のアルコール摂取も、肌内部の水分保持能力に影響を与えます。
🌟 エアコンや乾燥した環境
冬の乾燥した空気はもちろん、夏のエアコンによる室内の乾燥も、肌から水分を奪う大きな原因となります。屋外では皮脂のベタつきを感じていても、室内では肌が乾燥しているという状況がインナードライを作り出しやすい環境です。
💬 加齢
年齢を重ねるとともに、肌の天然保湿因子(NMF)やセラミドが減少し、水分を保持する能力が低下します。一方で、皮脂腺の働きは比較的維持されることもあるため、加齢によって水分量は低下していても皮脂分泌が続き、インナードライに近い状態になることがあります。
Q. インナードライになる主な原因は何ですか?
インナードライの主な原因は、バリア機能の低下、誤ったスキンケア習慣、紫外線ダメージ、睡眠不足や栄養バランスの乱れ、エアコンによる室内乾燥、加齢などです。特に、テカりを抑えようと洗浄力の強い洗顔料を使い続けることがバリア機能をさらに低下させ、悪循環を招く典型的なケースです。
🔍 インナードライの症状・チェックリスト
インナードライかどうかを自分でチェックするには、以下のポイントを確認してみましょう。複数当てはまる場合は、インナードライの可能性が高いと考えられます。
洗顔直後はすっきりするが、しばらくするとベタついてくる。化粧水をつけた直後は潤いを感じるが、30分も経たないうちに乾いた感じがする。夕方になると、テカりと粉ふきが同時に気になる。ファンデーションが崩れやすく、特に小鼻周りや額はテカるのに頬はカサカサになる。肌のキメが乱れていてざらついた感触がある。朝起きたときに顔がベタついているにもかかわらず、洗顔後はつっぱり感がある。保湿クリームを塗ってもすぐに肌のうるおいが失われた感じがする。皮脂が多いと思って、さっぱりタイプの化粧品ばかり使っている。ニキビが繰り返し出来るが、乾燥した感覚もある。肌が敏感で赤みやかゆみが出やすい。
肌の水分量はスキンケアカウンセリングや皮膚科・美容クリニックで専用の機器を使って測定できます。自分の肌の状態をより正確に知りたい場合は、専門家に相談することも一つの選択肢です。
💪 インナードライが引き起こす肌トラブル
インナードライの状態を放置すると、さまざまな肌トラブルへと発展することがあります。どのようなトラブルが起こりうるのかを知っておくことで、早めのケアへの意識が高まります。
✅ ニキビ・吹き出物
インナードライの状態では、肌内部の水分不足を補おうとして皮脂が過剰に分泌されます。この過剰な皮脂が毛穴に詰まり、アクネ菌が増殖することでニキビや吹き出物が生じます。乾燥肌の方がニキビになりにくいと思われがちですが、インナードライによるニキビはよく見られるトラブルの一つです。また、乾燥によって角層が厚くなると、毛穴が詰まりやすくなることも、ニキビを悪化させる要因になります。
📝 毛穴の開き・黒ずみ
過剰な皮脂は毛穴を押し広げ、毛穴の開きや黒ずみを引き起こします。また、インナードライによって角層が乱れると、毛穴周りの肌のキメが崩れ、毛穴がより目立つ状態になります。
🔸 シワ・たるみ
肌内部の水分が慢性的に不足すると、コラーゲンやエラスチンの生成に影響を与え、肌のハリや弾力が低下します。長期的にインナードライの状態が続くと、細かいシワやたるみが生じやすくなります。表面上はテカっているため老化のサインに気づきにくい点が、インナードライの怖いところでもあります。
⚡ くすみ・肌色の不均一
角層のターンオーバーが乱れると、古い角質が肌表面に残り続けます。これが肌のくすみや肌色の不均一さにつながります。インナードライの肌はターンオーバーのサイクルが乱れやすいため、くすみを感じやすくなります。
🌟 化粧崩れ
テカりと乾燥が同時に起きているため、ファンデーションが均一に定着せず、崩れやすくなります。午後になると化粧がよれてしまう、テカりが気になる部分と粉ふきが気になる部分が混在するという状況はインナードライの典型的なサインです。
Q. インナードライの正しいスキンケア方法を教えてください
インナードライのケアは「皮脂を抑える」ではなく「水分補給とバリア機能の回復」が基本です。低刺激なアミノ酸系洗顔料を使い、保湿成分豊富な化粧水を手のひらで重ねづけし、最後に乳液やジェルクリームで水分に蓋をします。テカるからと乳液を省略するとインナードライは悪化します。

🎯 インナードライの正しいスキンケア方法
インナードライのケアでもっとも重要なのは、「皮脂を抑えること」ではなく「水分を補給してバリア機能を整えること」です。この認識を変えることがスキンケア改善の第一歩になります。
💬 洗顔の見直し
洗顔はインナードライケアの基本中の基本です。脱脂力の強い洗顔料を使ったり、1日に何度も洗顔を行ったりすることは避けましょう。肌に必要な皮脂まで落としてしまうと、肌はそれを補おうとしてさらに皮脂を分泌します。
洗顔料はアミノ酸系や低刺激処方のものを選び、必要以上に強くこすらず、ぬるま湯で優しく洗い流すことが大切です。朝の洗顔はぬるま湯だけにする方法もインナードライには向いている場合があります。洗顔後は清潔なタオルで優しく水分を押さえ、なるべく早く化粧水をつけることが望ましいです。
✅ 化粧水の使い方
インナードライの肌には、水分をしっかり補給できる化粧水を選ぶことが重要です。アルコール(エタノール)の含有量が少なく、保湿成分が豊富なものが適しています。化粧水はコットンよりも手のひらで包み込むように使うと、肌への刺激を減らしながら浸透を促せます。
化粧水を一度にたくさんつけるよりも、少量を複数回に分けてハンドプレスしながら丁寧につける方が、角層への浸透を助けます。いわゆる「重ねづけ」の手法は、インナードライの肌に有効なアプローチの一つです。
📝 美容液の活用
化粧水だけでは不足しがちな保湿をサポートするために、保湿美容液を取り入れることもおすすめです。ヒアルロン酸やセラミド、プロテオグリカンなど、水分保持に優れた成分を含む美容液は、インナードライの改善に役立ちます。
美容液は化粧水の後、乳液やクリームの前に使用するのが一般的です。浸透させることを意識しながら、肌に押し込むようにして丁寧に塗布しましょう。
🔸 乳液・クリームで保湿を閉じ込める
化粧水や美容液で補った水分は、乳液やクリームでしっかりと蓋をすることが必要です。「テカるから乳液は使わない」という考え方は、インナードライをさらに悪化させる可能性があります。
インナードライの方に向いているのは、軽いテクスチャーでありながら保湿力の高い乳液やジェルタイプのクリームです。油分が多すぎるこってりしたクリームは、毛穴を詰まらせる原因になる場合があるため、テクスチャーの選択は重要です。Tゾーンには軽めに、頬など乾燥しやすい部位にはやや多めに塗布するなど、部位によって量を調整することも効果的です。
⚡ 日焼け止めの使用
紫外線はバリア機能を破壊し、インナードライを悪化させます。毎日日焼け止めを使用することが、インナードライのケアにおいても非常に重要です。日焼け止めは肌への負担が少ない低刺激タイプや、保湿成分が配合されたものを選ぶと良いでしょう。紫外線吸収剤よりも紫外線散乱剤を主体としたものは、敏感な肌にも比較的やさしいとされています。
🌟 クレンジングの注意点
メイクをする場合は、クレンジングも重要なステップです。オイルクレンジングはメイクをしっかり落とせますが、使い方によっては必要な皮脂まで取り除いてしまうことがあります。インナードライの方にはミルクタイプやジェルタイプのクレンジングが向いている場合が多く、クレンジング後の肌がつっぱる場合は製品を見直すサインと考えましょう。
💡 インナードライに向いている成分・避けるべき成分
スキンケア製品を選ぶ際に成分表示を参考にすることで、インナードライのケアをより効果的に行えます。
💬 インナードライに向いている成分
ヒアルロン酸は肌の水分保持能力を高める代表的な成分です。1gで6リットルもの水分を保持するとされており、角層の保湿に非常に効果的です。低分子ヒアルロン酸は角層の奥まで浸透しやすいという特徴があります。
セラミドは角層の細胞間脂質の主成分であり、肌のバリア機能を支える重要な成分です。インナードライではバリア機能が低下していることが多いため、セラミドを補給することで水分の蒸発を防ぎ、肌内部の保水力を向上させることが期待できます。
グリセリンはさまざまなスキンケア製品に広く使われている保湿成分で、大気中の水分を肌に引き付ける働きがあります。敏感肌にも比較的使いやすい安全性の高い成分です。
コラーゲンは肌のハリと弾力を保つタンパク質です。外から塗布したコラーゲンがそのまま肌に取り込まれるわけではありませんが、保湿成分として肌表面をうるおす役割を果たします。
ナイアシンアミドはビタミンB3の一種で、肌のバリア機能を強化する効果が研究で示されています。また、毛穴の目立ちを改善したり、肌の均一感を高めたりする働きもあるため、インナードライによって生じるさまざまな肌悩みへのアプローチとして注目されています。
アラントインやパンテノール(ビタミンB5)も、肌の修復を助け、刺激を受けた肌を落ち着かせる成分として知られています。敏感になっているインナードライの肌に向いています。
✅ インナードライの肌が避けるべき成分
エタノール(アルコール)は揮発性が高く、使用直後は爽快感を与えますが、肌の水分を奪いやすい性質があります。インナードライの方は、エタノールが主成分に多く含まれる化粧水や収れん化粧水の使用は控えることをおすすめします。
強い界面活性剤が含まれる洗顔料やクレンジングも注意が必要です。ラウリル硫酸Naなど脱脂力の強い界面活性剤は、必要な皮脂まで取り除いてしまいます。
香料や着色料、防腐剤など、肌刺激の原因となる可能性がある成分も、バリア機能が低下しているインナードライの肌には負担になることがあります。できるだけシンプルな処方の製品を選ぶことが、肌への余計な刺激を避けるうえで有効です。
Q. インナードライに効果的な成分と避けるべき成分は?
インナードライには、ヒアルロン酸・セラミド・グリセリン・ナイアシンアミドなど水分保持やバリア機能強化に働く成分が有効です。一方、エタノール(アルコール)配合の化粧水や、ラウリル硫酸Naなど脱脂力の強い界面活性剤を含む製品は肌の水分を奪いやすいため、できるだけ避けることが推奨されます。
📌 生活習慣とインナードライの関係

スキンケアだけでなく、日々の生活習慣を整えることもインナードライの改善に欠かせません。肌は体の内側の状態を反映する鏡のようなものであり、生活習慣が乱れると肌の状態にも悪影響が現れます。
📝 水分摂取
体内の水分が不足すると、肌の水分保持能力も低下します。1日に1.5〜2リットルを目安として、こまめに水分を摂取することが推奨されています。コーヒーやアルコールには利尿作用があるため、これらの飲み物に偏った水分摂取は肌の乾燥を招きやすくなります。水や麦茶、ハーブティーなど、刺激の少ない飲み物を積極的に取り入れましょう。
🔸 食事と栄養
ビタミンA(レチノール)は肌のターンオーバーを促進し、皮脂分泌を適切に調整する働きがあります。にんじん、ほうれん草、レバーなどに多く含まれます。ビタミンCはコラーゲンの生成を助け、抗酸化作用も持ちます。ビタミンEは血行を促進し、肌の老化を防ぐ役割を担います。
必須脂肪酸(オメガ3脂肪酸)は肌のバリア機能を構成する細胞膜の材料となります。青魚、亜麻仁油、えごま油などに含まれており、積極的に摂取することで肌の保水力をサポートできます。
反対に、糖質の過剰摂取は糖化を引き起こし、コラーゲンを変性させて肌のハリを損なう原因になります。また、脂質の多い食事は皮脂分泌を増加させることがあるため、バランスの取れた食事を心がけましょう。
⚡ 睡眠の質を上げる
肌の再生は主に夜間、とくに入眠後の数時間に活発に行われます。この時間帯に成長ホルモンが分泌され、肌の修復とターンオーバーが促進されます。睡眠不足や睡眠の質の低下は、肌のバリア機能の低下と直結します。毎日一定の時間に就寝・起床する習慣をつけ、寝室の環境を整えることで睡眠の質を向上させましょう。スマートフォンやパソコンからのブルーライトは睡眠を妨げるため、就寝1〜2時間前からの使用は控えると効果的です。
🌟 ストレスの管理
ストレスが蓄積するとコルチゾールというストレスホルモンが分泌され、皮脂腺を刺激して皮脂の分泌を増やすとともに、バリア機能を低下させることが知られています。適度な運動、趣味の時間、入浴などを通じてストレスを発散させることも、インナードライの改善に役立ちます。
💬 室内環境の湿度管理
肌から水分が蒸発しにくい環境を整えることも重要です。室内の湿度は50〜60%程度を目安に保つことが推奨されています。エアコンや暖房を使用する時期は特に乾燥しやすくなるため、加湿器の活用や、植物を置くなどの方法で湿度を管理しましょう。
✨ インナードライと季節の関係
インナードライは一年を通じて起こりうる状態ですが、季節によってその現れ方や対応が異なります。季節ごとの特徴を理解することで、より適切なケアが可能になります。
✅ 春のインナードライ
春は寒暖差が大きく、花粉も飛散する時期です。肌が環境の変化についていけず、バリア機能が乱れやすい季節です。新生活によるストレスも肌に影響を与えることがあります。スキンケアを急に変えるのではなく、冬のケアから徐々に軽いテクスチャーに移行させることが大切です。花粉などの外的刺激から肌を守るために、日焼け止めや肌を覆う意識も高めましょう。
📝 夏のインナードライ
夏は皮脂分泌が最も活発になる季節であり、インナードライが脂性肌と最も間違えやすい時期でもあります。テカりやベタつきが気になるため、さっぱりしたスキンケアに切り替えてしまいがちですが、エアコンによる乾燥が肌の水分を奪い続けています。
夏でも保湿を省略せず、ジェルタイプや軽いエマルジョンタイプの保湿アイテムを使い続けることが重要です。また、汗による雑菌の繁殖を防ぐために清潔を保ちながら、こすりすぎないようにすることも大切です。
🔸 秋のインナードライ
夏のダメージが蓄積した肌が、秋に一気に乾燥へと傾く時期です。夏の間に紫外線を浴び続けた肌は、バリア機能が低下した状態になっていることが多く、秋の乾燥した空気にさらされるとインナードライが深刻化することがあります。夏の終わりから徐々に保湿を強化し、角層を補修するセラミドやアミノ酸系の保湿成分を取り入れることが推奨されます。
⚡ 冬のインナードライ
冬は湿度が下がり、暖房による室内の乾燥も重なって、一年で最も肌が乾燥しやすい季節です。インナードライの方は特に、肌の水分が奪われやすくなります。クリームや乳液の量を増やし、油分と水分の両方をしっかり補給するケアが必要です。入浴時に熱すぎるお湯を使うと肌の皮脂を必要以上に洗い流してしまうため、38〜40度程度のぬるめのお湯を使うことが推奨されています。
👨⚕️ 当院での診療傾向【医師コメント】
高桑康太 医師(当院治療責任者)より
「当院では、「皮脂が多いのに乾燥している気がする」というお悩みでご来院される方が非常に多く、その多くがインナードライの状態にあることが確認されています。テカりを抑えようとするあまり洗浄力の強い製品を使い続けた結果、バリア機能がさらに低下するという悪循環に陥っているケースが少なくありません。ご自身の肌質を正確に把握したうえで、水分補給とバリア機能の回復を中心としたスキンケアに切り替えることが改善への第一歩ですので、肌の状態にお悩みの方はどうぞお気軽にご相談ください。」
🔍 よくある質問
脂性肌は皮脂が多い一方で水分量も比較的保たれている状態です。一方、インナードライは表面はベタついているのに肌の内側では水分が著しく不足しています。見た目が似ているため混同されやすいですが、ケア方法が異なるため正確な見極めが重要です。
いくつかのサインで確認できます。「洗顔後につっぱるのに時間が経つとベタつく」「夕方にテカりと粉ふきが同時に起こる」「保湿しても潤いがすぐ消える感じがする」といった症状が複数当てはまる場合、インナードライの可能性があります。より正確な診断は皮膚科や美容クリニックでの肌測定をおすすめします。
「皮脂を抑えること」ではなく「水分を補給してバリア機能を整えること」が最重要です。低刺激な洗顔料で肌を清潔に保ち、保湿成分豊富な化粧水を丁寧に重ねづけし、乳液やクリームで水分に蓋をするという基本の流れを丁寧に行うことがインナードライ改善の基本となります。
ヒアルロン酸・セラミド・グリセリン・ナイアシンアミドなどは水分保持やバリア機能強化に役立つためおすすめです。一方、エタノール(アルコール)配合の化粧水や脱脂力の強い界面活性剤(ラウリル硫酸Naなど)を含む製品は肌の水分を奪いやすいため、できるだけ避けることが望ましいです。
大きく影響します。睡眠不足はバリア機能を低下させ、水分不足や栄養バランスの偏りは肌の保水力を損ないます。1日1.5〜2リットルの水分摂取、ビタミンやオメガ3脂肪酸を含むバランスの良い食事、十分な睡眠、ストレス管理、室内湿度50〜60%の維持などを心がけることがインナードライの改善につながります。
💪 まとめ
インナードライとは、肌表面はベタついているのに内部では水分が不足しているという複合的な肌状態であり、自分の肌質を誤解しやすいために適切なケアができていないことが多いトラブルです。
インナードライの原因はバリア機能の低下、誤ったスキンケア習慣、紫外線ダメージ、生活習慣の乱れなど多岐にわたります。そのため、スキンケアを見直すだけでなく、食事・睡眠・ストレス管理・室内環境の整備など、生活全体を見直すことが改善への近道となります。
スキンケアで最も重要なのは「皮脂を抑えること」ではなく「水分をしっかり補給してバリア機能を整えること」です。洗顔は低刺激なものに切り替え、化粧水で水分を丁寧に補給し、乳液やクリームでしっかりと蓋をする——このシンプルな流れを丁寧に行うことがインナードライ改善の基本です。
もし自己流のケアで改善が見られない場合や、ニキビ・毛穴・シワなどのトラブルが続く場合は、皮膚科や美容クリニックに相談することも検討してみてください。専門家に肌の状態を測定してもらい、自分の肌に合ったスキンケアのアドバイスをもらうことで、より効果的なアプローチが見つかることがあります。アイシークリニック新宿院では、肌に関するご相談にも対応しておりますので、お気軽にお問い合わせください。
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📚 参考文献
- 日本皮膚科学会 – 皮膚のバリア機能・乾燥肌・脂性肌の定義や肌のメカニズム、スキンケアに関する医学的根拠の参照
- 厚生労働省 – 肌の健康管理・生活習慣と皮膚の関係性(睡眠・栄養・水分摂取)に関する公式情報の参照
- PubMed – セラミド・ヒアルロン酸・ナイアシンアミド等の保湿成分の効果およびバリア機能に関する国際的な学術研究文献の参照
監修者医師
高桑 康太 医師
保有資格
ミラドライ認定医
略歴
- 2009年 東京大学医学部医学科卒業
- 2009年 東京逓信病院勤務
- 2012年 東京警察病院勤務
- 2012年 東京大学医学部附属病院勤務
- 2019年 当院治療責任者就任
- 皮膚腫瘍・皮膚外科領域で15年以上の臨床経験と30,000件超の手術実績を持ち、医学的根拠に基づき監修を担当
- 専門分野:皮膚腫瘍、皮膚外科、皮膚科、形成外科
- 臨床実績(2024年時点) 皮膚腫瘍・皮膚外科手術:30,000件以上、腋臭症治療:2,000件以上、酒さ・赤ら顔治療:1,000件以上
- 監修領域 皮膚腫瘍(ほくろ・粉瘤・脂肪腫など)、皮膚外科手術、皮膚がん、一般医療コラムに関する医療情報
佐藤 昌樹 医師
保有資格
日本整形外科学会整形外科専門医
略歴
- 2010年 筑波大学医学専門学群医学類卒業
- 2012年 東京大学医学部付属病院勤務
- 2012年 東京逓信病院勤務
- 2013年 独立行政法人労働者健康安全機構 横浜労災病院勤務
- 2015年 国立研究開発法人 国立国際医療研究センター病院勤務を経て当院勤務
